稽古日誌:1999年9月

道場開設以来2年と4ヶ月で、トップページのカウンタを一桁増やした。 つぎに桁を増やすのは15年後くらいか?
ただ、年に2Mbのペースで容量が増えているので(現在7Mb弱)、 その時は最大25Mbまでのbiglobeには居られなくなるだろうなぁ。 それにしても2Mbで月200円の拡張料金、もう少し安くなりませんか?→biglobe殿。


翌月分


30日(木)

Bourgogne Pinot Noir '95
ブルゴーニュ ピノ・ノアール '95
Paul de REJOLY
ポール・ドゥ・レジョリ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\1,18099/09/25 元町ユニオン 鎌倉店成城石井
懲りずにまたまた安ブルゴーニュを。裏書きには『ブルゴーニュでもっともポピュラーな赤ワイン』 なんて書いてあるんで、言葉を変えれば大量生産造り手ってことか。 でも'95とこのクラスにしては古めなのがちょっと不思議。どっかで大量に眠ってたのかな?
で、結果、結構ダメダメ。 色は薄いし、香りは全然ブルゴーニュっぽくなくて、 安ローヌみたいな青畳っぽいトボケた香り。 味も、全然ブルゴーニュじゃなくて、ホントに安ローヌ風。 ローヌが嫌いなわけじゃないけど、ブルゴーニュ買ったのにその雰囲気が無いのはいただけない。 ブラインドで飲んで、このワインを「ブルゴーニュだ」 と言い当てられる人が居るとは決して思えないほどにブルゴーニュらしくないワイン。
半分は明日に残した。明日めっちゃくちゃ美味しくなってたらそれはそれで不気味。
翌日、やっぱイマイチ。
55点自宅にて

28日(火)

Terre di Ginestra Rosso '96
テッレ・ディ・ジネストラ ロッソ '96
Terre di Ginestra
テッレ・ディ・ジネストラ
Rosso
Sicilia (IGT)
シチリア (インディカツィオーネ・ジオグラフィカ・ティピカ)
Sicilia (Italia)
シチリア (イタリア)
\1,23099/09/14 横浜君嶋屋中島董商店
先日、かなりイケてるシチリア産のワインを飲んだ。 で、家に帰ってみれば…あるじゃないですか、10本にも満たない道場の在庫の中にシチリア産のワインが。 というわけで稽古。
コルクが屑コルクを固めたヤツだったんで、その時点でちょっとガックリだけど。 でも色は案外濃い。イタリアらしい明るめの濃さ。("明るめの濃さ"に違和感を覚える方へ →"明暗"と"濃淡"は違うと思ってます) 香りはなんだかとってもイタリアっぽい。弱いんだけどやっぱりオレンジを感じる香り。 味も悪くはない。軽ーるくて明っかるいんだけどペラペラ感はなくて、 うーんボンジョルノ・イタリアーノな味。
3日前の再現とはならなかったけど、まぁこれはこれでよぅござんすよ。
(なぜか師範代には美味しいらしい)
68点自宅にて

26日(日)

La Rosine "Syrah" '96
ラ・ロサン "シラー" '96
Michel Ogier
ミシェル・オジェ
Rouge
Collines Rhodaniennes (VdP)
コラン・ロダニエンヌ(ヴァン・ドゥ・ペイ)
Cotes du Rhone (France)
コート・デュ・ローヌ (フランス)
\2,96099/09/14 横浜君嶋屋横浜君嶋屋
門下生第十二号、たねもり女史お勧めのワインは、 ローヌ地方のヴァン・ドゥ・ペイ。 ヴァン・ドゥ・ペイのくせに3,000円近くするなんてなかなかふざけたワインだけど、 門下生のお勧めでもあり、かつなんとも美味そうな見た目だったんで思い切って購入。
色はまぁ真紫系の若い濃さで、値段/地方相応って感じか。 香りは大したもんだと思う。シラーという品種が一般に「スパイシー」だといわれる主因となっていると思われる、 ちょっととぼけた刺激のある香り満載(でも、師範はこの香りでスパイスは想起しないけどね)。 味もなかなかなもの。熟成感とかは皆無だけど、 なんだか品が良くて、スルッと口の中に入ってくる感じ。
確かに名前の割には高品質、この値段払っても後悔の無いワイン。 でも、このワインでアンテナがピリリと来るたねもり女史は、 かなり人生経験豊富な御仁とみた。だってかなりツウ好みですわ、このワインって。
75点自宅にて

25日(土)

本日は鎌倉へお出かけ。
夕食は、鶴岡八幡宮の参道沿いにあるイタリア料理「
ア・リッチョーネ」にて。 このお店、手打ちパスタや釜焼きピッツァが食べられるってことなんでちょっぴり期待して。
で、行って驚いた。ピザあたりを軽く、なんて気持ちだったんだけど、 どうしてどうしてちゃんとしたリストランテ。 どうもミラノにある同名店の支店らしい。
我々が食べた料理(二人分)は と、メイン抜きの比較的軽いもの。
いやはやなかなか美味いですよ。前菜はアンティパスト台から自分で選べて楽しいし、 ピッツァは期待した通りクリスピーで。 タリアテッレは手打ちだったんだけど、手打ちらしいモソモソ感はあるもののちょっとコシに欠ける点が残念。 でもソースは抜群の美味しさ。シャーベットは…まぁ生の桃では無さそうかな。 エスプレッソは期待通り濃くて美味しい。

(失礼ながらあまり期待してなかったってこともあるけど)なかなか力の入った料理に大満足。 サービスも、ワインが空になる時間がしばしばあったりする以外は説明も丁寧だし、 なんか「楽しんで一生懸命やってます」ってのが伝わってきて良い感じ。 今度はちゃんとコースを食べに行こう、って気になるお店。

で、このお店はワインも凄い。
写真付きのワインリストには100種以上のラインナップが並んでおり、見るだけでも大変。 (結構売り切れも多いのはご愛敬か) 安いやつは2,000円台から、高いのはガヤやルーチェまで。 ガヤのスペルスが20,000円だったんで、結構安く出されてるように感じた。 さらに、本当に凄いのはそのラインナップのほとんどがグラスで飲めるってこと。 残りはどうするんだろう…って心配してしまう。

で、師範がボトルで飲んだワインはこれ。

Terrale Bianco '97
テラッレ・ビアンコ '97
Casa Vinicola Calatrasi
カーサ・ヴィニコーラ・カラトラージ
Bianco
Sicilia (IGT)
シチリア (インディカツィオーネ・ジオグラフィカ・ティピカ)
Sicilia (Italia)
シチリア (イタリア)
(\2,900)99/09/25 レストラン "ア・リッチョーネ"アルカン
上記のようなリストなんで、自分で選ぶのを放棄。お店の方に「白で4,000円位で華やかな香りのヤツを」 ってお願いしたら、推薦されたのはシチリア島のIGT。 なかなか渋いセレクションだ(っていうか珍しい)し、お値段もお手頃だし迷わずチョイス。 って、実際はソアヴェと迷ったんだけどね。
結果、「恐れ入りました」ってなワインでありました。 注がれているハナからわかる色の濃さ。 それも、黄色っぽく濃いってんじゃなくて、ちょいとオレンジ色っぽく濃いところがさずがシチリア島(?)。 香りもなかなかであります。やや樽香もあるし、確かにミカンの花みたいな華やかさがある。 味もオッケー。濃いくせに柔らかいんですよ。お店の人の推薦文句と値段から、 香りは良いけど味はペラッペラ的なものを想像してたんだけど、どうしてどうしてパワフルな白です。
お店でこの値段でこの内容。 また、グラスもちゃんとした (リーデルのボルドーを一回り小さくスリムにしたくらいのボウルで口当たりは薄く脚はリーデルより細い) ものだし、とにかくすっごく得した感じ。

77点鎌倉のイタリア料理 "ア・リッチョーネ"にて

料金は二人分しめて税込み10,741円。ご近所というにはちょっと遠いけど、 良いご近所レストランを発見、ってな気分。


24日(金)

Chateau de Saint-Laurent '98
シャトー・ドゥ・サン・ローラン '98
St. Laurent de la Caborerisse
サン・ローラン・ドゥ・ラ・カブレリッス
Blanc
Corbieres
コルビエール
Languedoc & Roussillon (France)
ラングドック・エ・ルーション (フランス)
\90099/09/14 横浜君嶋屋稲葉
最近、稽古相手は白が多い。なぜかっつーと、やっぱり暑い夏にワイン買いに行くと、 赤より白のほうが美味そうに感じるんで多めに買い込み。 で、そろそろ秋めいてきて白より赤かなぁなんて時期になって来たから、 在庫一掃的に白を飲んでるってな具合で。
色は相当薄い。色だけ見たらダメ系のワインなんだけど、香りは結構ある。 ソーヴィニョン・ブランかなぁ、ボルドー白風の香りがあって、 なんだか可愛らしくて良い香り。 味も良いですよ。渋味も酸味も苦味もあるけど、 それぞれが突出するわけじゃなく「美少女三姉妹」的な雰囲気で。
とにかく「可愛らしいなぁ」と思えるワイン。 妖艶なヤツばっかりだと疲れるでしょ、ワインも人間関係も。 …とかなんとかいろいろゴタクを並べるより、まったく抵抗無くスルッと一本飲んでしまったってことが一番確かな情報かも。
71点自宅にて

22日(水)

Gewurztraminer '96
ゲヴュルツトラミネール '96
Hugel et Fils
ヒューゲル・エ・フィス
Blanc
Alsace Gewurztraminer
アルザス・ゲヴュルツトラミネール
Alsace (France)
アルザス (フランス)
\1,58099/08/14 やまや新宿店やまや
急に冷え込んだってことで、師範代が準備した夕飯はしゃぶしゃぶ。 しゃぶしゃぶって肉料理のようでいて肉料理にあらず(特に師範宅ではポン酢のみなので)だから、 赤でなくて白を。選んだのはアルザスの名門、ヒューゲルのゲヴュルツトラミネール。
色は普通。濃くなく薄くなく、明るくなく暗くなく。 香りは良いんですわ。アルザスっぽい華やかさと、ゲヴュルツっぽいライチ香、 それぞれを十分に備えた香り。 味はちょっとねぇ。とにかくガチャガチャ。アルコール感と苦味が突出していて、 その後ろから甘味が媚びを売るといった風情の味わい。
香りだけならホントに良いんだけど、味わいがバラバラ。 ヒューゲルさんって、これくらいのレベルのワインでも長熟させるのを目指してるのかな?
69点自宅にて

21日(火)

Bourgogne Pinot Noir '97
ブルゴーニュ ピノ・ノアール '97
L.A.Montoy
L.A.モントワ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\98099/09/12 富士スーパー横浜南店内 東海屋本店フィスコ
先週末にけっこう良いブルゴーニュを飲んだんで、今日あたりやりたくなることは… もちろん「安ブルゴーニュってのはどうだったか」の確認。 安ワイン道場師範たる者、軸足は安い側に置いているべきであり、 これは大変重要なことでもある、なんてね。
色は、なんだか新大陸的なストレートさながら結構濃くて、 97年という年が良い年であったことを想像させる(ホントか?) 香りは…まぁこんなもんでしょ。 味は…まぁこんなもんでしょ。
正直言って「まぁこんなもんでしょ」なワイン。 美味いか不味いかの1次元ベクトルで判断すれば「あんまり美味くない」の烙印を押されそうだけど、 それでもやっぱりブルゴーニュっぽさはあるんですわ。 『ヘタウマ』というか、『知る人ぞ知る』というか。
65点自宅にて

18日(土)

本日は、友人N夫妻の無事なる分娩を祈願してN夫妻、O夫妻、師範、師範代の6名で食事会。
場所は、以前から行ってみたかった銀座の"オストラル"で。

このお店のメニューにコースはなく、アラカルトのみの構成だけど、 デミ・ポーション(半分量)を選ぶことも出来るから選びやすい。 師範・師範代が食べたのは以下(全てデミ・ポーション)

いやはや美味い。なんだか想像を超えた美味しさの皿がいくつかあって、 過去行ったレストランの中でも筆頭にあげられるくらい素晴らしい料理。 特に、師範代が食べた前菜"アワビと岩カキ"はめちゃくちゃ美味しかった。 師範は「自分もそれにすれば良かったなぁ」と後悔し、師範代は「フル・ポーションにすれば良かったなぁ」と後悔するほど。
サービスの人の説明も非常に丁寧(丁寧過ぎて我々ごときでは頭に入りきらないこともあり)だったし、 適度にフレンドリーな応対も気持ちの良いもの。

まずグラスのシャンパーニュで乾杯。

師範の好きなすっきり系シャンパーニュで、香りも良く泡もキメ細かくて合格。

その後飲んだワインは以下。

Sancerre "La Bourgeoise" '97
サンセール "ラ・ブルジョアーズ" '97
Henri Bourgeois
アンリ・ブルジョア
Blanc
Sancerre
サンセール
Loire (France)
ロワール (フランス)
(\6,000)99/09/18 レストラン "オストラル"
飲む人間が4人居るんで、まぁ3本くらいはいくだろうと思い、まずは白から。 サービスの人に「軽めで華やかな白を」とお願いしたら、 このワインと南アフリカのシャルドネを薦められた。 『サンセールの方が香りは華やかですよ』ってことだったんでこっちをチョイス。 アンリ・ブルジョアは結構評判の良い造り手らしい。
…で、確かにすごく華やかな香り。 ソーヴィニョン・ブランなんだけど、なんだかリースリングみたいな揮発油系の華やかさ。 樽はほとんど感じないんだけど、どことなくピーナッツみたいな香りがあって、それも楽しい。 味わいも軽やかで、グイグイいけちゃう感じ。
ロワールってあんまり飲む機会がなかっただけど、これだったら楽しいね。
81点レストラン"オストラル"にて

Chassagne-Montrachet "Cuvee l'Estimee" '96
シャサーニュ・モンラシェ "キュヴェ・レスティメ" '96
Jean Noel Gagnard
ジャン・ノエル・ガニャール
Rouge
Chassagne-Montrachet
シャサーニュ・モンラシェ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\8,000)99/09/18 レストラン "オストラル"
メインのワインは下のデュジャクにすることに決めて、「その前に中継ぎとして飲むワインは?」 と相談したら、ブルゴーニュ赤のページにあるワイン(30種くらい)の中で一番安かったこれを薦められた。 デュジャクが濃くしっかりした造りなんで、柔らかい感じのワインが良いでしょう、ってことで。
やや明るめながらちょっとオレンジがかった感じもある、単調でない色合い。 若いブルゴーニュらしい木苺っぽさが可愛らしい香り。 スルッと口のなかに入ってきてポァンと拡がる感じで、酸っぱすぎず渋すぎずなんとも雰囲気のよい味。
強烈な個性みたいなのは感じないけど、雰囲気が良くて料理に合わせやすいブルゴーニュでした。
81点レストラン"オストラル"にて

Gevrey Chambertin 1er Cru "Aux Combottes" '93
ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ "オー・コンボット" '93
Domaine Dujac
ドメーヌ・デュジャク
Rouge
Gevrey Chambertin 1er Cru
ジュヴレ・シャンベルタン 一級畑
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
(\16,000)99/09/18 レストラン "オストラル"
リストを眺めていたら、手の届く値段でデュジャクが2本。ヴォーヌ・ロマネとこれがどちらも16,000円。 他にもいろいろあったんだけど、なんとなく頭の中がこれらに占有されてしまい、この2本から選ぶことに。 で結局「今飲んで美味しいのはこちらです」というお店の方の推薦もあってこちらを。 (このワインは'92の経験あり。それも参加者のN氏宅で。)
先ほどのワインより濃い色合い。意外だったのは、ちょっと茶色を感じる色合いでかなり熟成した雰囲気があること。 香りは、やや強めの樽香ながら果実香も強く、かなり高いレベルでバランスが取れている感じ。 味は、思いのほか酸味が強い。もちろん"酸っぱー"って程じゃないけど、 ちょっと意外。もうすこし丸みがあれば良かったんだけど。
香りは大合格、味があとちょっとかなぁ。'92のほうが好印象。それでも美味かったけどね。
85点レストラン"オストラル"にて

Chateau de Sainte-Gemme '83
シャトー・ドゥ・サント・ジェム '83
Ch. Lanessan
シャトー・ラネッサン
Rouge
Haut-Medoc (Cru Bourgeois)
オー・メドック (ブルジョア級)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
(\9,000)99/09/18 レストラン "オストラル"エノテカ
まあ例によって3本ではもの足りず、「チーズもあることだから…」とかなんとか言いながらもう一本。 締めはやっぱりボルドーでしょうってことで、 師範の目に留まったのは(要は安めのやつ、ってことだけど)ブルヌフの'96とこれ。 で、皆さんのご意見もあって古いこれにすることに。
かなりアルコールも廻ってきてたんであんまり詳しいことは覚えていないけど、 ちょっと「過ぎた」感じは否めないワインだったような。 もちろんそれなりに美味しくて、熟成ボルドーの雰囲気を味わえるんだけど、 チーズと合わせるとさすがに力負けしてしまう。
若めのやつにしておけば良かったかもだけど、どうせ酔っぱらいですから、ええ。
(75点)レストラン"オストラル"にて

その後、食後酒として

も頂いたんだけど、造り手とかはメモリ忘れ。まろやかでリンゴの香りも残ってて美味しゅうございましたが。

…とまぁこんな感じの食事会。ワインも美味しかったけど、なんといっても料理に大満足。
で、6名分の費用はしめて13万円弱。日本経済の回復に大貢献しております。


17日(金)

Cuvee Henri Cabernet Sauvignon '96
キュヴェ・アンリ カベルネ・ソーヴィニョン '96
Cellier de la Comtesse
セリエ・ドゥ・ラ・コンテッス
Rouge
Oc (VdP)
オック(ヴァン・ドゥ・ペィ)
Languedoc & Roussillon (France)
ラングドック・エ・ルーション (フランス)
\65099/08/28 酒奉行 保土ヶ谷店モトックス
"キュヴェ・アンリ"という名の南仏安ワイン。 アンリと言えば「オリビアを聴きながら」という曲は名曲であったな、などと懐古に浸りつつ。 (全然関係ない)
単調ながら濃い色合いは瓶の外からも分かってて、色的には結構期待が出来る。 香りは…無いわけじゃない。新大陸のソレと比べると、 しとやかというか、消え入るようなというか、とにかくおとなしげなカベルネの香り。 味は…、薄べったい。渋味は感じるけどそれ以外が弱くて、なんかシャバシャバした感じ。
時間が経つとちょっとだけ厚みが出て、ちょっとだけ甘味が増しはしたけど。
値段から考えればまぁそこそこなワインだけど、 決して人様にお勧めできるようなワインではなくて残念。
60点自宅にて

15日(水祝)

Cotes du Jura "La Poiriere" '97
コート・ドゥ・ジュラ "ラ・ポアリエール" '97
Dom. Voorhuis-Henquet
ドメーヌ ヴールイ・ヘンケ
Blanc
Cotes du Jura
コート・ドゥ・ジュラ
Jura (France)
ジュラ (フランス)
\3,00099/07/25 ゴトー酒店グローバル
鯵が5匹で380円と安かったので購入。 それで、鯵のカルパッチョや鯵のプロバンス風重ね焼きなんかを師範自ら作って。
それに合わせたのは、 フランスのジュラ地方でそうとう贅沢な造り方をされているらしいワイン。 なんだか"ワインの伝道師"川島なお美嬢が「このブルゴーニュおいしいヮ!」と言ってたそうな。
色はかなり濃くて、レモン色を濃縮した感じ。ネットリ感も十分。 香りは、最初鼻で嗅いだ時はそれほど樽を感じなくて、 柑橘類と蜜の香りが主体だったんだけど、口に含むとモロ樽香。 スコッチウィスキーみたい。 味は、強い樽香の割には案外バランス良くて、酸味と甘味が一体化してまろやかな雰囲気。 口の中に何の抵抗もなくスルーっと入ってくる。
時間が経つと香りが刻々と変化。基本的には樽由来の"木"系の香りなんだけど、 徐々に甘く、徐々にミシッとした香りに変化して、それはそれで楽しい。
師範は元来、白ワインはサッパリしたものが好きなんでこの点数。 こってり系の白が好きな方だったら「まるでムルソー」 と感じそうなこのワインはきっと気に入ると思う。
74点自宅にて

14日(火)

Riesling Auslese '98
リースリング・アウスレーゼ '98
Weinkellerei A.Biroth
ヴァインケレレイ・A・ビロース
Blanc
Nahe (Burg Layer Shlosskapelle) Auslese
ナーエ (ブルク・ライヤー・シュロスカペル)アウスレーゼ
Nahe (Deuche)
ナーエ (ドイツ)
\1,58099/08/14 お酒のアトリエ 吉祥伏見ワイン ビジネスコンサルティング
ご存知の通り、師範はウスラ甘いワインは苦手。 それはきっと「飲みやすぅーい!」と言われることを狙った、 国内大メーカー系の激安ワインでの経験がそうさせているのであろう。 で、なぜか深層意識の中で(高級系でない)ドイツワイン、これもその範疇に入れてしまっている。 そういった「飲まず嫌い」ともとれる苦手意識を払拭せんとして選んだのがこのワイン。 当然畑とか造り手の知識も無いんで、「甘口」と書かれたドイツワインを無造作に買ったもの。
まずコルクに呆れた。1.580円も出したのにめっちゃ短い集成コルク。 コルクを喰うわけじゃないけど、気合が入ってない証ではある。 色も薄い。アルコール度数が9%と低いから粘性も無くサラッと系の見た目。 香りも弱い。師範が贔屓にしているアルザスのソレだったらこの3倍は香りがあるね。 三ツ矢サイダーみたいな香りがちょっと意外ではあるけど。 時間が経つと唾臭くなるのもあんまりねぇ。 味、甘い。ソーテルヌほどでは無いにしても、 これは「ウスラ甘い」を遠く通り越した「ド甘い!」って甘さ。 ここまで甘いとなぁんかふっきれて、「いいじゃんこういうのも」って気になるから不思議。 酸味もしっかりしている点が好印象側に振っているとは思うけど。
甘い白ワインに合わせて選んだ料理はサワラの西京焼きだったんだけど、 なーんか料理には合わんです。
ここまで甘いとそれはそれでオッケーかなぁ、って気にはなる。 でも、どんな料理にも合わなそうな気がする。 だもんで、そのままで一本飲むのはちょっと辛いかなぁ。 甘甘ファンの方々は甘口ドイツワインに何を合わせてるんだろ?
67点自宅にて

12日(日)

Mont Gras Cabernet Sauvignon Reserva '97
モント・グラス カベルネ・ソーヴィニョン レセルバ '97
Mont Gras
モント・グラス
Tinto
Colchagua Valley (Chile)
コルチャグア・ヴァレー (チリ)
\1,58099/08/14 お酒のアトリエ 吉祥山信商事
まだまだ暑い。今日の料理は夏らしく餃子。こういう香りの強い料理に合わせるワインは、 やっぱりある程度濃くて甘味を感じる赤かなぁ、と考えこのワインをチョイス。 これは以前飲んで結構好印象だったワインの高級版。 値段は1.5倍以上、それだけの価値があるかな?
色は当然濃い。でもド紫で単調な濃さ。 香りも予想通り。なかなかのボリュームで、カシスやインクをストレートに感じる香りで。 で、ここで"一般的なチリワインの良いやつ"だとだいたい味がガッツンガッツンに濃く固いんだけど、 これはそうでもなくて案外柔らかく、スルスルっと口の中に入ってくる。
かなり高品質。ニューワールド・ワインにありがちな"一本調子さ"は否めないけど、 そうだと割り切って飲めばなかなか楽しめる。
75点自宅にて

11日(土)

Leon de Tarapaca Chardonnay '97
レオン・デ・タラパカ シャルドネ '97
Vina Tarapaca
ビーニャ・タラパカ
Blanco

Maipo Valley (Chile)
マイポ・ヴァレー (チリ)
\88099/08/28 酒奉行 保土ヶ谷店リードオブジャパン
9月になっても未だ暑い日が続く毎日。 こんな日は軽めで華やかな白ワインといきたいところだけれども、 あいにく該当するもの無し。 代替案としてこのチリの白を。軽めの造りだったら嬉しいけれども。
…と思ったけどやっぱりベッタリ系だった。 色は薄目、でもネットリ感がある。 香りはいかにもチリの白。樽は感じないけれども、 パイナップルが腐る寸前みたいなただれた甘さを感じる香り。 味は濃い。甘味がベタっとして、後味に苦味が残る。
値段を考えれば、こういう濃い造りで13.5%と高いアルコール度数のワインは かなり評価できるんだと思うんだけど、 ちょっと本日の嗜好と合わなかった。 そもそもこういう白はあんまり好みじゃないし。(だったらなぜ買う?)
61点自宅にて

9日(木)

Ch. les Hauts de Pez '95
シャトー・レゾー・ドゥ・ぺ '95
Ch. Tour de Pes
シャトー・トゥール・ドゥ・ぺ
Rouge
Saint-Estephe (Cru Bourgeois)
サンテステフ (クリュ・ブルジョア)
Bordeaux (France)
ボルドー (フランス)
\1,68099/08/14 やまや新宿店やまや
なんかあんまり体調が良くない日。「だったら飲まなきゃ良いじゃねぇか」 と言われそうだけど、なんか酒飲むとすっきりするかなぁ、なんて期待するじゃないですか。 …そんなわけで、あんまりガシガシしてなくてやわらかそうなワイン、 サンテステフのクリュ・ブルジョアをチョイス。
まずコルクが素敵。ツルツルっとした肌で、しっかり長くて液面と触れる部分は真っ黒。 十分期待させてくれます。 ワインの色もしっとりと濃くて好印象。 香りは大合格。ボルドーの良いやつっぽいなんとも言えない複雑な感じと、 カベルネ主体っぽいちょっと青いような香りが入り交じってて。 消し炭のような樽香もグッド。 味もなかなか。濃さという意味ではちょっと頼りないかも知れないし、 まろやかって程でもないけど、その素質十分というか、 飲んでてドンドン杯が進む雰囲気。
なかなかどうしてイケるワイン。体調が良くないといいながら一本飲み干し。 でも飲み干した今(これを書いている時)はハッピー気分。 やっぱワインは「百薬の長」ですわ。
77点自宅にて

6日(月)

Dom. Saint Martin de la Garrigue "Bronzinelle" '96
ドメーヌ・サン・マルタン・ドゥ・ラ・ガリーグ "ブロンズィネル" '96
Saint Martin de la Garrigue
サン・マルタン・ドゥ・ラ・ガリーグ
Rouge
Coteaux de Bessilles (VdP)
コトー・ドゥ・ベッスィーユ (ヴァン・ドゥ・ペイ)
Languedoc & Roussillon (France)
ラングドック・エ・ルーション (フランス)
\1,28099/08/14 お酒のアトリエ 吉祥片岡物産
今日は休肝日にする予定だったんだけど、道場に配水管清掃の業者が来るってことで師範代がお休み、 でなんとなく飲みたくなってワインを飲むことに。
このワイン、なんだか「気合の入った南仏の…」みたいな謳い文句と共に売られていた気がするけど詳細失念。
色は濃い。この値段とは思えない濃さで期待が高まる。 香りもオッケー。あんまり南仏ぽくなくて、どっちかっていうとボルドーの右岸っぽい感じ。 メルローを使ったりしてるのかな?。樽香もあって緻密な香りは十分に合格点。 味もなかなか。若さゆえに渋味が前面に出ているのは否めないけど、 雰囲気としては悪くない。 時間が経ってもまろやかにはならず、より渋味が強調されるのは残念だけど。
かなり力の入ったワイン。こういうのはあと数年経ったら良いんでしょうね。 でも、このクラスのワインを数年寝かせる人って少ないんだろうけど。
73点自宅にて

5日(日)

本日は、師範代と焼肉を食べに。
師範宅では、焼肉・寿司・フレンチは、どう頑張っても自宅では美味しく造り得ないんで、 外食にたよります。
本日行ったのは、ご近所の焼肉屋、国道1号線 権太坂を過ぎたあたりの「焼肉 港」。 頼んだメニューは、
しめて税込み8,715円。日によってばらつきはあるもののなかなか高品質の肉で、 広く落ち着いていて煙たくない店内で食べられるのでお気に入りのお店です。

「ワイン:600円」と書いてあったの頼んだのが以下。

Polaire 生葡萄酒 赤 N.V.
ポレール きぶどうしゅ 赤 (ヴィンテージ無し)
Sapporo Wine
サッポロワイン(株)


(Japan)
(日本)
(\600)99/09/05 焼肉・港
メニューには「ワイン」としか書いてなかったけど、お店の人に聞いたら赤と白があったみたい。 まぁ白も同銘柄「生葡萄酒」なんでしょうね。 だいたいからして美味いワインに巡り合う可能性なんて極めて低いんだけど、 ビールのジョッキと同じ値段だったら(恐いもの見たさも手伝って)飲んでみることに。
色は相当薄い。濃いロゼとトントンくらいか。 香りも弱い。ちょっと雑巾っぽさがあるあたり、南仏のカリニャンとかグルナッシュが入っているのかなぁ、なんて。 味も軽い。赤ワインというより白ですな。目をつぶったら分からない。
美味くはないけど、なんだか想像通りだったんでそんなに腹も立たない、ってのが正直なところ。
42点「焼肉 港」にて

4日(土)

Bourgogne Pinot Noir '96
ブルゴーニュ ピノ・ノアール '96
Simon Moutier
シモン・ムーティエ
Rouge
Bourgogne
ブルゴーニュ
Bourgogne (France)
ブルゴーニュ (フランス)
\2,00099/08/01 紀ノ國屋等々力店中島董商店
このワイン、紀ノ國屋で「通常2,000円のところ特価1,200円」だと思って買ったけど、 レジを通ったらなぜか2,000円。もう一回売り場に確かめに行ったら 「通常2,000円、会員価格1,200円」だと。ちくしょー、て感じ。
色はまあ普通。ピノ・ノアールとしてはちょいと濃い目か、ってくらい。 香りもまぁ普通。若くて安いピノ的な、ストレートなゴム/革香。 味わいも言ってみれば普通。そこそこの渋味、そこそこの酸味、 安めのブルゴーニュとはこんなもんだ、って感じそのまんま。 ちょっと後味に苦味があるのは、師範の保存状態が悪かった可能性もあるので言及せず。
普通の安ブルゴーニュ。1,200円ならそこそこ満足だけど、2,000円だとイマイチ印。 ちくしょー、世田谷の金持ちになってやるぅ〜。
66点自宅にて

2日(木)

Lar de Barros Reserva '94
ラル・デ・バッロス レセルバ '94
Bodegas Inviosa
ボデガス・インヴィオーサ
Tinto

Extramadura (Spain)
エクストレマドゥラ (スペイン)
\95099/08/14 ナショナル麻布オーデックス・ジャパン
最近平日はなかなかゆっくり飲む時間がとれない。いやだなぁこんな生活。
なんとなくテンプラニーヨが飲みたくなってこのワインをチョイス。 94年レセルバでこの値段はスペインならではだけど、 DO表示も無いしVino de Mesaとも書かれてないのが不思議。 あ、写真ではラベルが剥がれかかってミットモない姿だけど、買った時はちゃんとしてました。
コルクは結構長くてしっかり、高級感を漂わせている。 色はかなり濃い目でオレンジがかった感じもあって、熟成高級ワイン的雰囲気。 香りのボリュームもなかなか。ただ、テンプラニーヨっぽい田舎臭さというか、 人様の表現だけど「ヤニくさい」といった感じがピッタリな雰囲気。 味はかなり酸味が強い。微妙に甘味も感じるけど、ヤニくさい雰囲気と酸っぱさが主体。 グラスに注いで時間が経つと、さらに酸味が突出してくる。
テンプラニーヨの良さも悪さもご開帳、ってな感じのワイン。 「テンプラの会」なんてのを開こうとしているマニアな方には受けるかもだけど、 師範にはちょっとエキセントリック過ぎるなぁ。
67点自宅にて

先月分

by 師範