門下生(1999年報告分)


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門下生第三十一号鈴木 大 殿より。 (報告日:1999年12月28日)
キュヴェ・ミティーク 1996

もうすでに一門の方でお試しになった方もいるかと思いますが、 キュヴェ・ミティークの96はとても良かったです。 値上がりするワインが多い中で、逆に値下がりしているワインですが、 (インポーターが変わったのでしょうか?) とても¥2000以下とは思えない充実感があります。 下手なボルドーを飲むよりずっと幸せになれます。

---師範より---
御入門ありがとうございます。
キュヴェ・ミティーク '96は師範も以前飲んでおりますが、 いかんせんワイン会みたいな席で一杯だけだったんであまり強い印象がありません。 比較的あちこちで見かけるワインですので、今度じっくり飲んでみるとします。
今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第十七号 舞 殿より。(報告日:1999年12月6日)
'95 Saint Romain (Verget)

Bourgogne
\2,350(松屋酒店)

 ムルソー好きなことを自覚し、少々近くでつくられているお手頃なものを、 と選んだのがこのサン・ロマン。 …というのは大嘘で、つくり手と値段に惹かれて購入。 この値段は一人飲みには贅沢すぎるし、1、2年とっておこう、 と思っていたものの、衝動はいつも通り抑えきれず。(^^ゞ
 はやめに抜栓。ブル・グラスに注ぐと、ややレモン色の入った、 しかし予想よりずいぶん濃いぃ、黄金色のきらきらした輝きがまぶしいほど。 白は重たいのが好きなわたしは期待倍増!
 香りは、シャルドネのもたらすモノなのか(??)、もったりと、鼻にまとわりつく感じ。 しかし、やわらかさに包まれていて、ヒジョーに好み。
 一口目、まろやかだが、酸味がしっかりと感じられる。そして時間をかけ、 グラスをくるくるしているうち、どんどん丸い味わいへと変化していく。 初めに感じた酸味は弱まり、その分深みが出てきたが、最後迄清涼感が続く。 カマンベール・チーズとの相性がよかった。
 コクを求めて飲むワインではないが、2〜3時間かけてゆったりと変化をみながら白を楽しみたい、 と思った時にはもってこい。期待、裏切られず。

---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
ヴェルジェのサン・ロマン '96、実は師範も飲んではいるのですが、 いかんせん飲み会だったんで一杯だけ、かつ冷えたやつをキューっとやっちまったもんだから、 樽っぽい印象しか感じ得なかったようであります。
やっぱり師範ごときのポンコツ味覚神経だと、一杯だけでは判らんですな。 確かに「一人飲み」ってのは一見贅沢ではありますが、 考えようによっては、大人数で飲むより良さが分かって良いかも、であります。


門下生第三十号ライス鈴木殿より。 (報告日:1999年11月26日)
SANTA BARBARA WINERY PINOT NOIR 1996

原産国 アメリカ カリフォルニア州 サンタバーバラ
生産者名 BRUCE McGUIRE. WINEMAKER
品種 ピノ.ノアール
輸入業者及び引取先 カリフォルニア.ワイン.トレーディング
価格 2590円(税別)
購入店 ふじみ家

最近カリフォルニアやオーストラリア、ニュージーランドなどのピノ.ノアール種にはまっています。 特にカリフォルニアのサンタバーバラ地方のピノ.ノアールはすばらしい。 フランスのブルゴーニュ地方にはない凝縮感があり香りの豊さとあいまって とてもすばらしいハーモニーを奏でてくれます。
今回紹介させていただいたこのワインも この価格からはとても想像できないほどの幸福感を与えてくれました。 たしかに3000円以上のサンタバーバラのピノ.ノアールもあり、 それぞれとてもすばらしさを持っていますが、 この道場の趣旨とコストパフォーマンスの点から考えると この一本が現時点では最良かと思いご報告させていただきます。

---師範より---
御入門ありがとうございます。
ライス鈴木さん(イカすお名前ですね)のご報告を読んで、ちょっと目ウロコなことがありました。
師範が新大陸産のピノを飲む場合、「いかにブルゴーニュに近いか」という基準で考えていたような気がします。 ところが貴殿は『ブルゴーニュ地方にはない凝縮感がある』と仰っしゃる。 確かに「美味いもんは美味い」ワインを探すのが目的の道場だとすると、 本場っぽいかどうかなんて関係ないですね。
いろいろと勉強になりました。今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第二十七号マルキュウ殿より。 (報告日:1999年11月5日)
Chateau Puech-Haut '97

産地:コトーデゥラングドック
価格:1500円くらい
購入店:阪急三番街の酒屋(FERTA)
輸入業者:片岡物産

今回は、南仏モンペリエの三ツ星(ジャルダンデサン)で飲んだワインです。

香りは多分シラーと思われる強い香り。 味わいはタンニンによる強い収斂感。 うーんこれは南仏と思わせます。
三ツ星レストランが一押ししただけのワインです。 (こんないいワインが1500円で買えるなんて本当にうれしい限りです)
開栓後、時間がたつにつれ花の様な香りが拡がり、甘みも増していきます。 飲まれるときはデキャンタージュがお奨めです。 多分、ラベルを隠してローヌとでも言えば、値段は5000円でも納得するでしょう。 本当にうまいワインです。。 ジビエなど臭みのあるものにもぴったりです。 是非一度おためしください。
私の点数としては90点が上げられます。

---師範より---
たびたびのご報告、ありがとうございます。
そうですか、三つ星レストランでも日本で1,000円台のワインが出たりするんですか。 フランスの安ワインって、 現地のスーパーとかで買うとだいたい日本の1/3くらいの値付けだった感じがしますので、 そのレストランでは相当安く出されているんでしょうね。


門下生第二十九号とっつぁん殿より。 (報告日:1999年11月1日)
FRAY

産地:チリ
価格:780〜880円

皆さん、いいワインを紹介なさっているので私もと思いメールさせていただきました。
つい先日飲んだ物で、コストパフォーマンスかいいな、と思った物がありまして。 チリのFRAYと言う銘柄です。 友人に紹介された物でして、 カベルネ/メルロー、カベルネ、メルローの3種類を購入してみました。 カベルネ/メルローだけ空けたんですが、友人によるとカベルネも相当良いようです。
私はワインの表現はまったくといっていいほどできないので、以前飲んだワインとの 比較しかできないのですが、感じとしては、 コンチャイトロやサンタカロリーナのいい物(1500円くらいの)と比べても遜色 ないほど、濃い感じです。チリっぽいまろやかさがあって、濃いですが飲みやすいです。

---師範より---
ご入門ありがとうございます。
1,500円のワインに匹敵する780円のワインを探す喜び、 これぞ安ワイン者にしかわからない心の贅沢ですね。 1,500円だったらやっぱりビールより高くつく感じが否めないですけど、 780円だったらアルコール度数的にもビールよりお得感がありますからね。
美味しい激安ワイン情報、またお待ち申し上げております。


門下生第二十七号マルキュウ殿より。 (報告日:1999年10月27日)
CHATEAU DE CHAMBERT '90

産地:カオール
価格:2500円程度
購入店:幸田ワインハウス
輸入業者:メルシャン

ラベルにはマコン博やパリ博で銀賞を取ったと言うことや、 393300本の中の27602本目だよというような結構なことがいろいろと書いてあります。
実際に栓を抜くと少しがっかり、やや赤みを帯びた比較的薄目のワインでした。 結構こくはあるものの、 年号が年号だしもっとこくのあるどしりとしたものをそうぞうしていたのであてがはずれました。 カオールというと濃いワインという印象が強すぎたようです。 翌日になるとまろやかな優しいワインになっていました。 ボルドーというよりブルゴーニュか何かそのあたりがお好みの方には いいかもしれません。

これからも少しでも安うていいワインを探しますのでよろしくお願いします。

---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
確かに「カオールは黒ワイン」という言葉もありますように、濃いワインを想像しますね。 ただ、色は濃くても味はそんなでもない、 ってカオールを先般師範も経験しましたんで、 案外濃いのばかりでは無いのかもしれません。その辺は飲んでみなきゃ判らんですな。
ともあれご報告ありがとうございました。


門下生第二十八号MIC殿より。 (報告日:1999年10月15日)
Ch. de la Tuilerie VV '97

AC Costieres de Nimes
価格:1,480円

先日AC Costieres de Nimesという、きいたことのない南仏のワインで Ch. de la Tuilerie VV 97というのを1480円で発見し飲んでみました。
ヒュージョンソンのポケットワインブックではローヌ河口の新しいAOCらしいんですが、 これがとんでもない真っ黒けの超凝縮したワインで、びっくり。 甘酸っぱい爆発するような香りと、味わいも色に負けない濃さで、これほんとに1480円か〜?
セパージュは Syrah 90%、Grenache 10%らしいです。このVVは上から2番目のワインらしいです。 で2日目になるとシラーらしい黒胡椒のスパイシーな香りがでて、その変化も楽しめました。
南仏のワイン、探せばいろいろありますね。

---師範より---
ご入門、ありがとうございます。
南仏には、まだまだ「人知れずガッツのあるワイン」がありそうですね。 ボルドーとかって、なんだか背が高くてスーツを着込んだ紳士が葡萄を摘んでそうですが、 南仏だと、ズングリとしたおっちゃんが、 副業である自動車整備工場かなんかの油にまみれた作業着と爪の間が汚れた指で無造作に葡萄を摘んでそうで、 なんだか親近感があります(大偏見)
1,480円、安師範でも無理せず買えるお値段です。見つけたらゲットして稽古してみましょう。
それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第二十七号マルキュウ殿より。 (報告日:1999年9月29日)
モンテス・アルファ メルロー '97

価格:1,980円
購入店:エノテカ大阪店

値段とヴィンテージからたいしたことはないだろうと思った私にいきなりの1本背負い。 すばらしい香りの襲来です。 ブルーベリージャムのようなベリー系の甘い香りに始まり、 最後はブラックペッパーまたはナツメグのような香り(オールスパイスの方が適当かも) こんなに香りを総動員してどうするの?というかんじです。 肝心のお味も適度なこく、甘みをもちなかなかと思います。 これからの熟成も楽しみな1本でした。

---師範より---
再度のご報告、ありがとうございます。
モンテス・アルファ、師範も'96のカベルネ・ソーヴィニョン を飲んでおりまして、確かそれを買う時メルローも試飲したと思います。 試飲では、カベルネのほうが良いなぁと思ってカベルネを買ったつもりが、 横浜そごうのおばちゃんにメルローを渡されてしまい(白い紙に包れているんで確認が難しい)、 翌日取り替えてもらいに行ったらお詫びに'97のシャルドネ もくれた、というイワク付きのワインでした。
というわけで、是非カベルネもお試し下さい。あ、シャルドネは樽がきつすぎて師範にはイマイチでしたが。


門下生第二十七号マルキュウ殿より。 (報告日:1999年9月27日)
Gigondas '95 (E.Guigal)

昨日大阪三越で買った1本です
価格は2000円輸入元不明

コルクを抜いたときに広がる、シラー(もしかしたらグルナッシュかも)の香り。
ご本人より追伸:シラーは入ってないとのことです。
濃厚なああローヌ(やっぱりギガルだなあ)と思わせるその強烈な香りは、 なんにたとえればいいのでしょう。 ジャム(黒い果実の)、女房はなめし革のとも、なんか私はスリ立ての墨を思うのですが、 色はやや透明感があり、そこに軽さを感じます。 しかし脚は長く、ミディアムという意味を理解しました。
最初の味わいは、しっかりとしたタンニンと甘さが重さを感じさせこれはすごいと思わせました。 しかし、のどから後は酸だけが際だち、後の余韻が有りませんでした。 やはり、ここら辺が上のクラス(エルミタージュ、コートロティなど)との違いでしょうか?
しかし、この独特の癖のある香りと最初の味わいだけで、 ギガルを飲んだ!コートデュローヌを飲んだ! とわくわくさせるに十分なものでした。 トータルとしては80点はあげたいものです。

---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ジゴンダス、名前からして良いですよね、なんだか「田舎っぺ大将」的な力強さがあって。
それにしてもローヌはやっぱりギガルですか。 確かに、無名安ローヌにありがちな「濃いのは濃いんだけど、どっか抜けた部分がある」 感じがしないですものね、ギガル。とはいえ、もちろん師範はラ・トゥルク、ラ・ムーリンヌ、 ラ・ランドンヌなんてな『コレ"0"一個間違ってねぇか?』なワインは飲んだこと無いですけど。
ともあれ、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第二十六号urara殿より。 (報告日:1999年9月21日)
Geyser Peak 1998 Sauvignon Blanc, sonoma counry

近所の酒屋で$9くらいでした。
さっぱりした白がのみたかったので探していたところ、 Wine spectatorでscore 91となっていたのでホントかいなとおもい、 だまされたつもりで買ってみました。
家で飲もうと思ってみるとキャップシールはプラスチックのようだしコルクは短い。 色も小水のように薄い。安いイタリアワインのような色彩。 やはりだまされたかと思い少し冷やしてから飲むことに。 おや意外とグレープフルーツっぽい香り。意外とうまい。 カリフォルニアにありがちな樽臭い感じや濃くて甘い感じもなく飲みやすい。 かといって薄いわけでもない。

ソービニヨンブランでもけっこう甘いのがカリフォルニアに多いのですが私は苦手なのでこちらの方が好きです。 暖まると薄さを感じますが普段のみには十分だと思います。
日本でも2000円はしないのではないでしょうか?

---師範より---
はるばる米国からのご入門、ありがとうございます。 「安ワイン道場もインターナショナルになったもんだ」と一人で悦に入っております。
ご推薦のガイザーピーク、ゲヴュルツトラミナー なら飲んだことあるんですが、ソーヴィニョン・ブランをお勧めとのことであれば、 見つけたら(で、安かったら)ゲットし稽古してみることにしましょう。
それにしても『色もお小水のように薄い』とは、普段良いワインをお飲みのようですね。 私が飲んでる白ワインは、大抵ソレより色は薄いようです(体質か?)
話がシモに行ってしまって恐縮ですが、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第二号kazu殿より。 (報告日:1999年9月15日)
お久しぶり、門下生第二号のkazuです。

5月にオーストラリアのケアンズに行って、 オーストラリアワインに開眼しました。 そして、その後3ケ月約50種程のオーストラリアワインを集中稽古しました。
まだまだ、その道を究めるには程遠い道のりが残されていますが、 途中経過報告ということで、ご報告致します。

さて、稽古の結果ですが、 ほとんどのワインが外れなし。半分以上が、値段以上のパフォーマンス!! まさに「次世代を担う安ワイン産地」であると思います。 まあ、全体的に見ると、多少”厚化粧すぎる”ところもありますが、 ”濃いワイン”が流行っている現在、結構”うける”ワイン産地ではないかな? と思います。

今回、中でも印象に残った2本をご紹介致します。
(その他、日本で入手しやすいウルフ・ブラス[Wolf Blass]シリーズも オーストラリア入門用としては、非常にお薦めです。)

ちなみに、私の見る限り、 下記3店が国内でいいオーストラリアワインを買えるお店だと思います。
・ナショナル麻布スーパーマケット
・恵比寿ガーデンプレース内 Party
兵庫苦楽園「松屋」

'96 Penfolds Cabernet Sauvignon Bin407

産地:オーストラリア サウス・オーストラリア州
輸入:サントリー(株)
購入:ナショナル麻布スーパーマケット
価格: 3,000円
#消費税入れると、3,000円超えるかも・・・

色は非常に深い色調の黒紫。

香りは、非常に上品でエレガント。 具体的には、ブルーベリーやカシスといった 黒果実系の果実本来からくるみずみずしい香りと、 ほのかに漂う甘くて香ばしい樽香がうまく手を結び、 何とも言えない心地よい香りを作り出しており、 いつまでグラスの中に鼻を入れていても飽きることがない。

味は、果実がギュッと詰め込まれたようないわゆる”濃い”ワイン。 タンニンも豊富で舌が痺れるほどだし、 酸味もしっかり一本筋が通っており、 どちらかというと筋骨たくましいフルボディのワイン。 それにも関わらず、柔和で円やかな味わいに感じられるから不思議。 舌触りも滑らかで、簡単にボトル1本空いてしまった。

3,000円でこれだけの香りと味を出せるならば、文句なく注)★4つ与えられる。 また"オーストラリア恐るべし”といったワインに出会えたような気がする。 ただし、30度を超えるような残暑が激しい日にはちとヘビー過ぎて辛いかもしれない・・・。

注)弊道場では、★5段階で評価を行なっており、★4つは、師範の道場の75点〜83点?ぐらいに相当する。と思う・・・

【弊道場(=ワインの部屋)】

'96 Rosemount Estate Chardonnay "Show" Reserve

産地:オーストラリア ニュー・サウス・ウエールズ州 アッパー・ハンター・バレー
輸入:三国コカ・コーラボトリング(株)
購入:ナショナル麻布スーパーマケット
価格:2,400円

色は緑を含む麦わら色。

香りは、非常に芳香であり、 部屋一面にその”クリーミー”なアメリカン・オークの素晴らしい香りが立ち込める。 よく、弊道場の感想に「クリーミー」という言葉を書いてきたが、 この香りをかいでしまった後では、 「いままでのワインはさほどクリーミーでなかったかも?」 と思えるほど、まさに”クリーミー”という言葉がぴったりのワイン。 もちろん、その奥にオーストラリア白ワインお約束のトロピカルフルーツもしっかり感じられる。

味も芳醇で果実味がギュッとつまったコクのあるリッチな味わいが特徴。 2,400円でこれだけ濃縮度があるワインにはまず出会えない。 そういった意味で、注)★4つ。ただし、悪く言えば、かなりの厚化粧。

「残暑厳しい蒸し暑い夜、ビールの代りにすっきりとした白ワインを!!」 という時にこのワインを選択してしまうと、ヘビーすぎて全部飲めないかも? ただし、「赤の代替えとしてしっかりとした白ワインを」 といった時にはまさにうってつけのワイン。 そういった意味で、飲むタイミングと飲む人を選んでしまう値段の割に贅沢なワインである。

---師範より---
お忙しい中、ご報告ありがとうございます。
五回目のご報告は門下生最多、さすがはkazu殿、人気道場の主宰者であられるにもかかわらず謙虚な御姿勢、 まさに優良門下生であります。
貴道場は師範も毎週拝見させて頂いており、 最近kazu殿が豪州へ傾倒しておられるのに注目しておりました。 「厚化粧」と書かれておられますように、確かに師範も豪州産の白ワインには 『ニッコリ笑って大股開きのPlayboy系白人ヌード』的な大味さを禁じ得ないのですが、 50本も飲まれた中でのお勧めとあれば、なかなか期待大であります。
あ、「3,000円は破戒価格かも?」とご心配でしたが、当道場の基準は『税抜き3,000円以下』でありますゆえ ぎりぎりセーフでございます。
ともあれありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第十二号たねもり殿より。 (報告日:1999年9月9日)
LA ROSINE '96 (Michel Ogier)

価格:お店で飲んで5500円・横浜君嶋屋で2000円台後半だそうです

外で飲んでいるので、正式な稽古報告にはならないと思うのですが、 とても良いワインだったのでお勧めです。 良いシラーってあまり飲んだことが無いのでわかりませんが、 わたしが普段飲む重いがーんとスパイシーなシラーとはぜんぜん違う。 エレガントで軽くて、ほんのりスパイシーでクラクラするくらいの甘い芳香。 高価なブルゴーニュワインのような、すごく色っぽいワインです。 3倍お金を払ってエルミタージュを飲むなら、 多少の渋みを我慢してこのヴァンドペイを頂くほうが100倍しあわせ!  今直ぐでも会社サボって横浜まで買いにいきたいくらいです(いつもサボってるのですがね)。
会社の帰りに君嶋屋さんへ寄り道する事をお勧めします。だまされたと思って、是非是非!
#少し冷やした方が美味しくいただけると思います。

---師範より---
毎度のご報告ありがとうございます。
やっぱりワインは香りですよね。 良い香りのワインだったら空中に撒き散らすのが惜しいからグラスに鼻突っ込んで嗅いじゃいます。 2,000円台後半のヴァン・ドゥ・ペイ、 普通だったら二の足を踏むお値段ですけど、たねもり殿のお勧めとあれば是非稽古してみましょう。
またよろしくお願い致します。


門下生第二十五号mikeneko殿より。 (報告日:1999年8月30日)
フラスカーティ・サンタテレーザ (フォンタナカンディーダ)

産地:イタリア・ラツィオ州
購入:相模原の酒販店
価格:1,000円くらい

水のように淡い、スッキリした味わいが持ち味のフラスカーティのなかで、 その個性を失うことなく繊細な白い果実の香りと、 単純でない口当たりとしてのかすかな甘味を感じさせます。

I Quattro Mori (カステルディパオリス)

産地:イタリア・ラツィオ州
購入:ローマのトリマーニというエノテカ
価格:32,400リラ(2,200円くらい)

ぶどうはシラーズ(珍しいでしょうイタリアで。)
ちょつと高いですが、繊細しかし、厚い、でもスムーズで香りある、というピエモンテとも、 分厚い、暖かい、力ある、という、トスカーナとも、違う独特のスタイルです。
決して洗練されているとは言えないのですが、 畑がシラーズの良さを十分以上に引き出していると思うのびのびした暖かみのある、 香りもあるワインです。

---師範より---
ご報告ありがとうございます。
フラスカーティ、そういえば道場には一度も登場しておりません。 以前、なんだかその「水のように淡い、というか薄っぺらい」ワインにばかりあたりまして、 どーも敬遠しておったという具合です。美味いフラスカーティがあるとのこと、 是非見つけたら稽古してみます。
もう一本のシラーズ、確かにイタリアでシラーズとは珍しいですね。 師範も一度イタリアのシラーは飲んだことあるんですが、 シラーズはさすがにありません。現地にしか売ってなければ、ちょっと稽古は難しいかもですね。
ともあれ、今後ともよろしくお願いします。


門下生第二十四号oriori殿より。 (報告日:1999年8月4日)
Vinas Del Vero Pinot Noir '95

産地:スペイン(のどこかはメモリ忘れ)
輸入:やまや
購入:やまや池袋東口店
価格:890円(えらい!)

スペインのピノ、ってだけで珍しくて思わず買ってしまった。
ぜんっぜん期待していなかったのだが、グラスに注いで、香りをかいでびっくら仰天。 ちゃんとピノの香りがする!しかもかなり強烈に!
当然、良いブルゴーニュのような「枯れた酸とかすかな甘みのある」 といったお上品なピノの香りではないが、なかなかガッツあふれるというか、南っぽい、 力強いピノの香りがする。でも、カリフォルニアとかの「超トロピカル系」 ピノよりも、酸味を感じる、キレのある感じ。

で、味の方だが、これも酸味があって上品。安ワインにありがちな、 典型的な濡れ雑巾というか、そういった味わいはまったくなし。十分に楽しませてくれる。 まあ、「変わる」とかそういうことはなく、 いろいろと混ぜモノをしてピノっぽい作りをしている感じは否めず、 後味に残る甘ったるさによってだんだん飽きてくるのではありますが、 この値段でこの味なら文句なしでしょう。 香りは最後まで落ちることなく、バンバンに「もういい」ってくらい、 振りまいてくれますので、「ワイン飲んだ!ピノ飲んだ!」って気にさせてくれます。

---師範より---
がぶ飲み界では知らぬもの無し、「がぶ飲み姫JIVE」の名を欲しいままにするoriori殿の、 満を待してのご登場、ありがとうございます。
師範のような、「ワイン語」に疎い人物にも手に取るように分かるバッチリ報告で、 『なんとしても飲まねば!』と思わせてくれました。スペインのピノ、 まだ飲んだことありません。最近新大陸ピノとかは積極的に稽古してたりしますんで、 ぜひこのワインも稽古させていただきます。
ともあれご報告ありがとうございました。今後ますますのご活躍をお祈り致します。


門下生第二十三号原田殿より。 (報告日:1999年7月8日)
LE VOLTE '96

去年の秋、エノテカ通販で購入。
価格:2200円(私はマンスリー価格で1750円ぐらいで買ったと思う。)

あのトスカーナを代表するスーパー・ヴィノダターボラ、オルネライアのセカンド。 サンジョベーセとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドで、 樽はオルネライアで使った樽を使用しているらしい。
香りはボルドーのようなバニラ香、カシス、ベリー、胡椒などのスパイスの香り。 味わいはタンニンと酸味のバランスがよく、サンジョベーゼ主体にしてはなめらかです。 抜栓直後はボディがちょっと薄い感じがするものの、時間とともに厚みが出てきます。 ブラインドで出されたらボルドーと間違えそうな感じです。 でも、だんだんとタンニンより酸が優勢となり、 果実味もドライフルーツのようになるのがトスカーナのワインの証でしょうか?
翌日飲んでも、バランスは崩れていませんでした。果実味は少ないが、 まろやかになったタンニンと酸のバランスがいいので心地よく飲めます。 飲み終わる頃には、干したプラムやポートのような甘みで出てきて、最後まで楽しめました。

結論としては、ミートソース系のパスタ (私は、リングィーネの頬肉の煮込みのミートソースに合わせました。) や肉料理なんかと気軽に合わせられる赤として、お薦めできます。 また、これからトスカーナのスーパー・ヴィノダターボラを いろいろ試してみたいという人のための入門ワインとしてもいい選択だと思います。

ただ、現在、市場に出回っているのは97年のものだと思います。 (値段も若干高くなっているかも?) 2ヶ月ほど前に97年を飲んだときは、96年よりもヴィンテージとしてはいいはずなのに、 ちょっと果実味が薄く感じられ、バランスも悪く感じました。ボトル差もあるかもしれませんが、 ラベルのデザインが97年から変わっていることもあり、 生産ロットを増やし過ぎたのでは?と勘ぐりたくなります。 これについては、もう一本買ってあるので、近日中に再稽古し、報告させていただきます。

---師範より---
再度のご報告、ありがとうございます。 ソムリエさんもビックリのキッチリコメント、いやはや参りました。
ご本尊のオルネライアの方はちょっぴり飲んだことあるんですが、 なかなかガッツあるワインで好印象でした。 セカンドも造ってるんですね。勉強になります、はい。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。


門下生第二十三号原田殿より。 (報告日:1999年6月28日)
95年、96年のブルゴーニュは赤、白ともに素晴らしい出来だと思うのですが、 特に96年の赤は最近では出色の出来だと思います。

それはただのブルゴーニュ・ルージュを飲んでもわかります。
ブドウが健全に熟してことからくるたっぷりとした果実味と、それを支える酸味、 タンニンのバランスが大変良いと思います。

ここ2,3ヶ月の間にテイスティングした3000円以下のブルゴーニュの赤で良かったモノをあげますと・・・。

Bourgogne les bons batons '96

Philippe Leclerc
エノテカ博多店で購入、エノテカマンスリー価格で多分、2380円?

私は樽がガンガン利いたゴムっぽいブルゴーニュは苦手で、 このフィリップ・ルクレルさんもどちらかというと苦手な部類の方に入るんですけど、 「まあ、果実味のしっかりした96年だから試してみる価値はあるか?」 と思って買ってみました。
実を言うと、93年のこの銘柄をリリース当初(96年ぐらいか?) にテイスティングしたときは、その強烈な個性、 ゴムのような香りと口の中を暴れ回る酸とタンニンに閉口し、 以後この作り手には興味がなくなっていました。(・・・というか避けていた。)
ところが3ヶ月前ぐらいに、ひょんなところにこれが残ってるのを見つけて、 「どんな風なバランスになっているのか?」というか 「どんな風にバランスを崩しているか?試してやろう」みたいな、 ちょっと意地悪な気持ちで飲んだところ、すっかりカドがとれて、熟成感のある、 とってもいいブルゴーニュになってたんです。 たかがブルゴーニュ・ルージュといっても侮れないなと正直、驚きました。 (もちろん、保存状態も良かったんだと思うのですが・・・。 直方市のルセップ池末で購入。)
前置きが長くなってしまいましたが、まぁ、そんなエピソードもあり、 96年モノということもあって、結構期待して飲んでみました。

香りの主体は期待したとおり、ゴムのような樽香。 でも以前稽古した93年のモノのようなドギツさはありません。 まぁ、ブルゴーニュ・ルージュにしてはやや樽香がきつめかなと思えるくらいで、 ちょっと拍子抜け。 ベリー系の香りに混じって、柑橘系やハーバルな香りも少し。 味わいは甘い果実と酸味がいいバランスを保ち、、ボディもわりとしっかりしている方。 後味に酸と、軽いタンニンの収斂をを感じるが嫌みではなく、するする飲める。 あの、忘れもしないリリース当初の93年の強烈さを考えると、 「フィリップさんどうしたの?」というぐらいの変貌ぶり。 ヴィンテージの性格の差はあると思うけど、 醸造方法でも変わったのかと思えるぐらい。
結果的には、すごくバランスの良い、 ちょっとゴムっぽい樽香の好きな人にはお薦めできるいいブルゴーニュに仕上がっていると思います。
個人的にも4ッ星。 (もちろん、あくまでもブルゴーニュ・ルージュというカテゴリーで、 良く出来ているという意味でですが。)

Bourgogne '96

Rene Leclerc
ワインショップ・コレクションで2910円(この店、高い!)で購入。 輸入元はサントリー。

ルネさんは上で紹介したフィリップさんの兄弟(多分、弟?)。 パーカーさんの本によると「兄がとってもエキセントリックな性格なんで、 袂を分かって自分のドメーヌを興した」らしい。 ルネさんのワインの素晴らしさは、 ジュブレイ・シャンベルタン・コンボーモアンヌの80年や88年、90年のモノで経験済み。
さて、このワインはというと、ホント、バランスがいいワイン。 樽香と果実香のバランスも、果実味と酸味のバランスも大変良い。(タンニンはほとんど感じない。) ボディはやや華奢な感じがあるが、時間とともに厚みが出てきたし、翌日でもバランスは崩れていなかった。 個人的には好みのバランスだし、ブルゴーニュ・ルージュのお手本みたいな感じ。 兄弟で全然スタイルが違っているのも、 人柄が出ているようでおもしろい。(当然、会ったことないけど。)
樽香が利いて、力強いスタイルが好きな人はフィリップさんのつくるワイン、 ブルゴーニュらしい繊細さが好きな人はルネさんのワインがタイプだと思う。 タレントで言うとフィリップさんのワインは藤原紀香、 ルネさんのワインは鈴木京香か松嶋奈々子って感じか。
一般的な評価で言うと、3ッ星半かな?(個人的には4ッ星か?)

Bourgogne Hautes Cotes de Nuits '96

Gros Frere et Soeur
ボン洋酒店で、2400円で購入。輸入元はボニリ・ジャパン。

あのグロ一族のドメーヌの一つ。
前に飲んだ95年ヴィンテージやこの銘柄の96年の白も当たりだったんで、 迷わず購入。 ただのブルゴーニュ・ルージュではないけど、値段が2400円なんで、 同じ土俵に上がっていただくことに。
まず、色がすごい。 ただのブルゴーニュってルビー色でエンジがかったのような感じのモノが多いけど、 これは濃い、濃い。黒みがかった紫色です。黒みがかったと言うより、 なんかブドウの汁にタールを混ぜたような(なんか汚い表現ですいません。)、 そんな感じ。グラも結構あります。 で、香りはベリー系と言っても、黒い果実系の香り、 ただのブルゴーニュって赤いベリー系の香りだけど、これはホント、ニュイらしい黒い果実の香りがする。 あと、樽香もゴムと言うより、もっとランクの上の複雑な揮発性の香りがする。そしてわずかに獣っぽい香りも。 味わいは力強い、ニュイらしいマッシブな感じ。それとタンニンもしっかりある。 ただのブルゴーニュ・ルージュだと脂のしっかりのった牛肉なんかには合わせにくいけど、 これだったら「鎌倉山」のローストビーフでもOK! (私の場合、いいブルゴーニュを自宅で飲みたいときは、 だいたい天神三越の地下にある「鎌倉山」でローストビーフを買ってくる。)
時間が経つと、タールっぽい(バローロに感じるような)香りも出てきた。 翌日も飲んだけど、バランスは崩れてなくて、美味しく飲めた。
やはりただのブルゴーニュ・ルージュとは格が違う。すごく個性的だが、 これはこれでいいワイン。 特にニュイのジュブレイ・シャンベルタンやクロ・サン・ドニ、 クロ・ド・ランブレイなんかが好きな人の日常消費用にはぴったりじゃないかと思う。
合わせる料理や、体調、飲むシチュエーションを選ぶが、 それさえ誤らなければとってもお買い得なワイン。
評価は4っ星半か。

---師範より---
入門ありがとうございます。
師範も、'96のブルゴーニュは、安い系だと今飲んでもバツグンなものが多いんで嬉しく思っております。
フィリップ・ルクレールのボン・バトン、師範も '94, '94, '95と飲んでおりますが、 どうもワインの状態が悪かったり、自分の状態が悪かったり(大酔っ払っい状態)ってな具合で。 '96は良いということなので、是非稽古してみます。
ルネ・ルクレールはジュヴレ・シャンベルタン '78 をワイン会で一杯だけ飲んだことある以外、まともに稽古したことはありません。 あんまり安いの見かけないですね、この人の。
オート・コートのコメントで、『グラも結構あります』と書かれてますが、"グラ"ってなんですか? (すんません知識無くて…)

まずはご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。


門下生第二十号村田殿より。 (報告日:1999年5月13日)
NEIL ELLIS ELGIN Pinot Noir 1997

NEIL ELLIS WINES (JONKERSHOEK STELLENBOSCH)
SOUTH AFRICA
輸入:やまや
購入:やまや池袋東口店
価格:\1,180

師範がお飲みになった種類のNEIL ELLISとは大分ラベルのデザインが違います。
その日のやまやスタッフおすすめワインで価格も高くはなかったので、 たいして期待せずに購入しました。,3-5年の熟成可能の表示があります。 チョコレートのようなコクのある甘い渋味で最初はそんなに香が強くないが、 徐々にブルゴーニュワインのようなすっきりした香も出てきます。 タンニンがチョコレートっぽいという印象は、過去にはオーストラリアの CLARENDON HILLSのメルロー(\6000か7000くらいする)でしか経験がありませんので、 なんだか得をした気分になりました。 ただし、1ヶ月ほどの間に数本飲むとその印象が薄れてきたのが残念ですが...。 特徴は腋臭ぽいというか硫黄系の香ですが、いい印象を持っています。 非常に面白い、いいワインだと思いました。
南アフリカのワインというと他には低価格で10年も熟成したるものを売っているという理由で 近所のスーパーで売っているLuigi Boscaという銘柄を、マルベック他数種飲んでいますが、 そちらとはまたぜんぜん傾向が違います。 この銘柄はカベルネも稽古しましたが、カベルネとは全く傾向が違って面白いと思います。

UNDURRAGA Pinot Noir 1997

VINA UNDURRAGA
MAIPO VALLEY(CHILE)
輸入:ニッカウヰスキー
購入:大安
価格:\1,080

腋臭っぽい香だが全くいやではなく、ニールエリスっぽい香と味で結構似ているという印象を持ちました。 ただし、タンニンがチョコレートっぽいという印象はありません。 ちなみにカベルネも飲みはじめてすぐはブドウの種を噛んだ時のような苦いというか埃っぽいかおりがするのですが、 時間が経つとピノと同じ傾向の香が出てきます。

---師範より---
丁寧なご報告、ありがとうございます。
ニール・エリスでお感じの「チョコレートっぽさ」って、 ソムリエ的なコメントのページとかでみたことはあるんですけど、師範は実感したことがありません。 これは一度試してみるべきですかね。
ウンドラーガに関しては、師範も飲んだことがあります。 残念ながら師範にはあまりヒットしないワインでした。
まぁワインの嗜好はひとそれぞれ、師範と異なる意見が「門下生報告」にあれば、 当道場のフトコロも深くなるってもんですね。
ともあれ、今後ともよろしくお願いいたします。
追伸:ルイジ・ボスカ、師範は飲んだこと無いんですけど、結構イケるらしいですね。 でもあれはアルゼンチンのワインではなかったかと…


門下生第十六号 中西殿より。(報告日:1999年4月26日)
Saint Rhyton(セイント・リュトン)CABERNET SAUVIGNON SPECIAL RESERVE 1992

産地:ブルガリア、Sliven地区
輸入業者:日本リカー
購入場所:横浜そごう
購入日:1999.04.25
価格:1,100円(税抜き)

色、ワインレッド ^^; 香りには樽からくるらしいヴァニラっぽい甘さがある。 1年ほど樽で熟成させた とあるが、強烈な香りではなく、 少し控えめな、心地よささえ感じさせるような香り。 口当たりは優しいが、タンニンの収斂味も感じ、矛盾するようだが粉っぽさみたいなものも感じる。 舌の上で転がすようにしてみると果実味も結構あり、なかなかよろし。 ブラインドさせられたら、メドックからサンテミリオンよりのどこか というかも。 時間がたつと香りにたばこっぽいものが感じられる。
肉とか喰いながら飲むのには丁度良いのではないでしょうか。

---師範より---
毎度ご報告ありがとうございます。
ブルガリア産は、セイント・トリフォンやドメーヌ・ボイヤールを飲んだことがありますが、 総じてヨーロッパものの良さを持ってて、 かつコスト・パフォーマンスの良いワインが多い気がしております。 (もちろん例外もあるみたいですけど) ご推薦のセイント・リュトンも1,100円で"SPECIAL RESERVE"なんてうれしいですね。 近いうちに稽古してみます。
それでは、今後ともよろしくお願い致します。


門下生第二十二号鈴木殿より。 (報告日:1999年4月25日)
Ch. de Musset '90

LALANDE DE POMEROL
\2,480(エノテカ広尾店)

大きな仕事を終えた帰り道、店の隅に置かれた1本のシンプルなエチケットに思わず目を奪われた。
Ch.de.Musset....ポムロールの北に位置するプチシャトーであろう。 90年という当たり年ではあるが、その味はクリーミーの一語に尽きる。 鉄分の多いやや砂混じりの土壌に起因するのか、メルロー中心の混合比率によるのか、 樹齢によるのか私にはわからないが、 口当たりのなめらかさと果実味の凝縮感、ほのかな甘みとタンニンの余韻...... この価格でこのようなワインはいまだかつて飲んだことがなかった。 豊かに香るガーネット色のすばらしいワインであった。
しかし、一期一会とはこのことか、以後入手することができない幻の逸品となっている。

---師範より---
ご報告ありがとうございます。
で、この"Ch. de Musset"、調べたら師範も昨年 飲んでおりました。どーもガブガブといっちまったらしく、 開く前に飲み終えてるようですし、 『カベルネが多いって感じ』なんて全くヘベレケなコメントを残してはおりますが…
ともあれご報告ありがとうございます。 鈴木殿が「どうしても発見したい」と考えておられるこのワイン、 読者な方で万が一見かけた御仁がおられましたら是非ご連絡下さい。


門下生第十号勇太郎殿より。 (報告日:1999年3月29日)
Le Charme Labory '95

ボルドー / \1,980 (やまや)

高騰95ボルド−の中でめずらしいお勧め情報です。
「Le Charme Labory 95」1980円ですが、 ビックビンテ−ジのボルド−を感じさせる力強いボディで、 ボルド−クラレットとは何たるかを教えてくれる(ような気がします)。 今飲んでも、2〜3年寝かせても楽しみなフルボディワインです。
2月に池袋で発見し、最近稽古したところビックリして追加稽古をしようと行って見たのですが、 池袋(東西)・新宿では売り切れ。 ところが、先週末ダメモトで渋谷の新店にきいたところ5〜6本在庫しているとのこと。 セラ−もない足立支部ではありますが、(アッ、本部もなかった)少しまとめて購入を考えています。

---師範より---
前回分の訂正を含め、毎度のご報告ありがとうございます。
いわゆるボルドー有名シャトーのセカンドワイン、 以前はあんまり良いのに当らなくて『やっぱ"上のより落ちる"と判断された以上半端モンは半端モン、 有名料分高いのかいな?』なんて思っており、 無名シャトーがマグレ当たりで造ったワインの方が良さげな印象を持っておりました。
んが最近は『下手糞が一生懸命造ったのより名人が片手間に造ったものの方がよろしゅうございますわねぇ』なんて気になっており、 パワフルなセカンドワイン情報、なかなかグッドであります。
また今後もよろしくお願い致します。


門下生第二十一号スーパーストリング殿より。 (報告日:1999年3月21日)
Single Peak Merlot/Cabernet Sauvignon '95?

ニュージーランド  980円(やまや渋谷店)

最近流行の「雑味のない濃縮された果実味と柔らかいタンニン」 という感じで非常に飲みやすい。値段を考えると非常にお買い得。 既に4回も買ってしまった。

Single Peak Pinot Noir '95?

ニュージーランド  980円(やまや渋谷店)

Merlot/Cabernet Sauvignon がおいしかったので買ってみたPinot Noir。 こちらも華やかで非常に飲みやすい。Merlot/Cabernet Sauvignon同様お買い得。 安いピノだけど、酸味だけが目立つということなくバランスがよい。 ニュージーランドも安くてうまいワインを造ってるんだと認識させられた。

---師範より---
入門ありがとうございます。
ニュージーランド産ワイン、師範は過去2種しか飲んだことありません。 チリ産みたいにこれから輸入が増えると良いですなぁ、安ウマワインの産地であれば。
ともあれ、今後ともよろしくお願いいたします。


門下生第四号ITOH殿より。 (報告日:1999年3月19日)
Zeller Schwarzkatz Q.m.P KABINETT

Carl Sittmann/ドイツ、モーゼル・ザール・ルーヴァー \2,000くらい

まず第一の特徴としてビンが赤かった! 白の瓶と赤の瓶両方が並べられ売っておりまして、赤が人気があるのか最後の一本でした。 その日がクリスマスだったこともあってよく見ずに赤ワインかロゼと勘違いし、 赤猫だぁ〜!と有頂天になって開けて見たらただの白でした(--;) あん時にはじめて赤いビンをみました。ドイツワインじゃ珍しいから。 なるほどフツーのツェラー・シュヴァルツカッツ(黒猫) を代表するような酸味ある爽やかなカビネットでした。 かるくツマミにイカするめと合わせてましたがなかなかでした。

---師範より---
お久しぶりでございます。
赤いボトル、そりゃドイツワインじゃなくても珍しいと思います。
これまでドイツワインはあまり飲まなかった師範ですが、 最近ちょっと良いかも、なんて思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。


門下生第二十号村田殿より。 (報告日:1999年3月4日)
Bourgogne Pinot Noir de Vieilles Vignes '96

購入日:1999/2/20
稽古日:1999/3/2〜3/3
生産者:Phiippe d'Argenval
分類:赤
品種:Pinot Noir
産地:Bourgogne(France)
輸入者:やまや
購入先:やまや池袋東口店6
価格:\1,380

評価:
渋味ほとんど感じ無い
コク
香り1日目××2日目
総合1日目×2日目
コメント:
1日目 色は少し紫がかった赤ですきとっている。
酸味強い。焼けたゴムの匂いというか腋臭というかいやな香が強い。
遠くにブルゴーニュに特有の香があるがこの異臭の後ろに隠れていて感じられない。
カミさんは一口飲んで腐っているんじゃないかといいました。
コルクぼろぼろなので私も傷んでいるのかとも思ってしまった。
2日目 ブルゴーニュに特徴的な香は強くなっていやな匂いも消えた。
酸味はそのまま強く甘みは出ないがまあ満足のいく内容であった。
開けたら大分置いとかなくてはいけないような感じです。

---師範より---
詳細なご報告ありがとうございます。
このブルゴーニュ、師範も以前飲んで結構好印象でした。
確かに、若いブルゴーニュにはゴムっぽい腋臭っぽい香りがありますね。 でも師範はその香りが嫌いではありません(…って、モノホンのゴムや腋臭の匂いは嫌いですけど、 あくまで"ワインのソレ"という意味で)
ブルゴーニュって、抜栓後かなり時間が経つと極端に酸っぱくなるイメージがあるんで、 あんまり翌日持ち越しすることはないんですが、「2日目が良かった」ということですので、 そういうワインに出会ったら試してみます。
今後ともよろしくお願い致します。


門下生第十九号 川上殿より。(報告日:1999年2月23日)
CHATEAU LA CARDONNE (シャトーラカルドンヌ)'92

赤/Medoc [Cru Bourgeois] (France)
\1,700

やや茶色がかったガーネット色で、ベリー系の果実味があり、 2,3日たつと非常に落ち着いています。 今まで飲んだボルドーの安ワインの中では、NO.1のような気がします。

TRAPICHE (トラピッチェ) Syrah Oak cask GOLD LABEL '96

赤/Algentine
\1,600

大阪のワインミュージアムに行ったときに買ったワインです。 嘘かホントか、トラピッチェ社の限定品みたいなことが書いてありました。 味は、濃くて力強くフルボディタイプです。しかし、嫌にならない味で、 濃いのが好きな私にとっては、かなり好印象です。

---師範より---
再度のご報告ありがとうございます。
御勧めの2本目、トラピチェの高級品は、つい先日(98/02/20)酒屋で見かけて 「うーん買おうかなぁ」なんて思ったんですが、 そのあと飲み会であったため、人に飲まれちゃうとアレなので買いませんでした。 今度見かけましたらゲットしてみます。
それでは、またよろしくお願いします。


門下生第十七号 舞 殿より。(報告日:1999年2月16日)
Ch.Tertre de Cibelle '96

Cotes de Bourg
\1,230(成城石井大宮ルミネ店)

色はイチゴ色。まずフレッシュなベリー系の香り。 思っていたほど閉じていないのかな、と期待を抱かせる。 一口め…まずタンニンを感じる。やっぱり飲んでみるとすこし閉じている感じ。 手元にあったもらいもののグラスでぶんぶんまわしてみるが、 明日に期待することとする。(-_-;
翌日。香りは残念なほど弱まっている。しかし飲んでみると、カタさがすっかり抜け、 軽やか&まろやかになっている。あまりの変化にビックリ。 初日に感じたタニックな感じはなくなっている。裏ラベルには18ヵ月の熟成とあるが、 これって樽熟成のことなのでしょうか?? 値段のわりには結構楽しめました。特に最初のイチゴの香り。

LAS CASAS DEL TOQUI "CABERNET SAUVIGNON" Reserve '96

Chile
\980(やまや新宿店)

3桁で、なるべく力強い、カベルネ主体のワインを、 との要望にこたえて店員のお姉さんが迷いつつも選んでくれた一品。彼女のお気に入りだそうだ。 これぞガーネット色。青臭さはなく、力強いカベルネらしい香りの中に、ベリー香もある。 結構強くて重いかな、と思いきや、以外にサラリとのどをとおっていく。とってもまろやかで、 野性味がない。CSということで期待した力強さはやや拍子抜け。
翌日。すっかり香りが抜けてしまっている。 むちゃくちゃ寒い所(野外)で飲んだので、 保温材代わりにはもってこいでした…(なにやってんだか)。

Ch. Les Hommes Cheval Blanc '95

Cotes De Bourg
\1,600(高島屋大宮店)

色は薄めのワインレッド。まずはじめに酸味が口の中に広がる。 香りが弱くてやっぱりはやいのね・・・と思ってしまう。 時間をかけてゆ〜〜っくりのんでいると、徐々に渋みを感じ始め、コクも出てきた。 結局・・・もっと寝かせておけってことでしょう。。。

Ch. Duturuch Grand Poujeaux '95

MOULIS en MEDOC / Cru Bourgois
\2,980(やまや新宿店)

若い!若すぎる!色はやや紫がかったワインレッド。ひたすら青臭い香りを放ちつづける。(-_-; ピーマン大嫌いなんだけどな。。。渋みは弱く、とにかくサラリとしている。 どんなワインでも料理酒に回すことなどほとんどないわたしが、 苦労して三日かけて飲み干しました。今持っている方、 あと数年は寝かせておいた方がいいのでは・・・と素人のわたしが思うほどでした、ハイ。

Ch. Nairac '89

Barsac
\1,980 [ハーフ](やまや新宿店)

本来おいしいワインを紹介する所なのでしょうが、これはあえて、 買わないほうがいいぞ、との警告の為に報告させていただきます。
トマトとバジルのスパゲティ&大根サラダに合わせて親友とカロン・セギュール1993 (若かった・・・)を飲み、最後のほうからこのワインを飲み始めたのですが、 一口飲んだとたんに友人と一緒に叫んだ言葉はいっしょ、 「セメダインくっさぁ〜〜いっ!!」でした。 ほんとにワインがこんな香りをしていいのかい??と誰かに聞きたくなるような強烈な香り。 あえていえば甘重な貴腐なんでしょうが、香りがキョーレツすぎて、 二口目を口にするのに勇気がいることいること!色は濃い目のべっこう色。 結局グラス1杯飲むのがやっとで、三日後、氷をカリカリするのが好きなわたしは、 大き目のグラスにたっぷりの氷をいれ、このワインを注いで、なんとか飲みきりました。 空のボトルを見て、よく捨てなかったな。。。と我ながら呆れること半分、感心する事半分でした。

NO.2 du Ch.LAFON-ROCHET '92

SAINT-ESTEPHE
\2,450(成城石井大宮ルミネ店)

カベルネの力強く心地よい香り。ちょっと若い気もするが、 スパイシー感をもったかおりが最初から広がりを見せる。色は濃いレンガ色で、紫色っぽくない。
初日。ベーコンとホーレン草のキッシュ/冷やしトマト/かぼちゃ煮と合わせる。 酸味、渋みがとけあって複雑な味。どうもスパイシーな料理に合うなぁ、と思い、 黒胡椒大好きなわたしはキッシュにガンガン黒胡椒をふって食べる。イケル。 口当たりは軽いが、余韻は重たい。時間が経つにつれてどんどんコクが増していく。 酸味だけでなく渋みも強くなってくる。
翌日。ごまパン/クリーム・チーズ/カマンベール・チーズ/大根サラダと合わせる。 前日よりぐっと軽やかになっている。重厚感はなくなり、のどをスムースに通って行く。

Ch.De Chambert '90

CAHORS
\2,490(成城石井大宮ルミネ店)

優雅な香りがたってくる。酸味を思わせるが、飲んでみるとそうでもない。 色は黒っぽいレンガ色(あとでこの地方のワインが黒ワインと呼ばれることを知り、 ミョーに納得)。一口め・・・サラリとした飲みごこちの後に渋みがかすかに残る。 飲みすすむにつれキツクなってくるかと思いきや、かる〜くソフトな感じが続くのが不思議。 色から来るイメージとのギャップだろうか??ふんわりした余韻があり、 徐々に徐々に重厚感が出てくる。香りも徐々に広がって行く。果実味はほとんど感じられず、 樽香があった。これが初めてのカオールだったので、また飲んでみたいと思いました。

---師範より---
いやはや驚きました。ご報告の量、そして質。アッパレ門下生であります。
さらに驚いたのは「この短期間に7本も当たりワインにであったのかぇ?」ってことだったんですが、 ハズレも込みだったんですね。もちろんそれのご報告もアリですけど。
あ、"Ch.Tertre de Cibelle"で書かれている熟成期間の件ですが、 成城石井が貼ったステッカーにかいてあるやつは、 樽熟+瓶熟合計の場合もあるような気がします。詳しいことは知りません(ぁぁ情けない)
それでは、またゴッツいレポートお待ち申し上げております。


門下生第十号勇太郎殿より。 (報告日:1999年2月5日)
ウルフブラス プレジデントセレクションCS '94

オーストラリア / \1,900 (ナショナル麻布)

こいつは、樽からくるスモ−キ−なブ−ケとベリ−香がすごい 「これが同じブドウからできたワインか・・・」ってな感じの重口君です。
ただし、「門下生たるもの2000円以下をもって修行せよ」 の当道場の厳しい戒律(?こんなの無かったでしたっけ・・) の中ではギリギリの高価格帯がちょっと玉にキズ。

Cuvee Prestage du Ch. Canteloup '93

プルミエ・コ−ト・ドゥ・ボルド− / \1,180 (やまや)

こいつは、ボディはミディアムですが香りのパワ−はなかなかで、 ネゴシアンものというのでしょうか。シャト−ものではない分、 お手ごろ価格を実現できていると思われます。
かつてチリカベ「カスティ−ヨ デ モリ−ナ CS レゼルバ」 などの香りが良いなどと発言していた自分が恥ずかしくなる位です。 飲み干したクラスに顔を近づけるとプ−ンと香る熟成香。幸せになります。 思うに、ボルド−ならメジャ−どころのAOCではないあたりにお宝(1,000円台前半) の稽古相手はいるように思えます。

先般ご報告の「ch.Canteloup」ですが、 誤ったご報告に気づきましたので訂正をさせてください。 やまやのレシ−トを見ながらでしたので、ビンテ−ジまで間違ってしまい、申し訳ありません。
正しくは「CUVEE PRESTIGE DU CH.CANTELOUP93」 でした。 ただのCH.CANTELOUP96というのも店頭に出始め、 コイツは890円でお値段は良いのですが、 93のCUVEE PRESTIGEとの違いは歴然であります。
 門下生たるもの「ワインの銘柄、値段は正しく報告」の基本を怠っておりました。 以後肝に銘じて注意いたします。

---師範より---
毎度気合のこもったご報告、ありがとうございます。
値段的にもちょいと力の入ったオーストラリアに狙い目価格のボルドー、 なかなか良さげであります。ナショナル/やまやへ出向いた際には是非ゲットして参りましょう。
あ、「2,000円以下をもって修行せよ」って戒律はありません。 ただし、3,000円以上はNG、3,000円近辺になるとよっぽどのワインじゃなきゃイカン、 といった感じであります。


門下生第十六号 中西殿より。(報告日:1999年1月2日)
GIGONDAS '97

Jean-Marc Aujoux
\1,700

少し焦げたような、いかにも南のほうの香り。 少し時間がたつと胡椒っぽい香りがたち初め、ローヌのワインだなぁ という実感が湧く。 口に含むとまず甘さが感じられて少し驚く。 その後口腔内の奥の方に苦みみたいなタンニン?を感じるがあまり粗い感じは受けない。
値段にしては結構いいかな。週に一本くらい飲むにはいいワインだと思います。 ちょっとこれは買いだめしとかないと ;-)

---師範より---
毎度のご報告、ありがとうございます。
ローヌのワインって、なんだか良い意味ですっトボケたような味というか、 面白味があって楽しいですね。特にシャトーヌッフやジゴンダスあたりはそれが強いような… なんて言えるほど飲んではいないんですけど。
ともあれ、今後ともよろしくお願いいたします。


2001年報告分 2000年報告分 1999年報告分 1997/1998年報告分

by 師範