門下生(2004年報告分)

門下生の活動もますます活発である。


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門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年12月30日)
LA SUVERA 2000
Badia di Morrona

「稽古した日」 2004年12月29日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店]   (有)土浦鈴木屋 2,625円(税込み) インポーターも(有)土浦鈴木屋
「原産国」  トスカーナ イタリア IGT
「使用品種」 シャルドネ100%

 白をたっぷり楽しんだ1年。今回は本年最後の白。 そして、本暦年度No.2シャルドネのご報告。ワタクシのとっての安シャルドネのNo.1とNo.2は、 ともにイタリアという結果になりました。No.1とどこが違うのかは、その甘辛の差。 バター香と樽香は同程度。このワインを造っているバッディア・ディ・モラーナは (有)土浦鈴木屋を元締めとする酒販店の会が輸入している数多くのワインの中でも代表的なワインの会社。 他にもホントに美味しいワインを造っている。このLA SUVERAもあんまり美味しいもんだから、 間違った報告をしないようにと、参考にするため、 元締めのHPと傘下あるいは協力店のHPとで紹介文を一つにまとめる作業に取り掛かった。 すると、実に面白いことが判った。 元締め以外の「協力店」HPではほぼ同じ内容で次のようになっている。 曰く、
 「アリェのバリックに8ヶ月熟成させ、1ヶ月ステンレスタンクにて熟成、 その後3ヶ月の瓶熟成を経て出荷される。生産本数は4000本のみ。 発酵はバレルファルメンテーションです。樽の使い方が絶妙で、薫り高く厚みがある、 複雑さがあり、後味のよい、上質のシャルドネが味わえます。 価格以上に価値のあるワイン!!濃淳で辛口。完全有機栽培です」
 それに対し、(有)土浦鈴木屋のHPでは、かなり内容が異なり、 受けるイメージも大きく違うものとなっている。
 「小樽で発酵・熟成させたシャルドネ種だけが放つ複雑性のある柔らかな香りが印象的です。 バレルファルメンテーションでシャルドネは発酵されており、バター香があります。 樽からの甘いバニラ香と、 シャルドネ本来のトロピカルフルーツ香のバランスが素晴らしいワインです」
となっている。どちらの文章に食指がより動かされるかは人それぞれだとは思う。 が、どう思います?この相違。まぁね、美味きゃ、なんでもいいんだけどね。 バター香と樽香が抜群です。師範殿も機会がございましたら是非 (No.2ですからお招きして召し上がっていただくほどの甘さはないのですが)。 今年もあと二日。 本年最後の赤は同じバッディア・ディ・モラーナで締めくくろうと思っております。 また、来年は、 テーマの一つとして、アリエールの樽とトロンセの樽では風味がどう違うのか、 をとりあげてみたい、と思っております。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 謳い文句の違いを挙げて頂いていますが、 師範的には「謳い文句が違わない」ことの方に違和感があります。 もちろん、熟成期間や樽の違いはどこの販売店でも同じ表記になるのでしょうが、 香りやら味やらは人それぞれ感じ方が違って当たり前のはず。 同じ表記をしている店は輸入元から貰った紹介文をそのまま書いているんでしょうけど、 それをあたかも自分が飲んで確認したがごとく公表しているところって、 なんだかなぁと思ってしまいます。
 で、ご報告頂いたワイン、 本質的には樽香の強い(というか樽香のみが目立つ)白ワインはあまり得意で無い師範ですが、 大人数でパーッとやる折には検討したいと思います。
 というわけで、来年もよろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年12月28日)
ROCCA BERNARDA VINEIS 1999

「稽古した日」 2004年12月27日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」 挙y浦鈴木屋 2,090円
「インポーター」 (有)土浦鈴木屋
「原産国」 イタリア
「使用品種」 シャルドネ50%、ソーヴィニヨン・ブラン45%、トカイ・フリウラーノ5%
「アルコール分」 13.5%vol

 今回はワイン単独ではなく、食事との相性の素晴らしいワインというテーマでのご報告。 新樽発酵というふれこみながら、ワイン単独ではどうということのない、 特徴に乏しいイタリアの白。 ところが、13.5%というアルコール分の高さにもかかわらず、 その特徴のなさ故か、バレルファーメンテイションのなせる技か、 バランスが良いからか、すいすい飲めて、しかも、信じられないことに、 筋子との相性が抜群、という世にも珍しいワインなんですよこれが。 普通、魚系なまものとワインというのは、 どちらかといえば相性が悪い間柄とされております。 いわんや魚卵おやでございます。そこを、ワタクシメはあえて、魚卵&鮮魚好きとして、 長年そのタブーに挑戦し続け、これまで、 その珍妙な取り合わせにおいて数々の勝利をおさめて参りました。 すなわち、へしこにぺサック・レオニャンの白、 納豆キムチ丼にイタリアの高級シャルドネL'ANGELICAなどなど。 まぁ、師範殿の賛同は得られそうにありませんが。
 今回は、前日の晩ごはんのメニュー、 握り寿司とAuxey Duressesが悪くなかったことに味を占め、 筋子と手製煮穴子の二品で、手巻き&イタリアの白に挑戦した次第。 自分で煮た、煮穴子も初挑戦ながら抜群の出来&相性で、 穴子煮るのに貴腐ワインを隠し味に使ったことも、 このワインとの相性をいっそう引き出した要因かなぁ?などと一人ほくそ笑んでおります。 こう書いてくると、鮮魚どころか生臭い系になんでも合いそうな感じさえしてくるワインです。 ぐびぐび飲めるので、アルコール分13.5%のワインとしては最短の時間で完飲。 しかも、ほとんど酔ってない。ホントにちゃんとアルコール分あるのか〜?と訝るほど。
 楽天の有名WEB SHOPに飽きて、 変わったところが飲みたくなって久しぶりに覗いた土浦鈴木屋で購入して正解の一本です。 魚卵にワインをお試しになりたい方には是非挑戦して頂きたいですね。 まぁ、そういったお茶人は案外少ないかもしれないのですが。 いかがです?師範殿? 次回は数の子と合わせてみたいと思っております。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 なるほど筋子に白ワインですか。 仰るように魚卵とワインってのは一般に犬猿の仲だとは思っておりますが、 筋子とかイクラ、あとウニあたりってのは魚卵の中では比較的合わせ易い系なような。 また、カレイとか煮魚の卵もまだまだ大丈夫な気がします。 やっぱり厳しい方の双璧は、なんといっても数の子と辛子明太子でしょう。 卵以外だと酒盗(カツオの塩辛)もワイン殺しでしょうか。 くさやなんかも凄そうですが、案外あのバキュームカー風味は熟成した赤との相性が良いかも知れません。
 次回は数の子と合わせて見られるとのこと、良い結果がでましたら是非ご報告下さい。 よろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年12月21日)
CHATEAU LÂMOTHE VINCENT
Réserve Saint Vincent 2001

「稽古した日」 2004年12月20日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」 都筑阪急 1,499円
「インポーター」 (株)モトックス
「原産国」 フランス
「使用品種」 メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%
「アルコール分」 12.5%vol

抜栓直後にはヴェールに包まれているが、飲みすすむうちに、チラリ、チラリと、 もったいぶって少しづつ、豊満で複雑な本性を現す不思議なワイン。 色は濃いチェリーレッド。香りの要素は多岐に亘り、 プラム、ブラックベリー、甘草、タバコ、 コーヒー、焦がした樽。 お仕舞いは、完熟房選り葡萄を使ったワインお約束の、 むっちりした甘い果実味。 1,499円でこの風味。 ボルドー・スーペリュールの味だと言えばまさに間違いないのだが、 その範囲内で最大限に触手を伸ばして、出来る限りたくさん、 ボルドー・スーペリュールの要素を詰め込みました、とでも言うようなワイン。 Best served between 1〜15 year old.と自信たっぷり。 凄いですよ、このワインは。遭遇された暁には即買いでお願い致します。師範殿。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 前回ご報告頂いたワインと同じ時に買われたものですね。 良いなぁなぁ。なにが良いって、 3本買ってそのうちの2本がアタリなんていう高ヒット率が羨ましいです。 師範の場合、人様に即買いをお薦め出来るワインなんて、10本に1本あれば良いほう。 タマタマ良いのに固まって当たられたか、お薦めの基準が違うのか、 師範がまだまだ「選安ワイン眼」に曇りがあるのかわかりませんが、 いずれにせよ良い買い物でしたね。
 というわけでご報告ありがとうございました。見かけたら即買いを試みます。


門下生第六十九号まつ殿より。 (報告日:2003年12月20日)
Bourgogne Passetoutgrain 2001
Michel Lafarge
\1,580

 第69号という、非常に覚えやすい?番号を頂きながら、久々のご報告になります。
 週3くらいで、抜栓して稽古に励んでいるのですが、 前回のDomaine Santa DucのVin de Table Heritageのご報告では、 感じ方は人によって違うもの という、感想を頂いて、 ちょっと、筆(というより、タイピング)が鈍っておりましたが、 これこそ、この価格と格付けでというのに当たりましたので、報告させていただきます。 (でも、santa ducのHeritageも、開けてすぐは、アルコールの高さもあって、 まろやか というところもあったのですが、ちょっと時間を置くと、 師範が指摘さ れたようにバラバラな面が出てきます。 後、私はどうも、酸のしっかりしたものが好みの様で、 その点で、安師範とは、ちょっと路線が異なる様です。)

 さて、今日ご報告するのは、2001のBourgogne PassetoutgrainでMichel Lafargeの造りです。 Passetoutgrainというと、2/3までGamayを混ぜていいはずなのですが、稽古して感じた限りでは、 Gamayを全く感じないので、 多分Pinot100%ではないかと思います(そういう造り手もたまにはいるようです)。 それだけでもお得とおもうのですが、味わいがAC Bourgogneとしても、 抜けているのではないかと思います。 酸が苦手な方には勧められない所はあるのですが、 美しい酸の後に、タンニンの収斂味が来て、それとほぼ同時ぐらいに、 甘みと旨味が口の中に広がるのです。 その後で、酸と収斂味が残って、口の中をきゅうっとしぼめてくれて、 そのあとに、清涼感が口中に残ります。 香りも、グラスに鼻を持っていっても、強くは感じられませんが、 口に含んでやると、 木いちごとダークチェリーが鼻に抜けていきます。 いいワインて、飲み込んだ後の清涼感があるのではないか と思います。 飲み込んだ後の清涼感がないと、杯が進みませんものね。 私は、あまりアルコールに強くないので、 大体ボトル半分程度で終えてしまうことが多いのですが、 これは、違って、フルボトルほぼ一人で空けてしまい、 さらにその後でこれを書いているほどです。私の印象の深さをわかっていただけるでしょうか (でも、3000円を超えるようなものと比べてしまうと、さすが に違いますが、 この価格では、この品質は初めてです)。
 これは、絶対に買いです。 といって、私が買う分がなくなってしまうのは困りますが。

---師範より---
久々のご報告、ありがとうございます。
前回のご報告と同じワインを飲んだ際の師範のコメントを 気にされたようですけど、まず人の嗜好は違って当然、 人それぞれ好きな音楽があるように、人それぞれ好きな傾向のワインがあるんだと思います。 ワインの世界には権威っぽい人や点数付けの名人っぽい人がいて、 誰にも共通した品質のヒエラルキーみたいなものがあるように感じられる部分もありますが、 ワインなんて所詮「嗜好品」、合う/合わないがあって当たり前であります。 また、師範の判別能力なんて、 飲めない師範代やプチ師範代に比べてもははるかに及ばないポンコツ品であります。 だもんでちっとも気にされる必要はありません。 感じたままを表現するのが一番正直、素人が印象を公開する意味はそこにあると思います。
 今回ご報告頂いたワイン、酸のしっかりしたワインがお好きというまつ殿らしいお薦めですね。 ミシェル・ラファルジュ、聞いたことはありますが飲んだことない造り手ですので、 脳にインプットしておきます。
 それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年12月19日)
IIIB & Auromon 2003
Jean Claude MAS

「稽古した日」 2004年12月18日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店]   都筑阪急 1,440円 インポーターは(株)モトックス
「原産国」  妙な事に、Appellation Limoux Controleeと輸入業者ラベルには書いてある
「使用品種」 シャルドネ

 ローカルな話題で恐縮ですが、今回の購入店は、 センター北に服を買いに行くついでにいつも立ち寄る都筑阪急百貨店の酒売り場。 この日の試飲コーナーでは、阪急オリジナルの南仏ワイン2種に一人、 モトックス輸入の各種ワイン販売に一人、シャンパンの試飲に一人、 それぞれマネキンがついての試飲販売。 その他、エノテカ輸入のボルドー格付けワインが本数限定でいつも格安で販売されいる、 など、ワイン売り場としてはかなり力が入っている酒売り場。 それぞれの試飲をしていつも思うのだけれど、阪急オリジナルの南仏ワインよりも、 その他の業者が販売しているワインの方が常に安くてうまい。 今回は特にその差が大きかったのでご報告(但しシャンパンの試飲は割愛)。
 今回の購入は阪急オリジナル南仏ワイン1本1,619円、 モトックス輸入のボルドー・スーペリュール1本1,499円、 そして同じくモトックスの、今回ご報告のこのワイン1本1,440円。 いずれも税込み。 このワインは裏ラベルにはAppellation Limoux Controleeと書いてあるが、 表にはその表記は無し。ん?。こんなことって普通ある? そういえば、リムーでシャルドネか〜、なるほど、と思う。 まぁ、それはそれとして、美味しければ問題は無い。
 このワインはハッキリ言って1,440円を超える風味。 もしブラインドで出されたら、おそらく、倍以上の値段をつけてしまうかもしれない、多分。 ホントです。素晴らしい。付け焼刃の知識を振り回すマネキンが、 どんなにいい加減な説明をしてもゼンゼン問題にならないくらいうまい。 その点では同時購入のボルドー・スーペリュールも試飲時に同じ印象をもったので、 同様に、いまから開けるのが楽しみ。 阪急オリジナルワインについては、 つい気の毒なので買ってしまうだけなのでゼンゼン楽しみではないが。 今回のように、美味しくて安いワインが他にもたくさん見つかるのなら、 つぎからは、心を鬼にして、阪急のオリジナルワインの、お付き合い買いはやめようと思う。 

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 デパートの酒売り場での攻防、 以前の師範は凛とした信念のもと「試飲はすれども購入はせず」という姿勢を貫いてはおりましたが、 寄る年波には勝てず、 最近では(売り子の方がうら若い女性だったりすると)つい買ってしまうことも多くなりました。 でも、まだマネキンごとに気を遣うレベルには至っておりません。
 また、ローカルな話で恐縮ですが、 港北はセンター南の東急には時々行くけど北の阪急にはめったに行かなかったりします。 (南は「アカチャンホンポ」が主目的で)。
 と、ぜんぜんワインに対するコメントじゃないですが、 ご報告もワイン自体のコメントはほとんど無いんで良いっすよね。


門下生第八十八号LOVE LOVE WINEMEN殿より。 (報告日:2004年12月6日)
LA CUVEE MYTHIQUE 2001
(キュヴェ ミティーク 2001)

「産地」 France Languedoc Roussillon(フランス ラングドック・ルーション) Rouge Vdp
「生産者」Les Vignerons du Val d'Orbieu(レ・ヴィニェロン・デュ・ヴァル・ドリビュー)
「稽古した日」 2004年12月6日
「稽古した場所」 神奈川県某所自宅
「購入店」 リカーランド トップ 1,400円(税込)
「インポーター」 サッポロビール(株)

「感想」
 ”華やか”ではないが、イチジクやプルーンといったドライフルーツのような香りはかなりの期待を持たせてくれる。 しつこく嗅ぐと感じる胡椒もなかなかスパイシー。味は一貫してまろやかそのもの。 樽は中庸で果実味がメイン。後口のタンニンと余韻はそこそこ力強さを感じる。 酸とタンニンより果実味を主体に感じるようにワインとしてはうまくまとまっているが、 完成品としては研磨されていないように思う。 インパクトにかけるからかな? 1,000円くらいで手に入れられれば文句無くお薦めのワイン。 今日の夕飯はおでん。はんぺんなど汁を吸った練り物のジューシーさもこのレヴェルの樽なら味を損ねることも無い。 いろんな料理に合いそう。オールマイティさも売りのワインなのかも。

---師範より---
 早速二本目のご報告、ありがとうございます。
 キュヴェ・ミティーク、正攻法というか安ワイン者の定番ですね。 2001年産は、既に他の門下生の方からもご報告頂いております。 そのご報告にも『以前より美味くなった』と書かれていましたので、 稽古してみようとは思っておりましたが、 やはり昔は1,000円以下で入手出来たことを考えると思わず手が止まってしまいます。 それにしてもおでんに赤ワインですか。なかなかチャレンジングな取り合わせですね。 師範の印象としては、魚介類と赤ワインの取り合わせを阻害する要因は、 樽香もありますが渋味の方が影響大だと思っています。 「タンニンの余韻の力強さ」と「はんぺん」が良い相性・・・どーにも想像がつきません。
 もちろん嗜好は人それぞれ、ってのがここ『門下生』ページの主旨のひとつでもありますので、 今後ともよろしくお願いします。


門下生第六十七号ゆきのまっつあん殿より。 (報告日:2004年12月5日)
門下生第六十七号ゆきのまっつあんから以下、 2004年のお奨めワインをご報告させていただきます。
リジニ ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2000

購入したお店:リカーワールド
輸入元:アルカン
購入金額:¥2,280〜¥2,880
稽古した場所:自宅、他

推薦理由:
 バーゲンセールで春に1本購入しまして、飲んでびっくりの味わいでした。 サルヴィオーニのロッソ2000と遜色ない出来具合。翌日はやや落ちましたが、 自分の舌・体調に疑問を抱いたぐらいでした。 その後、再度検証してみようと¥2880も出して2度も買ってしまうという惚れ込み具合ですが、 ヘタなブルネロより美味しいという結論に至りました。 ただアルカンさんはイタリアから撤退のようですので、 どこかの輸入元さんで今後も扱ってほしい蔵元であります。

クズマーノ アンジンベ 2003

購入したお店:リカワールド
輸入元:フードライナー
購入金額:¥1,780
稽古した場所:自宅(10月30日)

推薦理由:
 今年も残すところ後僅かですが、またまた今年もワインをたくさん飲んでしまいました。 白は色々悩みましたが、値段から言ってもアンジンベに決定しました。 インツォリア70%・シャルドネ30%とのことですが、シャルドネがある分、 トロピカルな香り以外に華のようなエレガントな香りもあり、十分満足できました。 それにしても「しん」さんの検索は便利ですね。師範とダブリがないか一辺に検索できます。
 イタリアばかりほぼ7割程度飲んでしまいました2004年、 来年は5割程度に減らしてスペインディリーに移行しようかなと考えております。

---師範より---
お久しぶりのご報告、ありがとうございます。
 約1年前のご報告と同じく、 またまた赤白ともイタリア産ですね。イタリアが7割とのこと、 師範はどうかと「しん」さんの検索装置を使って調べましたところ、 この一年でたったの28本でした。割合にして約1割ってところであります。 流通量から考えても明らかに少ないですね。 「安ワイン者」のクセにフランス偏重なのがモロわかりであります。 というわけで、ご報告頂いたワインは見たことも聞いたことも無いわけですが、 こういう情報を参考に稽古範囲を広げていく所存でございます(っていつも言ってる気もする)。
 ともあれご報告ありがとうございました。 稽古を重ねた結果の年に一度のご報告だと思いますので、 きっと素晴らしいワインだと想像します。見つけたら稽古してみます。 今後はスペインも視野に入れられるとのこと、 期待しております。


門下生第八十八号LOVE LOVE WINEMEN殿より。 (報告日:2004年12月3日)
GRAND LUBERON 2000
(グラン リュベロン 2000)

「産地」 France Cotes du Luberon(コート デュ リュベロン)
「稽古した日」 2004年12月2日
「稽古した場所」 神奈川県某所自宅
「購入店」 リカーランド トップ 980円(税別)
「インポーター」 (株)ドウシシャ
「原産国」 フランス
「使用品種」 シラー70% グルナッシュ30%

 ”マコンコンクールで金メダルをとりました!” の札と価格につられて近所のスーパーで購入したワインです。 樫の古樽で熟成させたグラン リュベロンは、 抜栓時から木屑のような木材香とセメダイン香。 そして華やかにぶわっと香るベリーの果実香もある。 濃いガーネットの深い色合いといい、なかなか強い。 樽をはっきり感じるタンニンは舌でコロコロと転がり、粉っぽさもある。 しかし!粉っぽさだけで終わらず、ほんのり感じる金属と高めの酸、強い樽が、 パンチの効いたコクを与えているように感じる。 あえて難をいえばやや樽の主張が強いが、これまた力強い酸がしっかりと支えていて、 暴れすぎずになんとかバランスは保たれている。 これは絶妙なのか偶然か!?夕飯のトンカツとあわせてみましたが、肉の脂、 旨みとよく合う合う。ワインのみで愉しむよりは、 料理とあわせてさらに力を発揮するように感じます。 チーズともあわせましたが、これまた相性は抜群でした。 値段からすればかなりのお買い得感あり。


---師範より---
 これまたLOVE LOVE WINEMEN主宰じきじきのご入門、ありがとうございます。
 AC Cote du Luberonのワイン、師範もこれまで数回稽古しておりますが、 どれもこれも安ローヌの典型といった感じで、 田舎臭さと荒っぽさのみを兼ね備えたワインばかりであまり食指が動きませんでした。 980円で樽の主張が強いのはある意味贅沢ですね。 造り手の名前がありませんが、きっと豪傑な方の手によるものなのでしょう。
 ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
P.S.:
このワイン、良く見たら既に他の門下生からご報告頂いてました。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年12月2日)
Bourgogne Hautes-Côtes de Nuits 2001
DOMAINE JEAN-PIERRE TRUCHETET

「稽古した日」 2004年12月1日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」 ヴェリタス 1.880円(税別)
「インポーター」 (株)ワインプレスインターナショナル
「原産国」 フランス
「使用品種」 ピノ・ノワール
「アルコール分」 13%vol

 2004年版アシェット・ガイドにも掲載されていて、 しかも、CONCOURS GENERAL AGRICOLE 2004 パリで金メダル、と、 瓶がやけにゴテゴテしている。田舎のおっさんが左手に葡萄の房、 右手に摘み取り鎌を持ってボーっと立っている素朴なラベルとは実に好対照である。
 これが、飲んでみると実に美味しい。グラスを持つ手が勝手に口へ動くのである。 タンニンも少々濃く、硬めのワインなだけに、そんなに急いで飲んではいけないのだけど、 どんどんすすんでしまう。瓶の中身も、あと残り僅かとなったところで、 風味はエレガントに大きく変化。 この次飲む時にはもう少しゆっくり飲んでみたいと思っております。
 ヴェリタスのワインには、アシェットガイドに載ってることをウリにしているワインが多いようですが、 ホント、美味しいです。これも。

---師範より---
 連発でのご報告、ありがとうございます。
 ユーロ高の影響か、ここんとこ1,000円台のブルゴーニュで「これは!」と思えるワインに出会うことは めっきり少なくなりました。 良くて「確かにブルゴーニュだぁねぇ」止まりなのが多いような気がします。 例外的にバランスの良いものもあったりしますが、 ご報告にあるような強さを感じるようなものにはトンと出会って無いような。 そこらへんは自社輸入されているお店の強みかも知れませんね。
 しかしちんちくりん殿はあちこちで買われてますね。 今後とも開拓者精神全開の稽古報告、よろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年11月28日)
Chablis 1er Cru Les Fourchaumes 2000
Olivier Leflaive

Chateau Cantenac Brown 1999

「稽古した日」 2004年11月27日
「稽古した場所」 横浜大口 欧風料理「オッティーモ」
「購入店」   ワイナリー和泉屋 2本セットで4,980円 インポーターは(株)アルカン
「原産国」  フランス
「使用品種」

[Chablis]シャルドネ
[Cantenac Brown]カベルネ・ソーヴィニヨン65%・メルロ25%・カベルネ・フラン10%

 嫁さんと時々、二人ワイン会をする近所の欧風料理屋オッティーモにて、 今回は「牡蠣食べ放題とシャブリ」をテーマに、二人ワイン会。 土曜日の夕方5時の開店と同時に入店。早い時間帯だったが、 我々二人だけの店に続々客が来る。が、店側は、来る客来る客を断っている。 ガラガラの店が実は予約で満席らしい。 最近は近所のこじゃれた食い物屋も予約が一般的になってきて、 空いてそうに見える店も安心できないことが分かる。
 さて、「牡蠣&シャブリ」。 もともと牡蠣もシャブリもそれほど好きでもないワタクシにとっては、 少々つらいお題ながら、たまには配偶者の好みを尊重しての企画。 レストランには事前に牡蠣を仕入れておいてもらい、 その時の気分で牡蠣を食い続けるか、 それとも軌道修正して赤ワイン系の料理に行ってしまうのか出たとこ勝負の、 レストランにとっては大変迷惑な企画なのです。 ワインはこの日のために数ヶ月前からシャブリを何本か買い込み、 その中から、ラベルが一番美味しそうな、 このOlivier Leflaiveのフルショームに決定。 このワインは、カントナック・ブラウン1999との二本セット4,980円でワイナリー和泉屋で購入したもの。 そのカントナック・ブラウンもついでに持ち込む。 この店はワイン持ち込み料800円也と良心的。 頼めば、持ち込んだワインをシェフが味見して、料理法をアレンジしてくれる。 そいでもって、このシャブリ。 いままで、酸っぱいだけのシャブリしか飲んだことのなかったワタクシにとってはシャブリ再認識のお味。 香りが素晴らしい。味も柔らかい。美味しいシャブリもあるんですね。 我が配偶者、このシャブリで大船渡産の大ぶりの牡蠣をオリーブオイルとレモンの味付けで、 一気に20個たいらげる。ワタクシも少し食べてみる。牡蠣で、なぜかワインが甘くなる。 美味しい。牡蠣ににはシャブリが合うとか合わないとかいうけれど、 このワインはハッキリ言って合う。
 もう少し牡蠣を追加で注文しようと思ったが、 店の在庫を全て食い尽くしてしまうのも申し訳ないし、 シャブリも空になってしまったので、カントナック・ブラウンを抜栓。 シェフに味見を頼み、ワインに合わせたお任せパスタを注文。 初めてのカントナック・ブラウン。マルゴーの明るさと軽さとエレガントなお味。 実にやさしい風味。長熟タイプではなさそうだけど、今飲んで実に美味い。 さすがに3級。この2本セットが4,980円で買えれば文句ないですね。


---師範より---
 ご報告、ありがとうございます。
 牡蠣にシャブリを合わせた後メドック3級のワイン、 なんたかとても教科書的な感じがしますね。 で、教科書的だとつまらないかと言えば案外そういうのも新鮮だったりして、 料理やワインの楽しみ方もいろいろでございます。 シャブリ、確かに以前は酸っぱいものが多かったような印象がありますが、 実際飲んでみると酸味はあるものの酸っぱくは感じない、 ミネラル分豊富な感じの物が増えているような気がします。 一級まで気張らずとも、村名やプチ・シャブリでも同様な傾向があると思いますので、 是非今後も稽古してみて下さい。
 夫婦でレストランに行くなんてのはまた一歩遠のいた師範家ではありますが、 今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第八十七号digiengel殿より。 (報告日:2004年11月24日)
Vin de Pays d'Oc Chardonnay 2003
(ヴァン・ド・ペイ・ドック シャルドネ 2003)
造り手: Domaine Fontenelles (ドメーヌ・フォンテネル)
価格:1,207円 (1,150円)
購入店:尾張一宮・河野酒店

 師範に安ワイン道場的劣等生を宣告されてしまったので、 ご報告に相応しいワインを虎視眈々と探しておりました。 で、リハビリになるようなワインをみつけたので早速飲んでみました!

 やや冷やし目で抜栓、甘みを感じさせる南国フルーツの香りに、爽快感のあるミネラル香。 ごくっ、一口飲んでみてびっくり!厚い果実の旨みがあって、 甘みとほのかな苦味、アルコール感のバランスが良いです。 結構ボリュームのある味わいですが、価格を考えると上出来です。 黙ってれば、3000円クラスの美味しさ。でもブルゴーニュのシャルドネとは趣が違いますね。 ところが、中盤戦にピール系の苦味が強く感じられるようになったり、 アルコール感が強すぎる感じになって苦手な味わいに・・・。 時間かければとも思いましたが、後半戦も変化なしでした。 一口目はめちゃ美味しいけど、中盤以降は・・・??

 美点も欠点もありますが、師範が飲んだら・・・ 75点以上は固いんじゃないでしょうか?是非お試しください。

Bourgogne Aligote 2000
(ブルゴーニュ・アリゴテ 2003)
造り手: Jean Crotet (ジャン・クロテ)
価格:1,837円 (1,750円)
購入店:尾張一宮・河野酒店

 ボーヌの1ツ星オーベルジュ(ホテル兼レストラン) 「オステルリード・ルベルノワ」のオーナー名義のワインで、 自らのレストラン用にエマニュエル・ルジェに造らせているというワイン。 名だたる赤ワインもルジェよりちょい安で購入できるので、 お買い得かもしれない造り手です。で、道場的に守備範囲なアリゴテを飲んで見ました。

 ルジェのアリゴテは意外に美味いという噂を小耳に挟んでいたので、 期待して抜栓。香りには麦わらやらリンゴやらとらしい雰囲気。多少の熟成を感じます。 飲んでみると、意外に酸は抑え目で、スルスルっと喉の奥に消えていき、 「うん?」と思った次の瞬間に「おっ!」と旨み成分が戻ってきます。 個人的にルジェは果実味の魔術師と思っていますが、 その期待通りのダシ系の果実の旨みに満足です。 ちょっとキラキラした感じやフレッシュさに欠け、 その分焼けたアルコールが前面にでてくるのは、このクラスなら仕方ないのでしょうか。 それでも、ひっそりと自己主張するルジェ節はとっても魅力でした。

 翌日になると、果実味は消えて苦味とアルコールだけが残って美味しくありませんでした。 1日で飲みきったほうがいいみたいです。(元々ルジェは早飲み系のような気がしますしね。) 師範が飲んだら・・・多分72点くらいでしょうか?

---師範より---
 Aile d'Argent主宰じきじきのご入門、ありがとうございます。
南仏ラングドックのシャルドネ、最近その品質向上は目を見張るものがありますね。 師範も最近(門下生からご推薦を受けた)Reserve Berthomieuのシャルドネを飲んで、 大変好印象でした。仰るようにブルゴーニュのソレとは一味違うといえば違うんですが、 ニューワールドとブルゴーニュの中間といった面持ちで、 値段も1,000円ちょっとというのは良い時代になったもんであります。
 2本目の方は、かのエマニュエル・ルジェが醸造してその値段ってのはかなりお手頃ですね。 師範も以前にSavigny-les-Beaune "Les Planchots" 1996ってのと稽古しましたが、 南のブルゴーニュらしさと変化とを併せ持ったなかなか侮れないワインでした(「破戒」価格ですけど)。 きっと生産数量が少ないんで、なかなか入手が難しそうなのが難点ではありますが。
 ともあれご報告ありがとうございました。 今後も高級ワインをやっつける傍ら、安ワインとの稽古も怠り無いようよろしくお願い申し上げます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年11月23日)
TURNBULL 2002 Old Bull Red

「稽古した日」 2004年11月22日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店]   リカーズハセガワ 北口店 2.780円 インポーターは(株)ホームカフェバー
「原産国」  ナパヴァレー カリフォルニア アメリカ
「使用品種」 カベルネ・ソーヴィニヨン69%、サンジョヴェーゼ9%、シラー8%、メルロー5%、プティ・シラー4%、カベルネ・フラン3%、プティ・ヴェルド2%

 昨年の今ごろはボジョレーをさがしても、どこも売り切れで見つからなかったが、 今年は、どこも山のように売れ残っている。 だからというわけではないが、今年は珍しく3日連続ヌーヴォーを飲んだ。 で、さすがにガツンとくるワインが飲みたくなり、 リカーズハセガワに、ラベルはがしを買いに行った際、 薦められて、買ってきて即飲んだのがこれ。 実は最近このワインの上級版を、このワインの倍の値段で、 大袈裟表現で有名な某WEB SHOPで買って飲み、後悔していたので、躊躇したのだが、 店主が言うに、この秋一番のオススメとのことなので、買ってみてホントに正解。 これぞナパ・バレー、これぞカリフォルニアワイン、といった味わい。 深く濃く明るく甘く、チトくどい。中華や豚の角煮に合いそうだ。 フランスワインでは出せない味。 二日連続このワインを開けられるか?と問われれば遠慮したいが、 久しぶりに美味しいカリフォルニアの赤を飲みたい、という場合にはうってつけだと思う。 アルコール分14.5%もなんのその。クイクイ飲める。 何しろこのワインはオーパス・ワンの隣の畑のエステートものだとか。 使用品種が多く、合計100%になるのかどうか不安なほど品種名が並んでいるのにも驚いたけど、 上級版のTURNBULL 2000 カベルネ・ソーヴィニヨンよりもはるかに美味しいこの味にも驚き。
 なんでだろう? カリフォルニアワインって、よくこういった、 廉価版の方が美味しいということが起こるような気がする、のは私だけでしょうか? それとも飲んだタイミングが良かったから? はたまた、安めのものに舌が慣れているからでしょうか?
 このワインを輸入している、横浜は鶴見にあるインポーター、 (株)ホームカフェバーの営業スタイルもなかなか興味を惹かれるところ。 業務用を中心に自社輸入ワインの提案営業で好業績をあげつつあるとか。 飲食店への売り込みの際には、是非こっちの安い方を薦めてもらいたいですね。

---師範より---
 ご報告、ありがとうございます。
 廉価版の方が美味しく感じる例、ありますあります。カリフォルニアに限らず、 ニューワールド系でときどきありますね。 そのあたりの高級版って、長熟を意識しているのかヤミクモに濃かったり重かったりして、 ポテンシャルの高さは感じるけど現時点でのバランスはイマイチ、なんてのがあるように感じます。 また、今回ご報告の例のように「高級版=単独品種、廉価版=混醸」なんて場合にも 廉価版の方がイケてる例があったりしますね。 とはいえご報告頂いたこのワイン、冗談だろってくらい色々な品種使ってますね。 5%以下しか使われていない品種の意味は?ホントにその割合?と興味深いところです。
 ともあれご報告ありがとうございました。2,780円はちょっと勇気の要る値段ですけど、 気が向いたら稽古してみます。


門下生第八十六号クニゾー(Quenizeaux)殿より。 (報告日:2004年11月15日)
Hautes Cotes de Nuits 2000 Gros Frere et Soeur
Rouge/Appellation Hautes Cotes de Nuits Controlee/Bourgogne(France)
税込\2,604/2004_11_07/八丁堀宮田屋/中部貿易

 はっきり申し上げて、稽古不足の弱輩者ゆえ、ブルピノはあまり違いがわからないんです。
 以前稽古をつけたジャン・グリヴォのピノ2001なんかと比較しても、 香り・味ともに同じように感じられました。 ボルドーは違いが理解しやすいと思うのは私だけでしょうか。 そしてもちろん、ブルピノがおいしいのは間違いないんですが・・・ そういう意味でも、「いつかはロマネコンティ」を目標にして、 ブルピノの道を精進していきたいと思います。 脈略のない報告にて申し訳ないです。
 あっ!一つ忘れていました! ヴェリタスにてこちらは税込\1,764で販売されていたんですよねぇ・・・ そういう意味でもまだまだ稽古不足です(泣) (ヴェリタスは当然とっくに売り切れていました)

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 グロ・フレール・エ・セールのオート・コート・ド・ニュイは、 安ワイン者が飲むブルゴーニュとしては、 目下のところ必須アイテムと呼んでもおかしくないナイスっぷりですね。 師範が稽古したモノが 1999赤2002白(その1)2002白(その2)2002白(その3)、 門下生報告分でも既に 2002赤2000赤のご報告があります。 ジャン・グリヴォACブルゴーニュも過去 1997赤1998赤1999赤と稽古していて、 いずれも結構好印象です。 師範自身は2000のグロ・フレール/2001のジャン・グリヴォ自体は飲んだこと無いんですが、 多分どちらもシャッキリした強めの雰囲気で、似てるっちゃ似てるんじゃないでしょうか? あと「いつかはロマネコンティ」というのは、安ワイン者としては間違った方向かと。 高級ワインなんてよっぽどのものじゃ無い限りお金出しゃ何でも飲めます。 お金や書物でカタをつけるのではなく、自分の足で探してこその安ワイン者でございます。
 というわけで、今後もご精進のほど、よろしくお願いします。


門下生第八十六号クニゾー(Quenizeaux)殿より。 (報告日:2004年11月11日)
ILE LA FORGE (Vin de Pays d'Oc Chardonnay 2003)
購入店:ジャスコ品川シーサイド店
購入価格:税込み1,200円程度
インポーター:モトックス

特徴としましては、 既出の「シャルドネ・レゼルヴ・ベルトミゥ」に似かよってはいるのですが、 香りに一段と複雑さがあります。ハチミツ香やら、トースト、また酸味も強調されています。 こちらは、ジャスコ品川シーサイド店売り切り御免!として、 限定数量で仕入れたものと思われますので、 なかなか購入するのは困難かもしれませんが、是非、 「道場破りリターンズ」ということでお付き合い頂ければと存じます。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ご報告頂いたイル・ラ・フォルジュのシャルドネ、 ヴィンテージは違いますが師範も既に稽古済みでありますゆえ、 「道場破り返し」でございます。 確かに、値段を考えるとかなりイケテるワインではありましたね。 こういう時こそ便利なのが、 100万アクセスを機に公開致しました稽古日誌検索 機能であります。是非ご利用下さい (『公開致しました』なんてエラそうに書いてますが、 「しんさん」という方に提供して頂いている機能です)。
 というわけで、今後ともよろしくお願いします。


門下生第八十一号NYワイン小僧殿より。 (報告日:2004年11月8日)
ブルゴーニュ白 1999
ドメ-ヌ・ボート-タロー、$13.99
モンタニー・プルミエクリュ 2002
オリビエ・ルフレーブ、$14.99
ブルゴーニュ、シャルドネ 2002
ドメーヌ・マトロー、$11.99

GARNET WINE, MANHATTANで購入
稽古日:2004年11月5日

 最近は$10-15のブルゴーニュ白の発掘がテーマで、いつも探しています。
 ワイン小僧が信頼しているGARNET店は、なぜか産地ごとに店員がいるような感じ。 しかも薀蓄が相当な人もいます。あとは近くをうろうろしている客を捕まえます。 運がよいと、「これはなかなかいけるよ」ということも。とにかく相当な品揃えでしかも、 入れ替えが激しいのに、商品の説明がほとんど表示されていないので、 聞くしかないのです(ワイン小僧は経験、知識とも浅いので!)。これ、不親切ですよね。

 今回は価格レンジ内で3点ぶつけてみましたら、それぞれ一長一短で、 なかなかあなどれません。フルーツで抜きん出ているのは安さ一番のMATROT、 ちょっとアメリカ意識し過ぎか、でも決して下品ではありません。パワーのあるムルソー風。 ちなみに同じ作り手のMEURUSOUTは$26.99でした。 当然ポンポン売れているのは$11.99のやつ。3点とも余韻もたっぷり、安さは感じられません。
 夏の最中、MACON-VILLAGEとか、かなり飲みました。中心価格は$7程度です。 でも結構薄っぺらい、水っぽい感じで不満でした。 それで、レンジを少しだけ上げました。
 落ち着いた高級感はTOLLOT。傾向的には3点ともかなり似通っています。 ただ、ミネラルっぽさはいずれもあまり強くは感じません。  門下のきのっぴー様ご報告のMONTAGNYはVT違いですが、安い! こちらはインパクトは少々控えめ。
 開けて一時間以内の評価はMATROT、O.LEFLAIVE、TOLLOTの順。 翌日はかなり変化してTOLLOT、O.LEFLAIVE、MATROTになりました。 以前のご報告でもお話しましたが、 流通が違うためか師範ご推奨のやつがNY市内でなかなか見つからないのです(破戒価格の有名物は別です)。 これからもNY安ワインを捜し求めます。




---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ご紹介頂いた中の"TOLLOT-BEAUT"は、日本では「トロ・ボー」という呼び方が一般的なようです。 店員さんと相談されて買われたとのことなんで、 ニューヨークでは「ボート・タロー」と呼ばれているんでしょうか? シャルドネをシャドネー、カベルネをキャバネーと呼ぶ国と聞いたことがあるので、 そういうこともあるのかも、なんて考えておりますが。
 で、このクラスのブルゴーニュ白が米国でも市民権を得ているというのはちょっと意外な感じがありますね。 そういうのが好きであれば、カリフォルニアの白ももっとそういう造りにすれば良いものを、 と考えてしまいます。西海岸と東海岸では嗜好が違う、ということかも知れませんが。 また、流通に関しては、いずれの造り手のものも日本に入っては来ているみたいです。 ただ、日本の方が若干お高めで、2000円前後といったところでしょうか。 そのあたりは、船で一直線に運べる米国東海岸に地の利があるのかもしれません。 商品の説明表示に関しては、 「相当な品揃えで入れ替えが激しい」のであれば仕方がないかも知れません。 日本でもそういう店もありますし。 『いちいち書いてらんねぇよ』ってなもんでしょう。
 ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年11月6日)
Chateau Bouscaut 2001

「稽古した日」 2004年11月5日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「調達場所」  大手町松坂屋 2,940円  インポーターは明治屋
「原産国」  ペサック レオニャン フランス
「使用品種」 ソーヴィニヨン・ブラン

 富永 敬俊 (著) 「きいろの香り」を読んで、 グラーブのソーヴィニヨン・ブランのワインが俄然飲みたくなり、 そんな折も折、いつもの店でたまたまワゴンセールで売られていたこのワインを発見。 しかもGrand Cru Classe de Graves。 即購入して飲んでみたのが3日前。 ソーヴィニヨン・ブランとはいえ、高級ワインには新樽を使っているらしい。 飲み干したグラスが乾く時にふくらむ樽香が素晴らしい。 そんなバニラの香りを十分持っていながら、ワイン自体の香りは白桃そのもの。 抜栓後3日目で、 飲み残し瓶をバキュヴァンで処理もせずにそのままテーブルに放置していたとは思えない香り (もっとも、最近、バキュヴァンなど使っていないのだが)。 高級シャルドネにも負けないこの香りには本当にウットリ。 それにしても、原料が葡萄なのに桃の香りがするというのも不思議だ。 しかも、こんなにハッキリくっきり、桃の皮を剥いた時の香りが、いつまでも続くなんて。 ソーヴィニヨン・ブランの気品とパワーを感じた一本でありました。

---師範より---
 続けてのご報告、ありがとうございます。
 ボルドーの高級白、師範はあまり飲んでないですね (せいぜいコレくらい)。 桃の香り、良いですね。 確かにワインって、葡萄から出来ているくせに桃やらリンゴやらイチゴやら梨やらパイナップルやらレモンやらグレープフルーツやら、 他の果物の香りがして不思議であります。もちろんそれが楽しさではありますが。
 ともあれご報告ありがとうございました。ボルドーの白にもちょっと目を向けてみます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年11月1日)
Bourgogne Hautes Côtes de Nuits 2002

Gros Frère et Sœur

「稽古した日」 2004年10月31日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」 大丸 2,380円(税別)
「インポーター」 株式会社 八田
「原産国」 フランス
「使用品種」 ピノ・ノワール
「アルコール」 12.5%vol

 大丸のワインフェアへ行ってみた。 目的はサンタムールで購入したソシアン・ド・マレのセカンドを同様の値段で購入すること。 だったのだが、すっかり忘れて、 試飲会場をうろうろするうちにいつの間にか売り切れて結局は購入出来ず仕舞い。 その代わり、と言っては申し訳ない位の上物をゲット。どうも、 酔っ払ってくると気が大きくなり、 回った試飲コーナーそれぞれで義理を果たしてしまう癖のある私ですが、 今回は、重いワインを抱えて会計に進む直前に、 ついでに寄った 株式会社 八田のブースで薦められたワインが、 へべれけ状態であったにもかかわらず美味しく感じられるものが多く、 試飲するだけだったはずが、ヴェルジェのピュリニー・モンラッシェ1998 4千円台を含め、 3本も購入してしまいました。
 そのうちの一本がこれ。 このワインは、VT違いの2000を以前、 ヴェリタスで1,580円で6本購入していたので、そこそこ美味しいのは了解済み。 でたまに飲んでいるのですが、この2002はまったく別物。 酔っていたとはいえ、800円も高いのを気にもせず購入してしまって正解。 800円以上の差があります。 いや、もっと。試飲の時も感じたその香りの素晴らしさは自宅で飲んでもそのまんま。 シャンべルタン? と口走ってしまいそうな強烈な香り。 そして、ラベル上に表示してあるアルコール度数以上の濃度を感じられるワインです。 ワインだけで楽しめるワイン。 (晩飯は、めごちの天ぷらと、うに、中トロの手巻き)
 1本しか買わなかったのが悔やまれます。出来れば、是非もう一度、 このインポーターが輸入したものを買ってみたい (スペシャルキュべなんじゃないかという気がして。んなことないか?)。 どちらかでお見かけの際は必ず一度は試して頂きたいワインです。
 ブルゴーニュの2002は良いという噂は本当のようで、この秋以降の私のテーマになりそうです。

---師範より---
 お久しぶりのご報告、ありがとうございます。 実際は前回のご報告からまだ2ヶ月ちょっとしか経ってませんが、 以前の猛烈なご報告件数から考えるとなんだかお久しぶりな気がしてしまいます。
 で、グロ・フレール・エ・セールのオート・コート・ド・ニュイ、 白は大お薦め銘柄です(コレとか)。 赤は1999しか稽古してませんが、ソレもかなり好印象でした。 (道場の検索性を飛躍的に向上させる機能追加を近々行う予定です。ご期待下さい)。 この造り手って、どちらかというとアメリカ市場を意識したような派手なものが多いように思いますが、 なんだかその派手さが心地よいというか、 この値段でそんだけ頑張ってくれちゃったら嬉しいな、って感じはありますね。
 というわけで、またよろしくお願い申し上げます。


門下生第七十七号サトーたけし殿より。 (報告日:2004年10月29日)
Passito 2000 rosso

造り手 Collone Pescaresi
地域  シチリア
値段  1000円ぐらい(500cc)
稽古日 10月22日/23日

 兄が出張でイタリアへいったお土産にかってきてくれたもの。 土曜日なので少し飲みたいなと料理との相性も考えず抜栓。 ちなみにメインは肉ジャガでした。
 辛口の重いワインを想像していたところ、飲んでみたら甘い。 口に含んだ直後はしっかりした味わいとアルコールの強さで辛口? と思うそばから舌の上を甘さが広がっていく。この味わいは初めてでした。 実に面白い。このワインにはジビエがあう。猪の頬肉のテリーヌがいいかな。 内臓料理にも合うぞ。匂のきつい料理にとても合いそうだ。 想像がかきたてられて嬉しくなってきました。
 調べてみたらシチリアのワインで、 私の持っている本では白ワインしか紹介されていない地域でした。 昔見た映画「山猫」を思い出しました。 バートランカスター扮する伯爵が猟銃をもって荒れ野を行くシーンがあったなあ。 あんなところで取れた土地臭い獲物の料理にきっとあうな。などと空想しました。 もう一本手に入ったら、内臓料理を造りたい。 お兄さんまた買ってきて!!という一本。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 シチリア島のワイン、最近は国内でも結構入手可能だと思いますよ。 師範は赤白合わせてこれまで10種ほど稽古していて、 なかなか好印象なイメージがあります。 もちろんご報告頂いたワインは稽古したことありませんが、 赤だとNero d'Avola (ネロ・ダヴォーラ)という品種のものが イメージ的に近いのかな、などと思いました。 見かけたらお試し下さい。
 というわけで、またよろしくお願いします。


門下生第八十六号クニゾー(Quenizeaux)殿より。 (報告日:2004年10月23日)
Robert Mondavi 2001 "Private Selection" CABERNET SAUVIGNON
Red/Central Coast(USA)
$9.99/2004_10_22/ABC STORES,HAWAII,USA

日頃、\1,000前後のチリカベや、 ボルドーでもシューペリュールクラスを楽しむ機会が多い私ですが、 こちらはアメリカ国内で約10ドルで売られているワインとは思えないほど、 カベルネの良さが十二分に引き出され、タンニンと酸味が絶妙なバランスを保ち、 上記の\1,000前後のシロモノは比べ物にならないくらい濃厚な味わいでありました。 ボルドーと比較すれば、へたな地区名クラスはもちろん、 村名クラスの格付けワインとも十分勝負できるモノを持っていると思います。 また価格面でも、日本国内で購入してもこちらに分があると思います。 (ボルドー村名クラスが最低3000円以上するのに対し、こちらは2000円前半)

ただひとつ厳しく云えば、ボルドーにあって、こちらに欠けているものは、 何か一つ複雑さというか、洗練されたものが弱い感じがします。 それはうまく表現できないのですが、 その国の歴史や伝統に通じるものがあるような気がします。 大げさかもしれませんが、アメリカは300年にも満たない、まだまだ新しい国なのだ と改めて思いました。 そしてワイン造りにもそういったことが影響しているのでしょう。 とはいえ、点数をつけるのならば80点をつけたいのですが、 これからまだ未知なる素晴らしいワインに出会えることを信じて、 今回は75点としました。 師範はピノをすでに稽古されているようですが、カベルネはまだのようですので、 是非機会がありましたら、お試し下さい。 (もしアメリカへ行かれることがあれば、 現地では実勢価格約\1,200ですのでさらにオススメです)

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ロバート・モンダヴィのプライベート・セレクションって、 目にする機会も多いのでカベルネ・ソーヴィニョンも飲んだ気になっていましたが、 ご指摘の通り師範はピノ・ノワールしか飲んでないですね。 米国では10ドル前後とのこと、確かに日本の小売価格よりかなり安いようですが、 さすがに国内でも容易に入手できそうなワインを、 数百円の安さのために海外で買ってこようとはちょっと・・・。 というわけで、見かけたら国内でもゲットして稽古してみます。
 それでは、今後ともよろしくお願いします。


門下生第七十号きのっぴー殿より。 (報告日:2004年10月17日)
Montagny 1er Cru 1995
モンタニー プリミエクリュ 1995

生産者:Olivier Leflaive(オリヴィエ ルフレーブ)
稽古日:平成16年10月17日
稽古した場所:自宅
購入店:ヤスブン本店
インポーター:(株)徳岡
原産国:フランス ブルゴーニュ
値段:2,790円

 この「オリヴィエ ルフレーブ」という生産者は個人的には大好きでして、 ルフレーブと言えば「ドメーヌ ルフレーブ」の影に隠れがちなんですが、 何より値段が安い。これが安ワイン者にはたまりませんね。 このワインもぎりぎり安ワインの範疇と言うことでご紹介させて頂きます。
 色はとてもきれいな黄金色、瓶のそこには酒石が見られます。 香りはため息が出てしまう高級なブルゴーニュのふんいき満載。 鼻を近づけるそばから、青リンゴや蜜の香りがバンバン立ち上がってきて、 さらに近づけると、柑橘系の香りにバニラやハッカ、コンポートなど とても魅惑的な香りです。時間が経過すると青草のような青っぽさが少し出てきます。
 味も文句なしで、 完熟した蜜がたっぷり詰まったリンゴをかじったような果実味で甘みすら感じられます。 とにかく9年近くたっても果実味と酸がしっかりしていますが、 飲んだ後舌にいやな感じは残らず、余韻だけが残るというすばらしいワインでした。
 3,000円近くのワインとなると、正直手が出しにくい価格なのですが、 このワインならまた購入してみようという気になりました。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 オリヴィエ・ルフレーヴのワイン、 あまり高級なやつは飲んだことありませんが、 お手頃価格のものは師範も好印象です(近いところではコレとか)。 モンタニーってAOCもワインはあまり飲んだことありませんが (なんでもアルコール度数が11.5%以上あればプルミエ・クリュを名乗れるヘンなAOCらしいですが)、 1995でもまだまだみずみずしそうで、なかなか良さげでありますね。
 ともあれご報告ありがとうございました。ちなみに、 前回ご推薦頂いたシャブリは、 ご推薦のもの自体は無理でしたがプチ・シャブリをゲットしましたので、 近々稽古してみたいと思っています。乞うご期待であります。


門下生第七十七号サトーたけし殿より。 (報告日:2004年10月11日)
SANTA DIGNA 2002

造り手  MIGUEL TORRES
原産国  Chile (Curico)
品種   Cabernet Sauvignon
購入場所 カルフール南町田
値段   1000円

 チリワインに関しては、以前(といっても10年以上前に )痛い目にあっていたので、 遠ざかっていました。今回購入を決心させたのは、造り手がミゲルトーレスだったこと。 妻がハンバーグを造ってくれたので、合わせてみました。
 抜栓直後の香りは深みのあるもの。色も深い。値段の割りには期待を抱せます。 しかし味は一瞬わかりませんでした。 口当たりはなめらかなのに舌を刺すアルコールに味覚が機能しなくなりました。 これではとすぐにデカンタに移し再飲。ようやく舌が働けるようになりました。 その日はそれで終わり。 次の日の夕食どうなっているだろうと一杯。旨くなっている!印象がいい。 おだやかになって料理とも良くあう。そして今日の夕食。 鳥肉のローストに合わせると、ぐっと食欲が増していきます。
 まったくこんなワインにでくわすなんて、困りました。 ラベルのアルコール度数は13.5%となっているけれど、 裏の日本語のラベルは15%未満となっています。 しかもミディアムの表示。抜栓直後の私の印象は当り前のワインのアルコール度数ではない。 何だか昔本で読んだバローロのよう。 その本には飲む12時間前に栓を抜いておくことと書いてありました。 いまじゃそんなバローロすくないだろーに、チリ物ででくわしたようです。 この銘柄のリゼルバも出ています。稽古したくなりました。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 スペインの大手「ミゲール・トーレス」がチリで造るワインは、 師範も白(ソーヴィニョン・ブラン)ロゼ(カベルネ・ソーヴィニョン)と稽古しております。 ロゼはちょっと突っ走り過ぎた感じを受けましたが、 チリの能力の高さを十分に発揮したワイン造りを行っているように感じました。 ご報告頂いたワイン、デキャンタした翌日にこなれて旨くなったとのことですので、 よほどパワフルなワインだったのではないかと想像します。
 ともあれご報告ありがとうございました。カベルネ・ソーヴィニョン、見かけたら稽古してみます。 白のソーヴィニョン・ブランも結構イケてましたので、見かけたらお試し下さい (ロゼはスルーして良いと思います)。


門下生第八十六号クニゾー(Quenizeaux)殿より。 (報告日:2004年10月9日)
Macon-Villages 2002
Phlippe D'Aregenval
Blanc/Appellation Macon-Villages Controlee/Bourgogne(France)
\1,050/2004_10_09/やまや赤坂店/やまや

 白の場合、たびたび「口当たりよく、飲みやすい!」と表現されますが、 まさにこのワインはそんな感じでしょうか。逆に云えば、個性に乏しく、 凡庸なワインとも云えます。 しかし、気合を入れて神経を集中させると、かすかにバニラやらバターの香りが漂ってきます。 また舌に含んだ感じは、適度な酸味で、さほど刺激は感じられませんでした。 抜栓後約一時間してから、なぜかタン塩のような香りが・・・ おそらく焦がした何かにレモンがプラスされたような香りなのだと思います。
 ということで、得点としては65点。高級感も感じなければ、安っぽい感じもなく、 普通のワインという感じです。 ただ、個性が感じられにくい分、比較的どんな料理にも合う、 そういった意味では使い勝手のいいワインだとは思います。

---師範より---
 ご入門ありがとうございます。
 ご報告のワイン、1999年産であれば師範も以前に稽古しております。 点数こそ差がありますが(まぁ基準は人それぞれですので)、 印象的にはかなり似ているのでは無いでしょうか。 白ワインの場合は特に、 『バリバリに高級感があるばかりが能じゃない』的な使い方をすることも少なくないんで、 こういう普通のワインってのも大切ですよね。
 というわけで、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第七十七号サトーたけし殿より。 (報告日:2004年9月21日)
CHATEAU GRIMONT 2001
premieres cotes bordeaux

稽古日 9月14日
購入場所 カルフール南町田
値段  1000円(3本3000円)

 前回ご報告いたしましたゲノックと一緒に買ったもの。 妻がとても良いタラコを買ってきて、 私の大好きなタラモサラダを作ってくれたとき開けました。 ギリシャ料理ならギリシャのワインでしょうが、 最近ボルドー物を飲んでいなかったのでこれにしました。 抜栓して香りはまあいい感じ、しかし味は印象的でした。 複雑さというか、心に残るものというか、何かを語りかけてくるのを感じるというか。 とにかく私の好みでした。
 1000円でこの感覚をくすぐられるのだったら嬉しい限りです。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ご報告のワイン、2000年産であれば師範も以前に稽古しております。 今回のご報告に関しては師範のソレとはかなり印象を異にしますね。 一般に2000年の方が2001年より良年とされているようですが、 それがかえって災いしたのかもしれません。 あと、魚卵系の料理に赤ワインは絶対合わないと思っていたのですが、 タラモサラダに合わせられたとのこと、これまた目からウロコであります。
 ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。


門下生第七十一号坊主のROMANネ!殿より。 (報告日:2004年9月15日)
ROSSO PICENO "VILLADORO" 2001
Umani Ronchi

「稽古日」 2004年8月25日
「稽古した場所」 自宅にて
「購入した店」 お手軽ワイン館
「インポーター」 モンテ物産
「原産国」 イタリア
「DOC」 ROSSO PICENO(DOC)
「価格」 924円

 なかなか師範様のおすすめするワインやつくり手に出会えないんですけど、 なんとなく眺めてたHPで幸運にもこのつくり手の名前に"ピピっ"ときて購入しました (師範様の「馬に念仏みたいな名前」「ウマニ・ロンキ、覚えておくかべきかも」 との言葉がよみがえりました。 残念ながらワインは違いますが。)。 ここ最近の「イタモノ好き」にさらに「師範様おすすめ」が加わり期待感大です。
 色彩は濃いめの赤紫。 香は熟したイチゴと林檎が合わさってそれにヨーグルトが加わったような感じです。 上品な厚みも感じます。味わいもなかなか上品な感じで、 林檎っぽい酸味や果実味、樽っぽい甘味(乳酸系の甘味かな) と重過ぎず軽すぎず愉しませてくれます。 このワイン、サンジョベーゼ70%モテプルチアーノ30%なんだそうですけど、 サンジョベーゼの絵の具っぽい香とか酸っぱさは感じないです。 モテプルチアーノの雰囲気を強く感じます。 サンジョベーゼにちょっとした苦手意識を持ってる71号にはいい雰囲気です。 冷蔵庫から出してすぐに抜栓したんですけど、はじめから愉しめました。 温度が上がっても大きく変化しないのはこの価格の限界かもしれませんけど、 逆に大きく変化しないんで最後まで楽しめました。しかも飲み飽きしません。 これはコスト.パフォーマンスが高いと思います。「さすが師範様」と思わせた1本。

Chinon 2002
L'AMBROISIE

「稽古日」 2004年8月4日
「稽古した場所」 自宅にて
「購入した店」 カーヴ・ドリラックス
「インポーター」 リラックス
「原産国」 フランス
「AOC」 CHINON
「価格」 12本で10000円

カベルネ・フランらしい青臭い香りを予想して抜栓したんですけど、 フランのクセはまったくなく、いい香りなんですよ。 ラズベリーとかイチゴのキュートな香りです。 ピノと言われればそうかなと思うような香りなんですよ。 かなり満足できる香りです。 味わいも香りと同じようにキュートな感じで 冷蔵庫で冷やしていてもタンニンがイガイガすることなくスルスル口に入ります。 ぜんぜん青臭くなく果実味を愉しめるワインです。 12本1万円の中に入ってるワインとしては大絶賛なワインです。 また愉しみたいと思いました。

---師範より---
 お久しぶり&2本まとめてのご報告、ありがとうございます。
 ウマニ・ロンキ、ご満足頂けたようでなによりです。 といってもそもそもは他の門下生の方からのお薦めだったわけで、 安ワイン道場は門下生の皆様からのご報告に助けられている部分がかなりあります。 でもってウマニ・ロンキの別種のワインも良かったとのことですので、 安ワイン者としては注目すべき造り手でありますな。
 もう一方のシノン、師範はそのアペラシオン自体(多分)経験がありません。 ロワールの赤って、なんか薄っぺらそうというかウスラ渋いだけっぽいというか、 変な先入観があってあまり手を出しておりません。 ご報告によれば2本とも冷やしてもOKとのこと、 白から赤への移行時期であるこの季節に丁度良いワインかもですね。
 それではまたよろしくお願いします。


門下生第七十号きのっぴー殿より。 (報告日:2004年9月3日)
Chablis 2002 LA CONFRERIE DES DOMAIN
シャブリ 2002 ラ・コンフレリー・デ・ドメーヌ

生産者:DOMAIN VRIGNAUD(ドメーヌ ブリニョー)
稽古日:平成16年8月31日
稽古した場所:自宅
購入店:ヴェリタス
インポーター:(株)ワインプレスインターナショナル
原産国:フランス
値段:1,250円(8本10,000円)

 本日はとても疲れて帰宅したため、重い料理や赤ワインを飲む気になれず このシャブリが今1番体が求めているような気がして抜栓。
 色はやや薄めのレモンイエローながら、香りは期待を大幅に裏切ってくれました。 全体が上品な雰囲気なバニラや青リンゴ、ミネラリーさが透明感のある香りをかもし出しつつ、 果実の凝縮した感じも出ています。 時間が経過するにつれ、個人的に大好きなハチミツっぽい香りがプラスになって さらにグッドです。
 味は・・うーん、うまい!まず甘みを感じるんですよね。 それからミネラルや程よい酸味や果実味などシャブリっぽさが出てきて、 でもシャブリによくある固さは無く、 まろやかな感じでありながら、アフターのキレは良くて・・・と軽く1本空けてしまいました。
 単品価格は1,512円ですが、3,000円前後のレベルだと思います。 今は売り切れ中ですが、入荷したら買いの1本だと思います。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 シャブリ、どちらかというとブルゴーニュの白の中では軽く見られがちな地域ですが、 師範は好きであります。高級なやつこそあまり飲んだこと無いのですが、 廉価版でも結構一貫性があるというか、その軟派な印象とは裏腹に頑固な男気があるというか、 世間に媚びない芯の通った個性がありますよね。 ご報告頂いたシャブリはバニラやハチミツがあるってことですので、 どちらかというと南のシャブリっぽい雰囲気にまとめられるのかも知れませんが、 そういうワインが1,000円強で買えるんであれば嬉しいですよね。
 というわけで、今後ともよろしくお願いします。


門下生第八十一号NYワイン小僧殿より。 (報告日:2004年8月26日)
シャルドネ、Cote du Jura、Vigne des Voises、リケール、2002

Garnet Wine & Liquor、New Yorkで購入、$16.99
(稽古日:2004年8月23日)

 夏も終わりか、と思わせるやさしいお天気。でも、白(特にブルゴーニュ)の毎日です。 いつものお店で、少し多めに仕入れます。ただ、ちょっとよさげなものはほとんど$15以上。 価格裁定というか、なんかカルテルみたいですね。

そこで、クーラーとその周りをみたら、ちょっと変わったどこかで見たようなラベル。 作り手もオランダ人のようなライカートという、変わった名前。
「店長、この変なやつなんですか。JURAでしかも$17。ちょっと半端じゃないですか?」
『うーん、試飲はしてないけど、先週の分はすぐ売り切れたよ(went very fastとかなんとか言っていた)』。
「それは面白い。じゃー2本ね。」

 その晩、家人と一緒に開けました。春雨サラダとか和風つまみとともに。 香りはナッツぽい。お味は、ともかく酸のアタック。 マジ、酢かと思いました。そのあとはだんだんフルーツが出てきて、 レモン、メロン、ピーチ...骨格の強さがなんともいえません。 甘味は後退していますがじーっと、濃いワインです。色は麦わらのはっきりした色。
  根拠もなにもなく飛びつきましたが、お得なワインと思います。 でも、アメリカですからお求めの際はくれぐれも、 ジャン・リケールではなく、ジーン・ライカートでお願いします。 お店の人、フランス読みできませんので。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ジャン・リケールのワイン、他の門下生の方からも「良いぞ」とのメールを頂いたりして、 なかなか評判みたいですね。 師範も先日ヴィレ・クレッセと稽古しておりますが、 そいつはどうもイマイチだったので、ちょっと劣化していたのかも知れません。 ジュラ地方って、わざと劣化させたようななんだか奇天烈なワインで有名だし、 スイスとの国境沿いってこともあってなんとなく辺境の地のようなイメージがあるのですが、 実際はブルゴーニュからそう遠くないところにあるんですよね。 ちゃんとした造り手がちゃんとした品種で造れば、 きっとちゃんとしたワインが出来るんでしょう。
それにしても"Rijckaert"って綴り、きっとフランス人でも読めないんじゃないかと。 ヴェルジェの共同経営者だった人らしいですが、元はナニ人なんだろ?
 というわけで、今後ともよろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年8月25日)
1998er Piesporter Goldtropfchen Riesling
(1998er Piesporter Goldtropfchen Riesling Spatlese)
(2002er Piesporter Goldtropfchen Riesling Kabinett)

SANCTUS JACOBUS

「稽古した日」   2004年8月16日〜19日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」     大手町松坂屋 1,575円(税込み)
「インポーター」  日合商事
「原産国」     ドイツ
「使用品種」    リースリング
「アルコール」   QbA8.5%vol、Spatlese8%vol、Kabinett9.5%vol

 ドイツワインは、高いのから安いのまでいろいろあって、その品質差はランク毎に、 ハッキリと階段状で、容易にその差を利き分けることが出来る、と思っていた。が、 この醸造所のそれは、階段ではなく、まるでスロープのようになだらか。だから、 飲んでいて、QbAのこのワインが、この醸造所のどのランクの品質なのかを、 通常のドイツワインの基準に照らして利き当てようとしてもなかなか難しいように思う。 この醸造所のトップの品質ランクのワインに、 なだらかに繋がっているように感じられ、QbAであることを忘れさせてくれるから。 そういう意味でこのワインは非常に買い得なワインであるといえる。

 と、ここまで書いてホントにそうか?と不安になり、実際に同じ「醸造所」の、 他のランクのワインを飲んでみることにした。
 一本目は、翌日、リカーズハセガワで、たまたま見つかった同じVTのシュペートレーゼ (税込み1,680円。安いな、なんでだ?)。こちらもインポーターは日合商事。 飲んでみると、確かに微妙には違う、でも微妙だ。確かにネットリ感は増しているが、 私にはQbAのほうが美味しく感じられた。 なにしろこのQbAにはベーレンアウスレーゼの片鱗が感じられる。
 そこで、もう一度松坂屋でQbAを買って飲んでみた。 やはり、このQbAのほうが美味しい。なぜだ?わからん。わからないので、さらに別の一本を。 大手町松坂屋 で、今度は2002年のカビネットがこのQbAと同じ値段の税込み1,575円で売られていたので(なんでだ?わからん) これまた試してみた。実に4日連続トリアー慈善連合組合のワイン。 今度のワインは2002年とはいえカビネットである。であるから、当然QbAよりはうまい、 はず、だったのだが、なんと、こちらは、ワインというよりジュース。  そんな訳で、今回のマイコンテスト、優勝は1998QbA、2位が1998のシュペートレーゼ。 最下位が2002年のカビネットということに。インポーターはいずれも日合商事。

 いや〜、まったく、このトリアー慈善連合組合のワインの味は、ラベル上のランクと、 実際の風味との間になんの関係もないことが判明いたしました。 でもねぇ、こう結論づけるのもなんだか釈然としないので、 もう少し別の角度から考察。  そこで発見したことを一つ。以前、ドイツワインに関する本に、 VDPのあるワインは、 同じランクのワインでも非常に良く出来た時にはキャップシールに金色を使う、 というのが書いてあったことを思い出し、キャップシール比べをしてみることに。 案の定、このQbAにはキャップシールに金色が使われている。他は白。  やはりこれだったんだなぁ。それに、2002カビネットのコルクに印刷されているヤコブは、 なんだか、お地蔵さんのようで、以前のものより一回り小さくなっている(関係ないか)。 それともう一つ。これは想像ながら、慈善連合組合、っていうくらいだから、 ひょっとして、 醸造所がいくつもあって、それぞれの蔵の出荷基準が曖昧だったりして。 それでラベル上のランクと味わいがマッチしないのかなぁ?と。 どうなんでしょう?師範殿。 まぁ、師範殿はドイツワインはあまり召し上がらないからこれは難問かな?

ドイツワインっていうのは、 フランスワインのようなVTの違いによる味の差を楽しむのではなくて、 ランクによる歴然とした味わいの違いを楽しむものだと思っていたのですがねえ。 でもまぁ、高級ドイツワインに近い味わいのQbAってのもまた格別です。 いずれにしても、リースリングのワインは熟成を重ねる度に美味しくなっていきますねえ。 ドイツワイン再認識の4日間でありました。



---師範より---
 研究熱心なご報告、ありがとうございます。
 「どうなんでしょう?」と聞かれてもご報告頂いたワインを飲んだことも無く、 造り手含めてドイツワインには全く暗い師範ゆえ当然答えはわかりません。 ドイツワインの格付けって、ブドウの完熟度だか何だかで決まるんでしたっけ? だとしたらブドウが良くたって醸造の上手/下手で美味いかそうでないかも変わるのでは? という気もします。 とりあえず「ドイツワインは金色のキャップシールが良いらしい」という情報、 ありがたく頂戴致します。
 それでは、今後ともよろしくお願い致します。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年8月7日)
Baron de Ona Reserva 1997

「稽古した日」 2004年8月6日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「調達場所」 会社の冷蔵庫 インポーターラベル無し 3,000円以内だと思う
「原産国」 リオハ スペイン
「使用品種」 たぶん、テンプラニーニョ

 先日、日本ソムリエ協会のブラッシュアップセミナーを受講。 講師の話の中に、ひとつ、興味深いものがあった。 それは、「昨年の夏に、ワインの宅配便輸送による温度変化の実験を実施した際、 通常便で送るよりもクール便で送った方がはるかに温度差が大きくなった」、 というもの。 「最大で20度程度。これだけの温度変化があればワインが収縮して、 酸素が瓶内に流入することは避けられない」、というもの。 「高温による劣化よりも低温による劣化のほうが心配」、ということらしい。 「ワインのほとんどは一時的にせよ既に60度程度の熱殺菌が行われているので、 短時間の多少の高温なら絶えられる」、らしい。本当だろうか? 今年のこの暑さでもその説は有効だろうか?

 それはさておき、今回のワインは会社の冷蔵庫の、 ご自由にお飲みくださいコーナーに長い間放置されていたもののひとつ。 なぜか輸入業者ラベルがない。お土産かなにかだったのだろうか? 冷蔵庫の中に放置の何本かあるワインのうち、白ワインには、長期低温保管によって、 酒石酸が結晶してしまっているのが見えたので敬遠し、 中身が見えないこのスペインの赤ワインをチョイス。 ラベルの表示はBARONのOにアクサン テギュ?(ó)、 ONAのNに〜がついていて(ñ)、ONAはオーニャと発音するようだ。 長い間低温で保存されていたワインなので、久々の大好きなリオハながら、 ゼンゼン期待せず抜栓。
 スペインワインにしては綺麗なコルクに、はっきりしたプリント。 コルクにもキャップシールにも金がかかっている。 瓶の表面を浮き上がらせて描いたトレードマークも格好いい。 コルクについたワインの染みは鮮やかに紫蘇色。 冷蔵庫に長期間放って置かれたにしては爆発的で圧倒的な香り。 そしてRESERVAの名にたがわぬ、若干退色気味の熟成色。 お味は、リオハの田舎っぽさを上手に抑えて、どちらかというと、 アマローネとボルドーの中間のような美味しさ。 ひょとして、冷蔵庫でうまく熟成したのかもしれない。 もしそうなら、リオハのワインはタフだなぁ。
 最近の日中の暑さのせいで、なかなか一本空かない日が続いていたが、 予想外の美味しさと、また、アルコール分も13%と、 ぎりぎり体力的に許容範囲だったので目出度く一本空いた。 やっぱり美味いワインは美味い。

---師範より---
 ご報告、ありがとうございます。
 前半のクール便輸送の件、なかなか興味深いですね。 ただ、買ってすぐ飲む安ワイン者であれば空気の流入はあまり気にする必要は無いんじゃないか、 という気がしています。また、良心的な販売店で20度以下で保管されていたものを配送した場合、 クール便で温度が下がっても温度差は10度程度、 それが通常便だと、炎天下に放置された車内であれば40度以上になるでしょうから温度差は20度以上になりますよね。 かならずしも炎天下に放置される/外気温と同じまでワインの温度差が上昇するとは限らないとしても、 「クール便の方が温度差が大きい」という結論はにわかには信じがたい気がします。 「多少噴いたって大して傷むわけじゃないから気にすんな」という主旨であれば賛同ですけれども。
 で、ご報告頂いたワイン、 会社の冷蔵庫に『ご自由にお飲み下さい』なワインがあるのは極めて特殊な環境だと思いますが、 美味かったんであればラッキーでしたね。 ま、上の内容とも合わせて「保管状態はあんまり気にすんな」ってことですかね。
 ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願い申し上げます。


門下生第七十七号サトーたけし殿より。 (報告日:2004年7月23日)
Guenoc Special selection California Cabernet Sauvignon 1997

稽古日 7月21日
購入場所 カルフール南町田
購入金額 1000円(3本で3000円)
輸入元  宝酒造株式会社

 小生の誕生日という事で、暑い盛りではありますが、抜栓いたしました。
 これは春のワインフェアのなかで「一番のお進め」ということで買かったもの。 家で電灯に瓶を透かして見たところオリが出ていたので、 よさそうだともう一本買いたしました。 香りを聞けばだいたい判るものですが、コルクを抜き、 かぐと期待したとおりのカベルネのいい香りが鼻をくすぐります。 状態もグットであることがわかりました。 素直なのみくち、主張しすぎない香り、樽香もほどよく、バランスはいい。 奥行きがたりないかとも思いましたが、 あまり美味しいので期待しずぎてしまったのでしょう。
 1本でなくあと5本買っておいてもいいと思いました。 いまではこのようなワインは2500円とか3000円では売れないのでしょうか。 ちょっと安すぎます。嬉しいですけど。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ご報告のワイン、師範も以前に稽古しております。 値段を考えると相当イケているという印象は同じですね。 ボトルの雰囲気とかから考えても、もっと高いワインな感じがしましたから。 内容的には、師範の場合は良い感じの熟成を感じました。 サトーたけし殿のご報告もなんとなくそんな雰囲気ですね。 また、抜栓前にオリを確認されるあたり、さすがでございます。 師範の場合はグラスに注いだあと気づいたりしてます。
 ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。


門下生第八十一号NYワイン小僧殿より。 (報告日:2004年7月21日)
ピュイイ−フュイッセ、VINCENT、2001

ASTOR WINEで購入、$13.99
(稽古日:2004年7月16日)

 暑苦しさを吹き飛ばして、フランス白ワイン。 帰宅途中にFREE TASTINGをやっているASTOR WINEに寄りました。 この店は週末にかけて盛んにテースティングがあります。 軒並み試した中でとくによかったのがこれです。
 色は薄い麦わら色。口に運ぶとさわやかな柑橘の奥に蜜っぽい香り。 味はなんといっても芯の強い酸味が勝っています。 そこに樽の香り、揮発油っぽいかおりが混じって、なんとなく高級な雰囲気。 友人といつものBYO店で刺身、すし(安うまであります)とともに、いただきました。 あとで調べましたら、PUILLY−FUISSEっていうのはMACONなんですね。$14でも高品位。 お得だと思います。

グリーンホー、ソービニヨン・ブラン、2002

ニュージーランド ネルソン地区
GARNET WINEで購入、$12.99
(稽古日:2004年7月15日)

 しばらくニュージーランドで遊んでいまして、 しかもソービニヨン・ブランだけかためて飲んでいます。 季節的にもぴったり。色はグリーンがかったレモン色。 ラベルを見ると木に鈴なりになっているのはどうも、グレープフルーツのようです。 はたしてお味も、ばっちりグレープフルーツと花の香り。酸味は強いので、 さっぱり系の料理向きでしょうか。 ニュージーランドの白をお好きな方(あまりいないかも?)、 おすすめします。 このブランド、JAPANにも出ているようです。

---師範より---
 2本同時のご報告、ありがとうございます。
 ピュイィ・フュイッセ、サン・ヴェラン、ヴィレ・クレッセあたりの 「ちょっと良いマコン」、なかなか良さげな印象があるんですが、 適度な値段で見かけることが少ないからか、師範の稽古経験は多く無いですね。 この時期良さげな雰囲気であります。
 ソーヴィニョン・ブランでグレープフルーツ風味っていうのは、 オーストラリアやニュージーランド産ではよく言われるみたいですね。 ロワール産みたいな感じなんでしょうか? なんだかもっとコッテリしたイメージがあってあまり食指が伸びなかったのですが、 (別の造り手含め)見かけたら稽古してみます。
 以上、今後ともよろしくお願いします。


門下生第八十五号TAPAQ殿より。 (報告日:2004年7月18日)
Fossi Rosso N.V.

\830

 茨城へ出張時に取手でダイニングバーに。 そこのワインメニューに「そこらの安ワインと違う」とあり、 それでボトルで注文。出てきたボトルはビンテージも無し、 イタリアのおかーちゃんがブドウを手に持ったラベル。本当に安っぽい。 ボトルでの価格は2,500円。店の人との話では仕入れは1,000円くらいかと。
 しかしながら味は相当良い。香りもなかなか。 安ワインにありがちなペラペラしたところもないし腐敗臭もなし、 渋みと酸と甘みもいい感じ。ネットで調べると800〜900円位。 今日偶然に立ち寄った「タカムラ」で売っていたので思わず3本購入。 価格は830円でした。
 3,000〜4,000円クラスの満足感有り。いいワインです。

---師範より---
 ご入門、ありがとうございます。
 ご報告のワイン、師範も見たことはあります。 が、ご指摘の通りあまりに安っぽいラベルなんで、購入せずにおりました。 調べたところ、キヤンティ古酒を最近のヴィンテージのワインにブレンドしたものらしいですね。 なるほどそういう手があるのか、という感じであります。 お手頃価格だし面白そうだし、今度見かけたらゲットしてみることにします。 でも、このオバちゃんラベルだけはなんとかなんないのかなぁ。
 ともあれご報告ありがとうございました。今後ともご活躍のほど、よろしくお願い申し上げます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年7月12日)
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 2001

「稽古した日」   2004年7月11日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」     平野弥 2,992円(税込み)
「インポーター」  平野弥
「原産国」     フランス
「使用品種」    ピノ・ノワール
「アルコール」  13%vol

 このワインは熟成させた方が良い、 という文章が平野弥のホームページにしっかりと書いてある。 にもかかわらず、買って半年もしないうちに、 エシェゾー2001と、このオー・コート・ド・ニュイを、美味しいブルゴーニュが飲みたい!、 という欲求に抗いがたく、開けてしまいました。 で、正直、早かったです。エシェゾーにいたっては、 なんちゅう勿体無いことをすんねん!、というくらいの、ただただ、 もうムンムンの香りと濃さだけ、って感じで、早すぎでした。 ただ、このオー・コート・ド・ニュイ に関しては、 今からでも十分楽しめる味わいで、エシェゾーほど当然濃くはなく、 普段、淡い味わいをブルゴーニュに求めるワタクシにも、 この程度の濃さが限界ではありますが、蒸し暑い今の季節でも美味しく戴けます。 まぁ、もう少し熟成させれば丁度よい軽やかさ、滑らかさ、と独特の香りに甘さ、 が味わえるものと思われますが。
 そんなわけで、普通、あまり見かけないジャイエ・ジル。 ご近所の平野弥にはまだ少し在庫があるようだし、 もう一度買って、今度は数年置いてみることに致しましょう。

---師範より---
 ご報告、ありがとうございます。 ジャイエ・ジルとはこりゃまた正攻法で来られましたね。 師範も以前は、その派手な香りと打楽器的なアタックの強さに惚れて結構追っかけてましたが、 一時期値段が上がったことや他にもそういう造り手が増えてきたこともあって、 最近はちょっとご無沙汰でした。 3,000円以下で買えるのであれば確かにお薦めの銘柄だと思います。
 というわけで、今後ともよろしくお願いします。


門下生第七十号きのっぴー殿より。 (報告日:2004年7月4日)
IMPERIAL COURT
皇軒 高級干紅葡萄酒

生産者:中法合資上海申馬醸造(有)
稽古日:平成16年6月29日
稽古した場所:自宅
購入店:上海市 雅客多准海店
原産国:中国
値段:1,037円位(78元)

先日上海に旅行に行った際、スーパーで購入した一番高いワインの2本のうちの1本です。 中国産ワインの価格帯は150円位からこの1,000円程度までで、 同じく売っていたフランスワインに比べれば全然安い価格帯でした。
 さてそのワインですが、グラスに注いだ色は、 かなり熟成したような(ヴィンテージが書いてないため)エッジに赤茶の入った紫色。 かなり退廃的な感じでやばそうです。
 香りは干しブドウ、プルーン、カンゾウなどの漢方薬、 ジビエなど熟成した高級ボルドーのような複雑かつ凝縮した香りで、 とりあえず胸をなでおろします。
 味の方は香りどおり、干しブドウっぽい甘ささえ感じる果実味に漢方薬っぽいニュアンス。 ヴィンテージは分らないですが、フレッシュな果実味は出ないものの、 いい熟成をしたボルドーのようにタンニンは水のようにこなれていて、 すーっとのどに入ってくる。ブラインドで飲むと多分熟成したボルドーと間違えてしまうでしょう。
 中国恐るべしであります。しかしもう一本の方はいまいちでしたので、 当たりはずれはありそうだと感じました。
 もし上海へ行く際はぜひ飲んでみてください。

---師範より---
 お久しぶりのご報告、ありがとうございます。
 中国産のワイン、当道場では未稽古であります。 中華料理屋にときどき置いてあるのを見かける以外はほとんど市場に出てないですからね。 あと、なんとなく垢抜けないイメージがあるのも飲まず嫌いを助長しています (フランス人から見た日本のワインなんてのも似たような感じかな、と)。 ご報告頂いたワイン、『高級干紅葡萄酒』なんて書かれているところを見ると、 イタリアのアマローネみたく一旦葡萄を干してから醸造してるんですかね? きのっぴー殿のコメントからもそういう雰囲気が見て取れますので・・・ ということで頂いた画像をしげしげと見ますと、 "Superior Dry Red Wine"の文字がありますので、干=Dryのようで。 さらにしげしげと画像を見ますと、 1992というヴィンテージ表記と"Produce of France(源自法国)"の文字がありますね。 実際の中身は1992フランス産なのかも知れません。
 ともあれご報告ありがとうございました。 上海へ行く機会なんてあるかどうかわかりませんが、このワインの名前は覚えておこうと思います。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年6月27日)
FANNY 2000

「稽古した日」 2004年6月26日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「インポーター」 ヴェリタス 1,879円(消費税込み)
「原産国」 フランス
「使用品種」 たぶん、メルロー他

 社会復帰後報告第一弾。胆嚢摘出を終え、無事、娑婆に戻って参りました。 当初、癌を疑われていた胆嚢を、取って、診たら何事もなく、結局のところ、 胆石をでっち上げられたような手術ではあったけれど、 まぁ、入院でもしなければ絶対に味わえなかったであろう楽しい経験もさせて頂いたので、 満足であります。 診断書を書いてもらう際にふんだくられた料金は許せない値段ではありましたが。 診断書によると、病名は案の定、胆石に変更になっておりました。

 さて、このところず〜っと、あれこれ購入しておりましたWebショップで、 最近ハズレが続いておりました折、 直近に購入のブルゴーニュの5本セットでは1勝4敗と不本意な成績に終わり、 はずれブルゴーニュに辟易気味の昨今でありましたので、この度は河岸を変え、 よしんば少々コルクに難があろうと、 そんなことぐらいでは中味がへこたれることはないであろう、 ボルドーの「ゴージャス!新樽タル4本セット ●送料無料●」 をヴェリタスにて購入いたしました。 評価の高いオー・カルルが入った、右岸中心の4本セット。 今回報告は、その4本セットの中では単品価格が最も安いこのワイン。 しかも、送られてきたその日に、休息もさせずに抜栓。 そんな悪条件をものともせず、このワインは実に素晴らしい。 メルロ特有の、紫を帯びた濃い色合い。甘く凝縮された深い香り 。BORDEAUX SUPERIEURで売るにはもったいないような品質。 高品質の樽で有名なセガン・モローを使っているんだそうで、樽香もほのかに上品。 ●送料無料●、ってのがまた買う気を誘います。なかなか上手ですよね、 このお店の女主人。それに、私、右岸は好みですし。

---師範より---
 ご報告、ありがとうございます。なにより社会復帰、おめでとうございます。 これからもドンドン飲んでバンバンご報告下さい。
 さてご報告頂いたワイン、不思議な名前のボルドーですね。 中途半端なワインが多いBordeaux Superieurということもあって、 店に並んでいても購入の対象にはしそうにないワインです。 ネット販売のセットものって、そういう「普通は買わない」ものがあったりして楽しい一面もありますね (ハズレるリスクももちろんありますが)。 あと、「送料無料」には師範も惹かれます。 『いくら以上購入で』とか『何本以上で』とかだと、 なんとかその規定をクリアすべく安ワインを抱き合わせたりしています。
 ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第八十一号NYワイン小僧殿より。 (報告日:2004年6月15日)
MT. DIFFICULTY PINOT GRIS 2002

NEW ZEALAND、CENTRAL OTAGO地区
MORRELL WINE、MANHATTAN で購入、$18.95
(稽古日:2004年6月13日)

 このところ気分的にほとんど白ワインの毎日です。 南フランスでしっかり稽古しておられる師範に触発されて、こちらはぐーっと南半球へ。 実は昨年暮れに仕入れたものをほとんど忘れていました。店はというと なんとなく敷居の高い、ロックフェラーセンターのMORRELL。 実は結構親切ですが、その高級感が、安ワイン者には少し窮屈か?。 店員さんと客の 「これ、いいよねー、あっち(BABICHか何かのSBか?)よりずーっといいよ」 とかなんとか小耳にはさみ、ふーん、そんなにいいんかね、 じゃ僕も、と全く主体性無く。ところが、なーんと大当たり。

 先日の破戒的ムルソーより何倍もパワフル。抜いた端から香りがいっぱい。 きっちり冷えた状態でもグレープフルーツ、他にも柑橘がいっぱいなのが、 室温に慣れるにしたがって、ほとんど爆発状態でした。 少しとろっとした感じ。色は特に濃くはありません。 樽っぽさも相当ですが、フルーツの勝ち!

 昨日チェックしましたら、もちろんお店ではすでに売り切れ。2003年物が待ち遠しいっ。 WEBSITEでは、BOUTIQUEワインとの言い方も。それほどではありませんが、 お買い得は間違いなしです(すいません、まだJAPANには行ってないようです)。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ニュージーランドのワイン、良いっすよね。 ピノ・グリは未経験、というか白自体あまり稽古したことありませんが、 ピノ・ノワールに関しては、 本家ブルゴーニュの良いやつに激しく肉薄するワインが比較的手頃な値段で買え、 かつあまりハズレも無かったりする印象があります。 ご報告頂いたワイン、確かに日本にはまだ入ってきてないようですが、 このページを見たインポーターな方がきっと入れてくれることでしょう (大ボラ)。
 というわけで、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第七十七号サトーたけし殿より。 (報告日:2004年6月5日)
SAN LAZZARO 2000 CHIANTI CLASSICO

稽古した日 2004年5月30日
購入場所  カルフール南町田
購入金額  900円

 昨年のワインフェアで購入したもの。フェアの初日だったと思いますが、 このワインだけが棚から減っていて、 買おうとしていた男性に声をかけて聞いたところ、 「前にも買ってとても美味しかった」と言われまして購入。 次の日にはなくなっていました。
 今回はローストチキンに合わせ開けました。 コルクが細かいコルクを固めたものだったので、だめかと思ったのですが。 ところが香り、色、味、コクともに申し分なくキャンティの個性を表現していました (私が飲んできたキャンンティの個性を基準としてですが)。 これが900円で飲めてしまえるのか!? 私より舌の良い妻に聞いたら 「2000円ぐらいの味」と私と同意見でした。 こんなワインが900円だなんて幸せになったものです。 キャンティ好きの方だったらダース買いしても悪くないと思います。 デイリーワインに。
 いつものように次の日も一杯飲みました。ちょっと辛い感じにはなりましたが、 まだまだ十分美味しいものでした。見つけたら買いだと思います。

---師範より---
 お久しぶりのご報告、ありがとうございます。
「900円で2000円の味」というのは安ワイン者にとってはたまらん醍醐味ですな。 そこには1100円を余計に払うのとはまったく別の、 探求者としての満足感が満たされる瞬間があろうというものです。 ほんでもってご紹介のワイン、(カルフールの輸入で売り切れだと) そう簡単に見つかるとは思えませんのでちょっとゲットはあきらめモードです。
 それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第八十一号NYワイン小僧殿より。 (報告日:2004年6月3日)
MARQUES DE MONISTROL (マルケス・デ・モニストロル)
スパークリング(CAVA)

TOTAL WINE (ニュージャージー州、職場そば)で購入、$6.99
(稽古日:2004年6月1日、火曜)

 忙しい中にもワインのある生活、うるおいですねー、 と言いつつ選んだのはお店できりきり冷えているCAVA。 ここのところCAVAが大変安いようです。 フレシネは何年か前まで、貧乏画家の個展とか行くと、よく出ていました。 でもまずい...($5以下の時もある)。

 このところまたまた気候の変調で、今朝など50°F台ですから、 なんと12-3℃。泡物のむと、寒気しかしなかったりしますが、 ひたすら夏を待ちつつ、飲みつづけます。

 このMARQUES DE MONISTROLは初めてですが、りんごの香りのするまろやかな味です。 色は少しグリーンかかっています。甘味、酸味とも控えめ。 少しのみ進むとちょっと苦味が気になりますが。 泡はちょっと大きめのがぽっぽぽっぽと出ています。 持ち帰り寿司との相性は大変結構でした。 $7ですからあまり文句は言えません。

---師範より---
 連発で泡モノのご報告、ありがとうございます。
マルケス・デ・モニストロールの泡は、師範も過去廉価版高級品(Gran Reserva)と稽古しております。 ご報告頂いたものは、写真によると"Reserva"と書かれていますから、 丁度中間クラスでしょうか。 で、上記飲んだものだと正直言ってあまり芳しくない印象です。 その差が、最近品質向上したのであれば再稽古の価値がありそうですが、 流通経路(かたや北大西洋横断、かたや赤道を2回通過する地球半周) によるものだったら極東日本ではイマイチかもですね。
 ともあれご報告ありがとうございました。 またよろしくお願いします。


門下生第八十一号NYワイン小僧殿より。 (報告日:2004年5月29日)
BONNAIRE (Champagne)

Manhattan、GARNET WINE & LIQUORにて購入、$21.95

 きょうはいつもと気分を変えて、結婚記念日ディナー。 いろいろの都合でレストランはやめて自宅で。 ステーキ、イカのグリル、寿司、さしみ、ほかの持ち帰り惣菜で豪華に? マンハッタンは割とよいイタリアンデリがあるので、こんなときは楽です。 ワインはシャンパーニュと、ボルドー赤Leoville Poyferre 1996です。

 初めてのシャンパーニュですが色は特に濃くなく、フルーティーな香りは上々。 味もよくバランスしています。 10ドルのスパークリングを時々飲みますが、飲みやすさだけなので、 今日のような日には不向き。 先日試したNICOLAS FUILATTE BRUT($24.95)より、ボディーは軽めですが、 ぐっとさわやかで、高級感もあるような。おすすめします。 2500円以下のシャンパーニュがいくつもあるので、 安ワイン家にとっては住みやすい町です。

---師範より---
 ご報告、ありがとうございます。
 ご報告頂いたシャンパーニュは見たことありませんが、 比較で挙げられたニコラ・フュイヤットは稽古しております。 それだけを見るとコチラとソチラ、販売価格的には大差ないみたいですが、 コチラはあくまでやまや価格だからなぁ。 2500円以下のシャンパーニュがいくつもある、という環境は羨ましゅうございます。
 それではまたNY特派員門下生レポート、よろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年5月29日)
CHATEAU MARQUIS de TERME 1998

「稽古した日」 2004年5月28日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「インポーター」 (株)明治屋  大手町松坂屋 1,680円(消費税込み)
「原産国」 フランス
「使用品種」 カベルネ・ソーヴィニヨン他

 人間ドック明けの一本。 前回報告のドメーヌ・ビアの安売りセットの中からサントーバン プルミエ クリュ LES CASTETS 2000 を人間ドック明けの一本にあらかじめ選んでおいたのだが、 これが実に見事なブショネ(これで私のブショネ遭遇率が0.3%強に上昇)。 そんなわけでサントーバンをあきらめ、代打の抜栓となったのがこの格付け4級のマルゴー。 大手町松坂屋には時々変わったワインが変わった値段で売られているが、 このワインもその一つ。タール系の濃さ。香りも重く厚い。 とても1本空かないだろうと思ったが、案外飲めてしまう。お仕舞いには立派な澱。 さすがに本格派である。どちらかというと、 チリの美味しい濃いワインをもっと濃くしたような味わい。 相当置いておけそうなタンニン。ウマイですね。 それにしても、なんでこういう珍しいワインが時々大手町松坂屋のような場末で売られているのかなぁ。 しかも変な値段で。いつも不思議であります。

 ところで、人間ドックの検査結果が出まして、LDL値が異常値を更新していたのと、 ポリープが順調に育っていることが判明。そのまま消化器科を受診。 そして、そろそろ切っちゃいましょう!ということになった。 近々、オペ計画を立て、夏までに実施の予定。オペ実施後、 帰らぬ人となった場合はこのマルキ・ド・テルムが遺稿になるやもしれませんので、 何卒よろしくお願いいたします。

---師範より---
 ご報告、ありがとうございます。
 メドックの4級格付けっつったらそりゃ美味いでしょうね。 ビックリなのが(マイナー銘柄とはいえ) それが1,680円などという安ワイン者価格で売られていることです。 大手町松坂屋、恐るべしであります。
 というわけでご報告ありがとうございました。 万が一遺稿になりました場合はその旨ここに掲載し、 ご冥福をお祈りさせて頂く所存でございますのでご安心下さい。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年5月24日)
AUXEY-DURESSES Les Joncheres 2001
Domaine Billard & Fils

「稽古した日」   2004年5月23日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」     ワイナリー和泉屋  ドメーヌ・ビヤー5本セット 9,240円(税込み)
「インポーター」  INA
「原産国」     フランス
「使用品種」  ピノ・ノワール
「アルコール」 13%vol

 休肝中のはずなのに、飲んでしまっている。しかも、美味しいのでどんどんススム。 有名な造り手の畑の、隣の畑で獲れた葡萄を使い、 その有名な造り手の醸造責任者に相談しながら造った、というワイン。 ワイナリー和泉屋のメルマガには度々登場していたが、その奇抜な色のラベルに、 これまでは食指が動かずにいた。この度、和泉屋は決算特別セールのようで、 「こんな素晴らしい味わいのワイン、購入されなかった皆様は、 きっと後悔されることでしょう…」 とあった。なになに?、そこまでおっしゃるなら買ってみましょう、 と購入した5本セット。1本あたり1,848円のワインです。 このワインは、その5本セットの中でも、 もっとも安い希望小売価格がついているワイン。 先週の金曜日の朝発行のメルマガに反応して申し込んだ時には250セット限定のスタートだったようだが、 月曜日の朝の時点で167セットがまだ残っている。やはり、あんまり売れてないようだ。
 だが、しかし、お噂は本当でした。非常に色の薄い、繊細な味わいの、 いつもワタクシが、ブルゴーニュに求めている風味がそこにはありました。これですよ、これ。 ブルゴーニュの赤でも、飲み飽きしてしまう、高いけど濃いワインではなくて、 グラスを重ねる度においしくて、ぐいぐい飲んでしまえるタイプ。 いつもこういうのを探しているのですけどね。
 インポーターのラベルには ※定温輸送・温度記録とある。 この温度記録という部分、初めて気がついた内容だが、 文字通り、温度管理には最善を尽くしていることが想像される。 そういえば、最近飲んだ中で、このワインの味わいに近いのが、近所の酒屋さんが、 シモン・ビーズで買ったのを持ち帰ったワインだった。 両者に共通するのはこの温度管理かなあ?と妙に納得してしまう。 このワインの品質の確かさはそんなところにもあるのではないかと思う。 5本セットの中でも、最も安いのがこんなに美味しいのだから、 残りの赤3本と白1本が楽しみ。 ドメーヌ・ビヤーは白が美味しいということなので、いまからワクワク。 早く今週末の人間ドックが終わらないかなぁ。

---師範より---
 休肝期間中(?)のご報告、ありがとうございます。
 師範の場合、現代的で濃いブルゴーニュも好きではあるのですが、 ご報告にあるようなすっきりしていて飲み飽きないヤツも良いですよね。 うっとーしい梅雨の時期なんかは、そういうのをちょいと冷やして、 さっぱりした鶏肉の冷製みたいな料理と一緒にクイクイっと、ってのが良いなぁ。 ・・・ってなことを休肝日に想像するのはカラダに毒です、ハイ。
 それでは、また安ウマワインの発掘調査、よろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年5月19日)
MARQUISE D'ALESME 2000

「稽古した日」   2004年5月18日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」     大手町松坂屋   2,520円(税込み)
「インポーター」  サントリー
「原産国」     フランス
「使用品種」  メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドー
「アルコール」 12.5%vol

 珍しいワインを売っていたので、この機会を逃したら一生出逢えないかもしれない、 と思わず購入してしてしまったワイン (ひょっとして、あっちこっちで、もっと安く売ってたりして)。 メドックの第3級で、マルゴーのシャトー・マルキ・ダレーム・ベケールのセカンドらしい。 メドックの第3級ながら、あまり有名ではないワインのセカンドに2,520円も払うのはどうか? とも思ったが、なぜか3本も買ってしまっている。 実はこの本格的なボルドーラベルに、旨そな予感はあったのですよ。 最近になってやっとメドックの良さが分りつつあるこの身には願ってもないタイミングのワイン。
 バランスが良いです、このワインは。メルローが40%、 カベルネ・ソーヴィニヨンが30%というのも私にはありがたい組み合わせ。 複雑さには若干欠けますが、ラベルを眺めながら味わうと、しっとりとした雰囲気に浸れます。 クリュ・ブルジョワの上モノとも違う、やはりメドックの格付けワインのセカンド、 という雰囲気をしっかり持ったワインの美味しさがあります。 ラベル見ながら飲むからますますそう思うんですよね、きっと。  ただ、一つ気になったのが、シャトー元詰めではないということ。 普通、こうなんですか? どうなんでしょう? いろいろなカタチがあるのかなぁ?  こんどゆっくりセカンドのラベル比べをして研究してみよう。

人間ドックを来週末に控え、本格稽古は本日で一旦休止。 「安ワイン倦怠期」の師範殿同様、 最近、ワイン自体に倦怠気味?のワタクシ。 人間ドック後にも美味しく飲めるよう小賢しい策を弄しようとしております。 どうかドクターストップになりませんように。

---師範より---
 矢継ぎ早のご報告、ありがとうございます。 最近ココはちんちくりん殿からのご報告一色でありますな。 是非他の門下生の方々にもご精進を期待したいところであります。
 さてご報告頂きましたワイン、 セカンドのみならずご本尊の3級も存知あげておりませんし稽古したこともございませんが、 2000年産のボルドーというのは評判通り安くても高品質なものが多いですね。 今頃の時期だと、セカンド・クラスの方がよりこなれてて美味しいのかもしれません。
 ちなみに、奇遇ではありますが来週は師範も人間ドックです。 ちんちくりん殿と同様、 直前はちょっとアルコールをセーヴしてγ-GTPの低減策を講じようか、などと考えております (とはいえ今週末まではきっと普通に飲みますが)。
 休肝週間が明けましたらまたよろしくお願い申し上げます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年5月17日)
COLDSTREAM HILLS 2002
PINOT NOIR

「稽古した日」 2004年5月16日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」 サンタムール   2,565円
「インポーター」 カツミ商会
「原産国」 オーストラリア
「使用品種」 ピノ・ノワール
「アルコール」 13.5%vol

 大絶賛の師範殿と意見が一致した、COLDSTREAM HILLS 2001年の、 2002年版を発見したので早速購入してみました。 ラベルが替わっていたので、はじめは廉価バージョンか?と勘違いして、 購入を一本のみにしたのは、ハッキリ言って間違いでした。 2001年に師範殿がお感じになった香りの印象そのままの、まったくの、 高級ブルゴーニュ。ブラインドで、シャンベルタンです、と言われても多分、 そうですか、と納得せざるを得ないような香り。 安ワイン者の経験不足ゆえ、その辺りのところは如何ともし難いですが、 いずれにしても香りが素晴らしいんです。 トロンセのバリックを使用、とあるのも要因の一つかなあ? お味も香りに負けず、2001年以上にパワフルで、 こちらも並みのブルゴーニュを完全に凌駕 (変化に乏しく、一本調子にウマイ、という感じは否めませんが)。

 師範殿が5年後にもう一度飲みたいとおっしゃっていた2001年の我が家の在庫は 残すところあと、3本(置いておきますねぇ、2〜3年後に飲みにいらしたください)。 この2002年は10年後でもいいのではないか? と思えるほどの出来になっている、と感じます。 師範殿はいかがお感じになりますでしょうか? 10年後用に大量仕入れしてしておきます。

---師範より---
 毎度のご報告、ありがとうございます。
 コールドストリーム・ヒルズの2001、師範稽古分はコレ、 ちんちくりん殿からの報告分がコレですね。 確かに非常にコストパフォーマンスの高いワインでありました。 2002年産が出ていることも知ってはいましたが、 以前に好印象だったものの年度違いをリトライするとガッカリすることも多いので、 なんとなく購入を見合わせておりました。 ご報告によれば、2002年産もなかなか良い出来とのことですので、 近いうちにゲットして稽古したいと考えております。 (また、2001/2002を置いといて頂けるとのこと、身に余る光栄でございます)
 というわけで、またよろしくお願い申し上げます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年5月14日)
BEAUVIGNAC 2001
Preference Merlot

「稽古した日」 2004年5月13日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」 デリバーワイン   赤・白・泡お買い得スペシャル6本セット 8,800円
「インポーター」 (株)ディス・エクスポール ジャポン
「原産国」 フランス  VIN DE PAYS D’OC
「使用品種」 メルロー
「アルコール」 13%vol

 『GW特別 赤・白・泡お買い得スペシャル6本セット』 24セット限定です!  というふれ込みと、このセットの中に、過去にケース買いしてとても美味かった、 シャトー・ル・グラン・ヴェルデュ グラン・リゼルヴが入っていたので、 つい、出来心で買ってしまったデリバリーワインさんのセット。
 目玉を1〜2本入れてあとは見本品だの、 駄モノだのを詰めて作ってみました〜的なセット。 その中で、このワインはGoogle日本語では出てこなかった珍しいワイン。 デリバリーワインさんのHPにさえないんだから、こりゃきっと、 インポーター提供の見本品程度のものに違いない、と踏んでおります。 インポーター名も初耳だし。でも、ラベルにはなぜか見覚えがあるよう気はするんですけどね。 いずれにしても、このセットは6本で8,800円だから、1本あたり1,470円程度。 まぁ、たいして安くないわけですよ。実に普通のお値段。 どこが「お買い得」なんだか?という感じ。 メルロー、と書いてはあるんですけどね、私には、なんかボルドー左岸的な味わい。 ところが我が女房殿の方はというと、「やはりメルローは美味しい」 などど申しております。 よ、よく判ったな〜!と感心すると、「ラベルにそう書いてある」との御託宣。 まったく楽でいいですな、女房殿は。
 色は茶色を混ぜたようなルビー色、どちらかというと少々歳をくったような印象、 お味はカベルネ・フランが多めのボルドー。 裏ラベルには英語とフランス語の二通りで説明があり、 白とロゼは有名ですが、赤だって美味しく造れるんですよ、 だとか、少なくとも4年以上は置いておける、 みたいなことが書いてある。5年じゃなくて、4年というところが奥床しいですね。 でも自信はあるみたいですね、この書き方。
 どこがどお、という訳ではないんですが、そこそこのボディとタンニンがあって、 なんとなくスルスル入ってしまって、30分ちょっとで1本空いてしまう、 といったワインです。 2千円出して料理用になってしまうワインに比べれば、 これはブラインドで出して美味しく楽しめるワインだと思います。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 確かに無名のVin de Pays d'Ocで1,500円っつったら結構良い値段、 かなり期待しますよね、安ワイン者としては。 まぁこういった「セット物」の時に一本あたりの値段をいくらとみるかは難しいところですが (極端な話、10,000円のワインと1,000円のワインをセットにされたら それぞれの相当額は全然違うでしょうし)。 ご報告を拝見すると「そこそこお薦め」って感じですね。 単品で売られてもっと安かったら買い!ってところでしょうか。
 それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年4月27日)
SCHMIDT-KUNZ 2002 SCHEUREBE KABINETT
「稽古した日」 2004年4月26日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」 a&gアルプス   1,700円
「インポーター」 a&gアルプス
「使用品種」 ショイレーベ
「アルコール」 9.5%vol

 横浜の田舎、センター北駅の裏の、寂しいところにポツンと出来たワイン屋 「a&gアルプス」。   2年ほど前に店を発見し、時々出掛けては、 ドイツワインやらオーストリアワインやらを購入する。 「a&gアルプス」の a はオーストリアのa、 g はドイツのgだとか。 ドイツワインとオーストリアワインと輸入ビール程度しか置いてない。 よくもまぁ、こんなんで商売になってるな〜、と感心してしまうお店。 それでも土曜日には、いまどき、ドイツでも珍しいという、 本格派ドイツパンが買える店として、 近隣の外国人がパンを買いにやって来る(ワインを買ってる姿は見たことないけどね)。 このドイツパンは店主がわざわざ日本橋まで仕入れに行っている由。 ますます、採算は疑問符。 潰れずになんとか営業しているこの店の採算は、 どうやら、ワインの値段で採っているらしい、と最近やっと分った。 今回は3周年記念セールのDMにつられて、のこのこ出掛けました。 3周年記念特価である、通常売価の二割引でも、 この店のワインの値段は高いとは思うんですけどね。 他の店ならきっともっと安く買えるはずだけど、 ワタクシと同年輩のご夫婦二人でやってるこの店をなんとなく応援したくて、 つい、買いに来てしまう。
 さてさて、センター北といえば阪急の地下の鮮魚店でのアラさがし。 今回は、なんと、その名もアラカルトと銘打った、 刺身の切り落とし盛り合わせパック380円、 鯛の刺身(にも出来る吸物用アラ)100円、太刀魚の半端200円をゲット。 安い。みんな買わないんだよね、こういう変なモノ。 いずれもこのワインとの相性は問題なし。 味覚が怪しいという人もおりますが。

 閑話休題。さてこのワイン、 ドイツワインケナーを獲得して幾年月。 ショイレーべってなんだっけ? と言う程度のドイツワイン知識しかなくなっている我が身に愕然。 調べましたところ、この品種はシルヴァーナとリースリングを合わせたもののようです。 ほぼ透明に近いグリーン瓶に、ひし形を縦にした、小さくて、地味な、そっけないラベル。 なんとなく辛そうなイメージで臨んだ一口目。口に入れた瞬間、 まだ醗酵途中か?と訝るほどのピチピチ感。ジュースのようにぐびぐび飲める。 アルコール度数の低さと相俟って、一本が即空になる。 ぐびぐび感と9.5%アルコールでもしっかり酔ってしまうのは、 表示以上にアルコール分があるってこと?

 濃い目の赤ワインに食傷気味の身体のリフレッシュには最適のワイン。 これからの季節にもピッタリ。 たまにはこんなワインもいいものです。いかが。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ドイツワインですか・・・ここんとこ全然飲んでない気がして、 調べてみたら昨年の7月以来飲んでないようです。 ドイツワインの道場掲載回数は、2141本中わずかに23本、率にして1%強でしかなく、 冷静に見て「師範はドイツワインをあまり好んでいない」姿がアリアリと出てしまっています。 そこに持ってきて「若くてジュースのようにぐびぐび」なのが2割引で1,700円とのこと、 誠に恐縮ですが今の気分ではあまり食指が動かない、というのが正直なトコロであります (でも、ふとした弾みでそういうのが飲みたくなる時もあるんですよね)。 ちなみに、しっかり酔ってしまわれた原因は、飲むのに要した時間に因るところが大きいかと。 個人的な経験で恐縮ですが、 師範の場合フルボトル1本を1時間くらいで飲み干すとヘロヘロに酔いますので。
 というわけで、今後もまたよろしくお願い申し上げます。


門下生第八十四号kouji殿より。 (報告日:2004年4月8日)
シャトー・タルボ99

「稽古した場所」 我が家
「購入店」 イーショッピングワイン
「インポーター」 エノテカ
「使用品種」ボルドー品種

 今回のワインは個人的には初めて飲むシャトータルボ。 もちろん名前もラベルも見覚えがあったがなかなか飲む機会(買う機会) がない一本を今回はサイトでハーフ1659円だったので、 もともと家でのフルボトルを苦手な私は早速購入。
 まず香り一発目は正しい表現ではないかもしれないが豆? をほっこり蒸したようななんともいえない好きな香り。 その後に血や肉を連想させる香りも。 新世界のワインにはここまで土とか、肉などを連想させる赤ワインは少ないと思う。 豊かで複雑な香り。 味もいいです。うまいです。舌触りが滑らかですよね。 やや閉じてはいるがビターでいて滋味深い、 酸と果実味が奥のほうで溶け合っているようななんとも幸せな味わい。 ボルドーとしては平均点な出来とのこともあわせて ハーフなら本当に美味しく飲めるころなのかもしれませんね。

セグラヴューダス ラヴィット・ロサード

原産国 スペイン
品種 マカベオ チャレッロパレリャーダ
輸入元 リョーショクリカー

 本当は今夜の一本目はこちら同じくサイトでハーフ767円というお気軽スパークリング。 (スペインにしては高いほうかも。) ここの最上級品ブルート・レゼルバ・エレダード は私のベスト泡もの3本にはいるお値打ち造り手。
 ラベルやボトルデザインはなかなか今風なのですが色がちょっと派手か・・ でもお味はなかなか。香りは本家の高級品には遠く及ばなくても美味しく頂きました。 (コメント少なくすいません) そうそう泡立ちはレンタルビデオに夢中でチエックしていませんでしたがいい喉ごしでした。 2本とも追加で発注ですね。

ハーフって以前は邪道だとか思ってましたけど酒量の少なくなった今は重宝しています。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 シャトー・タルボの方は「安ワイン」とするにはちょっと微妙な感じもしますが、 『ハーフはいくら以下を安ワインとする』と定義しておりませんでしたので掲載させて頂きました。 ・・・なんてことはどうでも良いんですけど、結構安いですね、この値段。 中身的にもきっちり良さげなボルドーみたいで美味そうであります。 泡モノの方も、これからの季節軽く飲むのにピッタリっぽいですね。 使い勝手の良いハーフ・サイズ、もっともっと増えて欲しいものであります。
 というわけで、またよろしくお願いします。


門下生第八十一号NYワイン小僧殿より。 (報告日:2004年4月7日)
ジンファンデル、Dry Creek Old Vine 2000、 Sonoma
2nd Avenue Wine and Liquor, Mnahattan, $17.99
稽古した日 2004年3月20日

 Zinfandelのことはほとんど経験、知識とも無く何となくお店の人に薦められて、 買ってしまいました。 ただ、ZIN(こちらではこう呼びたがります)=CALIFORNIA=夏のBBQ WINE、 というような固定観念があって、ちょっと避けていました。 どっこい、開けてすぐはフルーツ、バーンの一本調子が、 翌日(ワイン小僧は酒量が少ないのでグラス一杯で、あかん!と思うと、 すぐにVACUVINをして翌日回し、あとは白ワインとかで、 お茶を濁してしまうのです)なんか、深みが出て、 いいワインに化けていました。 渋み、スパイス、コクと酸味と甘さがバランスした、大変結構な出来。 いわゆるローヌ、オーストラリア等の10ドル赤ワインに比べ、 ランク上と思います(値段から当然ですね)。 時間をかけてゆっくり開くのを待てるよう、精進いたします。 しかし、デカンティングして2時間待て、なんて書いてある場合、 どうすればいいんでしょうか。 タイマーで仕掛けて、自動抜栓機なんて使えば、帰宅してすぐ飲みごろ、 なーんて。どなたかソムリエロボット、開発してますでしょうか?

シャルドネ, Domaine Boyar 2001、Black Sea Region
Bulgaria、Wine Warehouse, Manhattan, $4.99
稽古した日 2004年4月3日
 最近白のDAILYワインをさがしていまして、手ごろな価格、 比較的軽くて、フルーツ、酸味がちゃんとあってあまりタルっぽくない、 そんなワインになかなか出会わないのです。 たいていは味が濃くて、あんたは樽屋か!というのが$10前後で意外と多いのです。 アメリカ市場の特徴でしょうか? ところが、お店のワゴンセールで見つけた、 なんとBULGARIAワイン、となりのやはり外国人のにーちゃんが、これいいよ、 MERLOTもいけるよ、なんちゃって薦めてくれました。 経験的に、私が行く安ワイン屋は店員さんより、 客のほうがしっかりしているのです。そこで鍋とあわせました。 世界のお天気見られている方はご存知のとおり、 この2、3日NYは真冬に逆もどり、鍋がうまいという大変悲しい気候です。 でも10年前のイースター(4月初旬)にも、雪、降ったしなー。 ワインは開けた直後はすっきり花の香り。甘味が勝って、 ちょっと物足らない感じです。しばらくするとバランスが変わって、 酸も、樽っぽさも出てきて大変結構。しばらくお付き合いできそうな、 飽きのこない、いいワインです。コストから言って抜群と言えます。

---師範より---
 いやはやなんだか米国の安ワイン文化を垣間見るような楽しいご報告、ありがとうございます。
「ジンファンデル=カリフォルニア=バーベキュー」は、確かに師範もそういう印象を持っています。 甘口のバーベキューソースに合いそうな、なんとも甘酸っぱいワインが多いイメージです。 バーベキューでもポン酢で食べたくなっちゃう純日本人な師範にはちょっと難しい品種な印象があって、 道場への登場回数は数えるほどだったりします。
 あと、ソムリエ・ロボットの発想がいかにも米国的だなぁ、と。 『NASAが開発!』とか書かれて、 「なんでそこまでニッチなモノ作るかなぁ」と甚だ疑問な道具っていろいろありますよね、米国って。 加えて、「最初っから美味く」ってあたりもちょっぴり米国的。 ちょっと論点がずれるかも知れませんが、 日本だと、「初物」とか「ハシリ」とか、本来の旬より前を愛でる習慣があるじゃないですか。 ワインに対しても、師範の場合その「まだ開いていない状態」を知った上で 「開いた状態」を知るから楽しいんだと思ったりしてます。
 ドメーヌ・ボイヤールに関しては、お手頃価格のものが多いので師範もいろいろと稽古してます。 白の稽古経験は一本だけなんですが、赤より白のほうが良かったように思います。 赤はどれも軽い印象でした。気の良いにーちゃんの意見に抗うようでアレですけど。 それにしても、お客同士でコミュニケーション取ったりするあたりもなんだか米国的ですね。
 というわけで、また楽しいご報告、お待ちしております。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年4月6日)
L’ANGELICA 2000
PODERE ROCCHE DEI MANZONI

「稽古した日」 2004年4月5日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」 ワイナリー和泉屋  ロッケ・ディ・マンゾーニ  4本セット 10,000円
「インポーター」 昭産商事(株)
「使用品種」 シャルドネ

 DRCに似た形の高級そうで重い瓶。コルクの長さはアンジェロ・ガヤ。 抜いた瞬間に絶品とわかる香り。 お味はといえば、今までに出逢った白の中でも3本指以内は確実。 今年度No.1のシャルドネに決定です。 年度始めにそう決めてしまってもゼンゼン問題ない程の品質。 これほど濃い味わいなのに飲み飽きせず、もう一本飲みたくなるようなワインは稀。 バター、アーモンド、キャラメル。 そこらのムルソーが束でかかって来ても負けない迫力。 つい先日、同じ和泉屋から大量購入のブルネロで大失敗していながら、 こんな美味しいワインとめぐりあえたのだからと許せてしまう程。 グラスに残った樽香の上品さも過去最高。単なるヴァニラではなく、 白い花の香りを含んだ珍しいもの。 夕飯の納豆キムチ丼との相性も抜群 (まぁ、こういうモノは、普通は、素晴らしいワインとは合わせないものですが)。 我が家に残るもう一本を是非、師範殿に飲んで頂きたい。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 この時期に「今年度No.1」を決定されるとあってはよほど素晴らしいワインなのでしょうけど、 惜しむらくは単品価格だと3,000円を超えるワインであることですね。 また、「納豆キムチ丼」と合わせられるあたりも豪快ですね。 師範の印象としては、納豆とキムチ、 どちらもその強烈な臭いと個性ゆえワインに合わない(赤/白限らず)食材だと思っています。 それを推しても美味いワインってことは、よほどの実力があるんだと察します。
 というわけでご報告ありがとうございました。とっても飲みたくなるワインであります。


門下生第七十一号坊主のROMANネ!殿より。 (報告日:2004年4月5日)
モンテプルチャーノ・ダブルッツォ“カサーレ・ヴェッキオ”2002
ファルネーゼ

「稽古日」 2004年4月3日
「稽古した場所」 自宅にて
「購入した店」 七森酒店
「インポーター」 稲葉
「原産国」 イタリア
「DOC」 DOC
「価格」 1650円

 「4月1日ショック」から立ち直っての報告です。 71号寿命が10年縮まりました。さて報告です。
 イタリアワインとは相性が悪かった71号がイタものに好印象を受けました。 ぶどうの房を2房に制限してつくったとの事ですが、それが良く分かります。 まずグラスのエッジでの色彩が血が滲んでるような感じで凝縮感があります。 alcが13%なのにまったりとした果実味を伴った甘味もあるので、 充分に成熟させたぶどうを使ってつくられてるじゃないかなとも感じさせます。 合わせる食事には気を使うでしょうが、 ちびりちびりと愉しむにはうってつけじゃないでしょうか。 でも人によっては、このたっぷりとした果実味や甘味が飲み飽きさせるかもしれませんけどね。 それにこれからの季節にも厳しいかもしれませんね。

---師範より---
 久しぶりのご報告、ありがとうございます。
 ファルネーゼのモンテプルチアーノ・ダブルッツォは、 随分以前に廉価版と稽古しておりますが、 特にコレといった点の無い普通の南イタリア、という感じでした。 そういう印象を持っちゃうとなかなか上級品に手が出なくなるわけで、 造り手の皆様には是非廉価版のモノも内容的にサービスして頂きたいものであります。 それにしても2房というのは凄い収穫制限ですね。 それが本当ならそりゃ美味いだろうな、という感じです。
 魑魅魍魎が犇めくイタリア産の「ちょっと良いやつ」にはなかなか手が出ない臆病者の師範ではありますが、 こういうお薦めがあると安心して買えますので、見かけたらゲットしてみます。 (ちなみに前回お薦め頂いたコレはゲットして稽古待ちです。 乞うご期待であります)


門下生第八十四号kouji殿より。 (報告日:2004年3月31日)
シャトー・オスピタレ

「稽古した日」 2004年3月29日
「稽古した場所」 我が家
「輸入元」ヴィノスやまざき
「原産国」 フランス
「使用品種」 カベルネソービニヨン

 市販価格は1000円前後と聞くヴァンドペイ。
 まず印象は意外と濃い。しかしそこはおフランス、 酸も見え隠れするあたりは新世界と異なるところでしょうか。 味は雰囲気もあるし悪 くはない。 荒っぽい面もありますが価格を考えるとカベルネの要素・期待は裏切らない。 若干飲み飽きするものの上出来でしょう。 10年位前のヴァンドペイってこんなのは なかった様な気がする。 しっかりとワインしていると感じるのは私だけでしょうか。
 上級クラスもあるらしいが私は試す気にはならないですが・・・ 安くておいしいのが いいですね。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 まずワイン名ですが、"Chateau l'Hospitalet"を「シャトー・オスピタレ」 と読むにはかなり違和感があって、 多分「シャトー・ロスピタレ」だと思います(定冠詞"le"の省略形"l'"は発音しますから)。 Webで検索すると「シャトー・オスピタレ」と書いているページが多いんで、 輸入元/販売店がそう呼んでいるんでしょうか? そうであれば、是非輸入元/販売店には「忠実に伝える」努力をして欲しいものです。
 ・・・と、前置きが長くなってしまいましたが、シャトー・ロスピタレのワインは 師範もずいぶん以前に3種ほど飲んでますが、なかなかキッチリと造る造り手だったような印象があります (いずれも複数人で飲んでいるためきちんと記憶してないのが残念ですが)。 そういえば最近飲んでないんで、 ご報告のワインを見かけたらゲットしてみます。
 それでは、また安くておいしいワインと遭遇されましたら、 ご報告のほど、よろしくお願い申し上げます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年3月30日)
CHATEAU DE PEZ 2000

「稽古した日」 2004年3月29日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」 函館みのや  1,480円  ハーフサイズ
「インポーター」 アルカン
「使用品種」 カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド

 函館の旅の際、予備で購入したワイン。 現地で抜栓することなく横浜まで持ち帰りました。 旅行に行ってワインを買うといつも一本持って買えるハメになってしまうワタクシ。 今回はわざわざ飛行機で持ち帰った甲斐があったというべきお味。
 コルクについた色だけで長熟間違い無し、と太鼓判を押せそうな紫が鮮やか。 悪く言えば、ミシェル・○○○のご指導を受けました的な味わい。 だがしかし、函館で買ったにしてはお買い得感溢れるワインです。 ルイ・ロデレール所有のこのシャトーが、 昨年、クリュ・ブルジョワ・エクセプショネルを獲得したらしいのも、 なるほどと頷ける。 濃厚で香り豊かで果実味たっぷりで、 しかもサンテステフをお望みの師範殿?には最適かと。 10年後にもう一度飲んでみたい。

---師範より---
 文中の「ミシェル・○○○」と書かれているのはミシェル・ロラン氏のことでしょうか? 個人のプライバシーに関することでない限り、 伏せ字にする必要は無いと思います。 また、明かせない秘密であれば割愛をお願いします。 小うるさくて大変恐縮ですが、 開かれたサイト「安ワイン道場」としては、伏せ字とか隠語とか、 仲間内にしかわからないような表現を極力無くしたく考えておりますので、 ご協力のほど、よろしくお願いします。
 で、「サンテステフをお望みの師範」とも書かれていますが、 自分の意識としては特にサンテステフが好きな印象は無い、 というか(語感からくるものだと思いますが)サンテステフって乾いた印象があって、 どちらかというとボルドーの中ではネガティヴなんですけれども。 過去の記録から見た客観的な印象だと違うのかな?
 というわけで、なんだかちょっとへんてこりんな気分ではありますが、 今後ともよろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年3月24日)
MARSANNAY 2000
Louis Latour

「稽古した日」 2004年3月23日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」 マキシアム・ジャパン(株)  大手町松坂屋 850円
「原産国」 フランス
「使用品種」 ピノ・ノワール

 大手町松坂屋のワゴンセールでみつけたワイン、第2弾。 マルサネだからって馬鹿にしてんじゃないのか?なめんなよ!とでも、 言いたくなってしまうような値段。大丈夫だろうか?と若干不安になる。 がしかし、開けてみると至って健全。 ワタクシがブルゴーニュに求める繊細でエレガントな香りが十分にある。 楚々とした気品さえ感じられる。北のワインだけに酸は強いものの、 我が相棒にはそれがなおさら良かったようで、一気に一本空いた。 ルイ・ラトゥールとはいえ、いつもこんな値段で売ってくれたらいいのに。 さてこのワイン、ラベルには13.5%とアルコール度数が表示してある。 ウソー、と疑いつつ、やはりそこはマルサネ、なんだか飲み足りない気がして、 掟破りの一晩に2本抜栓。

FRANCISCAN CHARDONNAY 2000
Franciscan Oakville Estate

「稽古した日」 2004年3月23日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」 マキシアム・ジャパン(株)  大手町松坂屋 1,000円
「原産国」 アメリカ合衆国
「使用品種」 シャルドネ

 次の1本も大手町松坂屋のワゴンセール品。 前回、第1弾ご報告時の激安ナパと同一醸造場のFranciscan Oakville Estate製のシャルドネ2000。 こちらは1,000円で売られていた。 ナパのシャルドネそのものの、力でぐいぐい押すタイプの、 色の濃い、香りも色調に合わせたような濃厚なワイン。 それでいて飲み飽きしない洗練された造り。なんでこれが1,000円? ワゴンセールのワインはみんなこんな値段だったので、 値付けの間違いではどうもないようなのですが、いいのかな?こんなんで。 良いんだったら、出来れば毎週、こんなセールの実施をお願いしたいです。松坂屋さん。

---師範より---
 2日続けてのご報告、ありがとうございます。
 松坂屋のワゴンセール、相当お買い得、 かつその中から既に3本もアタリなワインがあるとは非常にラッキーでありますな。 850円でブルゴーニュのアタリを引くなんてのは普通は至難の業ですからね。 いやー羨ましいことでございます。
 またお買い得情報のディスクロージャ、よろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年3月23日)
GRAND LUBERON 2000
「稽古した日」 2004年3月19日
「稽古した場所」 湯の川観光ホテル
「インポーター」 アズマコーポレーション
「購入店」 函館みのや  1,480円
「原産国」 フランス
「使用品種」 シラー、グルナッシュ

 温泉と1日二食付二泊三日の激安函館旅行に出掛けた折、 事前に1週間ほど前から、函館地区のワイン販売に熱心な酒屋さんを探して、 お店のBBSで、「行くぞ、行くぞ」 と連絡を取り、北海道到着後、 函館からバスに乗り訪問。 歓迎&歓待され、お奨めを2本購入。 そのうちの一本が、これ。当初、ブルゴーニュを購入予定だったが、 「今はハズレのワインしか在庫していない」と非常に開けっぴろげな対応に、 予定を変更しての選択。 小さいながらセラーがあり、丁度、ラトゥールなんぞを買いに客が来ていて、 ワイン屋と自称するだけあるお店。函館にもこんな酒屋さんがあるんですね。 札幌に比べりゃ、在だ、と店主謙遜。

 お待ちかねのホテルの夕食は部屋に配膳。我がパートナーも、 上げ膳据え膳の気楽さからか、飲んで盛り上がり、 普段より美味しく戴けたのではないかと思う。 キュベ・ミティークとほぼ同クラスの出来と感じられ、 リュベロンに抱いていたイメージの変更を迫られる程のインパクト。 自宅に戻り、調べてみると、どこでも1,000程度で買えるワインらしく、 あらためて商品価格の地域格差を実感。
 このワインは交通費を掛けてわざわざ買いにいくようなワインではもちろんないが、 これも旅先でワインを美味しく飲む仕掛け、と思えば、旅行中のワイン購入もまた楽しい。 近所で買えて、1,000円出費して、外さないワインという意味ではオススメだと思う。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 旅先でワインを調達、とはなかなかの入れ込み様ですね。 師範だったら、観光客気分で当地のワインとかを買っちゃうだろうなぁ。 あと、温泉旅館の食事だったら白を選ぶかなぁ。なんて考えつつ拝見させて頂きました。 フランスみたいに、 当地のワインと食事を楽しみに旅行に行くってのがもっと出来れば良いんですけどね。 ま、焼酎や日本酒がお好きな方だったら十分に可能なんでしょうけど。
 ともあれご報告ありがとうございました。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年3月18日)
MAGNIFICAT 1999
Franciscan Oakville Estate

「稽古した日」 2004年3月17日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」 (株)アルカン  大手町松坂屋 1,280円
「原産国」 アメリカ
「使用品種」 カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロー、マルベック

 大手町松坂屋のワゴンセールでみつけたワイン。 ラベルにナパ・ヴァレーとあったので久し振りに飲んでみようと購入。 Magnificentと勘違いして、随分仰々しい名前をつけるもんだなあ、 と配偶者と話しながら飲む (もっとも、配偶者は別段ラベルに何が書かれていようが気にするタイプではないが)。 ラベルには、私の好きなカリフォルニアワインの CAIN FIVE風に使用品種名を一行づつ、ずらずらと並べてある。 肩の張った逆三角形の重い瓶。パントもやたらに深い。コルクがまた素晴らしい。 人物や建物の絵はよくあるが、 これは最近流行のTATTOOのような柄が綺麗に彫ってある、かのよう。 1,280円のワインにしては凝りすぎの感。 そういえば、1,280円という値段もカリフォルニアワインにしては、 なんだかものすごく中途半端な値付けのように思う。
 そんなバイアスがかかっていたので最初の一口は先入観いっぱいで飲んでしまったのだが、 盃を重ねる度にどんどん変化して良くなってゆく。 なんじゃこりゃ〜! と言う感じ。 そもそも、なんでこんな美味しいワインが1,280円で売られてるんだ? ひょっとして、最近、ワインって売れないのか〜? ボルドーを意識してボルドー風に造りました的な、 いかにもカリフォルニアらしい濃さと甘さとハーブ (実際のところ、ラベル見て飲んでるからカリフォルニアって分るんですけどね、正直)。 いずれにしても、これは買い!でしょう。あるだけ買っておけばよかったですよ。ホント。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ご紹介のワイン、実はすげー安く買われたんじゃないでしょうか? FranciscanのWeb Siteによれば、 2000年のモノで50ドルの値が付けられています。 それが1,280円ならそりゃ安いですな。なんかの手違いで付けられた値段かも知れません。 というわけで、ご近所の方は大手町松坂屋さんが気付く前に(又はちんちくりん殿が買い占める前に) お店へ急げ!であります。


門下生第八十四号kouji殿より。 (報告日:2004年3月16日)
Leeuwin Estate "Prelude Vineyards"
Cabernet-Merlot 2000

Margaret River
価格:2500円くらい

 今回のワインはオ−ストラリアの名門(?)ルューインのセカンド的なシリ−ズと聞く 「プレリュードビンヤード」です。

 抜栓したてはかわいらしいプラム系の香りでいかにもセカンド的な香り (先入観かも)味わいも感動は無く軽くは無いが、 特色も無いといった感じで訳あって4時間ほどそのままに、 その後再トライするといい感じにまず、香りに少しミルキーな樽が感じられる。 新大陸にありがちなアルコールバンバンって感じは無くあくまでも控えめながらバランスよし。 味わいも甘み、渋み、酸味と非常にまとまりがありなかなかの仕上がり。 もともと家では1本を空けるのが辛いタイプなのですがあっという間にボトムアップ! しかももう一度購入したいと本能が・・早速発注。
 購入価格は仕入れ価格(飲食店をしていますので)で反則ですがそれにしても最近の中ではバランスがよかった1本です。 市販価格は2500円くらいと聞いています。

---師範より---
 ご入門ありがとうございます。
 豪州産で2,500円、かなり期待できる価格帯ですね。 師範の場合、豪州産で小売3,000円以上のワインってほとんど飲んでないと思います。 そのくらいで十分というか、「あの系統であれ以上濃くされてもなんだかなぁ」と思う気持ちもあって、 あまり破戒価格のワインに挑戦する気が起きないんですね。 ご紹介頂いたワインもなかなか良い感じみたいですので、 覚えておきたいと思います。
 それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年3月13日)
Bricco Manzoni 1998
「稽古した日」 2004年3月12日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」 ワイナリー和泉屋  ロッケ・ディ・マンゾーニ  4本セット 10,000円
「原産国」 イタリア
「使用品種」 ネッビオーロ、バルベラ

 2,000円以下(又は3,000円以下)のワインではあり得ない味というのは 確かにあると思う。このピエモンテがまさにそれ。 瓶のショルダーよりやや下に社名を浮き立たせている専用瓶。 でも、キャップシールはワタシの嫌いな硬質な金属製。 どうせ見掛け倒しの売れ残りを掴まされたに違いない、と思って抜栓したものの、 長いコルクは5.5cm。ムムッ、 つまんで押せばワインが染み出してきそうなほどワインがよく滲み込んで、 熟成の期待が膨らむ。色はややオレンジが入り始めたトロっとした濃い赤紫。 香りは、ほのか。 しかし、 このワインは、味です。しっかりと舌を包むような、 みっしりした柔らかい重たさ。しっとりとした甘み。 その、優雅に複雑で、妖艶でさえあるむっちりとした味わいに、 つい寝そべってグラスを傾けたくなるような、そんな感覚に襲われるほど。
 2,500円でこんなに美味しいワインが飲めるなら、喜んで休肝日を設けて、 その分のワイン代をこの手のワインに振り向けたくなる、 そんな幸福感溢れるワイン。こんなワインをこんな値段で売ってるんだから、 この店が楽天のSHOP OF THE YEARに選ばれるのも当然と言えば当然。 残り3本のロッケ・ディ・マンゾ(ツォ?)ーニも、どうか、アタリでありますように。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ちょっと値が張るけど美味いワインを飲んだ時「本数減らしてこういうのばっかり飲もうかしら」 と考えるお気持ちは判らんでもありません。 『安ワイン道場師範』を名乗る師範でさえもタマにそういう気持ちになることがあります。 しかし、そのワインがそれだけ美味しく感じられたのは、 普段の安ワインとの涙ぐましい稽古があってのことではないでしょうか? まさに「清濁併せ呑む」ことこそが安ワイン道を邁進する者の心得でございます。
 というわけで、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第八十一号NYワイン小僧殿より。 (報告日:2004年3月5日)
シャルドネ、Argyle、Wilammette Valley、オレゴン州
ワインギャラリー、マンハッタン、$11.99

 帰宅途中にちょっとお寿司を。しかしこちらはBYO店。 (Bring Your Own、酒類持込自由、というか酒類提供のライセンスが高くて買えないのです)。 近くのワイン屋でなんとなくいいかなー、 そういえばArgyle のPinot Noirがどこかで誉めてあったなーっと。

 開けてすぐは少し香りが上品なだけで、色、味ともにうすーい感じ。 ちょっと損したかなと思いきや、時間の経過とともに、 うまみや樽香も出てきて、一変しました。 アメリカというより酸がすこし効いたChabliのようなドライなワイン。 いろいろあるものですね。食べ物とはよく合いましたし、1000円ならお買い得です。

シンフォニー、Obsession by Ironstone、カリフォルニア州
ワインウェアハウス、マンハッタン、$3.99、375ml

 知るひとぞ知る、交配種のシンフォニー。 ワイン小僧はもちろん知るはずも無く、なんじゃこれは?カリフォルニア大、 デイビス校のなんとか博士が、マスカットとグレナッシュ・グリを交配させたそうです。 デザートワインセクションで発見。 金色のラベルに金色の水仙?の花、名前もまるでCalvin Kleinの香水のよう。

 やさしい甘味となしの味、メロンの味が中心で、 酸味はほとんどありません。強いのが花の香り、木犀のような 白い花のかおり。それなりに楽しめますが、 ワイン小僧にはちょっとジャンル違いかな、という印象。 みなさま、機会があればお楽しみ下さい。 試してみたい方はご連絡いただければ手配いたします。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 米国やら豪州やらで羨ましいのは、そのBYO店の存在です (ライセンスの問題とは知りませんでした)。 日本の場合、よほどの店じゃない限り、外食店でワインを飲むのは 「高くて美味くない」ことを承知で注文しなければならないですから。
 また、2本目にご紹介頂いた「シンフォニー」なる品種、 知る人ぞ知るとのことですが師範には初耳でした。 文章を読む限りあまり惹かれない雰囲気というか、 日本でいう「マスカット ベリーA」で造られたワインと似たような印象を受けました。 マスカット ベリーA、生食用としては大変好きな銘柄なんだけど、ワインとなるとちょっと・・・。 シンフォニーなる品種もそういう感じなんですかね?
 ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。


門下生第六十四号ぺけ殿より。 (報告日:2004年2月29日)
パンゴリン カベルネ・ソービニヨン 2002
・稽古日    2004年1月27日
・原産国    南アフリカ
・購入場所   横浜そごう
・インポーター リラックス
・価格      790円

 横浜そごうで「おいしい日本」という催しがあり、 そこにカーブドリラックスが出店していました。 国産ワインがメインでしたが、 全体の種類は催し物のためか少なめでした。 お店の方におすすめは?と聞いて購入したのがこのワインです。
 色はかなり濃い目で、香りもなかなか良く、期待しながら飲みましたがこれが当たり。 抜栓直後からおいしく飲めました。かなりのコクとある程度の品の良さも感じられました。 また、時間が経つと重たくなりました。
 これで790円は大変お得だと思いました。機会があったらまた購入したい1本です。

シャトー・ピュイ・サンクリ 2000
・稽古日    2004年1月24日
・原産国    フランス ボルドー・シューペリュール
・購入場所   横浜関内 サンタムール
・インポーター カツミ商会
・価格     (800円位)

 お店が移転するということでセールを行っており、 そのなかで2000年ボルドー1本買っておきましょうかね、という感じで購入。
 鶏のから揚げを北海道では「ザンギ」と呼ぶらしく、 そのザンギのタレなるものを北海道の知人からもらい、 それを使ったから揚げと合わせてみました。 メルローの比率が高く(確か60%)スルスルと飲みやすい感じなのですが、 香りはあまりずっと嗅いでいたくなるほどではなく、味わいも単調気味。 時間が経つと結構へたってきてしまいました。(翌日飲んだらヘロヘロになっていました)。 それでもまあ、値段相応かな、という感じです。
 ちなみにザンギはスパイシーでなかなか美味しいものでした。

モンペリエ カベルネ・ソービニヨン 2001
・稽古日    2004年2月26日
・原産国    アメリカ カリフォルニア ナパ・ヴァレー
・購入場所   信濃屋 横浜店
・インポーター カリフォルニア・ワイン・トレーディング
・価格     1,180円

ジャーマンポテト、蛤のエスカルゴ風などと合わせて稽古してみました。 色はとても濃く、香りも果実の香りが全面に押し出されており、 太陽の光を燦燦と浴びて育ったぶどうを使っているような (実際どうかは知りませんが)そんなイメージです。 飲んでみると、これがまた濃くて甘い。少しスパイシーな印象も受けるのですが、 甘味ですぐに消えてしまいます。 1、2杯くらいまではおいしく飲めるのですが、 やはり濃すぎるのか甘すぎるのか、途中で飽きてしまいました。 ただこれも値段相応ではあると思います。
 ぶどうで食べたらおいしそうだなあ(これも実際どうかは知りませんが) と思いました。

---師範より---
3本まとめてのご報告、ありがとうございます。
パンゴリンのカベルネ・ソーヴィニョンは師範も昨年稽古済みですね。 ホント790円とは思えないしっかりしたワインでした。 パンゴリンのものはシラーズもかなりイケます。 是非お試し下さい。
あとの2本は、お薦めというより「こんな感じだったよ」というご報告でしょうか。 1ヶ月で3本も大当たりレベルに出会う、ってのは師範の経験上なかなか難しいですね。 1,000円前後のワインだと、 フランス/イタリア産は「充実感」に不満が残るものが多いですし、 ニューワールド産は「複雑さ」に不満が残るものが多いように感じますが、 ご報告のワインもまさにそういった感じですね。
ともあれご報告ありがとうございました。また「これは!」というワインがありましたらよろしくお願い致します。


門下生第七十号きのっぴー殿より。 (報告日:2004年2月28日)
Plantagenet Pinot Noir 2000
PLANTAGENET
プランテージネット社

稽古日   :平成16年2月27日
稽古した場所:自宅
購入店   :ラ・グルメゾン
輸入元   :(株)イナブコトレーディング
原産国   :オーストラリア
値段    :1,690円

 前回と同じ生産者の今回はピノノワールに挑戦です。 この生産者は先日も飲んで非常に好感触だったので期待しつつ。
 色は2000年というヴィンテージの割にはレンガ色が入ってきている紫色。 ひょっとして劣化してるのではと、恐る恐る鼻を近づけると・・・思わずにやり。 劣化なんてとんでもない、赤系果実、(いい意味の)動物っぽさ、ケミカル香、 樽香だろうか煙ったような香り、時間がたつとストロベリーの甘い香り。 うまく表現できないんですが、このピノはただものではないっていう香りなんですよね。 フランス産の木樽で熟成などと書いてあったけど、 いい具合に熟成そしてうまみの凝縮したエレガントさもある香りになってます。
 味ももちろんすばらしいです。 なんの引っかかりも無く水のように舌を滑っていくタンニンのこなれぐあいといい、 そのあとぶわーっと広がるベリーやチェリーやプラムなどの果実香といい、 このワインは個人的には大好きなワインです。

---師範より---
ご報告ありがとうございます。
またまた豪州産、それも同じ造り手のワインでのご報告、 よほど気に入られたものと拝見しました。 豪州産のピノ・ノワールだと、 (値段はちょっと張りますが)昨年の今ごろ飲んだ コールドストリーム・ヒルズが大変好印象でした。 ご報告頂いたワインもなかなか美味そうであります。 見かけたらゲットしてみます。
というわけで、今後ともよろしくお願い致します。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年2月24日)
CONO SUR VISION CHARDONNAY 2002
「稽古した日」 2004年2月23日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「インポーター」 (株)スマイル   リカーズハセガワ 1,580円
「原産国」 チリ
「使用品種」 シャルドネ

師範ポイント80点以上を獲得することが多い、 インポーター(株)スマイルが輸入したコノスル ヴィジョン シャルドネ。 一緒に買ったミクルスキーのシャルドネが値段ほどでもなかった前日に比べ、 これは驚きの一本となりました。リカーズハセガワで今、 1,000円台のシャルドネを買うならこれですね。 この、どこでも見掛けるコノスル。 師範殿も過去に何度もお試しのお馴染みながら、ポイントは低い、 というこのシリーズ。 赤ではなく、ヴィジョン シャルドネという新作?の白を初めて買ってみました。
この会社、品質のためにはコルクに金はかけない、とばかりに、 栓はシリーズ特有のプラスチック栓。今回はやや緩めになった、と思ったら、 栓の品質が若干変わっている。 以前の、コルク会社のRマークの社名入りプラスチックコルクではない。 ワイン名の印刷も少しボヤケて、栓の品質を微妙に落としているのは明らか。 だが、反面、抜け安さは古酒のブルゴーニュ並み。 こんなところにもこのメーカーのコスト削減への探求心とCPを求める貪欲さがうかがわれるってもんで。
色は綺麗な黄金色。香りだけなら コシュ・デュリ!を思わせる濃密な高級感。 こちらは街場の派手さが少々ありますがね。お味の方は、ラフォン!とまでは、 当然いかないまでも、ふくらみのあるボディーに、飽きのくるギリギリ寸前の濃厚さ。 辛すぎず、甘すぎず。 一本がスルリ。樽の香りも素晴らしい。さほど乾燥させてはいないが、 新しくてきれいな樽を使っている印象。

今回はこのワインに焼肉と、 師範殿オススメの横浜ダイヤモンド地下街のチーズ王国にて購入の、 アプリコット&アーモンドチーズを合わせてみた。 パパイヤにアプリコットやアーモンドが入った、 ケーキのようなチーズにも、負けない強さ。 もちろん、焼肉と飲んでもゼンゼン問題ない太めのお味。 これならまた買ってもいいでしょう。お薦めです。

某、送料無料SHOPに毒されてコメントが最近甘めに傾斜している分を差し引いてもこのワインは良いと思う。

---師範より---
連発でのご報告、ありがとうございます。
コノ・スルの師範評価が低い、とのことですが、 個人的には「安価でもかなり良いワインを造っている」という印象があったため、 過去飲んだ記録を読み返してみましたら、確かに得点的にはあまり目立ったものはありませんね。 ただ、(ピノ・ノワールが飛びぬけて低得点なのを除けば) 500円のワインでもコンスタントに70点くらい付けているんで、 コスト・パフォーマンスに優れたワイン、ということは言えそうです。 ご報告頂いたワインの1,580円という価格は、コノ・スルとしては高級品に属するものだと思いますが、 コシュ・デュリやらラフォンやら、安ワイン者とはあまり縁の無い高級品との比較が出てくるあたり、 かなり期待できそうです。
というわけで、今後ともよろしくお願い致します。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年2月21日)
BUEHLER VINEYARDS CABERNET SAUVIGNON 2000
「稽古した日」 2004年2月20日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「インポーター」 (株)カーヴ  ワイナリー和泉屋 スタンダード3本セット6,800円
「原産国」 NAPA VALLEY アメリカ
「使用品種」 カベルネ・ソーヴィニヨン

ハツラツとした香り炸裂。超甘の夏みかんの後味。 飲み込まなくても自然に口から喉にかけて染み込んでしまうような不思議なスムースさ。 舌にいつまでも残るさわやかな甘味。これは安すぎるでしょう。 スタンダードでこれだから、エステートは想像も出来ない。 そして、杯を重ねるほど甘味が軽くスッキリしてくる。 おしまいの方はプルーンへと変化。 スタートからラストまで何種類ものさわやかな甘味が体験できる。 タンニンも柔らかく、アルコール分の高さ(13.5%)を感じさせない、 幻の至高果汁と言った味わい。
そんなわけで、こうなればもう、本年度の、 さわやか系甘味のカベルネ・ソーヴィニヨンNo.1ワインにノミネート決定。 3,000円以下で買えるなら、なにが何でも買うべきワインです。 翌日の瓶底の雫は桃の香り。是非もう一度手に入れたい。

---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ちんちくりん殿には珍しく「条件無しのベタ褒め」ですね。 余程良いワインだったと想像されます。 報告をお読みしても、夏みかん、プルーン、桃、なんだか美味そうであります。 今飲むバランスとしては、上級品よりもスタンダード品の方が案外良いのかもですね。
というわけで、今後ともよろしくお願いします。


門下生第八十一号NYワイン小僧殿より。 (報告日:2004年2月21日)
シャルドネ、RockBare, McLaren Vale, South Australia, 2003
通販:Zachys, Scarsdale 価格$8.99

この店は品揃えも規模も大きく、通販カタログを2ヶ月ごとに送ってくれます。 今回はバレンタインデーのセール。 ただし、表現はすごくて「ブルゴーニュのプルミエクリュ、グランクリュをしのぐ...!?」。 色は特に濃くなく、飲んでみると、花のかおりがして柑橘系、メロンぽい香りと味。 酸と甘味はちゃんとバランスしています。おいしくワインです。 プルミエクリュはそうむりではなさそうです。お勧めします。

つまみはといいますと、スティルトンチーズとクラッカー、 自家製新巻鮭(ばかうま、魚市場の方に感謝)、 あとはあさりとルッコラのエンジェルヘアパスタ。しっかりワインを入れました。

リースリング、Niersteiner Pattenthal, Schmidt,2001 (375 ml)
同店で通販、価格$9.99

「こちらのうたい文句は、こんなに安くて大変!」 店長さん、それほどでもないですよ。 以前飲んだ同じ作り手のNiersteiner Hipping, Spateleseがやたらおいしかったので、 今回は場所はほんの少し離れた畑のAusleseを。 味わいは大変似ていて、さらにとろりと濃縮パインジュース。 他のトロピカル味や若干のイーストっぽい香りもあります。 ほとんど雑味や強い酸味がなく、ワイン小僧の疲労回復ドリンクです。

---師範より---
ニューヨークからのご報告、ありがとうございます。 米国にお住まいなのにオーストラリアやらドイツやらのワインと稽古されているというのが なんとなく意外です。 そりゃまぁ日本人がフランスやらイタリアやらのワインを飲んでいることの方が一般的には意外かもですが。
で、ご報告頂いたワインの内容はともかく、 洋の東西を問わず派手な謳い文句の通販業者っって居るんですね。 ここ日本でも「おいおい冗談だろ」ってくらい、 派手な宣伝文句やらオッタマゲーション・マークやらを連発するところがあったりします。
ともあれご報告ありがとうございました。またそちらのワイン文化含めてご報告頂ければ幸いです。


門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2004年2月20日)
Bourgogne 2001

造り手:Lucien Muzard
種類:赤
産地:Bourgogne
価格:\ 1,680
販売店:柳屋(Super Wine Shop)
輸入元:メルシャン

色はブル赤としては普通。 一口飲むと、ACブルにしては凝縮感がかなり感じられる。 最初はちょっと田舎っぽい風味のように思えたけれど、 時間の経過と共に香り・味ともに品格を伴ったワインに変身。 これで1,680円は相当お買い得。
販売店のセールストークによると、 サントネーに本拠がある造り手にインポーターがACブルを注文したところ品切れとの返事、 ところが担当駐在員が造り手と仲が良くて「なんとかならないか」と頼み込んだところ、 サントネーの村名ワインにACブルのラベルを貼り、 ACブルの価格で出荷してくれたのだとか。 そんなことってあるのでしょうか。本当の話かは判りませんが、 飲む側とすればリーズナブルな価格で良いワインが飲めるのは大歓迎といったところです。

---師範より---
ご報告ありがとうございます。柳沢殿からはブルゴーニュのご報告多いようですが、ブル好きでしょうか?
で、上に書かれたような「別ラベルでの出荷」、 ありそうな話ではありますが実際のところどうなんでしょうね? もしそれが簡単に出来るとすれば、悪意のある造り手がその逆(低級ワインに高級ラベルを貼る)も出来るということでしょう。 もちろん、サントネーをACブルゴーニュで売り出してもAOCの規定上は問題ないんでしょうが、 そうするつもりなら最初からそう申請する必要があるんじゃないか思うんですね。 というわけで、師範の推測的には、畑はサントネーかもしれないけど、 何らかの理由でACブルゴーニュとして(最初から)売るつもりだったんじゃないかな? ってとこじゃないでしょうか。
ともあれ美味いワインが安く飲めるのは良いことですから、 こういう情報はありがたく共有させていただきます。ご報告ありがとうございました。


門下生第五十八号てつんど殿より。 (報告日:2004年2月17日)
The Stump Jump Grenache Shiraz Mourvedre 2001
造り手:d'Arenberg
種類:赤
産地:McLarenVale South Australia (Australia)
価格:\ 1,160
評価:☆☆☆☆
販売店:eX WINE
輸入元:ヴィレッジ・セラーズ

ラベルにぴしっと襷が掛かっているのがトレードマークのオーストラリアはサウス・ オーストラリア州のダーレンベルグですが、 今回、稽古したのは襷をはずしたダーレンベルグ。 ザ・スタンプ・ジャンプというラベルの1本で、 グルナッシュ・シラーズ・ムールヴェードルの3種混合ものです。 どことなくロックな雰囲気のネーミングのワインですが、 スタンプ・ジャンプは、ワイナリー内で見かける鳥の名前らしいです。
で、このワイン、 このワイナリーのラインナップの中では一番下のラベルのようなんですが、 なかなかいけてます。香りにはシラーズ特有の芳醇さとスパイシーさが感じられ、 味わいには噛みしめたくなるような肉厚さがあります。 もちろん、価格のわりにはという限定条件が付きますが、 とても丁寧に作られているような印象が伝わってくる風合いがあって、いいワインだと思います。
師範の名鑑で散見しましたところ、このワイナリーのワインは未登場のようでしたので、 久しぶりのご挨拶かたがた報告させて頂きました。 お見かけになられましたら是非どうぞ。

---師範より---
お久しぶりのご報告、ありがとうございます。
オーストラリアでグルナッシュやムールヴェドルといった南仏品種はちょっと珍しいですね。 素直にカベルネ・ソーヴィニョンやメルローあたりで造った方がマーケティング的にもスムーズだと 思われるところを敢えてそうしているのは、やっぱり良い意味で理由があるんでしょうね。 ちょっと良いものを飲みたいときに丁度良い価格帯なんで、 見かけたら是非ゲットしてみます。
それでは、今後とも末永くよろしくお願い申し上げます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年2月13日)
LA CUVEE MYTHIQUE 2001
「稽古した日」 2004年2月12日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「インポーター」 サッポロビール   リカーズハセガワ 1,380円
「原産国」 フランス
「使用品種」 グルナッシュだと思う

飲むたびに期待を裏切られ、その評判とはチト違う印象の連続で、もう飲むまい、 と心に決めていたキュヴェ・ミティーク。 ラベル剥がしを買いに出掛けたリカーズハセガワで社長に呼び止められ、 曰く、ボルドーしか飲まない会長に飲ませたところ、 唸っていたので是非飲んでみ欲しい、とのこと。 しかし、そのあとすぐに彼曰く、でも、グルナッシュは嫌いだったんですよね〜、 やっぱりオススメするのやめときましょう。 1,380円とキュヴェ・ミティークにしては高いし、と。 そう言われちゃうと飲んでみたくなってしまうのも人情。買ってしまいました。
このワインって、 880円くらいで売られていたと思っていたのに1,380円とはいかにも高い。 しかも他ならぬリカーズハセガワでの値段なのでなおさら。 それだけホントにウマイってことか? 事実、ホントに旨かったです。 グルナッシュがこんなに柔らかく飲めたのも初めての経験。 新樽をかなり使ってるとみましたね。飲み干したあとにグラスに残る樽香が凄いもの。 安ワインなのにヴィンテージの差を云々したくなってしまうような、 過去に飲んだミティークとはゼンゼン別物。値段の差以上のものがありますよ。 実際。ひょっとして、サッポロビール専用のスペシャルキュヴェなんだろうか? これ、当たりですよ。 ハズレばっかりの “送料無料ショップ”のワインとは大違い。

裏ラベルを見て発見したことが一つ。アルコール度数の表示をさがしていて、 サッポロビールの業者ラベルが、元々のラベルに似せた色で、 元々の裏ラベルの上半分が隠れるような恰好で貼ってあり、剥がしてみると、 そこにアルコール度数が13.5%と表示されていた。良く見ると、 剥がしたラベルは二枚重なっていて、両方を剥がして比べてみると、 片方のラベルにはCIマークが斜めの楕円、もう一方のラベルには星★のCIマーク。 たしか、楕円のマークだったはずが、星★のマークにまた戻したってこと? マジかよ? サッポロビールって会社は、 支持者の多かった瓶生黒ラベルの製造をいきなり中止したくせにまた造ってみたり、 相変わらずドタバタな会社の印象はぬぐえませんが、 ビール会社で唯一酎ハイ製品を持たないのがサッポロビール。年々ビールのシェアが低下して、 サントリーにも抜かれてしまうのではないかと心配しております。  このキュヴェ・ミティークの売れ行きが会社存続の起爆剤になってくれれば良いなぁ、 と祈念いたします。それほどウマイ。また買いに行かねば。
生協のチラシには1,280円で出ていたのが気になるところではあるが。 まぁ、インポーターが違うかもしれんし、 このボトルがサッポロのスペシャルキュヴェだと信じて。

---師範より---
長文のご報告、ありがとうございます。
ご推薦頂いたキュヴェ・ミティーク、師範も2002, 1997, 1996と稽古しております (綴りが間違ってたので検索で引っかからなかったかもしれません)。 世間の評判に違わず、いずれもなかなか高品質だと感じておりました。 ただ、インポーターの変更により小売価格が上昇したことも聞き及んでおりましたので、 また買うかどうするか迷うところでありました。 例年よりウマイ、とのことですので見かけたらゲットしてみることにします。
以上、今後ともよろしくお願いします。


門下生第八十三号のりたま殿より。 (報告日:2004年2月10日)
MONTSARRA CAVA SEMI−SEC
「稽古した日」 2004年2月10日
「稽古した場所」 自宅
「インポーター」 株式会社モトックス
「購入店」 京橋ワイン
「原産国」 スペイン
「値段」 \980

まず開けるのが大変でした。 固かった上にそんなに振ってないのにクリスマスのシャンパンみたいに吹き出してしまいました。
色はうすーい金色?・・・みたいに見えるのはワイングラスを割ってしまったため、 頂き物のカットのグラスに入れてるからかもしれません。 家にあるもので比べると、色の系統はお酢でもりんご酢でもみりんでもなく、 キャノーラ油へルシーライト、でも2倍は薄いです。 香りはあまりありませんが、言い表せないなんだかさわやかな感じです。 味は、グレープフルーツとかレモンみたいに、私は思えるのですが。 酸味と苦味があります。甘口というほど甘くはない気が・・・
さっぱりしていて良いです。酔わないんじゃない?と思っちゃうんですけど、 やっぱり酔っちゃうんですよねー!

---師範より---
ご報告ありがとうございます。
このワイン、つい先日師範も稽古しております。 柑橘類を感じているあたりが共通点でしょうか。 大絶賛ではないけれど、980円という値段を考えるとなかなか健闘しているワイン、 ってな印象があります。 「キャノーラ油ヘルシーライトの色」というのは卓越した表現ですね。 惜しむらくはそのオイルを師範は見たことが無いんで印象を共有し得ないのが残念ですが。
ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。


門下生第七十七号サトーたけし殿より。 (報告日:2004年2月7日)
FITOU Rocflamboyant 2000
稽古日  1月31日
生産者  les producteurs du mont tauch tuchanとラベルありますが?
購入場所 カルフール南町田
金額   780円

昨年 ラベルにTRADITIONと入ったフィトーを見つけ「これは当たりかも」と購入したもの。 いきなり友人が恋人を連れてきたので、まあ気取ることもないしと開けたみました。 何がトラディションかわかりませんが、軽いボディながら美味しい。 2000年のビンテージのわりには進んでいたようでグラスのエッジはもうレンガ色。 傷んでいるかと口に含むとミディアムボディながら旨い、少し酵母の香りがしましたが、 それもなかなか個性的感じました。今までフィトーにははずればかりだったので、 これで780円なら大満足。1700円だしても買うかなぁと思わせた一本でした。

---師範より---
ご報告ありがとうございます。
フィトウですか。そー言えばここんとこ全然飲んでないですし、 アタった印象もハズレた印象も無く、単に南仏の地味なアペラシオンというイメージを持ってます。 そんな中、700円で1700円の価値があるようなアタリ品も存在してるんですね。 あ、ラベルのTRADITION表記、師範の経験上 美味い/不味いとはほとんど相関が無いと思われます。
というわけで、またよろしくお願いします。


門下生第七十号きのっぴー殿より。 (報告日:2004年2月2日)
HAZARD HILL 2002 SHIRAZ GRENACHE
ハザードヒル 2002 シラーズ・グルナシュ

PLANTAGENET
プランテージネット社

稽古日   :平成16年2月1日
稽古した場所:自宅
購入店   :ラ・グルメゾン
輸入元   :(株)イナブコトレーディング
原産国   :オーストラリア
値段    :1,090円

何か濃い赤が飲みたいなーと思い、いかにも濃いですという感じのこれを。
色は濃いルビー色、透けて見えないくらいの濃さです。 香りは樽のこげたような、ケシズミのような香りに杉や森の中の香り。 そしてジャムやスパイシーな香りなどとても力強さを感じます。 口に含むとまず甘ささえ感じられる果実味が口の中いっぱいにぶわーっと広がります。 当然濃いんですが、タンニンが程よくこなれているのかまろやかな、とろっとした感じです。 私があまり好きでないスパイシーさやとげとげしさは全く無く、 とてもバランスよく飲みやすいワインに仕上がってます。
もしこの値段もしくはこれよりも安かったらぜひ試してみて頂きたく報告いたしました。

---師範より---
ご報告ありがとうございます。
豪州Plantagenet社のワインは、昨年コレとかを飲んでいますが、 ご報告頂いたワインはその廉価版、といったところでしょうか。 「力強くて濃い」とのことなので、造りは一貫してそうですね。 輸入元があまり存じ上げないところなんで見かけることができるかちょっと怪しいですが、 発見し次第ゲットして稽古することにします。
それでは、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第三十二号あんぱん殿より。 (報告日:2004年1月26日)
RIESLING GUEBERSCHWIHR 1997

生産者 Zind Humbrecht
生産地 France Alsace
買った店 やまや
値段 2000円(びっくり!)

帰省した折、近所のやまやで購入しました。 間違って2000円の棚に置かれていた3000円の品。 レジでお姉さんに説明したら、即座に2000円で売ってくれました。 すばらしい!

ほとんど緑色がない麦わら色。 玄関でちょっと灯油をこぼしちゃったような香り。 トロリとした、密度の高い口当たり。 美しい酸味がほのかな甘味とかすかな苦味をともなって銀河鉄道のように遠ざかる。 さようならメーテル・・・。
不思議ですね、リースリング。 どうしてこの香りの液体が、この味なのでしょうか。 ブイヤベースと共に。

惜しむらくはあと何本か、カゴに入れていれば・・・。

---師範より---
1年超ぶりのご報告、ありがとうございます。
2000円でのゲットの仕方がなかなかのタフ・ネゴシエーターぶりで「安ワイン」としてはちょっとアレですが (3000円でも弊道場では一応「安ワイン」ではありますが)、 なかなか良さげなアルザス・リースリングっぽいですね。 惜しむらくは、師範は幼少の折は大変な優等生であったため、 残念ながら漫画方面の見聞はカラッキシであり「銀河鉄道」 に例えていただいても印象を共有できなかったりします。 アルザスのリースリングにはどことなく北欧の空気を想わせる雰囲気がありますが、 そういうトコですかね?(・・・って北欧に行ったことも無いんですが)
ともあれご報告ありがとうございました。また思い出した時にでもよろしくお願いします。


門下生第七十九号Dani殿より。 (報告日:2004年1月23日)
オウロ・ヴェーリョ 1983
「稽古した日」 2004年1月23日
「稽古した場所」 自宅
「インポーター」 ティーワイトレーディング
「購入店」 パスポート国分寺店
「原産国」 ポルトガル
「金額」¥1,983-

普段から、ちょっと古めのヴィンテージがお気軽に味わえることで 皆さん結構ご存じと思われるこのワインですが、今回、成人式商戦で、 1983年モノのスペシャルバージョンが出ていたので購入してみました。 がっ!開けてみると、若いっ!普通のオウロ・ヴェーリョよりも はるかに若い!色もオレンジや褐色はちっとも見えず、香りも味も果実たっぷり系。 どう見ても「2000年産のスペインやイタリアのワイン?」という感じ。 あまりに疑問に思ったので、購入店のパスポートにちょっと聞いてみたら、 どうも醸造後、17年間ステンレスタンクで保存(熟成とは言わなかった(笑))、 2001年に大樽に移し、2003年に瓶詰めしたものらしい。うむむ。 それを聞くと何となく納得できる味である。 ワイン自体は2000年産のものと思えばまあまあおいしいのだが、 古酒と思って楽しみにしてたのでがっかり。
以上、門下生報告には珍しい、撃沈報告でした。

---師範より---
半年ぶりのご報告、ありがとうございます。
なるほどねぇ、そういうワインがあるんですね。師範は存じ上げませんでした。 ポルトガルということで、 Colheita / Late Bottled Vintage Portと同じような発想で造られているのかも知れませんね。 それを成人式需要に合わせて出すあたり、インポーター/販売店もなかなか考えましたな。
ところで、門下生報告にネガティブなレポートが珍しいのは、 敢えて掲載を遠慮させて頂いている場合が多いからでございます。 本ご報告は、撃沈報告ではありますがなかなか興味深い内容でしたので掲載させて頂きました。
というわけで、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第八十三号のりたま殿より。 (報告日:2004年1月14日)
DOMAINE MONPLAISIR MINERVOIS 2001
「稽古した日」 2004年1月14日
「稽古した場所」 自宅
「インポーター」 重松株式会社
「購入店」 うきうきワインの玉手箱
「原産国」 フランス
「値段」 \500

安いので期待しなかった分まあまあでした。 飲み始めはまろやかでスパイシーだと思いました。 オレンジの皮みたいな感じというのはこんな感じでしょうか? 後になんだかよじれたような苦い感じが残ります。 たくさんは飲めませんが、500円だったらよいかなぁと思ってご報告致しました。 もうお稽古済みかもしれませんね。

---師範より---
ご報告ありがとうございます。
ご報告頂きましたワイン、まだ稽古経験はありません (ちなみに、 師範が過去稽古した全ワインは 出身地別名鑑にリスト化してありますのでご利用ください)。 というわけで、飲んでないんでなんともいえませんが、 南仏とかイタリアのワインには、 仰る通り「オレンジの皮」っぽいツンッと鋭いような甘苦いような雰囲気がある(ものもある)と思います。 ま、どう感じるかなんて本人以外には知り得ないんで、 ソムリエとかの試験を受けられるのでなければ 「ナニナニの香り」ってのは言ったモン勝ちだと思います。
で、500円ワインの門下生報告は久々の激安モノだと思いますが、 正直厳しいですよね、このクラスは。 値段の割には良いじゃない?、ってのはあるんですが、 値段を無視しても美味い!、ってのに出会うのはかなり根性入れて稽古しないと難しいと考えています。 「安ワイン道場師範」がそういうこと言うのってなんだかアレですが。
というわけで、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2004年1月10日)
Fixin 1er Cru "Clos de la Perriere" 1999
Joliet Pere et Fils

産地:ブルゴーニュ
区分:赤
価格:2,680円
インポーター:ヴァンローブ
購入店:助次郎酒店

3年ほど前の某ワイン雑誌で、 バリュー・ブルゴーニュ赤ワインのベストに選出されたワインです (ヴィンテージは'97でした)。その時も飲んだ記憶があり、 確かに美味しかった印象が残っています。 今回ネット通販の店で99年物を発見、破戒に近い価格帯ではありますが、 再度買い求めた次第。

色はブル赤にしては濃い方です。 タンニンも結構しっかりしているのですが、酸もスッキリ筋が通っていて、 香りも複雑さがあります。 ローストチキンと一緒に飲んだのですが、相性もバッチリ。今回も大満足でした。

グラン・クリュのような骨太さはありませんが、 デイリー・ワインにはもったいない、 ちょっと何かいいことがあった時に開けたいなというワインです。

---師範より---
ご報告ありがとうございます。
フィクサンの1級畑1999年、別の畑のものでしたが師範も先日飲みました。 値段を考えると恐ろしくイケてるワインでした。 フィクサンって、 比較的無名ながらコート・ド・ニュイの名だたる村に遜色ないワインを造っているように思います (その北のマルサネはちょっと雰囲気が変わる気がしますが)。 1級が稽古範囲の価格で出ることもあるので、安ワイン者は要チェックですね。
というわけで今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第六十七号ゆきのまっつあん殿より。 (報告日:2004年1月7日)
ペトローロ テッレ・ディ・ガラトローナ 2000
「稽古した日」 2003年12月20日
「稽古した場所」 自宅
「インポーター」 スマイル
「購入店」 楽天内リカーワールド
「原産国」 イタリア・トスカーナ
「金額」¥1,700

サンジョベーゼ70% メルロー30%というスーパータスカン系なんですが、 こんなディリークラスの金額のものは初めてです。 タンニンもほどほどなんですが、兎に角バランスが素晴らしくスイスイ飲める心地よさでした。 あっという間に1本空けました。

エンメ・エ・エンメ トレッビアーノ・ダブルッツオ ”レ・モルジェ”2002
「稽古した日」 2003年12月28日
「稽古した場所」 自宅
「インポーター」 アビコ
「購入店」 リカーワールド
「原産国」 イタリア・アプルツォ
「金額」¥1,280

白はイタリアのこのクラスですとただドライだけのが多いんですが、 トレッビアーノ100%のせいなのかどうかは分かりませんが、 コクがあるのにはびっくりです。 2003白のベスト3に堂々入りました。

年に1回の報告ではありますが、2003年はほぼ350本飲みました。 なかなかアタリには巡り会いません。 改めてこの2本、お試しの価値あるワインとご報告させていただきました。

---師範より---
2本まとめてのご報告、ありがとうございます。
赤白ともイタリア産ですね。どちらのワインもラベルからしてイカシてます。 イタリアって、思わぬところに大アタリ安ワインが転がっているのが面白いですよね。 赤で最近飲んだ中では、コレとか コレとかが印象に残っています。 白に関しては、 シチリア産あたりだと安くてもドライなだけではない物が多いような気もしています。 見かけられましたら是非お試し下さい。


門下生第六十四号ぺけ殿より。 (報告日:2004年1月5日)
ブシャール・フィンレイソン・シャルドネ 2000
産地:南アフリカ
価格:1980円
飲んだ日:2003年11月30日
購入場所:楽天内 ワインセラーウメムラ

NHKの「ためしてガッテン」レシピによるナポリピッツアに挑戦した際にあけた1本。 結果、ピッツアもワインも想像以上に満足できました。
香りは上品で味わいは濃い目。 南アフリカというよりショップの紹介にあるようにブルゴーニュ的な感じがしました。 値段以上の高級感は十分に感じられます。 ただ、変化を楽しむ前にあっさり飲みきってしまったのが残念です。

---師範より---
約2年ぶりのご報告、お久しぶりでございます。
1,980円で値段以上の高級感というと相当期待できそうですね。 「あっさり飲みきってしまったのが残念」とのことですが、 美味いワインだと往々にしてありますよね、そういうこと。 そんな場合、『時間をかけたら飲み飽きしたに違いない』と信じることにしましょう。
というわけで、またよろしくお願いします。


門下生第八十三号のりたま殿より。 (報告日:2004年1月3日)
2001 BILA-HAUT Côtes du Roussillon villages
「稽古した日」 2004年1月2日
「稽古した場所」 自宅
「インポーター」 兼松株式会社
「購入店」 京橋ワイン
「原産国」 フランス・ローヌ
「生産者」 ミシェル・シャプティエ
「使用品種」 シラー、グルナッシュ、カリニャンのブレンド
「値段」 \1480

このワインは年末年始用にまとめて注文したものです。
京橋ワインさんの紹介欄には『ワイン王国』で6人中5人がBest-Buyに選ばれたワイン、 生産するのは有機栽培の先駆者ミシェル・シャプティエ、手摘みで収穫、 足で踏み潰して破砕・・・・・・などなど、書いてありました。
今日一応修行用に実家から以前買ったワイングラスを持って帰って来たので、 それに注いでまずは香りを試すと濃いぶどうの香りとほんのり樽の香りがしました。 色は濃いルビーみたいな色で、飲むとずしんと重く深くて渋くお肉料理に合いそうな味でした。 酸味はありませんが、ちょっとつんとくる感じがあります。 重いからだめなひとはだめかもしれません。 私はどかんと来るのが好きなので、美味しく感じました。 ステーキやローストビーフと一緒に飲んだら合うだろうと思いました。 足で踏み潰して・・・と書いてあったけど、 以前映画で観たみたいにほんとにやっててもちょっと怖い、、、なんて思いつつ、 昔ながらの製法らしいので試してみました。

実家でもローストビーフと赤ワイン飲んできたせいか、このワインが濃いせいか (そんなことないか)早くも1杯で良い感じになってしまいました。

---師範より---
ご入門ありがとうございます。
まずビックリしたのはアクサン付きの文字(ô)が表現できる形でメールを頂けたことです。 いやはや新年早々安ワイン道場もますますインテリなサイトへと変貌を遂げております。
・・・閑話休題。 1480円で「ずしんと重くて深くて渋い」ワインはなかなかめっけもんだと思います。 足踏みでの葡萄の破砕、まだやっているところがあるんですね。 シャプティエといえばローヌでも結構大手、 機械の破砕装置を持っていないはずもありませんから、 なんぞイベント的に醸造されたものかも知れませんね。 ここのところ同じ販売店のワインのご推薦が続いていますので、 このワイン含め購入しようかな、と考えております。
ともあれご報告ありがとうございました。今後ともご精進のほど、よろしくお願い申し上げます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2004年1月2日)
ABBE de L'EGLISE 2001
「稽古した日」 2003年12月31日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「インポーター」 京橋ワイン  980円
「原産国」 フランス
「使用品種」 メルロー63%、カベルネ・ソーヴィニョン35%、カベルネ・フラン2%

2003年最後のコック・オ・ヴァンを作るために使用するワインを2001年のボジョレー・ヌーヴォーと決め、 抜栓したところ、2年前のヌーヴォーとはいえ、結構飲める、 ってことで飲んでるうちに料理用の分量としては不十分な量になってしまい、 しょうがないので、京橋ワインから年末26日に届いたばかりのこのワインを開け、 煮込み用に使用しつつ飲む。南仏ワインの軽快さをボルドー品種で造りました〜、 といったような味わい。まぁ、値段なりの風味といえば言える。 取り立てて宣伝するようなワインとも思えないのでそのまま放置。
そして、3日経った大晦日の晩、 テレビを見ながらだらだらと年越しに臨むうちにワインが足りなくなり、 抜栓後3日経ったこのワインを再び飲む。飲めないだろうと予想したワインがなんと、飲める。 しかも、むしろ初日より美味しいくらい。 WEBで力を込めて宣伝する理由はこれだったんですね、ひょっとすると。 違ぅ!このワイン、いったい何がそうさせるのかは分からないけれど、 南仏風のパワー溢れる、んだけどポムロール、といったようなヘンテコなワイン、ですが、 抜栓3日後でも美味しく飲めるワインとしてお薦めいたします。

---師範より---
新年最初のご報告、ありがとうございます。
「抜栓3日後でも美味しく飲めるワイン」とのこと、 あまり酒量の多くない方や妊娠中の方(って飲んで良いのか?)にも良いかもですね。 師範の場合、3日も置いとく、というような機会自体がめったにないということもありますが、 あんまりそういうワインに出会った記憶がありません (先日まで飲んでいたポルトは別ですが)。 過去にもちんちくりん殿を始め別の門下生の方からのご報告で、 そういうワインがいくつかあったと思うので、 『イマイチと思ったら数日置いとくと良いことある場合もある』 という安ワイン者の豆知識とさせていただきます。
それでは、本年もよろしくお願い申し上げます。


2004年
報告分
2003年
報告分
2002年
報告分
2001年
報告分
2000年
報告分
1999年
報告分
1997/1998年
報告分

by 師範