門下生(2005年報告分)

門下生の活動もますます活発である。 ちなみに、昨年のご報告は92本で、ほぼ4日に一本という活発さ。 1年間1ページというこのスタイルもそろそろ改めなきゃいけないかも。


2005年
報告分
2004年
報告分
2003年
報告分
2002年
報告分
2001年
報告分
2000年
報告分
1999年
報告分
1997/1998年
報告分

門下生第八十五号TAPAQ殿より。 (報告日:2005年12月31日)
Rabbit Ridge ZINFANDEL 1998

「稽古した日」   2005年12月30日
「稽古した場所」  自宅にて
「購入店」 東大阪「ココス」999円(税込み)
「インポーター」マルカイコーポレーション
「原産国」 アメリカ
「使用品種」 ジンファンデル

 年末年始用として近くの酒屋へ。 この店は結構良いものが安価に売っていて当方のお気に入りの店です。 予算的に事情があり安旨ワインを目的にして選別。 といっても普段も安旨ワインを旨として稽古中なので、そういう意味では <<...>> いつも通りなんですが・・・ 10本程度買った内の一番期待しないで開けたのがこれでした。
 値段が3桁ですし、ラベルも高級感はないし・・・(999円ではあたり前か) グラスに注ぐと「え〜」と驚くくらいのオレンジ色したエッジ。 香りは熟成香一杯。口に含むと果実味と渋み酸味がほどよく調和している。 「これは旨い!」ジンファンデルの甘みもほどよく効いている。
 普段のご飯のおかず、豆腐ステーキ(ゴボウとピーマンのオイスターソース) ハマチのカルパッチョ、薩摩揚げと支離滅裂ながらこれらのおかずにも 無理矢理合わせての稽古でも大変な好印象でした。 本来は若くから飲むタイプのワインと思いますが7年の熟成でほどよく成長した印象です。
 偶然にも売れ残り処分価格で売っていたと思うのですが良い買い物でした。

---師範より---
 お久しぶり&本年最後のご報告、ありがとうございます。
 ラビット・リッジのジンファンデルは、ご報告頂いた物よりちょっぴり高級なものの1997産を、 5年前に稽古しております。 それにしても税込み3桁は安いですね。その価格帯でカリフォルニア産というと、 通常であればかなりの大衆廉価版しか入手できないと思いますが、 上手いこと処分価格品にめぐり合われたな、という印象です。 分不相応な熟成期間も、決してマイナス要素にならなかったのは幸いでした。
 というわけで、来年(もう既に「本年」ですが)もよろしくお願い申し上げます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年12月30日) New!
Devaux Grande Reserve Brut
VEUVE A. DEVAUX

「稽古した日」   2005年12月29日
「稽古した場所」   横浜の我が家
「購入店」 合資会社 平野弥  2,850円(税込み)
「インポーター」 スマイル
「原産国」 フランス
「使用品種」 ピノ・ノワール66%、シャルドネ34%

 今年のテーマの一つであるシャンパーニュのご報告。 今年は過去最も多く泡モノを飲んだ一年でありました。 ドンペリのロゼの古いのを買ったりなんぞして。 高級から亜流までたんと頂きました。BOLLINGERのVTからCAVAの安物まで。 翻って、CHAMPAGNE好きの師範殿の過去の記録を紐解きますと、BRUTは約100本。 そのうち3,000円以下は三分の一。やはりCHAMPAGNEはそれなりに値が張りますね。
 ではそのCHAMPAGNE、安シャンパーニュの場合、大雑把に言って、 その他の地域の、 しかもメトード・シャンプノワのスパークリングワインとはどこがどう違うのか? という考察の、私なりの結論を年末にひとまず出しておきたいと存じます。 そう、クレマン・ド・ブルゴーニュやCAVAなど、 シャンパン製法なのにこんなに安くて美味しい、 というフレコミの似非CHAMPAGNEとモノホンCHAMPAGNEのとの違いはなにか? 今年のひとまずの結論として、それは、飲み飽きするかどうか、の違いではないかと存じます。 実にひとりよがりの結論ではありますが。
 さて今回のDevaux、香ばしい香りとしっかりした味わいで、 やっぱりCHAMPAGNEはいいなぁ、と安ワイン価格ながら、 幸せな気分に浸れる1本としてお薦めです。 やはりなんといっても、CHAMPAGNE地方特有の土壌と気象条件が、 シャンパーニュならではの葡萄とワインの味わいを育て上げるんでしょうか? 他の産地の条件とは違う。
 まぁ、安ワイン価格とはいえ、せっかく高い金払ったのだから、 何が何でも長所を見つけようと努力して飲むという取り組み姿勢も、 CHAMPAGNEとそれ以外を分ける要因の一つかもしれませんが。
 そして、CHAMPAGNEが割高に思える理由がもう一つ。 CHAMPAGNE飲んだあとって、もう少しなにか飲みたくなっちゃいませんか。 アルコール度数が微妙に低いのも関係してるとは思いますが。 それと、今回の我が家のおつまみである、レンコンのきんぴら、 ほうれん草とポテトのオムレツ、筋子めし、 といった和食にも全く問題なく合うというのも、行け行けドンドンで、 もっと飲みたくなってしまう一因かもしれませんが? 来年はCHAMPAGNEでCHAMPAGNE!を目標にしましょうか。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ご指摘の通りシャンパーニュは確かに割高ですね。 でも、シャンパーニュでなければならないナニか、があるのも事実。 飲み飽きの件もそうだと思いますが、やっぱり歴史と気候条件が造り上げる個性というか、 シャンパーニュを名乗るためにはコレは譲れない、 といった誇りみたいな部分がワインに反映しているようにも思います。 というわけで、3分の2は破戒価格を払っても買っちゃうわけですな。 でも、フランス現地では日本に輸入されているものよりもっと安いのがスーパー等で入手可能とも聞き及んでおります。 インポーター各社には是非そういうのをガンガン入れて頂くようお願いしますと共に、 ちんちくりん殿には『CHAMPAGNEでCHAMPAGNE!』を実現して頂き、 安ワイン者の啓蒙に努めて頂きますようお願いしたく感ずるところでございます。
 というわけで、年末年始休暇でリアクションが遅れましたことをお詫び致しますと共に、 今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年12月25日)
Corvee de L'Eglise 2001
Michel MAGNIEN

「稽古した日」   2005年12月25日
「稽古した場所」   横浜の我が家
「購入店」 葛梛エワインリカーショップ1,480円(税込み)
「インポーター」 梶@モトックス
「原産国」 フランス
「使用品種」 ピノ・ノワール、ガメイ

 先月、平野弥で購入したムルソー86(Cave de Pommard)が美味しかったので、 もっと安く買えるところはないかとさがしてみたら、 会員価格ではあるものの、なんと3割も安く買える松澤屋という埼玉の店を発見。 早速会員になって、購入に臨んだところ、 年末セールで他にもいろいろ随分安く売っていたので、 以前、ワイナリー和泉屋で買ったMAGNIENの息子のワインが当たりだったのを思い出し、 セール品の中から、ならば今回は、とちょっとひねって親の方の、 ドメーヌもののMichel MAGNIENの、モレ・サンドニ1erCRUを通常価格の4割引きで購入。 これまた最高にうまかったので、Michel MAGNIENをもっと飲んでみたくなり、 安ワイン価格品はないか、とさがしいてヒットしたのがこのワイン。 ただ、安ワイン価格ながら、売っていたのは、その店の宣伝文句全般に食傷気味ゆえ、 2年ほど購入をひかえていたあの“有名な”京橋ワイン。 このワインの購入者のコメントをあっちこっちであたってみても、 散々の内容だったので、期待薄、とは思いながらも、またしても、 あのお店の超過激&大袈裟な宣伝文に抗し切れず、複数本購入。 なぜなら、このドメーヌのワインなら、Passetoutgrainでも、 飲み方を工夫すれば美味しく飲めるのでは?と、思えたから。  そこで、先達購入者のコメントにあった、酸味が強い、 Michel MAGNIENでも値段なり・・・云々などを参考に、 合わせる料理をポトフにして正解。この料理となら、[聖職者の苦行]、 というワイン名ほど酸っぱくはない。 ピノの方が少ない割合なのにガメイを抑えたピノ優勢味。 トマト系のパスタでもよかったかもしれない。 さらに、実に珍しく、アルコール分も12%。最近の師範殿でも750mlが1本軽く空くはず。 うん、1,480円なら、いいんじゃないか?  キャップシールやラベルも上級酒とたがわぬ手抜き無しだし。 それに、いつもながら、おまけが送られてくる京橋ワインからは、 今回のおまけとして、チーズ(ハードタイプ)とビスケットがついてきたことでもあるし、 と思いながら、念の為もっと安く売っている店はないかとGoogleしてみたら、 なんと、 イー・ショッピングワインで1,180円。 その差300円。 ぅ〜む。1,180円なら間違いなく、いい、と思います、 このワイン。しかしねぇ、酒屋さんの競争も大変ねぇ。

---師範より---
 大変熱のこもったご報告、ありがとうございます。
 確かに酒屋さんの競争は大変ですね。 特に昨今はWebショップが発達して、自宅に居ながらにして価格の比較が出来ますからね。 だもんで各店舗とも「プラスαのサービス」を目指しているのか、 とんでもなく長々とワインを持ち上げる宣伝文句を並べる店があったりするんですが、 そういうのは師範はちょっと・・・ メール配信サービスの文言はシンプルなのが好きです。
 というわけでご報告ありがとうございました。 ご報告のワイン、師範が買う店で一緒に売られていたら買ってみることにします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年12月17日)
Bourgogne Hautes Cotes de Nuits 2002
Michel Gros

「稽古した日」   2005年12月16日
「稽古した場所」   横浜の我が家
「購入店」 リカーズ ハセガワ北口店 1,780円(税込み)
「インポーター」 JSRトレーディング(株)
「原産国」 フランス
「使用品種」 ピノ・ノワール

 他のドメーヌの白ながら、2004VTの注文を酒屋さんに出すような時期で恐縮ですが、 今年度の私のテーマの一つだったブルゴーニュ2002のコスパワインの総括的Hautes Cotes de Nuitsと言えるワインのご報告です。
 このワインは夏に買って、友人の日本酒飲みに我が家で飲ませたところ、絶賛され、 日本酒飲みをワインファンにしてしまったワイン。 師範殿も毎年のようにVTを更新されておられるワインなので投稿を遠慮しておりましたが、 他にあまたあるワインとのお出会いにご多忙のようなので、 僭越ながら、しゃしゃり出てまいりました。 半年経って久しぶりに飲んでみましたが、今年飲んだ2000円未満のHautes Cotes de Nuits 2002の中で、 最も甘みの柔らかいワインのように思います。 2000円未満のHautes Cotes de Nuitsってのもあまりないとは思いますがネ。 このワイン、師範殿ならもう少し安く調達されるものと存じますが、 上記値段でも十分にお買い得だと思います。
 失業後、ワインの購入も控えねばと思いながらも、 今までどおりバンバン買ってしまう自分に寒心の今日この頃。 まぁ、ワインを楽しめる期間はそれほど長く続かないかもしれない、と思えば、 また、家人も喜んでワインを飲んでいるので、いいかな?と思っております。 今朝もまたレ・フィエフ・ド・ラグランジュ1996が安ワイン価格で販売されていたのをメールで見て、 思わず発注のEnterを押してしまっております。 つい昨晩も、他の酒屋さんに、ワインを12本なにか注文したばかりだったよなぁ、 何注文したんだったかなぁ?

---師範より---
 ご報告、ありがとうございます。 悠々自適の毎日を過ごされているご様子、羨ましい限りでございます。
 さてご報告頂きましたミシェル・グロのオート・コート・ド・ニュイ、 ご指摘のように師範も1991(名義はジャン・グロ),1992,1993,1996,1998,1999,2001と稽古しておりますが、 2002は未稽古でした。ミシェルの方ではなく、グロ・フレール・エ・スールに浮気をしておったようでございます。 柔らかさという面ではミシェルの方が上かもですね。インパクトだとグロ・フレールに軍配が上がると思いますが。
 というわけでご報告ありがとうございました。 適度な値段で見かけたら押さえてみます。


門下生第九十四号ワイン独眼流殿より。 (報告日:2005年12月5日)
Bourgogne Rouge 2003

生産者: R.DUBOIS & FILS
稽古した日:2005年11月30日
稽古した場所:自宅
購入店:cantina Vino Vino
購入金額:1800円(税抜)

 門下生「ワイン独眼流」よろしくお願いしまっす。
 今日の料理は愛妻手抜き料理「市販のフライ盛り合わせ(ホタテ、チキン、カキ)」です。 ワインとの相性は可もなく不可もなく、淡々と楽しみました。

香りはイチゴの香りっぽいベリー系、うっかりするとガメイが入った 「ブルゴーニュ・パストゥーグラン」と勘違いするようなところがあります。 樽香も結構きてます。ブルゴーニュ(ドメーヌの場所はニュイ・サン・ ジョルジュ村) なのにカリフォルニア・ピノを感じさせてくれます。 VV(ヴィエイユ・ヴィーニュ=古木)の標記がありますが、 特に複雑な味わいは自分の未熟さか感じられませんでした。 タンニンはきつかったです。2003とまだ若いからか、 それとも暑かったヴィンテージの特徴なのか渋みが舌を刺激します。 まだまだ飲むのには早すぎたようです。

2日にわたって飲みましたが、変化はほとんどなくタンニンも強いままでした。 美味しくないとは言わないですけど、VVらしさを期待した私には ちょっと物足りなかったワインでした。

---師範より---
 ご入門ありがとうございます。ワイン独眼流殿のblog、 楽しく拝見させて頂いております。
 ご報告頂いたワイン、酷暑だった2003年産のACブルゴーニュらしい、 やや過熟した感じが出ているみたいですね。 でも、1,800円くらいのACブルゴーニュで普通の年の産だと、 サラリとして引っ掛かりの無いことが唯一の取り得、ってな感じのものも少なくありませんので、 安ワイン者としては(安くても存在感があるという意味で)ありがたいヴィンテージだと思ってます。 生産量が少なくて価格が高騰したヴィンテージとも言われていますが、 少なくとも普通のACブルゴーニュ・クラスだと他の年とそんなに違いも無いようですし。
 ともあれご報告ありがとうございました。 次回からは「これぞお薦め!」ってなワインのご報告、よろしくお願いします。


門下生第七十七号富塚毅殿より。 (報告日:2005年12月4日)
JULIENAS 1996 GEORGES DUBOEUF

稽古日  2005年12月3日
原産地  ジュリナス ボジョレー フランス
輸入業者 サントリー
購入場所 セブンイレブン?
価格   950円

 取り壊した旧宅の家の外に置いてあった冷蔵庫に死蔵されていたもの。 いつも犬用の骨を入れておく冷蔵庫でした。 何年前に買ったのかも誰が買ったのかも分からない。 セブンイレブンの特価品のプライスシールが張ってある。 そして何年冷蔵庫に入っていたのかも分からない(もちろん9年以内だけれど)。 なんだか危ないなあでももったいないから料理用に使えるかなで取って置いた、 もうぼろぼろになっていると思ったワイン。
 グラスに注ぐ、ボジョレーの香りはしない。でも悪くなっていないのは分かる。 色はエッジがレンガ色になってきていてはりのある色合いではない。 でもキレイ。味は、なんだかピノノワールみたい。 きりりとした辛口でなかなかイケル。上手に年を重ねたワインでした。 村名付きは違うのか。見直しました。 何かの本で冷蔵庫で長い間冷やすのは良くないと読んだ記憶がありますが。 本当のところはどうなのでしょうか。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 デュブッフのジュリエナ、1997であれば師範も2000年に稽古しています。 なんだかあの頃1996, 1997あたりのクリュ・ボージョレを叩き売ってたような。 ですんでコンビニでその値段であれば、その頃買われたのでは無いかと想像します。 冷蔵庫保存の功罪については、諸説あるようですが、 一般的には「熟成はあまりしないけどあまり傷むこともないんで常温保存より良い」 という意見が一般的のような気がします。 もちろん師範はそんな挑戦をしたことは無いんで、あくまで受け売りではありますが。 ピノノワールっぽくなっていて、上手に年を重ねたようであれば結果オーライなのでは無いでしょうか?
 というわけで、なかなか面白いワインのご報告、ありがとうございました。 今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第八十一号NYワイン小僧殿より。 (報告日:2005年12月4日)
ポール・ローラン (Paul Laurent)、ロゼ・シャンパン(NV)

シャンパン地方、エペルネー地区
稽古日、2005年12月3日 自宅で稽古
Astor Wine Manhattanにて購入、$28.99

 友、遠方のフランス、ブルターニュから来る、ということでミニパーティ。 版画の新作発表会をNYでされたので、お祝いのロゼ・シャンパンと カリフォルニア・シラーとブル白(Vire-Clesse)を開けました。 おつまみはサーモンとクリームチーズ、 野菜スティック、ミートローフなど。 シャンパンはピークシーズンなのに安い!どこかの国の業者の方、見習ってください!
 色はうすーい、きれいなサーモンピンク、泡は勢いよく、細かいのがぽつぽつ出ます。 なぜか版画家は、それをじーっと見つめていた。このひと、大丈夫だろうか…  軽いイーストの香りとイチゴっぽい味が溶けています。 甘くなく、むしろさわやかな酸味が支配的です。 なんにでも合いますが、欲を言えば、もうちょっと個性が欲しい?ところです。


---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 $28.99は、今日(2005/12/05)の為替レートで計算すると日本円で3,515円なんで、 稽古範囲をややオーバーしてしまいますが・・・ ま、シャンパンということでご祝儀相場として掲載させて頂きました。 シャンパンには、他のスパークリングワインには無い引き締まった柔らかさ(日本語的には意味不明ですが)があって、 どうにも他に代えがたかったりするんですが、やっぱり高いですよね。 本国フランスのスーパー等では10ユーロくらいから売られているらしいのですが、 どうしてそれが適正な価格で国外に流れないんだろ・・・と思ってしまいます。
 というわけで、また米国のワイン事情が垣間見えるレポート、よろしくお願いします。


門下生第九十三号ちょもすけ殿より。 (報告日:2005年12月3日)
LE FILIGARE

生産者 LE FILIGARE
産地  トスカーナ(IGT)
品種  サンジョベーゼ
収穫年 2004年
稽古日 11月2日(水)
稽古場 自宅
価格   1,280円 (ヴェリタスで購入)

 さいきんはサンジョベーゼを使ったIGTを見掛けるようになりました。 これらには、千円前後のお手頃な値段の物が多く、 ボクは近頃「もしかしたら安くていけてるものかも?」という期待から、 こうした手頃なIGTサンジョベーゼをよく稽古しています。 それで、狙ったとおりというか、この手のワインは全般的に言って、 “キリッとして程ほどにシッカリ”というスタイルが多く、悪くないと思います。 まあ、簡単に言えば、「キャンティクラシコに近いスタイルのものを手頃に飲めて、 なかなか良いですよ。」ということです。 そんなわけで、このたびはボクが稽古したお手頃IGTサンジョベーゼの中で、 とくに良かったものをご紹介いたします。

 さいしょはオイルっぽい香りが主で、 すこしづつベリー系とイチゴっぽい香りがでてくる。 色はけっこう濃い目で、向こうが見えるかどうかくらい。縁は赤ムラサキ。 キリッと酸っぱくて、程ほどに重い。程ほどってのがいいね。さっぱりした感じで、 おいしい。 飲み進めて一時間くらい・・・まろやかな飲み口に変化。 酸が柔らかくなって、じっくり腰を落ち着けて飲むようなスタイルに。おぉー、 まるで、こちとらの酔い心地と呼応するかのようで憎い演出ですよ。 このッこのッ!素敵じゃん。
 たのしかった、ありがとう。 でも、ワインが変わったんじゃなくて、 ただ単にボクの舌が慣れてきただけだったりしてね。テヘッ。 ともあれ、値段以上に良いものであるとは言えます。 この手のワインが好きな方にはオススメです。

---師範より---
 連発でのご報告、ありがとうございます。
 トスカーナに限らず、 イタリアのIGTにはなかなかコストパフォーマンスに優れたものが良くありますね。 サンジョヴェーゼがお得意とのことですが、 白にも手を出してみられてください。 “キリッとして程ほどにシッカリ”がピタリとハマるワインがあると思います (例えばコレとか、 微発泡だけどコレとか)。 想像するに、イタリアではDOCでがっちり規格化して土地の個性を押し出すよりも、 IGTくらいでそこそこの決まりの下「美味きゃいいじゃん」的な造り方の方が国民性に合うのかも、 なんて考えておりますが。
 というわけで、また何かありましたらよろしくお願いします。


門下生第九十三号ちょもすけ殿より。 (報告日:2005年11月23日)
Beaujolais Nouveau 2005

生産者 Georges Duboeuf
品種  ガメイ
稽古日 11月18日(金)
稽古場 居酒屋「雷や」(下北沢)
価格 3,000円 (小売価格 コンビニで2400円)

こまった・・・おいしい。

 私は、ヌーボーを貶めながら、日本人の特異な習性の現れとか、 ワイン文化が歪んだ形で浸透しているとかなんとか言って、世間を見下し、 自分を高見に置きたいというのに、 皆がおいしいおいしい言っててケチをつける雰囲気じゃない。 なぜ私は、こっちを振り向いて「おいしいね。」と言ってくる女性にたいし、 ニコニコしながら首を傾けて、腑抜けた声で「ね〜!」なんて言うのだろう。 気がついたら単純に楽しんでおり、 私のヌーボーのうんちくを披露して自意識を大満足させるという計画までどこかへ行ってしまった。

 淡いルビー色。イチゴっぽい香り。酸がけっこうあって心地よい。 ちょっとだけの渋みが後味をいい感じで締めてくれる。 いきいきして、単純に飲みやすくて、うまい。しかも、 飲んでてだんだん楽しい気分になってくる。くっ。 なんだ。最高じゃないか、ボジョレーヌーボー。

 そんなわけで、このたびは、標記ワインをオススメさせていただきます。 ただし、家で飲むのではなく、ぜひ外で。 とくに居酒屋さん的なお店で飲んでいただきたい、と思います。 理由は2つありまして、1つは、流行りモノの目玉商品なので普通のワインより粗利が低く、 割安感を覚えるからです。 通常、外で三千円のワインなら小売値は千円程度でしょうか。 つまり、これに二千円以上も費やして購入するのはもったいないと思う方も、 外で飲めば、「実は、僕はいま小売値が千円程度のパフォーマンスのワインを飲んでいるんだ。」 と思い込み、自分を納得させることが出来るからです。凄い発想だ。天才か?
 もう1つは、居酒屋の雰囲気と雑多なメニューが良く合ったからです。 ニラ玉、水餃子、キャベツ炒め、冷やしトマト、こんなような食い物と合わせて、 べらぼうにうまかったです。

---師範より---
 ご入門ありがとうございます。さすが「旬」のワインだけあって、 ボージョレ・ヌーボー2連発ですね。
 師範は口を酸っぱくして「ボージョレ・ヌーボーに安易に手を出すべからず」と言っているわけですが、 さすが安ワイン者の皆さんは十分にコスト意識を持って飲まれているようで。 下記にご報告頂いた柳沢殿は日本円に換算して560円、 今回ご報告頂いたちょうすけ殿は居酒屋で3,000円、 それくらいの値段であれば十分評価できるワインだと思います。 特に、居酒屋なんかで『そういえばヌーボーの時期じゃん』なーんて感じで お祭りをお祭りとしてエンジョイされるのは正しい楽しみ方のような気がします。
 またヌーボー以外でもイケてる安ワインと稽古されましたら、ご報告よろしくお願いします。


門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2005年10月19日)
Beaujolais-Village Nouveau 2005

「生産者」  Eugene Loron
「稽古した日」  2005年11月18日
「稽古した場所」  自宅(オランダ・ロッテルダム)
「購入店」   Albert Heijn(オランダ・ロッテルダム)
「価格」 3.99ユーロ(約560円)

 オランダにおけるボージョレ・ヌーヴォーの盛り上がり度をリサーチするため、 解禁翌日に2軒の店を探訪。リカーストアとスーパーに行きましたが、 どちらでもある程度目立つ場所に数種類置いており、それなりに注目されるもののようです。 驚いたのはその価格。スーパーでは2.5〜4.5ユーロ、 リカーストアはもう少し高かったのですが一番高いのでも6ユーロ。 買うつもりは全くなかったのですが、 価格を見て「これならハズしてもいいかな」と思いスーパーで4ユーロの品を購入。 ちなみに食事はサバの塩焼きにアサリの酒蒸しとおよそオランダらしくないメニュー、 それとサラダ。

 色はヌーヴォーにしてはやや濃い感じ。香りはバナナっぽいですね、やはり。 一口飲むと、意外に酸味もあって、アルコール臭さもあまり感じられず、 何だか普通のワインとあまり変わらないというか、 悪い意味でのヌーヴォーっぽさがあまりなくて好印象。 これで4ユーロだったら、ボージョレ・ヌーヴォー云々の能書きがなくても充分にリーズナブルです。 2千円だったらちょっと考えるかも知れませんが。 ちなみに魚介類との相性もバッチリでした。 このくらい軽い赤であれば肉より魚の方が合うのでしょうね。

---師範より---
 大変タイムリーなご報告、ありがとうございます。
 そうですよね、ボージョレ・ヌーヴォーって、それくらいの価格がふさわしいワインですよね。 もちろん、遠く離れた日本だとさすがに4ユーロって訳にはいかないとしても (その4ユーロにも通常のワインより大目の流通&販促コストが掛かっていると思いますが)、 せいぜい1,000円前後が内容に見合った価格であって、 現状の値付けは異常だと思っています。 以前は、年を越した頃に船便で安いヌーヴォーが入ってきてた様に思いますが、 昨今は解禁日までに入れる航空便の量が多いのか、 インポーター全体で本来の価格を隠したいためわざと船便は入れないのか、 日本では真っ当な価格のヌーヴォーは飲めない状況にあります。
 というわけで義憤に駆られてなんだか恨み節っぽくなりましたが、 今後ともよろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年11月19日)
SAVIGNY-LES-BEAUNE 2002
CORNU-CAMUS

「稽古した日」 2005年11月18日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」 (株)笠原商店 Mikodebuの親爺の店 2,940円(税込み)
「インポーター」 出水商事(株)
「原産国」 フランス
「使用品種」 ピノ・ノワール

 DRCのリシュブール1999を思い出してしまうようなお味。 このお値段なので、残念ながらその印象は長くは続かないのですが。 大人数で一杯づつ楽しむには最高のワインだと思う。香り、高級感のある甘み、 ともに、ワイン会の目くらましには最適。 値段的には道場の稽古基準ぎりぎりですが、是非お試し頂きたいです。 なかなかこのような味わいのワインには出会わないなぁ。 尻上がりに風味が向上すればもっと良かったのですが。

---師範より---
 ご報告、ありがとうございます。
 『DRCのリシュブール1999を思い出してしまうようなお味』と言われましても、 それを飲んだことない師範にとってはどんな味なのか想像がつかないわけですが、 (というか、特定の造り手の特定の畑の特定のヴィンテージだけが持つ特徴、 なんて師範は記憶し得ませんが)、 なんか分不相応な高級感があって美味いってことですかね。
 ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。


門下生第八十二号しげやん殿より。 (報告日:2005年11月16日/18日)
レルミタージュ・ド・シャススプリーン 2002
 販売店 マルシェドマルシェ心斎橋店
 値段  1500円(税込み)
 輸入先 (株)徳岡
 購入日 稽古日 11月15日

 15日10時より改装オープンということでセールの商品目当てにいってみました。 前に比べるとワインの陳列がすっきりされたのと、 各地区ごとの棚に検索モニターがすえられて それぞれのワインの詳細を知ることができるようになっていました。 ただ、当日はまだ完全なデータは入力されきれていないみたいで ボタンを押してゆくと映し出されない画面もあったようですが・・・

 さて稽古しましたシャスの2NDラベルですが、初めて飲むシャススプリーン。 セカンドとはいえ有名クリュブルジョワ 期待は高まります。 抜栓してコルクを見ますと真っ黒とまではいきませんが濃い色合いでこゆいワインが期待されます。
 グラスに注ぎますとやはり青紫の色合い、香りは、きっと新樽は使っていないんでしょう、 高級ワインにありがちな香りでなくおとなしめな果実香。 口に含みますと、まだ開いてなんでしょうか。 酸が少しまえにでてきていますがバランスは悪くない。 少し時間がたつとタンニンもおとなしくなり、いい具合に。 2002年でまだ若いし、飲むのは早いかなと思いましたが十分楽しめます。 決してこゆいワインではありませんがバランスが非常にいいとても楽しめるワインだと思いました。

(追加情報)
  翌日(2杯):初日より酸とのバランスがよくなりおいしくなったような。
翌々日(2杯弱):ほんのりたるの香りも感じられ、ベストな感じです。
いやーセカンドとはいえ有名どころはうまいですね。本日もう1本追加購入しちゃいました。

大阪もここんところ急に寒くなり、 ボルドーがおいしい季節になりましたのでまたおいしいのにあたりましたらご報告します。

---師範より---
 大変お久しぶり(2年ぶり)のご報告、ありがとうございます。
 2002年産シャス・スプリーンのセカンドのご報告ですが、 師範は親玉の方であれば以前に稽古しております。 ご報告と見比べると違いが判って面白いですね。 親玉の方は樽香含めしっかりした香りがある反面、 かなりカタブツで渋味がガシガシしていて、その日のうちにはあまり開かなかったようです。 その点セカンドは今飲んでも結構良さそうですね。 ファーストとセカンド、 2倍の売価の差に見合った上手な造り分けがされているような気がします。
 それでは、またナイスなワインがありましたらご報告下さい。 気長にお待ち申し上げております。


門下生第七十七号富塚毅殿より。 (報告日:2005年11月13日)
GRECANTE 2002 ANALEDO CAPRAI

(頂き物)
輸入業者 島精機
原産地  Montefalco Unbria Italia
価格   (多分2000円以下)

 長男の幼稚園のお友達を家族全員お呼びしてのパーティ。 息子が初めての運動会で泣きまくっていたとき、 励ましてくれたお友達なので気合いが入りました。 料理はうちでの定番の子羊とリクエストの鶏肉の炭火焼。 今までは子羊のロースを買ってきましたが、し好が変わったのかはたまた値段の安さなのか。 子羊のもも肉が良いと思う我が家。初めての人には味が濃いかなと思いましたが。 お友達家族全員がうまいとぱくついてくれました。 鶏肉は一羽を買ってきてさばき部位別に焼く。これもうまい。 焼きとりやさんのうまさの秘密は炭火で焼くということを改めて確認しました。
 まず頂き物の白ワイン。ウンブリアのモンテファルコ。すばらしい一本でした。 まずグラスに注いで、まずその美しい黄金色に目を奪われました。 甘いような香りそして辛口ながらふくよかで奥行きのある味わい。 口に残る香りが蜂蜜のよう。なんてまあすごいワインなんだろう。 上品かつ切れ味のあるワイン。これはすぐに飲み干されてしまいました。 イタリアワインのすばらしさを改めて感じました。 地方貴族が飲むワインと行ったらぴったりくるでしょうか。 レストランで9000円と言われればそうですかと言ってしまいそうな品質。 ネットでは 1400円ぐらいで売っていました。

Chambolle Musigny 2001 Michel Gros

購入場所 カルフール南町田
輸入業者 モトックス
原産地  シャンボールミュジニー ブルゴーニュ フランス
価格   2000円(2本4000円で購入)

 これはもうコルクを抜いた時からレベルの高さを感じさせるワイン。 香りを嗅いだだけで早く飲みたいと思わせます。のどごしは滑らか、 メドックのワインはちょっと重いけど、これはするするとのどを落ちていきます。 このワインが2000円なんてカルフールさんありがとうのワイン。 気がついたらもう空になっていました。
 美味しいワインは、どうしてこうもするする飲めてしまうんでしょうねえ。 なんだか香りが味がという分析的表現より、 するする〜ざらざら〜がさがさなんて評価の方が自分としては分かりやすい気がしてきます。 こんなワインを飲んだ後には。 師範は、2004年4月11日に同じ2001年・名柄で稽古されていて83点を付けていらっしゃいます。 2000円でこの味・雰囲気、良い経験をさせて いただきました。

Chateau Senejac 1998
Cru Bourgeois Haut Medoc

購入場所 カルフール南町田
輸入業者 アイク(株)
原産地  オーメドック ボルドー フランス
価格   1890円

 もう一本の赤ワインがこれ。これは最近のフェアで購入したもの。 11月11日の報告した物とは少しレベルが違う。まろやかな香りだし、 98年だけどまだ色も濃く若々しい、高いレベルでまとまっていてとてもうまい。 シャンボール・ミュジニーの後に飲んだのだけれど。 それなりに負けないでメドックらしさを主張している。いいですね。こんなワイン。 雰囲気があって。 フランスワインもお金と味の釣り合いが最近取れてきたなあと思います。

---師範より---
 3本まとめてのご報告、ありがとうございます。ご来客の時にアタリのワインが連発でよかったですね。
奥行きのあるイタリア白→軽快なブルゴーニュ赤→しっかりしたボルドー赤という流れも、 見ているだけで良さそうな雰囲気が漂って参ります。 それにしても2,000円のシャンボール・ミュジニーは安いですね。 師範が稽古した時も、 スルスルと流れるように喉に滑り込んでいくワインだったという印象があります。
 ということで、またナイスなワインがありましたらご報告よろしくお願いします。


門下生第九十二号ジン殿より。 (報告日:2005年11月12日)
CHATEAU TOUTIGEAC 2002

シャトー・トーティジャック
Bordeaux Graves 南部地区
2005/11/9 ワイン(ドンキで購入)1000円ぐらい
品種:カベルネフラン60%,メルロー30%,カベルネソーヴィニョン10%

・2005/11/10
 ファーストのベリー果実系の香りがいい。 しっかりと、しかし、エッジが立つような香りではなく。 ちょっと、渋み系の香り=動物系or木の皮の香り(嫌味ではない)。 味は酸味の中重。でも、嫌味はない。酸味も強すぎない。 (パランシェールよりずっとまし)。 ちょっと経つとすぐ落ちる。 (落ち着く?っていうより、落ちる…) そして、ガソリン系のキツイ感じになってくる(悲しい…)。

・2005/11/11
 1日置いて。 いや、全然オッケーです。まだまだ飲めます。 (飲んでみるモンですね。  飲まなきゃこういうのはわからない)。
 ベリー系の香りはだいぶ落ちているが、まあよし。 回すと香りが消えるから回さないで。
 味が、むしろ良くなってる? 刺す系の酸味が弱くなり、渋み?苦味?かな…? 木の皮の味。 土の味?(違うか…)

 地平線にむけて薄白になっていく薄青の空と、 赤土の地面がずーっと遠くまでの広がりと。 (ミレーの晩鐘の景色。 ただ、ちょっと早い午後3時ごろの感じで)

---師範より---
 ご入門ありがとうございます。
 1,000円のワインが翌日良くなっていたとのこと、ラッキーでしたね。 師範の場合、翌日にもちゃんと飲めるほど残すことはかなりまれ(残しても1杯分くらい)なので、 これだけの本数を飲んでおきながらそういう変化に関しては案外情報が無かったりします。 もういい歳なんだから、それくらい理性をもって稽古を心がけたいトコロではありますけれども。
 ともあれご報告ありがとうございました。今後またイケてるワインがありましたらよろしくお願いします。


門下生第七十七号富塚毅殿より。 (報告日:2005年11月11日)
CHATEAU GAZENEAU BORDEAUX 2003

稽古した日 2005年11月10日
購入場所  カルフール南町田
輸入業者  ローヤルジャパン
原産国   フランス ボルドー
価格    980円

 最近うちでは、揚げ物が流行っていて、天ぷら、ポテトチップそして、今夜はカキフライ。
 で少し飲みたいな。と合うかどうか分からないけれど、赤ワインを抜栓。 この春ワインフェアでいつものことながらカルフールのワイン担当に進められたもの。 私の好きなカベルネの感じで少し酵母の香りがする。樽香の少し。 進んでいるのかはつらつとした色合いではない。 悪くなっているというより飲み頃という方が正確な表現でしょうか。 そしてカキフライにもあってしまう美味しさ。 妻に言わせると美味しいビーフシチューが出来そうな味。確かに。 書いていて思ったのは、ずっと昔行ったパリのビストロのハウスワイン。 20席ぐらいの小さな店でカラフで出してくれる、 250ccが7フランぐらいで飲めて(当時)へェーと思うほどウマい。 そんなのが瓶詰めされて日本に入ってきたか。良い時代です。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 カキフライにボルドー赤を合わせられたとのことですが、 師範の印象だと、揚げ物って赤でも白でも泡でも、何でも合うような気がしています。 ただ、揚げ油の匂いが部屋に満ちていると、 鼻がマスクされたよな感じで香りが取りづらくなるのでご注意下さい ・・・って、揚げ物したくらいで匂いが充満するなんてのは師範ちみたいに狭い家だけかも知れませんが。 あと、揚げ油はキャノーラ油が好きです。 普通のサラダオイルよりカラッと感と香ばしい香りが強いような気がします。
 と、ワインじゃなくて揚げ物の話ばかりになってしまいましたが、 今後ともよろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年10月30日)
Carlevana Chardonnay reserva 2001

「稽古した日」   2005年10月28〜29日
「稽古した場所」   横浜の我が家
「購入店」 貰い物 2,000円位らしい。
「インポーター」 As-set.Com.(有)
「原産国」 MOLDOVA
「使用品種」 シャルドネ
 南仏のモンラッシェ Chateau de BeaucastelのChateauneuf du Papeの白ではないか? と思わせるようなお味。 翌日にはさらにねっとり感とまったり感&蜂蜜が加わる。 日本国民として、その生産国名を一生涯知らずにいてもなんら問題のないような国、 MOLDOVAという国で造られているワインであるらしい。 シャルドネというのが信じられないような香りと味だが、 非常に旨いワインであることは間違いない。 抜栓した日の翌日に、その味わいが劇的に変化しているのもまたいい。 長期間寝かせて味わえば、さらにその真価を発揮するのではなかろうか? まさにヴァン・ド・ガルド。今売り出し中らしいんですけど、惜しいですねぇ。 なんたって普通買わないもんなぁ。モルドヴァのワインなんてのは。

---師範より---
 ご報告、ありがとうございます。  モルドヴァ産とはこりゃまた渋いトコロを突いて来ましたね。 師範も未稽古・・・と言いたいところですが、 実はロシアにお詳しい方のハンドキャリー物と稽古したことがあります。 その方によれば、旧ソ連の中では比較的ワインの生産が活発な場所ということだったような。 調べてみたら黒海の北側、 緯度的にはブルゴーニュや北イタリアあたりとあまり変わらない所にあるんですね。 外務省のWebサイトを見たら、 「主要輸入品目:衣料品、繊維、ワイン」だそうです。いやー知らなかった。 で、お味も素晴らしかったとのこと、 今後安ウマワインの新たな産地として認知されることを期待して止みません。
 それでは、またアチコチのワインとご研鑽のほど、よろしくお願いします。


門下生第九十一号ころがし山殿より。 (報告日:2005年10月29日)
Ile La Forge Syrah(イル・ラ・フォルジュ シラー) 2004

作り手:ミシェル・マス
産地:フランス・南仏(ラングドック・ルーション フランス)
購入日:2005年10月22日
稽古日:2005年10月28日 自宅で稽古
静岡西武百貨店にて1050円(税込み)

 ヴァンドペイながら、非常に重いボトルに惹かれて購入。 ボトルの重さだけならDRCにも負けないかも。 食事は豚のしゃぶしゃぶに合わせてました。
 抜栓して香をかぐ。 2004年と若いにも関わらず、思ったほど果実っぽい感じがありません。 グラスについでゆっくりと回して香りを嗅ぐと、 やや果実味が感じられ、加えて、さらにパン酵母のような良い香り。 色は非常に濃い青黒い赤です。光にかざさないと向こうが透けてみえません。 口に含むととても濃厚な印象を受けて思わずびっくしました。 アルコール分の表示は13.5%と赤ワインにしては高め(南仏以南ではよくみられますが) ですが、その値ほどアルコール分を感じません。ただし後でかなり酔っぱらったので、 表示は正しいと思います。肝心の味は、2004年とまだ若いせいか、 ややまとまりがなく濃い葡萄ジュースがワインになりかけている感じです。 あと一年くらい置けば、味がまとまってくるのかもしれません。 ただし長期間の熟成には耐えない感じがします。 葡萄品種はシラーなのですが、それらしいスパイシーな感じはやや弱めです。
 とまーこんな感じですが、千円であることを考えるとコストパフォーマンスは高いと思います。 特に濃いワインが好きな方にはお勧めです。 もう一本、同じシリーズのシャルドネも手に入れていますので、 そちらもまたご報告させて頂きます。

---師範より---
 ご入門早々、二度目のご報告ありがとうございます。
 イル・ラ・フォルジュのシラー、師範も1992と稽古済みです。 「濃さにビックリだけど諸手を挙げての大喝采ではない」あたりは似たような評価、ということですかね。 この銘柄に限らず、南仏のマス一族(ミシェル・マス/ポール・マス)が造るワインは、 こういう重いボトルでドッカーンと濃く、コスト・パフォーマンスに優れたワインが多いようです。 シャルドネもお持ちとのこと、 (ヴィンテージ差があまり無いとすれば)やや出すぎな樽香と強い抽出が気にならなければ、 そちらもまたお値打ち感のあるワインだと思いますよ。
 ということで、今後もまたよろしくお願いします。


門下生第九十一号ころがし山殿より。 (報告日:2005年10月24日)
La Dame de Malescot 1997

ボルドー マルゴー
購入日:2005年9月29日
稽古日:2005年10月22/23日 自宅で稽古
やまや赤坂店にて税別1667円(3本5000円)

 ボルドー3級のCh.Malescot-St-Exuperyのセカンドラベルです。
 師範と同様ボルドーのセカンドであまり良い思いしたことがない、 さらに弱い1997年とあってどうかな?と迷っていたのですが、 ファーストの 評判がウナギ登りとの店員さんの一言に背中を押されて購入。 トマト味ソースのトリ胸肉を載っけたクスクスに合わせてみました。
 抜栓してにおいを嗅ぐとやや澱っぽい感じ。 97年といえばもう8年前のヴィンテージ、 開封前にちょっと振ったので澱がたったかと思いつつ一口。 心配した澱の味は殆どなない、ただ力強さもなく果実味も少ない。 とここまでは良くない評価なのですが、 何というか育ちの良さのようなニュアンスは感じられるワインです。 半分飲んだところで前日開けた、 モナステリオ・サンタアナ・シラー 2003(スペイン)に移行。 これは大変濃く果実味の強いワインで大好きなワイン(師範も2002年を高評価されていますね)の一つ。 おいしさからいえば、断然こちらなのですが、 このワインにない品のようなものを持っているような気がしました。
 翌日残り半分を飲むと、さすがに果実味の”か”の字も失われておりましが飲み飽きない感じ。 ということで1600円ほどのボルドーでグランヴァンのかすかな雰囲気を味わえただけで良しとします。

---師範より---
 ご入門ありがとうございます。
 ご報告頂いたワイン、もちろん稽古したことはありませんが、 『おいしさからいえば断然こちら(モナステリオ・サンタアナ)だけど、 このワインにない品のようなものを持っている』というあたり、 なんだか非常に納得であります。 ボルドーとかブルゴーニュといった、フランスで大昔から産地として名を馳せていた地域のワインって、 他では得られない気品みたいなものがあって、 それが安ワイン者を浮気に走らせる大きな原因のように感じています。 それにしても、「澱の香り」や「澱の味」ってのは凄いですね。 師範には、「澱の舌触り」は判っても香りや味までは全然です。
 ともあれご報告ありがとうございました。今後ともご精進のほど、よろしくお願いします。


門下生第八十九号びっくす壊死ヱ蔵殿より。 (報告日:2005年10月23日)
リトル・ジェームス・バスケット・プレス

生産国:フランス
生産者:シャトー・ド・サンコム
等級:ヴァン・ド・ターブル
タイプ:赤、ミディアムボディ
使用品種:グルナッシュ
アルコール度数:14度未満
輸入業者:(株)飯田
購入店:タカムラ Wine House
価格:980円
購入日:2005年10月1日
稽古日:2005年10月21日
稽古場所:自宅

 ローヌ南部の産と言うことで、ここはやはり、 原点帰りの南部フランスを選択するのが私にはいいようです。。
 ラベルはかわいらしいのですが、仏産にしては情報不足です。 それはともかく、グラスに注いでその色の濃厚なことにまず感激です。 パーカー氏もこの作り手は絶賛しているそうですが、 いかにも彼の好きそうな色合いです。色彩は煉瓦色に近い印象。 香りは初めに甘さが鼻につくのですが、渋い匂いが後から追いかけてくる感じです。 すっぱい香りはあまりしません。ブドウ品種ではカベルネの香りがする印象です。 至ってふくよかで、豊かで嫌みのない香りです。 味は結構タンニンを強く感じますが、甘みも上品で、 飲み飽きのこないコクのあるうまみが出ています。酸味はそれほど強くは感じません。
 二日目にいただくと、甘い香りは変わりませんが、甘みとタンニンに混じって、 舌全体をしびれさせるような微妙な酸味を感じました。 この味で千円行かないのは出色といえるでしょう。 やはり、ワインは南仏に限るか? と、いいながら、また懲りずにいろいろ挑戦しようと思う日々です。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ご報告頂いたワイン、師範も1年半前に稽古済みであります。 『テーブル・ワインと思えば上出来、ACコート・デュ・ローヌと思えば相応。 980円という値段はややお買い得感がありつつもそこそこ妥当で、 販売店で絶賛される理由は見出せず』と記しております。 ヴァン・ド・ターブルでヴィンテージが記されてないんで、 はっきりしたことは分かりませんが、 びっくす壊死ヱ蔵殿が飲まれたのとは生産年が違うのかも知れませんし、 ローヌあたりが肌に合う方には結構イケてるワインだろうとも想像します。
 というわけで、また何かありましたらご報告よろしくお願いします。


門下生第八十一号NYワイン小僧殿より。 (報告日:2005年10月20日)
Newton、シャルドネ、2003

カリフォルニア、ナパ+ソノマ
稽古日、2005年10月18日 自宅で稽古
Garnet Wine Manhattanにて購入、$18.99

 またまたまた新大陸、カリフォルニアのシャルドネです。特に濃い味で鳴らしているニュートン。 期待に違わずグリセリンたっぷりのとろりワインです。最初はパイナップル、 それからメロン、パッション、ほか南国系の味と香り。酸味は弱い。 昨年今頃、Testarossaというイタリア系のカリフォル二ア・シャルドネを飲む機会があって、 とろり味のとりこになっていましたが、なかなか安ワイン価格でめぐり合えません、残念。

 このニュートンもUNFILTEREDとかは40ドル代だし。でもこれからは本格的ワインシーズン。 在庫調整セールを期待します。このナパ+ソノマはかつてのTestarossaに比べると多少、 過熟感があるような? 雑味の無い、蜜の味を期待しています。 そうすればナパのBatard Montrachetとか、過剰広告できるかも?


---師範より---
 連発でのご報告、ありがとうございます。
 ご報告頂いたワイン、日本でも輸入はされているみたいですが、5,000円前後の値段が付いています (UNFILTEREDだとその2倍弱)。 内外価格差を思い知らされますね。 欧州産(でそこそこの価格のもの)とかだとこれほどの差は無いんですが。 カリフォルニア産って、このように価格が高いこともあり、 安ワイン者にはあまり優しくなく 「それだったら南米や豪州でいいや」って感じで稽古する機会がどんどん減っています。 インポーターの皆様には是非頑張って頂きたいところであります ・・・って誰も見て無いでしょうけど。
 というわけで、またよろしくお願いします。


門下生第八十一号NYワイン小僧殿より。 (報告日:2005年10月19日)
CASTLE ROCK ピノ・ノワール 2004

カリフォルニア、モンテレー地区
稽古日、2005年10月14日 ご近所、ミニ・パーティーで稽古
Garnet Wine Manhattanにて購入、$8.99

 またまた新大陸の2004年の新酒?なぜか店内、ピノの棚でこの列だけ本数が少ない。 売れてるか、店員さんサボってるかどちらかですが、直ぐに補充に来たので、 答えは明らか!急いでいたので一本つかんでレジへ直行です。

 まったく値段に反する、充実した香りとお味。 ブルゴーニュ風に、しっかり森の土、というかけものっぽさもあります。 ジャムっぽさ、果汁の甘さが良く出ています。酸味は後退。 料理は中華風チキンとチリペッパー、海老のアスパラいためなど。 4人ですから、あっとゆう間になくなりました。 あとは、ほとんど知らない安シャンパンとチリの赤を2本(記録漏れ、残念)。

 しかし...コスト管理というか、ちょっと脅威に感じました。 土地代の高い米国で、前回のNZ白と同じ$8.99とは。 JAPAN向けにも出されるといいんですが?


---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 チョロッとサーチしましたところ、キャッスル・ロックのワイン、 なんでも、ワイン関連の雑誌で高得点だったとかで日本にも輸入はされているみたいです。 ただ、地区が違ってソノマ・コーストの産、値段は倍以上ですね。 また、米国在住の方のサイトで、このワインを高く評価しているのをいくつか目にしました。 というわけでココをご覧のインポーターの皆様は是非このワインを仕入れて下さい。 きっと売れます。師範も1,500円までなら買います。 ・・・なんてこと買いても無駄だとは思いますが。
 ニューヨークあたりだとこれからズンズン寒くなると思います。 おからだに気をつけて、パーティーシーズンをお楽しみ下さい。


門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2005年10月19日)
Torneo Reserva 2000

「生産者」  Coseceros Abastecedores
「産地」 Valdepenas (スペイン)
「品種」 Tempranillo
「稽古した日」  2005年10月17日
「稽古した場所」  自宅(オランダ・ロッテルダム)
「購入店」   Gall & Gall(オランダ・ロッテルダム)
「価格」 5.99ユーロ(約810円)

 先々週にバケーションでスペインに行っていたのですが、 このワインはその前に地元で調達したものです。 買った店はオランダならどんな小さな町にもあると思われる大手のリカーストア。 品揃えも私が覗いたいくつかの店では共通していたので、 基本的に大量生産ワインが多いかな、とあまり期待していませんでした。 ただ、師範の稽古日誌を改めて拝見すると、 Valdepenasの赤ワインには比較的好意的な評価が多かったような。

 色はスペインの赤ワインには珍しく薄め、熟成が進んでいることを伺わせます。 一口飲むと、確かにReservaだけあって樽香もついてますが新世界ワインみたいにどぎついものではなく、 タンニンもこなれていて、それでいて酸味のバックボーンは必要充分にあり、 とても上品な感じ。 スペインワインにありがちなヤニ臭さやモッタリとしたところとは全く無縁。 「フィネス」というコトバはおよそスペインワインにふさわしくない様に思うのですが、 このワインには使っても褒めすぎではないかも。
 時間が経つとその魅力はさらに全開。 当地でこれまでに買った10ユーロ以下のワインとしては一番美味しいと思います。 旅行先のスペインでもワインを買いましたが、 Riojaなどの有名産地だとReservaクラスはやはり結構いい値段をつけていました。 その意味ではここValdepenasなど比較的マイナーな産地の上級ワインは狙い目かもしれません。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 『Valdepenasなど比較的マイナーな産地の上級ワインは狙い目』というご意見は納得であります。 そういう地方のワインって、リセルバ・クラスでもまだまだ十分稽古範囲価格のものが多くて、 コストパフォーマンスに優れるものが多いですよね(といってもその値段で入手するのは日本では難しそうですが)。 他の産地としては、La Manchaなんかも良いと思います。 一方、カリフォルニアあたりのものだと、プレミアム品はいきなり高くなって、 通常品とそう変わらない熟成期間で出荷されているようでもあり、 やたら重くて固く、今飲んでも価格に見合わないものが多い印象があります。
 ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年10月9日)
NEDERBURG 1997 EDELROOD

「稽古した日」   2005年10月8日
「稽古した場所」   横浜の我が家
「購入店」 蒲田 樽屋 (2002年5月22日) 890円(税別)
「インポーター」 サッポロビール
「原産国」 南アフリカ共和国
「使用品種」 カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー

 私より一つ若いNo.で当道場にご入門の門下生第六十号殿が (報告日:2002年5月9日)で既にご報告されているワインと同じものを、 3年半貯蔵して飲んでみました。購入店、購入時期ともに同じ。 3本購入の最後の1本。買った店が樽屋だったからか、はたまた、 南アの安ワインだったからか、はハッキリしませんが、この日に飲んでよかった〜、 という、まさに熟成の頂点。 890円で熟成の頂点が早めに味わえるという意味で抜群のコスパワインです。 この日の晩ごはんの焼肉にはぴったり。 ボルドーのそこそこのワインを30年くらい置いときました〜的な味わい。 やはり安ワインは熟成が早いのか?それとも、 そもそもこのクラスのワインは置いといて飲むものではない、 という常識に挑戦して正解!だったのだろうか? はたまた他店での購入だったらどうであったのか〜?などが気になりますが、 門下生第六十号殿のご報告時点で、既に熟成気味だった、というところが今になって、 なるほど、と頷ける点ではあります。

---師範より---
 ご報告、ありがとうございます。 今回はまた古い門下生報告を検索して頂き、お手数をおかけしました。 門下生報告も一覧リストを作ればもう少し便利かなぁ、と思いますが、 過去に遡ってまでやる気力が沸かない (やるとしたらモレの無い完備な状態にしないと気の済まない性格です)ので放置状態です。 スミマセン。
 で、ご報告頂いたワイン、 890円のワインを3年半も置いておかれるなんて素晴らしきチャレンジ精神であります。 普通は保管コストとか考えて割りに合わないと思うし、 逝っちゃう可能性も高そうですから。 で、敢えて挑戦した結果が抜群の熟成具合とのこと、さすがの「選"安ワイン"眼」であります。
 今後も面白い企画にチャレンジされましたら、ご報告よろしくお願いします。


門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2005年10月9日)
Montagny 1er Cru Les Bassets 2002

「生産者」  Albert Sounit
「稽古した日」  2005年10月8日
「稽古した場所」  自宅(オランダ・ロッテルダム)
「購入店」   Gironde(オランダ・ロッテルダム)
「価格」 19.80ユーロ(約2700円)

 オランダに引っ越して半年、初めて自宅にお招きしたお客さまは私の上司と奥さまでした。 お料理はバケーションで行ってきたスペインの生ハム、キッシュ、舌平目のムニエル、 豚肉と玉ねぎの煮込みなど。ワインはブルゴーニュの白と赤を1本づつ開けました。 赤のVolnay 1er Cruも大変美味しかったのですが、さすがにこちらは破戒価格でしたので、 今回は白をご紹介。自宅近くのワイン屋さんで買いました。ここはオランダには珍しく、 結構いい値段のワインも置いていて、私の好きなブルゴーニュもいろいろ置いています。 ただ造り手にはコダワっている様子で、日本で見たことが無い造り手のものばかり。 この白ワインの生産者について聞いてみたところ、「伝統的な造り方をするところ。 同じような値段でRullyもあるけれど、このMontagny 1erの方がちょっと重めかな」 ということでしたので、こちらを選んでみました。RullyもMontagnyもコート・シャロネーズの村で、 知名度は高くありませんが、値段の割にクオリティが高いのではと期待して抜栓。

 香りはいかにもブル白、新世界のシャルドネのような熟したパイナップルではなく、 正統派という感じ。口に含むと、甘味と樽から来た渋みと筋の通った酸味が一体となって、 お上品な雰囲気を醸し出します。お客さまにも大変ご好評をいただきました。 コート・シャロネーズは赤もちょっと田舎臭さはあるものの親しみやすいものが多くて好きなのですが、 白でもちょっとしたコート・ド・ボーヌにも負けないクオリティがあることを今回改めて認識しました。 まあ日本でもおそらく同じような値段で入手可能と思われます (安いワインは輸送費がかからない分こちらの方がお得ですが、 中級以上のワインでは日本の5%消費税よりオランダの付加価値税(19%)が高いせいで割安感があまりありません)。 やはりたまにはイタリアやスペインの安赤ワインではなく、 フィネスがしっかりしているブルゴーニュを飲まなくてはと再認識した次第です。

---師範より---
 ご報告、ありがとうございます。 門下生のご報告も日本、ニューヨーク、オランダと世界中から寄せられ、 まさに「インターナショナル安ワイン道場」であります。
 客人に出されたブルゴーニュがイケるワインだったとのこと、それはナイスでありました。 確かに日本では見かけない造り手、まだまだこの世界は奥が深いですね。 価格に関しては、 高くなるほどVATの影響で割安感が無いというのは「なるほど」という感じです。 日本の場合、消費税はまだ安く、酒税は金額に関係なく一本あたりナンボ、ですからね。 そういう意味では、ここ日本では安ワインなんかと稽古するよりも 高級ワインを楽しんだ方が得かも知れませんが・・・
 ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。


門下生第八十一号NYワイン小僧殿より。 (報告日:2005年10月6日)
MATUA VALLEY ソービニョン・ブラン 2005

ニュージーランド、マールボロー地区
稽古日、2005年9月30日、自宅にて
Garnet Wine Manhattanにて購入、$8.99

 お待たせしました、いよいよ2005年の新酒。 涼しげなグリーンの瓶にスクリューキャップ。 ナシとレモンの香りが漂います。グラスに注ぐと薄いレモン色にグリーンの影。 軽めの甘味と酸味で、さしずめフードワイン、というところでしょうか。 ローストチキンと合わせました。 昨年も10月初めにNZソービニョン・ブランを飲んで、そのフレッシュさに驚きました。 今年の分は心もちドライな印象もありますが、飲みやすいフルーティワインの代表、 ほとんど$10以下なので助かります。

 米国的には、オーストラリア、ニュージーランドは安ワインの確固たる地位を築いていて、 数千マイルの距離も何のその、かなりの量がコンテナで運ばれているに違いありません。 この時期、旧大陸のヌーボーよりよほど待ち遠しいです(よほどうまい!)。 夏休みが終わり、そろそろパーティーシーズンの開幕。 うーんと飲むぞと、のどが鳴ります。


---師範より---
 お久しぶりのご報告、ありがとうございます。 そういえば南半球産は2005年産が出回り始める時期ですね。
 ニュージーランド産、ここ日本でもかなりメジャーになりつつありますが、 安ワインといえどもやや高級な価格帯(2,000円前後)のものが多いように思います。 距離的にはニューヨークより日本の方がはるかに近いはず、 もっと手頃な価格帯のワインをいっぱい入れてくれればなぁ、 とインポーターの皆さんにはお願いしたいところであります。
 またニューヨークのワイン事情含め、ご報告よろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年10月5日)
BEAUNE 1990
Bernard DELAGRANGE

「稽古した日」   2005年10月4日
「稽古した場所」   横浜の我が家
「購入店」 合資会社平野弥商店  2,625円(税込み)
「インポーター」 合資会社平野弥商店
「原産国」 フランス
「使用品種」 ピノ・ノワール

 今時めずらしい合資会社の平野弥さん。 その共同購入セール品。段階的に安くなっていくという、楽天ではおなじみのセール方式。 あれって、初めに買った人はホントに最初の高い価格で買うんだろうか?  まぁ、それはともかく、このワインは初値の3,675円から2,625円まで下がった時に3本購入。 買った日の翌日に休肝日の禁を破って飲んでみました。
 酸味が強いのと、エレガント一歩手前の味わいで女性好みのお味。 1990年に相応のコルクの古さ。ワインの色は1990年にしては若干若い感じ。 2004年のBurgondia d'Orということでもあり、熟成酒を、しかも、 1990年のBEAUNEをそれなりの味わいで2,625円で飲めるなら安いですね。

---師範より---
 ご報告、ありがとうございます。
 確かに1990円のボーヌが3,000円以下ってのはお買い得ですね。 自社輸入の販売店とのことなので、 販売店自らどこかに眠っていたのを探して来られたのかな? それを、暴利を乗せることなく販売されるのは大変ありがたいですね。
 というわけで(ってどういうわけだかわかりませんが)、今後ともよろしくお願いします。


門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2005年10月2日)
Prosecco Serenissima

「稽古した日」  2005年10月1日
「稽古した場所」  自宅(オランダ・ロッテルダム)
「購入店」   Little Italy(オランダ・ロッテルダム)
「等級」  I.G.T.
「ヴィンテージ」  なし
「価格」 3.95ユーロ(約540円)

 安ワインばかり売っているオランダですが、 「これは」という安ワインに当たることはそうあまりありません。 今回久しぶりにご報告の価値がありそうなものを開けました。 購入した店は街の中心地にあるイタリア食材店、 パスタ(生と乾麺の両方)・オリーブオイル・生ハム・オリーブなど魅力的な食材がいっぱい、 ワインの品揃えも激安モノからバローロやブルネッロ・ディ・モンタルチーノまで幅広くあります。 そんな中で選んだのはレンジの下限に近いプロセッコ。 小生イタリアワインに親しむようになってから約10年になりますが、 プロセッコを飲むのは確か初めて。

 値段が値段ですので、色とか香りとかを吟味するのはすっかり忘れていましたが、 グラスに注いだ第一印象は、「をを、思ったより泡がしっかりしている」。 プロセッコ=弱発泡という教科書的知識しか頭の中になかったのですが、 これならマニアでない一般の方々にスパークリングワインとして出しても全く違和感を与えないでしょう。 もちろんマトモなシャンパーニュよりは泡は弱いですし、泡の粒も粗いのですが、 それは比較するのが酷というモノで。 お味のほうも、個性的なキャラクターはあまり見せませんが、 安いカヴァなどにありがちな金属的なエグみなどは全く無く、スイスイ入ってしまいます。 この値段だったら、「欠点がない」ことが充分な美徳になると思います。

 日本でのワインの価格水準からすれば、1,000円でもまあお買い得ではという感じです。 それが540円で買えるのはやはり安ワイン天国のオランダならでは。

---師範より---
 ご報告、ありがとうございます。オランダはぼちぼち上着が必要な気候でしょうか?
 イタリアのプロセッコ、当道場でもあまり登場回数は多くありません(2回くらい)。 飲まず嫌いな部分もありますが、なんとなく安っぽさ全開というか、 チープなイメージがあるんですよね。 だもんで、安泡に関してはヨーロッパ産よりニューワールド産の方が多く登場しております。 ご報告のプロセッコ、さすがに日本で見つけるのは難しいような気もしますが、 「そういうマトモなプロセッコもある」ということは心しておきます。
 というわけで、またなにか見つけられましたらご報告よろしくお願いします。


門下生第七十七号富塚毅殿より。 (報告日:2005年9月27日)
LA COLLECTION DES CHEFS LE CORDON BLEU BOURGOGNE CHARDONNAY 2003

稽古した日 2005年9月24日
購入場所  東急百貨店町田店
輸入業者  ピーロートジャパン
原産国   フランス
価格    2290円

 久しぶりの白ワインでした。以前町田の東急デパートで試飲して購入したもの。 泊まりにきてくれた友人に赤と白を出して選ばせた所、これを所望されました。
 抜栓後の香りもよく味もいい。 夕食で食べた鶏のローストやオリーブ、チーズ、カボチャのサラダなど、 何にでもあってしまう。料理とのマッチングがとても良い。 シャブリのような硬質な感じはなく、マコンのような雰囲気かと思いました。 旨い具合に値段と品質のバランスが合っているなあと感心しながら飲みました。
 料理を美味しくしてくれるワイン。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 「コルドン・ブルー」のシェフ・コレクションですか。 料理学校が選んだワインであれば、それは確かに料理に合いそうですね。 そういう、使う側の名前が書かれたワインは、 他ではエノテカさんで取り扱っているタイユヴァン・シリーズなんかもありますね。 個人的には、なんとなくワイン自体の氏素性が判らないわりには暖簾代が乗っているのか値段はそこそこするんで、 購入には二の足を踏んでおりました (シャンパーニュは結構好印象で、 人様への贈り物には良く使ったりしますが)。
 今後はその手の「ブランド物」も、色眼鏡を外して選択肢に入れることにします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年9月25日)
MONTHELIE 2000 (Jean GARAUDET)

「稽古した日」   2005年9月24日
「稽古した場所」   横浜の我が家
「購入店」 (有)助次郎酒店  1,990円(税別)
「インポーター」 (有)ル・テロワール
「原産国」 フランス
「使用品種」 ピノ・ノワール

 ちょうど2年前に、WEB SHOP巡りをしていて、あれっ!安い、と、感じて6本購入し、 時々飲んで最後の1本となったMONTHELIE。 最後に残ったこの一本がたまたま当たりだったのか、それとも、 我が家の促成熟成庫による2年間の熟成が奏功したのか? 購入当初の薄い味わいはかけらも無く、むしろ濃いワインになっている。香りも強い。 いいワインにラベルを貼り間違えたような。こんなことってあるのだろうか? 一般的なお話とまるで逆。それとも、やはり、ワインは寝かせてなんぼ、が正解なのだろうか? この日がまさに飲み頃のピークだったのだろうか? もし、そうであるなら、夏場には26度にも温度が上がってしまう我が家の促成熟成庫もまんざらではないなあ。

---師範より---
 連日のご報告、ありがとうございます。
 モンテリーって、マイナーなアペラシオンではありますが、この値段は安いですね。 ちょろっとサーチすると同じ造り手の2003年産が3,600円で売られていたりしますから。 それでもいきなり6本買っちゃうあたりはさすが太っ腹であります。 で、最後の一本だけなぜかパワフルだったとのこと、なんとも謎ですね。 ま、安ワイン者としては『常温下に置いといたって気にしない気にしない。 美味くなることだってあるっすよ』と解釈することにしましょう。
 同じワインを同時に複数本買うことなんてほとんど無い師範ゆえ、 まともなコメントも出来ず恐縮ですが、こういう情報も重要だと思いますので、 また何かありましたらよろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年9月24日)
CASTEL SYRAH 2003

「稽古した日」   2005年9月21日
「稽古した場所」   AIR FRANCE 機内
「購入店」 機内食
「原産国」 VIN DE PAYS D'OC
「使用品種」 シラー

 サラリーマン中退旅行に、夫婦してブルゴーニュにワインを飲みに行って参りました〜。 行きの機内食ではVIN DE PAYS D'OCのシャルドネとカベルネ・ソーヴィニョンを飲んで、 たいして美味くもないなぁ、と思ったのですが、 帰りの機内ではこのシラーを見つけて早速注文。 コート・ロティーとは言えないまでも、サン・ジョセフの最近のVT、 と言っても全く問題のないようなその果実味と豊かな香りに驚き、 もう一本追加をお願いしたほどの旨さです。さすが2003年。 決してシラー好きではない私が、こんなにも美味しく飲めるなんて。 ホントにおいしいですよ。
 エール フランス エコノミークラスにご搭乗の機会がございましたら是非お試し頂きたいと存じます。

---師範より---
 ブルゴーニュへご旅行ですか、よろしいですなぁ。アチラはそろそろ収穫が始まった頃でしたでしょうか? エール フランスは、エコノミーの機内ワインに関しては一番印象の良い航空会社だったりします。 ニコラ・フュイヤットのシャンパーニュは飲まれましたでしょうか? 「食事とお飲み物」のリストには載ってないけど、頼めば出されたと思います (今もそうかは知りませんが)。
 で、ご報告頂いたワインのなにが素晴らしいって、 機内の無料ワインに対して、 わざわざラベル剥がしを使ってまでラベルを残されるその心意気に脱帽です。 それでこそ安ワイン者であります。 一般の皆様は真似しないように。
 ともあれご報告ありがとうございました。欧州へ旅行に行く際はエール・フランスを使います。 ・・・って、プライベートで海外に行ける機会なんて当分無さそうだしなぁ。


門下生第七十七号富塚毅殿より。 (報告日:2005年9月11日)
Penfolds BIN389 CABERNET SHIRAZ 2002

稽古日  2005年9月10日
購入場所 カルフール南町田
輸入業者 サントリー株式会社
原産国  オーストラリア
価格   1580円

 久しぶりに兄が家に来てくれました。で夕食は兄のリクエストに応えてこれを抜栓。 メインは特別な夕食にはお決まりのラムロースの炭火焼です。 兄も私もペンフォールズはとても好きなメーカー。 このBIN389は今までに何回飲んだでしょうか、これまで外れはありません。 今夜も旨いだろうとグラスに注ぎました。 案の定シラーの良い香りがグラスからあふれてきます。 色は黒いような紫でいつも通りだなと思います。そしていつも通り美味しい。 スパイシーでありながらとがらずふくよかにまとめあげられています。 樽の使い方はひかめながらしっかりとして味をまとめている。 美味しいなぁ、美味しいなぁで3杯でした。兄も3杯。
 もっと土地の個性が見えてほしいけれど、 素材であるブドウのポテンシャルに圧倒されてしまう。 あと7年は寝かせておいて隠れていた物が現れるか試したいワイン。
 次の日残りを飲んでみました。 樽香が出てきていてバランスは良くなっているかもと思いました。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。これもカルフールの投売りワインのひとつでしょうか。
 豪州産の大手のワインって、確かに安定感がありますよね。 そもそも畑はいろんなところから持ってきている場合が多いらしいし、 ヴィンテージごとの気候の違いもあまり無さそうだし、 若くても多少年月が経ってもあまり差異はなく、 期待通りのパフォーマンスが得られるような印象があります。 ただ、それはある意味「想像の範囲内」だったりもするんで、 座して真剣勝負の稽古より、 今回の富塚さんのように客人が見えた時の安心アイテムとしての使い勝手が良いですね。
 まだまだ暑い日が続いていて「飲む」方では未だ白の登場回数が多い当道場ですが、 「買う」に関してはそろそろ赤に軸足を置かなくてはならない季節ですので、 参考にさせて頂きます(と言ってもBIN389を3,000円以下で買うのはほぼ絶望的でしょうけど)。


門下生第七十七号富塚毅殿より。 (報告日:2005年9月1日)
Pierre Andre Gevrey-Chambertin Champlain 2001

稽古した日  2005年8月29日
購入場所   カルフール南町田
輸入業者   麒麟麦酒株式会社
原産国    フランス
価格     1580円

 先日ワイン倉庫にしている階段した収納が猛烈に暑くなってしまいました。 ワイン全滅かと冷や汗ものだったので、とにかく一本開けて調べたいと思っていた所、 今夜(29日)は鳥のローストとなったのでこれを抜栓しました。 本当の値段も知らず今月初めカルフールのワイン担当さんの勧めで購入した激安物。
 開けてまず来たのがまろやかな香り、グラスに注いだだけでテーブルが香りで満ちてきました。 こりゃ良いなと思い一口、美味しい。この分なら在庫ワインは大丈夫かな、 で開けたワインに集中しました。バランスのよくとれた上品で滑らかな味わい。 料理に合うなあ、旨いなあと飲んでいきました。 食事も終わってもう一杯飲んでみると樽香が出てきていて、これまた上品で気持ちがいい。 慎み深く奥行きのあるワイン。
 後で麒麟麦酒のHPで調べたら定価は4860円になっていました。。。。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 畑名付きのジュヴレ・シャンベルタンが1,580円ってのはこりゃまた安いですね。 カルフールの日本撤退に伴う在庫処分価格だと思いますが、 非常にラッキーな買い物をされたんじゃないでしょうか。 で、短期間そこそこの高温下に置かれることによるワインへの影響は、 師範の私見ではあんまり気にしなくて良い様な気がしてます。 特に白は強そうです。 味覚嗅覚が無駄に鋭敏な人でも無い限り、「まぁそんなもんだ」なレベルじゃないかな? あまり気にされないのが精神衛生上もよろしいのではないかと。
 ともあれ夏の暑さもそろそろ一段落、これから赤が美味しい季節になりますね。 またナイスなワインがありましたらよろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年8月15日)
GREEN POINT NV BRUT METHODE TRADITIONNELLE

「稽古した日」   2005年8月15日
「稽古した場所」   横浜の我が家  この夏5本目の稽古
「購入店」 リカーズハセガワ 1,490円(税込み)
「インポーター」 MHD ディアジモ モエ ヘネシー(株)
「原産国」 オーストラリア
「使用品種」 シャルドネ、ピノ・ノワール

 今年のテーマのひとつのシャンパーニュ及び各種スパークリングワインの中で、 何回飲んでも美味しくて、しかも飽きのこなかったのが、モエがオーストラリア造ってるこれ。 酵母の香りも香ばしい。結局仕舞いには箱で買ってしまったスパークリング。 税込み1,490円なら安い。 ワイン仲間のウィンドサーフィン野郎が、カバ、スプマンテを夏の浜辺で飲むというので、 勧めたところ、早速他所で1,280円で購入した由。 なんだとぉ〜! 1,490円でも十分に安いと思っていたのに。 まぁ、人生ってこんなもんです。

---師範より---
 連発でのご報告、ありがとうございます。 ひと夏で5本目とはなかなか気に入られたようですね。
 ご報告頂いたグリーン・ポイントは、師範も以前に 稽古しておりますが、悪くは無いものの特段の美点は見出せなかった気がします。 ヴィンテージが表記されていないのでなんともいえませんが、 生産年毎の差があったりするんですかね? あるいは熟成期間の差とか流通経路の差とかかもしれませんが。
 けっこうどこにでもあるスパークリングだと思いますので、また見かけたら稽古してみます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年8月13日)
VINA ALBALI GRAN RESERVA 1996

「稽古した日」   2005年8月12日
「稽古した場所」   横浜の我が家
「購入店」 ヴェリタス 1,180円(税込み)
「インポーター」    ワインプレスインターナショナル
「原産国」  スペイン
「使用品種」 センシベル

 ワインを飲み始めたころよく飲んでいたスペインVALDEPENASのVINA ALBALI GRAN RESERVAが、 ヴェリタスで、とっても安く売られていたので上中下三つのクラスを合計12本購入。 今回ご報告は中のクラス。CHALLENGE INTERNATIONAL DU VIN 2003 金賞受賞だとか。 1996年の グラン レセルバが1,200円以下で買えるというのがスペインワインの良さですね。 いまさらながら思うのですが、 同じものを何本か買って経年による味わいの変化を確認するのを楽しんでいるワタクシですが、 美味しくなるんですよね〜、ほんとに。というのがこの頃の実感。 我が家のいい加減な貯蔵方法でも、そこそこの熟成が味わえるのがワインの面白さです。 もっとも、このワインを含め、スペインワインの多くは既に程よく熟成されているので、 そんなに変わらないとは思いますがね。いま、まさに飲み頃。 お味の熟成感に比べて若々しい樽香が強烈。 ワイン初心者の頃にはこの樽香を、これぞワイン、と思っていたのですが、 最近になってやっと冷静に、ワインの風味を構成する要素の一つを強調したワイン、 と落ち着いて考えられるようになった私です。 そんなわけで、アメリカンオークの香りとテンプラニーリョの熟成味を味わいたい場合は このワインがうってつけです。いろんなチーズと一緒に飲むと美味しさ倍増。 どんなチーズとも合います。青、白、ウォッシュ、スモーク、チェダー、 フレッシュ&ハード、もちろんスペインチーズとも。安いと思いますよ、 熟成中の金利込みですから。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。  ラベルが変わっていたんですぐには気が付きませんでしたが、 ビーニャ・アルバリのグラン・レセルバ、 師範も以前稽古していますね。 ちんちくりん殿のコメント同様、非常に強い樽を感じていたようです。 バランスはともかく、きっちり樽が効いていて、10年近くも熟成されたワインが 1,000円強で購入できるってのはスペインならでは、ですね。 熟成好き&樽香好きの安ワイン者は必飲のアイテムであることは大同意であります。
 ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。


門下生第七十七号富塚毅殿より。 (報告日:2005年8月11日)
Roger Goulart DEMI SEC 2002 Reserva

購入場所 カルフール南町田
輸入業者 三国ワイン株式会社
価格   1000円

 今日(11日)は息子の誕生日でもう4歳になってしまいました。少し寂しいような。。。。 で、ごちそうを一杯食べた息子も眠り、娘も眠り、 深夜妻と二人で息子の生まれたころを思い出しながらの抜栓となりました。 ものは、先日師範に来ていただいたとき抜きそびれた泡もの。 ウエルカムワインにとミモザを作ろうと買っておいた一本。 門下生六十一号ちんちくりんさんが6月14日に報告されている作り手と同じもの。 買うとき同じブリュもあったのですが、店の人が、 ミモザにするならドミセックの方が合うと進められ購入。開けそびれて、すみません。。。
 今夜開けることになりました。良く冷やしておいた割には抜栓時の音はハデ、 ちょっと炭酸がキツいかと思い一口。確かにこれでドミセックなの?の辛さ、 しかし旨い。最近肝臓の衰えを感じている私でもぐいぐい。 妻がオレンジがあると出してくれて、ミモザを作ってみました。これはイケます。 ずいぶん昔、まだ知り合ったばかりの頃、 バーラジオにいって作ってもらったミモザことなど、 昔話をしながら楽しいうれしい時間になりました。
 私は辛口シャンパン派ですが、これは美味しいです。しかも1000円。 びっくりのバリューでした。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。先日は大変お世話になりました。
 ミモザですか、良いですね。 スパークリング・ワインを使ったカクテルとしては、 師範も以前に生の桃を使ったベリーニに挑戦したのですが、 果汁をちゃんと濾さずに使ったため泡がモクモクと大発生、イマイチなデキとなってしまいました。 この手のものを作る際には、果汁はキチンと濾して固形物を取り除き、 ワインの方もキッチリ冷やすことが肝要ですね。 また、その際はシャンパーニュを使ったのですが、 そんな高級なスパークリングである必要も無く、 店員さんの言われるようにやや甘めのものの方が良いかも知れません。 また、カバってちょっと金属的なクセのあるものが多いですから、 その意味でもDEMI SECで正解かもですね。
 ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願い致します。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年7月31日)
TIBOR GAL 2001 CHARDONNAY

「稽古した日」   2005年7月30日
「稽古した場所」   関内の「Alte Liebe」
「購入店」 グラス1杯1,200円(税別) お店の仕入値は1本1千円台の由
「インポーター」    有限会社 讃久商会 TEL:03-5726-2739
「原産国」  ハンガリー
「使用品種」 シャルドネ

 土用の鰻を食おうと関内の「わかな」に出かけたところ、長蛇の列。 熱暑の中、並んでいるうちに倒れたご婦人を救急車がお迎えにくる賑わい。 なにもそこまでして鰻でもないだろうということで、急遽路線変更し、 このところ気になっていた関内の「Alte Liebe」に。 店構えが立派だから夕食に訪れるには躊躇してしまうが、ランチならそれほど掛かるまい、 と高を括ったのが運のつき。 ドイツ料理を謳っているだけに食前酒に注文したビールが大変美味しく、 美味しいビールが呼び水となってワインも飲みたくなり、でもまぁ昼だから、 もう少し飲むのならグラスにしておこう、 とワインリストからブルゴーニュのボトルを頼みたくなったのをやっとの思いで押し殺し、 グラスワインを所望したのがこれまたドツボ。 ソムリエがやってきて、お試しになりますか?と問われ、 エっ? さすが、この手のクラスのレストランになるとグラスワインを試すことが出来るのか〜!と感心。 小ぶりだが足つきの「試飲用」ワイングラスをいくつも用意してくれて、 お試しですっかりいい気分になってしまうほど何種類も試させてくれる。 その中で、これがグラスワイン!?という驚きを覚えたのがこのTIBOR GAL。 ハンガリーのシャルドネなんて、と馬鹿にしていたのだがどうして、どうして。 小樽を使って造っているというだけあって、とても深い味わい、色。 過去にグラスワインで飲んだワインの中でも出色。 ソムリエに仕入れ値をそれとなく尋ねると2千円はしない由。 安い。2千円はしない、というのは言いようで、 実は千円ちょっとで買えるのではないか?と邪推。 もしそうなら、これほどのお買い得ワインも珍しいというもの。 飲みあきしないかどうか確認すべくおかわりを注文。やはり美味い。 同じくグラスワインの赤として飲んだレ・フェイエ・ド・ラグランジュ96も素晴らしく、 レ・フェイエ・ド・ラグランジュにしても、 なんでこんなワインがグラスワインで出てくるんだ? という疑問が解けぬまま飲んで食って二人で1万7,000円。 はっきり言って、「わかな」でおとなしく“うな重”食べとくべきでした。 が、これほどの安ワインに出会えるなら、有料の水しかないレストランでも許せるというもの。 このワイン、もしどこかで売ってるなら是非買っておきたいワインです。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ハンガリーといえば世界三大甘口ワインだかなんだかの一つ、 「トカイ・アスー・エッセンシア」で有名な国ですね。 当然ドイツワイン的のを想像しそうですが、ご報告を拝見するとそうでも無さそうな雰囲気、 日本ではワイン産地としては無名ですが、結構フトコロが深いのかも知れません。 ちなみに当道場では、安トカイと ピノ・ノワール2種(コレコレ)と稽古しておりますが、 どれもイマイチであったようです。
 一般に小売されているワインかどうか判らないので、 3000円以下で購入出来るのかちょっと微妙ですが、 一応情報として掲載させて頂きました。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年7月11日)
BOURGOGNE PINOT NOIR 2002
Domaine Philippe et Vincent LECHENEAUT

「稽古した日」   2005年7月9日
「稽古した場所」   横浜の我が家
「購入店」 平野弥 2,300円(税別)
「インポーター」    平野弥
「原産国」  フランス
「使用品種」 ピノ・ノワール

 今年の私のテーマはシャンパーニュとブルゴーニュ。 ブルゴーニュについては、今年はこれまで2002のBOURGOGNE PINOT NOIRを数多く飲んできて、 VTの素晴らしさを実感してきましたが、この日、 平野弥のシャンパーニュ有料試飲会に参加して勧められ、 購入したこのLECHENEAUTの2002には驚いてしまいました。 2002は他のドメーヌ以上に、特にレシュノーにとって最大の当たり年だったようで、 単なるBOURGOGNEといえども、このワインの繊細さと余韻は、レシュノーと知らなければ、 1er Cru、と言われても、なるほど、と頷いてしまえるほど(ちょっと大袈裟ですが)。 他の多くのドメーヌの2002の特徴である、「色濃く、凝縮度に優れ」ているものとは違う、 私好みの、繊細な力強さと上品な香りを併せ持つピノ。 アペラシオンはただのBOURGOGNEなんですけどね、これ。 店主の話では二日目も美味しいとのこと。 美味しかったので、翌朝になって、どこか他で、 もっと安く売ってないか楽天で調べてみたら、 これが見事にどこにも既に売ってない。 巷では「レシュノー並みの酒質のブルゴーニュを同じ価格帯で、探すのは、至難」 などといわれているそうですが、まさにその通りだと思う。どうりで売り切れちゃうのね。 なのになんで平野弥にはあるんだろう?wine-searcher.comで探すと、 日本での価格よりもっとグッと安くてがっくりきちゃうんですけどね、LECHENEAUTって。 それでも自宅のそばで売ってるんだからあと何本か買っておこうかな? 夏場は無料で預かってくれるらしいし。

---師範より---
 100回目のご報告、ありがとうございます。
 この造り手のものは、1996のオート・コート・ド・ニュイ1996のACブルゴーニュと稽古していますが (いずれも「やまや」で購入)、 確かに2001のACブルに関しては価格やクラス以上のものでした。 2002年だとヴィンテージの恩恵も手伝って、更に良さそうですね。 また、輸入/販売元の平野弥さんは、ワインに関する知識や品質面では定評のあるところみたいですね。 師範はまだ利用したことはありませんけれども。
 ともあれご報告ありがとうございました。200回を目指して、 今後ともご報告よろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年6月25日)
PRINCIPI DI BUTERA 2001

「稽古した日」   2005年6月25日
「稽古した場所」   横浜の我が家
「購入店」 誕生日のプレゼントで頂いたもの 小売価格2,500円(税別)
「インポーター」    アサヒビール
「原産国」  SICILIA イタリア
「使用品種」 シャルドネ

 アサヒビールのような、ファインワインに対する姿勢がどっちつかずの会社が輸入しているワインだったので、 まったく期待せずに、また、貰い物であることもあって(申し訳ない)、気軽に抜栓。 小売価格2,500円とあるので、それ以下の値段で買えるとは思う。 買えると思うので、もし見かけたら是非ゲットしてください。2,500円でもゲットしてください。 1,000円や1,500円ではけっして味わえない、時に3,500円であっても味わえない深い味わい。 充分にくどく、濃く、樽香たっぷり、なのに飲み飽きしない。 濃いワインなのにスルスル飲めるワインが好きです。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 シチリア産のワイン、マイナーな銘柄のものでも結構侮れないワインが多いように思います(特に白)。 暖かい地方だからか、基本的に濃い系だけど、 ニューワールドみたいなベタッとしてたりエグミがあったりって感じがあまり無いですよね。 贈り物であったとのことですが、 ネームバリューの無いワインって、贈り物にはあまりふさわしくないような気がするんで、 贈り主としてはその品質とちんちくりん殿の嗜好を知っての上でのことだったんじゃないでしょうか?
 ちなみにちんちくりん殿からのご報告はこのワインで99回目になります。 100本目のご報告はいかなるワインか、楽しみにお待ち申し上げております。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年6月19日)
CHATEAU CAMENSAC 1998

「稽古した日」   2005年6月18日
「稽古した場所」   横浜の我が家
「購入店」 イー・ショッピング・ワイン1,980円(税別)
「インポーター」    サントリー
「原産国」  フランス
「使用品種」 カベルネ・ソーヴィニヨン60% メルロー40%

 ラベル不良ということで、GRAND CRU CLASSE EN 1855 第5級の CHATEAU CAMENSAC 1998が、 なんと1,980円で売られていた。 しかしねえ、これをラベル不良、と難癖をつけるのにはチト無理があるような気がするなぁ。 他所では完璧なラベル不良を平気で売ってるところもあるからね。 で、このラベル、爪と指だけで剥がしてみると、最近、一部有名銘柄で採用されている、 簡単に綺麗に全て剥がせるタイプ。 若干違うのは、剥がしたあとの接着面が充分にアクティブで何回でも使えそうな点。 どこをどう見ても欠点はないように見えますがねぇ。 「表面を黒く細かい粒子が覆っていて、グレーがかって見える」 というような意味のことが購入店であるイー・ショッピング・ワインのメルマガには書いてあったけど、 送られてきた6本のワインのラベルは全て良品のように見える。 そんなわけで、このセールは、販売店がインポーターにイチャモンつけて値引きさせて安く売る、 というのとは実はなにか違う理由があるような気ががしますねぇ。 この98年、他では売ってないしね。

 1,980円という値段なら、世の中には探せばもっと美味しいワインが、あるいは、あるかもしれません。 でもね、やはりGRAND CRU CLASSE EN 1855の1998が1,980円で売られていて、 しかもそれをそんな値段でゲットして実際に飲んでみる、というのが、 私には意味がありましたね。 実際、お味のほうは、まさに販売店のHPに書いてあった通りでしたから。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ラベル不良での割り引き品、基本的にはお買い得だと考えてます。 でも、普通は100円引きとかその程度が一般的なような。 ご報告頂いたワイン、確かに同銘柄の他ヴィンテージよりかなり安いですよね。 チラッと検索したところでは、 他ショップでも税抜き1,980円で販売されていたところを見つけました(売り切れでしたが)。 そこでは特に「ラベル不良」の記載はありませんでした。 ま、どこかで在庫がダブついていて、その一掃のために安く売った、ってところじゃないでしょうか? 「ラベル不良」としたことは、安さの理由が品質に問題があるわけではないことの表明と、 他ヴィンテージの適正価格を維持する必要性あたりが理由なのでは、と推測します。 こういう「問題ないけど安い」ワインを見つけることも安ワイン者の楽しみですよね。 販売サイドにとっては値崩れの原因にもなりかねないんで歓迎しないでしょうけど。
 というわけで、またお買い得ワイン情報、お待ち申し上げております。


門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2005年6月18/19日)
Montepulciano d'Abruzzo 2003
Badia Corti

「稽古した日」  2005年6月17日
「稽古した場所」  自宅(オランダ・ロッテルダム)
「購入店」   Jibi Markt(ドイツBielefeld市郊外)
「等級」  D.O.C.
「価格」 1.49ユーロ(約200円)

 ドイツに日帰り出張した際、 ちょっと時間があったのでスーパーに寄ってみました。 全般的に物価はオランダより安い印象。特にワインコーナーは安ワインの宝庫。 中でもこのワインはD.O.C.の格付けがあるにもかかわらずたったの200円。 付加価値税(ドイツはオランダより少し税率が低いとしても15%くらい?)、 スーパーのマージン、ビン代、 イタリアからの輸送費を差し引くと生産者に幾ら残るのだろうと思いながら、 怖いもの見たさ(飲みたさ?)で思わず買ってしまいました。 恐らく安ワイン道場史上最安値のワインではないでしょうか。 日本でのモンテプルチアーノ・ダブルッツォの売価は概ね800〜1000円くらいでしょうから、 その4分の1もしくは5分の1という価格です。

 色はイタリアワインにありがちな紫系の赤。香りは...弱いです。 口に含むと酸味がまず感じられますが、そこから先に広がるものがあまりありません。 変な雑味は特にないのですが、全体的に訴えてくるキャラクターが弱い印象。 モンテプルチアーノ・ダブルッツォは、日本にいた時も時々飲んだことがあり、 私の中では安ワインの優等生という位置付けだったのですが (しかも2003年ヴィンテージなので安くてもそこそこ濃いものではないかという期待もあった)、 さすがに200円のワインから多くを求めるのは酷というものでした。 いい経験になりましたが、もう1回買うかというとちょっと勘弁したいというのが本音です。 まあこれに懲りず、今後も安くて美味しいワインを探そうと決意を新たにしました。

Valle Central de Los Andes

「稽古した日」  2005年6月18日
「稽古した場所」  自宅(オランダ・ロッテルダム)
「購入店」   アルバート・ハイン(自宅近くのスーパー)
「原産国」 チリ
「品種」  Sauvignon Blanc
「ヴィンテージ」 表示なし
「価格」 2.99ユーロ(約400円)

 前々回の報告と同じ、特売価格で購入したスーパーのPBワインです。 オランダも今日はかなり暑くなり、白ワインの季節かなということで抜栓。 食事はオランダ名物のハーリング(生ニシンを軽く塩漬けしたもの)、 スモークした鯖、それと野菜サラダにパン。
 色はやや明るめの黄色でフレッシュな味の期待が増します。一口飲むと、ウン、 酸味を主体としたSauvignon Blanc特有の爽やかさがあり、 ボディもなかなかシッカリとしていて、 これが1リットル400円のワインとはとても思えないレベルの高さ。 このPBシリーズの白ワインは他にも2・3あるのですが、 品種がColombardとかUni Blancなど、大量生産(と個性のなさ) で名が知れているものでして、このワインを選んで大正解。 一緒にいただいたニシンと鯖にもとても良く合いました。 ちなみに生ニシンは日本で言えばイワシの刺身に似た感じですが、 脂の乗りと言い独特の風味と言い、イワシより遥かに美味しいです。 この季節だけの特産ですが、皆さんオランダを訪れる機会がありましたら是非お試しください。
 それにしてもこのワイン、CP高すぎです。 東京のワイン・バーでハウスワインとして1杯500円くらいで出したら大人気となること必至。 輸入コストを考えて日本での原価が倍の1本800円としても、 1リットルなのでグラスにして8杯は取れますから、 グラス当たり原価100円…ボロ儲けですね。

---師範より---
 遠くオランダよりのご報告、ありがとうございます。
 まずお断りしておかなければいけないのですが、門下生報告では基本的に「ダメだったワイン」 のご報告は掲載しないことにしております。 なぜなら、万が一誹謗中傷を意図にそのようなご報告を頂いたとしても、 こちらではそれが真実かどうかを見極めることが出来ないからです。 誰もが見ることの出来るWebサイトにおいて、 ネガティブな意見を載せることには少なからず責任が発生します。 その責任の範囲を「自分が飲んだもの」に留めたい、 というのがケツの穴の小さい師範の考えです。 ただ、今回の場合、「オッケーだったワイン」も合わせてご報告頂いたことと、 200円という価格から現地の安ワイン事情が伺い知れること、 さらに日本では売って無さそうなワインであることを理由に掲載させて頂きました。
 で、「安ワイン道場史上最安値」のワインですが、 掲載1000本記念の際に一本100円のワインと稽古しており、 フルボトルのワインとしてはそれが最安値です。 ま、この場合は販売店が「状態に難アリ」と判断してその値段を付けているので、 若干ズルではありますが(でも状態はそんなに酷くはありませんでした)。
 チリ産の方は、日本とオランダにおける関税や流通価格の差を考慮しなければなりませんが、 日本でもそれほど遠くない価格で販売することが可能なのかも知れませんね。 ただ、そういうワインに対する需要が全然違っている、 要するに日本ではまだまだ安ワイン者は少ないんだな、と想像します。
 ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年6月14日)
ROGER GOULART GRAN CUVEE EXTRA BRUT 1999

「稽古した日」   2005年6月13日
「稽古した場所」  横浜の我が家
「購入店」   リカーズ ハセガワ北口店  1,980円(税込み)
「インポーター」   三国ワイン(株)
「原産国」   スペイン
「使用品種」   マカベオ、パレリャーダ

 まるっきりドンペリ風なラベルに思わず笑ってしまいます、このCAVA。 今年の私の夏のテーマはスパークリング。 実のところ、シャンパーニュはもちろん、泡ものは、これまでほとんど飲んだことがない、 と言ってもいいような領域。 苦手だったんですよ。泡。 今年はこの苦手を克服すべく果敢に挑戦しております。 先日も、お友達にボランジェの1990RDなんぞをゴチになり、 その旨さを堪能いたしました、などと言いたいところですが、 高級すぎて、まだ私の舌は、高級シャンパーニュ味わえるまでに達していなかった。 残念! そんなシャンパーニュ素人の私ですが、 このCAVAはうまかったですね(CAVAにしてはちょっと高いんですけど)。 シャンパン製法で造られているらしいんですが、その割に泡の量はさほどでもありません。 品種もマカベオ、パレリャーダ、ってんですからなんとなくニセモノっぽさが滲み出てしまっておりますが、 まぁ、調べなきゃ分んないんだからその辺りはよしとしましょう。 このワインの良さは、なんてったってその香りです。 栓を抜いて、グラスに注いだ瞬間から部屋中に華やかに広がります。 ドンペリじゃないんで残念ながら香ばしい香りはしませんが、この華やかな香りと、 ラベルに表示 のあるEXTRA BRUTへの期待を、完全に裏切る、甘さ、これがいいですね。 あっという間になくなります。アルコール分は12%。あっという間になくなるんで酔います。 おいしいですよ。お試しを。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ロジャー・グラートのカバは、 ブリュット・ロゼ(スタンダード・キュヴェのロゼ)が、 なんだかのTV番組で芸能人に飲ませてドン・ペリニョンのロゼ1975より評価が高かった、 ということで盛んに煽って売られてますね。 どーも師範はそういう、度を越えて陳腐な売り文句で売られていると購入意欲がそがれます。 「罪を憎んでワインを憎まず」だとは思いますけど、 そういうつまらん煽りにのせられたと思われるのがイヤで。
 ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


門下生第六十九号まつ殿より。 (報告日:2003年5月25日)
Pangolin Shiraz 2003

購入元、輸入元 カーヴ ド リラックス ¥820
稽古した日 5/20
稽古した場所 自宅

 師範もヴィンテージ違いを稽古されていますが、報告させていただきます。

 夕食は焼肉 とくると、ボルドー品種やShirazあたりが飲みたくなります。 そこで、南アフリカのShiraz。1/20に一度頂 いてかなりいい印象だったので、 再度購入してきたもの。ローヌのSyrahを彷彿とさせてくれた新世界のShirazです。
 グラスに注いで、香りをかぐと、さつまいもの香りです。 高貴なBourgogneの香りと比べると、とても田舎臭く感じます。 口にすると甘み、少々強めの酸、しっかりとした果実味。抜栓後、 2−3時間経つと、サツマイモの香りは弱くなって、ナツメグ、ブルーベリーの香り。 口に入れてやると甘草の香りと味わいも感じ取れます。サツマイモは、 ローヌでも時々感じられるますが、若い時期に特有の香りなのか。 サツマイモの香りが落ち着いてきたところでは、少々野暮ったい感じはあるものの、 しっかりとしたスパイスが味わえて、なかなか楽しいワインです。 おいしく飲むには、たっぷり時間をとって、2時間以上前に抜栓するか、 デカンテーションをするといいのでは (といっても自分でデカンテーションしたことなんてないのですが。 大体持ってないし。欲しいとはおもっているんですけどね)。 アルコールの14%とこの濃さ は、新世界らしい。

 これって、本当に安ワイン者のためのワインですね。 イエローテイルのShirazも試してみましたが、ジュースという感じでしたが、 これは、しっかりローヌを感じさせてくれるところがうれしいです。 不思議なのは、1/20に稽古をつけた時は、サツマイモが感じられなかったこと。 ロット差あるいは個体差なんですかね。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 パンゴリンのシラーズ、 師範が2002産と稽古しているのは二年前のココですね。 自分で読み返してもとにかく濃さにビックリしている様子が伺えます。 ご報告の通り、安ワイン者必飲の一本かと。 で、「サツマイモの香り」といえば、 師範の場合インスタント・コーヒーにサツマイモ(というか焼き芋)の香りを感じます。 ワインだと、甘香ばしくてちょっとガサツな樽香があると、そう感じることもありますね。 まつ殿ご指摘の「サツマイモ」が、焼き芋じゃなくてサツマイモ自体の香りだとすると、 それとは違うんでしょうけど。
 ともあれご報告ありがとうございました。またナイスな一本がありましたらよろしくお願いします。


門下生第八十五号TAPAQ殿より。 (報告日:2005年5月22日)
CONDADO DE HAZA 1998

「稽古した日」   2005年5月21日
「稽古した場所」  自宅(東大阪市)
「購入店」   東大阪市「ココス」
「インポーター」   ミレジム
「原産国」   スペイン
「使用品種」   テンプラニーニョ(?)
「価格」 2950円

 気になるラベルデザインと何となく良さそうな瓶と シリアルナンバーも入っていたりしてこれは良いのではないかと。
 一口目何か凄味のある感じ、ボルドーの重さではなく チリの甘酸っぱいのでもなく、凝縮感のある味わい。 これがずっと続く、へたらない。 香りも濃い。スーパートスカン的なスペインワイン?という感じか。 何か作り手の思いこみが伝わるような非常に剛胆にして繊細な感じ。 果実味もすごい。
 このインポーター、イタリアの安ワイン「FOSSI ROSSO」を 入れてる会社で何となくお気に入りのインポーター。 ここ最近はブルゴーニュ中心で飲んでいたので強烈な一本でした。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 スペインのプチ高級ワイン、道場的にはほとんど経験のない分野です。 安ウマで名高いスペイン産で、ぎりぎり稽古範囲内の価格ぐらいのモノとなると、 かなり力の入ったワインが楽しめそうですね。 師範個人的にはテンプラニーヨは田舎臭さが前に出ていてあまり得意で無い品種ですが、 上の方のランクだとそんなレベルを超えているのかも知れません。 見かけたら&購入に踏み切る勇気があったら稽古してみたいと思います。
 というわけで、今後ともよろしくお願い申し上げます。 


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年5月21日)
CHATEAU de BOURGUENEUF 1996

「稽古した日」   2005年4月15日
「稽古した場所」   横浜の我が家
「購入店」 ニコー企画 1,500円(税込み)
「インポーター」    協和発酵工業(株)
「原産国」  ポムロール フランス
「使用品種」 メルロー70%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%

 ポムロールの有名銘柄CHATEAU BOURGNEUFと酷似した名前の、これもポムロール。 3年前にワイン事業から撤退した会社が最後に投売りしていたワイン。 希望小売価格5,000円。につられてケース買いしたワインだったが、 3年前当時飲んだ時の第一印象は、「だいたいねぇ、値付けがおかしいよ」という程度の、 ぜんぜんポムロールっぽくない薄っぺらい味だった。 そんなわけで、その後飲む気にならず、あらかた人様に配ってしまったのだが、 本日、勤務先で、700人のリストラ計画が発表されたので、 ブルータス!とヤケクソ気分で抜栓 (床下収納の最下層に埋まっていたのを掘り出して=飲めないようなら料理使うつもりで)。 ところが案に相違して、あたかも、リリース直後のラフィットを飲んで美味くない、 と思った時を思い出して顔が赤らんでしまうような大変身。 3年の床下収納での熟成が奏功したのか、思いのほか、というよりも、 素晴らしく美味しくなっている。 カベルネ・フランが少々ききつめに出ているのがちょっとポムロールっぽくないが、 熟成高級ワインになっている。薄かったワインがなんだか濃く甘くなってるぞ〜。 やはり、ワインは飲み頃、っていうのがあるんですね。 シニアワインアドバイザーに合格した直後に思うような感想ではないなぁ、 とこれまた恥を忍んでご報告いたします。 まぁ、たいしたことないんですよ、合格率7割ですから。エッヘン。 買い換えた自宅のパソコンからの初投稿。 本日、ケータイを機種変するのを機に最後のケータイショットのエチケットを添えて。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 まずはシニアワインアドバイザー合格、おめでとうございます。 師範は酒に関しては完全に飲む側の立場なため、 その手の資格的なモノには全く興味が無く、どの程度難しいのか存じ上げませんが、 「シニア」ってくらいだから難関であったのだろうと想像します。
 で、ご報告頂いたワイン、リリース後すぐはダメダメなワインでも、 長く置いとくといいことがある場合もある、ということですね。 それだけの遊休スペースをお持ちの方はそういう手もある、と。
 ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくです。


門下生第八十七号digiengel殿より。 (報告日:2004年5月20日)
Cru Montplaisir 2002

価格:1,890円 (1,800円)
購入店:湘南ワインセラー
品種:メルロ60% カベルネソーヴィニヨン40%

 なんだか久しぶりのご報告になってしまいました(^^;) ご報告するに相応しい美味しい安ワインにあまり出会わずというのが最大の理由かもしれません。 で、会心の一本というわけにはいきませんが、 ご報告できそうなワインを飲んだので紹介させていただきます。

 シャトー・マルゴーのセラーマスター家系の造り手らしい。 コストパフォーマンスに優れていると各所で誉められているので興味津々です。 しかし、 この手のほにゃららの醸造長が造るワインなんてのは期待はずれであることが多いですよね!? と疑いながら飲んでみました。

なめらかな深い赤から紫の色合いで香りは驚くほど鮮やか。カシス、 ベリーといえば、 「そうそう」なんて雰囲気だけどこのお花っぽさは確かにクラス以上かな。 香りほどにはゴージャスでない果実味も綿密な質感のある酒質に助けられて、 スルスルと飲んで、ふわっと美味しい。 華美な感じのない清廉な御婦人といったところ。 あっけらかんとした美味しさのある同価格のイタリアワインのほうが好みかもしれないけど、 この価格でこのお味、 しかもれっきとしたボルドーってことを考えるとご立派なワイン。 将来にわたって美味しいかは?だけど今飲むならいい感じかな。

---師範より---
 お久しぶりのご報告、ありがとうございます。
 仰るとおり「ほにゃららの醸造長が造る・・・」とか「ほにゃららの畑のとなりで・・・」とか 「ほにゃららのオーナーの娘婿の従弟で・・・」とか、 そのワイン自体でなく、 そのワインの周辺からあたかもそれが良いワインであるかのように想像させる謳い文句って、 あまり信用できないことが多いですよね。 過剰な期待をかけてしまうのが良くないのかも知れませんが。 で、ご報告頂いたワイン、若くて美味しく飲めるボルドー、というところでしょうか。 別にボルドーだからって全て長熟狙いにする必要は無いわけで、 そういうのが増えてくるのは安ワイン者にとっては喜ばしいことだと思います。
 というわけで、今後ともよろしくお願いします。


門下生第七十号きのっぴー殿より。 (報告日:2005年5月16日)
MANNS SPECIAL RIESLING&CHARDONNAY 1997
マンズ・スペシャル リースリング&シャルドネ 1997

生産者:マンズワイン株式会社
稽古日:平成17年5月12日
購入店:ワインショップ イガラシ
値段:892円

 今時売っていないであろうワインを手に入れ、飲んだのでご報告させていただきます。

 たま〜に買いに行くワインショップ(酒屋?)へ行くと、 いつも相談しているお母さんがいないので、店内を一人で物色していると、 店の片隅の国産ワインコーナー(常温)に、 なんと1997年の白ワインを発見! 多分逝ってしまっているワインだろうと思いつつ (お店の人もこれはやばいかもと言ってましたが)購入いたしました。

 色はやや濃い目のレモンイエロー。 香りはまずマスカットのようなフレーバーに桃のシロップ漬けなどの完熟した甘い果実の香り。 少なくとも劣化した感じは全く感じさせません。

 味は口に入れると、あっ 甘い!甘口と書いてあるので当然といえば当然ですが、 ダメダメな味を想像していただけに、これは良いほうに裏切られました。 かんづめのシロップのようにトロッとしていて、 酸は弱いものの、甘ったるさとかは感じられない、上品な完熟の甘さです。

 正直8年も(多分常温で)熟成した、国産の白ワインがここまで健全だとは驚きでした。 国産ワインも侮れないと思った1本でした。

---師範より---
 お久しぶりのご報告、ありがとうございます。
 国産の普通の(892円の)白ワインで1997年産、確かに珍しいですね。 しかしそれを買って飲まれるアタリは尊敬すべきチャレンジ精神であります。 国産の白で古いワインということだと、師範も同じくマンズワインのもので、 1997年の夏に1985産のシャルドネと稽古していて、 それも結構好印象でした。 もちろんそれはワイナリーで購入したもの&そこそこの値段のものだったんで、 きのっぴー殿が稽古されたものと比較するのは無理ですが、 「国産侮れず」には合意です。
 きのっぴー殿のサイトによれば、 お子様が誕生されたとのこと。 お忙しいこととは思いますが、今後もマイペースでの稽古、よろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年5月16日)
Bourgogne "Les Perrieres" 2002 (1)
Simon Bize & Fils

Bourgogne PINOT NOIR 2002 (2)
Domaine BORGEOT

「稽古した日」

(1)2005年4月15日

(2)5月14日

「稽古した場所」
横浜の我が家

「購入店」
(1)リカーズ ハセガワ北口店  2,780円(税込み)

(2)(株)一力商店1,700円(税込み)

「インポーター」
(1) (株)ラック・コーポレーション

(2) (株)モトックス

「原産国」
フランス

「使用品種」
ピノ・ノワール

 このところ、立て続けにブルゴーニュ・ルージュ2002年の飲み比べをしている。 今回ご報告品以外ではフェヴレ、ポール・ガローデ、チェリー・モルテ、ポンソ、 モンジャール・ミュニュレ、ロベール・グロフィエ等々。 ロベール・グロフィエは良かったのですが、残念ながら3,000円超なのでご報告できません。 って、してるか。 今回の(1)、(2)は、ともに価格以上の内容ということでのご報告です。 他所での価格を調べてみますと、もっと安く売っているところも多数ありますので、 更にCPは高いかと存じます。
 両方とも2002年らしい濃さがあり、果実味たっぷりです。 (1)についてはその後、TSURUYAさんで2,000円を切った価格で6本購入 (5年後10年後に飲んでみたい、という宣伝文句につられて)。 (2)については1,300円程度で購入できるところもあるようです。 ただ、(2)については、私にとっては、 運命的な出会いとも呼ぶべき出会いの酒販店から購入したので、今後もこの店で、 なにかしらワインを購入したいと思っております。 面白いことに、店の方がおっしゃっていたまんま、我が女房殿は、ブラインドで、 このワインを2,700円との評価を下しました。 (運命的な出会い=札幌出張の帰りに帰路羽田から京急に乗り、 何を勘違いしたか、蒲田でJRに乗り換えようと思い立ち、下車してみると、JRは遥か彼方。 致し方なくトボトボ歩いていたらICHIRIKIというワイン屋の看板が目に入り、 カウンターで店の老主人と若奥さんと、おぼしき方が なにやら試飲をしているお姿が目にとまり、引き寄せられるように入っていってしまい、 すすめられるままにこのワインを購入したお店)※客に試飲させるのではなく、 自分たちで試飲して、あーでもない、こーでもない、 と言っているのが店のガラス越しに見えるのが非常に好印象。 もちろん、私が店に入っていくと、立派なグラスで、 ボーヌを試飲させてくれました(仕入れてかなり経つのに、あまり変化していないのだとか)。 私が店にいた短い間にも、ワインを買いに来る若い客が多数。 さほど立地が良くないのに頑張ってる店です。 店の老ご主人に「ワインに力入れてますね」というと、ご主人、 「私が好きなんです」とのこと。色艶もよく、長生きして欲しいですね。そのまま。

(1)

(2)

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 2002年のブルゴーニュ、 良年だったらしく、 お手頃価格帯のACブルゴーニュやオート・コート・ド・ニュイあたりでも結構イケている印象があります。 そういえば以前ご報告頂いたグロ・フレール・エ・スールの オート・コート・ド・ニュイも2002年でしたね。 このワインは昨年末に稽古して非常に好印象でした。 また、ご報告いただいた内の(1)シモン・ビーズに関しては、 同じく良年の1999年と稽古しておりますが、 そこそこ良かった記憶があります。 ヴィンテージの恩恵は、 厳しい選別や摘果をされないこういったお手頃価格帯のものにダイレクトに効いて来ますね。
 というわけで、イケてる安ブルゴーニュ情報、またお待ち申し上げております。


門下生第七十一号坊主のROMANネ!殿より。 (報告日:2005年5月12日)
CHATEAU D'AGASSAC 1997

「格付け」 HAUT−MEDOC(BOURGEOIS)
「稽古日」 2005年5月10日
「購入した店」 成城石井アナスル金山店(名古屋市)
「インポーター」 成城石井
「原産国」 フランス
「価格」 1,038円(ハーフ)

 赤札の特別価格で購入したワインです。通常は、1400円くらいだそうです。 たまの遠出でこの店によるのですがいつも購入するのは、赤札モノです。 このワイン、セカンドはいまいちだった記憶がありましたのでちょっと迷ったんですけど、 先日愉しんだ別のボルドーの97がおいしかったんで、購入しました。
 これがおいしかったんですよ。テイスティング・グラスで愉しんだんですけど、 香りがいいんですよ。甘味のあるコーヒーの香が心地好く鼻をくすぐって、 グラスを口に運ぶたびにいい気分になれましたよ。味わいも 「(批評本のような表現をすれば)今まさに飲み頃」って感じで、 タンニンはこなれてて舌触りいいですし、 果実味と甘味のバランスもいいしとハーフ・ボトルなのが惜しいワインでした。
 ハーフは熟成が早いといいますから、そのおかげなんでしょうか。 71号も同じワインは2度愉しまないようにしてるんですが、 フル・ボトルとの熟成の差を確認するためにももう一度愉しんでみたいものです。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ボルドーの1997年産、最近比較的見かけますね。 以前(出始めの頃)の印象では薄くて水っぽいワインが多かったものですから、 見かけてもあまり手を出さないようにしていたんですが、 そろそろ熟成した飲み頃を迎えてきたということかもしれませんね。 おかげでちょっと意識を変えて買ってみるかな、という気になりました。
 というわけで、近いうちにブルジョア級でフルボトル2,000円くらいの1997ボルドーと 稽古してみたいと思っております。 こういうワインって「在庫限り」なことが多いんで、同じワインは難しいかもですが。


門下生第七十七号富塚毅殿より。 (報告日:2005年5月8日)
Chateau de Mercues CAHORS 1989

価格   1780円
購入場所 カルフール南町田(輸入も)
稽古日  2005年5月4日

 カルフールで焼きたてのローストチキンを買えたので、 夕食時合うんじゃないかと抜栓。 カオールは過去2回ほど稽古したのみですが、 はかばかしい印象はなくまあ進められるから買ったといったところでした。 これもご覧のように安っぽいラベルでリキが入っているのかなあと思っておりました。 がしかし、、、、
 とびきりよい方に裏切られました。 16年も前ならこんな味か(前に飲んでる81年もののサンテミリオンの印象を思い出して) の先入観を一口で撃沈され、 唸りました。すみれ色のエッジ、確かに枯れているでも太い。 果実味、コク、酸などバランスよく整っている。 唸り続けて3杯飲んで、アーもう1本買っておけばと思いました。 正直なところこれにボルドーのラベルを付けたら(もちろん違法だけど) 6000円以上という値段で売られるのでは。カオールだからこの値段かと思ってしまう。 またあいたいなあと思う1本。
 コルクを確認したところ、シャトーでリコルクしてあるらしい。 このように安いワインでそれをしていることがあることも初めて知りました。 この値段で日本 で売れるということを考えると生産者はいくらで出荷しているのだろう? よいワインを作ろうという根性を感じます。 マルベックというブドウのポテンシャルを知ったワインでした。

---師範より---
 連発でのご報告ありがとうございます。
 カオールの古いワインは、師範も先日稽古しましたが、 単に20年経ったワイン、という印象であまり芳しいものではありませんでした。 というわけでマルベックのポテンシャルは否定しませんが、 長熟可能なワインを造ろうと思えばご指摘のようにそれなりに根性が必要なんだろうと想像します。 いずれにせよ古めのワインだとそれなりにリスクを伴うわけで、 そこで予想を超えたリターンがあると嬉しいですよね。
 また期待を良い方に裏切るワインと稽古されましたらよろしくお願いします。


門下生第七十七号富塚毅殿より。 (報告日:2005年5月2日)
MATURO RISERVA 1999 CHIANTI

購入場所 カルフール南町田
価格   800円
輸入業者 カルフール南町田
稽古日  2005年4月20日

 以前にもキャンティは報告させていただきました(2004年6月5日)。 今回のキャンティはその品質を上回るもの。 これもワイン売り場の担当者に強く勧められた一本。ラベルからして不思議で、 クラシコじゃないのにリゼルバなんて初めてでした。 開けた日の料理は、ナスのトマトソース、パルメザンチーズがけがメインだったので、 とても良い相性で、トマト料理にキャンティはあうなあと2杯。次の日 にゴルゴンゾーラのニョッキでまた2杯でした。 800円のクォリティを上回る私の常識から言ったら2500円ぐらいでしょうか。 とにかくビックリのキャンティでした。 ニョッキに合わせた時だと思いますが、 かすかにカベルネのニュアンスを感じて面白かったです。

MENUTS BORDEAUX 2002

購入場所 カルフール南町田
価格   1480円
輸入業者 ローヤル オブ ジャパン
稽古日  4月25日

 最近デパート等で見かけるサンテミリオンのグランクリュ CLOS DE MENUTSのセカンド。 店にはグランクリュもセカンドもあってどっちにしようかなと考えていたら、 セカンドの方がバリューがあると店の人に言われて購入。 仕事柄 きれいなデザインのラベルをみるとつい手が出てしまいますが、これもその一つ。 ボトルも肩の張った押し出しの強い物。デザインされているなあと感心。
 当日は親父が先日飲んだリオハをまた持ってきてくれたので、それは取って置いて、 ボルドーを開けました。 渋みがまずのどにやってきますがその後の滑らかなのどごしはあまり経験がありません。 上品でちょっと優雅といったらよいでしょうか。 メドックのACボルドーとサンテミリオンのACボルドーの差を感じます。 単に作り手のガンバリかも知れませんが。。。
 もう少し香りがあってもよいのにとも思いますが。閉じているのか、 まだ若いのかも知れません。もう一本あるので5年後ぐらいに開けてみます。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 まずキアンティの方、800円でビックリの内容ってのは嬉しいですね。 カルフールって直輸入の見知らぬワインが多いんで、 こういう掘り出し物があって面白げですね。 ボルドーの方は、 ファーストとは3年前に1996と稽古済みです。 場違いな飲み方をしたんでちゃんとしたことは不明ですが、 結構しっかりしたワインだったようです。 ご報告のセカンドも値段を考えたら結構イケてそうですね。
 ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願い申し上げます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年5月2日)
CHATEAU LAGRANGE 2002

「稽古した日」   2005年5月1日
「稽古した場所」  横浜の我が家
「購入店」   リカーズ ハセガワ北口店  2,980円(税込み)
「インポーター」   サントリー(株)
「原産国」   フランス
「使用品種」   カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー

 前回、2002年6月にCHATEAU LAGRANGE 1999をご報告してから既に3年近く、また、 その報告をもとに師範殿が1999を稽古されてから2年半以上経つというのに、 さらにまた、昨今のユーロ高にもかかわらず、 相変わらず前回と同じ価格で登場しましたこの2002。 いや待てよ、前回は税別の値段だから、今回のほうが安いじゃん。 デフレ時代からインフレへと世の中の空気が変わりつつつあるような、 時代の変遷を経ているにもかかわらず、 内容がほとんど相変わらず変化のないワタクシメに比べ、このワインは違いました。 値段は同じようでも中味が大きく変わりました。より深く濃く。 良い意味で、一本が空かない。まるで、某有名ワイン同様、 ビニールシート敷いて栽培したような濃さを伴った深み。 この濃さなら、前回、師範殿が、河口湖“マミアーナビレッジ”で稽古されて76点、 の雪辱を果たして80点超も間違いないのではないかとチカラを込めてお薦めいたします。
 店が新しくなって、すっかり綺麗になったリカーズハセガワの社長のお話では、 「この価格は他では出ないと思う。ゼンゼン乗せてませんから」とのこと。
 1日では空かず、3日に亘って楽しめた点でもお薦め。濃いよ〜。 12本追加で買いましたので、 安ワイン価格で入手できなかった場合はお友達価格にてお譲りいたします。 センター南にでもお出かけのついでにお寄りください。師範殿。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 シャトー・ラグランジュ1999のご報告はコレ、 師範の稽古はコレですね。 師範の場合、「夏の高ワイン道場」中での稽古なので、 普段の点数とは基準が違っているかもです。 その1999より美味くなったとのこと、 安ワイン価格で買える格付けボルドーということも含めて有り難い存在ですね。
 というわけでご報告ありがとうございました。 東京駅方面に出向いた際にはゲットを試みます。


門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2005年4月27日)
Toscane(トスカーナのオランダ語表記と思われる)

「稽古した日」  2005年4月26日
「稽古した場所」  自宅(ロッテルダム)
「購入店」   Albert Heijn(オランダ最大手のスーパー)
「ヴィンテージ」  表記なし
「原産地」  イタリア・トスカーナ州
「使用品種」 サンジョヴェーゼ
「等級」  I.G.T.
「価格」 3ユーロ(420円)

 海外スーパーのPBワインなんて反則かも知れませんが許してください。 とにかくセール価格で3ユーロ、 しかも1リットル入りなので通常の750mlボトル換算では320円くらいに相当しますから超激安ワインです。 最初はとても買う気になれなかったのですが、 たまたま一緒に食事をした地元在住のオランダ人弁護士から 「アルバートハインのワインも悪くないよ」と聞き、試してみるかと思い直した次第。
 色はさすがにイタリアにしてはやや薄めの赤紫。香りもそれほど自己主張が強くありませんが、 激安ワインにありがちな雑味は全くなく、素直にスルッと入ってくる当たりは好印象。 2杯目からは甘みもはっきりと感じられ、日常用のワインとしてはまったく問題ありません。 1,000円だったらまあ普通のワインというところですが、なんせ320円相当の価格ですから、 コストパフォーマンスは抜群に高いです。
 スーパーで、しかもヴィンテージ無しのワインを買うなどということは小生の信条に全く反しているのですが、 このアルバート・ハインというスーパーではカリフォルニアやフランスの赤ワインも同じPBで出しており、 そちらも試してみようかと思った次第であります。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。 オランダに赴任されたとのこと、 今後とも「インターナショナル安ワイン道場」としてのグローバライゼーションへの貢献、 よろしくお願いします。
 さてご報告頂いたワイン、日本での購入は望むべくもありませんが、 なんだか魅力的ですね。 師範が最近稽古した中で近い例を探すと、コレみたいな感じでしょうか? ワインの値段に関しては、名のある造り手の名のあるワインに関しては、 それほど内外価格差は大きくないという認識でいますが、 こういう日常消費用のワインに関してはやっぱり圧倒的にそちらに地の利がありますね。
 ともあれご報告ありがとうございました。 今後もオランダ特派員として、現地の生の情報をお伝え頂ければと思います。


門下生第九十号だい殿より。 (報告日:2005年4月26日)
Maybach Riesling Classic 2001

「稽古した日」  2005年4月6日
「稽古した場所」  自宅(広島市)
「購入店」   大阪「タカムラ Wine House」
「インポーター」 モトックス
「原産地」  ドイツ・ラインヘッセン・クオリターツヴァイン
「使用品種」 リースリング
「価格」 780円程度

 ネット通販でワインをまとめて購入した際、 「そういえば最近ドイツをあまり飲んでないな」と思い、 買い物かごへ入れておいた一本。 “クラシック”とは、料理に合わせやすい辛口を意味するらしく、 春野菜などを食卓に並べて冷蔵庫から取り出した。
 青リンゴやハーブのような、キリッと爽やかな香り。 口に運ぶとほんのり微発泡で、シュワシュワと拡がっていく。 ヒンヤリ感が気持ちよく胃袋を刺激し、 アスパラガスやタケノコを食べながらクイクイ飲めてしまう気軽さが嬉しい。
 久しぶりに飲んだドイツのリースリングですが、 カラッと爽やかで引き締まった好青年といった印象でしょうか。 アルコールも12%あり、飲み応えもありました。

---師範より---
 ご入門ありがとうございます。
 ドイツ産ワイン、 当道場でも「そういえば最近ドイツをあまり飲んでないな」となることが多く、 登場回数が少なかったりします。 飲み方によっては楽しいワインだと思うんですけど、 飲まない→購入の際の勘ドコロが判らない→さらに飲まない、の悪循環にはまってます。 で、ドイツの白で辛口なものだと、 過去コレあたりが好印象でした。 最近は増えてきているんですかね?辛口のドイツ産も。
 ともあれご報告ありがとうございました。 だい殿のサイトを拝見すると、 ほぼ毎日のようにお飲みになられているご様子、 またナイスなワインがありましたら是非ご報告よろしくお願いします。


門下生第八十五号TAPAQ殿より。 (報告日:2005年4月24日)
Gato Negro Cabernet Sauvignon 2003

「稽古した日」   2005年4月23日
「稽古した場所」  自宅(東大阪市)
「購入店」   東大阪市「ココス」
「インポーター」   日本リカー
「原産国」   チリ
「使用品種」   カベルネ・ソーヴィニオン
「価格」 680円

 安旨ワインとして結構有名だと思います。 しかし余りにも安いし何となく敬遠しておりました。 師範もここんとこ2000円台の高額品から 原点に戻られたような感じの稽古が多いように思えますが如何でしょうか?
 それはともかく,このワインいいです。何がいいのか?

1.香りがいい。果実と土臭さがいい。

2.味がいい。重すぎず、一般的なチリと比べ甘みもほどほど。

3.バランスがいい。何にでも合わせられる感じ。

4.価格がいい。680円!!

 夕食に茸スパゲッティ(醤油ガーリック味)と餃子という変な組み合わせですが (一般家庭では普通と思えるが)、あと、ハムサラダで。 ハムサラダはオリーブオイルに塩とレモンのドレッシング。 これらの食事に違和感なく味わえました。

---師範より---
 久しぶりのご報告、ありがとうございます。
 ガトー・ネグロ、道場開設前は飲んだことあるような記憶がありますが、 最近トンとご無沙汰であります。 ワイン・ブームに乗ってチリ産ワインがドーッと紹介される以前は、 チリ・ワインと言えばガトー・ネグロだったような気がします。 その、あまりの「ありふれた感」が邪魔をして、道場では稽古していないようです。 ご報告のように、高額品ばかり飲むのではなく(すみません、また最近ソッチに寄ってます)、 安ワイン者として押さえるべきところは押さえていかないと、 師範の名が泣きますね。
 ともあれご報告ありがとうございました。 「原点回帰」を心がけるよう、肝に銘じつつ稽古して参る所存でございます。


門下生第六十九号まつ殿より。 (報告日:2003年4月21日)
 安旨系のワインに当りましたので、ご報告いたします。 4本いずれも師範も登場されたリアルワインガイドで活躍されているNoisyさんのお店から購入したものです。
Ciro Rosso Classico DOC 2001
Librandi, Italy
価格:¥1,260
稽古した日:4/19
稽古した場所:自宅

 家に帰ると完全な和食メニュー。 赤魚の煮付け、蓮根のきんぴら、モツ煮込み。 それでも、やはり、ワインを開けます。モツ煮込みに敬意を評して、 イタリ アの赤を選択。魚の煮付けとは喧嘩をしそうな感じもしましたが、 これは比較的正解でした。

 醤油もやはり醸造による産物ですから、魚の生臭ささえ喧嘩をしなければ、 これは比較的すんなり合うんですね。 子供の頃、醤油にはいろいろな香り成分が入っているという話を工場見学で聞いた記憶がありますが、 その香りの賜物ではないかと思います。

 さて、ワインの印象ですが、Noisyさんのお勧めだけあって、 冷涼感を持っていて、クールでチャーミングなワインです。 初めにグラスから感じるのは、ベリー系の香り。ミントのようなハーブも感じます。 口にすると、甘みと酸の調和で、 タンニンの強めの渋みが口の中をしっかりと収斂させてくれます。 以前、スペインの鮨屋で現地の人が鮨に赤ワイン(多分スペイン産) を合わせていたのをテレビで見たことがあり (確か日本人の元板前さんで、 海外の鮨屋のプロデュースを手がけて世界を渡り歩いている方を紹介する番組)、 えっ?と思っていたのですが、タンニンの豊富なワインでも、合うものなのですね。 果実 味が豊富でかつクールなハーブを感じさせるこのワイン故かもしれませんが。 

Barbera d'Asti DOC 2000
Trinchero Piemonte Italy
価格:¥1,491
稽古した日:3/7
稽古した場所:自宅

 夕食は水餃子と八宝菜風野菜と小エビの炒め物。 気分的にはRhoneと行きたいところだが、Rhoneは持ち合わせがないので、 TrincheroのBarbera D'Astiを選んだ。Rhoneに代えてという点では、これは正解。 グルナッシュを連想させるようなスパイスが効いていて、私好みのしっかりとした酸。 甘みもきちんと持っていて、 タンニンの収斂味が口の中をきゅっと締めてくれてハーブを思わせる清涼感がもっと飲みたいなという気にさせてくれます。 後には軽い苦みが残って、それも昔飲んだ龍角散を連想させる味わいで、 懐かしかったりします。このワインはNoisyさんで2本買ったのですが、 これが 2本目で、なくなってしまいました。

Bierzo DO 2003
Descendientes de Jose Palacios
価格:¥1,995
稽古した日:2/15
稽古した場所:自宅

 夕食はチキンもも肉のグリル、鴨の薫製。 Marcel Lapierreを開けようかなと思いつつ、 やはりワックスシールをはがすのがちょっと面倒で、軽そうな雰囲気のspainを選択。 リオハのワインは重 いが、これは2003vintageを売っているくらいなので、 そんなに重くないでしょうということで。 本当はもうちょっと値段低めのやつかなと思って開けたのだが、 ほとんど2000円のワインでした。 さて、味わいは、予想通り軽めでチキンとは丁度いい感じです。 軽いのですが、しっかりスパイスが入っていて、しかもクールな感じで、エレガント。 さすが、合田さん、Noisyさんの選んだワインだけのことはある。と関心。 メンシアという葡萄から新樽100%で4ヶ月バリック熟成とありますが、 そんなに樽は感じません。 濃い赤紫色から連想される濃さではないので、Maceration Carboniqueによる醸造なのか。

メンシアはCabernet Franと同系統らしい。 確かにCabernet Franからのよく出来たChinonを思わせるような、 ベリー香と味わいがあって、納得。しかし、完熟している葡萄を使っていると見えて、 ピーマン香はなし。

Paso Robles Zinfandel Vineyard Select 1999
Baywood Cellars
価格:¥1,554
稽古した日:2/1
稽古した場所:自宅

 夕食は、豚薄切り肉の生姜焼き、ほうれん草とニンジンの煮浸し、茄子のお味噌汁。 Bourgogneを開けたかったが、手持ちは村名格2本と1er cru1本しかなく、 Marcel LapiereのBeaujolaisという気分でもなかったので、 2002ブルグイユとZinfandelどちらにしようか考えた挙げ句、 Zinfandelに決定。

 昨年のクリスマス会の時に頂いた感想通り、なかなかのもの。 過熟さを感じさせず、適度な甘みをもって、 ひんやりとしたミント系ハーブを思わせるような冷涼さを備えている。 温度が上がって来ると若干甘みが浮いて来るが、そんなに悪くない。 後口には、少々タンニンが残る。重いという印象があるZinfandelとしては、 軽快でかつ洗練されていて、ちょっと都会的な印象を与えてくれていいですね。

 さて、4本の共通点ですが、ミント系ハーブを思わせるような冷涼感。これにつきます。 すーっとしていくらでも飲めちゃう感じです(そんなことはありませんが)。 私も好みなのですが、 Noisyさんが薦めるここら辺の価格帯のワインは皆これを持っているような気がします。 逆にいうと、特定のお店で買い続けちゃうと、 似たようなものしか買えないということでしょうか。 多様なワインを味わうためには調達先も多様にしないといけないということですね。

 さて、最後になりますが、最近blogで飲んだワインの記録の公開を始めました。

http://blogs.yahoo.co.jp/tsuredsure_wine
 2年程前から、記録はつけていたのですが、 ホームページを創るのはちょっとハードルが高くて、躊躇していましたが、 ブログならと思い始めました。時々見に来て頂いて、 コメントなど頂けると更新の励みになります。

---師範より---
 4本まとめてのご報告、ありがとうございます。
 Noisy's原酒店さん、ここんとこトンとご無沙汰しておりますが、 インポーターの売り文句をそのまま引用するのではなく、 きちんとテイスティングした上で(してないものはしてないと明記して)書かれているので、 信頼の置けるWebショップだと思っています。 ただ、その正直さゆえか、 ちょっと良いワインだと『飲むのはあとX年待ちましょう』なんて書かれていて、 セラーも無く買ったハナから飲んでしまう当道場としては、 つい購入の手が止まってしまうのが残念ですが。
 ご報告を拝見すると、いろいろな料理に合わせておられるようで。 でも、実際そうですよね。「魚には白ワイン/肉には赤ワイン」なんて言いますが、 普通一般の家庭料理って肉もあれば魚もあって、 それぞれにワインを開けるなんてことはしないわけですから。 生臭みのある魚介類(主に魚卵や塩辛)と渋い赤、 淡白な味わいの料理と樽バリバリのモノ、 とかの取り合わせだけはちょっと避けたいですが。
 ともあれご報告ありがとうございました。 今後ともよろしくお願いします。


門下生第七十七号富塚毅殿より。 (報告日:2005年4月13日)
MARQUES DE RISCAL RISERVA 2000

原産国  スペイン(リオハ)
購入場所 高島屋港南台店
値段   2700円ぐらい(父からのお土産)
輸入業者 三井物産
稽古日  4月8日

 自宅近くのスペインレストランで飲んだリオハのワインにハマってしまった父のお土産。 父は自分用のグラスまで持参して稽古となりました。 銘柄的に有名で、よく大手のワインショップで見かける物だと思います。 香りは私の好みな感じ。 しかし、意外だったのがまるで甘口ワインを飲んでいるかのような味。 リオハってこんなに甘かったっけ、と悩む私を横目に父はうまいうまいとぐいぐい飲んでいました。
 リオハはアメリカンオークの樽を使っているそうですがそれの甘さかなぁ。わかりません。 リゼルバを5年くらいで飲むなと言うことなのかも。でも全体としては満足のレベル。 (4月23日からのカルフール南町田のワインフェアの時には2200円ぐらいにはなるという情報あり) 後5年は寝かせて飲んでみたいもの。

POUILLY FUME Cllection Remy Pannier 2002

原産国  フランス ロワール
購入場所 カルフール南町田
値段   1480円
稽古日  4月11日

 やはり、私たち夫婦はソーヴィニヨン・ブランが好みのようです。 果実香と程よい酸味が食事を軽快にしてくれます。合わせたのは父手製車エビの味噌漬け、 ナスと挽肉の炒め、それと自家製ブロッコリーのサラダなど、この車エビには良く合います。
 今回のプィイフュメはサンセールより少しまろやかというか、おしとやか。 上品な仕上がりです。いつもながら室温よりもう少し冷やして飲めばよかったと思う。
 ムルソーみたいに、どっしりしたワインも良いけど、 軽快なポルカみたいなこのワインの方が私には似合いかも。 後日(13日)に残りを飲んでみましたが、このワイン、 ミネラル感がありよいブドウ・よい作り手なのかも。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 マルケス・デ・リスカル、確かに良く見かけるワインですね。 師範も1999年に1994と稽古しております。 スペインのリゼルバものらしいどっしりしたワインだったような記憶がありますが、 古い記憶&大人数で飲んだこともあり、甘味が強かったかどうかまではちょっと覚えてないです。
 ロワールのソーヴィニョン・ブランは、 比較的お手頃でも雰囲気の良いものが多いように感じますね (というわりに師範は最近稽古しておりませんが)。 そもそも樽や蜜っぽさがウリ、ってワインじゃなくて、 涼やかさで本領を発揮する系だと思いますので、お手頃価格との相性が良いのかも知れません。
 ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年4月7日)
ANAKENA VIOGNIER 2003

「稽古した日」   2005年4月4日
「稽古した場所」  横浜の我が家
「購入店」   e-shopping wine  980円(税込み)
「インポーター」   中部貿易(株)
「原産国」   チリ
「使用品種」   ヴィオニエ

 その香りの華やかさで、これまでたびたび混同してきたゲビュルツ、とこのヴィオニエ。 今回はおかげさまでゲビュルツではないことがはっきりしておりました。 爆発的なな華やかさは残念ながらありません。 やはりローヌや他の産地のものとは違い、ヴィオニエもどちらかと言うとチリ産は田舎くさい (スミマセン、偏見と先入観です、多分)。 しかし、このシリーズのうち3種類まで飲んだ内でこのヴィオニエとカルメネールはお薦めです。 何がお薦めって14.5%ものアルコール分なのにカルメネール、なんちゃて。 1本飲めるってことですね。 最近のワタクシのワインに対する評価は1本スルリと飲めるかどうか。 このところ、なぜか飲み干せないワインに遭遇する機会が多いものですから。 このシリーズのピノも飲み干せなかった1本なんですけどね。 味わいが濃すぎるんですよね。それと、アルコール度数。 なんとかならないですかね。日本酒じゃないんだから。 13度までがマイベストです。でも、このヴィオニエに関しては、 高アルコール分がかえって、香り面の質素な印象を補っていて良いのかもしれないです、白だし。 ただ、ラベルで一つ残念なのは、裏ラベルにはRESERVADOという表示があるのに、 メインの表のラベルには書かれていないこと。 ひょっとして、もっと華やかな香りのするヴィオニエの在庫を隠してるのかもしれませんね。この蔵。。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ゲヴュルツとヴィオニエの違い、 同じ華やか系でもゲビュルツはライチっぽくてヴィオニエは沈丁花っぽい、 ってな感じで師範は認識しておりますが、実際ブラインドで出されたら判んないでしょうね。 まぁ自分で開けて自分で飲むんだから、銘柄が判らないなんて状態はありえないわけですけど。 アルコール度数に関しては、確かに昨今は高めのものが多いように思います。 特にニューワールドや南仏産で。 ボルドーやブルゴーニュも、昔は判を押したように12.5%だったんですが、 最近のボルドーは13%が多く、ブルゴーニュはちょいと高級品だと13.5%なんてのもザラですね。 で、高アルコールのワイン、師範は貧乏性ゆえ得した気分がするわけですが、 ご指摘のように飲み干しづらくなっている面もあるような気がします。
 ちなみにこのワイン、門下生第四十四号堀田氏のサイトでも 本日紹介されておりました。
 ともあれご報告ありがとうございました。アナケナ・シリーズ、気に留めておきます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年3月29日)
SEA RIDGE Pinot Noir 2001

「稽古した日」   2005年3月28日
「稽古した場所」  横浜の我が家
「購入店」   都筑阪急(センター北)
「インポーター」   (有)オザムワイントレーディング 989円(税込み)
「原産国」   アメリカ
「使用品種」   ピノ・ノワール

 時々服を買いに行くセンター北の阪急百貨店の地下食品売り場のワイン試飲コーナーにて。 珍しく中年のおじさんがマネキンで立っている。朝一にもかかわらず、 半分空になった瓶からワインをついで試飲を勧めている。 当方渡されたピノの試飲カップを手に取り、開口一番、 「一晩置いたピノは厳しいんじゃない?」と嫌な客。 でも、口に含んでみると、そうでもない。 やはりカリフォルニアワインのパワーかな? この日はジンファンデル、 シャルドネも同時に試飲。 シャルドネはどちらかと言えばミュラー・トゥルガウ風、 ジンファンデルが一番まともな味。当然といえば当然か。 一晩経ったのと、開けたてとの違いを知りたかったので、ピノを新たに開けてもらい比較。 やはりその差は歴然。折角開けてもらったので購入したのがこのピノ・ノワール。
 実際に家で飲んでみると、色も味わいも香りでさえピノらしくない。 私としては薄い色合いの上品でエレガントな味わいをピノに期待してしまうので、 濃い色合いの甘く厚みのある、どちらかと言えばシラーのようなこの味には面食らってしまう。 しかしながら、飲み進んでいくうちに、 キャラメルのような甘い香りとベリー系の甘い味わいに慣れてきて美味しくなる。 この段階においてもなお、ピノらしさは感じられないのだが。 どうもカリフォルニアのピノにはこのタイプがけっこうあるような気がする。 でもまぁ、この値段だし、グラスに残る樽香も十分に新樽使用を感じさせるし、 濃いピノがお好きな方にはお薦めかもしれません。 マネキンのおじさんの談によると、ワインを輸入する会社を始めて、 2月に初めて届いたワインでCPには自信がるとのこと。 どうやら社長さんらしい。 っぽくないけど。
 ワインも社長もそれっぽくないのだけどなぜかちょっと応援したい気分です。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 マネキンさんに新しいボトルを開けさせるパワー、敬服致します。 でも、売る側としてもそれは一つの手かも知れませんね。 昨日開けたのと今日開けたのを両方試飲させて「ほら違うでしょ、でも翌日でも元気でしょ」 って口上並べれば、物珍しさも手伝って買うお客さんも多いかも、と想像します。 でもってご報告頂いたワイン、989円で濃いピノが味わえればそれはそれでナイスなんじゃないでしょうか? 惜しむらくは輸入元が小さめな感じっぽいんで、入手が難しそうなことでしょうか。
 ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


門下生第八十九号びっくす壊死ヱ蔵殿より。 (報告日:2005年3月22日)
イエロー・テイル2004 シラーズ

生産国:オーストラリア
生産者:カセラ・ワインズ・エステイト
等級:ヴァラエタル
タイプ:赤、ミディアムボディ
使用品種:シラーズ
アルコール度数:13.5度
輸入業者:サッポロビール(株)
購入店:キッチン・コート西調布店
価格:890円
購入日:2005年3月12日
稽古日:2005年3月12日
稽古場所:自宅

 どこにでもおいてあって目につくイエロー・テイル・シリーズの第2弾。 2003全米No.1の売上といわれたのはこのシラーズですが、パーカー氏も 絶賛というおまけ評価付きで、今度は先入観大ありでの稽古。
 色は濃いめのきれいなすみれ色。甘く果実味たっぷりの香りの中に、 少し硫黄臭い印象がするが、カベルネの時ほどは気にならない。 きりりと引き締まったさわやかな酸味と、濃厚な感触の中に果実の甘みがする。 渋みもそれに歩調を合わせる感じで、良くできた味わいである。
 トートワーズ・クリークのようなさわやかさがある。 リーデルの内側の涙のしずくのような液体の粘りも期待通りでうれしい。 確かにこれなら売れても不思議ではない。大量生産の安物といえば印象は悪いが、 いわゆるブドウ液を買って自家で醸造するワイナリーとは違って、 ブドウの栽培からきちんとやっているということなので、信頼してもいいのではないか。

イエロー・テイル2004 メルロー

生産国:オーストラリア
生産者:カセラ・ワインズ・エステイト
等級:ヴァラエタル
タイプ:赤、ミディアムボディ
使用品種:メルロー
アルコール度数:13.5度
輸入業者:サッポロビール(株)
購入店:西友調布店
価格:980円
購入日:2005年3月17日
稽古日:2005年3月17日
稽古場所:自宅

 続けて第3弾。こちらもきれいな濃いすみれ色で、期待させる。 シラーズとの香りの差はあまりよくわからない。 味はこちらも濃厚で、酸味は弱いようだ。フィニッシュに柔らかい渋みがあり、バランスは良く取れている。 翌日残りを飲むと、ベリーやバニラの風味がふくよかに、香りが増したようだ。 これもシラーズと共に好印象。手にとって決して損はない。
 前回、私の拙い引用で誤解を与えてしまったが、 ロビンソン女史は"反"安ワインの人では決してない。 私のような初心者には適切な情報を与えてくれる。

---師範より---
 前回と同じ造り手との追加稽古のご報告、ありがとうございます。
 イエロー・テイル、赤3品種ともイケルとのご報告を受け、 先入観を持った己の判断力に猛省を促したい気分であります。 大量に販売され、かつ「米国でウケている・・・」なんて謳い文句だと、 例えばリバークレストとかみたいな 甘めでガブガブ系のワインを想像しておりました。 3種類全部はアレですが、 オーストラリア産ということでその代表品種たるシラーズあたりをゲットして、 稽古をつけてみる所存であります。
 というわけで、近いうちに稽古すると思いますので乞うご期待、であります。


門下生第八十九号びっくす壊死ヱ蔵殿より。 (報告日:2005年3月13日)
イエロー・テイル2004 カベルネ・ソーヴィニヨン

生産国:オーストラリア(ニューサウスウェールズ)
生産者:カセラ・ワインズ・エステイト
使用品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
格付:ヴァラエタル
購入日:3月9日
稽古日:3月9日
稽古場所:自宅
タイプ:赤、ミディアムボディ
アルコール度数:13.5%
輸入業者:サッポロビール(株)
購入店:京王ストア京王稲田堤店
価格:980円

 稽古中のトートワーズ・クリーク最後の1本がなくなりそうなので、 帰りがけに乗換駅のスーパーで購入。 実際1000円未満で探すとほとんど選択の余地はなく、 この不気味な昆虫(便所こおろぎ!?)のような絵柄のラベルに迷いつつもレジへ。 昔飲んだ芋虫入りのメキシコの酒を思い出してしまった。 もちろん、このワインにはそんな異物は入っていません。 ちなみに、イエロー・テイルとはこの絵柄の動物(ワラビー)の別名だとのこと。 亀に続く動物シリーズとなった。 オーストラリア・ワインは初体験。
 例によって堅いプラスチック栓。もはや激安ワイン者にとってはおなじみ。 リーデルに注いでみたところ、結構濃いめの赤で、 激安ワインにありがちな抜栓直後の硫黄臭い香りはご愛敬か。 最近読み終えたジャンシス・ロビンソン女史の本によると、 安ワインには時間の経過とともに味や香りに変化の見られる物があるのは事実とのこと。 ただし、それはいい意味で変化しているのではなく、瓶内の悪い臭気が抜けて、 ワイン本来の味や香りが引き立つようになるからだという。 時間をおくことによって良化するのは高級ワインだけで、 ましてや栓を開けて空気に触れさせれば、酸化するだけであると。 人の意見にすぐ動かされる私は、よって、味見の儀式を終えたらすぐにがぶがぶ飲むことに。
 昆虫ラベルとは裏腹に、ほどよい甘さの中に果実味があり、酸味渋味は至って柔らか。 甘い果実のフィニッシュに感激。バランスのとれた味わいで、 ”亀”に続けて飲んでも違和感なく、 スーパーの棚で隣に並んでいた黄色いラベルも買ってみようかという気に。
 抜栓から1時間ほどすると、イヤな臭いが抜けて、 甘い果実の香りが前面に出てくるようになった。翌日ネットで調べてみると、 これは2003年にアメリカで爆発的に売れた、有名なワインであることを発見。 宣伝文句のとおり、ブラックベリー、チョコレート、ヴァニラ、ミントの味が確かにする。 何も知らずに味見が出来るということは、自分の舌を試すという意味で貴重なことかもしれない。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 「イエローテイル」シリーズ、多分今最も入手が容易な安ワインの一つでしょうね。 だもんで『これってどうなのよ?』とお思いの安ワイン者も多いことを思います。 でも、そのあまりに安っぽいラベルと、 「アメリカで最も販売量の多い輸入ワイン」という、 質を褒めてるんだか大量生産を暴露しているんだかわからない謳い文句が気になって、 師範はどうもこれまで手が伸びませんでした。 そういうアイテムの情報を寄せて頂き、頼もしい限りであります。 で、「かなりマトモ」ということのようですね。
 ちなみに、例に引かれた"ジャンシス・ロビンソン女史"なる方の意見はどうもマユツバに思えます。 どういうお立場の方か存じ上げませんが、 『瓶内の悪い臭気が抜けて、ワイン本来の味や香りが引き立つ』ということと 『時間をおくことによって良化する』ということは、 「悪い状態から良い状態へ変化する」という意味に於いては何ら違いが無いんじゃないかと。 ましてや『栓を開けて空気に触れさせれば、酸化するだけ』なのはどんなワインでも同じでしょう。 実際問題、高級なワインの方が変化が楽しめるものが多いことは事実でしょうけれども、 その理由付けには承服しがたいものがあります。
 と、どうでも良いことに異を唱えておりますが、 安ワインを軽視する意見に対しては「安ワイン道場師範」の立場上反旗を翻さざるを得ない、 ということをご理解の上、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第八十一号NYワイン小僧殿より。 (報告日:2005年3月3日)
Rodney Strong (ロドニー・ストロング )カベルネ・ソービニョン 2001

ソノマ郡、カリフォルニア
Astor Wineで購入、$11.99、稽古日(自宅) 2005年2月22日

 まるで無敵のボクサーのようなブランド名。 アルコール度14%で主戦場の$10レンジに殴り込みです。コルクを抜いてびっくり。 ダークベリー香とアルコール香にむせます。

 濃い赤紫でグラスの向こうは見えません。甘酸っぱさと共にチョコ、焦がした樽、 スパイス、バニラやスミレの香りも少々。1時間ほどすると開いてさらに成長。 最近増えているシラー混醸かと思い、ラベルを確認してしまいました。 ボルドーの複雑さはありませんが、バランスの良いまとまりと、熟成感も少々。 低価格は競争加熱のニューヨークならでは?。実力は$20かもしれません。 世界各地でご迷惑の米国パワー。でもワインは安くて旨ければWELCOMEですね。


QUPE, Syrah, Central Coast 2002

Astor Wine, Manhattanで購入、$14.99、稽古日(自宅) 2005年2月28日

 昨夜はオスカー・ナイト。 脚本賞をとった「サイドウェイズ」は ワインツアーにどたばたセックスをからめたコメディの新ジャンル? 作中ではピノ狂の主人公マイルズがSanford Pinot Noir ($25.00)からボルドーのCheval Blanc 1961($0000?) までじゃんじゃん飲んでいますが、登場する一番の安ワインがこのキュープです。

 シラーにグルナッシュ他4種混醸で、思ったよりフルーティですっきり感があります。 なかなか濃厚でナイス。若干の熟成感もあります。オーストラリア・シラーズのような 圧迫は感じません。ダークベリーの香りと味、それと樽のバニラ香。ラム肉のグリルに合います。 1時間ほどでパーっと開いて、ますます結構でした。

 ワイン小僧はカリフォルニアは経験不足ですが、 ご当地のサンタバーバラ郡では映画にあやかった観光誘致に大成功。 登場するレストランはワインツアーでごった返し。 州全体でピノ・ノワールの販売が16%アップした(ACニールセン調べ)、 という嘘のような話で持ち切りだそうです。 マーケティング関係の方は、どうぞ映画の(ワインも)お試しを。


---師範より---
 お久しぶりのご報告、ありがとうございます。
 NYワイン小僧殿には珍しくカリフォルニア産のご報告ですね。 米国在住の方で、西海岸にお住まいの方はほぼ例外なくカリフォルニア産にのめり込まれる印象がありますが、 東海岸ではそうでないあたり米国の広さを感じます。
 一本目の方は、確かに「強いアメリカ」っぽそうなワインですね。 仰るとおり、それがワインのパワーだったら歓迎であります。 二本目の方は、師範も6年前に1997と稽古しております。 ワイン会だったんで量を飲んだわけではありませんが、 美味いなぁと感心しかなり高い点数をつけておるようで、 ご報告の内容も納得であります。
 というわけで、今後とも「安ワイン道場ニューヨーク支局」としてのご活躍、 よろしくお願い申し上げます。


門下生第六十八号ぢゅんぢゅん殿より。 (報告日:2004年2月27日)
Banrock Station Sparkling Chardonnay N.V.

稽古名;BANROCK STAITION(シャルドネらしい)
種類;スパークリングワイン(白)
原産地:オーストラリア(シャルドネなのに?)
購入価格:¥1050(税込み)
購入場所:やまや
稽古場所:宇都宮の我が家

 本日は愛する妻の3○回目の誕生日でしたので、御馳走とシャンパンを用意しました。 メニューはスペアリブとモッツアレラチーズとトマトと生ハムのオードブル。 スペアリブ、えびときのこのピラフ、コンソメスープというメニューでした。 それに合う、シャンパンをと思って選びに行ったのですが、 おきまりのモエやヴーヴ・クリコは予算オーバーということで、 美味しいかどうか良く分からないけど、「シャルドネ」って書いてあったので、 はずれは無いかなと思ってチョイス。(予算が少ないってのが、安ワイン道場っぽいでしょ?)
 印象は、キリッと辛口でラベルに書いてある通りどんな料理にでもあいそう。 最近ビールばっかり飲んでいる小生にとっては13%程度のフルボトルで少々酔いが回っちゃいました。 私の中では、71点くらいかな。 何はともあれ、娘と三人で楽しい誕生日会でした。

---師範より---
 2年4ヶ月ぶりのご報告、ありがとうございます。  細かいとこにいちいち突っ込むのは安ワイン道場らしくなかったりするのですが、 ここはひとつ半可通のご開帳ってことで。
 まず、『シャンパンを用意しました』と書かれていますが、 シャンパン(シャンパーニュ)を名乗っていいのは、まずフランスのシャンパーニュ地方で造られ、 なんだかんだの規格を守ったものだけであり、豪州産のスパークリングはシャンパンとは言いません。 また『オーストラリア(シャルドネなのに?)』と書かれていますが、 豪州ではさまざまな品種のワインが造られており、 中でもシャルドネは白の中では(多分)一番生産量の多い品種です。 さらには『(予算が少ないってのが、安ワイン道場っぽいでしょ?)』と書かれていますが、 安ワイン道場は予算が無いから安ワインを飲んでいるわけではなく、 「安ワインが好きだから」飲んでいますので、そこんとこ誤解の無きようよろしくお願いします。
 ・・・なんて些細なことは置いといて、ご家族仲がよろしいようでなによりでございます。 ちなみにご報告頂いたスパークリングは師範も稽古しております、 っていうかその際に確かじゅんじゅん殿も飲んでおりますぞ。 師範の点数は70点、そのへんは一致しているようですね。
 というわけで、今後ともご精進のほど、よろしくお願いします。


門下生第八十八号LOVE LOVE WINEMEN殿より。 (報告日:2005年2月27日)
Regnie 03
(レニエ オーガニック)

「産地」France Beaujolais(ボージョレ)
「生産者」Andre Rampon(アンドレ ランポン)
「稽古した日」 2005年2月27日
「稽古した場所」 自宅
「購入店」 ヴェリタス 1,280円(税込)
「インポーター」 ワインプレスインターナショナル

「感想」
 アンドレ・ランポンが手がけるオーガニックワイン。 ニスのような香りと花のような華やかな香り。摘みたてのイチゴのな甘い香り。 色はやや淡い、鮮やかなワインレッド。 ジュースのような優しい舌触りの中に、見た目以上の赤い果実味があふれている。 フルーツをかじって感じる甘さのように糖度も高い。 オーガニックを感じさせない舌触りに、オーガニックを感じさせない繊細さ。 そしてオーガニックでしかなし得ないようなピュアな果実味は、 ボージョレという固定観念の枠を超えた完成度を感じさせる。
 心地よい香りをかぎたくて何度もスワリングしてしまう。 スムーズな果実がグラスにワインを注ぐ手を止めない。 そんな魅力に溢れるワイン。時間を置くと、深みを増して、落ち着いた印象も。 すばらしいガメイです。


---師範より---
 ご報告ありがとうございます(写真がプロっぽいですね)。
 レニエ、師範は飲んだことの無いクリュ・ボージョレです。 一時期デュブッフのクリュ・ボジョレー各種が叩き売られていたので一通り稽古 (シェナジュリエナブルーイィシルーブルコート・ド・ブルーイィ)したのですが、 その中にはレニエはありませんでした。 ボージョレというとヌーボーばかりが取り沙汰される日本ですが、 そんなのよりずっと安く手に入り、かつきちんと造られたこういうワインが日の目を見ないのは、 なんとも悲しい事実であると同時に、安ワイン者としてはありがたかったりもしますね。
 ともあれご報告ありがとうございました。またナイスな安ワインがありましたらよろしくお願いします。


門下生第七十七号富塚毅殿より。 (報告日:2005年2月23日)
Chateau des Biscarrats Lalande-de-Pomerol 2001

原産国  フランス
購入場所 カルフール南町田
値段   1780円
輸入業者 株式会社 八田
稽古日  2月20日

 84歳でノンベの父が来てくれたので抜栓。 夕食のお寿司に合わせ白のワインを開けたのですが、 これはまずいということで急遽あけた一本。とはいっても、 こんなこともあろうかと奥から出しておいて室温になじませておいたもの。 寿司にメルロー主体の赤ワインは無理か?と思いきや! 結構合ってしまう。 おいしい。久しぶりのメルロー主体でなんだか味も忘れていましたが、 こんなだったかと和みました。父のリクエストに応えてデカンタし、 グラスを大振りのに変えで、どんどんおいしくなっていきました。
 今回のワインで初めて味わう香りがありました。 かすかなんだけれどアンモニア臭というかそんな匂い。 いやではないけど、びっくりでした。香りや味には厚みがあり。 多分変質しての雑味ではないのだろうと思うのですが、、、
 残りを昨夜マスタードチキンに、今日(2月22日)は天ぷらに合わせて飲みきりました。 印象としては今日が一番おいしかった。 今までラランドポムロールなんてと思う所がありましたが、心改めます。ハイ。

---師範より---
 またまたご報告、ありがとうございます。
 富塚毅殿のお父上、84歳で健肝なことも素晴らしいですが、 その世代の方がデカンタすることなどをご存知なことには正直ビックリですね。 良き家柄にお生まれのことと想像します。
 で、小便臭(なんつってたらウチの家柄が知れてしまいますが)のあるワイン、 師範も経験があります。記憶に残っているところではコレとか。 ボルドーではなくてブルゴーニュですが。 理由は判りません。醸造途中で微妙に納豆菌でも混じったんですかね。 麝香の例もあるように、 濃いと悪臭だけど微量であればアクセントになる香りってのもあるんだろうな、と。
 ラランド・ド・ポムロールに関しては、 サンテミリオンに対するリュサック・サンテミリオンやモンターニュ・サンテミリオンみたいに、 「本家(ポムロール)とは格が違うけどそこそこ頑張っている」地区だいう印象があります ・・・なんて言ってもまだ3種5本しか稽古経験が無いんで、甚だ怪しい印象ではありますが。
 というわけで、今後ともよろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年2月21日)
CHATEAU SEGONZAC Heritage 2001

「稽古した日」   2005年2月19日
「稽古した場所」  横浜の我が家
「購入店」   酒のやまいち 2,436円
  「原産国」   フランス
「使用品種」   メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%、マルベック15%

 好みのワインの使用品種がほぼ固まってきつつある今日この頃。 ボルドーなら、右岸に多い、メルローを主要品種としてカベルネ・ソーヴィニヨン、 その他と続くワインたち。このワインもそのうちの一つ。 2000年を48本購入して、時々飲み続けているワイン。 3千円未満で、上記の品種構成で、今飲んで美味しく、 しかも長熟も可能ではないかと思われるワインとしては最高のコストパフォーマンス。 高級ワインにある複雑さには少々欠けるものの、 果実味と産地の特長と風味のバランスの見事さに恵まれたワイン。 2000があまりにも素晴らしいので、2001を買うのを躊躇していたのだが、 今回、思い切って6本購入。
 アペラシオンを2000のBLAYEから、2001はBORDEAUX SUPERIEURに落としてのリリースながら、 なお、いやそれ以上のこだわりと濃さを持って登場、といった味わい。 今回、飲み比べてみてわかったことは、 我が家の促成熟成庫で早くも丸く成りはじめた2000と比較したからなおさらだが、 力強さが増している点。抜栓したコルクについた色も2001のほうが濃くて深い。 2000を初めて飲んだ時の驚きに匹敵する味わい。 さすが、加藤尚孝氏が日本人向けに、 70樽(21,000本)から8樽(2,400本)だけ選びボトリングした、 というバレルセレクションだけのことはある。 気に入ったワインでも、価格の関係もあり、何度も飲めるワインはごく稀、 なだけに、“この値段でこの味わい3,000円未満バージョン”として、 私がいま最もお勧めするワインです(ソムリエでもないのに)。

---師範より---
 毎度のご報告、ありがとうございます。
 比較して飲まれたシャトー・スゴンザックは以前にも ご報告頂いておりますね (門下生報告は、道場の検索装置 には引っ掛からないし、 リスト化もしてないんで探すのが面倒。 なんとかせねば、ですな)。 濃くて力強いというご報告だった2000年産にも増して濃く力強かったとのこと、 いよいよ興味が沸いてまいりました。見かけたら是非ゲットして稽古してみます。
 というわけで、またナイスな一本のご報告、よろしくお願いします。


門下生第七十七号富塚毅殿より。 (報告日:2005年2月19日)
LES LISERONS SANCERRE 2001

生産国  フランス
生産者  LES LISERONS ?
品種   ソーヴェニヨン・ブラン
購入場所 カルフール南町田
稽古日  2月18日
金額   1480円

 妻は私のわがまま(ワインを買うこと)に喜んで協力してくれます。 あまり飲めない妻が大好きなのがサンセール。 華やかな果実香とさわやかな酸に引かれる ようです。 今回は罪滅ぼしの意味も込めて抜栓いたしました。 合わせたのは舌平目のムニエル(これも妻の好物)。 この二つは合います。いさしぶりに二人で クイクイ飲んでしまいました。
 これといって抜きん出た所はないけど、おいしいなあというお手頃ワイン。 最近カルフールでは1240円で売られていてまた買っておこうかの一本。

---師範より---
 連発でのご報告、ありがとうございます。
 サンセール、確かに印象の良いAOCですね。 なんとなく涼やかで華やかで、語感とワインの雰囲気が上手く一致している感じです。 また、サンセールと言えばほとんどが白のイメージですが、 ピノ・ノワールを使ったゴッツイ赤もあったりするので、 なかなか侮れない地区でもあります。
 ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。


門下生第七十七号富塚毅殿より。 (報告日:2005年2月16日)
PETALUMA 2002 RIESLING HANLIN HILL

生産国 オーストラリア
生産者 ペタルマ
使用品種 リースリング
輸入業者 麒麟麦酒株式会社
購入場所 日進ワールド
金額  2760円
稽古日 2月12日

 ドイツワイン以外では飲んだことのないリースリング。 ペタルマのものは定評があるので以前3000円以下ならまあいいかなと購入しておいたもの。 夕食のメインは地鶏のマスタード風味オーブン焼き、 これが絶品で妻曰く「今までは200度で焼いていたのだけれど、今夜は250度7分で焼いてみた」 とのこ と。きわめてジューシー、リースリングの酸味・果実香が実に合う。良い晩でした。
 このワインのアルコール度数は14度未満とあり、 たぶん当たり前のドイツワインと比べたら非常にアルコール度数が高いはずなのに飲み易い。 最初はわからなかったけれどグラスを変えて慎重に味わってみると、 かすかな樽香がありそれがきわめて上品な感じで、バランスが良い。 久しぶりに妻と二人でクイクイ飲 んでしまいました。

---師範より---
 門下生第七十七号"サトーたけし"殿改め"富塚毅"殿、ご報告ありがとうございます。
 リースリング、『ドイツワイン以外では飲んだことのない』とのことですが、 それでしたら是非フランスのアルザス産と稽古して見られてください。 ドイツ産とはまた違った魅力が味わえるのではないかと思います。 ただ、ご報告頂いた豪州産はきっと厚めの果実味、あと樽香もあったとのことですので、 それとはちょっと違う雰囲気(どちらかというとスーッと涼やかな感じ)かも知れませんが。
 というわけで、見かけましたらご参考にされて下さい。今後ともよろしくお願いします。


門下生第八十九号びっくす壊死ヱ蔵殿より。 (報告日:2005年2月13日)
2002 カスターニョ モナストレル
Castano Monastrell

生産国:スペイン
生産者:カスターニョ
等級:DOイェクラ
タイプ:赤、ミディアムボディ
使用品種:モナストレル
アルコール度数:14度未満
輸入業者:中部貿易(株)
購入店:キタザワ(楽天)
価格:918円
購入日:2005年2月3日
稽古日:2005年2月7日
稽古場所:自宅

 リオハやダンには特段の印象がなかったので、 特にスペインものには今まで手を出していなかったが、 「パーカー90点! 今だけ価格で楽天最安値!」のうたい文句についつい買ってしまったスペインもの。
 色は濃いルビー色で、強い光に照らすと宝石のように透き通っている。 甘い香りと共に、熟成香・果実の香りに混ざって適度な酸の香りが。 抜栓直後の味は酸味が勝るように思うが、甘く果実味があって、 ラングドックのコスティエール・ド・ニームのよう。フィニッシュの渋みは弱いか。
 一時間あまり放置した後の香りは、バランスが良くふくよかで、 酸っぱい香りは消えていた。味は甘く果実の風味が豊富で、まろやか。 すばらしいバランスで満足。フィニッシュの渋みも柔らかで、これはいける。
 全体的に中庸を心得たワインで、飲みやすく、ついつい進んでしまう。ハイCPの一本だ。 パーカー本を見ると、 確かにカスターニョはベスト・テーブル・レッド・ワインで四ツ星がついているワイナリー。 これからも期待できそうだ。

2003 ヴェルジニ カベルネ・ソーヴィニヨン
Virginie

生産国:フランス
生産者:レ・ドメーヌ・ヴェルジニ
等級:ヴァン・ド・ペイ(オック)
タイプ:赤、(たぶん)ミディアムボディ
使用品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
アルコール度数:14度未満
輸入業者:丸紅(株)
購入店:キタザワ(楽天)
価格:1050円
購入日:2005年2月3日
稽古日:2005年2月7日
稽古場所:自宅

 カスターニョをたちどころに飲んでしまったので、 同時に買った3本の中から更に空けた一本。こちらはラングドックの産。 シールがビニールなのにはびっくり。コルクの長さがよくわかるのはありがたいが、 ソムリエナイフが何となく使いにくい。
 色は明るいルビー色で美しい。熟成香と酸の香りが支配的。 抜栓直後の味は思いの外甘みも酸味もほどほどで、あっさり味。 フィニッシュの渋みもほとんど感じられないのは、前のワインのせいか。
 1時間後に本格的に飲み始めると、今度は甘い香りがしてきて、期待がふくらむ。 舌にまろやかでバランスのいい味が好ましい。 フィニッシュの渋みが今度は少ししてきた。それも控えめで飲みやすく、 それでいてコクもあって、お買い得といえよう。クセがなくデイリー・ワインには最適。

---師範より---
 2本まとめてのご報告、ありがとうございます。
 スペイン産は、「安ワインの宝庫」と言われて久しいですが、 師範はどうもあの特有のヤニっぽいワルな感じが馴染めずいました。 ところが最近はリオハ以外の新興地区でテンプラニーヨ以外の品種も使い、 現代的な雰囲気にまとめたものが多く出回ってきて、 なかなかいい感じのワインが増えてきたと思います。 ご報告の一本もモダンな感じっぽいですね。
 南仏の方は、コレと同じ造り手でしょうか。 "Virginie"なんて一般的な名前なんで、違う可能性も大アリではありますが。
 ともあれご報告ありがとうございました。またよろしくお願いします。


門下生第八十九号びっくす壊死ヱ蔵殿より。 (報告日:2005年2月6日)
グラン・キュヴェ 2001 コスティエール・ド・ニーム
Grande Cuvee Costieres de Nimes

生産国:フランス
生産者:シャトー・ベルフォンテーヌ Chateau Bellefontaine
等級:AOCコスティエール・ド・ニーム
タイプ:赤、フルボディ
使用品種:シラー70% グルナッシュ30% ムールヴェードル10%
アルコール度数:14%
輸入業者:三ツ星貿易(株)
購入店:アーベンワインショップ(楽天)
価格:1360円
購入日:2005年2月4日
稽古日:2005年2月5日
稽古場所:自宅

 「ボディのある骨格の太いワイン!」とか「ワイン王国2004冬超特選ベストバイ5ツ星獲得」 という宣伝文句に乗せられて、ついつい買ってしまったラングドック=ルーション。 フルボディの文句にも引き寄せられてしまう。
 シールをむいたら、これぞ正真正銘のプラスチック栓。何とも味気ない。 激安ワイン者が愚弄される瞬間。悲しいがこれしきではへこたれない。
 深紅のルビー色できれいにすんでいる。抜染直後はツンという酸っぱい香りの中に、 甘さや樽の香りや果実風味が感じられて、意外や意外、期待がふくらむ。 最初の一口は酸味が勝るが、甘みもコクもあって、すでに複雑な果実味まで感じられる。 渋みも至って上品。これは当たりか。
 4時間おいて本格的に飲み始める。酸の香りは落ち着いて、 樽の香り・果実の香りがぐんと増してくる。何ともいえない複雑な果実の味。 アルコールもジワンと染みてくる。 一番最後に渋みが口中に残る感じだが、ワインを飲む幸せを感じさせてくれるアフター。 酸味も柔らかくなって、さらさらしているが、濃いめの味で、これはハイCPだ。
 今まで報告した2種類の他のワインと飲み比べたが、 これが一番都会的な洗練された味わいをもっているように思った。

---師範より---
 矢継ぎ早のご報告、ありがとうございます。
 偶然だとは思いますが、ブルーのラベルのご報告が続きましたね。 ワインのラベルが青で、かつ南仏産だったりすると、 どーもワイン自体も青臭いものを想像してしまうのは師範だけでしょうか・・・ ってきっと師範だけですね、多分。 ご報告を拝見すると、気合の入った南仏であることが手に取るように判ります。 それが1,360円だったら確かにハイCPですね。
 というわけで、今後ともよろしくお願い申し上げます。


門下生第八十九号びっくす壊死ヱ蔵殿より。 (報告日:2005年2月3日)
2003 シラー・ル・サンケ(ヴァン・ド・ペイ・ドック)
Syrah Le Cinquet (Vin de Pays D'oc)

生産国:フランス
生産者:アラン・パレ Alain Paret
等級:ヴァン・ド・ペイ
タイプ:赤、(たぶん)ミディアムボディ
使用品種:シラー
アルコール度数:12%
輸入業者:(有)三幸蓮見商店
購入店:Cave de Oyaji
価格:1040円
購入日:2005年1月30日
稽古日:2005年2月1日
稽古場所:自宅

 激安ラングドック=ルーションを求めて、 ネット・サーフィン中に遭遇したCave de Oyaji なる販売店で購入した3本のうちの一本。 度肝を抜くような「シラー」の”S”の字をあしらったラベルにまずびっくり。 で、初めにこれを飲むことに。 また、「激安ワイン者」などといいつつ、 いきなり最初の報告で2000円超のものを取り上げたので、 今回は、意地でも、の1000円台である。 ラベルもびっくりなら、コルク(?)にも驚かされる。 これはどう見てもプラスチックだ。 リーデルに注いだ後軽くさしておいたら、ポンッといって飛び出してしまった。
 ショックですっかり期待もしぼんでしまったが、抜栓直後の香りも期待を裏切る薄いもの。 ツンとする酸の香りが少し。味も薄いのかな、という予感がしてきた。
 最初の一飲みの味は、適度な濃さで、甘酸っぱいという感じ。 渋みもほどほどで、こちらはまず及第点。
 家事・入浴の後の90分後に再び味わった印象では、 樽の香りが少ししてきたかなあといったところ。甘み・酸味・渋みいずれもほどほど。 時間をおいたせいなのか、少しコクが出てきたような感じだ。「開いた」ということだろうか。
 アルコール度数はやや低めで、全体として少し薄いかなという印象だが、 どろどろした濃厚ワインは苦手という人にはお勧めだろう。 複雑な果実味、というものは持ち合わせていないが、こぢんまりとまとまっていて、 それなりに飲める。1000円のデイリーワインとしては悪くない。
 ワインにチーズというのはよく言われることだが、白菜の漬け物がいいという人 はいるだろうか。私はこれが結構気に入っている。塩分さえ気にしなければ、 チーズの食べ過ぎよりは悪くない。 それにチーズはそうそうモリモリ食べられるものではないが、白菜の漬け物ならば、 結構ポリポリと食べしまう。と、ここで気づいたのだが、チーズも白菜の漬け物も、 どちらも塩味の乳酸発酵食品ではないか?そういうことだったのか?

---師範より---
 早速2本目のご報告、ありがとうございます。
 模造コルク、最近増えてますね。 我々安ワイン者はどうせ買って間もないうちに飲むんだから、 素材なんてなんでもOKではありますが、 抜き易さという観点からはプラチックを固めたような硬いヤツは嫌いです。 同じ模造コルクでも固めのスポンジを樹皮に似せた皮で巻いたようなヤツは好きです。 スクリューキャップは・・・問題ないとは思いますが、なんとなく味気ないのは確かですね。 で、ご報告のワイン、確かになかなか思い切ったラベルですね。 感想を拝見すると、ラベルのキテレツな感じとは裏腹に小さくまとまったワインとのこと、 そういうギャップは面白くもあり残念でもあり、って感じでしょうか。 また、白菜漬けを肴にワインを飲んだことはありません。なかなか面白い取り合わせですね。 食事が無くなってあと少しワインが残った、なんて時って、 往々にして高カロリーなつまみを選びがちですが、白菜漬けなら良いかもです。 ちなみに、購入されたCave de Oyajiの店主氏は門下生第十八号です (とはいえここんとこ全く音信普通ですが)。
 というわけで、今後ともよろしくお願いします。


門下生第七十一号坊主のROMANネ!殿より。 (報告日:2005年1月31日)
トラピチェ・”オーク・カスク”・マルベック

「つくり手」 トラピチェ
「稽古日」 2005年1月16日
「稽古した場所」 自宅にて
「購入した店」 リカーズ・ハセガワ八重洲口店
「インポーター」 メルシャン
「原産国」 アルゼンチン
「価格」 1180円

 東京出張の帰りに買ったものです。
 店頭にお値打ち品として並んでいたこのワインを見て、 どなたかのHPで「トラピチェのオークカスクはうまい」って見た気がするなあ、 と思い手に取りました (帰宅後、確認すると師範様でした。正確には「オーク・カスクは外さない」でしたか)。
 「外さない」のお言葉どおりおいしいワインでした。 ボトルの裏側に「ビロードのような滑らかさ」とありますが、ビロードかどうかは別として、 確かに舌触りはこのクラスを超えてると思いました。 酸味のすくないメルロのような味わいかな。新大陸ものにありがちな濃いだけじゃなくて、 上品な感じさえあるワインでした。他のセパージュも愉しんでみたいものです。
 思いもかけず、師範様に評価の高いワインに出会うことができ幸運でありました。 さすがに道場を何度も読み返している71号、師範様のお言葉がインプット されているようで...。前回のウマニ・ロンキもそうでしたね。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 トラピチェのオーク・カスク、美味いっすよね。 カベルネ・ソーヴィニョンシラーシャルドネと稽古していますが、 ホントにハズさない銘柄だと思います。 師範が(常に知らないワインを飲みたいと思うような)偏屈な趣味でなければ、 いつもそればっかり飲んでいても別段問題ないとも思うくらいです。
 とはいえ最後の稽古から2年以上経ってますし、ご報告頂いたマルベックとは未稽古ですので、 評価軸をキッチリさせる意味でも見かけたら稽古してみます。


門下生第八十九号びっくす壊死ヱ蔵殿より。 (報告日:2005年1月30日)
Vin de Pays du Gard 2001
ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガール(ガールの地酒)

生産国:フランス
生産者:マ・デ・ブレザード Mas Des Bressades
等級:ヴァン・ド・ペイ
タイプ:赤、フルボディ
使用品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー
アルコール度数:14.5
輸入業者:(株)稲葉
購入店:ワイン屋 大元(楽天)
価格:2100円
購入日:2005年1月14日
稽古日:2005年1月15日
稽古場所:自宅

 パーカー氏の本で2000年ものが90点だったので試しに買ったもの。 このところ、ラングドック・ルーションに凝っているので、 安くて90点以上を探したのだが、「激安ワイン者」を自認する者としては、いささか高価。 1500円以下を「激安ワイン」と定義する者としては不満が残るが、 道場においては許容範囲ということで報告する次第。
 抜栓直後の香りは、ひたすら「甘い」の一言。濃厚そうでアルコール臭もプンとする。 いかにもおいしそうなワイン、という香りだ。期待がふくらむ。 リーデルに注ぐと、その液体はどろりとして真っ黒。 明かりにすかしても、向こう側がよく見えない。 最初の一口の味は、やはり「甘い」。もちろん赤玉ハニーワインのように甘いわけではない。 そして、濃厚。このねっとりして、舌にからみつくような感じがたまらない。 飲んだ後に柔らかな渋みが口に残る。アルコールもグッと胃袋に染み渡る。
 栓をしないで放置して、一時間半後に再び飲み始めると、 甘み・渋みともさらに増したような印象。酸味はあまり感じられない。 舌先に乗せると、少しピリとするだけ。 複雑な果実味があって、いかにもカベルネ、という味だ。 香りはさらにふくよかになって、匂い立つ。 濃厚だけれども嫌みがなくて、どろどろしていても舌にざらつくようなところはない。
 同じ生産者のコスティエル・ド・ニームはすでに道場で稽古済みだが、 これは立派なAOCもの。 等級的には低いはずのヴァン・ド・ペイの方が高値というのは解せないが、 おいしいので許すことにしよう。

---師範より---
 ご入門ありがとうございます。
 師範が以前に稽古したコスティエール・ド・ニームの赤はコレですね (師範の写真の撮り方がヘタクソで良く判りませんが、 同じ銘柄のをご覧頂くと確かに同じ造り手のようです)。 師範既稽古のものに対しご報告頂いたワインは、 (等級の差があるというより) 気合を入れてカベルネ・ソーヴィニョンを使ったがために AOCのレギュレーションを外れてヴァン・ド・ペイ格付けになった、 ってことじゃないでしょうか? それにしてもあの恐ろしいほどの濃さは未だ健在だったんですね。 パーカー氏的な『濃いヤツ上等』な方には間違いなくお薦めできる銘柄だと思います。
 ともあれご報告ありがとうございました。 今後もイケてるワインに出会われましたらよろしくお願い申し上げます。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年1月24日)
CHÂTEAU MERCIAN J-FINE 2002

「稽古した日」   2005年1月23日
「稽古した場所」  横浜の我が家
「購入店」   ダイエー 1,585円
  「原産国」   日本 メルシャン勝沼ワイナリー
「使用品種」   福島県と長野県の シャルドネ&甲州

 "K氏の葡萄酒的日常"で大絶賛されていたので飲んでみた。
 北信シャルドネやその他でメルシャンワインの実力は知ってはいたが、 1,500円クラスの国産ワインでこんな味が出せるとは意外。 新樽を使っているんだろうか?と思えるような樽香あり。 はたまた、オーストリアあたりのワインを思わせるような風味あり。 で、ブラインドで出されたら、原産国を当てられる人は少ないんじゃないかと思う。 過去の国産ワインのイメージは、「リッター5円もしないような輸入マストを使用した安物」、 だったが、そんなものを覆して完全に払拭してしまうようなお味。 もちろん、1,500円出せば、輸入ワインで、もっと美味しいものがあるかもしれないが、 国産でここまで出来るのか、ということに素直に驚くワイン。 しかも、どこででも入手出来る、というところがまた凄い。
 我が家ではこのワインを、おでんとスズキの刺身でいただきました。 国産ワインだけに和食との相性は抜群です。大型のスズキを1本買って丸ごと刺身にしたが、 夫婦で一気に全部平らげるほど食がすすんだ。 白身の刺身に合わせるワインということでお薦めします。

---師範より---
 毎度のご報告、ありがとうございます。
 メルシャン、大手ながらワイン造りはなかなか上手な会社、という認識でいます。 というのも、大昔に勝沼の「ぶどうの丘」へ行った時、 赤を片っ端から試飲して一番良いと感じられたのが シャトー・メルシャン・シューペリュールだったんですね。 また、ご報告いただいたJ-FINEの白も2001と稽古していて、 素直な造りとキレイな樽使いにプチ・ビックリしたことを覚えています。 各方面好評価ということは、2002はもっと良かったんですかね。 日本も年毎の気候の差が激しい国なんで、ヴィンテージの違いによる良し悪しの違いはありそうだな、 と思いメルシャンのサイトを見たら、 ちゃんと詳しい情報が出てました。 こういうことをちゃんと開示できる、というのはきちんと造られている証ですね。
 ともあれご報告ありがとうございました。 2002産も買ってみるかな、という気になっております。


門下生第七十号きのっぴー殿より。 (報告日:2005年1月23日)
BAHUAUD MUSCADET SEVRE ET MAINE "Master de Donatien" 2002
バユオー ミュスカデ セーヴル エ メーヌ “マスター ド ドナシャン” 2002

生産者:DONATIEN BAHUAUD(ドナシャン バユオー)
稽古日:平成17年1月21日
購入店:ワインショップ イガラシ
インポーター:サントリー(株)
原産国:フランス ロワール
値段:2,160円

 ミュスカデと聞くと、ワインを飲みだした当時飲んでいた安ミュスカデの、 金属的な酸味と広がりの無いペラペラ感をどうしても思い出してしまいます。 師範も今までの印象はどうも良くないようですが、 今回のミュスカデは値段が高めながら今までのミュスカデのイメージを払拭するものであったので、 ご報告させていただきます。

 色はきれいなレモンイエロー、ここまでは同じですが、香りにびっくりしました。 凝縮したリンゴの蜜の甘酸っぱい香りに、完熟のパイナップル、オレンジの皮、 メロン、シロップなどの甘い中にも酸味のある、いわば骨格のしっかりしたワインの印象です。 そして味の方はと言うと、口の中に入れると意外なほどするりと喉の奥に流れていって、 その後に蜜の甘みや柑橘系の果実味がまとまってどっと押し寄せてきます。 ドライな味ながら甘みすら感じる果実味にきっちりとまとまりのある酸。 アフターにグレープフルーツの皮をかじったような少しの苦みが、 ミュスカデということを思い出させます。
 ミュスカデというとマイナスイメージだったのですが作り手次第なんだなということが分りました。 多分師範もミュスカデの過去最高点数をつけてくれるはず(73点くらい?)と思いますので、 一度お試しください。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ロワールのミュスカデ、確かに道場での登場回数は少なく(2005年1月24日現在 2381本中9本)、 値段は安く(最高で850円)、 点数は低く(最高で70点)、 安かろう悪かろうの象徴的銘柄となっております。 ご報告頂いたワイン、「2,000円超のミュスカデ」ってだけでも珍しいですね。 確かにそんだけ気合を入れれば安ミュスカデとは違うものが出来るんでしょう。 師範は本質的には酸のしっかりしたワインは好みなので、 ご報告を読む限り予想得点の73点を大きく超えそうな気がします。
 それでは、またヒット・アイテムを発見されましたらご報告よろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年1月17日)
CHÂTEAU CAP DE FAUGÈRES 2001

「稽古日」   2005年1月14日
「稽古した場所」  横浜の我が家
「インポーター」  平野弥 1,638円
「原産国」  Côtes-de-Castillon フランス
「主要品種」   メルロ50%、カベルネ・フラン38%、カベルネ・ソーヴィニョン12%

 98年から造りが替わって評価が高くなった、というお噂のワイン。 実際、97年を一昨年某所で3本購入し、最近、最後の一本を飲んだので飲み比べたが、 確かにゼンゼン違う。 色からして非常に濃くなった。 同じアペラシオンの、今まで飲んだ他のワインに比べても濃いと思う。 お味も期待を裏切らずに、タンニンがしっかりしていながら重すぎず、なめらかな飲み口。 しかも飽きがこない。このクオリティでこの価格ならたくさん買っておきたい。
 平野弥さんが普通売るような値段のワインではないので面白いなぁ、 と思って買った(ホントは前の客が買ってたから真似して買ってみた)のだが、 品質が良いのねこれは。 今飲むなら、CHÂTEAU FAUGÈRESよりむしろこっちの方がバランスが良くて美味い。

---師範より---
 毎度のご報告、ありがとうございます。
 シャトー・フォジェールは、今のような値段になる前はお気に入りの銘柄でした。 そこのセカンド的存在であるカップ・ド・フォジェールも、 昨年1997のハーフと稽古しており、結構好印象でした。 そうですかぁ、益々良くなりましたか。 平野弥さん輸入のものはあまり出回らないでしょうが、成城石井も輸入していると思うので、 見かけたら稽古して見ます。


門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2005年1月9日)
Castaño Monastrell 2002

造り手:Castaño
種類:赤
品種:モナストレル
産地:Yecla (スペインのDO)
価格:\ 963
販売店:キタザワ(楽天市場内)
輸入元:中部貿易

約1年振りの投稿になりますが、やっと投稿したくなるワインにめぐり合ったという感じです。 晩ご飯が自家製ピッツァで、 イタリアの赤にしようかと思ったのですが1本しかない在庫が破戒価格に近いもので、 「もっとカジュアルなのにしよう」とコルクを開けたのがこれ。 結果は大正解。マルガリータ・ピッツァにも良く合うワインでしたが、 それだけじゃなくて、安ワインの模範とも言えるワインでした。 もちろん高貴なニュアンスはありませんが、おそらく大樽で熟成しているのか、 2002というヴィンテージの割にはすっかりこなれた感じで丁度飲み頃、 葡萄の持っているポテンシャルを十二分に発揮しているようで、 甘味・酸味・コクのバランスが取れています。スペインのワインには全く疎いのですが、 モナストレルは南仏でムールヴェドルと呼ばれているのと同じ品種で、 原産はスペインなのだそうな。南仏のワインにありがちな重たい感じではありません。 変な例えですが、「大変良くできたヴァルポリチェッラ」みたいな印象を持ちました。 大昔ワイン初心者だった頃、イタリアに遊びに行った際にヴェネツィアのワインバーで 「地元の美味しい赤ワインをください」と注文し、 出されたヴァルポリチェッラが大変楽しいワインでかつリーズナブルなことにびっくりしたことがあり、 その時の味を思い出した次第です。興味を持たれた方は是非チェックしてみてください。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 最近のスペイン産安ワインの品質向上には目を見張るものがありますね。 ちょっと前までは、スペイン産の赤といえばリオハのテンプラニーヨで、 ボルドーにヤニっぽさを足したようなワインがほとんどだったのですが、 最近は他の地域からもいろんな品種でいろんなワインが入ってくるようになりました。 また、それらの品質もなかなか高いものがあって、楽しい限りであります。 ご報告頂いたワインもそういう中のひとつでしょうか? 1年間の厳しい稽古の末のご報告ですから、 見かけたら是非ゲットして稽古したいところですが、 なんとなく没個性な名前なんで覚えておけるかどうか・・・
 ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


門下生第六十一号ちんちくりん殿より。 (報告日:2005年1月6日)
COPPOLA ROSSO 2002

「稽古した日」 2005年1月5日
「稽古した場所」 横浜の我が家
「購入店」 ワインマルシェまるやま 1,430円
「インポーター」 カリフォルニア・ワイン・トレーディング(株)
「原産国」 アメリカ
「使用品種」 ジンファンデル49%、シラー28%、カベルネ・ソーヴィニヨン23%
「アルコール分」 13.5%vol

 コルクに付いた色は紫に近い。 カリフォルニアワインはフランスのワインに比べて その色合いの中に茶色の占める割合が概ね少ないように思う。 使用しているコルクそのものは、上下に1ミリづつ薄いコルクを張って、 その中間はくずコルクで形成した安物。 ワインの味わいはといえば、プルーンを搾ったジュースのようにネットリと濃い。 13.5%と表示のあるアルコール分を感じないほど。このあたりもフランスワインと比較して、 カリフォルニアに明るい華やかさを感じる理由か?
 一年中正月のような食生活を送っているワタクシには 正月こそ七草粥で通したほうが良かったのだが、それが出来ずにやはり飲んで食って、 その結果、胸のつかえを覚え、 飲もうか休もうか迷った末の選択として実に丁度よい優しさをもったワイン。 前日にシャブリを開けて、その酸に負けて一本空かなかったのに比べれば、 濃いのにスイスイ飲めてしまう。久しぶりのジンファンデル。 それに厚みを加えるシラー、とカベルネ・ソーヴィニヨンの組み合わせの妙。
 田辺由美編「USA WINERY GUIDE CALIFORNIA WINE」(株)オータパブリケイションズ発行の、 3,800円もするカタログを横浜市立図書館に買ってもらい、 そのワインカタログの中から、値段の割りに★の数の多い、高評価のワインを選び、 さらに、国内のWEB SHOP中最安値の店に注文して買ったのがこれ。 このワインの他に、もう少し高いCOPPOLAを3種数本、全部で8本も買ったからか?、 購入店の「ワインマルシェまるやま」さんからは、 梱包の中に、おまけ?の保冷バッグ(缶コーヒーの宣材) がたくさん詰め込まれて送られて来た。
 過去に経験したカリフォルニアワインの法則からすれば、同じワイナリーなら、 高いほうがmuch worseなので、このワイン以外の高いほうのCOPPOLAは期待薄だが、 最近のワタクシには身体ににやさしければそれもまた良しである。

---師範より---
 新年早々のご報告、ありがとうございます。
 映画監督フランシス・コッポラの造るワイン「ニーバム・コッポラ」は、 師範も遠い昔に稽古しております (ルビコンの1993、 クラレットの1994、 ロッソの1995)。 ロッソの記載を読むと、どうやら"Rosso"という名前からイタリア風なワインを期待し、 裏切られて腹を立てているようですな。 ほんで、ちんちくりん殿が飲まれた2002と同じ品種構成であれば、 イタリアは感じられなくて当然だったですな。 ま、造り手の方々におかれましては「判りやすいネーミング」が大切であるよと示唆し、 己の不勉強は棚に上げることとしましょう。
 ともあれご報告ありがとうございました。本年もよろしくお願いします。


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by 師範