門下生(2010年報告分)

 blogやSNS, Twitterといったナウなコミュニケーション手段全盛の中で、 この「非リアルタイム」系情報交換ページを続けることにどれほどの意味があるか疑問ですが、 とりあえずダラダラと続けて参ります。


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門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2010年12月22日)
Casillero del Diablo Pinot Noir 2008 Reserva

「種類」赤
「生産者」Concha y Toro
「稽古した日」2010年12月22日
「購入店」河内屋酒販
「インポーター」メルシャン
「価格」確か1280円(税込)

 Concha y Toroはチリワインの大手、確かCono Sulとも資本は同じだったかと。 師範もここのカベルネは何回も稽古しておられます。 ピノも随分昔に廉価版ブランドを稽古されているようですね。 一番の売れ線であるCasillero del Diabloブランドではカベルネやメルローを過去にワタクシも何回も飲んでいるのですが、 たまたま酒屋さん の棚でピノを見かけたので、ものは試しと思って買ってみました。

 色はピノとしては普通の明るさ。香りはこの価格にしては結構強い。 味わいもしっかりしていて、 タンニンが前面に出ているところなどはやや樽(あるいはチップ?)の使い方が強いかなという気もしますが、 この価格にしてはかなり健闘していると言っていいでしょう。 Cono Sulのレゼルバのピノも相当イケますが、こちらと飲み比べてみるのも一興かと思 います。

---師範より---
 毎度のご報告ありがとうございます。
 チリ産のピノ・ノワール、ちょっと前まではいわゆるブルゴーニュのピノとはかなり傾向が違った野暮ったい感じがあって、 ピノは難しいんだろうなぁという印象を持っていましたが、 ここ最近の進化というか技術革新は目覚しいものがありますね。 そして、コンチャ・イ・トロと言えばチリワイン・ブームの立役者でもあり、 そこのカッシェロ・デル・ディアブロと言えば安ウマワインの象徴的銘柄でもあったわけですから、 そこのピノならそりゃ期待できますね。

 ともあれご報告ありがとうございました。 最近コンチャ・イ・トロとはご無沙汰でしたが、また改めて稽古してみたくなりました。


門下生第六十八号ぢゅんぢゅん殿より。 (報告日:2010年12月18日)
BORDEAUX DE MAUCAILLOU 2007

稽古した日:2010年12月15日 水曜日
稽古場所:自宅
購入店 宇都宮 「やまや」 1500円(くらいとのこと)

 別になんの記念日でもなかったのですが、嫁がローストビーフを作っていて、 せっかくだからとワインも買ってきてくれてました。(つまり嫁チョイス)

 抜栓してみて香りも確認してみましたが、それほどでもない。 何ら予備知識もなく飲んでみると、すごく口当たりがよい。 飲みやすいけど決して薄っぺらい感じではなくなんと言うか、まろやかな感じ。 2007年なのでまだそんなに熟成はしていないのだろうから、 そもそもの素性の良さなのかなーと思いました。 飲んだ後に嫁に値段を聞いてびっくりしました。もう少し高いワインかと思いました。

 ちなみに、稽古後ネットで復習したら「モーカイユ」って シャトー・モーカイユとボルドー・モーカイユと二つ出てくるのですが、 まあどちらもボルドーだと思うのですが、どこからシャトーを名乗れるのですか? 畑のグレード?不勉強な弟子にぜひご指南ください。

---師範より---
 なんと5年ぶりのご報告、ありがとうございます。前回の報告は確かコレですね。

 さて、「シャトー・モーカイユ」と「ボルドー・ド・モーカイユ」の違いですが、 当然師範もソラで知っているわけじゃないので調べました。 まず「シャトー・モーカイユ」は、ボルドー地区ムーリス村に畑と醸造所(シャトー)がある造り手で、 ブルジョワ級というグレードに格付けされています。 ま、ちょいとイケてる中堅ドコロ、という感じでしょうか。 その「シャトー・モーカイユ」が、ムーリス村じゃない別の地区 (特に名乗れる村/畑名のない一般的な地区と想像)の畑で作られたブドウを使って造ったのが、 この「ル・ボルドー・ド・モーカイユ」らしいです。 ちなみに、同じく「シャトー・モーカイユ」が作る別畑銘柄、 「ル・オー・メドック・ド・モーカイユ」(オー・メドックを名乗れる地区)というのもあるらしいです。 従って、『どこからシャトーを名乗れるか』に対する回答としては、 「シャトー・モーカイユとして登録されているムーリス村の畑で作られたブドウを使ったワインから」 ということになりますかね。 グレードとしては、

シャトー・モーカイユ

ル・オー・メドック・ド・モーカイユ

ル・ボルドー・ド・モーカイユ
という感じだと思われます。

 ・・・なんて小難しいことは置いといて、まぁ美味けりゃオッケーかと。 もし「ル・ボルドー・ド・モーカイユ」が気に入られたのであれば、 上級銘柄の「シャトー・モーカイユ」「ル・オー・メドック・ド・モーカイユ」も飲んでみると面白いかも知れません。 ネットで探せば道場稽古範囲価格で買えるのもあるみたいですな。
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門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2010年10月17日)
Bourgogne 2003

「種類」赤
「生産者」Dom. Michel Gaunoux
「稽古した日」2010年10月16日
「稽古した場所」自宅(千葉県某所)
「購入店」ワインショップキムラ
「インポーター」ラック・コーポレーション
「価格」確か2800円くらい(税込)


 5ヶ月振りの投稿です。
 ミシェル・ゴヌーと言えば長熟なポマールで知られている造り手、 師範も過去に何回か稽古されておられます。 これはそのACブル版、 やや高めではありますがそれに見合う価値はあるだろうと思いながら抜栓。
 期待はいい意味で裏切られました。 丁度熟成のピークなのでしょう、腐りかけの甘さというか、 ちょっと間違えると危険な方向に行ってしまいそうな香りが凄いです。 これがACブルとはおよそ思えず、 良くできたポマールだと言って出してもほとんどのブルゴーニュ・ファンは納得しそう。
 破戒価格ギリギリですが、見つけたら速攻でゲットされることをオススメします。 ネット検索すると、今でも買えるところがあるようですよ。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。5ヶ月前のご報告もACブルゴーニュ赤でしたね。 「安ワイン者」対象のサイトなのに、なぜかブルゴーニュご報告率の高い道場であります。
 アタリのACブルゴーニュ、文章を読むとビシビシと伝わって参ります。 たま〜にありますよね、そういう「おぉっ!」と思うようなお手頃ブル。 最近の道場の稽古だとコレあたりかな。 その体験が忘れられなくてヘタな鉄砲を数打っちゃうわけではありますが。
 ともあれご報告ありがとうございました。 ネット検索でゲットするのは読者の皆さんにお任せするとして(というか師範は見つけられませんでした)、 師範は同様のワイン発見を目指して稽古に邁進します。


門下生第八十五号TAPAQ殿より。 (報告日:2010年8月8日)
ブルゴーニュ・ルージュ「天地人」 2007
Lou Dumont

「稽古した日」   2010年8月7日土曜日
「稽古した場所」  自宅にて
「購入店」 東大阪「ココス」 2677円
「インポーター」ヌーベル・セレクション
「原産国」 フランス
「使用品種」 ピノ・ノアール

 日本人の仲田さんが作るフランスブルゴーニュワイン 果実味がたっぷりで適度な渋みや酸味のバランスのいいワインです。 今の時期少しだけ冷やして冬の常温程度と思われるような温度にしました。 はじめは固い印象でしたので一杯目をゆっくり飲み、 更に二杯目からはゆっくりと飲むと果実味やら旨味やらがじんわりと出てくる・・ そんな印象のワインですね。いいワインです。 

---師範より---
 二年ぶりのご報告、ありがとうございます。
 ルー・デュモンのACブルゴーニュは、師範も5年前に稽古しております。 TAPAQ殿のご報告と書き方は違いますが、言わんとするところはなんとなく似ていて、 「抜栓後ちょっとで良い感じに開く、派手さはないけど佳品と言えるブルゴーニュ」 という感じでしょうか。 それにしても、今年に入ってから門下生の皆さんのご報告6本のうち、 実に4本がブルゴーニュです。 本来安ワイン者に厳しい地域なはずですが、 皆さん既に師範の「ブルゴーニュ偏愛」をご存知なようで。
 ともあれご報告ありがとうございました。 また良さげなワインがありましたら、思い出したときにでもご報告頂ければ幸いです。


門下生第百七号イナ殿より。 (報告日:2010年5月30日)
サントネー 2001 メゾン ユベール ド ボーモン

「稽古した日」   2010年5月29日
「購入店」  ワインナビ
「価格」 1,580円
「インポーター」 モトックス
「原産国」 フランス
「使用品種」 ピノノワール

 2001年の村名ワインがこの価格。正直、あまり期待せずに開けてみました。 全体的に茶色がかった薄めの色合い。 色合いから熟成した大人しい、枯れ過ぎた味わいを予想したが、 飲んでみると酸味が予想以上に生き生きしていていい意味で裏切られる。 その反面、香りと余韻の甘さに程よい熟成感が出ていて、 この値段なら文句なし。 ちょっと熟成したブルゴーニュを飲んでみたい時におすすめ。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 2001年産の村名ワインが1,580円とは確かにビックリお買い得価格ですね。 ブルゴーニュだと新しいヴィンテージよりちょっと古いのの方がかえって安く出たりしますが、 それにしてもこの値段は安いなぁ、と。 また、そういうのって往々にして「安さのヒミツは内容にあり」だったりするのですが、 良い意味で裏切られたとのこと。良い体験をされましたなぁ、であります。
 そういうラッキーにあやかれるよう、師範も精進を積んでいく所存でございますので、 よろしくお願いします。


門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2010年5月29日)
2006 Bourgogne Pinot Noir "La Corvee au Pretre"

「種類」赤
「生産者」Domaine de la Poulette
「稽古した日」2010年5月29日
「稽古した場所」自宅(千葉県某所)
「購入店」うきうきワインの玉手箱
「インポーター」オーレジャパン
「価格」2079円(税込)

 価格からして普通のACブルかな、と大して期待もせずに抜栓。 そしたら期待をいい意味で裏切ってくれました。 裏ラベルによるとヴォーヌ・ロマネ村のぶどうを使用とのことで、 ACブルを名乗っているのは収量が多すぎたのか、その辺りの事情は良く判りませんが、 ヴォーヌ・ロマネに特有の鉄っぽいニュアンスはしっかりあります。 購入店では既に売り切れですが、他の店ではもう少し価格は高くなりますが、 買えるところがあるようです。オススメ!

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 ACブルゴーニュで美味いワインに当たると嬉しいですよね。 というのはハズレた時のハズシ方が大きいから、というのが一番の理由ですが。 あと、ヴォーヌ・ロマネ、鉄っぽいですか。 師範は未だにブルゴーニュの村の個性というのが良く判らないんで (ニュイかボーヌか、くらいだとなんとなく判るのですが)、 そういうのを聞くと感心してしまいます。
 ともあれご報告ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。


門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2010年3月14日)
2006 Chateau Rocher-Bonregard

「種類」赤
「産地」Pomerol
「品種」メルロー90%、カベルネフラン10%
「稽古した日」2010年3月14日
「稽古した場所」自宅(千葉県某所)
「購入店」ワインナビ
「インポーター」東京実業貿易
「価格」2380円(税込)

 2380円のポムロールってどんなだ? という興味で購入しました。 色は2006年にしてはやや明るめの赤。香りはグッド。 最初は若干閉じてましたが、30分ほどすると開いてきます。 正直まだタンニンの固さは感じるものの、充分楽しめるレベル。 この価格帯だとサンテミリオンでも衛星地区の怪しげなのしか買えない感じですが、 この価格でメルローの良さをしっかりと引き出しており、 ポムロールという看板なしでもCPの高さを感じさせるワインでした。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 確かにACポムロールで稽古範囲内の価格のものって、ほとんど見かけませんよね。 道場の過去を調べてみますと、3,000円以下のポムロールは17本中たったの3本でした。 そのうちフランスのスーパーで買った1,000円ちょっと相当のものを除けば、 2,380円という価格はポムロール最安値ですね。 それでも美味いとあれば、ポムロールという看板は「信頼の置けるブランド」ということですね。
 ご報告を読んで、久しぶりにボルドーも飲みたくなりました。 ボルドー、ここんとこ全然飲んでないですからねぇ。


門下生第百七号イナ殿より。 (報告日:2010年3月9日)
ブルゴーニュ パス トゥ グラン レ リベルタン 2006 モンジャール ミュニュレ

「稽古した日」   2010年3月6日
「購入店」  ワインナビ
「価格」 1,500円
「インポーター」 エイ・エム・ズィー
「原産国」 フランス
「使用品種」 ピノノワール/ガメイ

 パストゥグランはピノノワールとガメイの混醸。 ガメイからくるイチゴミルクのような甘さと果実味が目立つかなと思ったら、 ピノノワールの酸味、渋みがしっかりとエレガントさを醸しだしてくる。 甘さと酸味と渋みのバランスが絶妙。 香りも華やかで、¥1000台のブルゴーニュをお探しの方に自信を持ってお勧めします。

---師範より---
 久々のご報告、ありがとうございます。
 ご報告頂いたワイン、師範も2004年産と稽古しておりまして、 イナ殿の感想と似た印象だったようです。 確かにパストゥグランというとちょっと野暮ったいというか、 一般ガサツな印象があるんですが、この銘柄には無かったですね。 師範の稽古のところから別の門下生の方のブログにリンクを張っていますが、 そこでの評価も同様に好印象だった模様です。 師範と門下生、安ワイン者3人のお勧めとあれば、これはハズサナイということの証左でありましょう。
 というわけで、師範が既稽古であろうがなかろうが、 ご報告は大歓迎であります。 昨今ご報告も少なく寂しいこのページでありますが、よろしくお願いします。


門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2010年1月2日)
Barolo 2005

「種類」赤
「等級」DOCG
「生産者」TERREDAVINO
「稽古した日」2010年1月2日
「稽古した場所」自宅(千葉県某所)
「購入店」うきうきワインの玉手箱
「インポーター」重松貿易
「価格」2079円(税込)

あけましておめでとうございます。
今晩のメインディッシュは鶏肉のトマト煮。トマト味だからイタリアのワインだあ、という極めて安直な選択です。 2千円台のバローロでいい思いをした試しが今までなかったのですが、これは当たりました。 ヴィンテージが2005年の割には色目は明るく、かなり熟成香もあります。 大樽熟成で空気に触れさせる昔ながらの造り方なのかも。 価格が価格だけに凝縮感はそれほどありませんが、デイリーワインと一線を画するバローロらしい気品がちゃんとあるワインです。 同じ造り手でバルバレスコもあり、こちらはなんと1500円台で買えます。 バローロが気に入ったので、バルバレスコも早速注文してみました。こちらも楽しみです。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます&あけましておめでとうございます。
 『2,000円台のバローロでいい思いをした試しがない』という部分にはちょっと同意です。 このあたりもフランスのボルドーなんかと同様、比較的値段にリニアな内容という気がしますね。 ところでバルバレスコも買われたとのことですが、 奇しくもバローロと稽古された翌日、師範もまさにそのバルバレスコと稽古しております。 バローロの高評価と比べるとちょっとどうかな?とも思いますが、 師範の場合カレーが相手だったりその日3本目だったりするんで、 「気品」なんてのを感じる余裕が無かったのかも知れません。
 ともあれご報告ありがとうございました。今年もよろしくお願いします。


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by 師範