門下生(2012年報告分)

 門下生ページも地道に継続しております。 ちなみに昨年の報告数は7件なんで、2ヶ月弱に1件の頻度。 地道にもほどがあるって感じですが、 本人はこれくらいのダラダラした感じが気に入ってます。 実際、そうそう人様にお薦めできる安ワインなんて出会えないしね。


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門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2012年5月15日) New!
Chateau Andron 2001

「種類」 赤
「等級」 AOC Medoc (Cru Bourgeois)
「稽古した日」 2012年5月15日
「稽古した場所」 自宅(千葉県某市)
「購入店」 うきうきワインの玉手箱
「購入価格」 1344円

 久しぶりにボルドーのクリュ・ブルジョワを開けました。
 5年くらい前に仕事でオランダに駐在していたのですが、 その頃クリュ・ブルジョワにハマっていた時期があり、こちらにも何回か投稿しております。 その時の感動を思い出した次第。 熟成のピークを超えかかったところで、 セパージュはカベルネとメルローがほぼ半々なのですが、 カベルネの余分なタンニンはすっかり落ちて、 でもストラクチャーはしっかり残っており複雑さの余韻がしっかり味わえるという具合。 5年前のフランスでもこのクラスのボルドーは13ユーロくらいした記憶があるので、 現在の為替レートに換算したコストと大体同じ価格で日本で手に入るというのは、 たいへんお買い得ではないかと思います。 千円台前半の価格帯であれば普通はフランスより新世界のワインに手が伸びますが、 例えばコンチャ・イ・トロとかトラピチェのオーク・カスクと比較したら、 こちらの圧勝ではないでしょうか。

---師範より---
 またまたのご報告、ありがとうございます。 ここんとこなぜか門下生報告が活性化して、嬉しい限りであります。
 ボルドーは熟成させてナンボだなぁ、と思うところがあるわけですが、 こういう手頃な価格で熟成ボルドーが飲めるのって嬉しいですよね。 師範も先日1990年代半ばのボルドーを3ケタ円で入手しましたので、 近いうちにそれと稽古したいと考えております。 でも、痩せてシワシワなおばあちゃんになっている場合も多いんだよな、お手頃価格の熟成ボルドーって。
 そういった、 リスクも含めて安ワインと稽古をつけていくのが「安ワイン道場」の楽しみでもありますので、 今後も臆せずどんどん参りましょう。


門下生第八十二号しげやん殿より。 (報告日:2012年5月13日) New!
Falernia Viongnier 2011

「稽古した日」   2012年5月13日
「稽古した場所」  自宅にて
「購入店」 阪神百貨店 840円
「インポーター」(株)稲葉
「原産国」 チリ
「使用品種」 ヴィオニエ
「アルコール度数」13%

 連休中どこへも遊びに行かず、阪神百貨店ワインフェアに行くことに・・・
 500種類ほどのワインがインポータごとのブースにてフリーテイスティング開催中。 数種類テイスティングしましてボルドー2002右岸手中に、 その後訳ありワインと言うコーナーにてこれから暑くなってくるのにあわせ、 すっきり系白を所望したところ、 チリのヴィオニエを推薦されましたが自分としては最後に来るあの苦味が嫌なことを具申しますと、 なぜか横のブースにてイタリアワインを持ってこられ、 これよりは旨くはないが似た傾向との事でアフターの苦味も無いとの事。 だまされたつもりで購入・・・。
 それがあたりでした。スクリューキャップをあけてグラスに注ぐと色はほとんど無色透明。 香りはニュージーランドのソービニオンブランより控えめな香り? グレープフルーツのすっとした感じでない、少しまったり系の香り、でも良い香りなんです。 なおステンレスタンクで醗酵され樽香は、皆無。 味は酸味が突出せず、バランスのよい良い味わいです。
 最近のチリは非常に良いワインを作るもんですね。見つけたらその他の品種も購入します。 なお、値段は訳ありでしたのでもう少しお高いかと思います。
(なお比較試飲したイタリアワインはカヴァルキーナクストーサ2010でした。 これも気になります。近く稽古いたします)

---師範より---
 お久しぶりのあとは連発でのご報告、ありがとうございます。
 今度はチリ産のヴィオニエですか。 チリのヴィオニエ単品種モノだと、道場ではコノ・スルのワインとしか稽古していませんが(コレ)、 やはりヴィオニエは難しいのか、あまりパッとしない印象だったように記憶しています。 でもあれももう3年近く前なので、どんどん技術革新しているんでしょうね、チリ産。
 というわけで、この銘柄に限らず、 またチリ産のヴィオニエを見つけたら稽古してみようという気になりました。 今後もまたキラリと光るワインがありましたらご報告よろしくお願い申し上げます。


門下生第八十二号しげやん殿より。 (報告日:2012年5月9日) New!
サンジョベーゼ デ ロマーニャ リゼルバ 2007

「稽古した日」   2012年5月9日
「稽古した場所」  自宅にて
「購入店」 タカムラ 840円
「インポーター」(株)ダイセイワールド
「原産国」 イタリア
「使用品種」 サンジョベーゼ
「アルコール度数」13%

 木樽にて9-12ヶ月熟成、その後ステンレスタンクにて熟成されるコストパフォーマンス抜群ワイン、 ベルリンワイントロフィー2011金賞受賞などと、裏面には書かれています。
 受賞したかどうかより味わいでしょなどと思いつつ抜栓、 香りは横で用事をしていた家人が良い香りがすると言いましたので気をよくしてグラスに注ぐとなるほど樽の香りとカシスっぽい香りが微妙に心地よい、 タンニンは落ち着いていますし(もともとの品種がそういうものかも)。
 味も酸味甘み、バランスは良好。すーっと入ってくるワインでボトル半分程度すぐに完飲。残りは明日稽古いたします。 3桁ワインとしては結構いい線いってると思います。

---師範より---
 大変お久しぶり(なんと3年ぶりですね)のご報告、ありがとうございます。
 840円でおいしいワインに出会うとうれしくなっちゃいますよね。 特に香りが良いと、口に含む前からニッコリしちゃいますしね。 イタリアのサンジョヴェーゼって、ペケな奴だとウスラ酸っぱくていかにも安ワインって感じになりがちですが、 オッケーな奴に当たるとご報告頂いたワインみたいにやけに美味かったりして、 良くも悪くもバクチな要素のある品種だとおもっています。
 ともあれご報告ありがとうございました。これからも末永くよろしくお願いします。


門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2012年5月6日) New!
TerraNoble Pinot Noir Reserve 2010

「種類」 赤
「稽古した日」 2012年5月6日
「稽古した場所」 自宅(千葉県某市)
「購入店」 うきうきワインの玉手箱
「購入価格」 多分1200円程度

 3ヶ月半ぶりの投稿であります。
 安ワインをひたすら飲み続ける日常の中で、 コスパの高さを感じさせてくれるのは新大陸、中でもチリのワイン。 チリワインが最初のブームになった15年くらい前から我が家もワインを頻繁に飲むようになったのでありますが、 当時はチリと言えば鈍重なカベルネというのがお決まりでした。 最近は醸造技術も洗練されてきたのか、 品種の特性をキッチリと表現してくれる造り手が増えてきたようで、喜ばしい限りであります。 チリのピノも最近何回か投稿しております。中でもこれはレベルが高いと思いました。 ちなみに今晩のメインは久しぶりに私が自分で料理したアドボ(鶏手羽元のフィリピン風煮込み)。
 色は華やかな赤。香りはピノらしくストレートに迫ってきます。 味わいは酸味も甘味もあり、派手ではあるのですが、 下品になる一歩手前で止めているのがカリフォルニアあたりのピノとは違うところ。 デイリーワインとしては勿体無いくらいのクオリティ。 調べたところ、ワイン・アドヴォケイトや日本のワイン雑誌とかでも軒並み高い評価の銘柄のようです。 それがこの値段で買えるのはお得以外の何物でもありません。 購入店ではヴィンテージが2011に切り替わっており、 こちらはシラーを15%混ぜているようなので、もしかすると味の傾向が違っているかも知れません。2010を今でも売っているネット通販のお店は他にもあり、そちらの情報では2010はピノ100%のようです。

---師範より---
 ご報告ありがとうございます。
 最近のチリワインの品質向上には目を見張るものがあるとのご意見、 まったくもって同意します。 カリフォルニアあたりと違うのは、 輸出を第一優先に考えているところなんじゃないかな?と想像しています。 カリフォルニアだとやっぱり国内市場の嗜好に合わせるのが一番でしょうけど、 チリだと「世界市場で売れる」ワインを造ることが一番なんじゃないかな、と。
 そしてご報告のテッラノブレ、師範もカベルネ・ソーヴィニョンの通常品とであれば3年前に稽古していました。 旧来のチリ産と違って力任せにならないところが共通点ですかね。 その抑えた感じがピノ・ノワールと相性が良さそう、というのは想像に難くないところです。


門下生第百八号津田殿より。 (報告日:2012年3月10日)
Turckheim Alsas Grand Cru HENGST GEWURZTRAMINER 2004

「種類」:白
「生産者」:Cave De Turckheim
「購入店」:リカオー
「インポーター」:ルミノ・ヴィーノ
「価格」:1345円

 いつもは店頭でしか買わないのですが、アルザスのグラン・クリュが1345円で買えるとあり、 半信半疑でネット通販に飛びついてしまいました。 販売店のサイトにはヴィンテージも載っていませんので、 ピークをとっくに過ぎたワインじゃないかと少し疑っていましたが、 販売店が載せている写真の2004年ものが届きました。
 色は熟成した感じのする黄色で、 グラスに注ぐとゲヴェルツらしい華やかな香りがそれなりに漂います。 味は、少し苦みが口に残りますけれども、気になるほどではありません。 全体的にすっきり飲みやすく、いかにもアルザスのゲヴェルツという印象です。
 1345円でこれはお買い得かと思います。

---師範より---
 ご入門ありがとうございます。なんと3年ぶりの新規門下生です。
 さてご報告頂いたワインですが、 アルザスのゲヴュルツトラミネール、それもグラン・クリュの畑でこの値段は安いですね。 アルザスの品種ごとの値段って、ピノ・ブランとかシルヴァネールが一番安くて、 真ん中がリースリングとかピノ・グリ、高めなのがゲヴュルツやピノ・ノワールといったあたりな印象があります。 そして、ご心配されたように2004年産だと「不良在庫処分」的な側面もあるとは思いますが、 それでも美味ければオッケーですよね。
 ともあれまずはご入門ありがとうございました。 今後ともご精進&ご活躍のほど、よろしくお願い申し上げます。


門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2012年1月28日)
Cono Sur Sparkling Wine Brut NV

「種類」 泡
「品種」 シャルドネ、リースリング、ピノ・ノワール
「稽古した日」 2012年1月28日
「稽古した場所」 自宅(千葉県某市)
「購入店」 ワインショップキムラ
「購入価格」 確か1580円くらい

 安ワイン者にはお馴染みのコノ・スルであります。 ただしスパークリング。 シャルドネとピノ・ノワールはシャンパーニュと同じだけど、 リースリングも使っているのが面白い。
 製造方法はトラディショナルではなくシャルマ方式とのことで、 泡立ちはやや弱い感じ。味わいは結構コクがある系。 シャルドネよりもピノの自己主張が強い印象。 リースリングが入っていることも影響しているかも。 コクがあるので、泡が強くなくてもオッケーと言うか、 かえって強すぎなくて良かったかも。
 感想としてはさすがコノ・スル。スパークリングも上手に造ります。 コスパだけ考えたら、コノ・スルを品種別に (ワタクシが飲んだことがあるのだけでも8つ+泡がある) かわりばんこで呑むのが最強のような気もする。 それじゃつまらないので、ついつい未知の造り手を探し求めてしまうのですが。

---師範より---
 毎度のご報告、ありがとうございます。
 『コスパだけ考えたら、コノ・スルを品種別にかわりばんこで呑むのが最強』は まさにその通りかもですね。最近のコノ・スルは本当にハズさないです。 そして、流通量が多くて簡単に入手できるのも安ワイン者的にはポイントが高いです。 でも『それじゃつまらない』というのもその通りでありまして。
 さてコノ・スルのスパークリング、師範も気にはなっていたんですが、 案外良いお値段するんで二の足を踏んでおりました。 しかしながら安ワイン者たるもの、一応押さえておかなければなりませんな。 今度機会があればゲットして稽古してみます。


門下生第四十八号柳沢殿より。 (報告日:2012年1月14日)
Chateau Cote de Baleau 2004

「種類」 赤
「等級」 AOC Saint-Emilion Grand Cru
「稽古した日」 2012年1月14日
「稽古した場所」 自宅 (千葉県某市)
「購入店」 ヴェリタス
「購入価格」 2079円(税込)

 なんと8ヶ月ぶりの投稿になります。最近は門下生の投稿が少なくて、少し淋しいですね。
 しばらくサン=テミリオンのワインを飲んでいなかったので、 お手頃価格のものを買ってみました。フライング・ワインメーカーのミシェル・ロラン氏がコンサルをしている銘柄だとか。
 ミシェル・ロラン氏のワインというと、 安ワインばかり呑んでいる小生としては新大陸の抽出が強めのものを連想するのですが、 これは熟成が進んでいることも作用しているのか、穏やかな味わい。 ちょうど今がピークではないでしょうか。 メルローらしくタンニンはあまり自己主張しておらず、丸くて優しい。 デイリーワインよりちょっといいワインを飲みたいときにピッタリ。 3500円くらいの価値があるように感じました。 新大陸のメルローは当たり外れが激しく、と言うより外れることのほうが多くて、 ボルドー右岸のほうが安心して買えるように思います。

---師範より---
 明けましておめでとうございます&ご報告ありがとうございます。
 ご報告頂いた、シャトー・コート・ド・バロー2004、 奇しくも師範も昨年末に稽古しております。 なるほどミシェル・ロラン・プロデュースのワインでしたか。 感想の方も、やや師範の方が性根が曲がっている点を考慮すると、 概ね『良い感じに熟成したバリュー・ボルドー』といったところで共通していますね。 なんだか自分の感覚が正しかったことが証明されたような気がして、 ちょいと良い気分であります。
 それでは、次回のご報告を気長にお待ち申し上げつつ、 今年もよろしくお願いいたします。


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by 師範