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■■ Japan On the Globe(451)■ 国際派日本人養成講座 ■■■■ Media Watch: 筑紫哲也の描く異界 筑紫哲也のNEWS23の描く世界は、なぜこんなに 他のメディアとは異なっているのか? ■転送歓迎■ H18.06.25 ■ 34,275 Copies ■ 2,110,202 Views■ ■1.筑紫哲也のパズル■ 「筑紫哲也 NEWS23」。TBSが平日深夜に放送しているニュ ース番組だが、これをずっと追跡している人がいる。 筑紫哲哉と共に生きて、もう4年になる・・・ 前の夜に録画しておいたNEWS23を、ニュース項目 などを中心に文字起こしし、重要な映像はキャプチャして パソコンに保存した上、他局の同種のニュース番組と比較 しながら検証する。これは私にとって至福のひとときでさ えある。クロスワードパズルや間違い探しパズルを趣味と するような人間なら理解できるかもしれない。・・・ 毎日その夜にどんなパズルが用意されているか、事前予 想するのも結構知的で楽しい。在日朝鮮人が凶悪犯罪を犯 した日には、きっとそのニュースがNEWS23で報じら れることはない。中国で反日暴動が発生した日にはきっと、 南京大虐殺特集が流される。こうした推理が的中したとき ほど楽しいことはない。[1,p7] 新聞の偏向記事は、データベースで自由に検索できるので、 分析もしやすいが、テレビ報道ともなると難しい。しかし、こ んな地道な作業のお陰で、ようやくNEWS23の偏向報道ぶりが白 日のもとにさらけ出された。 この人の名は中宮崇(なかみやたかし)氏。氏の著書[1]か ら、筑紫哲哉の仕掛けた「パズル」をいくつか見てみよう。 ■2.「万景峰号入港中止の波紋」■ 平成15(2003)年6月9日、NEWS23は「万景峰号入港中止の 波紋」と題する特集を行った。「万景峰号」は、日本と北朝鮮 を結ぶ唯一の公式運搬ルートで、ミサイル用部品などの持ち出 し、多量の麻薬の持ち込み、朝鮮総連から北朝鮮への違法送金 に使われている、との疑惑が持たれていた。[a] そこに国土交通省が船舶の安全性を検査する「ポートステー トコントロール」(PSC)を厳格に実施する方針を打ち出し た。「万景峰号」は安全基準を満たしていないとして航行停止 命令を受ける恐れがあったため、北朝鮮・元山港からの出航を 取りやめたのである。 NEWS23での特集の様子は、中宮氏によれば、以下のようなも のであった。 新潟港に「右翼の街宣車が大挙して押しかけた」とのナ レーションから始まり、万景峰号があくまでも普通の貨客 船に過ぎないとの説明、朝鮮総連新潟支部長の一方的な 「不当」だの「差別」だのといういつもの発言を垂れ流し た上で、「20年以上も船で訪朝してきていたのに‥‥」と 嘆く在日女性のお涙頂戴物語。付録に、万景峰号による修 学旅行に行けなくなってしまった、朝鮮学校の女子生徒の 悲しげなコメント。もう、女子供をダシに使った「朝日式」 の典型である。 「普通の貨客船」がなぜソナーなんぞを搭載しているのか、 なぜ不正送金に利用されていたという疑惑がもたれている のか。番組中では当然のごとく、一言も語られない。ソナ ーの件に関しては当時、フジテレビの「ニュースJAPAN」 はその発見の経緯も含めて詳細に取り上げ、テレビ朝日 「ニュースステーション」でさえも、批判的に報じていた のであるが、筑紫は、NEWS23の視聴者は他のニュース番組 なんて見やしないと高をくくっているのか。[1,p85] 「万景峰号」とは不正輸出と不正送金の疑惑をかけられ、潜水 艦との交信のためのソナーまで持つ「大型工作船」なのか、は たまた修学旅行や在日女性の帰国に使われる「普通の貨客船」 なのか。筑紫哲哉は他のメディアとはまったく別の世界を描い てみせるのである。 ■3.「軍縮平和研究所パク・ヒョンジェ副所長」■ 平成17(2005)年5月9日、各メディアは、北朝鮮の核保有 に関する国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長 の見解を一斉に報じた。北朝鮮がすでに数個の核兵器を保有し ており、さらに核実験を準備している可能性さえある、という 見解で、世界中が大騒ぎになった。 この日のNEWS23は、「北朝鮮核実験の”可能性”」との字幕 で、「軍縮平和研究所パク・ヒョンジェ副所長」による「北朝 鮮の核実験は必要だ」との見解を紹介した。 この「軍縮平和研究所」なる、一見無害でそのうちノー ベル平和賞にでも輝きそうな機関を、NEWS23は「シンクタ ンク」と紹介したが、実はこれ、北朝鮮外務省の外郭団体 なのである。[1,p105] 同日の「報道ステーション」(「ニュースステーション」の 後継番組)も、この「軍縮平和研究所パク・ヒョンジェ副所長」 の発言を報じてはいたが、きちんと「北朝鮮外務省の傘下にあ る研究所」であると解説を加えている。さらにエルバラダイI AEA事務局長による「北朝鮮に5〜6個の核が存在し、ミサ イル搭載も可能」との発言や、それに賛同する細田博之官房長 官の談話も紹介して、国際社会も日本政府も北朝鮮の核問題を 大いに懸念している事実を明確に伝えている。それに対して、 NEWS23の方は、これらを全く報じていない。 同じく「軍縮平和研究所パク・ヒョンジェ副所長」の発言を 伝えながらも、報道ステーションの視聴者は、世界中が北朝鮮 の核開発を懸念している中で、こんなプロパガンダまでしてい るのか、と見る。一方、NEWS23の視聴者は、プロパガンダをそ のまま鵜呑みにさせられて、「北朝鮮の核開発に理解を示す見 方もあるのだな」などと思ってしまう。両者の見る世界は、ま すます離れていく。 ■4.「対外的冒険に打って出たい」■ 筑紫哲哉も北朝鮮の核開発が「日本にとって大変ゆるがせに できない問題」と言うが、その理由が「異界」そのものである。 国内でも、もう北朝鮮だけではなくていろんなとこが周 りに核に囲まれたら(日本も)核を持とうという議論も出 かねません。[1,p107] 筑紫哲哉が北朝鮮の核武装を懸念するのは、それが日本の核 武装の方を招きかねないからのようだ。彼にとっては金正日の 核より、日本の核の方が怖いようだ。北朝鮮国民なら同感だろ う。 北朝鮮に対する経済制裁論が高まると、筑紫哲哉は5月25 日の「多事争論」コーナーで、「対外的冒険」をテーマに次の ように述べた。 指導者が内政問題で行き詰まったり矛盾を抱えたりする 時に、そこから関心と焦点をそらすために「対外的冒険に 打って出たい」と、この誘惑に駆られがちだということを 示しています。その場合、最も有効なのは「軍事力の行使」 そして「戦争」です。 普通の日本国民なら、ここで筑紫の指す「指導者」とは金正 日のことだと思うだろう。しかし、筑紫が指しているのは小泉 首相なのだ。これを聞いた首領様の満足げな顔が目に浮かぶよ うだ。 ■5.「過剰な不当捜査」■ 平成17年10月、在日朝鮮人の金萬有氏が院長を務める西 新井病院(東京都足立区)の関係会社が、無許可で医薬品を販 売したとして、警視庁公安部が朝鮮総連傘下の団体含め11カ 所を一斉に家宅捜査した。この病院の関連施設に、拉致された 日本人が監禁されていた、という内部情報があり、公安当局は この点にも関心を寄せていたようだ。 報道ステーションは、金萬有院長が北朝鮮から「人民医師」 の称号を授かるほど、北に近い人物であることを解説し、重村 智計・早大教授の「今までは総連は治外法権だった」というコ メントを紹介した。また、当日の捜査に対して、在日朝鮮人が 多数押しかけて警官に暴行をはたらく映像も流された。 これに対して、NEWS23は、拉致疑惑にも、金萬有院長の北朝 鮮との関係にも全く触れず、在日朝鮮人達が警官たちに暴力を 振るう映像も流さなかった。「医薬品を無許可販売 朝鮮総連 系団体の幹部逮捕」との字幕ではじめ、テロップ入りで「過剰 な不当捜査を断固糾弾し強く抗議する」との朝鮮総連の言い分 をそのまま伝えた。 NEWS23の視聴者の中には、朝鮮総連が警察から「過剰な不当 捜査」を受けた、と本当に信じ込む人もいたであろう。 ■6.曽我ひとみさん・ジェンキンス一家の再会■ 平成16年7月9日、拉致被害者で一人先に帰国を許された ・曽我ひとみさんが、夫ジェンキンズ氏、および二人の娘さん とようやくインドネシアで再会した。 報道ステーションは、ジェンキンス氏に同行する北朝鮮「赤 十字職員」が実は監視員である事実を伝え、かつて拉致被害者 ・蓮池薫さんが北朝鮮随行員から解放された際に、「ほっとし たといっていた」という兄・蓮池透さんのコメントを紹介した。 北朝鮮の空港で監視員から注意を受ける映像や、監視員からパ スポートを渡されるシーンも各局で繰り返し放映され、改めて、 北朝鮮による締め付けぶりが、明らかになった。 しかし、NEWS23では、これらの事実はいっさい報道されなかっ た。筑紫は、この再会の直後に控えたアメリカ大統領の候補者 選挙に絡めて、「さて、選挙にどう影響しますかね」と、再会 がさも選挙目当ての策略であるかのように、コメントした。 そのうえ、わざわざこんな「視聴者からのファックス」を紹 介している。 何故曽我一家のためにスウィートを取る必要があるのか。 料理をしたいということだが、安いコンドミニアムなどを 自分で借りればよい。 日本中が感動的な一家の再会に注目するなか、筑紫哲也の NEWS23のみ、曽我さん一家に冷たい目を向けていた。 ■7.北朝鮮監視員との「涙のお別れ」■ 各メディアは、現地でも北朝鮮監視員によるジェンキンズ一 家への執拗な干渉が行われており、日本政府はそれを排除しよ うと必死の努力を行っている事を伝えた。報道ステーションは、 北朝鮮監視員がジェンキンス一家や日本側報道陣をビデオ・カ メラで撮影している映像を流し、その目的について、監視員に インタビューを試みている。NEWS23では、こうした監視員たち の正体を全く報道しなかった。 7月16日、一家は北朝鮮監視員と面会し、北へは戻らない との意思を伝えた。この事実をNEWS23の佐古キャスターは「面 会はお別れの挨拶をするために曽我さん夫妻が望み実現したも のです」と解説。さらに「北朝鮮側同行者はジェンキンスさん の肩を抱いて涙を流し、ジェンキンスさんの目にもうっすらと 涙が」と続けて、一家をなんとしても北朝鮮に連れ戻そうとす る北朝鮮監視員との決定的な決別の瞬間を、「同行者との涙の お別れ」シーンに仕立て上げてしまった。 7月26日、各メディアはいっせいに「北朝鮮がジェンキン ス氏に、曽我さんを連れ戻せば褒美を与えると指示」していた というニュースを報じた。ジェンキンス一家が北朝鮮に戻ると の意思を示せば、拉致の犯罪性はかなり薄められる。「褒美を 与える」との報道は、北朝鮮のこのたくらみを暴くものであっ たが、NEWS23はこのニュースも報道しなかった。 北朝鮮が知られたくない事実は、報道しない、というのが、 NEWS23の方針のようだ。 ■8.『週刊金曜日』と筑紫哲也の秘密連携■ 筑紫哲也は、なぜここまで事実を歪めて、北朝鮮の意向に沿っ た報道をするのだろう。一つの鍵は、筑紫哲也が『週刊金曜日』 の編集委員を務めているという事実にある。『週刊金曜日』自 体には筑紫が編集委員として名を連ねているが、NEWS23におい てはその事実を伏せている。 『週刊金曜日』は、ジェンキンス氏が娘さんたちと共にまだ 平壌にいた頃、当局の許可のもとに「独占インタビュー」を行 い、その記事を平成14年11月15日号に掲載した。この中 で、ジェンキンス氏は「ひとみには北朝鮮に戻って欲しい」と 述べ、娘さんたちは「お母さん(曽我ひとみさん)は10日で 帰るはずだったのに、まだ帰ってこない、日本政府は約束を破っ た、お母さんを早く帰して欲しい」と語った、と報道した。こ の記事はひとみさんを大いに動揺させ、怒らせた。 この記事に関して、筑紫は自らが『週刊金曜日』の編集委員 である事実を隠したまま、こんなコメントを述べている。 被害者の動揺を誘う北朝鮮の戦術に乗せられているだけ だ、という批判がある一方では、いくらコントロールを働 かせても当人の肉声の中にはいろんなそれを超える情報が あるという評価もあります。これは事実を知らせるという 事を一番の仕事としている報道にとっての永遠のテーマ 「ジレンマ」だと言えます。(平成14年11月14日) この「批判」の通り、ジェンキンス氏の日本への帰還後、こ の時の発言は、北朝鮮政府に脅迫されたものであったことが明 らかになっている。 ■9.北朝鮮コネクションの一員!?■ 『週刊金曜日』は北朝鮮当局の許可を得て「独占インタビュー」 を行い、「北朝鮮の戦術」に沿って、家族の強制された発言を そのまま報道した。北朝鮮との相当なコネクションがあると見 るのが自然である。さらに、その編集員である筑紫哲也はあた かも第三者のような顔をして、記事を擁護するコメントを述べ た。筑紫哲也も北朝鮮コネクションの一員と見るのが、自然だ ろう。 弊誌449号では、韓国内に、言論界を含め4万2千人もの親 北勢力が巣くい、世論工作を通じて親北政権を合法的に樹立し ようとする工作が成功しつつあることを紹介した[b]。同様の 世論工作が、日本で行われていないはずがない。 ここで紹介した偏向報道の事例を見れば、筑紫哲也が自覚し ているかどうかは別にして、News23が北朝鮮にコントロールさ れた世論工作メディアの一つである、との疑いを禁じ得ない。 (文責:伊勢雅臣) ■リンク■ a. JOG(235) 朝銀〜金正日の集金マシン 在日朝鮮人同胞をも食い物にして北朝鮮に違法送金していた 朝銀に1兆円もの公的資金投入!? b. JOG(449) 「内戦」状態の韓国 韓国は、親北朝鮮勢力と自由民主主義勢力 とが激突する内戦 状態に陥っている。 ■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け) →アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。 1. 中宮崇『天晴れ! 筑紫哲也NEWS23』★★、文春新書、H18 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ おたより _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ■「筑紫哲也の描く異界」に寄せられたおたより Kazyさんより 筑紫哲也の発言で未来永劫許せないと思い、また、かつ、こ の男の考え(日本人のことを我がこととして捉えることができ ないどころが虫けら同然とみなしている)を象徴していると私 が思うものが有ります。 それは、阪神大震災のときに、火災の煙が立ち上る神戸市街 を見て「いやぁまるで温泉地のようです」と言い放ったことで す。この煙の下には、瓦礫の下敷きになったり、或いは、その 状態で生きながら焼け死んでいく人たちがたくさんいたにも関 らず、まるで、それを無視するかのようなこの発言に心底怒り に震えたことを覚えています。 おそらく、そのことを突っ込んだら、「画像を見て思わず口 にしてしまった。悪意は無かった。」程度のコメントが出てく ることと思いますが、「思わず口にすること=顕在的潜在的に 関らず普段から思っていること」ということを前提にすれば、 その根底に流れているものは自ずから明らかと思います ■ 編集長・伊勢雅臣より 同胞への思いやりがないのですね。どこの国を祖国だと思っ ているのでしょうか?© 平成18年 [伊勢雅臣]. All rights reserved.