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■■ Japan On the Globe(607)■■ 国際派日本人養成講座 ■■ Common Sense: 日教組、教育界の「北朝鮮」 少数派が権力を握って、一般教員の自由な志 を踏みにじる構造は、かの国と同じである。 ■転送歓迎■ H21.07.19 ■ 37,795 Copies ■ 3,154,004 Views■ ■1.「教育の政治的中立はありえない」■ 「政治を抜きに教育はない」とは、民主党の代表代行かつ参院 幹事長を務める輿石東(こしいしあずま)議員が、その支持基 盤である日本教職員組合(日教組)の第97回定期大会で語っ た言葉である。 輿石議員自身、日教組傘下の山梨県教組(山教組)の元委員 長で、今年1月に都内で開かれた日教組の会合でも、「教育の 政治的中立はありえない」「日教組とともに戦っていく」と述 べている。[1] よくも言ったり。「(教員は)特定の政党を支持し、又はこ れに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならな い」と定めた教育基本法、および教育公務員の政治的活動を制 限した教育公務員特例法を完全に無視した発言である。 輿石氏がその選挙活動において、山教組の教員たちを使って きた実態を見れば、これが言葉の上でのことだけではないこと が、よく分かる。 ■2.山教組の違法な政治資金集め■ 山梨県では、日教組の組織率が95%に及ぶ。この組織が輿 石氏の違法な政治資金集めにフル活用されていた。平成18 (2006)年3月21日の産経新聞は次のように報じている。[2] 山梨県教職員組合(山教組)が民主党の輿石東参院幹事 長を支援するため、政治団体を通じて組織的に選挙資金を 集めていた問題で、県教委は二十日、違法な資金集めに関 与した山教組役員や校長ら十四人を懲戒処分とするなど、 計二十四人を処分した。 処分は、政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で罰金命 令を受けた山教組の長田英和財政部長が停職三カ月、カン パ要請書の作成に関与した山教組書記長とカンパを集めた 校長・教頭十二人が戒告。山教組の秋山俊一委員長は文書 訓告、支部書記長九人は厳重注意とした。 山教組の違法な政治資金集めとは次のようなものだ。輿石氏 の選挙が近づくと、氏が顧問を務める山教組の政治団体である 「山梨県民主教育政治連盟」(県政連)から資金集めの指示が くる。ボーナス時に校長3万円、教頭2万円、一般教員1万円 の強制カンパである。これとは別に選挙前の年の2回のボーナ ス時にも、校長1万円、教頭7千円、一般教員5千円が徴収さ れる。[3,p154] 総額数千万円から1億円におよぶと推定される資金カンパは 学校内などで現金徴収され、領収書も発行されず、使途も明か されていない。 県政連はこのカンパを政治資金収支報告書に記載していなかっ た。この「政治資金規正法」違反により、財政部長らが罰金刑 を受けたわけである。当の輿石氏は「金を集めたのは県政連で あり、自分とは直接関係がない」としらを切っている。 ■3.選挙活動にも教員を動員■ 選挙運動にも山教組が動員されている。輿石氏の政治団体で ある「輿石東とともに明日を開く会」は、後援会入会に関して 組合教員にノルマを課している。ノルマは入会カードで一般教 員が80枚以上という。親族・知人・友人だけで消化できる数 ではないので、自分の受け持っているクラスの父兄を頼ること になる。父兄も子供たちをいわば「人質」としてとられている ので、教員からの依頼を断ることはできない。 選挙になると、教員たちは平日夜や土曜日に地域の教育会館 に集められ、友人、知人、教え子宅への「電話作戦」に使役さ せられる。選挙のポスター貼りも夜間や休日に命ぜられる。 学校内で選挙対策会議が開かれることもあるそうだ。さらに 輿石氏が選挙前に各学校を挨拶回りすると、そのたびに授業を 中断して教員が集められたこともあったという。 こんな山教組になぜ95%もの教員が加入しているのか。一 つには「脱会希望者はノイローゼになるまでいじめられる」と いう現場教員の証言が寄せられている。 もう一つは、山教組が教員の人事権を完全に握っており、県 や市町村の教育委員会の要職も組合出身者で占めているからだ という。選挙運動や政治資金集めに熱心な教員ほど昇進が早く、 逆に不熱心だと、僻地に飛ばされたり、昇進試験を受けても合 格できない、という。 まさに北朝鮮とそっくりの一党独裁の恐怖政治が、山梨県の 教育界で行われているのである。これでは大半の良心的な教員 も、しぶしぶカンパに応じたり、選挙運動をしたりするしかな いであろう。これが「政治を抜きに教育はない」という輿石氏 のセリフの意味するところである。 ■4.学校給食1食895円■ 国家国民の富を収奪する点でも、日教組は北朝鮮とよく似た 手口を用いている。鎌倉市議会議員として日教組支配と戦って きた伊藤玲子氏は、その一環として、あまりにも高額な学校給 食の問題を議会で質したことがある。 一食あたり、なんと895円。そのうち食材費は220円に 過ぎず、残りのほとんどが人件費であった。これは専門の調理 師を雇っているからで、彼らは市の一般行政職と同様、昇給も、 ボーナスも、退職金・年金までが支払われる。しかも一般行政 職が年間265日出勤するのに対し、夏休みなどはすべて休み になっている。 給食の調理師に、なぜこんな厚遇が許されているのか。実は、 ほとんどの調理師は学校教員や市の職員たちの妻を縁故採用し たものだった。 伊藤氏はこの件を議会で追及し、調理員をパートにするよう 求めた。すると、組合員たちが一斉に伊藤氏の所に押しかけて きた。「あんなことをやったら子供たちに安心して給食を出す ことができない。給食にパートなんか使うことはできない」と わめいた。伊藤氏が「あんたたちはずいぶん失礼なことを言う のね。今どき街のお弁当屋さんはほとんどパートじゃないか」 と言い返してやると、彼女らは黙って帰っていった。 調理員をパートにすることで、給食費は一年目に895円か ら640円、後に600円にまで下がった。[3,p54] ■5.「日教組は法律違反を堂々と行う」■ 日教組と戦う伊藤氏のもとには、市民からも様々な訴えが寄 せられた。その一つに、ある中学校では、週に24時間も授業 を抱える教員がいる一方で、4コマしか持っていない教員がい る、という訴えがあった。「これは不公平ではないか。いった いどうなっているのか」という訴えであった。 伊藤氏が、その学校の時間割表を調べたところ、週に4時間 しか授業を持っていない教員は、湘南教職員組合(湘南教組) の副委員長だった。当人は月、火、木、金の1時間目しか授業 を受け持っていない。他の教員の平均は約18時間なので、あ きらかに異常である。授業は週4時間だけにして、あとは組合 活動に従事している疑いが濃厚だった。 そこで伊藤氏は教育委員会に情報公開を求めた。学校から教 育委員会に提出された時間割表では、当該教員は週10時間授 業を行ったように記入されていた。伊藤氏が別ルートで入手し た時間割表と比べると、当該教員の部分だけが、授業時間を追 加して記載されている。明らかな資料改竄(かいざん)であり、 「虚偽公文書作成罪(刑法157条)」に当たる犯罪である。 伊藤氏はこの事実を市議会で取り上げ、教育長に事実調査を 迫った。調査の結果、教育長は「この学校長に質したところ改 竄が認められました。今後は正直に届けさせます」と答弁した。 伊藤氏はこう語る。 公文書偽造という犯罪行為を平然と行い、それをさらに 「事なかれ主義」で隠蔽する校長や教育委員会。これがい い加減な学校現場の実態の一端だ。日教組は法律違反を堂 堂と行うのだ。[3,p83] ■6.授業をさぼって政治集会■ 授業時間中に組合活動をすのは、一部の幹部だけでなく、多 くの教員が「教育研究集会(教研集会)」に参加するという形 でも大規模に行われていた。 伊藤氏は、平成11(1999)年10月14日午後から翌日にか けて行われた集会を例に挙げている。14日午後の授業は休み となり、15日は3割の教員が集会に参加したので、二クラス 合同で自習時間などが設けられていた。生徒の「学ぶ権利」な どは平気で無視されている。 その集会への参加者は、司会者、運営委員、発表者だけで、 2日間で延べ約750名にのぼった。聴講のみの教員も含めれ ば、さらに膨大な人数となる。しかも会場として川崎市のある 高校が、平日に使われていたのである。 その内容としては、「いじめ」「学級崩壊」などもあるが、 「人権」「平和」「環境」「共生」「民主的な職場・学校づく り」といった分科会が開かれ、「日の丸・君が代反対を市民活 動に広げていく」とか「教え子を再び戦場に送るな」という主 張が討議されている。明らかな政治集会である。 しかも参加者のほとんどは出勤扱いで、その時間中も給料が 支払われている。これは勤務時間中に組合活動を禁じている地 方公務員法の違反である。この点を伊藤氏は市議会で追及した。 ■7.「赤い貴族」たち■ この件が産経新聞に報道されると、文部省は神奈川県教育委 員会の責任を問いただした。慌てた県教委は各市町村の教育委 員会あてに、教研集会は年休扱い、あるいは授業終了後にする よう通達した。 さらに伊藤氏は、平成12(2000)年12月、「教職員が勤務 時間中に組合活動に使った時間分の給与の返還を求める」訴訟 を横浜地方裁判所に起こした。 判決は平成15(2003)年10月に下り、給与の返還こそ実現 しなかったが、組合主催の教研集会は、あくまでも組合活動で あり、これを研修扱いとした校長の承認は裁量権の範囲を超え て「違法」であるという判断が下った。 この他にも、夏休みに「自宅研修」と称して、組合活動やレ ジャーにいそしむ、という手口もある。東京都大田区議会議員 の犬伏秀一氏の平成12年度の調査によると、ある区立中学校 の教員30人のうち、「研修」と「週休(土曜日の出勤分を夏 休みに振り替えること)」を合わせて30日以上とっていた教 員が18人もいたという。しかも「研修」として届け出されて いたのは、「移動教室の細案作り」「一学期評価まとめ」など の項目がわずか一行のみだった。 北朝鮮のような共産主義国家においては、党幹部になれば 「赤い貴族」として、働かなくとも国家と国民の富を搾取して 豊かな生活を送れる。授業をせずに組合活動に精を出したり、 自宅研修と称してごろごろしていても給料が貰える、というの は、まさに「赤い貴族」のミニ版である。 ■8.「類は友を呼ぶ」■ 日教組は北朝鮮と同様の体質を持っているだけではない。 「類は友を呼ぶ」と言うように両者は親密な関係を続けてきた。 平成10(1998)年、日教組の川上祐司委員長は北朝鮮に出向 き、100万円のカンパを行い、今後も日教組と北朝鮮の教育 文化同盟などとの交流を深めることを確約している。その前年 に「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」が結成され、拉致問 題がすでに広く知られていた時期である。 槙枝元文・元委員長は、平成15(2003)年1月の日教組の教 研全国集会でも北朝鮮賛美のメッセージを発したことが報道さ れている。この人物は、長年にわたる日朝友好親善への貢献に より、北朝鮮から平成3(1991)年に親善勲章第一級を授与され ている。 日教組と北朝鮮の親密な関係は今も続いているようだ。福岡 市の水城四郎・市議会議員は「朝鮮総連の関連施設に対する課 税問題」で長年、戦ってきた。その成果として、福岡高裁は 「朝鮮総連の関連施設への税の減免は違法」との判決を出し、 平成19(2007)年に、最高裁でもこの判決が支持された。 その動きに異を唱えたのが、「福岡市教職員組合執行委員長 N・S」である。ホームページに「水城の暗躍により、朝鮮 総連に課税がかけられそうだ。そんなことをされては、福岡市 域外の市町村まで波及してしまう。たまったものではない。皆 で阻止しよう」と呼びかけた。これを受けて、左派系市民団体 が財務局長への集団抗議を計画していた。 教師がここまで露骨な政治運動を展開し、議会活動を妨害し たことで、水城議員はNの懲戒免職を教育委員会に求めた。教 委はNを厳重注意処分に処し、水城議員のところに謝罪に行く よう指導した。Nは水城議員を訪ねたが、開口一番「謝罪をす るつもりはない」と強弁。激怒した水城議員が「いつまで革命 ゴッコをやっているんだ」と一喝すると、Nは「革命ゴッコと は何事だ! 訂正しろ!」と逆に食ってかかる始末だった。こ ういう人物が「福岡市教職員組合執行委員長」だったのである。 ■9.我々国民一人ひとりが親として、有権者として■ Nの「革命ゴッコとは何事だ!」というセリフは、彼らが本 気で革命を目指していることを表している。そして、民主党が 政権をとれば、その教育政策は輿石東・代表代行の日教組路線 がとられるだろう。「政治を抜きに教育はない」という山教組 の実態が全国に広がりかねない。 ほとんどの北朝鮮国民は共産主義など欲していないだろうが、 権力を握る少数が一般国民の権利と自由を踏みにじり、その富 を収奪している。 日教組も同じである。ほとんどの教員は子供たちの教育を第 一義に志している真面目な教育者だろう。しかし彼らの良心も 志も、権力を握る少数派によって無法にも踏みにじられている。 明日の日本を背負う子供たちを育てるという崇高な使命を持 つ教育者が、そのような組織的犯罪の犠牲になって良いものだ ろうか。そういう事態を防ぐためにも、我々国民一人ひとりが 親として、有権者として、日教組の組織的不正を見逃さずに批 判の声をあげ、また日教組と戦っている教師や政治家を応援し ていかなければならない。 (文責:伊勢雅臣) ■リンク■ a. JOG(114) 恐怖と無法の広島公教育界 「自分の選ぶ道がどこにもない」と言い残して校長は自殺した b. JOG(442) 「科学から空想へ」 〜 現代日本の教育思想の源流 「子供の権利」「自己決定権」「個性尊重」など の教育思想の 源泉にある「空想」。 ■参考■(お勧め度、★★★★:必読〜★:専門家向け) →アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。 1. 産経新聞、H21.07.07、「『政治を抜きに教育ない』民主・輿石 氏 日教組大会で持論」、東京朝刊、5頁 2. 産経新聞、H18.03.21、「山教組役員ら24人を処分 違法資金集め」、 東京朝刊、28頁 3. 伊藤玲子『中山成彬はなぜ日教組と戦うのか』★★★、 ベストセラーズ、H20 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ おたより _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ■「日教組、教育界の『北朝鮮』」に寄せられたおたより 山梨県・敏男さんより 日教組問題を取り上げていただきありがとうございます。1 つだけ、重箱の隅論かもしれませんが、悪質な日教組の悪知恵 をご紹介いたします。 (1)県教委には実は法的には教員の処分権限はない。にもか かわらず、先手を打って 県教委が世間体からも【違法 教員を処分した形】を作った。地教委はいつもは県教委 から指導される立場であり、教員を処分すると言う主体 性を示すほどの見識を示すことはできなかった、という より県民対教育界というなかでは、県教委も地教委も同 じ仲間なのです。 (2)教員の処分についての表現は・・ 「地方公務員法違反」ではなく、「地方公務員法違反の 疑いを招いた罪」として訓告等の処分を発表し、幕引き を計った。 (3)処分者が昇進した事例が2例 ■平成16年12月27日 19名の処分を発表 ■平成17年3月26日 処分者が校長に昇進 ■平成18年3月21日 14名の懲戒処分を含む24名の処 分を発表 ■平成18年3月25日 処分になった教頭が校長に昇進 つまり、県教委の処分は、履歴に瑕がつかない処分 (論拠は上記(2))なので昇進しても問題ない・・・ という甘い処分?なのでした。 それ以降、山梨県はこの件に言及せず、何ら解決していない。 これが現実なのです。人事権も山教組が持ち、実質教育界を支 配している山教組ですから改善・改革などは一切期待できない のです。 ■ 編集長・伊勢雅臣より こうしたやり方は、北朝鮮など共産主義国家に共通ですね。© 平成20年 [伊勢雅臣]. 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