12/21/97:伊豆海洋公園(IOP)ダイビングの報告

  12/21/97(日)日帰りの東伊豆海洋公園ダイビングの報告です。週間予報では、寒波が来ると言っていたが、2、3日前からは寒波の来る日が後ろにずれた。7:10am自宅を出発。そんなに冷え込んでない。道はガラガラ。真鶴道路は旧道(\200コース)、熱海の海岸道路は使用せず135号線。伊東の先で135号線を下り、川奈方向へ。夏などの135号線が渋滞する時の抜け道だ。今日はやけにすいすいだ。時間があるからちょっと遠回りでもOKだ。富戸で海の様子を見る。ウネリが思ったより入っる。IOPは大丈夫かな?とにかく行ってみるしかない。9:15に蓮着寺脇の駐車場に着いた。夏には\1000だったのが\700/1回(←1日でないところがミソ。はっきり言って不便です)になっている。自宅から2時間5分なんていうとベスト記録かもしれない。有料道路で来れば2時間切ってたかも。でも集合時刻の10:00amまでにはずいぶんと時間がある。

  まずentry point見に行った。もうentryしてる人がいる。潜水禁止って訳じゃなさそうホッとするものの結構ウネリはデカイ。IOPダイビングセンターでの受け付けの時、今日のコンディションは潜水注意となっているのを確認した。また、その時、どこかのショップの講習なのかインストラクターらしき人が「海がこんなだからキャンセルさせてください」と言ってるのを聞いた。うん。確かに初心者は今日は止めた方がいい。そんなウネリだった。ポイント生情報とタンク引き替え券(こんなのができてました。確かに以前みたいに何も無いのでは1本分の予約で2本3本潜っても分からなかったと思う。)を受け取り、準備を開始した。

1本目(#275):

ポイント名: 1番の根

陸上の気温:14℃、水面18℃、水中15℃、曇り時々晴れ

透視度:15m、透明度:27m以上

最大水深:27.1m、滞底時間:40分

  水面移動で2の根に行きたかったが、ウネリがきついため、波酔いするかもってことで、今回はおとなしくあきらめた。entryも結構浅めの所でさっさと潜り、ゴロタのかけ上がりでサージを受けながら1番の根を目指した。キンチャクダイ、タカノハダイ、ミギマキはうようよしてる。でも一緒懸命キンチャクダイの写真を撮ろうと追いかけてるダイバーも見かけた。根の先端とカメ岩との間を抜けて根の裏側に回った。今回はライトを持って入ったので岩の裂け目の中の生物も良く見える。サラサエビがやはり多い。ここですごく久しぶり、8年以上ぶりで30cm級のルリハタを見つけた。ふと岸の方を見るとコブがりりしい60cm級のアオブダイが悠々と泳いでいた。んーデカイ!次はチェックポイントのクマノミの岩。サンゴイソギンチャクにクマノミはadult2、young-adult1がいた。ミツボシクロスズメ多数がこれを取り巻いていた。水面を見上げると、キビナゴの群れの中に70cm級のブリが突っ込んだ。デカイ!カッコイイ!今日は大物づいている。まだまだ時間とエアがあるので2番側に進んでみた。イラ、ブダイ、シラコダイ、ササノハベラ、オトヒメベラが目につく。砂地に進んでみた。すると、40-50匹のムレハタタテダイがいた。固まっているんじゃないので写真に撮るのはフレーミングが難しい。前評判ではクエがいると言われてた穴を覗きに行ってみたが、オオスジイシモチ、ハタンポのみ。カメ岩の先を回っキンギョハナダイ幼魚の群れを見て、1の根の窪みに沿って浮上しながらイザリウオ探しをしたが見つからなかった。そしてゴロタのかけ上がりをチョウチョウウオとか見ながら帰ってきた。

  ダイコンの進水式では無事機能確認もできた。深みでドライがスクイーズぎみになった時、給気バルブより冷たいものを感じた。空気を一杯いれてる時は問題無いのだが...。上がってみると、Tシャツの前面が濡れてた。

2時間16分休憩後の2本目(#276):

ポイント名: 砂地からブリマチ

陸上の気温:12℃、水面18℃、水中16℃、曇り時々晴れ

透視度:10m、透明度:25m以上

最大水深:25.6m、滞底時間:42分

さて2本目は砂地を攻めます。いきなり砂地に行ってもブリマチで飽きるので、また1番のカメ岩に行ってからということにした。カメ岩では、7cm位のかわいいルリハタとツノダシがいた。ドライスーツがスクイーズ気味になった時、1本目よりもひどく入水した。そのまま、岸と平行に砂地に下りて行った。魚礁にはクリスマスツリーが沈められていて、Merry Christmasの文字もあるし、ちゃんと飾り付けもされていた。最低2本のツリーを確認したが、他にもあったかもしれない。夏にはあれほどびっしりいたサビハゼが全然いない。サビハゼも季節物なのだろうか?砂地にはスズメダイとマツバスズメダイが入り乱れていた。そのままブリマチ方面へ行った。時間とエアがまだまだあるので、まず沖の方へ振った。ブリマチでも沖の方へ行くとトサカとかが増えてくる。そのままゴロタを深度を浅めにUターンする感じで進んだ。今日は、クロホシイシモチがいっぱい群れている。とその時、ウメイロ発見。私にとって始めての遭遇です。タカベでもウメイロモドキでもないウメイロです。後日写真判定結果をここに載せてみたいと思います(忘れなければ)。さて後はのんびり帰り支度という感じになった時、大きな影が前方を横切った。デカイ!60cm超級の、かすかに横縞模様が残るイシダイだ。何と3匹が岩と岩の間から出てきたり入ったりしている。堂々たる泳ぎ、正に勇姿。50cm級アオブダイが横を通りすぎても、なんだアオブダイか、小さいじゃないかと思ってしまった。ゴロタと砂の境を伝って戻ってきた。かけ上がりではウツボ、トラウツボ、アオヤガラ、ニザダイ、ネンブツダイ、ソラスズメダイ、ホンソメワケベラ付きのアカハタ、そして色が茶色に見えた(水深が深い訳でもないから赤じゃないと思ったが?)いかにも赤だったらホウセキキントキっていう感じの魚w/ホンソメワケベラがじっとしてた。これはゴマヒレキントキなの?一応35mmレンズをつけたNIKONOS-Vのシャッターを押したので、後に写真判定できるかもしれない。最終エグジット3:00pmに十分間に合ってエグジットした。ウネリのせいでエグジットは大変。体力の衰え(そして運動不足)を感じた。

 写真判定の結果、ウメイロは有効な証拠資料とはならないものの、ほぼ間違いないと思います。一方、ホウセキキントキの方はただのデカイ(35cmといえば並みじゃない!)だけのメバルでした。どうもおさわがせしました。(01/16/98 記)

   伊豆海洋公園ダイビングセンター利用。タンク2本で\4000(税込み)、施設使用料\2300(税込み)、ウエイトは持参のため無料(借りると\525)。駐車場が\700。交通費は実費でした。

 


11/8/97: 富戸ダイビングの報告

11/8/97(土)日帰り東伊豆富戸ダイビングの報告です。静岡県伊豆地方、波浪注意報! えええ!そんなあー、台風25号だって??TBSの台風情報、風アメダスを朝晩チェックの日々が続いた。こんな気象情報が幸いしたか、連休に囲まれたただの土日だったからか?幸運にも道はすいすい。小田原厚木道路より先は一般道路でのんびりドライブ。でも余裕で現地集合場所の今回利用したサービス、SEA FRONTに集合時刻9:00前に到着。今回ガイドについてくれたのは、SEA FRONTの紅一点、土肥綾子さんでした。施設の説明とかを受け、9:30に出発となりました。SEA FRONTは宿泊施設もあるので、洗い場、干し場は充実してました。直前まで、ウエットにするかドライにするか迷った挙句、せっかく修理したドライの首を試すためにも、そして、2本終わってからお昼と聞き、1本目で水没してもそのまま2本目行っちゃえーということでドライを選択。SEA FRONTのワゴン車に乗り込み富戸の漁港に着く。だいぶんダイバーの数はピーク時に比べて減ったというものの まだまだ多い。さて、きょうのポイントはヨコバマだ。私は初めて。台風25号の影響は全くと言っていい程ない。天気もいい。よかったよかった。1本目はイソギンチャクの群生のある岩側に決めた。ブリーフィングの時、何か質問はありませんか?というお決まりのガイドさん発言を待ってましたとばかりに、すかさず「イザリウオって見れますかねー。」と聞く。しかし期待に反して、「ちょっと前まではいつもいたんだけれど最近見てないんですよねー、奥に隠れちゃったんでしょうか?」「ガーン!せっかく楽しみにしてたのにー」と失望でいっぱいになり、ヤマドリのオスが見たい、ムレハタタテダイが見たい、....とかは吹き飛んでしまったのです。じゃあ来年の10月頃にまた来るっきゃないすかねー、てな感じでエントリー。

1本目(#273):

ポイント名: ヨコバマ

陸上の気温:11℃、水面20℃、水中18℃、晴れ

透視度:11m、透明度:25m

最大水深:27m、滞底時間:50分

岩側コースである。エントリーしてすぐにソラスズメダイの大群が向かえてくれた。これぞ、秋の伊豆!岸側の岩場では、****イソギンチャク(名前が分かりません、知ってる人は是非教えて下さい)がすごく多い。単独では結構どこでも、あるのですが、こんなに多いのはここが初めて。クマノミもいるが、1cm強のミツホシクロスズメが多くて丁度かわいいサイズ。トサカの近くではネンブツダイ、コスジイシモチ、オオスジイシモチがかたまっている。その時、土肥さんが何か「せんせいミニ」に書きはじめた。これは何か見つけたな、と思い待っていると、そこにはヤマドリって書いてあるじゃないですか。しかもオス。追い立てて「せんせいミニ」の上に乗せて第1背ビレを開かせてたところを見せてくれた。初めて見たんです。背ビレを開いてるところ。いきなりやってくれるじゃんという感じ、うれしい。更に、岸に平行に進むと岩があり、コケギンポがいるのを教えてもらった。トウシマコケギンポとコケギンポの違いが分かりません私。またまた、何やら書いている土肥さん。ベニイザリウオだって!?ヤッターこれも私、初めてなのです。色は白。岩場にいるのがベニ...で砂地にいるのがただのイザリウオでしたっけ。とか考えてると、目の前にすごい数のムレハタタテダイついに来てくれちゃってます。ハタタテダイが群れてるからムレハタタテダイっていうんだと思ってる人いませんか?(何を隠そう、この私でした)群れるのがムレハタタテダイ、群れないのがハタタテダイということのようだ。根が切れて砂場になるところでヤセアマダイと、クロイトハゼのペアを見て引き返した。帰りは少し沖側の砂と岩の境界を帰った。ムチカラマツにガラスハゼ。マクロ写真ではまたかという感じの被写体だが、ライブでは初めて。クエやホンソメワケベラクリーニング状態のユウダチタカノハや10匹位のアカカマス、それから伊豆の定番キンギョハナダイ、コガネスズメダイ、マツバスズメダイとかを見ているとまた何か来たぞ。次はなんだー。えーまたベニイザリウオ。今度はオレンジだ。まあ、ショー自体はこれで終わりっていう感じだったが、EXポイントまでで見られた魚は、カワハギ、ニザダイ、クロユリハゼ(幼)、カミナリベラ、ムスメベラ、オハグロベラ、ササノハベラ、ウミタナゴ、ヒメジチョウチョウウオ、アオヤガラ。スロープの手すりにつかまって楽々エグジット。いやーすごい。充実の50分であった。というよりもやや消化不良ぎみ。リクエストした、しようとした魚は全部見れたのです。

この時期エビ網漁のため最終エントリーが14:00なのです。

1時間27分休憩後の2本目(#274):

ポイント名: ヨコバマ

陸上の気温:11℃、水面19℃、水中17℃、晴れ

透視度:10m、透明度:20m

最大水深:29m、滞底時間:48分

さて2本目は砂地です。今だから白状しますが、はっきり言って、砂地をナメてました。消化試合ならぬ消化ダイビング、くらいにしか思ってませんでした。でも、プロのガイドにかかれば、いるわいるわで、1本目とは違った生物をいっぱい見せてもらったのです。水中ライトで何やら砂を照らしている土肥さん。また、何か書いている。ゴマウミヘビ。砂に潜って顔だけ出してる。これが噂の砂に潜るウミヘビかーと感心してしまう。何せ、ウミヘビと言えば沖縄とかで見れるシマウミヘビか伊豆ではモンガラドオシ位しか知らなかったので、泳いでいない姿はちょっと想像を超えていました。ちなみにこいつは、俗にパクパクと呼ばれていた種で最近和名が付いたそうだ。潜り者が続いて、ハモ、モンガラドオシ(潜っているのは初めて見た)と来た。ミノカサゴも現われるが誰も見向きもしない。すると、ホタテウミヘビが泳いできた。こっちは潜っているのをよく目撃されるらしい。どっちにしても私は初めて見た。ホウボウ2匹が羽を、失礼、胸ビレを広げて各々の方向へ飛び去った。ホウボウを追いかけていると
   自分の真下にヒラメがいた。続いてダルマガレイもお目見え。サビハゼがびっしりの所ではネンブツダイもいる。それから色と模様が親とほとんど同じヨスジフエダイの幼魚5cmくらいがすごくかわいい。そしてカンカンカンというタンクの音で沖に目をやると、イナダ4匹の補食シーン。獲物は何だか見えなかった。急に水が冷たくなった。ウエットの平岡さんは寒いだろうな。でも平気そうに見える。海草につかまっているタツノイトコを見せてもらって、帰り方向に向かう。コロダイの幼魚を久しぶりで見た。メイチダイの幼魚も数匹固まっている。その他見た魚は、マダイ、キタマクラ、アカエイ(ヒラタエイでしたっけ?)、泳ぐウツボ、ゴンズイ玉、アオリイカ、等でした。

   エキジット後、思わぬ魚の種類にまたまた盛り上がっていたのでした。SEA FRONTに戻りシャワーを浴び、器材を干して昼食。お勧めのツナおろしスパゲッティーが結構いける。ウマイ。食後のログ付けを初めようかというところで、ガイドの土肥さんが水中地形図に今日行ったコースを書き込んで持ってきてくれた。しばし、あれ見た、これ見たという感じで見た魚を図鑑と照らし合わせて確認した。

   シーフロント利用でタンク2本、ガイド、昼食付き、施設利用料込みで\12000+taxであった。交通費は実費。


10/1/97: 三浦半島城ヶ島ボートの報告

10/1/97(Wed.)の三浦半島城ケ島ボートダイビングツアーの様子を報告します。さわやかな秋晴れだが少し寒い。今シーズン朝の最低気温を記録したという。快適に横々を走り予定通り9時に城ケ島ダイビングセンター前に到着。去年の今頃、センターの建物はあまりはやってなさそうなレストランだった。城ケ島でダイビングができるようになってまだ1年経ってないんじゃないかと思う。京急バスの城ケ島バス停の先にある漁港からのボートダイビング。

1本目(#271):

  ポイント名: 岩骨(いわぼね)

  陸上の気温:21℃、水面21℃、水中21℃、晴れ

  透視度:8m、透明度:12m

  最大水深:26m、滞底時間:48分

  漁港を出て相模湾の方向。ブイに伝わって潜行する。大潮のため潮が速い。オオパンカイメンにつかまったらちぎれてしまった。反省。すそ野の広い大きな根(自体は見えなかった)沿いに行く。ネンブツダイの群れがやたら大きい。1m離れても17mmレンズからはみ出てしまう。寄れる。あまり逃げない。ニザダイ混じりの大型メジナも群れているし(40cmくらいのも中にはいた)40cm級のイナダも遠くだが回ってきたのが見れた。うわさ通りの回遊魚シーズン。キュウセンが多い。チャガラは群れてなかった。イシダイもクチジロになりかけの大きなのがいた。イシガキダイも10cm級だがいる。釣り人にはたまらないポイント。アジも多い。他にはシラコダイ、メバル、キタマクラ、ハコフグ、ウツボなどがいた。種類は伊豆海洋公園程ではないが数が多い。イボイソバナガニは撮れているか?不安。

1時間43分休憩後の2本目(#272):

  ポイント名:神楽高根(かぐらたかね)

  陸上の気温21℃、水面20℃、水中20℃、晴れ

  透視度:5m、透明度:9m

  最大水深:25m、滞底時間:41分

  漁港を出て、城ケ島大橋の下をくぐり、東京湾方面。灯台の沖辺り。潮はほとんど無い。岩骨より透視度悪い。茶色系が強い感じ。3枚の岩盤があってオーバーハングしている。その先は根の先端になっている。ここは吹き上げの潮がかかることがあるとのことだったが、今回はなかった。ここでイサキの大群と出会った。次から次へとイサキが流れていったという感じ。岩盤の一番下の砂地には30cm級の小さなエイがいた。全般に魚はあまり多くないが、ソフトコーラルは見事。7月に行った伊東を彷彿とさせる。先端にはムチカラマツもある。伊豆海洋公園1番の根のカメ岩にもあるナシジイソギンチャクがあった。ピンクと白のスナイソギンチャクもいた。ウミウシも発見(名前は不明なので、写真鑑定する予定)。おもしろいなと思ったのは、シモフリウミシダがウテナウミシダにくっついているパターンを結構数多く見かけたこと。見た魚は他に、カサゴ、ハオコゼ、メバル、スズメダイ、チャガラ、イラ、カミナリベラ、ササノハベラ、キュウセン、マハタ、マダイ、ウミタナゴなど。



8/11-13/97: North Shore, Oahu, HIの報告

8/10-8/15、Turtle Bay Hiltonに滞在し、FLIPPERS SCUBAのKen Nicholsにガイドをお願いしました。North ShoreはHonoluluからtaxiを使っても約1時間(約US$85+tip)もかかるオアフ島の北の端に位置するTurtle Bay Hiltonからアクセスするしかないようでした。キャンプ場などの利用を除くと、宿という意味では他に選択の余地が無いのでは?と思いました。他にご存じの方いましたら教えて下さい。Waikiiのホテルに泊まってThe Bus (どこまで乗ってもUS$1ポッキリ)で行くなら片道2時間かかりますし、膝に乗る位までの手荷物しか持ち込めないからやはり苦しいです(通路に置くのもダメ)。時間が許すならレンタカー(日本の自動車運転免許を認めている=国際免許不要=NYもそうらしい、CAはダメ)で北まで行くっていう手はありますが、延々続くパイナップル畑の風景に居眠り運転だけは気を付けてくださいね。今回、私は2回目のハワイでした(前回はJun.,1994に Berkeley, CAから行きました)。今回は、17th IUVSTA Workshop: GaN and Related Materialsで招待講演を行うために参加することが目的でした。Informal discussionの時間を利用してダイビングに行きました。Kenには事前にE-mailで向かえに来てもらう時間とかを打ち合わせていました。Turtle Bay Hiltonへのpick-upは無料です。

Turtle Bay Hilton Golf and Tennis Resort
57-091 Kamehameha Hwy, Kahuku, HI 96731
Phone: (800) 221-2424

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さて、ダイビングの報告です。

朝は風が無く、いい天気なのに昼から雲が出てきて風も吹くっていう感じの天気がずっと続いていました。風のせいで浅瀬にはサージが入っているとのことでした。KenのFLIPPERS SCUBAは、shore dive (日本語ではbeachといいますが)を得意としていて、世界的に映画の撮影とかで有名なSunset Beachの近くに連れていってくれました。

8/11/97 (Mon.) 1本だけ (#267)(US$65.00+tax 1日に2本潜る費用(US$85)を考えたら割高だけど、仕事で来ている事を考えればしかたない=旅費は会社持ち、滞在費は学会持ち)

   ポイント名: Three Tables

陸上の気温26℃、水面24℃、水中24℃、曇り

   透視度:水面3m (entry point)、水中15m、透明度:最大水深以上

   最大水深:12m、滞底時間:55分

   風、波、うねり無し。浅い所少しサージあり。エントリーは砂のビーチより。比較的平坦な岩地にやっと通れる位の穴(caverns)が多い(一緒に潜ったDivemasterのtraineeのWayanと後で話していたら、Kenは異常にcavern loverであることが判明した)。砂地にテンスモドキみたいな魚がいた。冬場はサーフィンのメッカとして知られるように波がきついためsoft coralは育たないのだそうだ。あるのはcaliflowerばかり。しかも小さい。赤いバラの花の様なegg mass of the Spanish Dancerを初めて見た。キンメモドキの仲間のHawaiian Bigeye1匹。小さいスズメダイがものすごくcaliflowerに群れていた。水の中で見るPotter's Angelfishは図鑑の写真なんかより実物が遥かにきれい。wrasseも固有種(endemic species)が多かったが、17mmレンズでは被写体が小さくなりすぎて無理。ツユベラの幼魚がいたるところにいてかわいい。縞模様のオジサンは白黒の縞に見えたが、図鑑では赤白の帯だった。Pfluger's goatfish。アカヒメジ(yellowfin goatfish)の群れは個体が小さい。チョウチョウウオはmilletseed, ornate, fourspot, teardropが印象的。ハギ、モンガラ類はなかなか臆病で写真撮らせてくれない。Green sea turtleは1m級のが2匹出た。でもケラマと比べたら、遥かに魚の数少ないし、地形もおもしろくない。それでも"One of the Top Twelve Shore Dives in the World" Scuba Diving Magazine, July 1996.なのだそうだ。

8/12/97 (Tue.) 1本だけ (#268)

   ポイント名: Sharks Cove

陸上の気温25℃、水面24℃、水中24℃、晴れ

   透視度:水中12m、透明度:最大水深以上

   最大水深:14m、滞底時間:64分

   風、波、うねり無し、サージもほとんど無い。サメはいないが、covesの形がサメに似ているからではないかと言われいるようだ。地形はdive#267のThree Tablesよりおもしろい。壁や穴が結構ある。potter's angelfishがきれいだ。egg mass of the Spanish dancerは2個見つけた。オトヒメエビのようなエビもいた。white-banded goatfishをよく見たら、double-bar goatfishとmany-bar goatfishの2種類いるようだ。ornate butterflyfishとかツノダシがえらく大きい。20cmは超えている。カスミアジbluefintravallyは20cm級の小型だが2匹回ってきた。スズメダイ、アキレスタング、パロットフィッシュはどこにでもいる。cavernは入るのがおもしろい。中から見る外の水の青がすごくきれい。砂地にはテンスやオビテンスモドキの幼魚がいっぱいいる。小さいながらも40cm級のgreen sea turtleが泳いでいた。アオヤガラcornetfishも多いポイントであった。

8/13/97 (Wed.) 1本目 (#269)

   ポイント名: Sharks Cove

陸上の気温25℃、水面24℃、水中24℃、晴れ

   透視度:水中12m、透明度:最大水深以上

   最大水深:14m、滞底時間:48分

   風、波無し、サージが少しある。cavernがきれい。でも中には何にもいない。何と初めて白黒(白赤かもしれない)のイザリウオを見た。Green sea turtleは1匹でいたのが2回、2匹でいたのが1回、計4匹見れた。小さいイセエビspiny lobsterがあなからヒゲを出していた。#268のコースとは別のコースを行き、やはり、下側にorange soft coralがびっしりついているfingerまで行った。今回は、ここでfourspot butterflyfishの写真を狙ってみた。ウミウシや、そのegg massも狙ってみた。カスミアジはまた来た。

8/13/97 (Wed.) 2本目(#270)

   ポイント名: Sharks Cove

陸上の気温25℃、水面24℃、水中24℃、晴れ

   透視度:水中12m、透明度:最大水深以上

   最大水深:13m、滞底時間:50分

   サージ変わらず。Cavernを3つ程通った。Kenはやはりcavernが好き。きれいなのはわかるけど、もう少し透視度がないとねー。bottom dewellers, wall dwellersをwide-angle接写でねらってみた。photo撮れなかったが、endemicのbluestripe butterflyfishはとてもきれい。ヨスジフエダイのチョウチョウウオversionといった感じの配色。ウツボもいろいろのがいた。今回のHawaiiのダイビングで初めてカメに会わないダイビングであった。図鑑で見ない様な小物(接写)がよく撮れていればいいなと思う。


7/31/97: 海洋公園ダイビングの報告

7/31/97 (Thu.)の海洋公園ツアーの様子を報告します。朝、まだ雨が残る中出発。 東名で事故があったもののそれ以外は道は順調。さすが平日。 海洋公園に着いた頃には雨はあがっていました。

ダイビングの様子はログブック形式で書いてみます。

1本目(#265):

   陸上の気温29℃、水面21℃、水中20℃、曇り

   透視度:水面10m、水中15m、透明度:最大水深以上

   最大水深:25m、滞底時間:45分

   風、波、うねり無し。ゴロタのエントリポイントから海洋実習用のブイまで水面移動してから潜行。こんなきれいな海洋公園は、 one of the best。イサキの群れが美しい。キンチャクダイも久しぶり。砂地へ出て魚礁に寄った。ウツボとシラコダイだけが迎えてくれた。期待のマダイもいないので、1番の根に向かった。オハグロベラ、ミギマキ、タカノハダイ、ニザダイ、キタマクラ、キュウセン、ツマグロハタンポ、ウツボ、トラウツボ、メジナ、イラ、ブダイ、ネンブツダイ、オオスジイシモチ、ササノハベラ、ニシキベラ、ハコフグ、カサゴなどを見ながらクマノミの岩に行った。まだ小さいながら、クマノミ2匹を確認。他の岩にも結構いる。40m級のアオブダイの姿もみられた。更に砂地の所までいったが、アオリイカの卵はなかった。ここでもイサキの群れに遭遇。ショートドロップオフを伝って1番の先端を周り、トゴットメバルを見ながら帰って来た。

昼食をはさみ、2時間26分休憩後の2本目(#266):

   陸上の気温29℃、水面21℃、水中18℃、晴れ

   透視度:水面8m、水中12m、透明度:最大水深以上

   最大水深:27m、滞底時間:50分

   平日だというのにダイバー増えてきた。そのせいで透視度低下。まっすぐショートドロップオフを目指した。下へ行くと寒い。1番の先端でユウダチタカノハ発見。スズメダイと少しのソフトコーラルを後にして砂地に出た。テッポウエビ(不在?)の穴 に逃げ込んだハナハゼ2匹がいた。番人のダテハゼはしらんぷり。びっしり並んでいるサビハゼの写真を撮って、魚礁経由でブリマチ方面に向かった。アオリイカの卵も少ないけれどあった。20-40cm級の親が守っている感じ(近くにいただけ?)。15cm 級のマダイが1匹通りすぎて行った。ブリマチのゴロタに来ると大きいイワシと10cmに満たないアジのすさまじいばかりの超大群がこのあたりを埋め尽くしていた。こんな光景は初めて。帰りまだエアーがあったのでオクリダシの入り江に寄ったがイバラカンザシはいなかった。エントリポイント近くの大岩の裂け目にイタチウオが向こう向きに入っていた。

私にとって7年振りの海洋公園でしたが、ダイビングサービスのシステ ムや、行くまでの道の様子はずいぶん変わってしまったものの海の中は なつかしさでいっぱいでした。それにコンディションが最高だったので とても楽しめたと思います。9月10月になって、南方の魚が増えてきた ら、また行ってみたいです。