夭折の芸術家

蔦谷一行作品集

私家版としていた詩画集も掲載

銅版画127点、彫刻26点、絵画10点、他に詩画集の中にも、銅版画42点掲載。

1994年度、山形新聞選出による郷土出版物の最優秀賞を受賞


 彼の作品は、生涯に渡り彫刻・版画を合わせて約500点ほどが制作された。この数が多いのか少ないのかは、他人の判断するところであるが、38年の生涯の内、音楽から遠ざかる20歳以降の18年間に集中している。

 生涯、孤高を守り、美の女神との遭遇のみを追求め、歴史という厳しい眼にさらされても残りうるものをと願って生き続けていたところ、病魔に侵され発病後たった数日で急逝してしまった。

 残された、美術の友人を代表して、同じグループ『LEGENDS』の鈴木満氏が編集を、写真は、特に実力のある須賀信夫氏が撮影し、発行責任は、子供の頃からの友人である私、小関が担当したものです。