補助ノート 2000/10/22 現在

アリーmyラブ3
第2話『未知の世界へ』

  • 【登場人物】弁護士達です。くわしくは、 アリー3のHP を。(無断リンク)

    ネル(女)
    リン(女)・・・ネルの友人
    ジョン(男)・・・ネルの恋人
    リチャード(男)・・・リンの恋人

  • 【場面その1】ネルのいる部屋にリンが入ってきて。

    「リン。」
    「リンは、どうでもいいの。私ゲイになりかけている。」
    「なんですって?」
    「夢に出てきたのよ。キスシーン・・・女性との。」
    「だから?」
    「だからだって!」
    「もう、やめてよリン。女同士のキス願望をもっているヘテロの女なんて珍しくないって。 私なんかもっと変な願望もっているんだから。」
    「どんな?」
    「それは・・・人には言えない。」
    「私ならいいでしょ。こっちだって、恥をしのんで打明けたんだから。分かち合うのが友達でしょ、ネル。」
    「おお、すごく意外な言葉。あなたが分かち合うなんて。」
    「いいから言ってよ!どれぐらイヤラシイ願望なの?」
    「ね、本気で知りたい?」
    「もちろん!・・・ぜひ聞かせて。」
    「わかった。・・・ときどきねぇ、想像しちゃうの。お尻を・・・叩かれるところ。」
    「うそ!」
    「実行する気はないわよ。それに男に凌辱されたいわけでも支配されたいわけでもないから。」
    「お尻叩き!?」
    「ずっと前に読んだのよ。『メイドにお仕置』って本。それで・・・ よく分からないけど、なんか、そうゆうのに、ゾクっときて。 ちょっとあるじゃない、ビクトリア朝的なおもむき。」
    「だけど、ネル、ぜんぜん、らしくないっ!、そんなされるがままなんて。」
    「でもない。そのてのサークルで主導権は、お尻。はじめるのも終わるのもね。」
    「会報でもあるわけ?」
    「リン。大丈夫、SMに走ったりしないから。それに好奇心を満足させようなんて事も、ぜんぜん考えてない。 ただ、その・・・やっぱり願望があるのは、否定できない。」

    その時、部屋の前にジョンがやってくる。ぐうぜん、下記のセリフを、立ち(盗み)聞きしてしまう。

    「男の人に、お尻を、叩かれたい。ビシャッ。ピシャッ。ピシャッ。私の白いお尻が、ピンク色になるまで・・・」

    おどろいて、立ち尽くすジョン


  • 【場面その2】ジョンリチャードの会話。

    「リチャード。話しがあるんだ。緊急事態。」

    リチャードを、個室に引っ張て行くジョン

    「お尻を!」
    「そう。」
    「お前にそう言ったの?」
    「僕に言ったんじゃなくて、リンにそう言ってた。」
    「リンもぶたれたいのかな?」
    「それはないよ。彼女も驚いてた。とにかくリチャード、僕は、ベットで冒険するタイプじゃない。 痛いのがうれしいなんて、ものすごい、違和感を感じちゃって。」
    「なー、一度もそんなそぶりは見せず?」
    「ないよ。」
    「そっかぁ。なー、そんな うろたえるなよ。まず、ここでやるべきはー、腰を落ち着けてだ。ネルのオケツを叩くことだ。」
    「リチャード。」
    「こう膝に乗せて、」
    「やめろよ。冗談じゃない。それは暴力だ。僕は、その、ベットの冒険者じゃないし、そんな、」
    「ジョン、ちょっと落ち着けって。お前は、自分の事しか考えてない。ネルの事は心配じゃないのかよ。 そんなことで、悩んでいたら、カウンセリングも必要だ。リンに打明けたのは、助けが欲しいって、なんらかのシグナルかも? とても心配だ。彼女こそが、一番苦しんでいるはず。だから、ここは、あー、ペンペンしろ。泣いて喜ぶぞ。」
    「もういいって。」
    「ジョン。待て。」
    「は〜」
    「そんなの、ぜんぜんマシ。リンなんか、エッチなエッチな夢見ちゃってさぁー。」
    「今、なんて言った?」
    「まったく、」
    「それ、どういう事かな?」
    「わからん。はっきり言えるのは、俺達が、ベットで・・・満足させてないって事だ。」


  • 【場面その3】インターネットでお勉強するジョンリチャード

    「見ろよ、ネルだけじゃない。成人女性の30%が、お尻を叩かれたいって願望をもってる。」
    「それって、暴力だろ。」
    「フロイトも言ってるぞ。痛みは興奮をもたらすって。」
    「フロイトは、なんにでも興奮する変態だから。」
    「おう」
    「でも、30%も。」

    ピピー

    「おおっと、見ろよコレ。よく、女性がベットで髪をとかして、ブラシをナイトテーブルに置くのは、それでぶって欲しいという願望の表われである。」
    「うそだろ。ネルもたまに、ベットで髪をとかしている。まずいよ。ちゃんと話し合わなきゃ。」
    「それは、よせ。やめとけ。彼女を喜ばせたいんなら、」
    「もう、こんどは、なに?」
    「ほら、不意打ちが、興奮度をより高める。」
    「男としての自信を取り戻すなり、またこんな、難問とは。」

    ビシビシ!
    「アウ!」
    ビシビシ!
    「アウ!アウ!」
    (パソコンから音声が流れる・・・覗き込む二人)


  • 【場面その4】男女共同トイレにて。ジョンネル

    「あら、ジョン。今日見たのはじめて。」
    「え。ああ、そう、そうだった。目につくとこにいたのに。」
    「可愛い」

    ジョンにキスするネル

    「会いたかった。ねえ、よかったら、うちにこない? ごはん作るから。」
    「いいよ。」
    「じゃ、そうねー、お尻が痛くなるぐらいのエスニックなんて、どう? たまには、冒険しなきゃ。」
    「いいよ」
    「コート取ってくる。」

    トイレから出て行くネル
    頭の中が真っ白になって、立ち尽くすジョン


  • 【場面その5】再び個室にて。ジョンリチャード

    「じゃ、メシ食って、すぐ退散?」
    「いたたまらなくて。髪とかしだすんだ。ペニスラケットサイズのブラシでさ・・・そっちは?」
    「寝返りうたれちゃって。膝ツボも効果なし。なーんか、ひたすら拒絶のバリアはられてる感じ。どうしたんだろ、俺たち。 バリバリのー、セックスマシンだったのに。」
    「僕は、決めた。足踏みはパス。今のジョン・ケイジが駄目なら生まれ変わる。」
    「つまり?」
    「脱皮する。2回目の。いざ、天下の風に乗って進まん。」

    プー(ジョンの、オナラと鼻の音?)

    「追い風だぁ」
    「生まれ変わる。もう一度。」
    「うぅ。」


  • 【場面その6】寝室にて。ジョンネル

    「ふぁ〜、はやく眠れて、すごっい嬉しい。もう、クタクタ。ふぁ〜、一日中、立ちっぱなし。印刷屋さん行って、」

    ブラシで髪をとかしだすネル
    それを凝視しながら、緊張のジョン

    「どうしたの?」
    「あ、別に。瞳孔を鍛えていただけ。視力を良くする為にね。」
    「あぁん、ジョン。そんな視力上がったりしないわよ。瞳孔鍛えたって。笑顔セラピーの先生のおすすめとか?」

    ネルにキスするジョン

    「こういうの好き。」
    「びっくりさせる物がある。」
    「え! そうなの? 何?」
    「ああ、ちょっとしたプレゼント。ベットサイドの床に。」

    取りに行こうとするネル

    「違う。こっち側。うん。」
    「ジョン。取ってくれる?」
    「だめ。」
    再び、ネルにキスするジョン

    「床に置いてあるのを見なきゃ。」
    「何、たくらんでるのよ。」
    「いいから、見てよ。」

    すごく、嬉しそうな笑顔を浮かべて、ジョンの膝におおいかぶさりながら、床下を見ようとするネル。(OTKスタイル)
    スカートをまくって、素早くブラシで、ネルのお尻を叩くジョン。(6〜7回ぐらい)
    「キャー!!!」と悲鳴を上げながら、立ち上がるネル

    「ちょっと、何考えてるのぉ!?」
    「ポプ・・・ポプ・・・」
    「痛いじゃない! なんのマネよ、いったい!」
    「ポプ・・ポプ・・」
    「警察呼ぶとこよ!逮捕されて当然って事なんだからね!」
    「ポプ・ポキ・ポプ・・」
    「もう、出てって! さっさと帰って!」
    「ポキ・ポキ・・・ンガァ・・・」

    ポキポキ言いながら、悲しそうに部屋から逃げ出すジョン
    ジョンは、ポプキシと言いたかったらしい。ポプキシ=ジョンにとっての、言葉を出やすくする為のキーワード。造語です。)

    「この、変態野郎!」

    お尻を何度もさすりながら、痛そうに顔をしかめているネル


  • 【場面その7】バーにて。リチャードリン

    「今どこにいるの? ああ、そう。いやー、そのうち、向こうも治まるって。なぁ、ここ聞きづらいから、また後でいい? こっちから、かけ直すからー。じゃー。」

    携帯を切るリチャード

    「どうしたって?」
    「クッキーの奴、ネルのオケツ叩いて、追い出された。」
    「お尻叩いたの? ・・・なんでまた?」
    「話すと、すごく、長いから。リン、ねぇ、踊らない? ここんところ、君が恋しくて。」

    踊りに行く二人♪




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