あるフランス映画サスペンス(セリフ) ( No.174 )
日時: 2020/06/06 21:38
名前: REDCHEEKS

だいぶ昔にテレビで見たフランス映画にこんなセリフがあったな(残念ながら映画の題名は覚えていない)。

まず筋書きとしてはこうなんだ。
ある一人暮らしのフランス人女性の家に、男が忍び込んだんだな。
物音に気付いた女性が、銃を持って物置に行くと、男と鉢合わせ、とっさに射殺してしまった。
そこで狼狽えた女性は、警察に届けることなく、死体を遺棄してしまったんだな。
ところが殺された男は、アメリカ軍の脱走兵、ということで話が複雑になっていく。
アメリカから派遣された捜査官が、じわりじわり女性を追い詰めていくというサスペンス。
まあ最終的には、穏便に処理されるのだけれど、女性が自白する課程で、面白いセリフのやりとりがあったね。

追い詰められた女性は、捜査官に物を投げつけるなど、子供っぽい反撃に出る。そこで、

捜査官: 「ガキか?」「お尻ぶつぞ!」
女 性 : (キョトンとした表情)
捜査官: 「私があなたのお尻を思いっきり引っぱたく、あなたのお尻は真っ赤に腫れ上がるぞ!」

それを聞いた女性は、急におとなしくなって、白状するんだな。

なぜ捜査官は具体的に説明したか? 言葉の壁があったんだろうね。

お尻叩きの事を、英語ではスパンク、フランス語ではフェシーという、しかしそういう単語は学校では教えないから、言葉が通じないんだ。

でも捜査官のこの "超具体的な" 説明を聞いた女性は、急におとなしくなったということは、子供時代にフェシーで躾けられてたんだろうね