呑兵衛は、創業昭和21年。山口県宇部市　豊かな瀬戸内の魚貝をたっぷり。

大切なお客様の接待。そんなあなたの疑問にお答えします。知れば安心、究極の接待ノウハウ集。すこしでもお客様の一助になればと作成いたしました。

接待の目的

接待は、とりわけビジネスにおける接待は、直接的な利益をもとめる場ではありません。そこを勘違いしては絶対にいけません。かえって気を悪くされ、マイナスの印象をもたれることがままあります。

• 相手との濃い人間関係を築くことを、第一の目的とする。
• つきつめた商談はひかえる。
• 相手に心理的圧力をあたえない。「接待」というワードはNG。
• 見返りをもとめない。その方が、よほど効果的です。

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事前の準備

接待の心得　　得意先であれ、遠来のお客様であれ、恩人・先輩であれ、相手に感謝とお礼の意が伝わらなければ意味ありません。惰性でする接待はかえって逆効果の結果となります。愉快な時間を過ごしたと喜んでいたただくためには、事前の準備が必要です。それにはまず、相手の好みや、趣味、傾向を知るのが第一歩です。

• 会食か、ゴルフか。和食か中華か、イタリアンか。
• お飲み物や、献立の好み。嫌いな食材、アレルギーの有無。喫煙者かどうか。
• 部屋か、カウンターか。にぎやかな雰囲気、静かな場所、人目にふれない完全個室。
• 会話好きかどうか。相手によって聞き役、話し手の比重があります。仕事以外の会話のネタも相手に合わせて準備しておきましょう。
• 酒好きなお客様の場合、可能なら二次会も設定します。
• お客様によっては、お土産も用意しておく。とくに遠来の方など、相手がお土産を持ってこられることもあります。

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店の選定

相手の好みに合わせるのが基本です。だからといって、ふだんづかいの店では喜ばれません。ワンランク以上の店を選ぶか、おなじ店だとしてもワンランク以上の料理や飲み物、場所を設定します。

• ワンランク以上の店、料理を設定。
• 料理の内容や、サービス、飲み物のラインナップなどを確認しておく。

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お客様の誘い方

最近は接待禁止の会社もありますが、たとえそうでなくとも、接待にネガティブな職場もあります。お客様をお誘いする場合、そうした職場環境を心得ておかねばなりません。会社によっては上司の許可や既定のフォーマットがあることもあります。気持ちよく接待に応じていただけるよう、事前によくリサーチして、アプローチすることが肝心です。

• けっして接待を前面にださない。「接待しますので来てください」は完全アウトです。
• たとえば「ご紹介したい店があります」「いろいろご指導いただきたいので、お食事でもいかがでしょうか」など、婉曲に好意を伝えてください。
• 当然、日時については相手の都合を最優先する。

　　　　　

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接待の当日

接待とは、ひとつの「対話」です。相手に応じて、千変万化。一定のフォーメーションはありません。たとえば、あからさまな世辞や追従はたいてい嫌がられますが、そういうことを好む方もたしかに存在します。状況に対応して、即座に戦術を変更してゆく必要があります。誰しも持ち上げられて嫌な気はしません。いかなる場合でも「無礼講」などありえません。

• 早めに、少なくとも十分前には店に到着し、お客様をお迎えする。
• 部屋に入る時は、お客様を先に、自分は最後に。
• お客様は奥の席にご案内する。主賓は上座の真ん中。自分は、いちばん入口に近いところに着席。
• プライバシーに踏み込むような会話は避ける。政治・宗教・思想などのテーマも要注意。
• 飲みすぎず、相手にも飲ませ過ぎぬようこころがける。
• 先に帰らず、お客様を送る。タクシーの手配など。場合によっては、タクシーチケットを用意しておく。

　　　　　

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