ふりむきトッポ

権勢症候群(アルファ・シンドローム)とは

飼い犬が家族の中で「自分がリーダー」だと思ってしまうことによって
引き起こる症例を「権勢症候群(アルファ・シンドローム)」といいます。

以下に挙げる症例に思いつくところはありませんか?
散歩の時、引き綱をどんどん引っ張って犬が先に歩いていく
       犬が散歩の主導権を握っている
ブラッシングやシャンプーの時、噛み付く
       嫌なことをする相手に罰をあたえる
おとなしくなでられていたのに急に噛み付く
       うっとおしいと思った途端キレる
家族の見ていないところで放尿する
       家の中でリーダーとしての縄張りを印つけている
いつも家族が座っているソファーに居座り、どけようとすると歯を剥く
       家族の居場所をリーダーである自分が支配する
これらの症例が、すべて権勢症候群にあてはまるとは限りませんが
共通して言える事は、「自分がリーダーだ」と思い込むことにより
飼い主の命令をきかなくなり、気に入らない事をされるとこらしめてやろうと
リーダーの位置を確保する行動からくるものです。