ようこそ ノシロ語の ホームページ 12号へ

                平成13年 (2001)  2月28日 (補訂、令和 3年 (2021) 1月 1日)



    今号は、
修飾詞構成詞節理詞自然詞 についてご案内します。ホームページ9号から
    続いた
最新ノシロ語文法 Version 3.1 のご紹介は 当12号 をもって完了 します。
    
9号 〜 12号 までお読み頂けば、殆どすべてのノシロ文を完璧に書き、話すことが出来ます。 
    尚、この後の ホームページ13号 は 文法と一体化した基本単語 500語のご紹介、14号は
    国際標準単語 と その部首 をご案内致します。


     (注1) 修飾詞、構成詞、節理詞、自然詞はノシロ文法を支える基本単語なので部首はありません。  
     (注2) ノシロ語は20年以上にわたり改良・強化され、最新 Version 3.1 となっています。
     (注3) 当ページ12号を A4紙に印刷 (余白は5mm程) すると約35ページになります。



1) 修 飾 詞 しゅうしょくし 

修飾詞は全部で90語ある。 修飾詞は、1類 と 2類で 置かれる位置が異なる(真逆になる)。 1類の修飾詞は、
名詞 (代名詞、動名詞) や動詞 (形容詞、稀に副詞) の 置かれるから 置詞だが、 2類の修飾詞は名詞や
動詞の 置かれるので 置詞 である。 文字も僅か一字だが異なる、即ち、1類の修飾詞の語尾に L を付
けると、それが2類の修飾詞となる。

位置だけを考えると、2類の修飾詞は英語の前置詞 (at, in, to, 等) に近いが、英語の前置詞は名詞や代名詞としか
結び付かないのに対し、ノシロ語の修飾詞は数は少ないが 動詞 (形容詞、稀に副詞) と結び付くものもある。

修飾詞は名詞と結び付くものと、動詞と結び付くものに大別される (以下の )。 両者合わせて90語。

. 名詞と結び付く修飾詞 84語
  
   名詞 (代名詞、動名詞) と結び付く修飾詞は 84語。 全て一語一意。 但し、是非覚えておきたいのは十数語。

   その84語中、 EF (2類は EFL)、 EG (EGL)、 EN (ENL)  の三つは名詞だけでなく、動詞 (形容詞、稀に副詞)
   とも結び付く スーパー修飾詞 である。


. 動詞と結び付く修飾詞 6語
  
    上記の 84語とは別に、動詞とだけ結び付く修飾詞が 6語 ある(以下)。

   BI  (2類は BIL)、 CI  (CIL)、   DI  (DIL)、   FI  (FIL)、   GI  (GIL)、   JI (JIL))


修飾詞は単独で用いられることはなく、常に 名詞 (代名詞、動名詞も) 又は 動詞 と結合して、修飾句 即ち
形容詞句 や 副詞句 を形成する。 形容詞句は名詞や代名詞を修飾し、副詞句は動詞、形容詞、副詞、又は
文全体を修飾する。

これ等の修飾句 (即ち、形容詞句 か 副詞句) は、1類の場合、前から後ろ(右隣)に続く被修飾語を修飾し
2類は、後ろから前(左隣) にある被修飾語を修飾する。

  (注1)  副詞句は、動詞、形容詞、副詞を修飾するが、単にこれ等一語を修飾するのでなく、文全体を修飾することもある。

   (注2)  動詞 と結合する修飾詞 BI (2類は BIL)、 CI (CIL)、 DI (DIL)は、平成
24年から加えられたもので、英語の
       to不定詞 や as のような使い方をする。 平28. 09. 01 (Version 2.7) には、更に、FI (FIL)、JI (JIL) が追加されて、
       動詞と結び付く修飾詞は、BI、CI、DI、FI、JI  の五つとなった。 名詞と結び付く修飾詞 EJ も新たに追加された。
       更に、
Version 3  (平28. 10. 02) では、動詞と結び付く修飾詞 GI が追加されて合計6つとなった。
      又、三つの修飾詞 EF/EFL,  EG/EGL,  EN/ENL は、名詞だけでなく、動詞、形容詞、副詞 とも結び付くように
      機能強化された (後出 1-2 )。

   (注3)  形容詞が名詞や代名詞を修飾したり、副詞が動名詞を修飾する場合で、名詞や代名詞や動名詞が省略されて、
          形容詞や副詞だけが残っている場合が稀にある。 この場合は、修飾詞は見掛け上、形容詞や副詞と 一組になる、
       即ち、名詞や代名詞や動名詞は姿が見えなくなっているので、1類は、 形容詞 +
修飾詞 と いう形になり、
      2類は、
修飾詞 + 形容詞 という形になることがある (この点は、今は気にしなくても大丈夫)。

再述になるが、名詞 (代名詞、動名詞) と結合して(一組になって)修飾句を作る場合も、動詞と結合して修飾句を
作る場合も、1類と 2類 では修飾詞の位置が になる。 先ず、名詞と結合する修飾詞を学び、その後に、動詞
と結合する修飾詞を学ぼう。


1−1. 名詞 代名詞、 動名詞 と結合する修飾詞 (全部で84語)

1類の修飾句の形 :  名詞 + 修飾詞

2類の修飾句の形 :  修飾詞 + 名詞

  (注1) 1類の修飾詞は名詞のに置かれるから 後置詞、 2類の修飾詞は名詞のに置かれるから
      前置詞
である。 この場合 (つまり2類の修飾詞) だけは、英語の前置詞と似たものになる。

  (注2) 英語とは異なり、修飾詞と結合する名詞 (代名詞、動名詞) は、常に原形 (主格と同形) にする。
      即ち、英語では前置詞と結び付くときの名詞や代名詞は目的格にするが、ノシロ語では原形にする。
      例えば、英語の with me は、ノシロ語では、 I IZ  (1類) や IZL I  (2類) となる (IZ/IZL = with)。
                           アイ イズ          イズル アイ 

  (注3) 1類の修飾詞の語尾に L を付けると 2類の修飾詞 になる。


被修飾語まで書き出すと以下のようになる。 1類の修飾句は被修飾語を前から修飾し、2類の修飾句は被修飾語を
後ろから修飾する。

  () 修飾句とは 形容詞句 (名詞や代名詞を修飾する) と 副詞句 (動詞、形容詞、副詞、又は、分全体を修飾)
      のことです。

1類:  名詞 + 修飾詞 + 被修飾語

2類:    被修飾語 + 修飾詞 + 名詞

  (注1) 見やすいように修飾詞をで示し、修飾句には下線を、修飾される被修飾語を太字で示す。
  (注2) 修飾詞と結合する 名詞 (代名詞、動名詞) は、常に 原形 (常に主格と同形) にする。


名詞と一組になる修飾詞の例として  UT  ウトゥ (2類は UTL ウトゥル ) と、 IZ  イズ (2類は IZL イズル) を見てみよう。

例: 東京帰る  (〜へ、は 修飾詞  UT/UTL。 2類の UTL は英語の前置詞 to に相当)

1類: 東京 UT 帰る       トウキョウ ウトゥ カエル  (日本語だと、 東京  帰る)
2類: return UTL Tokyo      リターン ウトゥル トウキョウ  (英語だと、  return to Tokyo)

  () 「帰る」 は被修飾語。 「東京」 は原形 (これしかないが)。 1類は 「東京」 が修飾詞  UT と
      結合して修飾句 (ここでは副詞句) を形成し、被修飾語 帰る前から 修飾している。
      2類は Tokyo  が修飾詞  UTL  と結合して修飾句を形成し、被修飾語の return
        後ろから 修飾している。 1類の修飾詞の語尾に L を付けると 2類の修飾詞になる。


例: 一緒に 帰る  (〜と一緒に、は 修飾詞 IZ/IZL で、2類の IZL は英語の with に相当)

1類: SE IZ 帰る     セ イズ カエル  (日本語だと、 私 と一緒に 帰る)
2類: return IZL SE      リターン イズル セ  (英語だと、 return with me)

  (注1) 帰る、は被修飾語。 SE を英語のように SE-O (目的格) にしては駄目。 修飾詞と一組にする
        名詞 (代名詞、動名詞) は必ず原形 (主格と同形) にするので、 SE-O ではなく SE とする、
       即ち、「私と一緒に」 は、英語では with  me  だが、ノシロ語では with  I  とする。

  (注2) 1類の修飾句 SE  IZ は被修飾語の 帰る を前から修飾詞し、2類の修飾句  IZL  SE  は
                  被修飾語 return を 後ろから修飾している。


例文: あなたは  一緒に  東京  帰りますか。       () IZ と UT の二つが入る文。

1類: ?  ME  SE IZ  東京 UT  帰る
2類: ?  ME  return  IZL SE  UTL Tokyo

   (帰る と return は被修飾語。 SE は原形。 1類は二つの修飾句 (SE IZ と 東京 UT、どちらも副詞句) が
         被修飾語の 帰る を前から修飾し、2類は二つの修飾句 (IZL SE と UTL Tokyo) が被修飾語の return
      後ろから修飾している。 修飾句というのは、副詞句と形容詞句のこと。


名詞 (代名詞、動名詞) と結合する修飾詞 (全84語) は、 A、 I、 U、 E のいずれかで始まる 2字語 又は 3字語だが、
2類の修飾詞には必ず語尾に L が付くので、 3字語 か 4字語になる。 頻繁に使われるのは84語のうち、精々10数語
であり、それを覚えると ノシロ文を書くのが楽しくなります。 他方、動詞と結合する修飾詞 (最後に学びます) は僅か6語で、
両者合わせて計90語。 ノシロ語は、英語のように一語が幾つもの意味や役割を掛け持つことはなく 全て一語一意なので、
初学者にも易しい言語 (混乱しない)言語です。


名詞 (代名詞、動名詞) と結合する修飾詞 (全84語) をまとめて以下にご紹介しましょう。

● A で始まる修飾詞

 () 1類の修飾詞のみ示す。 語尾に L を付ける (ABL、ACL ...の如く) と直ちに 2類の修飾詞 になる。

修飾詞  読み方          意味   対応する英語            注意 (例)
AB アブ 〜について about
AC アツ 〜の代わりに instead of
AD  アドゥ 〜に拠れば according to
AE アエ 〜を除いて except for
AF アフ(f) 〜の後の、後で after 境界を含むなら TAF。以後の、に
AG  アグ 〜に対抗して against 例 a (当表の下の 例 a を見てください)
AI  アイ  〜までの、までには (期日)  by  
AJ アジュ  〜から(成る)、〜で(出来ている) of consist (vi) of  の  'of '
AK アク 〜を横切って across
AL  アル(l) 〜があれば、〜が居れば with 例 b
AM アム 〜の間の、間で among, between 英語のように2つ、3つ以上の区別せず
AN アヌ 〜と比べて compared to 比較表現
AO  アオ 〜の上の、上で above 境界を含むなら TAO
AP  アプ 〜の向かい側の、向かい側に opposite 例 c
ARP アルプ 〜の周りの、周りに around
AS アス 〜以来の、以来 since
AT アトゥ 〜で(場所) at, in 場所の大きさ広さは無関係にいつもAT(L)
AU アウ 〜を通る、通って、通りぬけて through
AX  アシュ 〜の割りには considering 例 d
AY アユ 〜による、〜によって(手段) by, with 例 e  人、道具、事柄など区別なく使う
AZ  アズ 〜としての(同格候補、可能性) as 例 f (主に当てはめに用いる)

例 a : ミサイルに対抗して、ウィルスに対抗する、敵に対抗する
例 b : ナイフがあれば、あなたが居れば、浮輪があれば
例 c :  都庁舎の向かい側の(間に道路や川や空間がある)、広告塔の向かい側に
例 d :  アマチュアの割りには、低価格の割りには
例 e : 彼によって、政府によって、猫によって、ナイフで、車で(に) ... 受動態の文では殆ど必須の修飾詞
例 f : 県知事としての宮本氏 (未決定、可能性)、ナンバーワンとしての日本 (日本は No.1 になれるか)


● I で始まる修飾詞 (1類の修飾詞のみ示す。 語尾に  L  を付けると直ちに 2類の修飾詞 になる)

修飾詞  読み方            意味     対応する英語         注意 (例)
IA イア 〜を経由した、〜を経由して via ニューヨーク経由の、経由で
IB イブ 〜の側(そば)の、〜の側で by 位置(池のそばで写真を撮る))
IC イツ 〜までの、〜まで until, till, upto ある時 (点) までの動作の継続
ID  イドゥ 〜のせいの、〜のせいで、〜なので because of / due to 理由、原因。 例 a (当表の下)
IE イエ 〜という単語中の文字や音声 as in 断らなければ最初の文字。 例 b
IF  イフ(f) 〜に関する限り(他はともかくとして) as far as concerned 例 c
IG  イグ 〜上手な、〜上手に good in 〜 例 d
IK イク 〜の前の、前で in front of
IL  イル(l) 〜に似た、〜のような、〜のように like,  as 例示。例 e
(EM はよく似てるが本質は違う)
 IM イム 〜からの、〜から from 開始点、開始時
IN イヌ 〜の中の、の中で in,  inside 境界を含むなら TIN。〜以内の
IO イオ 〜の利益の為の、為に for 例 f
IP イプ 〜に並行した、〜に並行して parallel to 例 g
IRP イルプ 〜の後ろの、後ろで behind, back of 例 h
IS イス 〜の外の、の外で outside 境界を含むなら TIS。〜以外の
IT イトゥ 〜の中へ into
IU  イウ 〜の最中の、〜の最中で in the midst of 例 i
IX イシュ 〜のとおり (現物の提示) as 例 j
IY イユ 〜に加えての、〜に加えて in addition to 例 k
IZ イズ 〜と共に、〜付きの、〜と一緒の with 例 l

例 a : さびしさの故に、技術革新のせいで、遅刻のせいで、制度変更のせいで、心臓発作(死ぬ)
例 b : America A、 俯瞰俯。 IE-2 (2類は IEL-2) と書けば2番目の文字という意味、IE-3 なら
      3番目の文字を表す。 (例) America  IE-4  r  は、「America の四番目の文字 r 」 という意味で、
      2類だと、 r  IE-4  America  と書くことになる。 (注) 修飾詞 IN も使えるが、IE は専用の修飾詞。
例 c : 私に関する限り(他の人はいざ知らず)、 この問題に関する限り(他の問題はともかくとして)
例 d : 水泳が上手な、デザイン上手な、数学が得意な、数学が得意になった
例 e : これに似た、このような、このように、彼のような、彼のように
例 f :  彼の利益のために(彼の為に)、会社の利益のために(会社の為に
例 g :  甲州街道に並行している青梅街道
例 h :  私の後ろの人、パソコンの後ろのコップ、行為の背後の悪意
例 i :  ゲームの最中の、交渉の最中で、私は試験の最中
例 j :  以下のとおり (as follows)    (注) 例示よりもむしろ現物の提示
例 k : これに加えてのそれ、鉄道輸送に加えて航空輸送、証拠に加えての自白
例 l : リボン付きの箱、恋人と一緒の彼の写真、子連れの白鳥
     (注) 〜会社で働く、という時の 「で」 は、場所の AT (ATL) より、この IZ (IZL) の方が良い。
        病院で級友に出会った、では場所の AT (ATL) になるが。


● U で始まる修飾詞 (1類の修飾詞のみ示す。 語尾に  L  を付けると直ちに 2類の修飾詞 になる)

修飾詞  読み方           意味     対応する英語           注意 (例)
UA ウア 〜にとって to 彼には(難しい)、私にとって(幸運)
UB ウブ 〜の of 所有、帰属 (東京の大学)
UC ウツ 〜無しの、無しで without
UD ウドゥ 〜下の、下で(数量、程度、位置) under 境界を含むなら TUD。以下の、に
UE ウエ 〜に(驚く、怒る) at,  with 喜怒哀楽の原因。 例 a (当表の下)
UF ウフ(f) 〜から離れた、離れて off
UG ウグ 方位角度で at
UJ  ウジュ  〜の姿 (格好) で、〜の状態で  at, in  例 b  
UK ウク 〜という、〜としての、〜である of,  as 同格(確定したもの)。 例 c
UL  ウル(l) 〜に似ず、とは異なり unlike 例 d
UM ウム 〜以内の、以内で within
UN ウヌ 〜に接する、接して on 接触している状態。 例 e
UO ウオ 〜前の、〜前に before 境界を含むなら TUO。 例 f
UP ウプ 〜に基づいた(て)、〜からすると upon, seeing 〜 例 g (推論するときの論拠も含む)
URP ウルプ 〜の間の、〜の間に(期間) during 例 h
US  ウス 〜だけど、〜に反して despite 例 i
UT ウトゥ 〜の方向の、〜の方向へ to 例 j
UU ウー 〜に続く、〜に続いて next to ある評価基準による序列を示す。 例 k
UX  ウシュ 〜に成り代わった、成りすまして  in the disguise of 集金人に成りすまして金を騙し取る..... 
UY  ウユ 〜の先の、〜の先に beyond 境界を含めば TUY。以遠の、に。 例 l
UZ ウズ 〜の他の、〜の他に besides        例 m

例 a : 合格(驚く)、不正(怒る)、逝去(悲しむ)、勝利の報(浮かれる)
例 b : 素足で (来た)、裸で、制服で (現れた)、武装して (終結する)
例 c : 都知事石原氏 (都知事である石原氏。候補ではない)、金メダル高橋さん(金をとった高橋さん)
例 d : 兄とは異なり、父親に似ず、果物とは異なり、アメリカのやり方とは異なり
例 e : 窓ガラス上の(にとまっている)蝿、天井(にとまっている)蝿、机の上の蝿、本の上のコーヒーカップ
例 f : 9時の何時でもよい、それは事件の前に起きてる (後ではなくて)、秋の前の夏または春に
例 g : この事実に基づいた(て)、契約に基づいた(て)、陳情からすると、最近の報道から見て
例 h : 夏休み期間中の(に)、その期間中の(に)、合宿中の事件
例 i : 失敗にも拘わらず、成功にも拘わらず、大方の予想に反して
例 j  : ニューヨークへ(の)、標的へ(の)、その家へ(の)、南へ(の)
例 k  : 富士山に続いて(く)、その学生の次の(に)、5の次の数(4か6)
例 l : この線から先の、この基準から先の、この線から先へは立ち入り禁止
例 m  : 信用状の他に、これの他に、親戚の他に


● E で始まる修飾詞 (1類の修飾詞のみ示す。 語尾に L を付けると直ちに 2類の修飾詞になる)

   () 下表中の EJ (EJL) は平成28.09.01 にニューフェイスとして加わりました (Version 2.7)。

修飾詞  読み方            意味      対応する英語           注意 (例)
EA エア 〜の時の、〜の時に at 例 a
EB エブ 〜するほどの、〜する程に
〜をもたらす程の、程に
to不定詞。 -- as 〜 例 b 
EC エツ 〜には、〜するには(動名詞と組む) to不定詞 例 c 
ED エドゥ 〜のための、のために、を求めて for 例 d
EE エー 〜を相手の、〜を相手に with 例 e 
EF エフ(f)  もし 〜 ならば if 例 f (論理学や英語の If )
EG エグ  もし 〜 ならば if and only if  (= iff ) 日本語の 「もし」 はこれが多い
EI エイ 〜ごとに、〜の度に every 〜。
(助詞の GO- と同意)
 WIIK EI    週ごとに (毎週)
 2 WIIK EI   2週ごとに
EJ エジュ  〜の行為と共に、〜の行為中に、の  as 〜  例 g 
EK エク 〜と仮定しての、 〜と仮定して suppose 〜 例 h (条件)
EL エル(l) 〜する限り、〜でさえあれば as long as, so long as 例 i (条件)
EM エム あたかも 〜 のような(に)
(よく似てるが本質は違う。偽装)
as if  例 j  (IL だと単純に似ている)
EN エヌ たとえ 〜 でも even if 例 k (譲歩)
EO エオ 〜にあたる、〜に対応する for,  to 例 l (照応や代替、相当)
EP エプ 〜に応えて(の)、〜に反応して reply to 例 m
ERP エルプ 〜と別に、〜に関係無く regardless of 例 n
ES エス 〜へ行く途中の、〜への途中で on the way to 例 o
ET エトゥ 〜を棚上げした、して、脇に置いて putting it side 例 p
EU エウ 〜に沿った、に沿って、に順じて in  accordance  with  例 q
EX エシュ 〜のもとで under 例 r
EY エユ 〜を含めた、〜を含めて including
EZ エズ 〜の場合の、〜の場合に in case/in the case of 例 s

例 a : 卒業時の、七五三(祝い)の時に、5月5日の(に)、今日  () ED を省略しても意味が通ることあり。
      () 期間は、修飾詞ではなく副詞で 〜 KAn と表す。 例えば、「私は2時間働いた」 は、1, 2類共に 
     SE  2  XI  KAn  働く-T (work-T).  となる。 2 XI KAn は副詞だから、1、2類共に動詞の前に置く。
例 b : 泣くほどの悲劇、泣くほど悲しい、蒸発するほどの熱さ、蒸発するほどに熱く、、〜を引き起こすほどの
     修飾詞 EB (EBL) は、名詞と結び付けるよりも動名詞 (特に自動詞の) と結び付ける方がなめらかになる。
例 c : 結婚には若過ぎる、申請には遅過ぎる。結婚するには、や 申請するには、のように動詞表現する
     場合は、動詞と結び付く修飾詞 CI (2類は CIL) を使う。
例 d : 事故防止のための、正義を求めて、金を求めて、母を求めて三千里、仕事の完成を目指して
例 e : 米国を相手に条約を結ぶ、彼女(に)約束する、スミス氏との取引、A国はB国に対して降服した
例 f  : もし成功ならもしならもし黄色なら
     () 形容詞+名詞で、名詞が省略される場合は、EF (EFL) が形容詞と結び付くことになる。
     (例: もし晴れの天気なら = EFL fine weather >>> EFL fine = もし晴れなら、)。
例 g : 私はAを 構想中に Bを思いついた。
例 h : 動物と仮定して、詐欺と仮定して、Aと仮定して
例 i  : 休み時間である限り、祝日である限り、整数の限り、会員である限り
例 j  :  あたかも新発見のような(に)あたかも革命のような(に)
例 k :   たとえ自然定数としてもたとえ野菜だとしてもたとえだとしてもたとえ習慣としても
例 l  : にんじんに相当する野菜、彼に相当する人物、「俯瞰」に相当する英単語は
例 m:  貴信に応えて、熱に反応して(する)、要請に応じて(応えて)
例 n : 第一条件とは別に、その規則とは関係なく、彼とは別に、事件とは関わりなく
例 o : サンフランシスコへ行く途中で(の)、改革の途中で
例 p : 彼の抗議を棚上げして、その問題を脇に置いて、完全性の証明を脇に置いて
例 q : この柵に沿って、この定理に従って、村の慣習に従って
例 r  :  新学部長のリーダーシップのもとで、刑務官の監視のもとで、その政治体制のもとで
例 s : 危機の場合の(に)、彼の場合には、右回りの場合に、自由業の場合に


1−2. 機能強化された三つの修飾詞 仮定の EFEFL (もし) と EGEGL (もし)、 譲歩の ENENL (としても) 

上の四番目の表にある三つの修飾詞  EF/EFL,  EG/EGL,  EN/ENL (表中、ピンク色のセル) は、仮定文や譲歩文を作る
上で非常に有用なので、機能を強化して名詞 (代名詞、動名詞) だけでなく、動詞形容詞 副詞 とも結合して
修飾句を形成できる ものとします(Version 3.0)。 そして、主語を省略しても意味が解る場合は主語を省略して構わない。

先ず、EF/EFL (もし) から見ていこう。

ME EF (2類は EFL ME)  ...  もしあなたなら   >>>>   修飾詞 EF は代名詞 ME と結合
ITU EF (EFL ITU)    ...  もし行くなら (ITU イトゥー = 行く)  >>>>   動詞 ITU と結合
EILO EF (EFL EILO)  ...  もし黄色なら (EILO = 黄色)  >>>>   形容詞 EILO と結合
SOW EF (EFL SOW)    ...  もしそうなら (SOW = そう、英語の so)  >>>>   副詞 SOW と結合

 () 今回、 EF / EFL の機能強化が図られたのに伴い、昔の助詞 FRE は 廃止 します。
     又、この機能強化された修飾詞 EF / EFL と、動詞と結び付く修飾詞 FI / FIL とは
     部分的に機能重複しますが、害になるわけでもないので FI / FIL を残しましょう。


EG/EGL (もし) は排他的な if (即ち iff ) だが、日本語に訳すと上述の EF/FFL と同じ表現になることが多い。

ME EG (EGL ME)       ...  もしあなたなら (その場合のみ)
ITU EG (EGL ITU)      ...   もし行くなら (同上)
EILO EG (EGL EILO)  ...  もし黄色なら (同上)
SOW EG (EGL SOW)     ...  もしそうなら (同上)


EN/ENL (〜 としても) は譲歩。

InPRIMAA EN (ENL InPRIMAA) ... 犯人だとしても (InPRIMAA = 犯人)  >>>>  EN は名詞 InPRIMAA と結合
ITU EN      (ENL ITU)  ...  行くとしても   (ITU = 行く)  >>>> 動詞と結合
IAANAL EN   (ENL IAANAL)    ...   無罪だとしても (IAANAL = 無罪)  >>>>   形容詞と結合
SOW EN    (ENL SOW)   ...  そうだとしても  (SOW = そう)  >>>>   副詞と結合

 () 譲歩表現は、非常に多様で、ここに紹介した EN / ENL だけでは表現し切れないので、譲歩助詞として、
     別に JRA ジュラ、 HRA フラ、 CRA ツラ を用意し完璧を期しています (ホームページ11号を参照)。

EN/ENL  については以下の例文も見ておこう。

例文: 行くとしても、私は試験の後に行きたい。

1類: ITU EN、SE  IXEL  AF  ITU  <  IYUS。  イトゥー エヌ、 セ イシェル アフ イトゥー ン イユース
2類: ENL  ITU,  SE  IYUS  >  ITU  AFL  IXEL.    エヌル イトゥー, セ イユース ン イトゥー アフル イシェル

<注>  IXEL = 試験、 AF/AFL = after、 IYUS = want、 ITU < IYUS = 行きたい (行く < 〜したい)。
    条件文の主語 (私、SE) は省略されている。

例文: そうだとしても、彼は疑いなく有罪だ。

1類: SOW EN、 MAFE  IHK  UC  EUUGIL  RI。
2類: ENL SOW,  MAFE  RI  EUUGIL  UCL  IHK.

<注> SOW = そう (so)、 MAFE = He、 IHK = 疑い、 UC/UCL = 〜なしに (without)、 EUUGIL = guilty。
   結論文は SCV で時制も現在なので RI は省略可だが、条件文が付いていて単純な文とまでは言い
   切れないので、安全のために省略しない方が良いのでは。 条件文の主語 (彼、he) は省略されている。



最後に、 動詞と結合する修飾詞 を見よう。

1−3. 動詞と結合する修飾詞 ( BI  ビ、  CI  ツィ、  DI ディ、   FI フィ、  GI  ギ、  JI ジ

動詞とだけ結合する修飾詞 (上記の84語とは) は、 BI、 CI、 DI、 FI、 GI、 JI の6語。 2類の修飾詞には L が付く
ので、 BIL、 CIL、 DIL、 FIL、 GIL、  JIL となる。最初の三つは英語の、 as --- as to do 〜  (〜 するほど ---) や
to-不定詞 のようなものだが、使い方は英語より易しい (英語の as をマスターするのは結構大変ですよね)。


動詞と結合する修飾詞   用 法  訳し方 意味 
 BI  ビ  
 (2類は BIL ビル)
 形容詞用法
 副詞用法 
 〜するほどの、〜すべき
 〜するほどに
 実例を挙げて状況・性質を説明。
 英語の as --- as to do 〜 に相当
 〜するほど---
 CI  ツィ 
 (2類は CIL ツィル)
 副詞用法のみ  〜するには(適当、不適切)、
 〜して(嬉しい、悲しい) 
 動作の適否や善悪や快不快を表す。
 英語の to不定詞
 too young to marry,  
 nice to meet (you)
 DI  ディ 
 (2類は DIL ディル)
 副詞用法
 形容詞用法 
 〜するために、〜を求めて
 〜するための、〜すべき
 目的を表す。
 英語の to不定詞
 to do,  in order to do
 FI  フィ 
 (2類は FIL フィル)
 副詞用法
 形容詞用法 
 〜するならば
 〜するならばの
 仮定する。
 英語の if
 行く + FI  (2類は FIL + go)
 GI  ギ  
 (2類は GIL ギル)
 副詞用法
 形容詞用法
 〜するならば
 〜 するならばの
 排他的に仮定する
 論理学の iff (= only if ) で、
 日本語の 「もし」 は FI より GI が多い
 JI  ジ  
 (2類は JIL ジル)
 副詞用法
 形容詞用法
 〜しながら、〜しつつ
 〜しながらの
 複数の動作を並べる。
 as,  while
 歩きながら考える、眠りつつ他界する

  () CI ツィ (2類は CIL) は副詞用法のみ。 「〜するには」 と訳すが、「〜して」 や 「〜するのは」 もある。
     動詞と結合する修飾詞 FI (FIL) は、名詞と結合する修飾詞 EF (EFL) が動詞とも結び付くように
     機能強化されたことにより、役割が一部重なるが、双方共存しても害は無いので残すことにしましょう。
     私 (水田) は B C D F G J を 仏陀富士 (ブツダフジ) と 語呂合わせして覚えました。 但し、これ
     だと GI が抜けるが、 GI は FI の兄弟のようなものなので、声に出さなくても一緒に覚えられると
     思います。 GI を落としたくないなら、ブツダフグジ と覚えることになります (語呂合わせが難しくなる)。
     意味については、「 ほ、に、ため、なら、(なら)、し 」 なんて如何でしょう。 (苦しくて済みません!) 

        ブ     ツ       ダ      フ       グ          ジ
        BI     CI     DI      FI       GI     JI 
     するどの、 する () は、 するため、  するなら、    するなら、    しながら


修飾句の形は以下のようになる (先に学んだ 「名詞と結び付く修飾詞 」 の場合と全く同じ)。

1類の修飾句の形 :   動詞 + 修飾詞 

2類の修飾句の形 :   修飾詞 + 動詞 

  () 修飾詞と結合する動詞は、現在時制だけでなく、過去、未来、進行、態、及び
     これ等の組み合わせが可能。


被修飾語まで書き出すと、語順は以下のようになる。 

1類:   動詞 + 修飾詞 + 被修飾語 

2類:  被修飾語 + 修飾詞 + 動詞 

   () 見やすいように修飾詞を で、修飾句に下線、被修飾語を 太字 にした。


BI から順に見て行こう。

● BI  ビ

BI ビ (2類は、 BIL ビル) には 形容詞的用法 と 副使的用法があり、語順は以下のようになる。

1類:  動詞 + BI + 被修飾語(名詞、形容詞、副詞)

2類:  被修飾語(名詞、形容詞、副詞) + BIL + 動詞 


BI の形容詞的用法    「〜するほどの」

例文: それは泣くほどの事件ですか ?

1類: ? TE 泣く BI 事件 (RI)。 
2類: ? TE (RI) incident BIL cry

<注> 事件の深刻さを具体的に (泣くほどの、泣くような) 説明している。 泣く、は自動詞で目的語をとらない。


BI の副使的用法     「〜するほどに」         () 英語の、 so 形容詞(副詞) as to do 

例文: 彼は二人の孤児を助ける程に親切だった。

1類: MAFE 2 孤児−L 助ける BI 親切 RI−T。
2類: MAFE RI−T kind BIL help 2 orphan−L.

<注> どのように親切かを具体的に (孤児を助けるほど) 説明している。 MAFE は人称代名詞 「彼は」。 
    人称代名詞と疑問詞の主格には −W は付けない。 「孤児」 は 修飾句 (副詞句) 中の目的語
    なので、 −O オ ではなく −L オル を付ける。 

例文: この問題は簡単に 優(A) を得る程に易しい

1類: TO 問題−W 簡単に 優−L 得る BI 易しい RI。
2類: TO question−W RI easy BIL get A−L easily.

<注> TO は 「この」。 優、は副詞句の中の目的語なので−O オ ではなく、 −L オル を付ける。 
    もし例文に 「この問題は  が優を得るほどに易しい」 のように、 問題 とは異なる主語が明示されて
    いたら、修飾詞では無理なので、以下の如く節理詞 EEB (2類は EEBL 。 〜 するほど ...) を使う。 

     1類 : TO 問題−W (PA) 皆−W 優−L 得る EEB 易しい (RI)。
     2類 : TO question−W (RI) easy EEBL OOL−W get A−L.

     <注> OOL [o:l] は、「総て(名詞)、総ての(形容詞)」 で、英語の all。 名、形、同形だが、
        形容詞であることを強調する必要があるなら変換助詞 NA を付けて OOLNA としても良い。
        「優」 は EEB に導かれる修飾節 (副詞節)中の目的語なので −L が付く。  −L は 
        オル と読む (−OL と書いても −L と書いても発音は オル)。


● CI  ツィ

CI ツィ (CIL ツィル) には 副使的用法 しかない。  「〜するには −− 」、「〜するのは −−」、「〜して −−」

ある動作や行動の 適不適、 快不快、 善悪、可否 について述べる。 語順は以下のようになる。

1類:  動詞 + CI + 被修飾語(形容詞、副詞)

2類:  被修飾語(形容詞、副詞) + CIL + 動詞 

  () ツィ や ツィル という音はドイツ人等は何でもないが、日本人には難しいかも知れない(特に文中で)。
      その場合、初めのうちは ツ や ツル で代用発音し、慣れて来たら、 ツィ や ツィル に戻しましょう。

CI と動詞を組合わせて作られる副詞句の守備範囲は広い。 動詞+CI (2類は、CIL+動詞) で表される行動や
動作の 適不適、好き嫌い、可否 等を、すぐ隣に置かれる形容詞や副詞で示す。 この構造だけ (文全体ではなく) を
見ると、 動詞+CI は副詞句というより名詞句のよう、つまり、動詞+CI  が主語 で 被修飾語 となる形容詞や
副詞が補語 のような感じがするかも知れない。 しかし、文全体をみると副詞句であると分かる。 尚、動詞+CI 
動名詞を使って表すこともできるが、CI (CIL) の方が文が滑らかになることが多い。 例文を見ていこう。

例: 申請するには早い

1類: 申請する CI 早い
2類: early  CIL apply  (early to apply)

<注> 申請する、という動詞ではなく、申請 (application) という名詞を使えば、名詞と結び付く修飾詞 EC (ECL)
    を使って、  1類: 申請 EC 早い    2類: early ECL application  となる。

例: 申請するには早過ぎる      () 未だ申請する時期ではない、の意。

1類: 申請する CI TU 早い
2類: TU early  CIL apply  (too early to apply)

<注> TU トゥー は 「〜過ぎ」 で英語の too に相当。 TU の代わりに、比較で学んだ FAA や FAST も可。
     又、上例は名詞と結び付く修飾詞 EC/ECL (〜には) を使ってもよい(申請する、を申請という名詞に変える)。

        1類: 申請 EC TU 早い  ... 申請には早い  
      2類: TU early ECL application 

例: 申請するには遅い

1類: 申請する CI 遅い
2類: Late  CIL apply  (late to apply)

例: 申請するには遅過ぎる

1類: 申請する CI TU 遅い
2類: TU late  CIL apply  (too late to apply)

例: 結婚するには良い年齢だ

1類: 結婚する CI 良い 年だ 
2類: good age  CIL marry  (good age to marry)

例: 結婚するには十分な年齢だ 

1類: 結婚する CI 十分な年齢だ
2類: old enough  CIL marry  (old enough to marry)


例文: この問題は解くには難しい。  This question is hard to solve.    (注) 難しくて解けない。

1類: TO 問題−W 解く CI 難しい (RI) 。
2類: TO question−W (RI) hard CIL solve

<注> 「難し過ぎる」 なら TU トゥー を 「難しい」 の前に置いて、「TU 難しい」 とする。 「TU 難しい」 だと
    100%不可能という事になる。 「SOO 難しい」 は大変難しいが全く 100%不可能とまでは言えない場合で
    例文のように単なる 「難しい」 だと SOO より更に幾分か緩くなる。 TO ト は 「この」(英語の this)。

例文: 彼人達 (かのひとたち) が結婚するには若過ぎる (例えば12歳 と 10歳)。   They are too young to marry.

1類: FEN 結婚する CI TU 若い (RI) 。
2類: FEN (RI) TU young CIL marry

<注> 「グスタフは、カーリンと結婚するには、若過ぎる」 のように、動詞が目的語を伴う場合は以下のようになる。

    1類: グスタフ−W カーリン−L 結婚する CI TU 若い (RI)。
    2類: Gustav−W (RI) TU young CIL marry Karin−L.  Gustav is too young to marry Karin.

参考までに、以下の文は Professor という主語の他に SEN という別の主語があるので、修飾詞 CI では
間に合わず (表現しきれず)、節理詞 EEC エーツ を使って以下のように書く他ない。

例文: 教授は、私達が理解するには、あまりに速く話した (教授の話し方が速すぎて、私達は理解できなかった)。

1類: Professor−W (PA) SEN 理解する EEC TU 速く 話した。
2類: Professor−W speak−T TU quickly EECL SEN understand.

<注> EEC は 「〜するには...」 の意の節理詞。 2類は EECL エーツル となる。
    副詞は動詞の前に置かれる、という原則からすると、 2類の TU quickly  は、 EECL 以下の副詞節
    から切り離されて speak−T の前に置かれる筈だが、 TU quickly EECL SEN understand が
    一体(修飾節) となって speak−T を修飾しているので、切り離さずに上の例文のように書くことにする。


以下のような 日常生活で頻繁に登場する表現 にも CI (CIL) を使える。

例: お会いして素敵 (お会いするのは素敵)    Nice to meet ! / Good to see !

1類: 会う CI 素敵
2類: Nice CIL meet.   (nice to meet)

<注1> この例のように、句構造 (動詞+CI、 2類は CIL+動詞) だけを見ると、「会う CI 」 は副詞句
     というより名詞句のような感じに、即ち、「会う」 が主語で、「素敵」 が補語のような感じになる。

<注2> 以前に学んだ 動名詞 を使えば以下のようになる (「会う−M」 が主語、「素敵」 が補語、「RI」 が動詞)。

      1類: 会う−M−W 素敵 (RI)。     会うことは素敵
      2類: Meet−M−W (RI) nice.

      混乱の心配がなければ、会話やポスターでは以下のように、−M−W と RI を落としても良い。

      1類: 会う−M 素敵      会うことって素敵
      2類: Meet−M nice

      しかし、−M−W と RI が省略されていることを理解しないと、「形容詞は名詞の前に来る」 という
      ノシロ文法はどうなってしまうのだろうという気持ちになるので、以下の方が無難そうに思えるが、

      1類: 素敵な 会う−M     素敵な会うこと
      2類: Nice Meet−M

      これにしても、今度は、動名詞にする必要はなく、単なる名詞 (出会い、meeting) で良いのでは、という
      ことになるので (但し、名詞にすると動的な感じが弱くなる)、この種の文は動名詞を使うより最初に書いた
      CI (CIL) を使う方が安心なのではないか。


例: あなたにお会いして(できて)素敵      (注) Nice to meet you ! / Good to see you !

1類: ME−O 会う CI 素敵
2類: Nice CIL  meet  ME−O

<注> 英語なら、Nice to meet you. という定番の挨拶表現で、to不定詞+形容詞 の型。
<注> 動名詞を使えば以下のようになるが、2類の文も 1類と同様に滑らかにするには、
    上例のように CI (CIL) で表現する方が楽だと思う。

     1類: ME−O 会う−M−W 素敵 (RI)。
     2類: Meet−M−W  ME−O (RI) nice.


例文: 私はあなたにお会いして嬉しいです。      I am glad to see you.

1類: SE ME−O 会う CI 嬉しい (RI)。
2類: SE (RI) glad CIL see ME−O.   (glad to see)

<注1> このように 動詞+CI (2類は、CIL+動詞) が文の中に収まっている場合は、副詞句
     らしくなる、つまり、会う CI 嬉しい、だけを見ると、主語と補語の一組みのような感じが
     してしまうが、上のように文の中に収まると、あくまで 副詞句 であることが分かりますね。

<注2> 動名詞を使って表す場合は、以下のように、名詞 (代名詞、動名詞) と結び付く修飾詞 
     UE (UEL) が必要になる。 UE は喜怒哀楽の原因を示す修飾詞。 ID (IDL) も可。

     1類: SE ME−O 会う−M UE 嬉しい (RI)。  私はあなたに会うことで(会うことが原因で)嬉しい
     2類: SE (RI) glad UEL see−M ME−O.


例: 聞い悲しいニュース (聞くには悲しい)       Sorry (sad) to hear the news !

1類: 聞く CI 悲しい ニュース
2類: Sad news CIL hear    (sad news to hear)

<注> 「聞いて」(聞くには) は、 「悲しい」 を修飾しているが、「悲しいニュース」 を一まとめにして考えてもよい。


例文: 私はそのニュースを聞い残念です。   I am sorry to hear that news.

1類: SE BOI ニユース−O 聞く CI 残念 RI。
2類: SE RI sorry CIL hear BOI news−O. 

<注1> このように CI と動詞の組み合わせが文の中で使われると副詞句らしくなる。

<注2> 動名詞を使うと以下のように UE(UEL) が必要になる。 UE は喜怒哀楽の原因を
     表す修飾詞で、動詞ではなく名詞 (代名詞、動名詞)と結び付く。 UE (UEL)の代わ
     りに修飾詞 ID(IDL) も可。 RI は省略可だが、内容的に重い文章だし、特に短い文
     でもないので省略しなくてもよい。

      1類: SE BOI ニユース−O 聞く−M UE 残念 (RI)。
      2類: SE (RI) sorry UEL hear−M BOI news. 


例文: 私はそのニュースを聞い嬉しいです。   I am happy to hear that news.

1類: SE BOI ニユース−O 聞く CI 嬉しい RI。
2類: SE RI happy CIL hear BOI news−O.


例文: 私は推薦状を喜んで書きます。

英語では、 I'm glad to write a recommendation. が普通だろうが、ノシロ語では以下のように 助動詞 GILE ギレ か、
副詞 APLELI (どちらも 「喜んで 〜」 の意) を使うのが一番簡単 (ノシロでは 「副詞は動詞の直前に」 が原則だが、
副詞の位置についてはノシロ語といえども多少の自由度はある)。 が、CI (CIL) を使って書くこともできる (3つ目)。

1類: SE 推薦状−O GILE 書く。  (私は推薦状を喜んで書く)
2類: SE GILE write recommendation-O.

1類: SE 推薦状−O APLELI 書く。  (私は推薦状を喜んで書く)
2類: SE APLELI write recommendation-O.

1類: SE 推薦状−O 書く CI 嬉しい RI。  (私は推薦状を書くのは嬉しい)
2類: SE RI glad CIL write recommendation-O.   I am glad to write a recommendation.

<注> ノシロには冠詞 (a, an, the) はない。 又、数量を示す必要があるときは、数詞の 1, 2, 3, 4  ....や 
    SOM ソム (some), PLU プルー (plural), MUQ ムーチュ (many/much) 等を名詞の前に置く。


● DI  

DI ディ (DIL ディル) はおそらく BI や CI よりも頻繁に使われるだろう。 DI (DIL) には 形容詞的用法と
副詞的用法 がある。 「切る」 (切断する) という意の動作動詞 DUF ドゥーフ [f] を例にとって変化を見よう
(過去形が使われることは滅多にないと思う)。

  () 英語の to不定詞 を習うとき、「こと(名詞用法)」、「ため(副詞・形容詞用法)」、「べき(形容詞用法)」 と
      暗記したと思うが、この DI は 「ため」 に相当します。

         過去          現在           未来
基本形 1類: DUF−T DI 
    ドゥーフタ デ゛ィ
    過去において切るための
    過去において切るために
2類: DIL DUF−T 
    ディル ドゥーフタ  
1類: DUF DI  
    ドゥーフ ディ
    切るための
    切るために
2類: DIL DUF
    ディル ドゥーフ
1類: DUF−R DI 
    ドゥーフレ ディ
    将来切るための
    将来切るために
2類: DIL DUF−R
    ディル ドゥーフレ
進行形 1: DUF−TIn DI 
   ドゥーフタイン ディ 
   過去において切っているための
   過去において切ったための
2: DIL DUF−TIn
   ディル ドゥーフ タイン
1: DUF−In DI  
   ドゥーフイン ディ
   切っているための
   切っているために
2: DIL DUF−In
   ディル ドゥーフ イン
1: DUF−RIn DI  
   ドゥーフレイン ディ
   将来切っているための
   将来切っているために
2: DIL DUF−RIn
   ディル ドゥーフレイン 
受動態 1: DUF−TZE DI 
   ドゥーフタゼ ディ
  過去において切られるための
  過去において切られたための
2: DIL DEF−TZE
  ディル ドゥーフ タゼ
1: DUF−ZE DI  
   ドゥーフゼ ディ
   切られるための
   切られるために
2: DIL DUF−ZE
   ディル ドゥーフ ゼ
1: DUF−RZE DI  
   ドゥーフレゼ ディ
   将来切られるための
   将来切られるために
2: DIL DUF−RZE
   ディル ドゥーフレゼ
進行態 1: DUF−TInZE DI 
   ドゥーフタインゼ ディ
  過去において切られているための
  過去において切られているために
2: DIL DUF−TInZE
   ディル ドゥーフ タインゼ
1: DUF−InZE DI 
   ドゥーフインゼ ディ
   切られているための
   切られているために
2: DIL DUF−InZE
   ディル ドゥーフインゼ
1: DUF−RInZE DI 
   ドゥーフレインゼ ディ
   将来切られているための
   将来切られているための
2: DIL DUF−RInZE
   ディル ドゥーフレインゼ

) 現在形 (=基本形)は、英語の to-不定詞 の定番に当たる。 DUF は切断する、DUK だと切断しない
    場合の動詞。 だから木の枝を切る、という場合は大抵 DUF だが、料理中に誤って自分の指を軽く切った
    という場合は DUK であろう。 DUF の F の発音 は [f] だが、フ としておく (日本語に [f] 音はない)。



DI の形容詞的用法    「〜するための」 (目的、用途、予定、方法を表す)、 「〜すべき」。

副使用法とどうしても区別したいときは、形容詞用法の DI/DIL に NA を付けて、DINA/DILNA と
書いてはどうか。   () 慣れて来れば NA を付けなくても大丈夫 (却って面倒くさくなるのでは...)。

< 動詞が目的語や補語を伴わない場合 >

例文: これは 切るための 道具です。

1類: TO−W DUF DI 道具 (RI)。
2類: TO−W (RI) tool DIL DUF

<注> TO ト は指示代名詞 「これ」。 「この」 という形容詞にもなる。 複数形は TON トヌ。 RI は省略可。
    この例文の 「道具」 を使うのは、私達のような普通の人である。 もし道具を使う人を明示する必要が
    ある場合、例えば 「これは父が木を切るための道具です」 なら、形容詞節を導く節理詞 EEF (Ky 
    よりも EEF の方が良い) を使って以下のように書く。 尚、EEF は、修飾詞 EF 由来の節理詞
    だから、2類の節理詞は語尾の L を引き継ぐ (詳しくは当ページの後段にある 「節理詞」 で学ぶ)。

     1類: TO−W 父−W tree−O DUF EEF 道具 (RI)。 
     2類: TO−W (RI) tool EEFL father−W cut tree−O. 

例文:  学校   行く (べき、ための) 時刻だ。 

1類: 学校 UT  行く DI AHSA (RI)。
2類: (RI) AHSA DIL go  UTL school

<注> 被修飾語 AHSA アフサ は 「時刻」 (時間は AHTA)。 UT (2類は UTL) は 修飾詞 「どこそこへ」。
    ノシロ語には、英語の仮主語  It  のようなものは無いので、天候や時間を表す文は無主語になる。 
    天候は、時間は、という主語を頭の中で唱えて、主語以外の部分だけ書いたり、話したりするのである。
    本例は、「学校へ」 という副詞句が 動詞 「行く」 を修飾し、 「行くべき」 という形容詞句が 名詞 「時刻」
    を修飾している。 尚、節理詞 EEA  (Ky も使えるが EEA の方が良い。 2類は EEAL) を使えば
    以下のようになる (英語では It を書き出すが、ノシロ語ではいちいち書き出さず (天候も同じ)、頭の
    中で 「人々は (が)」 とか 「あなたは (が)」 或いは 「時刻は」 と唱えるだけである。 書き出さないと意味
    不明になってしまう場合は勿論書き出す。 

     1類: (人々−W) 学校 UT 行く EEA AHSA (RI)。
     2類: (RI) AHSA EEAL (people−W) go UTL school.


< 動詞が目的語や補語を伴う場合 >

例文: これ等は血液を テストするための 機器 です

1類: TON−W 血液−L テストする DI 機器 (RI)。
2類: TON−W (RI) equipment DIL test  blood−L.

<注> テストする、という動詞が 血液−L という目的語をとっている。 血液−L は修飾句(形容詞句)中の
    目的語だから −O ではなく  −L が付く。 形容詞句なので、1類は前から被修飾語の機器を、2類
    では後ろから equipment を修飾する。 1類は、「目的語 + 動詞 + 修飾詞 + 被修飾語 」 で、 
    2類は、「被修飾語 + 修飾詞 + 動詞 + 目的語 」 という語順になる。 TON  は  TO  の複数形。


DI の副詞的用法    「〜するために」 

目的や狙いを示す 「〜するために」 や 「〜しないために」 という表現は日常生活で頻繁に使う。 英語にも、
to不定詞 だけでなく in order to といろいろある。  例文を見ていこう。

< 動詞が目的語や補語を伴わない場合 >

例文: 私達は 生きるために  働く。  () 修飾詞を赤で示す。 副詞句に下線、被修飾語を太字で示す。

1類: SEN ASLIS DI 働く。    セヌ アスリス ディ ハタラク
2類: SEN work DIL ASLIS.  セヌ ワーク ディル アスリス

例文: 転ばないように用心してなさい。

1類: YO NAI 転ぶ DI 用心深い RI。
2類: YO RI careful DIL NAI fall−down

<注> 命令文なので、 YO の後に、 ME (あなたは) が省略されている。


< 動詞が目的語や補語を伴う場合 >

例文: 私は生活費を 稼ぐ(かせぐ) ために 働く。 

1類: SE 生活費-O 稼ぐ DI 働く。 
2類: SE work DIL earn living-O. 

<注> DI (2類は DIL) は動詞 「稼ぐ earn 」 と一組になって修飾句 (ここでは副詞句) を作り、「働く」 という
    被修飾語を前から修飾している。 DIL も動詞 earn と一組になり、副詞句を形成して、被修飾語の work  
    を後ろから修飾している。 living-O  は  earn  の目的語。 DIL  earn は英語の to不定詞の副詞用法
    (to  earn) のようなもの。

例文: 彼女は汚職を 証明するために 資料を集めるだろう。

1類: DAFE 汚職−L 証明する DI 資料−O 集める−R
2類: DAFE gather−R documents−O DIL prove graft−L.

<注> 証明するために、は動詞 「集める」 を修飾している。 資料を集める、を一つのまとまりと見て、それを
    修飾していると考えてもよい。 証明するために、ではなく、証明するための資料、なら形容詞用法となる。
    汚職、は修飾句の中の目的語だから −O オ ではなく、 −L オル が付く。

例文: 母は癌に ならないために 野菜を食べる

1類: 母−W 癌−L NAI かかる DI  野菜−O 食べる
2類: Mother−W have vegetable−O DIL NAI suffer−from cancer−L.

<注>  「癌」 に −L が付くのは、修飾句の中の目的語だから。 修飾句や修飾節中の目的語には −O 
     ではなく −L が付く。 「野菜」 に −O が付くのは、「野菜」 が主節中の目的語であるため。
     野菜を食べる、が被修飾語。


● FI 

先に学んだ名詞と結び付く修飾詞 EF/EFL が、「もし水泳なら」、「もし開催なら」 のように、名詞と結び付くのに対し、
この修飾詞 FI  フィ (FIL フィル) は動詞と結び付いて、「もし泳ぐなら」、「もし開催するならば」 のように使われる。

条件節 (従属節) の主語を省いても意味が完全に分かる場合 (条件節の主語と 主節の主語が一致している場合)
は条件節の主語を省略して、 動詞 + FI (2類は、FIL + 動詞) として構わない。 尚、この FI に対応する節理詞は、
EEF (EEFL) 「もし 〜 なら」 である(英語の接続詞 If )。

例文: もし泳ぐなら、あなたは水着を持っていくべきだ。

1類: 泳ぐ FI、 ME 水着−O GIKI 持っていく。
2類: ME GIKI take swimsuit−O, FIL swim.   

<注> 条件節の主語 ME を省略しているので、形式上は副詞句である。 GIKI は 「〜する方がよい、〜すべき」
    意の助動詞で、英語なら had better do。 助動詞は全て GI  ギ で始まる。 参考までに、「持って行く」 は
    TUVITU、 「持って来る」 は TUVITAM です。

主語を省略しない場合は、修飾詞 FI の代わりに、以下のように節理詞  EEF (英語の接続詞 If ) を使う。

1類: EEF ME 泳ぐ、 ME 水着−O GIKI 持っていく。
2類: ME GIKI take swimsuit−O, EEFL ME swim.

もう一つ例文を見よう。 先ず、動詞と結び付く修飾詞 FI (FIL) を使って、短い文を書いてみる。

例文: 花火大会、開かれるなら、私達はそれを見に行くだろう。

1類: 花火大会、 開催する−ZE FI、 SEN TE−O 見る DI 行く−R。
2類: SEN go−R DIL see TE−O, fireworks exhibition, FIL hold−ZE. 

<注> この文では、「花火大会」 を主語ではなく副詞扱いし、「開かれるなら」 は文法どおり条件句。
    −ZE は受け身、−R は未来時制。 DI (DIL) は、勉強したばかりの修飾詞で 「〜するために」。
    「見に行く」 は、「見るために行く」 だから、 DI (DIL) を使う。

「花火大会」 を主語とする場合は (それが普通)、以下のように節理詞 EEF (2類は EEFL) を使って書く方が
確実・安全である。

例文: 花火大会が開かれるなら、私達はそれを見に行くだろう。

1類: 花火大会−W 開催する−ZE EEF、 SEN TE−O 見る DI 行く−R。
2類: SEN go−R DIL see TE−O, EEFL fireworks exhibition−W hold−ZE.


● GI 

GI ギ (GIL ギル) は上述の FI/FIL の兄弟語で、英語では exclusive if  (排他的 if = only if = iff ) と呼ばれます。
日本語の 「もし」 は大抵の場合、この GI/GIL の意味ですが、世界では FI/FIL の方が普通なので FI/FIL に慣れて
おきましょう。


● JI 

JI ジ (JIL ジル) は同じ主語が複数の異なる動作を同時に(重ねて)行う場合に使うもので、「〜 しながら −−する」
という意味になる。 〜しながら、が意味上の副動詞で、−−する、が意味上の主動詞となるのが一般的だが、副動詞や
主動詞を分けられない場合もあるだろう。 JI は、名詞と結び付く修飾詞  EJ (EJL) に対応する。
節理詞では EEJ  (EEJL)  に対応する。

例文: ラーソン夫人は安らかに眠りつつ (眠りながら) 永眠された。

1類: 安らかに 眠る JI、 Ds,Lawson−W 永眠する−T。
2類: Ds,Lawson−W pass−away−T, peacefully JIL sleep.

<注> 眠る−In としても良い。 DS, は女性に付ける敬称で、ダース と読む。 ダース ラーソン。
    男性に付ける敬称は、 MR, で マール と読む。 夫々、英語の Mr. と Ms. に相当する。

以下のように、名詞と結び付く修飾詞 EJ (EJL) を使っても引き締まった文になるが、「眠り」 は名詞であり動詞では
ないので、修飾詞の助けはあるにしても、「眠りつつ」 という進行の印象がやや薄れる。 EJ (EJL) を使う場合の
訳文は、「安らかな眠りと共に(眠りの中で)、ラーソン夫人は永眠した」 といったところか。

1類: 安らかな 眠り EJ、 Ds, Lawson−W 永眠する−T。 
2類: Ds, Lawson−W pass−away−T, EJL peaceful sleep.

以下のように、接続詞 EEJ (EEJL) を使ってもよいが、同じ主語 (DS, Lawson) を二度述べるので、くどくなる。 

1類: Ds, Lawson-W 安らかに 眠る EEJ、 Ds,Lawson−W 永眠する−T。
2類: Ds,Lawson−W pass−away−T, EEJL DS, Lawson−W peacefully sleep.


JI の代わりに以下のように構成詞 OnJ オンジュ を使うこともできる (構成詞は次章で学びます)。

1類: Ds, Lawson−W やすらかに 眠る OnJ 永眠する−T。
2類: Ds, Lawson−W peacefully sleep OnJ pass−away−T.

主語 A が  X という動作をしながら Y という動作をする場合は、 X と Y を OnJ で繋いで表すことが出来る。
尚、 「〜 して−−する」 は、時系列表現 (A が順に X という動作をして、それから Y という動作をして、それから 
Z という動作を順にする) なのでベストの構成詞は OZn オズン である。 OnD オンドゥ も時系列表現に使えるが、
OZn は時系列 (時間的な順序) をはっきりさせたい場合の専用構成詞である。 尚、構成詞は、NOA 以外は全て
O で始まる。 修飾詞や節理詞と異なり、1、2類で同形である。

結局、主語が同じ場合は、一番最初の例文 (JI を使う文) と、最後の例文 (OnJ を使う文) がベストであり、
主語が異なる場合は、節理詞を使うことになる (節理詞を使う以外にない)。


修飾詞の勉強いよいよ終わりに近づきました。 あとほんの少し! 頑張って下さいね! 


1−4. 修飾詞を意味で分類すると

ノシロ語の修飾詞は一語一意ですから、英語の前置詞のように (例えば at ) 幾つかある意味の中のどれなのか迷って
しまうことはありません。 但し、 IM (2類は IML、英語の from ) のような修飾詞は、意味は唯一つ 「〜から」 であっても、
時 (例: 1時から3時まで) や、場所 (東京からパリへ) や、状況 (悲惨から幸福へ) や、事物 (英語から人工言語へ) 等
いろいろな語と結び付くので、それに慣れることは必要です。

さて、これまでは、修飾詞を A、I、U、E 順に並べて来ましたが、最後に修飾詞の意味分類もしておきましょう。


名詞と結び付く修飾詞の主なもの を以下に意味分類 (1〜9 まで) してみました(以下)。


1. 時に関するもの

AF     〜の後 (after 〜)
AI      〜までにする (by 〜  その期日までに支払う)
AS     〜以来 (since 〜)  * 事件などにも使う
IC      〜の期日まで (till 〜 その期日まで続ける)
IM      〜から (from 〜 スタート、始め) * 場所などにも使う
UO     〜の前 (before 〜)
URP    〜の期間中に (during 〜 の期間) 
EA      〜の時 (at 〜)  * 年月日や時刻を表す言葉があるので、EA/EAL は省略出来ることが多い


2. 場所、位置、経路、方向に関する

AK  〜を横切って (across)
AO  〜の上で (above)
AP  〜の向かい側に (opposite)
ARP  〜の周りに (around)
AT  〜で (at)
AU  〜を通り抜けて (through)
IA   〜を経由して (via)
IB   〜の傍で (by)
IE   〜という語の中の (単語を構成する各々の文字を指定する場合に使う)
IK   〜の前で (in front of)
IM   〜から (from)   * 時などにも使う
IN   〜の中で (in)
IP   〜に並行して (parallel to)
IRP  〜の後ろで (behind)
IS   〜の外で (outside)
IT   〜の中へ (into)    * 状態などにも使う
UD  〜の下で (under)
UF  〜から離れて (off)
UG  〜方位角度で (at angle)
UN  〜に接して (on 〜)
UT  〜へ (to)    * 時などにも使う
UY  〜の先の (beyond 〜)   * 条件にも使う
ES  〜への途中で (on the way to)
ET  〜を脇に置いて (putting 〜 side)   * 条件にも使う
EU  〜に沿って (in accordance with 〜)   * 条件にも使う


3. 所属、所有

UB  〜 の --  (英語の of で、 〜’Z --  でもよい。 〜’Z -- は英語の 〜's  -- と同じ)


4. 仮定、譲歩

EF   もし〜ならば (普通の if)
EG   もし〜ならば (排他的 if = iff)      * 日本語の 「もし〜」 は EG であることが多い。
EK   〜と仮定して (assuming)
EN   〜だとしても


5. 手段(道具や行為者も)

AY  〜によって (by 〜)    * 受け身文では常連の修飾詞で、人、道具、事柄に使う。


6. とり立て、焦点を当てる

AB  〜について (about 〜)


7. 原因、理由、推論

ID   〜のせいで (because of 〜, due to 〜)
UE  〜に (驚く、悲しむ、喜ぶ) (at 〜/with 〜)
UP      〜 からすると、〜 から見て (以下の 9.UP  も見よ)

8. 比較

AN  〜と比べて (compared with 〜/compared to 〜)        * 比較文では常連の修飾詞
IL   〜に似た、のような、のように (just like 〜)
UL  〜とは異なって、〜に似ずに (unlike 〜)


9. 条件、前提、制約など

AC    〜の代わりの (instead of 〜)
AD    〜に拠れば (according to 〜)
AE   〜を除いた (except for 〜)
AS    〜としての (as 〜、〜としての)
IF     〜に関する限り (as far as 〜 concerned)
IG     〜が上手 (good in 〜)
IY     〜に加えて (in addition to 〜)
UA    〜にとって (to 〜)
UC    〜無しの (without 〜)
UP    〜 に基づいて、〜からすると、〜を考慮すると
UZ    〜の他に (besides 〜)
EU   〜に沿った、〜に準じて (in accordance with 〜)
EX   〜の下で (under 〜)
EY   〜を含めて (including 〜)
EZ   〜の場合の、に (in the case of 〜)



1−5. まとめ (Version 3.1

BI、 CI、 DI、 FI、 GI、 JI (2類は、BIL、CIL、DIL、FIL、GIL、JIL ) に相応する他の修飾詞や節理詞を
並べて見よう(修飾詞の場合はぴったり合わないこともある)。節理詞 My、 Dy、 Ky とそれに相応する準動詞等も一緒に示します。

 
) ホームページ10号に書いたものの再掲ですが、見易いように既習の準動詞を右側 に移してあります。

   修飾詞 (動詞 と結合)
(平24.03.01 AI を DI に変更)
(平28.09.01 FI と JI を追加)
(平29.09.20 GI を追加)
    修飾詞 (名詞 と結合)
(平24.03.01 EA と ED の意味交換)
(平28.09.01 EJ  を追加)
       節理詞
 (平24.03.01 EEA と EED の 意味交換) 
 (平28.09.01 EEJ  を追加)
       準動詞
 (平23年 BI, CI, AI  廃止)
     My  名詞節    ということ −M  動名詞 ということ
     Dy   名詞節     かどうか −D   動名詞  かどうか
     Ky   形容詞節  ところの −K 動形容詞 ところの
      −KE 動形容詞の叙述用法
   EA 形容詞句  の時の
    副詞句    の時に
 EEA 形容詞節 する時の
     副詞節   する時に
 BI 形容詞句 する程の
   副詞句   する程に
 EB 形容詞句 する程の
     副詞句   する程に
 EEB 形容詞節  する程の
      副詞節   する程に
−BI(平成23年に廃止
 CI 副詞句   するには
         するのは
 EC  副詞句  するには
         するのは
 EEC  副詞節 するには    −CI(平成23年廃止
 DI 形容詞句 するための
    副詞句   するために
 ED 形容詞句 を求める
     副詞句   を求めて
 EED 形容詞節  するための
      副詞節   するために
−AI(平成23年廃止
 FI 形容詞句 
      もし〜と仮定 しての
   副詞句   もし〜ならば
 EF 形容詞句 もし〜ならばの
    副詞句   もし〜ならば
 EEF 副詞節   もし〜ならばの
          もし〜ならば
 GI  FI の兄弟語だが
  排他的 (英語の only if )
 EG 形容詞句 もし〜ならばの
    副詞句   もし〜ならば
 EEG 副詞節  もし〜ならばの
          もし〜ならば
 
 JI 形容詞句 〜しながらの
   副詞句   〜しながら
 EJ 形容詞句 〜の行為中の
    副詞句  〜の行為中に
 EEJ 副詞節  〜しながら--する
(PLP  副詞節    〜すると共に-- する)

注1) Version 2.5 では、名詞と結び付く修飾詞 EA (EAL)  と  ED (EDL)  の意味が入れ換わりました。
     EA (EAL) は 「時」 を表し、 ED (EDL) は上表通り 「〜を求める、求めて、〜の実現のための、実現の
     のために」 となります。 これに伴い、EA から派生して作られる節理詞  EEA (EEAL) と、ED  から派生
     して作られる節理詞  EED (EEDL)  の意味も入れ換わりました。 (2012. 03. 01)

注2) Version 2.7 では、 動詞と結び付く修飾詞 FI、 JI、 が加わりました。 そして、名詞と結合する
     修飾詞 EJ と 節理詞 EEJ も加わりました。 (2016.09.01)。 FI の後、 GI と HI を飛ばして 
     JI となるのでご注意下さい。

注3) 最新の Version 3.0 (平28.10.02)では、修飾詞 EF (EFL)、EG (EGL) 、EN (ENL) の3語の機能
     が強化されました(名詞、代名詞、動名詞だけでなく動詞や形容詞とも結合できるようになった)。
     又、譲歩助詞 NRA が HRA に変わりました (名前が変わっただけで、意味・働きは不変)。
     但し、これ等のことは上表には書かれていません(本文をお読みください)。

注4) GI/GIL (FI/FIL の兄弟語です) を加えました。 Version 3.0 はそのままとします (2017.09.20)。

注5) 譲歩助詞の一部を改良しました。これにより最新ノシロ文法は Version 3.1 になりました (2020.10.01)。

注6) 既に学んだ準動詞 −K ク や、この後学ぶ節理詞 Ky キュ は日本語の連体詞に近く、名詞 と
     形容詞句、形容詞節 を結び付ける万能接着剤である。 尚、英語の who や which に対応する
     ものとして KyUT キュートゥ があるが、日本人には Ky キュ の方が簡単で使いやすいと思う。




2) 構 成 詞 こうせいし

構成詞は、普通二つ以上の語、句、文を組み合わせて論理構成したり、一定の関係を示したりする。 構文を作
ることもある。 殆どがノシロの造語で、 NOA 以外は総て O で始まる。 他の品詞 (副詞が多い) が構成詞の
ように働くこともあるが、どちらの品詞なのかを余り気にする必要はない。 意味が解って使えればそれで十分。 
主な構成詞を下記しよう。 尚、構成詞の語頭の O は部首ではない (基本単語には部首はない)。

 構成詞     読み方             意味         英語
OnD オンドゥ そして、及び and
OnP オンプ そして、及び and
OnS オンス そして、及び and
OnJ  オンジュ  二つの行為・動作が重なる
(副たる行為をしながら、主たる行為をする) 
do1 in doing2
(do1 is main action.) 
OA オア 又は or
OAP オアプ 又は or
OAS オアス 又は or
OI オイ 又は exclusive or
(どちらか一つだけ)
OIP オイプ 又は exclusive or
OIS オイス 又は exclusive or
OU オウ 又は and/or
(両方取りも可)
OUP オウプ 又は and/or
OUS オウス 又は and/or
NOA ノア いずれでもない nor
OENI オエニ それゆえ therefore
OERA オエラ しかし他方では whereas
OKyLI オキュリ その結果 consequently
ONEVI オネヴィ それにも拘わらず nevertheless
On オン 〜 対 −− (交換。 1米ドルにつき102円) per
OOZ オーズ 何故ならば because
ORIE オリエ 加えて、更に in addition
OST オストゥ そして(複数の行為が同時にスタート) and
O2ST オニストゥ そして(同時にスタートし同時に終わる) and
OTO オト 〜 と −− の対称 (例: 美と愛の対称) symmetry
OTT オットゥ しかし but
OV オヴ 〜 対 −−   (試合など。 巨人対阪神) versus
OZK オズク その場合には(前文を受けて次の文に繋ぐ) and for that case
OZn オズン それから、その後、すると and then
OZUn オズーン その後しばらくして and then

注1) 日本語の 「又は」 は、 OI か OA である。 英語の or は、 OU か OA である。 論理学では OU 
 が普通。 「Shiftキーを押した まま A キー を押す」 や 「一緒に押す」 (行為が overlap する) のような表現は、
 OnD  より OST の方が良い。 OST  と  O2ST は、行為の開始や、開始と終了 を明示するときに使うもので、
 物理学や工学等の動作では便利だろう。 OZn は行為の順序 (時系列) を明示したい場合に使い、殆ど同時
 か直後を表す。 OZUn  は、もう少し間があく場合。

注2) OnJ は、平成28年9月1日に追加 (Version 2.7) したもので、「その人は眠りながら安らかに亡くなった」
 のような複数の行動が重なる場合に使う(眠るが副動詞、亡くなるが主動詞で、二つの行動が重なっている)。
 尚、複数の動作が重なる場合の表現方法は、動詞と結び付く修飾詞 JI (JIL)「〜しながら -- する」 を使うこと
 が出来るし、節理詞の EEJ  (EEJL) 「〜 しながら -- する」 や PLP プルプ 「〜 するにつれて -- する」 を
 使って表すこともできる。


2−1. 注意すべき構成詞

殆どの構成詞は簡単で特に説明を要しないと思うが、馴染みのないものや少し注意を要するものも少しあるので
それ等を説明しよう。

● OnD   そして、及び、〜と

例: 白い 家 OnD 車 ... 白い家と車

形容詞 「白い」 が、家に掛かることは間違いないが、車にまで掛かるかどうか明確でない。 家や車のような語
だけでなく句や節でも良い。


● OnP   そして、及び、〜と

例: 白い 家 OnP 車 ... 白い家と車

形容詞の 「白い」 は、家と車に掛かる、即ち、家も車も白い。


● OnS    そして、及び、〜と

例: 白い 家 OnS 車 ... 白い家と車

形容詞 「白い」 は、家にしか掛からない。 だから車の色は不明。


● OA、 OAP、 OAS   又は

先に述べた OnD、 OnP、 OnS と同じ要領で使い分ける。つまり、

白い 家 OA 車 ...  白い家 又は 車。 家が白いのは間違いないが、車まで白いかどうかは不明。
白い 家 OAP 車 ... 白い家 又は 車。 家も車も共に白い。
白い 家 OAS 車 ... 白い家 又は 車。 白いのは家だけで、車の色は白ではない。


● OI、  OIP、  OIS   又は

アラビアン ティー OI コーヒー ...  アラビア茶 か コーヒーの どちらか一つ。 コーヒーまでアラビアンかどうかは不明。
アラビアン テイー OIP コーヒー ... アラビア茶 か コーヒーの どちらか一つ。 ティーもコーヒーも共にアラビアン。
アラビアン ティー OIS コーヒー ... アラビア茶 か コーヒーの どちらか一つ。 コーヒーはアラビアンではない。


● OU、 OUP、 OUS    又は (論理学ではこちらが標準である)

アラビアン ティー OU コーヒー ... アラビア茶 か コーヒー か アラビア茶とコーヒーの両方取り。 コーヒーまでアラ
                       ビアンかどうか不明。
アラビアン ティー OUP コーヒー ... アラビア茶 か コーヒー か アラビア茶とコーヒーの両方取り。 コーヒーも文句
                       なしにアラビアン。
アラビアン ティー OUS コーヒー ... アラビア茶 か コーヒー か アラビア茶とコーヒーの両方取り。 アラビアンなの
                       はティーだけで、コーヒーはアラビアンではない。

● OTT (しかし)、  ONEVI (それにもかかわらず)       () ONEVI はやや硬い表現。

例文: 私は熱心に勉強したが、卒業できなかった。

1類: SE 熱心に 勉強する−T OTT (SE) NAI GIMA 卒業する−T。
2類: SE hard study−T OTT (SE) NAI GIMA graduate−T.

  <注1> OTT と ONEVI は副詞として、その前の文を一度 。 や . で区切ってから、
       「しかし、彼は無罪だ」、「それにも拘わらず彼は無罪だ」、「しかし、彼は出発した」、「それにも拘わ
       らず彼は出発した」 のように用いることが可能。 しかし、逆接の節理詞 UUS ウース 「〜だけれ
       ども」 は必ず従属節と一緒に使う。

  <注2> OERA は、「兄は牧師になった。 一方 (しかし)、弟はギャングになった」 のように逆対称に用いる。


● OTO     〜 と  --  の対称

例文: A は B であるということと、 A’ は B’ であるということとの対称が印象的だ。

1類: A−W  B (RI) My OTO A’−W  B’ (RI) My 印象的−E RI。
2類: My A−W (RI) B OTO My A’−W (RI) B’ RI impressive−E.

    <注> 簡単な文なので補語を示す −E は省略してもよい。


● OV     〜 対  --  (試合や二つのものの優劣を論ずるときに使う)

例: 私は巨人対阪神の試合を見た。

1類: SE 巨人 OV 阪神 試合−O 見る−T。
2類: SE wacth−T Giants OV Tigers baseball game−O. 


● OOZ    何故ならば

原因は OOZ の後に (右側に) 説明される。 念のために、 OOZ、 ID、 IID、 HyA を比べてみよう。

OOZ           構成詞 「なぜなら」      例: 彼は小鳥を買った、なぜなら、彼はさびしかった。
ID (2類は IDL)   修飾詞 「の故に」      例: 彼はさびしさの故に小鳥を買った。
IID (2類は IIDL)  節理詞 「という理由で」    例: 彼はさびしいので小鳥を買った。
HyA             疑問助詞 「何故」         例: 何故、彼は小鳥を買いましたか?  


● On    〜につき、 〜あたり、 〜の度 (たび) に

英語の per に相当するもので以下の如くいろいろな場面で使われる。 他の表現が可能なこともある。 オン [oN] と読む。
以下の下線を引いたところが On で表される。

為替相場は、1ドル当たり (につき) 90円てとこか
東京港行きは 30分に (つき) 2本の間隔で出ているよ
この車はガソリン1リットル20km走る
支払いは 週あたり 7万円です
月給は 30万円だった (月当たり) 
あの歌手は 一曲歌うごとに 5000円らしいよ
一回の鑑定につき 10万円だって
お泊りは 一人当たり 9千円です
一泊2食で お一人様 1万2千円です
この学校は生徒30人につき先生が一人の割合です
  () 先生一人につき生徒30人と言ってもよく、この場合も On を使う。 


2−2. 構文

構成詞を用いて作られる構文の代表的なものを下記します。 尚、ホームページ 11号の 3)比較 の 3−6. で
学んだ 「〜 すればする程 −−」 や 「〜 というよりはむしろ −−」 も構文だが、構成詞を含まない。

●  IILA 〜 OA −−

「〜 又は −− のいずれでも」 で、英語の either 〜 or −− にあたる。 IILA を省略しても意味が分かる
ことが多い。 尚、IILA TE と IILA TE−O は、 英語の either one で 「どちらでも構わない」 の意。

例文: あなたは、私か学校に、連絡すべきだ。

1類: ME IILA SE OA 学校 UT GIMI 連絡する。
2類: ME GIMI report IILA SE OA UTL school.

  <注> GIMI  は助動詞 「〜すべき」 で英語の should にあたる。

例文: あなたは、それを、私か学校に、連絡すべきだ。

1類: ME TE−O IILA SE OA 学校 UT GIMI 連絡する。
2類: ME GIMI report TE−O IILA SE OA UTL school.


●  NAIDE 〜 NOA −−

「〜 でもないし −− でもない」 で、英語なら neither 〜 nor −− にあたる。

例文: それは生きているのでもなく死んでいるのでもない。

1類: TE NAIDE 生きている NOA 死んでいる RI。
2類: TE RI NAIDE living NOA dead.

  <注> RI は省略出来ないわけではないが、構文を含む文なので省略しないほうが安全だと思う。


●  SOO 〜 OZn −−

「非常に −− なので 〜 」 の意で、英語なら so −− that 〜 にあたる。 −−は形容詞か副詞で 〜 には
節が来る。 −− が形容詞の場合は、形容詞の直後に名詞が続くことも多い。 OZn の代わりに OENI オエニ 
や OKyLI オキュリ も可能。

例文: 景色がとても美しいので私達はそこに泊まった。

1類: 景色−W SOO  美しい RI OZn SEN BOIE 泊まる−T。
2類: Scenery−W RI SOO beautiful OZn SEN BOIE stay−T.

   <注> SE は人称代名詞一人称 SE の複数形。 BOIE は副詞 「そこに、そこで」。
       RI の時制助詞 −T については、「泊まる」 の時制 (過去) と同じと看做せるので省略。
       −T を残して、RI−T とすると大昔は美しかったが、泊まったときは定かでないことになる。


●  NAI OnLI 〜 OTT SLE −− 
  NAI OnLI 〜 OTT −− MO 

「 〜 だけでなく −− もまた」 で、英語の not only but also にあたる。 〜 や −− は、対になっていれば、
名詞、形容詞、動詞と何でもよい。 句や節でもよい。 MO は後置されるのでご注意 (SE MO 私も、の如く)。

例文: 私だけではなく兄も外国へ行く。  (見やすいように構文を赤色にします)

1類: NAI OnLI SE OTT SLE SEI 兄−W 外国 UT 行く。
2類: NAI OnLI SE OTT SLE SEI brother−W go UTL foreign country.

前置される追加助詞 SLE スレ の代わりに、後置される MO  モ (英語の too ) を使うと以下のようになる。

1類 : NAI OnLI SE OTT 兄−W MO 外国 UT 行く。
2類 : NAI OnLI SE OTT brother−W MO go UTL foreign country.

例文: 日本は中国とだけではなくインドとも条約を結んだ。

1類: 日本−W NAI OnLI 中国 EE OTT SLE BAARAT (EE) 条約−O 結ぶ−T。
2類: Japan−W go−into−T treaty−O NAI OnLI EEL China OTT SLE (EEL) BAARAT.
     ジャパンワ ゴーイントゥータ トゥリーティーオ ナイ オンリ エール チャイナ オットゥ スレ バーラトゥ

   <注> EE (EEL) は、修飾詞 「〜を相手に」 「〜と共に」。 インドの方につける EE (EEL) は省略可。
       BAARAT はインド。 参考までに、2類の例文に読み方を示しておきます。

例文: その女性は私に電話するだけではなく警察に手紙を書くだろう。

1類: BOI DAFE NAI OnLI ME−O 電話する  OTT SLE 警察−O 手紙−O 書く−R。
2類: BOI DAFE NAI OnLI call ME−O OTT SLE write−R police−O letter−O.

   <注> NAI OnLI は、 ME−O 電話する に掛かり、OTT SLE は、警察−O 手紙−O 書く−R に
       掛かる。 

前置される SLE の代わりに、後置される MO (英語の too ) を使う場合は以下。

1類: BOI DAFE NAI OnLI ME−O 電話する  OTT 警察−O 手紙−O 書く−R MO
2類: BOI DAFE NAI OnLI call ME−O OTT write−R police−O letter−O MO

   <注> NAI OnLI は、「ME−O 電話する」 に掛かり、後置される追加助詞 MO は、その前の
       「警察−O 手紙−O 書く−R」 に掛かる (を受ける)。


 命令文 + OnD −−

〜 せよ、そうすれば −−


 命令文 + OA  

〜 せよ、さもないと −−


● FAA 〜、  FAAK −−

  〜 すればするほど −−

これは構成詞を使わない構文の例。 ホームページ11号 3−6. 「その他の比較表現」 で学びました。




3) 節 理 詞 せつりし


節には、名詞節、形容詞節、副詞節の三つがある。 名詞節は、主節、目的節、補節のいずれかになり、形容詞節は
名詞や代名詞を修飾し、副詞節は動詞や文全体を修飾する。 節理詞はこれ等の節の節尾 (1類) か 節頭 (2類)
に位置して、文中に於けるその節の役割を明らかにしたり、他の語に働きかけたりする。 節理詞を見れば、その節が
名詞節か、形容詞節か、副詞節か分かる (副詞節を導く節理詞には、形容詞節も導くものがある)。

  <注> 節理詞は、英語でいうと接続詞になるが、全く同じというわけではないのでご注意下さい。 

節理詞の位置は以下のように、1、2類で正反対になるが、意味と働きは同じである。 語形については、名詞節を導く 
My ミュ や Dy デュ や、 形容詞節を導く Ky キュ や XU シュー のように、1、2類で同形のものもあるが、
修飾詞由来の節理詞 (これが最も多い) の場合は、修飾詞の語尾の違い (2類の修飾詞には L が付く) をそのまま
引き継ぐので、1、2類で形が異なる。 

1類:  節 + 節理詞 

2類:  節理詞 + 節 

名詞節を導く節理詞は、 My ミュ  と  Dy デュ の二つしかないが、形容詞節を導く節理詞と、副詞節を導く節理詞は
沢山ある。 名詞節を導く二つの節理詞と、形容詞節や副詞節を導く節理詞の代表的なものを、既に学んだ準動詞や
上で学んだ修飾詞と対照させて下表に示す (最初はザッと見るだけで、3−1.名詞節を導く節理詞へ進んで下さい)。
尚、節理詞は、修飾詞や構成詞と同様に、ノシロの造語である。

名詞節を導く 節理詞 
 
 1類/2類
形容詞節を導く 節理詞 
    1類/2類
副詞節を導く 節理詞
   1類/2類
名詞(代)と結び付く
修飾詞  1類/2類
動詞と結び付く修飾詞
   1類 /2類
  準動詞
My ということ   −M ということ
Dy  かどうか   −D  かどうか
Ky  〜するところの   −K  ところの
          −KE  (叙述)
UUK/UUKL 
 〜する、である(同格)
UK/UKL 
 〜という (同格)
 
XU 〜するところのもの  
AAT/AATL 
 〜する場所の
AAT/AATL 
 〜する場所で
AT/ATL 
 〜の場所の、で
 
EEA/EEAL 
 〜する時の 
EEA/EEAL 
 〜する時に
EA/EAL 
 〜の時の、の時に 
 
EEZ/EEZL 
 〜する場合の
EEZ/EEZL 
 〜する場合に
EZ/EZL 
 〜の場合の、に
 
EEB/EEBL 
 〜する程の
(例を挙げて程度を示す)
EEB/EEBL 
 〜する程に
(例を挙げて程度を示す)
EB/EBL 
 〜程の、に
 BI/BIL
 〜程の、に
EEC/EECL 
 〜するには
EC/ECL 
 〜には
 CI/CIL
 〜には
EED/EEDL 
 〜するための
EED/EEDL 
 〜するために 
ED/EDL 
 〜を求める、求めて
 DI/DIL
〜のための、
 〜のために
    EEF/EEFL 
 〜するならば
EF/EFL
 〜ならば
 FI/FIL
〜するならば
 
    EEJ/EEJL 
 〜しながら、〜しつつ
EJ/EJL
 〜の行為と共に 
 JI/JIL
〜しながら−
する(複動作)
 
EEM/EEML 
 あたかも〜するような
EEM/EEML 
 あたかも〜するように
EM/EML 
 あたかも〜のような
 あたかも〜のように
 
IIL/IILL 
 〜するような
IIL/IILL 
 〜するように
IL/ILL 
 〜のような、ように
 
KyUT 〜するところの   

)  XU シュー は英語の関係代名詞 what のように後行詞 (2類は先行詞) を含む。
    KyUT  キュートゥ  は、英語の関係代名詞 that や which に相当。  Ky より用法が
    窮屈になるが、英語の関係代名詞ファンは KyUT の方を好むかも知れない。


上表中の、AAT アートゥ (2類は AATL), EEA エーア (2類は EEAL), EEZ エーズ (2類は EEZL) については、
下表のように語尾に TI を付けて名詞化できる。 名詞化すると、 XU (英語の関係代名詞 what ) のように節理詞と
後行詞 (2類は、先行詞と節理詞) が一体化するので、一々 「場所」、「時」、「場合」 という語を書き出す必要がなくなり、
文中で AATTI−W (〜する場所は。英語なら単に where ではなく place where となる) や AATTI−O (〜する場所を) 
や AATTI−E (〜する場所) のように用いることができる。 もっとも、AAT、 EEA、 EEZ は簡単な文では、「場所」、
「時」、「場合」 という語を書き出さなくても意味が通ることが多いので、以下の三語の出番は少ないだろう。

     1類        2類
AATTI   アーッティ
       〜する場所
AATLTI   アートゥルティ
        〜する場所
EEATI  エーアティ
       〜する時
EEALTI  エーアルティ
        〜する時
EEZTI  エーズティ
       〜する場合
EEZLTI  エーズルティ
        〜する場合



3−1. 名詞節を導く節理詞

名詞節を導く節理詞は、My ミュ と Dy デュ の二つだけで、1類も、2類も同形である。

● My ミュ 「〜ということ」

My は英語の接続詞 that に相当する。 My に導かれる名詞節は、主節、目的節、補節のいずれかになる。
一つの文の中に My に導かれる主節、目的節、補節が共存する場合は、混乱を防ぐために、主節を導く My は
そのままにして、目的節や補説を導く My に −O や −E を付けて My−O や My−E としても良い。 
例文を見よう。

例文: あなたがノシロ語を熱心に勉強したということは重要である。   () 名詞節に下線。

1類: ME ノシロ語−O 熱心に 勉強する−T My 重要 RI。
2類: My ME hard stydy−T NOXILO−O (ZA) RI important.

   <注> ZA は2類の区切り助詞。 文中の句や節の終わりに置いて、そこが句や節の終わりである事を示す。
       区切り助詞は、文を分かり易くするだけで他の語への働きかけはしない。尚、1類では ZA ではなく、
       PA となり、句や説の最初に置いて、そこが句や節の最初である事を示す。 上の例文では、1類の
       区切り助詞 PA は不要である。 

例文: あなたが行くことは、彼女が行くことを、意味する。

1類: ME 行く My (PA) DAFE 行く My−O 意味する。
2類: My ME go (ZA) means My−O DAFE go

   <注> 名詞節が複数並ぶ(最初の名詞節は主節、次の名詞節は補節) ときは、上例のように目的節を導く 
       My の方に −O を付けて My−O ミュオ とすると分かり易い文になる。 主節を導く My には、
       −W は、それ無しでは混乱を生じてしまうという場合でない限り、付けない方が良い (しつこくなる)。
       又、このような簡単な文では、PA (文中の節の始まりを示す助詞) や ZA (文中の節の終わりを
       示す助詞) も不要だろう (ノシロ語の初学者のために付けるのは親切です)。

例文: 問題は、私が正しいということ、です。

1類: 問題−W (PA) SE 正しい (RI) My−E RI。
2類: Point−W RI My−E SE (RI) right

   <注> My に導かれる名詞節が補説 (補語というより補節) のときは、My−E とすると、そのことが
       よく分かる (但し、この程度の簡単な文では単に My だけで十分だと思う)。 PA は、1類の
       区切り助詞。 2類の区切り助詞 ZA は全く不要 (補節の終りが文全体の終わりでもあるので)。


● Dy デュ 「〜かどうか」

英語の if (〜かどうか)  や whether (〜かどうか) に相当する。

例文: 彼人が生きているかどうかは重要である。   ()名詞節に下線。

1類: FE 生きている (RI) Dy 重要 RI。
2類: Dy FE (RI) alive (ZA) RI important.

生きている、は自動詞の進行形 (生きる−In/live−In) でも表せる。 その場合、RI は不要 (置くと間違い)。
FE は三人称単数だが、性に言及しない言い方。 性に言及する 「彼」 は MAFE、 「彼女」 は DAFE 。

例文: 問題は、あなたが彼女を愛したかどうかということ、です。 

1類: 問題−W ME DAFE−O 愛する−T Dy RI。
2類: Matter−W RI Dy ME love−T DAFE−O



3−2. 形容詞節を導く節理詞

形容詞節を導く代表的な節理詞は Ky キュ である。 昔のノシロ文法 (テキスト) では、これを英語の関係詞 
that や which のようなものと説明していたが、 Ky の機能と使い勝手を向上させるために、 Ky を殆ど
総ての連体修飾節を導くことができる節理詞に改めます。 この変更 (機能強化) は、名詞節を導く節理詞の 
My と Dy の交換 (大昔は My と Dy の意味が逆だった) と同様に大きな変更なのでご注意願います。

● Ky キュ  「〜するところの」、 「〜であるところの」、 「〜する」

Ky を用いる時の語順は、他の総ての節理詞の場合と同じで

1類:  形容詞節 + Ky + 名詞 (代名詞、動名詞)

2類:  名詞 (代名詞、動名詞) + Ky + 形容詞節       ()形容詞節に下線。

となる。 1類では、被修飾語である名詞 (代名詞、動名詞)は、形容詞節の後に来るので後行詞 (こうこうし) と言い、
2類では、名詞 (代名詞、動名詞) が形容詞節の前に来るので先行詞 (せんこうし) という。 

後行詞/先行詞の頭に形容詞が付いて紛らわしくなっている場合は、後行詞/先行詞の直前に、識別助詞 An アン
を置いて、後行詞/先行詞を明示することが出来る (An は一つのという意味ではない)。 後行詞や先行詞に、幾つもの
形容詞や形容詞句が掛かって、どれが後行詞/先行詞なのか分かり難い場合には An は必須だろう。 

例文を見よう。

例文: パソコンを勉強している人は彼女の父親です。     () 形容詞節に下線。

1類: パソコン−L 勉強する−In Ky 人−W DAFEI 父親 RI。
2類: Person−W Ky study−In personal−computer−L RI DAFEI father.

    <注> 修飾句や修飾節中の目的語には −O オ ではなく −L オル を付ける。 −In は進行形。
        この文では、後行詞/先行詞の前に、形容詞も形容詞句もないので、An を付ける必要なし。

例文: 私が選択したクラスはキャンセルされた。 

1類: SE 選択する−T Ky クラス−W キャンセルする−TZE。
2類: Class−W Ky SE choose−T (ZA) cancel−TZE

    <注>  −T タ は過去。 −TZE タゼ は、過去受動態。

例文: 私の友人は、私がキャンセルしたクラスを、とった。  ()私は結局、登録しなかった。友人はした。

1類: SEI 友人−W SE キュンセルする−T Ky クラス−O 取る−T。
2類: SEI friend−W take−T class−O Ky SE cancel−T

例文: 妹が図書館で働いている弁護士は車を買った。   () 妹とは、弁護士の妹。

1類: FEI 妹−W 図書館 AT 働く Ky 弁護士−W 車−O 買う−T。
2類: Lawyer−W Ky FEI sister−W work ATL library (ZA) buy−T car−O.

   <注> ZA は2類の区切り助詞 (形容詞節が文の間に埋まっている場合に、形容詞節の終りを
       示して文の理解を容易にするのを主任務とする助詞)。 1類の区切り助詞 PA は不要。
       何故なら、 1類の文の形容詞節は、左側が空いているので、区切り助詞 PA 無しで容易
       に文を理解できるから。 尚、区切り助詞  PA  や  ZA  の挿入は任意である。

例文: 私は、妹が図書館で働いている弁護士を、知っている。

1類: SE FEI 妹−W 図書館 AT 働く Ky 弁護士−O 知っている。
2類: SE know lawyer−O Ky FEI sister−W work ATL library

例文: 彼女は、前夫に会った駅へ、行った。

1類: DAFE (PA) DAFE 前夫−L 会う−T Ky 駅 UT 行く−T。
2類: DAFE go−T UTL station Ky DAFE meet−T ex−husband−L

  <注>  最新の Ky の代わりに、 昔の KyUT キュートゥ を使うと、

        1類: DAFE (PA) DAFE AT 前夫−L 会う−T KyUT 駅 UT 行く−T。
        2類: DAFE go−T UTL station KyUT DAFE meet−T ex−husband−L ATL

       となる。 KyUT は英語の関係代名詞と似ているので、場所を示す修飾詞の AT (2類は ATL) が
       元の位置に残ることになる。 大抵の人にとって Ky の方が KyUT より使い易いだろう。


実は、上の六つの例文中、 Ky の使い勝手が改良されていることが分かるのは最後の例文 「彼女は前夫に会った
駅へ行った」 だけ。 しかし以下の用例を見れば、殆ど総ての連体修飾節を導けるようになった新しい Ky の使い
勝手の良さを確認できるでしょう (以下の文では、後行詞 (先行詞) が、状況や様相を示す形容詞節を受けている)。

例: 多くの生徒がページをめくる音      () 形容詞節に下線。

1類: MUQ 生徒−W ページ−L めくる Ky 音 
2類: sound Ky MUQ student−W turn page−L

   <注> この文は、「〜する時に紙の摩擦と空気が生み出すところの」 が省略されている。
       修飾節中の目的語には、−O オ ではなく −L オル を付ける。 MUQ は 「多数の、多量の」。

Ky の代わりに 「〜する時の」 の節理詞 EEA (EEAL) を使って、以下のように書いてもよい。

1類: MUQ 生徒−W ページ−L めくる EEA 音 
2類: sound EEAL MUQ student−W turn page−L

又、省略をせずに以下のように書くことは勿論差し支えない。 英文に慣れた人はこちらを好むかも知れない。

1類: MUQ 生徒−W ページ−L めくる EEA ページ−W たてる (作りだす) Ky 音 
2類: sound Ky page−W  make  EEAL  MUQ student−W turn page−L

    <注> EEA (EEAL) は、「〜のする時の、時に」 で、形容詞節も副詞節も導く。

例: 母が裏庭で落ち葉を焼くにおい

1類: 母−W 裏庭 AT 落ち葉−L 焼く Ky におい
2類: nice smell Ky mother−W burn dead−leaves−L ATL backyard

    <注> この文は、「焼く」 と 「におい」 の間に、「〜する時に落ち葉から生じるところの」 が省略されている。

Ky の代わりに 「〜の時の、時に」 の EEA (EEAL) を使っても良い。 EEA は形容詞節も副詞節も導く。

1類: mother-W  backyard  AT  fallen-leaf-L  burn-T  EEA  smell
2類: smell-O  EEAL  mother-W  burn-T  fallen-leaf-L  ATL  backyard.


以下のように書いても勿論良い。

1類:   mother-W  backyard  AT  burn-T  Ky  leave  UB  smell
2類:   smell  UBL  leave  Ky  mother-W  burn-T  ATL  backyard.

    <注> 母が裏庭で焼く落ち葉のにおい、の意。 修飾詞  UB  (UBL) は、 「〜の」 で、英語の of 。

例: 美人が座っている隣の席

1類: 美人−W 座る−In Ky 隣の席
2類: next seat Ky pretty lady−W sit−In

   <注> この文は、「座っている」 と 「隣席」 の間に、「場所の」 が省略されている。 

これ等の文 (上の三例) には省略があるため機械翻訳させると、時として問題を引き起こすが、人間同志の対話
なら先ず問題は起こらない。 それは人間の脳が省略された語を瞬間的に補う高度の推理能力を持つからである。
ノシロ語による対話は、人間同志が直接行うので、誰もが生まれながらに持つこの高度の思考力を存分に生かす
ことができるのです。

もう一言
機械翻訳は、対話の当事者なら当然知っている対話の背景、経緯、両者の個性や言語能力や内心の問題、次に
予想される展開といったものを十分考慮し切れないまま行われてしまうのが普通です。 つまり機械翻訳というのは、
多くの場合、解析能力が特に高いとは言えない上に、事情も経緯も知らない通訳者を雇っていきなり対話を始める
のに似ています。 実は、機械翻訳に携わる研究者の多くが、言語学や論理学やプログラムに長じた秀才であるに
も拘わらず、機械翻訳の質が中々向上しないのは、彼等の能力のせいというよりも、機械翻訳には元々超えること
が出来ない限界があるからなのです。 こうした見方に対しては、第三者に翻訳を求めるのは、対話の経緯や発言
者の内心など分からなくても、文章や発言を表面的に解釈するだけで済む場合に限られる筈だ、と反論されるかも
知れません。 しかし、それがそうであるのは、列車の時刻表や、ゴミの分別方法を述べた区役所の web サイトの
文章などに限られるのではないでしょうか。 過去の経緯や当事者の内心から切り離された政治やビジネス交渉
なんて少ないのではないかと思います。 他方、ノシロ語を利用する対話はあくまで当事者が行うので、対話の背景
や経緯を知ることが出来ないことによる、或いは、分析力や類推力の不足による迷訳や誤訳は本来的に起こり難く
なります。 勿論、ノシロ語の利用者は母語を使うのと比べて少し不自由を感じる (殊に初学者の場合) と思います
が、それでも対話の当事者が自分で文を作って伝え合うことに変わりはないので、事情を知らない第三者 (翻訳ソ
フト等) が入ることによる誤訳や迷訳という問題は起こり難くなります。 又、ノシロ語も勿論、機械翻訳にかけること
ができますが、従来の機械翻訳ソフトとは異なり、文脈解析も構文解析もなく、唯単語を置き換えて機械的に語順
を逆にするだけなので、話者や書き手の意思を誤まって伝えてしまう危険性は格段に小さくなるのです。 


最後に、複数の形容詞節が同じ後行詞 (2類は先行詞) を修飾する場合を考える。 この場合は、構成詞 OnD を
間に入れて、重要度の高いもの或いは起きた時刻順に形容詞節を並べる。 例として、形容詞と、形容詞句と、二つ
の形容詞節が同じ後行詞 (先行詞) を修飾するとき (こんなに重なるのは稀でしょうが) の語順を以下に示そう。

1類: 形容詞節Ky + OnD + 形容詞節Ky + OnD  形容詞句形容詞An後行詞

2類: 形容詞An先行詞形容詞句 OnD Ky形容詞節 + OnD + Ky形容詞節

 () 形容詞句は、1類は 「名詞(代名詞、動詞)+修飾詞」、2類は 「修飾詞+名詞(代名詞、動詞)」 の形をとって
     他の名詞を修飾する。 勿論、他の名詞というのはここでは後行詞 (2類は先行詞) である。 An は、直後の
     語が後行詞 (先行詞) であることを示す識別助詞。 英語の An のように 「一つの」 という意味はない。


例文を見て行こう。

例: 鳩が住んでいたところの、 そして多くの人が利用したところの、 そして湖のそばの、 大きな、   が焼け落ちた。
    (形容詞節)           (形容詞節)           (形容詞句)  (形容詞)  (後行詞)

1類: 鳩-W 住む-T Ky OnD MUQ 人-W 利用する-T Ky OnD 湖 IB  大きな  An -W 焼け落ちる-T。

2類: Large An Station-W IBL lake OnD Ky pegeon-W live-in-T OnD Ky MUQ people-W use-T  burn-down-T.

  () 1類の という後行詞 (station は先行詞) には、形容詞句や形容詞が掛って、どれが後行詞/先行詞なのか
     分かり難いので、の前に (station の前に) 識別助詞 An を置いている。 「住んでいた」 を進行形にして、
     住む-In としても良い。 その場合は、住む-In-T となる。 尚、「鳩が住む」 や 「人が利用する」 のが 「焼け落ちる」
     より以前ではなく、同時であること (炎の中で焼け死んだ鳩や人がいる) を示す場合は、「住む」 や 「焼け落ちる」
     に過去の -T を付けずに原形表現にする。 ノシロの時制の調整は、英語の時制の一致 と少し異なるのでご注意
     (ホームページ10号 の 1−7 時制の調整、を参照)。


● UUK ウーク 「 〜するという (同格)、 〜であるという (同格)」    ()  UUK は英語の同格の that に相当。

例文: 総ての子供が学校へ行かなければならないという考えは間違いかも知れない。  ()形容詞節に下線。 

1類: 総ての 子供−W 学校 UT GIM 行く UUK 考え−W 間違い GIME RI。 
2類: Idea UUK all children−W GIM go UTL school (ZA) GIME RI wrong. 

   <注> GIM は助動詞 「ねばならない」。 GIME は助動詞 「かも知れない」。 

例文: 私は多くの人が殺された (という) 事実を報告せざるを得なかった。 

1類: SE (PA) MUQ 人−W 殺す−TZE UUK 事実−O GIVI 報告する−T。
2類: SE GIVI report−T fact−O UUK MUQ REn−W kill−TZE

    <注> MUQ は「多くの」。 - TZE は過去受動態。 GIVI は助動詞 「〜せざるを得ない」。


● XU シュー 「 〜するところのもの」    ()  XU は英語の what  に相当。

例文: 私が求めているのはナイフとフォークです。     () 形容詞節に下線。

1類: SE IYUS XU−W ナイフ OnD フォーク (RI)。
2類: XU−W SE IYUS (RI) knife OnD fork.

    <注> IYUS は、欲する ( IYAnS も可)。

例文: あなたは私が知りたいことに答えた。

1類: ME SE 知る < IYUS XU−O 答える−T。    メ セ シル ン イユース シューオ コタエルタ
2類: ME answer−T XU−O SE IYUS > know.  メ アンサータ シューオ セ イユース ン ノウ


ここで、 XU の用い方について、もう少し知識を増やしておこう (これを飛ばして、3−3. へ行っても良い)。

土産物店で店員に対して、「私の友達が今買ったのと同じものを私にも一つ下さい」 という時の形容詞は ANO アノ。 
不定代名詞なら ANOn アノン。 この形容詞を XU シュー に付けると以下のような意味になる (1類だけ示す)。
2類は、形容詞節が XU の後 (右側) に来る。   () XU の頭に An を付ける必要はない。

形容詞節 + ANO XU    アノ シュー     「ところのものと同じものを一つ」
形容詞節 + ANO 2 XU  アノ ニ シュー   「ところのものと同じものを二つ」
形容詞節 + ANO 3 XU  アノ サム シュー  「ところのものと同じものを三つ」

ANO があるので同じ量産品の中から別のものを選ぶことになるが、ANO がないと、友人が買ったものをその友人
から取り上げて自分に下さい、と言う意味になり穏やかではない。 尚、「形容詞節 + Ky ANOn」 でも、「形容詞節
+ ANO XU」 と同じ意味になる。

こうした場面でよく使われる形容詞は、AIDI アイディ 「異なる」 や AIMIL アイミル 「似た」 だろう (以下)。

形容詞節 + AIDI  XU     「ところのものと異なるもの」
形容詞節 + AIMIL XU         「ところのものに似ているもの」

これ等はそれぞれ以下と同意である。

形容詞節 + Ky AIDIn
形容詞節 + Ky AIMILn

AIDIn アイディン 「異なるもの」、 AIMILn アイミルン 「似たもの」 で不定代名詞 (人でも物でもよい)。


● EED エードゥ  「 〜するための」    () 修飾詞由来の節理詞なので、2類は EEDL となる。

例文: これは研修生が血液をテストするための機器です。    () 形容詞節に下線。

1類: TO−W 研修生−W 血液−L テストする EED 機器 (RI)。
2類: TO−W (RI) equipment EEDL trainee−W test blood−L

   <注> 例えば 「私は雪をかくためのシャベルを買った」 等は、雪をかく主語がないので動形容詞を使う。
       尚、EED  (2類は EEDL) は副詞節も導く(〜するために)。


● IIL イール  「〜するような(類似)」    () 修飾詞由来の節理詞なので、2類は IILL イーッル となる。

主に 「例示する」 場合に使う ( Ky で間にあう場合もある)。

例文: それは、市民がオリンピック・メダリストを歓迎したのと同じような、歓迎だった。

1類: TE (PA)  市民-W  オリンピック・メダリスト-O  歓迎する-T IIL 歓迎 RI−T 。
2類: TE RI−T welcome  IILL  citizen-W  welcome−T Olympic-medalist-O.

    <注> IIL  (2類は IILL)  は副詞節も導く (英語の as や like に相当)。


形容詞節を導く節理詞は上に挙げたものの他にもある。 多くは副詞節も導く ( Ky、 UUK、 KyUT  は形容詞節
のみ導く) が、 いずれも難しくはないので説明を省略して、副詞節を導く節理詞に移ろう。



3−3. 主に副詞節を導く節理詞

副詞節を導く節理詞は沢山あり、修飾詞由来のものが多い。 修飾詞由来の節理詞は、1類と 2類 の語尾の違い
(1類の修飾詞の語尾に L を付けると 2類の修飾詞になる) をそのまま引き継ぐ。 主節 と 副詞節 (多くが条件節)
の順序については、1類 や 3類 の文は、副詞節先行 ・主節後行になることが多いだろう。 何故なら、日本語、韓国
語、ヒンディー語、アラブ語などでは、副詞節先行文 (主節後行) が多いので (会話はまた別だが)、それをノシロ語に
直すと、自然に副詞節先行のノシロ文になるからである。 2類でも、ドイツ語やロシア語は副詞節先行が多いようだ。

実質的に国際標準語となっている英語では、主節先行が多いものの、強調目的で副詞節を先行させることもよくある。
但し、ノシロには強調目的で副詞節を先行させる技法は無いので、副詞節先行 ・主節後行の英文を、その節順を保っ
たままノシロ文に翻訳しても (それはそれで良いが) 強調効果は没却されてしまう。 ノシロでは、強調は VI や VII 
を使って行うので、改めて、副詞節に VII を付けたり、VII と −VII で囲む必要がある。結局、ノシロ1類 と
3類の文は副詞節先行 ・主節後行文が圧倒的に多くなり、 2類の文は主節先行 ・副詞節後行文がやや多くなる
だろう。

以下に、主節と副詞節 (しばしば条件節) の典型的な節順 (つまり、節が並ぶ順序) を公式化して示す。

例文:  私は死ぬ前に、ルーブル美術館へ行く。    

 1類   SE 死ぬ UUO  SE ルーブル美術館 UT 行く。
     (副詞節)          (主節 = 名詞節)
 2類  SE go UTL Musee du Louvre UUOL SE die.
    (主節 = 名詞節)             (副詞節)  

  () 「〜する前に (英語の接続詞 before) 」 は、節理詞 UUO (UUOL)。 死ぬ前に、つまり生きているうちに。

上のルールを破るとき、つまり、1類で主節が副詞節に先行するときや2類で副詞節が主節に先行するときは必ず
主節 と 副詞節を 点( 、) や カンマ( ,) で区切る
。 上例のように 節理詞が文中に来る場合は、その節理詞が 主節
と 副詞節を分ける形になるので、カンマは不要
。 但し、主節が命令文の場合は、節理詞の位置に関わらず、主節と
副詞節の間に必ずカンマ
を置く。 主節が疑問文の場合も命令文の場合と同じ。 

既に何度も述べているが、ノシロ語では副詞節 (屡条件節) が最初に来たからといって、それが強調されていることに
ならない
(同条件の下で順位があるときは、最初の語が強調されているとして良いが) ということ。 ノシロ語の強調は、
強調助詞の VI  ヴィ (語を強調する) や VII  ヴィー (句や節を強調) を、強調したい語や句や節の前に置いて行う

句や節で、強調範囲を明示しないと混乱を生じる恐れがあるときは、VII  と  −VII でその範囲 (副詞節) を囲む。

  () 上の例文は、「死」 という名詞と、UO という修飾詞 (2類は UOL) を組み合わせれば文を短く
     できるが、文法説明のために敢えて 節 と 節理詞 を使っている。 尚、UUO の代わりに IIC
     にすると、私は死ぬまでルーブルに行く (行き続ける) という意味になる (熱烈なルーブルファン ? )。
     UUO の代わりに AAI (期限強調)だと、遅くとも死ぬまでには行くという意味で、UUO と殆ど同じ。 


もう一つ重要な事は、副詞節の中の主語が主節中の主語と同じ場合は、副詞節中の主語は省略できるということ。
省略の効果は、繰り返しをなくして、引き締まった文にすることである。 但し、この省略はノシロ語に慣れてからすべき
だと思う。 当ホームページでは、初学者を考慮して、副詞節中の主語の省略は多くの場合していない 


副詞節を導く節理詞は、仮定を表すもの、譲歩をあらわすもの、そうでないもの に大別してご紹介します。


3−3−1. 仮定を表す副詞節を導く節理詞

EEF エーフ、 EEG エーグ、 EEK エーク、 EEL  エール、 EEM エーム、 と五つある。  これ等は
総て修飾詞由来なので、修飾詞の語尾の違い(2類の修飾詞には L が付く) をそのまま引き継ぐ。 

  () EEK、EEL は 「条件、付帯条件」 に、 EEM は 「偽装」 に分類することも可能。


● EEF (2類は EEFL)  「 もし 〜 ならば 」

英語の  If  (conditional  if ) に相当する。 論理学の If も普通はこれである。 ノシロ語の仮定文は、仮定内容が
事実であってもなくても同文になる。 事実と異なる仮定をする場合 (英語の仮定法過去や過去完了) は、帰結文の
方に助動詞 GITT ギットゥ を入れる。 仮定文の語順は、

1類: 副詞節 + EEF
2類: EEFL + 副詞節    となる。

 () 実は、日本語の 「もし」 は英語の If よりも if and only if  (iff と略す) にあたることが多い。 
     この方は、 EEF ではなく EEG エーグ で表す (2類は EEGL エーグル)。


簡単な状況設定をしてから例文を見て行こう。

[状況設定 - A]

読者が例えば東京に住み、読者の父親は健在で名古屋に住んでいる。 来月、父親が東京まで読者に会いに来るか
どうか読者には全く 分からない 場合を考える。  () 読者というのはこの頁を読んで下さっているあなたのこと。

例文: もし父が私に会いに来るなら、私は父にレインボウブリッジを見せたい。  () 副詞節(仮定文)に下線。

1類: 父−W SE−L 会う DI 来る EEF SE 父−O レインボウブリッジ−O 見せる < IYUS。 
2類: SE IYUS > show father-O Rainbowbridge-O EEFL father-W come DIL see SE-L.

   <注> −DI は動詞と結び付く修飾詞で 「〜するために」。 見せる < IYUS は、 ミセル ン イユース 
       と読む。 IYUS > show は、イユース ン ショウ と読む。 英語なら want to show である。
       節理詞 EEF (2類は EEFL) が文の中央にある (主節と副詞節の間にある) ので、点や カンマは
       不要 (但し、主節が命令文のときは念の為に 「点」 や 「カンマ」 で区切る)。 尚、レインボウブリッジ
       というのは東京湾岸のつり橋でちょっとした観光名所になっている。

   <注> 以下の節順でも間違いではない。 1類や3類の人は会話でもない限りこうした節順にはしない
       だろうが、2類の人は時々するだろう。 主節と副詞節の間に点やカンマを忘れないこと。 

1類: SE 父-O レインボウブリッジ-O 見せる < IYUS、 父-W SE-L 会う DI 来る EEF。 
2類: EEFL father-W come DIL see SE-L, SE IYUS > show father-O Rainbowbridge-O.  

   <注> 上の文で、副詞節を強調したいときは以下のように副詞節の前に VII を置くか、副詞節を VII と 
       −VII で囲む (−VII まで必須という訳ではなく、大抵は VII を節頭に置くだけで十分)。  2類の
       書き手が、副詞節を (主節よりも) 最初に読んでもらえる効果はあるのだから、 VII や -VII を使わ
       なくても良いと (強調と似たような効果を出せる) 考えるなら、それでも良いと思う。

    1類:  SE 父-O レインボウブリッジ-O 見せる < IYUS、  VII 父-W SE-L 会う DI 来る EEF -VII
    2類:  VII EEFL father-W come DIL see SE-L -VII,  SE IYUS > show father-O Rainbowbridge-O.


[状況設定 - B]

父が既に何年も前に死去していて、今、東京に出て来ることはあり得ない場合。

例文: もし父が私に会いに来るなら、私は父にベイブリッジを見せたい。

1類: 父−W SE−L 会う DI 来る EEF SE 父−O レインボウブリッジ−O GITT 見せる< IYUS。
2類: SE GITT IYUS >  show father-O Rainbowbridge-O EEFL father-W come DIL see SE-L.

事実と全く異なる仮定をしている、つまり死去した父が会いに来ることは不可能だから、私が父にレインボウベイブリッジを見せ
ることなどできるわけがない (私が父とは関係なしに一人で見に行くことは出来るが)。 このことを示すために帰結文の方に、
助動詞 GITT ギットゥ を置く (動詞の直前に)。 仮定文には何も入れない。 GITT は、事実と異なる仮定をして話を進
める
場合の専用助動詞で、英語の仮定法過去や仮定法過去完了のようなものである。


[状況設定 - C]

読者が読者の友人に話しをしている (読者が友人を心配して相談にのってあげている)。

例文: もし私があなた(友人)なら、私は画家になる。

1類: SE ME RI EEF SE 画家−E GITT EQKAZ。
2類: SE GITT EQKAZ painter−E FFEL SE RI ME. 

これも事実と異なる仮定をしている (私があなたである筈がない) から GITT を帰結文に入れる (これは典型的な
アドバイス文であり GITT がなくても意味は分かるけれど入れることにしよう)。 読者が画家以外の道を目指している
のか、それとも画家を目指していて、自分と境遇や性格が似ている友人にも同じように画家を目指せと説得しているの
か、そのあたりは文章の前後をもっと良く読まなければ分からない (ここでは、それは示されていない)。 この表現は
英語ならアドバイス文の一種で仮定法過去で表すところだが、ノシロ文法は事実と異なる仮定であっても仮定文の方
は変わらない。 簡単な文なので ME−E としなくても良い。 画家 や painter の後ろの −E も省略可。


[状況設定 - D]

読者が、熱心に勉強したかどうかを誰にも (読者にも) 言わない無口な友人に話しかける。

例文: もしあなたが熱心に勉強していたら、合格通知が明日来るだろう。

1類: ME 熱心に 勉強する−T EEF   合格通知−W 明日 来る−R。
2類: Acceptance letter−W tomorrow come−R EEFL ME hard study−T


[状況設定 - E]

読者が、試験に落ちたのは熱心に勉強しなかったため、と公言している友人に話しかける。 
つまり読者は友人の不勉強を知っている。

例文: もしあなたが熱心に勉強していたら、合格通知は明日来るだろう。

1類: ME 熱心に 勉強する−T EEF  合格通知−W 明日 GITT 来る−R。
2類: Acceptance letter−W tomorrow GITT come−R EEFL ME hard study−T

  <注> 時を表す修飾詞 ED (2類は EDL) を使って、 明日 ED や EDL tomorrow としても良い。
      合格通知など来るはずがないことを知っていて言っている (だから GITT が付く)。


参考仮定の節理詞は使わないが、事実と反対の状況に基いて願望を述べる表現がある。 かなわぬ願いや
かなう筈がない事を 「かなえば (良いのに) なー」 と述べるもので、それには動詞 IYX イユシュ を使う。 この
場合は、仮定の副詞節はない (省略されている) ので、いきなり主節が現れることになる。

例文: 私がカメラを(今)持っていたらなー。 

1類: SE SE カメラ−O TUV My IYX
2類: SE IYX My SE TUV camera−O.

  <注> TUV は「持つ」。  IYX は 「かなわないけれど望む」。 英語の wish。 

例文: 私がカメラを (過去のあの時) 持っていたらなー。

1類: SE SE カメラ−O TUV−T My IYX
2類: SE IYX My SE TUV−T camera−O.


● EEG (2類は EEGL)   「もし 〜 ならば」 

排他的 if つまり英語の iff で、日本語の 「もし 〜 なら」 は EEF(L) よりも、この EEG(L) に近い。
例えば、「明日もし晴れならピクニックに行く」 という文を EEF を使って書くと、「晴れなかった場合は、ピクニック
に行くこともあるし、行かないこともある」 という意味になるが、 EEG を使えば、「晴れなかった場合は行かない」
一つに決まってしまうのである。 つまり EEG だと、ピクニックに行くのは晴れた場合のみに限定される。

参考) 修飾詞 EEG (EEGL) に導かれる文中で、仮定される語をピンポイントで明示することができる
 仮定特定詞 GRE グレ というものがあります。 前のホームページ11号の 4−9. で勉強済みです。
 これは、EEG (EEGL) という節理詞を使わなくても文を仮定文にしてしまう便利な助詞です。


● EEK (2類は EEKL)  「 〜と仮定して 」 (仮定、条件)      () 形容詞節も導く。

例文: 摩擦はないと仮定して計算せよ。    () 副詞節に下線。

1類: 摩擦−W NAI RIZ EEK、 YO 計算する。
2類: YO calculate, EEKL friction−W NAI RIZ

   <注> 以下でも間違いではない。 命令文 (主節) と副詞節だから、両者の間に、点やカンマを入れる。
        主節が疑問文のときも同様。 尚、ノシロでは、副詞節を先行させても強調とは看做さない。 

        1類: 摩擦−W NAI RIZ EEK、 YO 計算する。
        2類: EEKL friction−W NAI RIZ, YO calculate.

        1類: YO 計算する、 摩擦−W NAI RIZ EEK
        2類: YO calculate, EEKL friction−W NAI RIZ


● EEL (2類は EELL )   「 〜する限り 」 (仮定、条件)

例文: あなたが彼等を助ける限り、私はあなたを助ける。  () 副詞節に下線。

1類 : ME FEN−O 助ける EEL  SE ME−O 助ける。
2類 : SE help ME−O EEFL ME help FEN−O


● EEM (2類は EEML )  「 あたかも 〜 のような(に) 」 (仮定、偽装)     () 形容詞節も導く。

例文: 彼女は自分が総て知っているかのように話した (実は全く知らないか、一部しか知らないのに)。

1類: DAFE 総て−O 知る EEM  DAFE 話す−T。     () 副詞節に下線。
2類:   DAFE talk−T EEML DAFE know all−O



3−3−2. 譲歩を表す節理詞

● EEN (2類は EENL )  「 たとえ 〜 でも 」、 「仮に 〜 だとしても」 (譲歩 even if )

例文: たとえ彼が間違いを犯しても、誰も不平を言わない。     () 副詞節に下線。

1類: MAFE 間違い−O 犯す EEN NAI JE 不平−O 言う。
2類:   NAI JE say complaint−O EENL MAFE make mistake−O

   <注> NAI JE は英語なら no one (nobody)。 以下も可 (REnN レンヌ は人々)。

        1類: MAFE 間違い−O 犯す EEN REnN−W 不平−O NAI 言う。
        2類:  REnN−W NAI say complaint−O EENL MAFE make mistake−O



3−3−3. その他の節理詞 (仮定や譲歩以外)

先ず修飾詞由来のものから紹介しよう (下表)。 節理詞に導かれる節は、「主語+動詞」 という骨格を持つが、
その主語が主節内の主語と同じ場合は節理詞に導かれる節の主語を省略できる。これはしつこくなるのを防ぐ
ためで、日本語や英語でも同じこと (但し、ノシロに慣れるまでは主語を書き出して何も悪いことはない)。

修飾詞は1、2類で語尾が異なり (1類の修飾詞の語尾に L を付けたものが 2類の修飾詞)、節理詞もその語尾の
違いを引き継ぐ。 尚、以下の殆どの節理詞は形容詞節も導くことができる (*印 を付けたものは副詞節のみ導く)。

   節理詞
 1類/2類
    読み方               意味        参考
AAB/AABL アーブ/アーブル S が V するということについて

例: 委員会は、S が V したことについて議論す
ることになる。

(注)目的節を単に My で表すのと比べて、
S が行った様々な行為の中から、 S が V したこと
を特に取り立てる (pick up) という感じが出る。
 about that S+V
 concerning that S+V
AAC/AACL アーツ/アーツル S が V するということの代わりに

例: S が V する代わりに、C が D する
 instead of that S+V
AAE/AAEL アーエ/アーエル S が V するということを除いて

例: S が V する(である)ということを除いて
 except that S+V
AAF/AAFL アーフ/アーフル S が V する後で (に)

例: S が V する後に (例: S が出発した後に)
 after S+V
AAG/AAGL アーグ/アーグル S が V するということに対抗して

例: S国がミサイルを発射するのに対抗して、
   C国は迎撃ミサイルを発射する。
 against that S+V
AAI /AAIL  アーイ/アーイル  S が V するまでには (遅くとも) 

例: 日が沈むまでには、洗濯を終える。
 by the time S+V
AAN/AANL アーヌ/アーヌル S が V することと比べて〜。

例: S が3ヶ国語を話すのと比べて(対して)、
     Cは3種の楽器を演奏する。
 compared with that S+V
AAS/AASL アース/アースル S が V して以来

例: S が勝利して以来、多くの災難が起きた。
 since S+V
AAT/AATL アートゥ/アートゥル 〜するところで (場所)。 以下のいずれも可、

副詞節か形容詞節+AAT
...S が V する場所で、場所の

例: あなたは今いるところに留まれ!
M1: YO ME RIZ AAT 留まる。
M2: YO stay AATL ME RIZ.
      (Stay where you are.)
(注) 留まるは IDyREZ だが、RIZ でも良い。

副詞節か形容詞節+AAT+場所
...S が V する場所で

例: ここは私が本を失った場所です。
M1:TOA-W (PA) SE 本-O 失う-T AAT 場所 RI。
M2:TOA-W RI place AAT SE lose-T book-O.
     (This is the place where I lost my book.)
(注) TO より TOA (ここ、この場所) の方がよい。

例: 以前私達が会った場所で会おう!
M1:SEN IUEB 会う-T AAT 場所 AT LECC 会う。
M2:LECC meet ATL the place AATL SEN IUEB mee-T.  (Let's meet at the place we met before.)

副詞節か形容詞節+AATTI
...S が V する場所で、場所の

例: ここは私が本を失った場所です。
M1:TOA-W SE 本-O 失う-T AATTI (RI)。
M2:TOA-W (RI) AATLTI SE lose-T book-O.
     (This is where I lost my book.) 
(注) AATTI は場所という名詞を含み、短文になる。

 形容詞節+Ky+場所+AT
...S が V する場所で(場所の)

例: ここは私が本を失った場所です。
M1:TOA-W SE 本-O 失う-T Ky 場所 RI。
M2:TOA-W RI place Ky SE lose-T book-O.

例: その人は私が本を失った場所で財布を失った。
M1:FE (PA) SE 本-O 失う-T Ky 場所 AT
      財布-O 失う-T。
M2:FE lose-T purse-O ATL place Ky SE lose-T       book-O.
  where S+V
AAU/AAUL アーウ/アーウル S が V するということによって

例: S が V した(である)ことによって C は D と なった。
     (注)受動態の修飾詞 AU の意味と同じ
 by that S+V
IIC/IICL イーツ/イーツル S が V するまで (或る時点までの動作継続)

例: 私は相手が非を認めるまで戦うぞ。
 untill /upto S+V
IID/IIDL イードゥ/イードゥル S が V するという理由で、〜なので

例: ダークホース校が優勝したので委員会は...
 since S+V
IIE/IIEL * イーエ/イーエル S が V する (である) 限り

例: 論点が古代の気候である限り私は参加しない
 as far as 
 concerned  S+V
IIF/IIFL * イーフ/イーフル S が V であるということについては
  〜ということについてどうかと言えば

例: S が V である(する)ことについては
   委員会は既に結論を出している。

(注)AAB と同じだが、逆転結論が出そうな場合や、改めて論を立てるときには IIF の方が向いている。
 as for that S+V 
IIL/IILL イール/イーッル S が V するのと同様に

例: 漁師が魚を捕るのと同様に、狩人は
   獣を捕る。漁師が魚を捕るような方法を
 as,  as much as  S+V
IIM/IIML イーム/イームル S が V するということから

例: その事件は、彼が彼女に会ったことから
   始まった。
 from that S+V
IIN/IINL イーヌ/イーヌル S が V する (である) ということの中に

例: 真実はAがゾロアスター教徒であった
   ということの中にある。
 in that S+V
IIRP/IIRPL イールプ/イールプル S が V するということの背後に

例: 彼がそんな犯罪を犯したことの背後には
 back of that S+V
IIY/IIYL イーユ/イーユル S が V する (である) ということに加えて

例: S が V であるのに加えて
 in addition to that  S+V
IIZ/IIZL イーズ/イーズル S が V するということと共に

例: S が獲物を追いたてると共に、C は
     太鼓をたたいて大きな音を出す
 with that S+V
UUC/UUCL ウーツ/ウーツル S が V すること無しに

例: 議員が決議すること無しに、その法律
   は自然成立する。
例: その木は人々がそれを護り育てることなしに
   大木になった。
例: 三番目の疑問点が解き明かされることなしに
   その薬は製品化されてしまった。
 without that  S+V 
UUO/UUOL ウーオ/ウーオル S が V する前に(時)

S が V する前に、CはDする
 before S+V
UUP/UUPL ウープ/ウープル S が V する (である) ということに基づいて
S が V するということを見ると (推論の根拠)。

S が V する(である)ことに基づいて、CはDする。
S が V する(である)ことからして、CはDする。
 based upon S+V
 seeing that S+V
UURP/UURPL ウールプ/ウールプル S が V する間に

S が V する間に、CはDする
 while S+V
UUS/UUSL * ウース/ウースル S は V するけれども

S は V するけれども、CはDする
 though S+V
UUY/UUYL ウーユ/ウーユル S が V するその先に
S が V であるということの先に (以遠に)

例: S がそう主張する先には何が起こりそうか
   考えよ。 SがVする先にはいずれCがDする
   ことが予想される。
 beyond S+V
UUZ/UUZL ウーズ/ウーズル S が V するということ以外に

例: 東京都は保育所を作る以外に
   奨学金を増やす
 besides S+V
EEA/EEAL エーア/エーアル S が V する時に。以下のいずれも可、

副詞節か形容詞節+EEA 

副詞節か形容詞節+EEA+時

副詞節か形容詞節+EEATI 
 ...
形容詞節+Ky+時T+EA 
 ...
 when S+V
EEB/EEBL エーブ/エーブル S が V する程に  to不定詞
EEC/EECL エーツ/エーツル S が V するには  to不定詞
EED/EEDL エードゥ/エードゥル S が V するために

例: その部屋は、学生達が休息するために
   作られた。
 to不定詞 (in order to do)
EEJ/EEJL エージュ/エージュル  S が V する間に、  S が V しながら 

例: S が V する間に、CはDする
     (注) S = C なら S を省略してよい
 while S+V
EEP/EEPL エープ/エープル S が V するのに応えて、〜に反応して

例: S が V に質問したのに応えて CはDする。
 in replying to that S+V
EERP/
EERPL
エールプ/エールプル S が V するのに拘わりなく、〜に関係なく

例: S が V であることに関係なく、CはDする
 regardless of that S+V
EET/EETL エートゥ/エートゥル S が V するのを棚上げして

例: S が V したことを脇に置いて、CはDする
 putting that  S+V side
EEY/EEYL エーユ/エーユル S が V するということを含めて

例: S が V することを含めて、CはDする
 including S+V
EEZ/EEZL エーズ/エーズル S が V する場合に

例: 退学処分を受けた者が万一登録する場合、
   そのクラスは開講されないかもしれない。
 for the case that S+V

 () EEJ/EEJL は、Version 2.7 で追加された (平28.09.01)。 この節理詞は、この後登場する節理詞 PLP 
  と似ているが、EEJ/EEJL は主に異なる主語がそれぞれの動作を行う場合に使われ(例: 父親が梯子を支え
  ているうちに息子は枝を切った)、PLP は異なる主語が行う動作の相関等を表す場合に使う (例: 価格が
  上がるにつれて需要は減少した)。 つまり、EEJ/EEJL は英語の while で、PLP は英語の as に近い。
  尚、PLP は修飾詞由来の節理詞ではない (オリジナルの節理詞) から、1、2類で同形である。



  重 要 

上表中の、 EEA (時)、 AAT (場所)、 IID (理由)は、疑問詞の HE (いつ)、 HO (どこ)、HyA (なぜ) と混同し易い。 
ノシロ語では本当に疑問がある場合しか疑問詞を使わない。 以下の三つの例文には疑問は含まれないので、疑問詞は
使わず、 EEA や AAT や Ky を使う。

例文: 母がその家を訪れた、彼はテレビを見ていた。  () 副詞節に下線。

1類: 母−W BOI 家−O 訪れる−T EEA  MAFE テレビ−O 見る−TIn。
2類: MAFE watch−TIn TV−O EEAL mother−W visit−T BOI house−O

   <注> この文に 「疑問」 は全然ないので、疑問詞 HE (いつ ?) は使わず、 EEA を使う。

例文: 私は高僧鑑真が上陸した場所行った。   () 形容詞節に下線。

1類: SE 高僧鑑真−W 上陸する−T AAT 場所 UT 行く−T。
2類: SE go−T UTL place AATL highmonk Ganjin−W land−T
 
1類: SE 高僧鑑真−W 上陸する−T AATTI UT 行く−T。
2類: SE go−T UTL AATLTI  highmonk Ganjin−W land−T

1類: SE 高僧鑑真−W 上陸する−T Ky 場所 UT 行く−T。
2類: SE go−T UTL place Ky highmonk Ganjin−W land−T

   <注> この文には 「疑問」 はないので、疑問詞 HO (どこ ?) は使わず、 AAT や AATTI  や Ky を使う。

例文: 孤児たちは、アメリカ人の養母が70歳まで働き続けた理由を、知っている。

1類: 孤児たち-W アメリカ人 養母-W 70歳 IC 働く < UKOAS-T Ky 理由-O 知っている。
2類: Orphan-W know reason-O Ky American  foster mother-W UKOAS-T > work ICL 70.

   <注>  IC (ICL) は、〜まで。 UKOAS は、続ける。 この文が、もし 「孤児たちはアメリカ人の養母が
       70歳まで働き続けた理由を尋ねた」 なら、疑問があるから HyA (なぜ ?) を使うことになる。
       では、「孤児たちは理由を想像した」 ならどうか (多少とも疑問を含む感じ)。 どちらでもよいと思う。 


次は修飾詞に由来しないオリジナルの節理詞。 修飾詞と無関係なので修飾詞の語尾の違い(2類には L が付く) を
引き継ぐこともなく、 1、2類が同形 となる。 大抵は副詞節を導くが、PLA, PLI, PLP, PLE, PLO, TWA, TWI は形容詞節
を導くこともできる。

     節理詞    読み方                   意 味
ALES アレス 〜しないなら、〜しない限り (=unless) 
NVAL ヌヴァル  〜しないように (lest)
NVEE ヌヴェー  〜出来ないように (so that  S + can not ..... )
PLA プラ  〜の少し前に (little before)
PLI   プリ 〜の直前に (immediately before)
PLP  プルプ 〜と同時の、〜につれて(同時連動の、相関して)
(at the same time / as )
PLE  プレ 〜の直後に (immediately after)
PLO  プロ 〜の少し後に (little after)
PEEC ペーツ 〜になって初めて(やっと)
(例:  1960年に多くの病院が水没して初めて(やっと)
 政府は必要な対策を講じた)
PEEN  ペーヌ 〜もさることながら (例: AがBであることも重要(さることながら)ではあるが、CがDすることは更に重要だ)
SZA スザ  〜を見ると、〜を考慮すると (seeing that ---)。 UUP/UUPL も可 
TWA  トゥワ 〜の場合に備えて (例: 彼女が溺れる場合に備えて...)
TWI  トゥイ 〜という条件で (例: Aは現金を先払いするという条件で)
YUD  ユードゥ  〜するように (so that one do)
YUM  ユーム  〜出来るように (so that one can do)

 () ALES は、 Version 3.0 (2016.10.08) で追加された。 英語の接続詞 unless と同じ。
   PLP は英語の接続詞 as に近く、二つの事象の相関等を述べるときに格好の接続詞である。
  (故に、科学や数学の文章に多く使われる --- 例: 「 X  がこう動くにつれて、Y はこう動く」 や、
  「価格が上がるにつれて、需要はこう減少する」)。 これに対し、先に学んだ EEJ / EEJL は
   while に近く、特に相関や関連を意識する必要はない(偶然の一致などもOK)。
   SZA は、英語の Seeing that 〜 だから、普通の推論に加えてややのんびりした推論でも良く、
  「〜から見たところ、〜からすると」 の意。 修飾詞 UP/UPL の派生語である節理詞 UUP/UUPL
   は、英語の based upon that 〜 で、どちらかと言うと明確な根拠に基づく推論や主張に向く。


上表の中から、比較的よく使われそうな、以下の四つを見ておこう。

@  NVAL  ヌヴァル   〜 しないように

例文:  私は、彼が失敗しないように、良い作業マニュアルをあげた。 

1類:  MAFE 失敗-O する NVAL SE MAFE 良い 作業マニュアル あげる-T。
2類:  SE  give-T  MAFE  good  work-manual  NVAL  MAFE  make  mistake-O.

    <注> 主節は、SOOV (2類は、SVOO) の文だから、以下のように書いても良い。 

      M1:  MAFE 失敗-O する NVAL SE MAFE-O 良い 作業マニュアル-O あげる-T。
      M2:  SE  give-T  MAFE-O  good  work-manual-O  NVAL  MAFE  make  mistake-O.


@  NVEE  ヌヴェー   〜 出来ないように

例文: 彼等は、囚人達が牢破り出来ないように、鉄格子に電流を流した。 

1類: 囚人-W  TE-O  破る NVEE  FEN  電流-O  鉄格子  UT  流す-T。 
2類: FEN  supply-T  electricity-O  UTL  bar  NVEE  prisonor-W  break  TE-O.

    <注> 上の文は、以下のように GIMA と NVAL を使って書き直せる。

      M1:  囚人-W  TE-O  GIMA  破る  NVAL  FEN  電流-O  鉄格子 UT  流す-T。
      M2:  FEN  supply-T  electricity-O  UTL  bar  NVAL  prisonor-W  GIMA  break  TE-O.


@  YUD  ユードゥ     〜 するように

例文: 彼等は、判事が更に訴訟を検討するように、判事に幾つかの新しい書類を用意した。 

1類: 判事-W  訴訟-O  更に 検討する YUD  FEN  判事 幾つかの 新しい 資料 用意する-T。 
2類:  FEN  prepare-T  judge  some  new  document  YUD  judge-W  further  consider case-O.

1類:  判事-W  訴訟-O  更に 検討する YUD  FEN  判事-O 幾つかの 新しい 資料-O 用意する-T。 
2類:  FEN  prepare-T  judge-O  some  new  document-O  YUD  judge-W  further  consider  case-O.


@  YUM   ユーム    〜 出来るように

例文: 同窓会は、彼等の野球チームが試合に勝つことが出来るように最高のコーチを送った。

1類: FENI  野球チーム-W  試合-O  勝つ YUM  同窓会-W  最高の コーチ-O  送る-T。
2類:  Alumni-W  send-T  best  coach-O  YUM  FENI  baseball-team-W  win  tournament-O.

    <注> 上の文は、YUD (YUM の代わりに) を使って以下のようにも書ける。 助動詞 GIMA (=can) が必要。

      1類: FENI  野球チーム-W  試合-O  GIMA 勝つ YUD  同窓会-W  最高の コーチ-O  送る-T。
      2類:  Alumni-W  send-T  best  coach-O  YUD  FENI  baseball-team-W  GIMA  win  tournament-O.




4) 自 然 詞 しぜんし

感嘆詞、擬音語、擬態語、動植物や自然の発する生の音声や放射をひっくるめて自然詞と言う。 感嘆詞は今の
ところは AA アー、OO オー、SOO ソー を覚えておくだけで良いだろう。 

筆者は、この世は元々一切一様で自他の区別など仕様のない静寂の世界であった、と思う。 そこに何らかの理由
で自己を確立したいという意思 (これが時の正体) が生まれた。 非静寂の世界の開始であるが、この段階では未だ
光も物質も空間 (実は空間も柔らかい物質で、これが違いを作り出したり比べたりするための舞台となる) も作られて
いない。 従って大きさも、距離も、速度も、質量も重力もない。 しかし直ぐに光子や電子や陽子などが作られて、大き
さや速度や質量や色などを論じられるようになる。 自己確立の方法にはいろいろとあるのだろうが、今日我々が住ま
う宇宙では、他者との違い、或いは以前の自分との違いを作り出すことによって行う。 空間を舞台にし、種々の物質
(光、電子、陽子等々) を部品にして作り上げられた原子や分子や物体 (生体) が自己確立の意思をもって(或いは、
持たされて) 刻々と変化し続けているのである。 変化できなくなったものは疎まれバラバラにされていく (元の電子
や陽子等に戻る)。 物質は時には空間を構成し、時には原子や分子や物体になる (両者は何度も役割交代する)。
もはや違いを作り出す力が宇宙の何処にも無くなったときこそ、今の宇宙が終わるときであろう。 遠くに置かれていた
反物質が引き戻され、我々の宇宙は消滅して、次なる宇宙へと変身して行くのだろう。

自己を確立しようとする意思、即ち変化しようとする意思 (確率波) こそ時の正体である。 この世は何であれ間断なく
変化しないと、たちまち消されてしまう仕組みになっている。 この宿命を背負ってこの世に生まれたものは、人であれ
動植物であれ、或いは原子であれ、光子であれ、宇宙空間であれ皆変化し続ける。 変化し続けようとするもの全て
が生命である。 要するに確率波を有するものは一切が生命である、つまり他者は100%の精度でそのものの次の行
動 (変化) を予言することは出来ないものが生命である。 生命というと、細胞膜や代謝や増殖を条件と考えてしまい
がちだが (生化学なら勿論それでOK)、同一性の墓場に吸い込まれて消滅してしまわないように必死で変化 (他者
はどのような方法をもってしても 100%の精度では予測できないような変化) し続けるものは全て生命なのである。

ある変化 (自己確立) が完全な変化であるという保証はどこにも無いので、人も原子も宇宙自身も繰り返し大きな
変化 (ほぼゼロからの変化) を遂げられるように死を用意しておくのであろう (やり直し権を担保するための死)。
死と再生の間はどうなっているのだろうか。 相対性と異なる仕組みがあるのだろうか。 そこではどんな言語が使
われるのか。 筆者は、この世で、周囲と異なる、或いは以前の自分と異なることで自己確立しようとするものは、
人も原子も宇宙も同じような言語 (ノシロ語のような言語) を持っていると思う。 同じようなといっても細かいところ
は随分違うだろうから、ノシロ語で猫や宇宙に話しかけたからといって直ぐ通じ合うわけではない。 しかし、高分子
や猫や宇宙の言語が次第に解明されていけばノシロ語との共通性が次第に明らかになるのではないか。 なるべ
く早く原子や動植物とも共有できる普遍的な概念場について発表したいと思っています。




5) 手 紙 の 書 き 方 (形式)

手紙を書くときの最小限の約束を決めておこう。

1類の語順で、主として日本語の単語を使って手紙を書く場合は、手紙の最初に FIINA/日本語 と書く。 主と
して朝鮮語の単語を使うなら FIINA/ハングル となる (ハングルは朝鮮語で書く)。 これは挨拶と共に、相手
に対して、自分が1、2類のいずれの語順で、どの言語の単語を使って手紙を書いたのか伝えるためである。
FIINA /日本語 と書いても相手が 「日本語」 を読めないと思ったら、FIINA/Japanse としておけばよいだ
ろう。 ノシロ語を使って、FIINA/NIHOnGO とか FIINA/NIHOn_LOGOS と書くのが理想だが、ノシロ語
が普及するまでは、 FIINA/Japanese や FIINA/Korean とする方が安全確実で相手に親切でもあろう。
そして、これを見た相手は直ぐに日本語や韓国語コードのスイッチを入れる (常時 on にしておいても良いが)。

2類の語順で主として英単語を使って書く場合は ALOO/English と書き、主としてドイツ語の単語を使うなら
ALOO/Deutsch と書く。 日本語の語順で書くが、英単語を多用するという場合は FIINA/English とする。
相手が日本語の単語は全く解らないが、英単語なら解るという場合はこの方が親切であろう。 時には、2類の文
型で手紙を書いてみたいと思っても、生の英語では英米人と同じレベルの英語を書くのが難しいという人は、ノシ
ロ2類と英単語を使って書けば良いのである。 この場合は、手紙の最初に ALOO/English と書くことになる。


以下に簡単な見本を示す。

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FIINA/English                                              M20.10.01.

                           MEI webpage EP

MR, SMITH Thomas

HAIKEI

SE MEI homepage−O enjoy-T OnD ME Japanese e−friend−O seek My know−T。
SE 22 RI OnD Tokyo AT Hosei AnXNIIV AT computer−science−O study。 
PLII ME SE−O e−mail−O send。

KEIG  

佐藤芳子  SATOO Yoshiko
sy@mui7.biglobe.ne.jp

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * **

(訳)

こんにちは。 ノシロ1類の語順で、英単語を多用して書きます。                            赤20年 10月 01日


                       あなたのウェブページに応えて


マール スミス トーマス様

拝啓

私は あなたの ホームページを楽しみました、 そして あなたが 日本人の e友達を 求めていることを 知りました。
私は 22才 で 東京にある 法政大学で コンピューターサイエンスを 勉強しています。
私に eメールを 送って下さい。

敬具

佐藤芳子   SATOO Yoshiko
satoyo@mui.biglobe.ne.jp



解説

M20.10.01 は、赤20年 10月 01日の意 (西暦2020年10月1日)。 M20  は、EIMA20 の略。 EP は、
修飾詞 「〜に応えて」。 自分の方から最初の手紙を書く場合は AB (修飾詞で 「〜について」 ) を用いて、 
MEI webpage AB とする。 2類で書きたい場合は、ABL MEI  webpage (About your webpage の意 ) 
とする。 HAIKEI と KEIG は、日本語から採ったもので意味も同じ。 初めての手紙や、自分の両親、先生等に
あらたまった手紙を書く場合に付けるのが原則だが、常時使ったからといって悪いわけではない。 HAIKEI や 
KEIG を省くなら、最後の文も  PLII  ME  の代わりに  LyPA  ME  を使い LyPA ME SE-O e-mail-O send. で良い。
AnXNIIV アンシュニーヴ は国際標準単語で 「大学」 の意。 英語の University  を使っても良い。 enjoy-T は、
楽しんだ。 動詞の過去はどんな場合も 「動詞原形+T」 で enjoyed  としない。 日本語を使うなら、楽しむ-T 。



以下の記号を使ったり方法を用いることでノシロ文は一層分かりやすくなる。

               記号          例、注意
       氏名を示す  : : で囲む。  : DS, YUKAWA Mariko : 
 : MR, ABE Taro : 

 自明な場合や、既に氏名だと断りが
 ある場合は : : を使う必要なし。
    会社名、組織名  : ; で囲む。  : IBM ;    アイビーエム
 : UN ;    国際連合
          地名  ; ; で囲む。  ; Pari ;     パリ
 専門用語、学術用語   |   | で囲む。 英数で Shift を押したまま ¥ を押す。  |DNA|   遺伝子
      商品ブランド   _   _ で囲む。 英数で  Shift を押したまま ろ を押す。   _TOYOTA_  トヨタ
    強調、又は引用
    する部分を示す
 強調 したい語の前に VI を置く。 句や節を強調する
 ときは VII を置く、又は、VII と -VII で囲む。
 下線を引いたり、太線で書いたり、斜体字にしたり、
  ’  ’ で囲んでもよい。


 引用 は、 > < か ’  ’ で囲む。
 電子メールでは、引用した部分の行頭に
 > を置くだけでも良い。
 VI 赤い花、  VII 机の下の花
 VII A氏が乗った -VII 飛行機
 赤い や 机の下の や A氏が乗った、
 が強調される。

 新制度 新制度 新制度 新制度
 ’宣言した’   

 >全て保障する<
 ’安全はタダでは確保できない’

 > 中傷したのかどうか
 > それを確認してからにして下さい。
        会話部分  ”  ”   又は   「  」 で囲む。
(注) 「  」 は海外向けは難しいかも。
 ” SE 笑う−T。 ”
 指示語 TO の
 対象 を記号で示す
 TO−1   と  ^1  語や句や文  1^  の組み合わせ
 TO−2   と  ^2  語や句や文  2^  の組み合わせ
 TO−3   と  ^3  語や句や文  3^   の組み合わせ
対象が直ぐ近くにあるときは数字で、
隣のパラグラフにあるときは、TO−A,
TO−I  の如く文字で区別。 対象が
一つしかないときは TO^ とだけ書き
対象を ^ 語、句、文 ^  としても良い。
 指示語 BOI の
 対象 を記号で示す
 BOI−1  と  ~1  語や句や文  1~  の組み合わせ
 BOI−2  と  ~2  語や句や文  2~  の組み合わせ
 BOI−3  と  ~3  語や句や文  3~  の組み合わせ
 同上。


 () 海外向けのメールでは、日本語の  、 や  。 は当分無理なので、  ,(コンマ) や  .(ピリオド) を使おう。




6) 法華経 (ほけきょう) と 不完全性定理 の ノシロ語訳

手紙に続いて、ほんの少しで誠に申し訳ないのですが、世界の名作をノシロ語に翻訳してみましょう。

先ず、「法華経、第十六品」 の前半の中核部分 (主に鳩摩羅什尊師の翻訳による)。

皆謂今釈迦牟尼佛出釈氏宮。 去伽耶城不遠。
座於道場。 得阿耨多羅三藐三菩提。 然善男子。
我實成佛己來。 無量無邊。

> > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > >

★ 1類の訳文。     () ノシロ基本単語は正立字で、国際標準単語は斜字で、固有名詞は橙色い字で。

MEN  PA  Saka  REnTR  IM  Sakamuni-Buddha-W、 NAI  AUTAn  IKTAM  EA  Gaya  AT  
EDPRA-O  UKOAS-T、 OKyLI  IAALAI-O  AQyUVS-T  My  XIAn。  
DIA  EDyFOL、 ADFALI  SE  AHLIM  AUTAn  IKTAM  EA  Buddha-E  GIL  EQKAZ-T。


★ 2類の訳文

MEN  XIAn  My  Sakamuni-Buddha-W  IM Saka REnTR  UKOAS-T EDPRA-O AT  Gaya  
EAL  NAI  AUTAn  IKTAM OKyLI  AQyUVS-T IAALAI-O.
DIA  EDyFOL、 ADFALI  SE  GIL  EQKAZ-T  Buddha-E  EAL  AHLIM  AUTAn  IKTAM .


(解説)

MEN = 貴方達は、 PA = 1類専用の区切り助詞 (文の中にある節の初めを示す)、 IM = 〜から (〜出の)、
Saka = 釈迦、 REnTR = 種族、 Sakamuni-Buddha = シャカムニブッダ (仏陀のこと)、 NAI = no/not、 AUTAn = 遠い、 
IKTAM = 昔、 EA (EAL) = 時を表す修飾詞で 「〜の時に」、 NAI  AUTAn  IKTAM  EA  で、さほど遠くない昔に、
EDPRA = 修行、 UKOAS = 続ける、 OKyLI = その結果、 IAALAI = 悟り、 AKyUVS = 達成する、 XIAn = 思う。
この XIAn の前に、推量の助動詞 GIME (かも知れない) を置く必要はないだろう(仏陀は確実に見抜いているので)。
最初の文の主語は MEN、 動詞は文末の XIAn。 この XIAn の目的節は、一行目の Saka から 次行の My まで。
PA はその目的節がこの位置から始まることを示す。 DIA = 親愛なる、 EDyFOL = 弟子たち、 ADFALI = 実は (in fact)、
AHLIM = 数え切れぬ、究極の。 GIL = 継続の助動詞。 EQKAZ = 〜になる (BIIKE は友好単語なので使わない)。
2類では区切り助詞 PA は不要。  Buddha に付けた、補語を示す -E  もノシロに慣れて来たら 1,  2類共に省略可。


次は、ゲーデルの 「不完全性定理」 の一節をノシロ語に翻訳してみました。

the consistency of the system P is not provable in P,  provided P is consistent   (Godel).

 (注) Methods of Logic, Quine と Frege & Godel から。
 (訳) Pが無矛盾ならば、公理系Pの無矛盾性はその公理系Pの内部では証明できない。

> > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > > >

★ 1類の文    (注) ノシロ基本単語は正立、国際標準単語は斜字)、固有名詞は橙色で。

P-W  IBn-UIITRA  RI  EEK  AnKIM-IGS  UB  IBn-UIITRATI-W  P  IN  DE-ILUFBL  RI。


★ 2類の文

IBn-UIITRATI-W  UBL  AnKIM-IGS  P  RI  DE-ILUFBL  INL  P  EEKL  P-W  RI  IBn-UIITRA.


解説

有名な第二不完全性定理。 数学ですが哲学的な含蓄があります。 1類は SCV、 2類は SVC の簡単な文です。
IBn = 無、 UIITRA = inconsistant、 EEK (EEKL) = と仮定した場合、 AnKIM = 公理、 IGS = 系、
AnKIM-IGS ....... 公理系 (単に、 AGSIS システム としても良い)、 UB (UBL) = of、 IBn-UIITRATI = 無矛盾性、
IN (INL) = in、 ILUFBL = provable、 DE-ILUFBL = unprovable。



これでホームページ12号 終り です。 最後までお読み下さって本当に有難うございます。 
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(ノシロ語最新文法はこの Ver.3.1
(2020.10.01) です。 皆様どうぞお元気に! 水田扇太郎