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平成 24年 (2012)  5月18日  (補訂、平成 31年 (2019)  2月 1日)




 誕生、死、興味、驚き、喜、怒、哀、楽、病気 、引用 は、新聞や日常会話に頻繁に登場します。 これ等は 
 ノシロ語 でどう表現されるのか
、「標準的な表現」 を確認しておきましょう。 先ずは、「誕生」 からスタート。


 
 (敬語表現は新聞報道ではあまり登場しませんが、軽視は出来ません。 特にアジア諸国の人々にとって
      敬語を落とすことは問題です。それで当ページの最後  で敬語表現をご案内します。 日本語の敬語は
      複雑で外国人にとって厚い壁になっていますが、ノシロの敬語はノシロ文法と同様に極めて簡潔 です。


目次 : ) 誕生  ) 死亡  ) 興味、得手苦手  ) 驚き、喜怒哀楽  ) 病気  ) 引用、噂  ) 敬語



1) 誕生 


● 「誰々は、いつ、どこで生まれた」 というのが典型的な表現です。 例文を見ていきましょう。

例文: その人は 1950年 にウィーンで生まれた。   The person was born in Wien in 1950.

M1: FE  T50  EA  Wien  AT  IBAAS-TZE。
M2: FE  IBAAS-TZE  ATL  Wien  EAL  T50.

  <注> EA (2類は EAL) = at (時)、  AT/ATL = at or in (場所)、 IBAAS = 生む、 -TZE = 過去・受動態

同じ文の中に、時と場所がともに書き出される場合、日本語では、時 ・ 場所 の順になることが多いが、英語では逆に、
場所 ・ 時 が多いのではないか。 日英いずれの場合も、単なる慣習であって、最初の副詞が次の副詞より強調されて
いるということではないだろう (つまり時・場は対等)。 ノシロ語では、どちらの語順でも良い。 どうしても統一したいという
人は英語式の 場所 にしてはどうか (上例では、1類は、時・場所の順で、2類は場所・時の順で書いたが、どちらも
場所・時にするということ)。 ノシロ語の原則は、強調は語順で表すのではなく VI か VII で表す。 即ち、強調したい
語や句や節がある場合は、それ等の頭に VI や VII を付けたり、VII で挟む (VI は語に、VII は句や節に用いる)。
1950年のノシロ表記は、EITA50 だが、簡略表記の T50 も可。 又、西暦をそのまま使って 1950  としても勿論良い。


例文: 彼は1930年に オットー・ハーン (父) と  マリア・アロイス (母) の間にウィーンで生まれた。
     The person was born of Oto Harn and Maria Alois in Wien in 1930.

M1:  DAFE  (PA)  Oto  Harn  (ILyUM)  OnD  Maria  Alois  (ILyUD)  UB  1930  EA  Wien  AT  IBAAS-TZE.
M2:  DAFE  IBAAS-TZE  UBL  Oto  Harn  (ILyUM)  OnD  Maria  Alois  (ILyUD)  ATL  Wien  EAL  1930.

M1:  FE  PA  Oto  Harn  (ILyUM)  OnD  Maria  Alois  (ILyUD)  IM  1930  EA  Wien  AT  IBAAZ-T.
M2:  FE  IBAAZ-T  IML  Oto  Harn  (ILyUM)  OnD  Maria  Alois  (ILyUD)  ATL Wien  EAL  1930.

  <注> UB/UBL = of (所属)、 PA = 区切り助詞 (無くても良い)、 ILyUM = 父、 ILyUD = 母、 IM/IML = from

最初の訳は 「生む」 意の他動詞 IBAAS の受動態と 所有や所属を表す修飾詞 UB (UBL) を組み合わせた
受動態表現で、二番目の訳は 「生まれる」 意の自動詞 IBAAZ と、起源や元・先の元を表す修飾詞 IM (IML) 
を組み合わせている。 英語では、人は自分の意思で生まれて来るのではなく、両親によって誕生させられるのだ
から受動態で表すのが一般的だが、ノシロ語ではどちらの表現も可 とする。 両親よりも本人に焦点を当てる場合
や、天命で生まれて来たといった表現をする場合は、後者 (即ち、自動詞 IBAAZ) の方が良いと思う。 こうした文
では、起源や元 (もと) を表す修飾詞の IM  (IML) は不要になることもある。 「新時代が生まれた」 といった文も、
やはり IM (IML) は不要だろう。 「ある種の犯罪は貧困から生まれる」 のような文も自動詞 IBAAZ を使う方が書
き易いと思うが、この文の場合は、「貧困から」 という起源や元が書き出されているので、IM (IML) は落とせない。

1類に、区切り助詞 PA を入れたが無くてもよい。 2類では区切り助詞 ZA は全く不要。 尚、IBAAZ (自動詞) も 
IBAAS (他動詞) も IBAA (名詞。誕生) からの派生語である。

最初の訳で修飾詞 UB (UBL)  の代わりに、行為者を示す修飾詞 AY (AYL)  を使うと、アクション(性交) の意味
が出得るし、もし父母 (ILyUD と ILyUM) の断りを落として名前だけにした場合には、例えば、医師 Oto Harn と
女医 (又は看護婦) Maria Alois によって赤ちゃんはとり上げられたという意味にもなり得るので UB (UBL) や IM
(IML) の方が無難だろう。


上の例文 「その人は ・・・」 は、英文で Oto Harn and Maria Alois gave birth to this person in Wien in 1930. 
と書かれることもある (ニュアンスはあるが)。 従って、英米人がノシロ文を書く場合、以下のように書くこともある
だろう。 日本語ではあまりしない表現だが、慣れておく必要はあるだろう。 APIS は動詞で 「与える」。 

M1:  Oto  Harn  (ILyUM)  OnD  Maria  Alois  (ILyUD)-W  FE-O  IBAA-O  APIS-T.
M2:  Oto  Harn  (ILyUM)  OnD  MAria  Alois  (ILyUD)-W  APIS-T  FE-O  IBAA-O.

又、上の例文 「その人は ・・・」 を、 The person was born between Oto Harn and Maria Alois in Wien in 1949.  
と英訳すると、その人は二番目の子供 (兄弟の真ん中) という意味にもなる。 もし、そのことを、つまり兄弟の真
ん中に生まれたことを言いたい場合のノシロ文は以下のようになる。 AM (AML) は、〜の間。

M1:  FE  T70  AI  Wien  AT  Otto  Harn  OnD  Maria  Alois  AM  IBAAS-TZE.
M2:  FE  IBAAS-TZE  AML  Otto  Harn  OnD  Maria  Alois  ATL  Wien  AIL  T70.


例文が、「彼人はハーン夫妻の間に生まれた」 なら、Oto  Harn  (ILyUM)  OnD  Maria  Alois  (ILyUD)  UB を
MR OnD DS Harn UB  とすれば良い。 人名に敬称を付ける場合 MR, や DS, のように ,  を付けるのが正式だが、
ここでは MR OnD DS を形容詞のように使っているので、そこまでしなくても良いだろう。 尚、 MR と DS がある
から ILyUM や ILyUD は不要 (くどくなる)。

最後に、父母を主語にして他動詞 IBAAS を使う手も考えられるが、そのような表現は、日・米ともに余りしない
ので、ノシロ語もそれに倣うことにしよう。



2) 死亡


● 病死 の場合。

例文: 彼女は2015年に癌で亡くなった(死亡した)。
     She died of cancer in 2015.

M1: DAFE M15 (EA) CEnT ID IBDEZ-T。
M2: DAFE IBDEZ-T IDL CEnT (EAL) M15.

   <注> M15 = 2015年。 CEnT = 癌。 ID (IDL) = 〜のせいで、〜が原因で。 IBDEZ = 死ぬ。
     EA (EAL) = 〜の時に (英語の at) の意の修飾詞だが、このような簡単な文では省略可。

例文: 彼は2010年、70歳のときに東京で癌で亡くなった。
     He died of cancer at the age of 70 in 2010.

M1: MAFE, M10, 70 AHEI EA CEnT ID IBDEZ-T。
M2: MAFE IBDEZ-T IDL CEnT EAL M10, 70 AHEI.

   <注> AHEI = 年齢 (years old, age)。 70才は、70 AHEI (70 years old )、短縮して 70 A も可。
     EA (EAL) = 〜の時。簡単な文なので省略可。 安全運転で , M10,  としたが ,  , は省略可。

例文: Phyllis Lawson 氏は白血病との長い戦いの末、安らかに眠りつつ 2月23日に亡くなられた。
     謹んで故人の冥福をお祈り致します。

M1: DS, Phyllis  Lawson-W  LOnLU  CEnT  AG  AHLO  UDIGyNA  AF、 AOPILI  EHyUZ  JI 2Y23N  LA  IBDEZ-T。
    SE  IBDEn'Z  EHyUL-O IYREIS。

M2: DS, Phyllis  Lawson-W  2Y23N  LA  IBDEZ-T  JIL  AOPILI  EHyUZ  AFL  AHLO  UDIGyNA  AGL  LOnLU  CEnT.
    SE  IYREIS  IBDEn'Z  EHyUL-O.

  <注> LOnLU = 白血球、 CEnt = 癌、 AG (AGL) = against、 AHLO = 長期の、 UDIGyNA = 闘病 (生活)、
     AF (AFL) = after、 AOPILI = 平和に、 EHyUZ = 眠る、 JI (JIL) = 〜しながら (JI は動詞と結び付く修飾詞)、
     LA = 尊敬助詞 「〜なされる」、 IBDEZ = 死ぬ、 IBDEn = 死者、 IBDEn'Z EHyUL-O = 死者の冥福を。 
     IYREIS = 祈る。

     名詞 EHyUL の代わりに、冥福を祈る 意の動詞 EHyULS を使うと、 IYREIS  も  IBDEn'Z  も不要、即ち、
     SE EHyULS。 と、ぐっと短くなる。 2月23日の後 (2類は前) に、時を示す修飾詞 EA (EAL) を置いても
     良いが、本例のようにそれを省略しても意味の混乱を生じる恐れがなければ省略して良い。 付けるなら
     1類は、 2Y23N  EA となり、2類は、EAL  2Y23N  となる ( Y は月、NE は日の意で、勿論、 YE  NE  と
     書いても良い)。

  <注> 昔のノシロ文法には無かった敬語助詞 LA を動詞の前に置いている。 姓名  Phyllis  Lawson-W の
     前の DS, ダース はその女性に対する敬意 (男性には MR,  マール) を表すので、別の尊敬助詞
     JIA ジア を殊更に付ける必要はないが、付けても誤りではない (更に敬意が深くなる)。
     敬語表現については、このページの最後の 7) でご案内します。

  <注> 「安らかに眠りながら、2月23日に亡くなられた」 を、上のように動詞と結び付く修飾詞 JI/JIL を使わず、
     同時二動作の構成詞 OnJ 「〜しながら−−する」 を使って書けば以下のようになる。

     M1: DS, Phyllis  Lawson-W  LOnLU  CEnT  AG  AHLO  UDIGyNA  AF、 AOPILI  EHyUZ  OnJ 2Y23N  LA  IBDEZ-T。
     M2: DS, Phyllis  Lawson-W  AOPILI  EHyUZ OnJ  2Y23N  LA  IBDEZ-T  AFL  AHLO  UDIGyNA  AGL  LOnLU  CEnT.


● 自殺 の場合。

例文: 彼は自殺した。 (英語では He killed himself. や  He comitted suicide and died. )

M1: MAFE EL-InPIS-T。  マフェ エルインピスタ
M2: MAFE EL-InPIS-T.

 <注> InPIS = 人を殺す (AnRU は人よりも、動物、機会、提案等に使う方が良い)。 EL- は接頭語 (自身の意)。

M1: MAFE MAFEL-O InPIS-T。
M2: MAFE InPIS-T MAFEL-O.

 <注> 英語のように再帰代名詞 MAFEL を使った文で、「彼は彼自身 (自分自身) を殺した」 の意。
    文型としては、SOV (SVO) だが、最初の例文 (EL- を使う文) より少し長くなってしまう。

例文: 安寿は入水自殺した。  (Anju commited suicide by jumping into the water.)

M1: AnJU-W LOWT-EL-InPIS-T。   アンジュワ ロウトエルインピスタ
M2: AnJU-W LOWT-EL-InPIS-T.

 <注> LOWT-EL-InPIS は入水自殺する、意で合成動詞 (文が短くなるのでこれをお勧めします)。
     AnJU は森鴎外の山椒大夫に出てくる女性 (共に逃げられなかったのか、可哀想!) で
     AnJ としても良いでしょう。

M1: AuJU-W LOWT IN TyUPL OZn IBDEZ-T。
M2: AuJU-W TyUPL INL LOWT OZn IBDEZ-T.

 <注> LOWT = 水。 IN (INL) = の中へ。 TyUPL = 飛び込む。 OZn = そして、続いて。 IBDEZ = 死ぬ。

M1: AnJU-W LOWT IN UFEnZ OZn IBDEZ-T。
M2: AnJU-W UFEnZ INL LOWT OZn IBDEZ-T.

 <注> 水の中にゆっくり入って行って死んだのなら、TyUPL (飛び込む) より UFEnZ (入る) の方がよい。

例文: その中学生は建物の屋上から飛び降り自殺した。
     (The junior-high student jumped down from the top of building and died.)

M1: BOI AnXAM EDyBI-W TOB ROnTO IM RyUBO-EL-InPIS-T。
M2: BOI AnXAM EDyBI-W RyUBO-EL-InPIS-T IML TOB ROnTO.

 <注> BOI = その、 AnXAM = 中学、 EDyBI = 生徒、 RyUBO = 飛び降りる。 RyUBO-EL-InPIS は合成動詞で、
     飛び降り自殺する。 TOB ROnTO は建物の屋上。 IM (ML) は、〜から。

例文: 彼は電車に飛び込み自殺した。
     He jumped in front of the train and died.

M1: MAFE YOOR-EL-InPIS-T。
M2: MAFE YOOR-EL-InPIS-T.

 <注> YOOR-EL-InPIS は合成動詞で、広く鉄道自殺する意だが、橋の上から線路に飛び降りて轢かれたのか、
    ホームから飛び降りて轢かれたのか、線路際に立っていて車両の途中に飛び込んだのか特定しないので、
    例えば、プラットホームから線路に飛び降りて電車に轢かれて死んだ、という場合には以下のように書く。

M1: MAFE SOOTAM IM YOOZA UT RyUBO-T OZn YOOLET AY AnRHI-ZE OZn IBDEZ-T。
M2: MAFE RyUBO-T IML SOOTAM UTL YOOZA OZn AnRHI-ZE AYL YOOLET OZn IBDEZ-T.

 <注> SOOTAM = platform.  IM (IML) = from.  YOOZA = rail.  RyUBO = jump.  YOOLET = train.
    AY (AYL) = by.  OZn = and then.  AnRHI = run over.  IBDEZ = die.

又は、最後の AnRHI-ZE OZn IBDEZ-T をまとめた AnRHI-EL-InPIS を使って文を少し短くすることも可能。

M1: MAFE SOOTAm IM YOOZA UT RyUBO-T OZn YOOLET AY AnRHI-EL-InPIS-T。
M2: MAFE RyUBO-T IML SOOTAM UTL YOOZA OZn YOOLET AYL AnRHI-EL-InPIS-T.


例文: 彼はピストル自殺した。   He shoot himself to death.

M1: MAFE GORG-EL-InPIS-T。
M2: MAFE GORG-EL-InPIS-T.

M1: MAFE GORG AY EL-InPIS-T。
M2: MAFE EL-InPIS-T AYL GORG.

 <注> GORG-EL-InPIS = ピストル自殺する。 GORG = ピストル。 AY (AYL) = 〜により、〜で。

例文: 彼は切腹した。    He committed self-disembowelment to death.

M1: MAFE InPADIS-T。   彼は切腹した。
M2: MAFE InPADIS-T. 

 <注> InPADIS はズバリ 「切腹する」 意の動詞。 切腹のような場合は途中で止めたりして
    死なずに終わるということは考え難いので(つまり必死なので)、この例文で十分だろう。

M1: MAFE InPADIS OZn IBDEZ-T。  彼は切腹して死んだ。
M2: MAFE InPADIS OZn IBDEZ-T. 

 <注> どうしても死んだことをはっきりさせたい場合は上のように書く。 InPADIS には -T を付け
    なくてもよい。 切腹とほぼ同時に死ぬから、時系列を表す OZn ではなく OnD でもよい。

M1: MAFE InPADI-O DU OnD IBDEZ-T。  彼は切腹を行って死んだ。
M2: MAFE DU InPADI-O OnD IBDEZ-T. 

 <注> InPADI は切腹。 DU-T としなくても、最後の動詞 IBDEZ に時制助詞 -T を付けるだけで良い。
     (勿論、DU-T としても誤りではないがくどくなる)。 この文は長くなるので勧められない。


● 殺人事故死 の場合。

例文: 彼人(かのひと) はアイドルを刺した。    (頭のおかしいファンがアイドル歌手を刺した ...)

M1: FE AnTL-O DUPIS-T。
M2: FE DUPIS-T AnTL-O.

 <注> FE は性に言及しない3人称単数表現 (英語なら the person や one)。 AnTL = アイドル。
    死亡が未確認の場合は上例のように DUPIS (刺す、動作動詞) とだけ言う方が無難だろう。

例文: 彼はアイドルを刺し殺した。

M1: MAFE AnTL-O DUPIS-InPIS-T。
M2: MAFE DUPIS-InPIS-T AnTL-O.

 <注> AnTL = アイドル。 DUPIS-InPIS  は DUPIS (刺す) と InPIS (殺す) の合成語。
     ドゥーピスインピスタと読む。 刺したけれど死亡を確認できない場合は、DUPIS-T。

例文: 彼はアイドルをナイフで殺した。

M1: MAFE AnTL-O ZENAI AY InPIS-T。
M2: MAFE InPIS-T AnTL-O AYL ZENAI.

 <注> ZENAI = ナイフ。 AY (AYL) = 〜で。

例文: 暴力団員が証人を射殺した。

M1: EUUVIO AGRUAA-W ILWIT-O GORG-InPIS-T。
M2: EUUVIO AGRUAA-W GORG-InPIS-T ILWIT-O.

 <注> EUUVIO AGRUAA = 暴力団員。 ILWIT = 証人。 GORG-InPIS = 射殺する。

例文: 両親は子供を殴り殺した。

M1: ILynT-W BOQIL-O DUPA-InPIS-T。
M2: ILynT-W DUPA-InPIS-T BOQIL-O.

 <注> ILynT = 両親、 BOQIL = 子供、 DUPA-InPIS = 殴り殺す

例文: その男は子供を床に叩きつけて殺した。

M1: BOI IRMA-W BOQIL-O SOOL AO DUGR-InPIS-T。
M2: BOI IRMA-W DUGR-InPIS-T BOQIL-O AOL SOOL.

 <注> BOI = その、 IRMA = 男、 床 = SOOL、 AO (AOL) = 〜の上に、 DUGR-InPIS = 叩きつけて殺す、

例文: この女は結婚志願の男を毒殺して金を奪った。

M1: TO IRDA-W EnMARI-O IYPES-K IRMA-O PEnXI-InPIS OZn InKMA-O AnRAIS-T。
M2: TO IRDA-W PEnXI-InPIS EnMARI-O IYPES-K IRMA-O OZn AnRAIS-T InKMA-O .

 <注> TO = この、 IRDA = 女、  EnMARI = 結婚、 IYPES = 望む、  -K ク は準動詞 (動形容詞)。
     IRMA = 男、  PEnXI-InPIS = 毒殺する、 OZn = その後、 InKMA = 金、  AnRAIS = 奪う

例文: 犯人は警官に射殺された。

M1: InPRIMAA-W AnPOLIS AY GORG-InPIS-TZE。
M2: InPRIMAA-W GORG-InPIS-TZE AYL AnPOLIS.

 <注> InPRIMAA = 犯人、 AnPOLIS = 警官、  AY (AYL) = 〜によって (英語の by )、 
     GORG-InPIS = 射殺する (過去・受動態なので -TZE が付く)

例文: 彼等は敵と交戦しながら死んだ。

M1: FEN  AnRMI  AG  InMTnS  JI  IBDEZ-T。
M2: FEN  IBDEZ-T JIL  InMTnS AGL AnRMI.

 <注> AnRMI = 敵 (enemy)、 AG = 〜に対抗して(名詞と結び付く修飾詞、英語の against )、
     InMTnS = 交戦する、 IBDEZ = 死ぬ。 JI = 〜しながら (動詞と結び付く修飾詞)。
         JI の代わりに EJ / EJL (名詞 と結び付く修飾詞、〜する中で) を使うと以下。

     M1:  FEN  AnRMI  AG  InMTn  EJ  IBDEZ-T。  彼等は敵との交戦中 (交戦の中で) に死んだ。
     M2:  FEN  IBDEZ-T  EJL  InMTn  AGL AnRMI.

例文: 彼は電車に轢 (ひ) かれて死んだ。   He was cut down by train to death.

M1: MAFE YOOLET AY AnRHI-ZE OnD IBDEZ-T。
M2: MAFE AnRHI-ZE AYL YOOLET OnD IBDEZ-T.

 <注> AnRHI = 轢く。 AnRHI の時制を過去にしなくてもよい(IBDEZ-T の  -T  で間に合っている)。
    以下のように YOOLET-IBDEZ いう語を使うと、電車に轢かれたのか、乗っていた電車の
    衝突事故で死んだのか等が不明だが、その点をはっきりさせなくても良い場合には可能。
    もし、自殺なら、YOOLET-EL-ABDEZ-T とする。

     M1: MAFE  YOOLET-IBDEZ-T。
     M2: MAFE  YOOLET-IBDEZ-T.


例文: 彼は電車にはねられて死んだ。  He was hit by train to death.     He died from being hit by train.

M1: MAFE YOOLET AY ATIIS-ZE OnD IBDEZ-T。
M2: MAFE ATIIS-ZE AYL YOOLET OnD IBDEZ-T.

 <注> ATIIS (vt.) = 当てる、ぶつける (ATIIZ (vi) は当たる、ぶつかる)。
     「自分の方から、走ってくる車に飛び込んで、自殺した」 なら以下、

M1: MAFE YOOLET AG ATIIZ OnD EL-IBDEZ-T。
M2: MAFE ATIIZ AGL YOOLET OnD EL-IBDEZ-T.

はねられて即死したのか、短期間生きていてその後死んだのか不明な時は上の OnD が無難だが、短期間
生きていて、その後死んだことがはっきりしているときは、OZn オズン (それから) の方が良い。 OZn は時系列
を示す構成詞で、「それから」、「その後に」 (and then) という意味。 しばらくしてから死んだ場合は、やはり
時系列を表す OZUn オズーン (その後しばらくして) がベスト。


● その他  (若干の補足)

以下の表現も新聞やTVニュースによく登場するので、ノシロ語でどう表現されるのか見ておきましょう。
大抵は、SCV (2類は SVC) や SOCV (SVOC) の文型で、難しいことは何もありません。

前者の文型 (SCV/SVC) では混乱を生じる恐れがなければ補語であることを示す -E は省略してよい。
後者の文型 (SOCV/SVOC) では O に付ける -O と C に付ける -E は屡省略される (ノシロ語に慣
れて来たら省略する方がよい)。

例文: 私の友人は遺体で発見された。

M1: SEI  ATyUn-W  IBDE_DI-E  MUFA-TZE。
M2: SEI  ATyUn-W  MUFA-TZE  IBDE_DI-E.

 <注> SEI = 私の、 ATyUM = 友人、 MUFA = 発見する。 IBDE_DI は、 IBDE  BODI  の合成語で
    イブデディ と読む。 IBDEREM (遺体、ご遺体) も可。 合成語を作るには、二番目の語の部首
    (ここでは BO) を落として、両語をアンダーバー _ でつなぐ。 この文は SCV 文型で、 C  が
    名詞。 IBDE_DI  に補語であることを示す -E  を付けたが、省略しても勿論良い。 以下の如く  
    IBDE (死) や IEED (死んでいる、動かない) を使うことも可 ( -E を省略)。

     M1: SEI  ATyUn-W  IBDE  MUFA-TZE。
     M2: SEI  ATyUn-W  MUFA-TZE  IBDE.

     M1: SEI  ATyUn-W  IEED  MUFA-TZE。   
     M2: SEI  ATyUn-W  MUFA-TZE  IEED.

      <注>  IEED イエードゥ は、 AUUL (生きている) の反対語。 DE-AUUL も可だが長い。


例文: その女性は警察により遺体で発見された。

M1: BOI  IRDAT-W  AnPOLI  AY  IBDE_DI  MUFA-TZE。
M2: BOI  IRDAT-W  MUFA-TZE  IBDE_DI  AYL  AnPOLI.

  <注> 警察により、という修飾句が加わっているが、SCV (2類は SVC) の文型。


例文: 警察はその女性を遺体で発見した。   () 能動文。

M1: AnPOLI-W  BOI  IRDAT  IBDE_DI  MUFA-T。
M2: AnPOLI-W  MUFA-T  BOI  IRDAT  IBDE_DI.

 <注> IRDAT = 婦人、 IBDE_DI イブデディ = 遺体 (IBDE 死 と BODI 体 の合成語)。
     SOCV  (2類は SVOC)  の文では、 IRDAT-O としたり、 IBDE_DI-E とする必要なし。
     勿論、-O や -E を付けても間違いではないが、ノシロ語に慣れて来たら省略した方
     が文が引き締まるので良い (ホームページ9号 4−5 を参照)。

例文: おー、老人は怪我をしているぞ (怪我をしている状態だ)。

M1: OO !  BOLDn-W  IGyUZ-TKE  (RI)。
M2: OO !  BOLDn-W  (RI)  IGyUZ-TKE.

 <注> OO オー  =  おー (驚きを表す自然詞)。 BOLDn = 老人、 IGyUZ = 怪我をする (自動詞)。
     SCV の C が動形容詞となっている (ホームページ10号、3−2 動形容詞の叙述用法(動詞-KE ))。
     RI については SCV の文型で V が現在時制だから省略可、というよりもノシロに十分慣れたら省略した
     方がよい(文が短くすっきりする)。

例文: 老人は怪我をしている状態で発見された。

M1: BOLDn-W  IGyUZ-TKE  MUFA-TZE。
M2: BOLDn-W  MUFA-TZE  IGyUZ-TKE.

 <注> BOLDn = 老人、 IGyUZ = 怪我する、 MUFA = 発見する。
     SCV の C が動形容詞 (動形容詞の叙述用法 (動詞-KE )) となっている。

例文: 子供は大怪我をしているが意識はある (UnKBL = conscious)。

M1:  BOQIL-W  IGyUZ-TKE  OTT UnKBL  (RI)。
M2: BOQIL-W  (RI)  IGyUZ-TKE  OTT  UnKBL.

  <注> 意識がない、は UnKNAE  (NAE は接尾語で、英語の less)。 IBn-UnK も可。


● 無事であった場合や、無傷であった場合の表現も見ておこう。

例文: 妹は無事で (無傷の状態で) 発見された。

M1: ILyUXI-W AIISE MUFA-TZE。
M2: ILyUXI-W MUFA-TZE AIISE.

 <注> ILyUXI = 妹、 AIISE = 安全(無事)、 MUFA = 発見する
     SCV (2類は SVC) の文。 受身・過去だから -TZE  タゼ が付く。

例文: 警察は犯人を生きたまま(殺さずに)捕まえた。

M1: AnPOLI-W  InPRIMAA  AUUL  TUK-T。
M2: AnPOLI-W  TUK-T  InPRIMAA  AUUL.

 <注> AnPOLI = 警察、 InPRIMAA = 犯人、 AUUK = 生きている、 TUK = 捕まえる。
     SOCV  (2類は SVOC) の文では  O  と  C  の部分に  -O  や  -E  を付けなくて
     よい、つまり、 InPLIMAA-O や AUUL-E  としなくてよい。 但し、付けても間違い
     ではない (ホームページ9号 4−5 を参照)。



3) 興味、得手、苦手 の表現


● 興味

「興味がある、興味を抱く」 は、名詞 IHIn (興味、関心) から派生した動詞 IHInZ (自動詞)  か IHInS (他動詞) 
を使う。 IHInZ なら自動詞だから修飾詞 (代表は AB/ABL) が必要になる。 修飾詞と名詞 (又は代名詞) の一組で
副詞句になるが、その一組を目的語のようなものと考えても良いだろう。 IHInS は他動詞だから修飾詞は不要だが、
目的語には目的語であることを示す要素助詞 -O を付ける (SOV / SVO や SO1O2V / SVO1O2 の文型では
-O が省略されることは無い)。

例文: 私は宇宙に興味があります。   () 「〜について」 は修飾詞の AB (2類は ABL で英語の about)。

先ず、自動詞 IHInZ で表現すると、

M1: SE  UQU  AB  IHInZ.
M2: SE  IHInZ  ABL  UQU.

 <注> UQU  AB  (2類は ABL UQU)  は副詞句だが、IHInZ  の目的語のようなものと見做しても良い。

他動詞 IHInS なら、「宇宙」 はズバリ  IHInS  の目的語になるので要素助詞の -O を付ける。 修飾詞は不要。

M1: SE  UQU-O  IHInS.
M2: SE  IHInS  UQU-O.

最小限必要な事はこれだけだが、ついでにもう少し勉強しておきましょう。 興味表現で使われる主な単語は以下。

IHIn       名、興味
IHInBL     形、興味深い、面白い
IHInNA     形、興味深い、興味を持っている
IHInZ      自、興味がある、をもつ。修飾詞 と共に使う (英語の about に当たる AB (2類は ABL) が普通)。
IHInS      他、興味がある、をもつ。他動詞だから修飾詞なしで目的語を取る。 英語の他動詞 like のような
         ものと考えると解り易いのでは。

 <注>  IHInBL は、「これは興味深い、あれは面白そうだ」 と対象を主語にする時に使うが、IHInNA は、
      興味を抱く人 (例えば、私は) が主語になる場合に使う。

  <注>  AOInTE  は、IHInBL  と同意だが原生形容詞。 IHInBL は 名詞 IHIn からの派生形容詞。
     おたくっぽい説明でご免なさい。 知らなくも全く問題なし。

 <注> 自動詞  IHInZ  と一緒に使われる修飾詞には以下のようなものがある。 使用頻度からいえば、
     やはり AB (2類 ABL) が多くなるだろう。

     AB/ABL (〜について)  例: SE ギリシャ史 AB IHInZ。 (私はギリシャ史に興味がある)
     UT/UTL (〜の方に)    例:  SE  宇宙起源 UT  IHInZ。  (私は宇宙起源の方に興味がある)
     IN/INL  (〜の中に)    例: SE  人体 IN  IHInZ。      (私は人体に興味がある)

 <注> 他動詞 IHInS を使えばこれ等の修飾詞は不要だし、受動態にするのも簡単 (IHInS-ZE)。
     IHInS は、他動詞の APLIS (〜を好む。英語の like) に似たものと考えると解り易いのでは。
     APLIS (=like) も他動詞だから、当然に受動態も作れる (APLIS-ZE = be liked 好かれる)。

 <注> 昔、用意していた IHInS  の 「〜に興味を抱かせる」 意は、文を解り難くするので止める。
     どうしてもこの表現にしたいときは使役動詞を使う。


少し例文を見ておこう (簡単のため、及び、英文と比較し易いように、2類の文だけ示す)。

 それは大変興味深い :  TE  (RI)  IHInBL.     <注> 対象を主語にする場合。
 
 私は興味を持っている : SE  (RI)  IHInNA.    <注> 自分を主語にする場合。

 私は xx に興味がある : SE  RI  IHInNA  ABL  xx. 又は SE  RI  IHInNA  UTL  xx. 又は SE  RI  IHInNA  INL  xx.

 私は xx に興味を持つ :  上の、私は  xx  に興味がある、と同意。 SE  IHInZ  ABL  xx. 又は SE  IHInZ  UTL  xx. 
                  又は SE  IHInZ  INL  xx.

                  <注> 英語の interest は自動詞にはならないが、ノシロの IHInZ は自動詞。 但し、
                       ABL (about)、UTL (to)、INL (in) 等の修飾詞と組み合わせる必要がある。

 興味がある人は電話せよ :  YO  IHInNA  REn-W  call ME-O.  又は IHInNA  REn-W  require-ZE  call-M-O.

                    <注> call-M-O は、call  の動名詞で、require  の目的語になっている。

 xx は興味深い         :  xx-W  (RI)  AOInTE.    <注> それは興味深い = TE (又は、BOI-W)  (RI)  AOInTE.

 xx は私にとって興味深い  :  xx-W  RI  AOInTE  UAL  SE.   

                    <注> AOInTE = IHInBL.
                    <注> 私は興味深い(人間)だ、は SE  (RI)  IHInBL.  
                    <注> 他の人達は私に興味を抱く筈だ。


● 得意   

形容詞 AOTOK (得意、strong/good at)、 AOIS (上手、good at/skillful)。
修飾詞は AB/ABL (about/concerning) や IG/IGL (good in) がよく使われる。

例文: 私は数学が得意です。

M1: SE AnBAAISL AB AOTOK (RI)。
M2: SE (RI) AOTOK ABL AnBAAISL.

M1: SE AnBAAISL IG (RI)。
M2: SE (RI) IGL AnBAAISL.

  <注> AnBAAISL = 数学。  〜 IG は、〜AB  AOTOK を一まとめにした修飾詞 (2類は IGL) で、
    文を短くするのに便利だが、使い慣れるまでは AnBAAISL  AB  AOTOK と書く方が安全。

例文: 私は野球が上手です。

M1: SE InSBO AB AOIS (RI)。
M2: SE (RI) AOIS ABL InSBO.

M1: SE InSBO IG (RI)。
M2: SE (RI) IGL InSBO.

  <注> InSBO = 野球


● 苦手   

形容詞の UIIPR (苦手、下手) が使われる。

例文: 妹は水泳が苦手です。

M1: ILyUXI-W DyUMITI AB UIIPR (RI)。
M2: ILyUXI-W (RI) UIIPR ABL DyUMITI.

M1: ILyUXI-W  DyUMITI  DE-IG  (RI)。
M2: ILyUXI-W  (RI)  DE-IGL  DyUMITI.

例文: 私は酒が苦手です(下戸です)。

M1: SE  CEERS  AB  UIIPR  (RI)。
M2: SE  (RI)  UIIPR  ABL  CEERS.

M1: SE  CEERS  DE-IG  (RI)。
M2: SE  (RI)  DE-IGL  CEERS.

  <注> CEERS = 酒。 酒類一般なら CEELO。 DE-IG は、修飾詞 IG の反意語。



4) 驚き、喜、怒、哀、楽 などの表現


● 驚き
    
驚きを表す単語は、IHSA (名、驚き)、IHSABL (驚くべき)、IHSANA (形、驚くべき、驚いている)、IHSAZ (自、驚く)、
IHSAS (他、驚かす)、AOOPRA (形、驚くべき)、AOOPRATI (名、驚き)、AOOPRAZ (自、驚く)、AOOPRAS (他、驚かす) 等。

  <注> IHSABL は主に対象を評価するときに使い、IHSANA は対象評価だけでなく、人の心の状態
     を表す場合にも使う (私は驚いている、私は驚いた状態です)。
     AOOPRA は IHSANA と同意だが原生形容詞。 IHSANA は名詞 IHSA からの派生形容詞。

  <注> 英語では surprise という語を自動詞で使うことはないが、ノシロ語では、修飾詞 AB や UE
     と一組にして使うことが出来る。 内省中に自分が勘違いしていたことに驚く、ような場合だけ
     でなく、ニュースや大きな音に驚くという場合も自動詞表現できる。  

例文を見よう (簡単のために、及び、英文と比較し易いように、2類の文だけ示す)。

 それは驚くべきものだ   : TE  (RI)  IHSABL.  <注> IHSABL は対象の評価専門。 IHSANA も可。
 私は驚いている      : SE  (RI)  IHSANA.  又は SE  (RI)  AOOPRA.
 私は驚く           : SE  IHSAZ.  又は SE  AOOPRAZ.
 私は xx に驚く        : SE  IHSAZ  ABL  xx.  又は SE  AOOPRAZ  ABL  xx.  又は SE  AOOPRAZ  UEL  xx.  
                     <注>  UE/UEL  は原因や理由を表す修飾詞。 xx  は例えば株価の大暴騰。
  xx は私を驚かす       :  xx-W  IHSAS  SE-O.  又は xx-W  AOOPRAS  SE-O.  又は使役の BLE を使って、
                     xx-W  BLE  SE  IHSAZ.  又は xx-W  BLE  SE  AOOPRAZ.
 私は貴方を驚かす     : SE  IHSAS  ME-O.  又は SE  AOOPRAS  ME-O.
 貴方は私に驚かされる  : ME IHSAS-ZE AYL SE.  又は ME AOOPRAS-ZE AYL SE.
                  <注> AY/AYL は、〜によって (英語の by)。


● 喜び 

APLE (名、喜び)、 APLEBL (形、嬉ばしい)、APLENA (喜んでいる)、APLEZ (自、喜ぶ)、 APLES (他、喜ばせる) 
等がよく使われる。 例文を見よう (2類の文だけ)。

 それは喜ばしい      : TE (RI) APLENABL.
 私は喜んでいる      : SE (RI) APLENA.
 私は喜ぶ           :  SE APLEZ.
 私は xx を喜ぶ       :  SE APLEZ ABL xx.   SE APLEZ UEL xx.
 xx は私を喜ばせる    :  xx-W APLES ME-O. 又は使役の BLE を使って xx-W BLE ME APLEZ.
 私は貴方を喜ばせる  : SE APLES ME-O.  SE BLE ME APLEZ.   
 貴方は私に喜ばされる :  ME APLES-ZE AYL SE.


● 楽しみ = AIInNA (形、楽しい)、 AIInTI (名、楽しみ)、 AIInS (他、楽しむ)、 AIInP (他、楽しませる)

 私は楽しい        :  SE (RI) AIInNA.
 私は xx を楽しむ     :  SE AIInS xx-O.
 私は貴方を楽しませる  :  SE AIInP ME-O.
 xx は私を楽しませる   : xx-W AIInP ME-O.  又は xx-W BLE SE AIInS.


● 勇気 = EMKAR (名、勇気)、EMKARNA (形、勇気ある、勇気がわく)、EMKARZ (自、勇気がわく)、
         EMKARS (他、勇気づける)

● 不思議 = IHMI (不思議)、 IHMINA (不思議な、不思議に思っている)、 IHMIS (不思議に思う)
           IHMIS (不思議がらせる)

● 元気 = AOWEL (元気な vigourous/energetic)、 AOWELTI (元気 vigour)、 AOWELZ (元気になる)、
          AOWELS (元気にする、元気づける)

● 怒り 

形容詞 EOOn (形、怒るべき、怒った)、EOOnTI (名、怒り)、EOOnZ (自、怒る)、EOOnS (他、怒らせる) 等が使われる。

 それは怒るべき事件だ : TE (RI) EOOn event.
 私は怒っている     : SE (RI) EOOn.
 私は xx に怒っている  : SE RI EOOn ABL xx.  又は SE RI EOOn UEL xx.  又は SE RI EOOn UTL xx.
 私は怒る          : SE EOOnZ.
 私は xx について怒る  : SE EOOnZ ABL xx.  <注> ABL の代わりに UEL や UTL も可。
 xx は私を怒らせる    : xx-W EOOnS SE-O.  又は使役の BLE を使って、 xx-W BLE SE EOOnZ.


● 悲しみ = EOOSA (形、悲しむべき、悲しい)、 EOOSATI (名、悲しさ)、 EOOSAZ (自、悲しむ)、
             EOOSAS (他、悲しませる) 等が使われる。
      
 それは悲しい事件だ  : TE (RI) EOOSA event.  = それは悲むべき事件だ。
 私は悲しい         :  SE (RI) EOOSA.
 私は悲しむ         :  SE EOOSAZ.
 私は xx を悲しむ     :  SE EOOSAZ ABL xx.  SE EOOSAZ UEL xx.
 xx は私を悲しませる    :  xx-W EOOSAS SE-O.  又は使役の BLE を使って xx-W BLE SE EOOSAZ.
 私は貴方を悲しませる   : SE EOOSAS ME-O. 又は使役の BLE  を使って SE BLE ME EOOSAZ.
 貴方は私に悲しまされる : ME EOOSA-ZE AYL SE.


● 恐れ

形容詞 IHORNA (恐れている)、IHOR (名、恐れ)、IHORZ (自、恐れる)、IHORS (他、恐れさす、怖がらす)

 <注> 対象が恐ろしい、ことを言うには IHORNA ではなく UIIFRI(形、恐ろしい)。 IHORSNA や
     IHORSBL でも良いが、UIIFRI の方が一字だけ短かくなる。UIIFRI は 英語の frightful から。

 私は怖がっている   : SE (RI) IHORNA.
 私は xx を恐れる   : SE IHORZ ABL xx. 又は SE IHORZ IZL xx.
 xx は私を恐れさせる  : xx-W IHORS ME-O. 又は xx-W BLE ME IHORZ.
 xx は恐ろしい       :  xx-W (RI) UIIFRI.


● 失望 = UZDIA (名、失望)、UZDIANA (形、失望させられる、失望してる)、UZDIAZ (自、失望する)、
         UZDIAS (他、失望させる)


● 落胆 = UZERA (名、落胆)、UZERANA (落胆させられる、落胆した)、UZERAZ (自、落胆する)、
         UZERAS (他、落胆させる)


● 当惑 = EPyUB (名、当惑)、 EPyUBNA (当惑した)、 EPyUBZ (自、当惑する)、 EPyUBS (他、当惑させる)


● いらいら = EOORI (形、名。いらいらした)、EOORIZ (自、いらいらする)、 EOORIS (他、いらいらさせる)


● 赤面 = EOORE (形、赤面した)、 EOOREZ (自、赤面する)、 EOORES (他、赤面させる)



5) 病気、 気分


〜 が痛い、足がくすぐったい、気分が良い、気分が悪い、吐き気がする等の表現を見ていこう。

● 〜 が痛い。

例文: 私は頭が痛い。

M1: SE DEH-EPyn-O TUV。
M2: SE TUV DEH-EPyn-O.     (英語の  I have a headache. に相当)
                              vt.       noun

  <注> DEH = 頭 (head)。 EPyn = 痛み (pain/ache)。 TUV = 持つ (have)。


M1: SE  DEH  IN  UEEPTI-O  EMAnS。
M2: SE  EMAnS  UEEPTI-O  INL  DEH.    ( I feel pain in the head.)
                              vt.   noun

 <注> EMAnS = 感じる (feel)。  IN イヌ (INL イヌル) = 〜の中に (in)


M1: SE  DEH  IN  UEEP  EMAnS。
M2: SE  EMAnS  UEEP  INL  DEH.    ( I feel painful in the head.)
                                vi.     adj.

 <注> UEEP に 補語を示す -E を付けなくても良い。


M1: SEI  DEH-W  EPynZ。
M2: SEI  DEH-W  EPynZ.      (My head aches.)
                           vi.

 <注> EPynZ エピュンズ は自動詞で、痛む。


M1: SEI  DEH-W  EPynZ-In。
M2: SEI  DEH-W  EPynZ-In.     (My head is aching. 進行形)

M1: SEI  DEH-W  UEEPZ。
M2: SEI  DEH-W  UEEPZ.     (My head aches.)

M1: SEI  DEH-W  UEEPZ-In。
M2: SEI  DEH-W  UEEPZ-In.     (My head aching. 進行形)

 <注> DEH EPyn = 頭痛。 EPyn = 痛み。 EPynZ = 痛む (自)。 TUV = 持つ。 IN (INL) = 〜の中に。
    EMAnS = 感じる (自、他)。 UEEP = 痛い(形容詞)。 UEEPTI = 痛み。 UEEPZ = 痛む (自。)

英語では、 I have a headache.  が一般的だが、 I feel pain in my head.  や My head aches. や My head is aching. 
も可能である。 ノシロでも上例 (七つ) のようにいろいろあるが、一、二、三、四、六番目の表現を覚えておけば十分。


● 〜 が痒い(かゆい)。  UEEI  (痒い、形容詞、名詞)、 UEEITI (痒さ、名詞)、 UEEIZ (痒い、自動詞)

例文: 私は背中が痒い。

M1: SEI BOBA-W UEEIZ。
M2: SEI BOBA-W UEEIZ.     (My back itches.)

M1: SEI  BOBA-W  UEEI  (RI)。
M2: SEI  BOBA-W  (RI)  UEEI.    (My back is itchy.)

  <注> SEI は、「私の〜」 で省略可。 UEEIZ は自動詞。 UEEI は形容詞。 RI は省略可。

例文: 妹は足が痒 (かゆ) い。

M1: ILyUXI'Z BOG-W UEEIZ。
M2: ILyUXI'Z BOG-W UEEIZ.    (Syster's leg itches.)

M1: ILyUXI'Z  BOG-W  UEEI  (RI)。
M2: ILyUXI'Z  BOG-W  (RI)  UEEI.    (Syster's leg is itchy.)

M1: ILyUXI-W  BOG  IN  UEEITI-O  TUV。
M2: ILyUXI-W  TUV  UEEITI-O  INL  BOG.   (Syster has itchyness in her leg.)

  <注> IN (INL) は修飾詞で 「〜 の中に (英語の in) 」。 「〜 の上に (英語の on) 」 の AO (AOL) も可。
    UEEITI は名詞で 「痒さ、痒み」 だが、UEEI は名詞にもなるから UEEI-O  としてもよい。

例文: 私は蚊に刺されたところが痒い。

M1: FOnMOS-KUKI-W UEEIZ。
M2: FOnMOS-KUKI-W UEEIZ.    (My mosquito-bite itches.)

M1: SEI  FOnMOS-KUKI-W  UEEI  (RI)。
M2: SEI  FOnMOS-KUKI-W  (RI)  UEEI.    (My mosquito-bite is itchy.)


● 〜 がくすぐったい。  UEETIKL (形、名)、 UEETIKLZ (自動詞)

例文: 私は足の裏がくすぐったい。

M1: SEI BOFA-W UEETIKL (RI)。
M2: SEI BOFA-W (RI) UEETIKL. 

M1: BOFA-W UEETIKLZ。
M2:  BOFA-W UEETIKLZ. 


● 気分が良い。

例文: 私は気分がよい。   (I feel good.  .......  SVC文型)

M1: SE AOG  EMAnS。
M2: SE EMAnS AOG.

  <注> EMAnS = 感じる (feel)。 AOG = GUT = 良い (good)。
 <注> この文を SOV 文型 (2類は SVO) と見なすと、AOGTI-O とする必要があり、
     長くなってしまうので、SCV として処理する方が経済的。

M1: SE AOG (RI)。
M2: SE (RI) AOG.

  <注> AOG (good)  の代わりに  AIIKA (comfotable)  も可。


● 気分が悪い。  UEEDI  (bad/uncomfortable/sick、形容詞)

例文: 私は気分が悪い。

M1: SE UEEDI  EMAnS。
M2: SE EMAnS UEEDI.

M1: SE UEEDI (RI)。
M2: SE (RI) UEEDI.

  <注> UEEDI = 不快 (船酔いなども含む)

M1: SE  DE-AIIKA  (RI)。
M2: SE  (RI)  DE-AIIKA.

 <注> DE-AIIKA = 不快


● 吐き気がする。

例文: 私は吐き気がする。

M1: SE UEEVO  EMAnS。
M2: SE EMAnS UEEVO.

 <注> UEEVO = 吐き気がする (形容詞)

M1: SE UEEVO (RI)。
M2: SE (RI) UEEVO.


● 私はもう吐きそうだ。

M1: SE  GIKE  KUVO。
M2: SE  GIKE  KUVO.

  <注>  GIKE (助動詞) = 今にも 〜 しそう



6)  引用、 噂 


● 論文や判決等の引用、参照 

「引用」 を意味する単語は ITREF なので、引用の開始を示すには ITREF/  とし、閉じは /ITREF とする。
読み方は、夫々 イトゥレフ、イトゥレフタ としよう。 短く書きたい場合は、 REF/ と /REF 又は 更に縮めて 
R/  と /R  で良い。 REF/  と /REF  の読み方は夫々 レフ、 レフタ。 R/  と /R  も同じで、 レフ、 レフタ。
尚、 /  を割り算の意味で使う場合は、  /   を フェン と読む (例えば、 2 / 5 は ニ フェン リマ)。

論文ではなく、法廷や議会等の発言を引用する場合は EGSPI/  と  /EGSPI  とする。 短くしたいときは 
SPI/   と  /SPI 、又は、 S/   と  /S  を使う ( EGSPI (発言) から)。 読み方は、 SPI/   と  /SPI   も  
S/   と  /S  も同じで スピ、 スピタ としよう。

  () 最初のホームページで学んだ引用記号 (> < や ’ ’ で挟む) は文章の中でだけ使うもので
       会話には向かない。 又、会話部分を表す記号 (”  ” や 「  」 で挟む) も会話には不向き。


● 通説や人々に概ね承認されている事柄を引用したり表現する場合

英語なら、 It is said that ... などと表現される場合で、噂よりは信頼度が高い。
会話では副詞  EGIDLY (通説では 〜)  を最初に述べる。 文中なら、EGID/    と     /EGID で挟むが、短く表現
したければ、 ID/   と  /ID  で挟む。


● 噂 (単なるうわさ) を述べる場合 

「噂によると ...」、 「世間の噂ですが、あなたは ...、あの人は ...」 といった表現は、始めに 
APyRMLI  アピュルムリ と言ってからその噂を述べる。 文中では、 RM/   と  /RM  で噂を挟む。
ゴシップに限らずいろいろな噂につかえる。 APyRMLI は APyRM (噂) の派生語で副詞です。



7) 敬語 


これまでのノシロ語には丁寧表現はあるが敬語は無かった。 英語を始めとする欧米の言語 (ノシロ語 2類に近い) には
敬語表現がないものが多いので、それに合わせてノシロ語でも1類、2類を問わず敬語表現は特には用意して来なかった
のだが、日本やインドや韓国には敬語表現が存在する。 日本に移民して社会のリーダーになろうとする人(新日本人)は、
この敬語表現は無視できない (スポーツ選手や楽器の演奏者なら不要かも知れないが、国会議員、教育者等になろうと
する人にはやはり必要だろう)。

そこで、ノシロを利用しながら日本語を勉強し、将来は日本に住みたいと思う人達に、敬語に慣れる機会を用意しておく
方が良いと考えて、ノシロ語に敬語表現も付け加えることにした。 とはいえ、今の日本語の複雑な敬語表現をそのまま
習得してもらおうという訳では全くない (日本人でさえ完璧な敬語表現は困難)。そんなことをしたら外国人に大変な負
担を負わせることになり、優秀な外国人の獲得競争で日本は一層不利になってしまうからである。

  () 丁寧表現はノシロ語に以前からある。 例えば、 ?PLII ME 〜 エスク プリーメ 「〜 していただけますか」。


ノシロ語における尊敬表現は、以下の通り極めて簡潔 (要は相手を敬う気持ちを表せれば良いのだから)。

● JIA ジア を名前の前に付ける。 

● 更に尊敬の意味を表したいときは動詞の前に LA ラ を付ける (JIA も LA も活用無し)。

名前の前に、 MR, (マールと読む)  や DS, (ダース)  を付けると丁寧表現になるので、大抵の場合は殊更に JIA を
付け加えなくてもよい。 しかし、 世のため、人の為に多大な貢献をした人や、社会的な地位が極めて高い人や、苦労
して自分を護り育ててくれた両親等に尊敬の気持ちを表したい場合は、 JIA ジア を名前のすぐ前に付ける。 父、母、
養父母や親友という語には MR, も DS, も付かないし、人称代名詞 ME (MEN)  や FE (FEN)  にも MR, や DS, 
は付かないので、こうした人達に深い尊敬の気持ちを表したい場合、この JIA は有用である。

  () JIA はヒンディー語の JII を少しだけ変えたものだが、多くの場合 JIA  は JII より尊敬の程度が高い。

人の行動に対して尊敬の気持ちを表したいという場合は、動詞の前に LA ラ を付ける。 自動詞よりも他動詞の方に
付き易いが、その人の存在に深く感謝したい場合は自動詞 RI や RIZ に付けてよい。 LA RI  ラリ (LA  RI-T  ラ 
リタ、 LA  RI-R  ラ リレ)、 LA  RIZ ラ リズ (LA  RIZ-T ラ リズタ、 LA  RIZ-R  ラ リズレ) となる。 LA  RI  の意味
は 「〜であられる」、 LA  RIZ は 「ご存在なさる」。 尚、 JIA も LA も活用しない。

  () JIA はヒンディー語を参考にしたが、 LA  は特に由来なし(仏語の LA とは無関係、
     又、友好単語には LA があ.るが、友好単語は最早使わないので重なることはない)。


例文: あなた様は天然痘のワクチンを発明なされました。   (敬語を赤字で示した。)

M1: JIA  ME  smallpox  UHEIV-O  LA  INVEnS-T。
M2: JIA  ME  LA  INVEnS-T  smallpox  UHEIV-O.

  <注> smallpox = 天然痘、UHEIV = ワクチン、INVEnS (イヌヴェンス) = 発明する 

例文: 優しいマザーテレサ様は多くの孤児を助けられました。

M1: IAAGy JIA  Mother Teresa-W  MUQ  孤児-O LA  AFELS-T。
M2: IAAGy  JIA  mother Terresa-W  LA  AFELS-T  MUQ  orphan-O.

  <注> 上の二つの例文は、JIA だけでなく、LA  も付けて非常に厚い尊敬表現となっている。
        形容詞 IAAGy の後にも LA を付けると、敬語だらけでしつこくなるので良くない

例文: 王様はその研究者にノーベル(賞)のメダルを授けられた。

M1: JIA  ERnT-W  BOI  AVRIAn-O  Nobel  EZEL-O  LA  APIS-T
M2: JIA  ERnT-W  LA  APIS-T  BOI  AVRIAn-O  Nobel  EZEL-O.

  <注> JIA を付けたが、ERnT (王) 自体が最高の敬意を含む言葉なので、JIA を付けなくても良い。
     ERnT = King、 AVRIAn = 研究者、 EZEL = medal、 APIS = give



   ホームページ15号はこれで終りです。 長時間見て頂いて有難うございます。
   友人と会った時は、 FIINA フィーナ や ALOO アロー を忘れずに! 水田