アニメバックナンバー(1)


serial Experiments lain(シリアルエクスペリメンツレイン)
 98年7月の深夜に突然始まったこのアニメ
(突然といっても、このころこの時間は前からアニメ枠だったのだが)

 このアニメは、演出に妙なところがあって、
授業風景で、突然手から煙のような物が出てきたり(玲音にしか見えていない)
外の風景で、日陰に妙な斑点が出ていたり、電線からブーンという音が出てたり…。

 主人公の玲音とその友達は、割とかわいいのですが、ほかの人物は、
なんかリアルで不気味です(^_^;)

 リアルといえば、この作品には「リアルさ」ってのが結構あったと思います。
 玲音自身の髪型も左の髪を長くしているという点をのぞけば、ごく普通の髪型で、
ほかのアニメやゲームに出て来るような、飛び抜けた(重力に逆らってるような)
髪型ではない。(もちろんほかのキャラクタ達も)

ストーリーは…
 玲音は、自殺した少女からメールが届いたことがきっかけで、ワイヤードに入り込む。
 ワイヤードにのめり込み、様々な経験を経て、やがて彼女は、ワイヤードに昔から存在していた存在であることに気づく。リアルワールドに存在する玲音こそが作られた物だった。家族を失い(元から存在してなかったのだが)、親友ありすをも傷つけてしまった玲音は、すべてのものをリセットして、リアルワールドに玲音は存在しなかった世界にしてしまう。
…最後のシーンは、成長したありすと、中学生の姿のままの玲音が会うシーンなのですが、もちろん、ありすは玲音のことは覚えてない(知らない)
でも、玲音は覚えている…。誰も自分を知る物がいない…悲しい存在になってしまう。

 別に悲しいって描写ではないんですけどね。
 わたしとしては幸せになって欲しかったのですが…。でも、「神」にも等しい存在となってしまった玲音には当然のことなのかもしれません。
(執筆:2000/11/24 21:33)

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