小説工房

小説の部屋です。
ぽえむのときと同じように『みおんのほぉむぺぇじ』の
今週の一言からつくります。


第1話:心の傷を癒すのは大変なことですね

「心の傷を癒すのは大変なこと…」
わたしはぽつりと言った。
「え、どうしたの?まゆみ?」
「あ、何でもない」
 すぐに、笑顔を見せる。でもこれは作った顔だ。
「行こうよ」
「え?どこへ?」
「…聞いてなかったの? あなたも行くでしょ。温泉」
「温泉か…。心の傷を癒すのにはいいかもね…」
後半は、心の中で言った。

第2話:好きになるのに理由はないですね

あの人と初めて出会ったのは、いつだっただろう?
覚えていない、いつの間にか居て、そして好きになってた。
どこにでもいる平凡な人。
どうして好きになったんだろう?
理由は特になかった。

第3話:あきらめるのも時によってはいいかもね

「ふ〜ん、そうだったんだ。それで最近元気がなかったのね」
女ふたり、まるで貸し切りの広い露天風呂。
そこで、わたしは彼女に話していた。
「あなたの気持ちはわかるけど…。あきらめるのも時によっては
 いいことに繋がるのよ。」
「うん…」わたしは頷いた。

第4話:いつかは好きって言うのだろうね

「でもね… つきあっていれば、
いつかは好きって言ってくれる。
 …そう思ってたの」
「いい加減、忘れなさいよ。せめてここに居る間は…」

第5話:好きな気持ちは変わらないよぉ〜

「忘れてみようとおもった…
 でも、好きな気持ちはどうしても変わらないの。
 あの人の事は忘れられない…」
「う〜ん… 重傷ね…」

第6話:好きな人の心を奪いたいよね

突然、りさ子が背後から抱きついてきた。
「え? え?」わたしは戸惑う。
ここには私たちの他には誰もいない。
「あなたの気持ち、わかるわ
好きな人の心って奪いたいものなのよね」
わたしを抱きしめる力が強さを増した。

第7話:なみだを見せてしまったよぉ〜

わたしはりさ子の腕から逃れようとした。
でも、彼女の力は強かった。
「あはは…」
彼女はは突然笑い声をあげると同時に、
腕をほどいた。
「う・そ・よ。 驚いた?」明るい声で言う。
「もー いいかげんに忘れなさいよ。
 そうしないいと、今度はほんとにあんたを
 奪っちゃうわよ」
わたしは沈黙している。
「あー効き過ぎちゃったかな?」
そういって彼女はわたしの前に回り込んだ。そして…
「まゆみ?」
わたしは、なみだを見せてしまっていた。

★第8話:離れたくないと思うときがあるよね

わたしは回想している。あの人との思い出を…
あれは、デートの帰り。
あの人は車でわたしを家まで送ってくれたけど、
でもわたしは車から降りなかった。
離れたくないと思ったから…
結局その日は、あの人の家に泊まった。

★第9話:お互いの気持ちが1番大事だよね

「やっぱり、お互いの気持ちが1地番大事よね」
りさ子は言った。
「気持ちは通じ合ってたのよ、でも…」



がついているのが新しい話です。

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