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谷山浩子コンサート「猫森集会」2003
2003年10月2日〜5日,7日〜10日 新宿スペースゼロ

昨年に引き続き、今年も「猫森集会」がスペースゼロで開催されました。
今回も全8日間で、2日ずつABCDの4パターンに分かれています。

今回はAとDに、コーラスのゲストが登場。
(A:伊藤サチコ D:拝郷メイコ)

今回は全パターンに行く事ができず、
行けたのはBプログラムとDプログラムだけでした。
そういうわけで、このレポートはその2回分のみを書いています。

10月4日(土) Bプログラム1日目

今日は突発で「ねこ耳」してみました(笑)
出掛ける直前になって気づいて持って来ていましたが、実際会場に来てしまうと躊躇してしてまうもの。
でも、今日は思い切ってつけてみました。
つけたらもう勝ちです(笑)

ゲスト:IMEHA

01.鳥籠姫

最初の曲は『鳥籠姫』
<ライブは1月以来久しぶりなので、調子に慣れるのに苦労したかも(^_^;)
歌い終わって説明してくれましたがこの選曲は「不審な人」ということだったらしい。

曲が終わってから、何気なくAQさんが登場、
その動きがちょっとだけ笑いを誘っていた。
Aプログラムを見たお客さんからはAQ氏がやせたという話が出ていたが、
わたしがみたところでは、そんなこと言われるまでわからなかった(^_^;)

▽森で待ってる不審人物
続いては最初のテーマに加えて「森で待ってる不審人物」という括り。
<なんという括りなのだろう?(^_^;)

02.森へおいで
03.Elfin(スリリング版)

『Elfin』は個人的には前の方が良かったかも、「スリリング版」と言っていたが、そうでもなかったような…
ちなみに後の方で言ったことだが、この曲は苦手だったのでキーを変えたとのこと。

▽IMEHA(image of hawai)登場、ハワイ風な曲

3曲目まで終わって、ゲストのIMEHAが登場、アロハシャツの男3人組。
IMEHAとは「イメージオブハワイ」の略なのだそうだ。
※その流れで「フォークのイメージで」を「イメフォで」と言ったりするらしい。

このコーナーでは「IMEHA」に合う、ハワイ風な曲を演奏。

04.ただ風のために
05.風を忘れて

歌詞のイメージとは合っていないなぁ…とは思った(笑)
両方とも「風」だったのは偶然?
今回この2曲は繋がっていて、『ただ風のために』では、立って歌った浩子さん。
歌い終わってIMEHAの演奏が続く中、ピアノを弾き出して『風を忘れて』に突入した。

▽自分勝手な人に振り回される
つづいての括りは「自分勝手な人に振り回される」
タイトルだけで見るとたしかにそうなのだが…「自分勝手」なのは『あそびにいこうよ!』だけのような(笑)

06.あそびにいこうよ!
07.ひとりでお帰り
08.おやすみ

▽新旧同じテーマの歌(状況は同じだが男女の違い)
今回は状況は同じだけれども、男女での立場の違いがあるというもの。
このゾーンでは、演奏が始まる前に曲を紹介しなかった。

09.SORAMIMI
10.きみはたんぽぽ

最初が『SORAMIMI』で歌詞に「星」出てくるから、星関係で『星より遠い』かと思ったら違ってました(^_^;)
う〜む『きみはたんぽぽ』はそう言う意味があったのか…。

▽照明にやさしいコーナー(青)
今回は青だから「青」ひとつだけつければそれでOK、でもそういわれるとプロとしては、苦心する…みたいなコメントは前回と同じか。

11.BLUE BLUE BLUE
12.青色帽子ツアー

▽タイトルが「*の**」(*は漢字)
歌詞やタイトルでは「の」をつけた言葉はあまりよろしくないらしい。「ダサイ」とも言っていた。
例として挙げたのは『地上の星』(^_^;)
(『地上の星座』はどうなるのだ?(笑))
というわけで、ここではあえてそういうタイトルの曲を演奏。
ここでも始まる前に曲を紹介しなかった。
忘れていて、演奏直前紹介してないことを思い出したが、このままの方が面白いということで、そのまま演奏
(みんな思い思いに考えて居たようだが、わたしは特に思いつかなかった)

13.夢の回廊
14.銀の記憶
15.夢の逆流

『夢の逆流』は斉藤ネコさんほどではなかったが、結構良かった。

そしてついに最後の曲となった。
ここでも、ハワイ風のIMEHAを活かした曲ということでこの曲になった。
別名『ハワイ風の海の時間』

16.海の時間

拍手の中、退場となった。
そしてアンコール。
出てきてから、今日は宣伝をしていないことに気づき、売店で売られている品物の宣伝。
ここで浩子さん、言わなくても良いことを言ってしまうハプニング(?)

最後の曲は、手塚治虫原作の短編「ガラスの脳」の映画のエンディングだった『DOOR』。
これをはじめる前「今日は歌でお楽しみ下さい」と言ったのだが、すぐにこの言葉がおかしいことに気づき
「今のは無かった事にして」
なんて言ったりしていた。

EN.DOOR

今回は「良い曲が多い」と言っていた人もいるけど、わたしにはよくわからなかった。
ちょっとハワイ風で静かな感じが多かったからかな?

10月10日(金) Dプログラム2日目(最終日)

今日はDプログラムの2日目
1日目に行った人たちからは、かなりいい評判を聞いていたので期待して行ってみました。
今日はねこ耳しませんでした(笑)

ゲスト:渡辺等

01.真夜中の太陽

浩子さんが登場して演奏をはじめると、浩子さん以外の照明が暗くなり周りが暗く沈んでいく…。そんな感じでした。
そして、そのうちに段々と少しずつ明るくなっていき、最後に朝のように明るくなっていった。
この演出はなんか良かった。

1曲目を終えてご挨拶。
猫森集会も今日が最後、淋しいみたいな事を言っていました。
今日までの間、まるで夢を見ているような事もあったとか。
この話で、周りが笑っていたのだけど、その時点ではわたしはなぜ笑ったのかわからなかった。理由は後でわかることになる。

▽静かめの励ましソング

02.ピエレット
03.MOON SONG

1曲目の『真夜中の太陽』に続き、このゾーンも同じ励ましソング。
D1のアンケートで「『ピエレット』が怖い歌だと思った」という話が紹介された。
疑問に思う浩子さんだったが「きみを踊らせようと」いうフレーズから、強制的に踊らせようとしている?なんて話になり、やっぱり「怖い歌」ということで落ち着く(笑)
#個人的には「笛を吹く」のが「悪魔が来たりて…」を連想したりする。

▽ゲスト渡辺等さん登場
お馴染みの渡辺さん
D1では自分の音楽のルーツは、高校生の時のジャズにあったと語っていたそうだが、でも実はそれ以前にマンドリンオーケストラというのをやっていたらしい。
話しているうちに実はもっと前があって、ウクレレを弾いていたとか。

次は新曲2曲。
『意味なしアリス』は好きな曲なので、聞けて良かった。

04.意味なしアリス
05.よその子

▽渡辺等さんとおしゃべりのコーナー
アメリカでツアーをしてそのときに見てくれた人がプロデュースして新しいアルバムが出ることになったという。
そのアルバムはお店で予約が可能なものなのだそうだ。(いままでのは通販のみだったらしい)
そのときに、レコード屋で予約と言っていたが、今でも「レコード屋」といいますよね…って事で笑い。

▽漢字一文字
漢字一文字ということで、先に予告をしなかった。どんなのかを予想して欲しいとのこと。でも、歌詞にすぐ出てくるので、知らないひとでもすぐにわかるのだった。

06.扉
07.卵
08.仇

『扉』はそういえばライブで聞くのは初めて。(CDで)聞いたことあるけど、いつくらいの曲だっけ?とちょっと考えてしまった。
『卵』は言わずと知れた新曲、今回新曲はこれで3つ。

▽第2ゲスト拝郷(はいごう)メイコさん登場
このゾーンからまた一人、拝郷メイコさんが加わった。
同じヤマハの所属の後輩、コーラス担当ということで登場
そのまえに自分の曲を1曲披露

09.ソイトゲヨウ(拝郷メイコ)

#拝郷さんは良く声の伸びる人だなぁ…と思いました。

▽拝郷メイコさんとおしゃべりのコーナー
温泉が大好きとのことだが…よくよく話を聞いてみると、効能とかにはあまり興味がなく、雰囲気が好きらしい。

▽拝郷メイコさんのイメージのコーラス曲
(テーマ:やめられない踊り、まわる)
コーラスの曲としては、拝郷さんの(キャラの)イメージからこの2曲をセレクト

10.赤い靴
11.月と恋人

個人的には、ちょっと合わないかな…とも。
『赤い靴』ではほとんどハモリだったが、あんまりうまくいって無かったような気がする。
『月と恋人』は歌詞が別々になるので、それはそれで良く聞こえた。
結局のところ、別々に歌う法が良く聞こえた。

ここで、拝郷さんは退場

▽少年の片想い
ふたたび三人になって、ちょっと淋しくなったと浩子さんは言った。
それから麻雀の話になった。
浩子さん達は大晦日には斉藤ネコさんのところで麻雀をしているらしい。
(最近はやっていないとも言っていたが)

この話とは関係なく、1曲だけ少年の片想いの曲を

12.会いたくて

ここがなぜ1曲だけだったのかは、編成上の理由かなぁ(^_^;)

▽漢字二文字
先ほどから渡辺さんが持っていた白い楽器をここで紹介する。
楽器的にはエレクトリックチェロというものだそうだが…その色と形からキヨサト1号と名付けられた…らしい。
浩子さんはNHK教育の番組に出てきそうな感じなのでチェロくんと呼んでいた。

ここは先ほどと同じように予告せず。

13.花野[Instrumental]
14.神様
15.王国

ここは知らない人が歌詞から曲名を考えるのは難しいと思う。
『花野』についてはインストだから歌詞無いしね(笑)
でも、まさかこれが出てくるとは思ってませんでした。
知らない人が聞いたら、いつになったら歌が始まるのだろう?とか思ったりして。
そして『神様』、新アルバムから5つ目と続々と登場、なんか惜しみなく出してる感じ。
その次が『王国』だったのだが、これはちょっと(笑)明るいところから暗いところに突き落とされた感じがしたかも。この曲自体は好きですが…順番悪いかもですね(^_^;)
しかし、だからといって、『花野』の次に持ってきたりするのもちょっと違う気もする。
また『花野』を3曲のまん中に置くのも、しっくりこない感じ。

『王国』で暗黒に落としてしまったので、最後は良い曲をというわけでこの曲。
この曲は一昨年出来たもの。タリバン政権下のアフガニスタンでは女性は学ぶことを禁じられていて、それでも学びたい人は、捕まることを覚悟で先生の家に勉強に行っていた。そのことを見てこの曲が出来たという。

16.学びの雨

▽アンコール
例によって、一度退場してのアンコール。
拝郷メイコさんも再登場しました。

ここまでやっときたという感じで、この8日の間、夢なのか現実なのかわからない瞬間があったそうで、そうかと思えば、これは夢で見たことのある既視感(デジャブ)というのもあったそうで…。
とにかくいろいろあったようです。
(最初に笑っていたのはこのことだったのかと気づく)

そして今までしていなかったツアーのCMをここでしたりもした。
アンコールはなんと『ドッペル玄関』
ここでどっと笑いが…そりゃぁ、むかーししつこく聞かされた(笑)経験がありますからね。

EN.ドッペル玄関

ここでは、みんなで手拍子。拝郷メイコさんも歌っておりました。

終わって拍手で退場で、いつもだったら終わりなのだが、今日は千秋楽ということでアンコールがもう一回。
今度はさすがに、浩子さんとAQさんの基本パターン。

EN2.鳥は鳥に

ここでは恒例の『鳥は鳥に』をサビだけ全員で歌うということをしました。
もしかしたら「僕は帰るきっと帰る」の可能性もあるかもと予想してましたが、これをやったとしても恒例だと思ったかも。


ということで猫森集会終わりました。
今回は全プログラム行けたわけではないですが、それでもDプロが一番でした。
新アルバムからの選曲が多かったせいもありますが、そのほかに『王国』とか『月と恋人』なんてのもあったりしましたからね。

ツアーは事情で行けませんが、次のコンサートまで楽しみにしていたいと思います。


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