耳につまった!
昆虫の他はほとんど無症状です。昆虫なら、耳に懐中電灯を当てると飛び出すことがあります。
それが無効なら耳鼻科で取り出してもらいましょう。緊急性はありませんが、虫の場合は結構痛かったりします。
鼻につまった!
長い時間異物が入ったままになっていると、膿のようなきたない鼻水が出てきます。
気管に落とさないように、無理をして鼻の奥に突き落とさない。注意!
咽につまった!
魚の小骨が多いですが、たかが骨だとあなどってはいけません。
骨の大きさや引っかかっている向きによっては重症であっ たりします。
しかし大体の小骨は扁桃に引っかかります。
大きく口を開け、懐中電灯で照らすと運が良ければ刺さっている有様が見えるかも。
気管、気管支につまった!
ピーナッツなどが多く、初めに激しいせき発作、呼吸困難が強く、緊急を要します。
何としても取り出す努力をしましょう。だめなら病院へ急ぎましょう。
@指で口の中の物をできるだけ取り出す。
Aハイムリック法(図:後方から抱きかかえ拳を両腕で強く上方へ引く)にて緊急に吐き出させる。
B効果がなければ救急車を呼ぶ。 気管切開や気管挿管、気管支鏡を使った手術が緊急に必要になります。
つまって呼吸が止まってしまったときのタイムリミットは5分!それ以上になると脳に何らかの障害が残ります。
呼吸がある場合、初期症状が落ち着いてしまうと無症状となり、体を動かしたときに咳やゼイゼイした呼吸音がでます。
食道につまった!
コインやボタンを子供が飲み込むケースが多いです。のどの違和感や飲み込むときの痛み、時には呼吸困難が見られることもあります。食道鏡というものを使い取り出します。子供については全身麻酔による手術が必要です。
食道についても取り出す努力が必要です。それでだめなら病院へ。
胃に落ちてしまえば、うんちとなって出てきますので、心配は要りません。
電池の場合は緊急性があります。すぐに取り出す努力が必要!逆さにして背中をたたくなどします。それで出なければ、すぐに救急車を呼びましょう。
電池以外は緊急を要しませんが、詰まらせて取れない時は、物を食べさせたり飲ませたりしてはなりません。