開花情報は、花だより(近鉄沿線お出かけガイド

梅の名所 片岡梅林   月ヶ瀬梅渓   春日大社神苑   平城宮跡    布留梅林
追分梅林   賀名生梅林   広橋梅林   万葉の森  

 
★片岡梅林
 片岡梅林は、奈良公園の「浅茅が原」の東の部分、浮見堂の北側にある円窓亭(重要文化財)を中心として約240本の梅が咲いています窓亭は鎌倉時代に建設された経蔵で、元々春日大社にあったもの。
「浅茅が原」の東側をとおる道路の向かい側には「飛火野」が広がっており、3月15日(月)まで毎朝10時から「鹿寄せ」が行われています。

鹿寄せのペ−ジはこちら
<夢ぎゃらりぃ奈良> 片岡梅林のスライドショ−
片岡梅林の周辺の写真
交通:近鉄奈良駅から徒歩15分〜20分 
        JR奈良駅または近鉄奈良駅から市内循環バス   「春日大社表参道」下車、西側
問合せ:奈良公園管理事務所、TEL 0742-22-0375


★月ヶ瀬梅渓
日本を代表する梅林。
布目ダム周辺の渓谷に1万本もの梅が咲き誇ります。
広橋・賀名生とともに奈良県の三大梅林として知られ、その中で一番早く咲くのがこの梅林です。
名張川(五月川)が高山ダムにせき止められてつくられる月ヶ瀬の湖岸から山腹にかけて赤や白、約1万本の梅の花が咲き、あたりは甘酸っぱい香りで満たされます。
これらの梅はおよそ750年前の鎌倉時代中期に、真福寺の境内に梅が植えられたのが始まりとされます。松尾芭蕉も「春もやや けしきととのふ 月と梅」という句を残しています。
 また4月上旬には約3000本の桜が咲き、こちらも見事なものです。
月ヶ瀬梅まつりが、2月8日(日)〜3月31日(水)行われさまざまなイベントが行われます。
交通 :JR奈良駅よりバス約80分、またはJR月ヶ瀬口駅よりバス約20分、近鉄上野市駅よりバス約30分
    月ヶ瀬梅渓と柳生を巡る定期観光バスが運行されます。
     <問合せ:奈良交通定期観光バス案内所(近鉄奈良駅前奈良ラインハウス) TEL 0742(22)5263> 
問い合わせ先 : 月ヶ瀬観光協会 TEL 07439-2-0300



★追分梅林(おいわけばいりん)
追分梅林は、奈良〜大阪を結ぶ暗越(くらがりごえ)の奈良街道沿いにあります。 生駒から大阪へ抜ける矢田丘陵の斜面に約6000本もの梅が、咲きます。 比較的背の低い紅梅、白梅が植えられていて、梅林からの景色も絶景です。 農業梅林のため、5月末から6月末にかけて、「梅狩り」が行われます。
交通:第二阪奈道路「中町」IC下車、すぐ南下して若草台住宅地の中で右折。阪奈道路から県道枚方大和郡山線を南下して丸山橋を右折して若草台住宅地を通る。
   駐車場もありますが、駐車可能台数が20台と少なく、道幅も狭いため、バスの利用をおすすめします。
<バスのお問い合わせ>
  奈良交通バステレフォンセンター TEL 0742−20−3100 
写真:奈良市観光協会
問合せ: 奈良市観光協会、TEL 0742-22-3800
      追分梅林組合 TEL0742−47−6604(開花期間のみ)


★春日大社神苑
 春日大社の参道途中、万葉の「春日野」の一画に広がる、わが国でもっとも古い歴史をもつ万葉植物園。
 万葉集に詠まれた植物約300種を栽培し、それぞれの植物にはそれを詠んだ万葉歌の標柱も添えられています。春日大社のシンボルの藤を栽培する「藤の園」や「椿園」、「花しょうぶ園」等があり、中央の池中の島にイチイガシの巨樹が枝をひろげている。
めしべが2本の珍しい「ざろん梅」があります。  
交  通:市内循環バス「春日大社表参道」下車、徒歩10分。
問合せ:奈良市春日野町160 TEL:0742-22-7788(春日大社)


★平城宮跡 
天平文化が花開いた奈良時代の都。現在は史跡公園として整備され、復元された朱雀門や 東院庭園が往時の姿を偲ばせている。世界文化遺産に指定されている。
 平城宮跡資料館前に数十本の梅が咲く。朝もやの中で微かに香ってくる梅の香りに風情がある。
問合せ: 奈良市観光課、TEL 0742-34-1111


★広橋梅林  
広橋峠一帯に広がる約5000本の梅林で、金剛山、大和盆地を望む展望がすばらしい。
古木が多く、華やかさと幽玄な雰囲気があり、白梅、紅梅、そして淡桃色、一重咲き、八重咲きなど、とりどりに咲き匂う梅と景色が楽しめます。
大和と大阪を分ける葛城・金剛両山や、大和平野を見渡せるすばらしい眺望も特筆ものです。
広橋梅林の面積は約25ヘクタール。散策道があり、ハイキングにもぴったりです。
毎年3月中旬の日曜日には、「梅の里山祭」が開催され、様々なイベントが行われます。   
交通 : 近鉄吉野線下市口駅よりバス約20分「大杉」または「乳屋辻(ちちやつじ)」下車すぐ
近鉄下市口駅から洞川温泉、笠木、中庵住行きバス、「大杉」又は「乳屋辻」下車
 バスの便が少ないため、ご注意ください。
  <バスのお問い合わせ >  奈良交通バステレフォンセンター TEL 0742−20−3100
問合せ: 下市町産業課、TEL 0747-52-0001  関係URL(下市町)


★万葉の森
香久山特別保存地区「万葉の森」は、天香久山の丘陵沿いに遊歩道が整備され、約150本の梅が咲きます。
森林内には万葉集に詠まれた万葉植物が植栽されています。
歩いて15分程の場所に「昆虫館」もあります。  
交通:JR 香久山から徒歩30分 近鉄 大福駅徒歩40分
問合せ: 万葉の森管理事務所、TEL07442-4-1183

★賀名生梅林    
足利尊氏に京都から追われた後醍醐天皇が南朝を置いた地です。
西吉野村北曽木の丘陵を麓から中腹まで、皇居跡の向かい側斜面を梅の木がおおいつくします。
早春、吉野山の桜に負けじと花びらをほころばせる梅の数は約2万本。
一目万本、見返り千本、奥の千本など名所には吉野山の桜になぞらえた名が付けられています。
県の三大梅林の中で一番大きな規模で、開花期には、白梅、淡紅梅の花の色と香りが山里を包みます。この賀名生は、富有柿でも知られています。
交通 : 近鉄橿原線大和八木、南大阪線高田市、御所線御所の各駅より奈良交通バス
     「賀名生和田北口」下車、徒歩5分
問合せ: 西吉野村産業課、TEL 07473-3-0301  関連URL(西吉野村) 


★布留梅林  
日本最古の道「山の辺の道」沿いにあり、30本ほどの梅のトンネルになっている。
日本書紀の「影媛伝説」由来の土地。  
問合せ: 天理商工観光課、TEL 0743-63-1001