ハドソン初期の名作。主人公・ミロンを操って、ガーランド城の謎を解き、
魔人に閉じこめられた王女エルシラを助け出すのがゲーム目的です。
# と言うより、タイトル画面の連射速度測定機能の方が有名かも知れない(笑)
ミロンの武器はバブル (泡)。敵キャラはポップでコミカルな感じ (笑) です。
このバブルで敵を倒したり、ブロックを壊したりして、進んでいきます。
ステージ上の基本的なアイテムは「ライフ (「ゼルダ」のにそっくり(^^; )」、「コイン」の 2 つで、
その他には「ハニカム ( ライフ全回復 & 最高値 UP )」、「パラソル ( バブル連射 UP、最大 3 連射、
それ以上はライフと同効果 )」、「ハチ助 ( ハドソンのマスコット。バリアが張られる。ライフで強化可能 )」
の 3 つがあります。パラソルのステージ間の可搬性 (?) が無いのが難点かな。
ライフとパラソルは敵を倒したとき ( パラソルは稀に )、コイン、ハニカムはブロックを壊したとき、
ハチ助はステージのある場所にバブルを当てたときに出現します。
ハチ助は移動するので、取るのにちょっと苦労します。
画面は大きく分けて 2 つ。ガーラント城の外観と、内部の 2 つ。
外観画面で部屋や壁の中 (笑) などに入ると、内部画面に移行します。内部画面では、そこでの目的を遂げ、
外に脱出するのが目的で、見事それを成し遂げると、そのステージはクリア、と言うことになります。
ずっと外観画面にいると、時間が経つらしく、やがて夜になり、周りからなぜか雷が襲ってきます。(^^;
この雷、バブルが強力じゃないと消せません。部屋の中に逃げるのが得策ですが、
部屋の中では時間が経過しません(爆) 結局、朝まで逃げ切るしかないんですね。外でしばらくすると朝になります。
ステージは大きく地下 1 階 ( 井戸の中 ) 〜 地上 4 階 + αに分けることができ、
それぞれのステージにはボスがいて、ボスを倒すと ( ほぼ ) ステージクリア。各ボスは水晶玉を持っていて、
これを取ると次のステージへの道が開け、また、ミロンの能力を上げることが出来ます。
( 水晶玉で得られるのは、コンテニュー可能化(笑)、バブル強化など )
様々な要素が上手く重なり合った名作です。かなりはまりました。
# でも未クリア。(^^; 3 階辺りから先に行けないんだ〜(爆)
コイン ( 凄くコインっぽくないブロック(笑) ) が一つの大きな要素でしょうか。ステージで入手する以外にも、
隠された楽器ケースに触れると突入するボーナスステージで手に入れることが出来たり、店で貰えたり (笑) します。
それを使い、ステージの所々にある店でアイテムやライフを購入できます。
「お金」は、単調になりがちなアクションゲームに複雑さを持たせるための
代表的なアイテムですが、これはそのバランスも取れていて良いですね。
そのアイテムですが、最初がジャンピングシューズで、ノコギリ、小人の薬、耐熱服、ランプ、トンカチ、
水筒、絵の具、剣、羽根、果ては飛行船 (笑) まで実にバラエティーに富んでおります。
また、ジャンピングシューズは 2 段階パワーアップします。最初は「ジャンプ台でのみハイジャンプ可能」で、
次に「常にハイジャンプ」になるのですが、常にハイジャンプ状態だと、ハイジャンプしたくない場所で
ハイジャンプしてしまうと言うお約束の事態が起こります。(笑)
正式な攻略ルートは、1 階 → 1 階ボス → 2 階 → 井戸 → 井戸ボス → 2 階ボス → 3 階……で、
後は知りません。(爆) 3 階の後は横の塔なのかな ?
ステージごとの相互関係も上手くまとまってますね。例えば、2 階 → 2 階ボスと進むと、
バブルが弱くてダメージが与えられない。そこで、井戸へ行き、井戸のボスの水晶玉を取ると、
バブルが強化されてボスを倒せるようになる、といった感じです。自由度は低めですが、僕は好きですね。
う〜ん、見所ですか……そうですね、やっぱり「じゃがいも」ですか。「じゃがいも」とは、
井戸ステージのボスの俗称で、正式名称は「毛の生えたじゃがいも」であります。( 嘘ですよ、嘘(^^; )
# 誰だよ、こんな名前付けたの(笑)
次に「連射速度測定機能」ですね。これを使った裏技もありました。10 秒間コントローラのボタンを連打して、
その連打回数を表示してくれます。僕の記録は 112 ( 秒間11.2発 ) です。痙攣連打は疲れますね(苦笑)
ちなみに、家にあった「ホリコマンダー ( Hori Commander、ホリ電気 )」の売り文句は「秒間 30 発」なんですが、
僕のは秒間 31.5 発。当たりでした (笑)
それから、これは忘れられない「最初の部屋のコイン部屋」。
一番最初にはいるべき部屋の左上隅に、壊せないブロックで囲まれた部屋があって、
その中にコインが沢山入ってるんです。このもどかしさと言ったら(笑)
結局、ここに入るのは 3 階に上ってからです。3 階左上隅の扉から入れるのですが、これがまた面倒で、そこの扉、
「たまにしか入れない」んです。というのも、このゲーム、時と場合によって微妙にジャンプの高さが違うらしく、
ひたすらジャンプしてるとたま〜にうまく上れる、といった感じで、
運が悪いとそのまま夜になり、雷にタコ殴りの目に遭います。(^^;
あと、ボーナスステージが結構面白い。ステージのある場所に頭突きをすると出現する
「楽器ケース」に触れると突入します。全部でいくつあるのかな ?
地面から飛び出す音符を集めるのですが、音楽が毎回変わるんです。1 回目は楽器が 1 つだけ、2 回目は 2 つ、
3 回目は 3 つ……と楽器の数が 1 回ごとに増えていき、最後には原曲どおりの楽器構成で曲が演奏されるんです。
最初はドラムだったかな ? それから順々に。なかなか面白いアイディアです。
このゲームの説明書が手元にあるので、それを見てみることにしましょう。
まず表紙。ガーラント城の模型の写真ですね。白黒で渋いです。(笑) 1 ページ目を開くと、
左側に「使用上の注意」、そして右側には……なんと「1.高橋名人のワンポイントアドバイス」(笑)
う〜ん、懐かしい。類似品 (?) として「毛利名人」や「ニセ毛利(ぉ」なんて人もいましたね。
# 今の子供は「高橋名人の 16 連射」なんて知らないXE!!、という話も(笑)
# 高橋名人の正確な連射速度は秒間 16.2 発です From 説明書 13 ページ
# 高橋名人はハドソンの社員。今も働いているんでしょうか ?
実は高橋名人、あの「クイズダービー」に出演 (?) したことがあるんです。当時僕は幼稚園児 ? 小学生 ? とにかく驚いたのを覚えていますが、結局「高橋名人に、全部 !」の声は掛からなかったような。(^^;
あと、手前味噌 (?) なんですが、このゲームで裏技を発見しました。
別に、この裏技で楽が出来るとか、そういった性質のものではないですが。
3 階の……どこの部屋だったでしょうか、ブロックが灰色の岩で出来ているステージがあるんです。
ステージ右下隅に暖炉がありました。ショップでは飛行船を売っていたはずです。一度外に出ても、
次に入ったときにはコインがまた取れるようになっているステージです。( これだけ書けば判るだろう(^^; )
このステージにボグ ( ボクシングのグローブみたいなの ) があります。その左側に、縦に2つ、
壊せるブロックが並んでいるのを確認して下さい。このブロックが壊れていたときは、
一回外に出てまた入って下さい。このブロックがないと、この裏技は成立しません。
まず、まだミロンが小さくなっていない状態でそのボグの右側に移動します。そして、
左に向かって一気にダッシュ。途中でジャンプなどしてボグに触れ、ミロンが小さくなるようにするのですが、
小さくなりきる前の、まだミロンが光っている間に、左にあるさっきのブロックに頭突きをしてみて下さい。
……どうですか ? ブロックをすり抜けて、上に行ってしまうはずです。
……これだけなんですが、満足いただけたでしょうか ? (^^;
多分公開されてない裏技だと思います。「大技林」には載ってませんでした。
発見したのは 1990 年代 (笑) だったので、特に投稿とかもしていません。