![]() 「iモード事件」(松永真理著)を読んだ。 すっかり日本の通信手段として定着した観のある携帯メールだが、その開発経緯を語ったのがこの本である。 個人的にも似たような業務を一部担当しているが、日常的に使用しているiモードがこのように出来上がったものだとは想像もつかなかった。 その経緯にはまさに松永を中心としたドラマがあり、読み終わった後には体験談を聞いたというよりも、何か素敵なラブストーリーを読んだような清涼な読後感があった。あとがきでも触れているように、この本のドラマ化を検討したらどうでしょうか、ドコモさん。他社の携帯利用者がドコモへの機種変更に殺到するかもしれませんよ。 【関連図書】 ・「なぜ仕事するの?」松永真理(角川文庫)476円 ・「iモード・ストラテジー」夏野剛(日経BP)1,900円 |