ウォーターバー
フォトエッセイ

No.012 女子大潜入レポート
罫線
女子大…なんという甘美な響きであろうか。

男子校といえば、むさ苦しい男たち、汗臭い講堂、すえた靴下の匂いなどあまりいいイメージはない。それにひきかえ女子大という言葉には、清楚な女性たち、美しい校舎、バラの香りがよく似合う。
男ならば誰しも女子大とか女子高には一度行ってみたい、そう考えるのは普通であろう。ところがこの秋は、幸運なことにその両方に「潜入」できる機会があった。
普段より近くは通るものの中は一体どうなっているのか?
今回は皆様のご要望にお答えし、謎のベールに包まれた女子大レポートをお届けする。

今回「潜入」を試みたのは東京にある某○△ノ○大学。名門である。さすがに正門からの進入にはチェックが厳しいため、定石ながら裏門からの潜入を試みる。裏門…私ほど裏門の似合う男はいるまい…。裏門には昔から愛着を感じる。男は黙って裏門へ…漢(おとこ)というものは常にかくありたいものである(なんのこっちゃ)。
ところが裏門には、やはりいかめしい顔をした警備員が立っている。
警備兵はたったのひとり(いつの間にか兵になってる!)。
他に手立てもなく、とりあえず勤めて平静を装って正面突破を試みる。
「こんちわ!」
何食わぬ顔ですんなりと突破。
あっけがない。こんなことで日本の平和は守れるのだろうか?

などと戯れが長くなったが、実は本日は学園祭なのでした(しかも隣にはカミサン(^^;))。
それでも女性同伴でないと構内には入れないのではと疑問にも思ったのだが、すでに何人かの男性グループがたむろしている。
しばし構内を散策。
女子大とは言えども少し古びた感もあるが、秋の日差しも手伝って落ち着いた趣のあるキャンパスである。
少しだけだが屋台も出ていて、決して賑やかではないが学園祭の雰囲気をかもし出している。
校舎の中ではバイオリンの練習をしている女性や茶道部の着物姿の女性が茶を振舞ったりしている。
イメージを裏切らない素敵な学校である。

と、そこに突然鳴り響く円ショップ武富士のテーマ曲…。校舎を揺るがす地響きとともにステージの上で踊りくるう女性たち。
一体何が起きたのか?
ゴジラの出現か?
大魔神の目覚めの時間なのか?
ステージ上に現れたのは、これまでの女子大のイメージを一新させるような派手な衣装の女性3人組。
むじんくんの宇宙人か?(少し古い)

そして続くは渋谷ゲリラライブの再現を髣髴とさせるヒロミGOの舞台!

これらはすべて学部生のパフォーマンスでした。

すっかり「悩殺」されてしまいました(^^;)。

罫線