第18回クイーンカップ(重賞)
第7回群馬記念(重賞)
第6回高崎オークス(重賞)
番外 第15回しもつけ菊花賞
第15回スプリンターズ賞(重賞)
第22回三才優駿(重賞)
クイーンカップ
三才優駿の勝ち馬が、最低人気馬のコウエイパラダイスが勝ったことで、少し興味をそがれた面があったので、ここは牝馬に注目して、このレースとなった。
奇しくもこの日、青峰特別勝ち馬のレイカランマンが、中山競馬場弥生賞に出走していた。結果は、残念だったが、イシノサンデー、ダンスインザダークにつつかれては、ひとたまりもなかった。ただ、全く通用しないと言う感じはなかったのが救いだった。
さて、クイーンカップ。注目は2頭。宇都宮における紅梅特別で3着にはいったモリノグレース。対するは、ヤスノウイニング。三才優駿では注目されたものの、8着惨敗。続く特別戦も、6着。壁にぶつかっていたものの、牝馬限定戦のここは、再度注目。このほかでは、エビスローマンも出走していた。
勝ったのは、モリノグレースであった。ここで勝ったので、JRAオークストライアル出走権を得た。血統は、父アンシストリー、母コロラドブルー、母父ヘイロー。マルゼンスキーの直仔に、ヘイローなのでなかなかである。しかし、4歳牝馬特別に出走したモリノグレースは最下位に敗れ、さすがに通用しなかった。前年のナチュラルレディも最下位だったので、牝馬はレベル的に問題があった。 PAGETOP
群馬記念
前年生まれ変わった群馬記念だが、この年も距離変更が加えられ1500Mとなり、全国ダートレースにおいて、マイル路線に組み込まれた。この年は、過去見られない人出となった。その凄まじさたるや、空前絶後だろう。
そう、この年には、超目玉がいた。ホクトベガ。競馬をやっていて知らない人はいない、悲劇の名馬。その強さは、モナリザと言わしめたくらいの謎であった。事前の広報も功を奏し、普段高崎では見られない客層で溢れかえったこの日の出走馬は、以下の12頭。前年に倣って、枠順で紹介したい。
ダイゴウソウル・・・JRA所属。たまに穴を出す程度で、頭打ちとなっていた。ダートに変わって変身するか。近走成績から軽視。
ホクトベガ・・・JRA所属。馬なりで圧勝する強さは、ダートでは無敵。◎◎◎は当然。小回りでの走りに、ごく僅かの不安ありか?もはや、見るレースと化した。
ヒカリルーファス・・・大井所属。軽快な逃げが、ここ高崎では魅力。対抗1番手。ただ、フェブラリーステークスで12着。あっても2着までか。
ビクターマジック・・・笠松所属。前走東海大賞典で2着。ただ、格的には見劣り、安藤勝巳騎手の手腕に期待がかかるが、厳しい。
グランドツアラー・・・高崎所属。4歳時、菊花賞、大賞典を勝ったものの、その後は不振。成績的にもステイヤーだが、1500Mでも好走する。スピード的に、全く見劣りするので、追走一杯か。
ハシノタイユウ・・・足利所属。元中央。3歳時、タヤスツヨシを相手に好走しており、弥生賞3着も納得。当地で好走しており、馬場適性に望みを託す。フェブラリーSで15着からも、巻き返しは難しい。
テンカイチ・・・高崎所属。菊花賞2着。その後、古馬との対決で好走。上がり馬としての魅力は十分。地元期待は、この馬。
ナチュラルレディ・・・高崎所属。スイトピーステークス出走歴あり。菊花賞馬。逃げ一手で、かなりもろい。強力な同型がおり、ここは無理か。
パワーターボ・・・JRA所属。ただし、1500万下。ダート短距離に望みを掛ける。前年のヒデノリードとは、調教師、騎手ともに同じ。雪辱を期すのは、酷か。
ワカバノボル・・・高崎所属。元中央900万下?(すいません、不明です)。三国峠レベル。特優でも苦しいので、出番無しか。
マルブツキラメキ・・・JRA所属。オープンで好走歴あり。半年ぶりを叩いての上積み十分。対抗2番手。
ハロービクトリー・・・高崎所属。元中央500万下。当地勝ち星が、平場のみ。誰も見向きもしないだろう。
前年同様、勝手な短評を添えたが、これが正直なところだろう。結果は、言うまでもないが、ホクトベガの圧勝。2着が逃げたヒカリルーファス。3着マルブツキラメキ。この結果は、大方の予想通りだった。
この日、もっとも印象的であったのは、この結果ではない。高崎では、決してみることのできない直線での圧倒的なスピード感。普段のレースを見慣れているものにとって、それは衝撃的であった。この日は、去年と同様、不良馬場でスピードが出易かったとはいえ、ここまでのレベルの差を見せつけられては、がっかりするどころか、呆れてしまう。もちろん、ホクトベガの強さは、今更言うまでもないのだが、それ以前の地元勢のスピード不足は、如何ともし難い。
高崎の馬場は、スピードよりもパワーが求められる、タフな馬場である。よって、高崎で強い馬は、中央の馬場では実力が発揮されない馬が多い(ヨシノキングなど)。逆のパターンもあるのが面白い(ダンディテシオなど)。このことからも、地元勢が交流レースで好成績を収めるには、地元で行われる、この群馬記念がもっともチャンスが多いのだ。それが、2年続けて不良馬場となってしまったのは、きわめてついていなかったのだ。もちろん、良馬場で好勝負できる保証は全くないのだが。
ともあれ、この日ぐらい高崎に客が来た日はなかったのではないだろうか。それだけホクトベガが高崎に残した功績は大きかった。それだけに、レース後の横山典弘騎手のインタビューは、残念至極。インタビュアーにも不手際があったとはいえ、完全に群馬を馬鹿にしていた。そんなこともあり、是が非でも地元勢の奮起を促したい。 PAGETOP
高崎オークス
この年の4歳馬は、栃木勢との交流において、圧倒的な強さを見せていた。その筆頭がレイカランマン。宇都宮における北関東ダービーは、圧巻の一言。場内放送も、この馬を捉えなかったほど、2着に差をつけた。
今回書くこのレースの勝ち馬エビスローマンも、強い馬であった。最初に勝ち馬を書いてしまったが、その他の有力馬は、ヤスノウイニングぐらいのものであった。モリノグレースは回避したものの、エビスローマンには連敗していた。
さて、エビスローマンである。クイーンカップにも出走していたが、当時は僕の眼中にはなかった。はっきり言って、このレースはモリノグレースを注目していたのだ。それが、高崎に来てみてびっくり。アカギ紙上、1番人気がエビスローマン。どんな馬だったかと成績を見たが、これを見てまたびっくり。高崎皐月賞5着の後、3連勝。しかも、レースぶりが、全て好位から。この連勝している点が、大きく評価できる。つまり、なにがきっかけとなったかはわからないが、「強くなった」ということがはっきりと、この連勝したということでわかる。 もはや、4歳牝馬最強は疑いようがなかった。
高崎オークスは、JRA秋華賞トライアル代表馬選定レースであった。これは楽しみであった。デビューから、無敵を誇っている馬も魅力的だが、エビスローマンのような上がり馬的な強さもまた期待が持てる。レースは、期待に違わぬ走りを見せてくれた。
その後、しもつけオークスにも勝利したエビスローマンは、勇躍中央クイーンSと向かった。しかし、これほどの馬でも中央の壁は厚く、後方追走の侭、順位を上げることはできなかった。しかし、僕はこの馬にかなりの期待を抱いていた。というのも、この馬の血統。父ローマンプリンス、母ティークイーン、母父スポーツキー。もろ、ダート血統。しかも、ダートでのレースぶりは、目を見張るものがある。折りもおり、ダートグレードが整備されたこの年、この馬が活躍できる舞台は整っていた。後は、今後この強さをいかに維持し、伸ばすか。
非常に楽しみであったこの馬が、不慮の事故で命を落としてしまったことが、返す返す残念である。これが競馬といえば、その通りである。この危険を避けて、馬を走らせることはできない。競馬を楽しむファンも、そこをさけて通ることは、無責任だ。今後、さらに強い馬を育てる努力を続け、僕らはひたすら強い馬の出現を信じることこそ、高崎競馬に限らず、全ての競馬場で走る馬に対する真摯な態度である。競馬を楽しむと言うことは、そういうことなのだろう。 PAGETOP
番外編 しもつけ菊花賞
エビスローマンは、僕に限りない夢を見せてくれた馬だった。それを決定づけたレース。それがしもつけ菊花賞であった。当日、JRA菊花賞の馬券を高崎で購入した後、足利競馬場へ脚を伸ばして、場外観戦としゃれ込んだ。今にして思えば、宇都宮で観戦したかった。それほど魅力的なメンバーが揃った。
まずは、レイカランマン。絶対勝てるはずの高崎ダービーを落としたものの、その後中央ユニコーンステークスに遠征。果敢に先行し、4角で不利を受けた(僕はそう見えた)ものの、8着に粘る健闘を見せた。続くは、マリンオーシャン。高崎ダービー馬で、前走、古馬重賞東国賞で2着に入り、安定勢力となった。(ちなみに、ダービー2着は今をときめくヒロベスト)。ほか、北日本オークスに遠征したモリノグレース、3歳チャンピオンコウエイパラダイスと、高崎勢がずらり。対する栃木勢は、皐月賞馬エイコウサイレント、連対率100%トチノプレジャーが、地元の意地を見せる。
しかし、これらそうそうたるメンバーの中でも圧倒的な強さを見せて勝ったのは、エビスローマンであった。レイカランマンの失速に失望しながらも、エビスローマンの強さを見ることができた。元来栃木のレースには関心を持っていなかったが、このレースは本当に見てよかった。これが、僕が見たエビスローマンの、最後のレースとなってしまった。その後、北関東菊花賞に出走、疲れからか、4着に敗れたが、牝馬限定準重賞ヤスフジ記念を楽勝。グランプリ高崎大賞典が最後のレースとなった。 PAGETOP
スプリンターズ賞
番外編と前後したが、オークスの4日後、僕は去年同様スプリンターズ賞観戦に訪れた。例によって、天皇賞トライアル代表馬選定レースであるこのレースに、栃木からの挑戦はなく、いささか拍子抜けした。とはいえ、なかなか興味深いメンバーだった。
目玉は、ダンディテシオ。中央オープン勝ちの実績は、僕を喚起させた。ガーネットステークスは、まさに圧勝。あれは、鳥肌がたった。重賞には、あと一歩で、休養後は調子を崩し、地元へ錚々と凱旋してきた。ただ、この馬が強かったのは間違いはないが、ここは代表馬選定レース。芝への魅力で、サンキリコ産駒マルワカウインズに注目した。
レースは、ダンディテシオが先行した。追い込みのイメージが強いが、中央でもまれ、力が付いたと思ったのか?やはりそう甘くなく、ハナ、同着という熾烈な争いとなった。勝ったのは、地力でダンディテシオ。同着2着は、マルワカウインズと、トドロキダービー。まあ、順当な結果か。
ただ、毎日王冠に出走したダンディテシオには、全く期待しなかった。900万下の芝で通用しないで、ダートで化けた馬ですよ。去年同様、先の見える馬が代表になったのは、返してみれば、それだけ他の馬の層が薄いと言うこと。この年の4歳馬のレベルが、かなりのものだったので、あと1年経てば、状況は変わるだろう。そう信じつつ、希望は先に持ち越した。 PAGETOP
三才優駿
ヨシノキング以来、これといった大物がでないこのレース。しかし、先の希望がもっとも見える馬たちであるのは間違いない。そう信じつつ、この年も観戦した。
この年もまた、傑出した馬はおらず、オキノタツナミ、マルヨシポエム両馬に人気が集まった。レースも、この2頭で決まり、勝ち馬オキノタツナミに期待を掛けることにした。血統が、父トーアファルコン、母オキノマドカ、母父パークリージェント。トーアファルコンは、ファルコン〜マイリージャンと続く、ヘロド系。パーソロン以外のヘロド系は珍しく、面白い血統である。
実はこの日、コーチ屋に初めて遭遇、引っかかったので、ここで状況を説明しておく。この日は、とっ観席で観戦していたが、同行者がパドックにて、見知らぬ親父から声を掛けられ、その結果がやたら当たると伝えてきた。興味があったので、会ってみて、なんと1レースに3万円という大金とつぎ込んだ。それが的中したから恐ろしい。配当自体は4.8倍で本命サイドだったが、1万円掛けたので、1万8千円浮いた。ここで不自然なのが、レース後、ここに来てくれと指定されたこと。当たって初めて、コーチ屋という言葉が頭に浮かび、マジで怖くなった。のこのこ行くほど脳天気ではなかったが、競馬場にいる限り、見つかる可能性は大きい(なにせ、あの狭さ)。よって、見いだした結論が、境町場外への避難。これで事なきを得たが、くれぐれも注意してほしい。僕の場合は、被害がなかったとはいえあまりに軽率で、これがコーチ屋を助長させてしまうことにつながったとしたらと思うと、非常に申し訳ない。深く反省しております。 PAGETOP