歩法:歩き方

普段の歩き方
自分の重心の位置と頭頂を真っ直ぐ繋いだ線が中心軸です。中心軸を垂直に立て頭の位置が移動時 に上下動しないようにします。(重心の上下動をしないで)前進方向に対して等速で進みます。テクテクという風に一歩一歩でスピードが変わらないようにします。この時、肩は水平に保ち前後上下に動かさないようにします。腕は肩の力を抜いて肩にぶら下がったままにして前後には振りません。(腕を振るのは西洋式の歩法です)
下肢に上体が乗ったかたちでの前進移動です。

実戦・稽古時の歩き方
この歩法に摺り足が加わりますので普段の歩き方より歩幅が小さくなり、足の動く回数が多くなります。小刻みの摺り足で「すすすす」という感じに移動します。 上体を動かさないで両足の前後の入れ替えが瞬時にできるように訓練します。上体は常時戦闘態勢にあります。

具体的な足の動き
上体が左右・上下に動かない歩き方は膝の溜めを使います。普通の速度(時速4KM程度)の時は足の 幅は肩幅程度でも動けますが速度が速くなると膝の溜めだけでは左右の揺れを吸収できにくくなりま す。ですから足の幅は動き始めは肩幅で良いのですが歩き始めると一直線上を歩き若干前傾姿勢をとります。

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