相手と自分の隙間を埋める(密着する=あてる)

打突系格闘技・武道との根本的な技術体系の違いでもあり、咄嗟の技で相手を傷つけないようにする のが「隙間を埋める」ということだと考えています。まさしく「和合」「相手と一体となる」とい う自分自身の精神の持ち方が体技で具体的に表われることになります。この技術を身につけるこ とが体術身体操法の基本です。
現実には、打突には「突き手と引き手」及び「コンビネーション(連打)」があります。これらに対 応するには相手と密着することで可能です。もし、打突系と同様な技術で対応するのであれば体術と して統合されている技術体系が崩れることになります。
又、密着して相手の身体全体に力が掛かるようにして投げなければ、咄嗟の投げ技の場合に身体の一 部に力が掛かり相手に怪我をさせることになります。隙間を空けての投げ技は咄嗟の受け身を知らな い人には非常に危険な技をかけることになります。
「隙間を埋める」ことは「身(身体の一部)をあてる」ことです。「当て身」ではなく「あて身」だ と勝手に思っています。体術の身体操法は、大部分の技が「あて身」から始まり、そこから変化すれば非常にシンプルな技術体系になります。又、その全ての技に矛盾なく「愛」を表現すること ができると考えています。

動きが単純で「体技」と「精神」が矛盾なく統合された身体操法であり、相手が「受け身」を知らないことが前提の「愛」ある体技であるべきだと考えています。
具体的には以降の身体操法に表現されています。

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