香港

 ファミマガDISK−Vol.1、香港。
 まずは、タイトルからどんなゲームか連想してほしい。
 たぶんさっぱりわからないと思う。「中華系なので、麻雀に関わっている」とまで予想できれば完璧。
 そう、麻雀ものである。
 しかし、麻雀ではない。
 麻雀牌を使用した、パズルゲームである。
 (前ページに書いてあるやないか!)
 どのようなものか、説明しよう。

 使用する牌は、東・南・西・北・白・発・中の7つ。これが積み重なっている。
 先にいっておくが、上海ではない。
 絵柄を上に向けて立体的に積み上げてあるのではなく、前に向けてその上に平面的に積み上げてある。
 平面なら、おいて並べることも出来るが、これには意味がある。
 下に牌がないと、上のが落ちてしまうのを利用するのである。
 これをとれるところから、東・南・西・北・白・発・中(チュン)の順で取っていくのである。
 もちろん中(なか)からもとれるが、牌の下の足場がなくなるところはとれない。
 すべての牌を取ることが出来るとクリア。

 というゲームである。
 これは、なかなか奥が深いゲームである。

 このゲームの謎はただ一つ。不自然な積み上げ方である。
 2個の上に1個を置くピラミッド型になっているのだが、 これだと普通は片方の足場を取ると崩れるが、このゲームの牌は特殊な異次元牌で、落ちない!
 それどころか足場が一つでもあれば、上がどのような形になっていようが絶対に落ちない!
 現実で考えるなら、すべてアロンアルファ瞬間接着剤でくっつけて積み上げてあり、 一つ一つはがし液で、慎重に取っていっているような状態である。
 うーむ、謎。

 そして、このゲームはあくまでじっくり解き方を考えるゲームで、 取ると崩れてしまう牌を取ろうとすると、ブザーが鳴り間違いを知らせてくれる。 それで制限時間はなく、タイムアタック制なので、まず間違えることはない。 つまり、崩れない。
 また、一手もとに戻すことができ、連続して戻すこともできるのだが、 制限回数があり、戻せなくなって、取るところがなくなっても終わらない。
 さらに、間違ってブザーが鳴った後、「うるせぇ!俺はこの牌を取るといったら取るんだー!」といって、 もう一度その牌を取ると、崩れる。ゲームオーバー。

 ところで、このゲームには、面エディットがある。
 普通におく場合は、クリアできるように配置しなければならず、面倒だが、 牌の積み上げ方だけを作り、クリアできるように自動的に牌を配置してくれる親切モードもあり、とーっても、便利!
 これで、すべてのステージをクリアしても、いつまでも遊ぶことが出来るのだ!
 まさに、一生もの!

 皆もこの香港で、あきるまで一生遊び続けよう!

 <注意>
 ソフトの代わりに、実際の牌を使ってやると、あなたの健康を損なうおそれがあります。


国王が思うポイント表

遊べる度    ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

マニアック度  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

難易度     ☆☆☆☆☆

インパクト度  ☆☆☆☆☆

牌が落ちない度  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆