![]()
|
今回は三脚のお話です。 |
| 三脚を使う利点には当然手ブレ防止があります。ピンぼけと思っている写真も「手ブレ写真」の場合が多いようです。風景をとるときにも、光が少ないときにも必要な時間だけ露光できます。 あるいは、三脚を据えると小回りが利きにくくなるので構図をじっくり選べるということもあります。 |
| では三脚を買うときですが、三脚を買うときはなにが何でも目の高さまでのびる三脚を買いましょう。 何故ならば自分の目の高さが基本だからです。 物を見る基本は自分の視線。要するに歩いていているときも立っているときも、物を見る目線、それが各自の個性の基本なのです。 |
|
|
|
|
|
|
| それなのになぜか写真を撮るときに腰を曲げて写している方が多く見受けられます。普段、常に腰を45度も曲げて生活している人はいないはずです。男の人(175cm)が20〜30cm 低く構えてとった写真は、155cmの身長の人が常に目にしてる風景なのです。175cmのあなたがたまたま低く構えた視線が新鮮に思えてもそれはあなたの個性ではないのです。男の人は男の、女の人は女の写真が写せるのです。だから特に背の高い人、低い人は特に、得をしたと思って下さい。人とは全く違った視線をもっているのですから。 だから、まずは自分の目の高さで写しましょう。 |
| 写しているうちに「あっ、このシーンは子供の目の高さが良いな」とか「自分より高い位置の方がいいな」など自分の感性で決められるようになります。自分のひらめきを大切に、ゆくゆくにはこれに露出などを組み合わせて作品が出来るようにお手伝いしたいと思います。 |
|
まずカメラ屋さんで目の高さをとれる三脚を探して下さい。 重たいジッツォの三脚→ |
|
|
|
以前仕事でスペインに行ったことがありました。その時の機材は種類も量もかなり多く、常に持ち歩くことはできませんでした。そうしたある時、撮影場所のレストランの主人に呼ばれました。機材の全てを持って移動できなかった私は三脚は持たずにカメラとレンズだけ持ってついていきました。するとすごく大きなワイン蔵に連れていかれ、スペインで一番古いコニャックでこの世に二本しか無いという物を出されました。ぜひ写真に収めておきたかったので、三脚のないまま、薄暗い蔵の中泣く泣く手持ちで開放にし、露光に必要な6秒間を撮りました。皆さんお察しの通りひどくブレてしまいました。この時もっと軽い三脚だったらワイン蔵までもっていけたと思います。 |
|
|
|
こうした経験から最近では地方や海外に撮影に行く時はカーボンファイバーのジッツオの三脚を持っていきます。値段は少々高いのですが軽くて便利です。重たい三脚は、
|
|
| アマチュアの方が私に写真を見せて「何か、ピントが少し甘いのですがと」相談を受けた6〜7割の方の作品はピントが甘いのでなく、カメラブレでした。何となく柔らかくとれている写真の8割くらいもやはりカメラブレが原因でした。これは4つ切り以上の大きさに伸ばしてみるとよくわかります。もし、ハイアマチュア又はプロを目指している人で、特に全紙以上のサイズをいつか使ってみたいと思う人は三脚を使いこなしましょう。 |
| では、作家を目指している人には不必要でしょうか? 最近では、露出や構図にとらわれず写しかた・ブレも気にしない、要するに既成概念にとらわれない作家さんが多くいると思います。言い方を変えれば依頼された写真、指示された写真はとれない写真作家ともいえると思います。もちろん、写真作家と称している人たちの写真は私には表現できない作品も多く、敬意を持っていますし否定もしません。 しかし、ここでいうプロというのは依頼された構図やイメージで写真を撮り、なおかつ自分の作品にも意欲的な人をいいたいと思います。プロに依頼される写真には結構決まり事が多く、ハイライトの位置からシャドウの位置まで、その露出の幅まで決められてしまう事も良く有ることです。モノクロ写真も印画紙にどこまで表現できるか、良く考えていきましょう。 まずは、基本からということを常に頭において置きましょう。 |
|
次のステップでは構図についてお話しします。 フォトグラファー 後藤 始久 |
|
● |
フィルムについて 98.11.25 |
|
● |
カメラを選ぶ その1 98.12.16 |
| ● | カメラを選ぶ その2 98.12.26 |
| ● | 三脚を使う 99.2.7 |
| ● |
質問にお答えして |
| ● |
構図の前に 99.2.24 |
|
● |
アングルについて 99.3.6 |
|
|
|
|