情報カレンダー

人気ランキング

K-POP 掲示板

K-POP情報館

usk(ユースケー)のCDレビュー


   Special 4      Special2  Special3 10 11 12 13 14 15 16 17
アーティスト名: 紫雨林

アルバム名: 3集 Jaurim Wonderland

試聴:「Magic Carpet Ride」[試聴]

今回は、チャウリムの3集、「Jaurim, the Wonderland」です。
今回、彼らを取り上げようと思ったのは、「ロック」を取り上げたかったから」(笑)、
なんですが、あまり彼らを知らない方は日本のバンド、レベッカジュディ&マリーなんかを連想してしまうのではないでしょうか?!
いや、このレビューを読んでいる方は少ないと思いますけどね(滝汗大盛)。
コリアンポップに興味を持ち始めた方に一応言っときますが、けっこう硬派ロックやってるイメージがuskにはあるんですよね。
勿論、中には可愛い曲もあるし、ボーカルのキムユナは可愛いし、しかもかっこいいんですけど、それも日本のものとは違う感じです。
変に洗練されてないというか、ポップなんだけどロックにしか聞こえないというか・・・。
そう、根がロックなんですよねー。
そういう意味では非常に硬派な一枚と言えます。

ミスコリア」で、いきなりヘビーなサウンドのお出迎え。
続いてのアメリカンテイストのサウンドにちょっとアラビア系のフレーズで味付けした活動曲「マジックカーペットライド」。
この2曲の流れが秀逸だ。全く性質の異なるロックでそれぞれの魅力を引き出していることに成功している。
3曲目の「ペム」はコリアンロックでもそう滅多に聴くことがないブルージーなトラック。
4,5,6はちょっと大人しめの曲が続くが、どれもキムユナのボーカルに留まらず、全体的に悩ましく感じる。
特に、6曲目の「サマーデイブルース」はスローダウンして終わるのが非常にトリッキーで、その感覚はちょっとサイケっぽい。
あと、それをさらに推し進めて行ったのが9曲目の「ポルレ」。ハードなギターリフがかっこいいブラックロック、といえましょう。
ベースがエフェクト掛かっていてちょっと聴き取りづらいが80年代に流行ったチョッパー(弦を親指で叩き、人差し指で引っ張る奏法)だろうか?
最近、なかなかお目にかからないのでちょっと嬉しいです(^_^)。
ま、少なくてもコリアンポップでは珍しいといえましょう。最後は妙に可愛い声で終わるのがある意味ロックかな(笑)。
10,11と打ち込みを取り上げていつつも紫林雨の個性は損ねていない。
あくまで、味付け程度に使っているためでしょうね。
そこはやはりバンドとしてのプライドと思えます。
最後はマイナーバラードマワン」で締めくくり。
通して聴いてみるとこれまで聴いたコリアンポップと違ってクールなところが全体的に感じられます。
そういう意味ではダンス系に少し疲れた、なんていう方には非常にお薦めなんです。
ぼくはダンス系も好きですが、生演奏っていうのはいつの時代でもいいものです。
紫林雨はそれを体感できるバンドですよ。
日本留学の噂があるそうですが、実現したら面白そうですね!
※もしこのコーナーで取り上げて欲しいCDがありましたらどうぞ私宛にメールで!
リクエストお待ちしております!! from usk
文:usk 装飾:yojiji
   Special 4      Special2  Special3 10 11 12 13 14 15 16 17

yojiji Works takayoji@hotmail.com