グランドクロスと小富士に感謝!  2000.9.4
 8月18日グランドクロスの日、小富士に大勢の方たちが参加され、すばらしい日になりました。昼すぎ、小富士に着いたとき、富士山は霧に囲まれて何も見えません。しばらくして、あちらこちらの霧がはれて、富士山がその姿をちらちらと垣間見せてくれました。
 どんどん人が集まりだした3時33分、はじめの祈りをおこないました。天地に生かされている感謝、そして人々の平安、生きとし生けるものの幸せ、それが心からの祈りの言葉でした。するとその祈りの声に合い応呼するように、すべての霧がはれ、太陽が輝き、360度の景観が開きました。私たちが歓びを感じるときは、こうした現象の顕れる時なのです。人々の心が感謝と安らぎの気持ちで満たされていたようです。身体が少しずつ軽くなっていきました。心もとても軽くウキウキとしていくようです。ここのところ身体の不調を感じていた私でしたから、身体の中が癒されていくのがとてもよくわかりました。
 「ありがとう!本当にありがとうございます。癒されていくのがとてもよくわかります。すべての人がこうして癒されてほしい。」
 心の中で何度も何度もそうつぶやいていました。
 5時55分の祈りも、まったく同じです。祈っているすべての人たちが同じ想いだったように感じます。祈り終わって大勢の人達の善意によって運ばれた楽器ガムランが塚田親子によって演奏され、また、7時すぎには、空一面に満点の星が光り輝くその光景を眺めながら、それぞれの人が歓びに胸を弾ませていたと思います。
 どれくらいの刻がたったのでしょうか。寝ころびながら星を見ている人たちから、「おかしいな。星が普通でない動きをするのよね。あれほんとに星かしら。」そういう声がいくつも響いてきました。
 “いよいよ来ているな”
 そう思って見ているうちに、東の低い空から星のように見える光の玉が2つ3つ動きだし、南の空に移動していく。すると南の空の低い位置から、同じ様ないくつもの光の玉が顕れ、不思議な動きを見せはじめました。それに気がついた小富士にいる全員が歓声をあげだします。光の玉は、あちらこちらから顕れてよったり離れたり、または消えたりとその空一面に乱舞する。別な空にも同じ様な光の星がたくさん輝いている。その中で半月の月の斜め下にずっと輝いていたとても大きな星が突然真下に降下し、消えていった。
 「えーっ あれは星ではなかったの!!!」
 そんな声が次々にあがる。星と思っていたものがその姿を変える。
 「そういえば、あの星のこと、星ではないと思うよって言ってましたよね。」
 「そう、何気なくあの星のあたりを見たときに、あの星が強い光を放ったのが見えたのでね。きっと星ではないと思ったのよ。」
 そんな会話があちらこちらでなされる。
 満天の星の中でどれだけが本当の星なのか、それすらわからないほどの光物が、空に満ちている。太陽と月と星、そして富士の大地、その上に立つ私達にその姿を見せる未確認飛行物体(UFO)。この歓びにまさるものなし。ただひたすら手を合わせ感謝いたします。とその存在に呼びかけ続けました。
 そして山小屋に戻る山道で自分の身体が浮き上がるように軽くなっていることに気がつきました。
 「何!? この軽い身体は‥‥ 」
 山道を跳ぶように歩ける。一歩一歩が浮き上がっているように感じる。
 “そうか、グランドクロスとは、地球を中心に十字の形で惑星が配列される。ということは、十字に配列されているすべての惑星のエネルギーが地球に集約されているのかもしれない。だからこれだけ身体が軽いのだ!!”
 そう思いました。
 そしてそれは、その後ずっと続いているのです。さらにその翌々日の20日の朝方、3時33分、身体の底から突き上げるエネルギーに思わず跳ね起きました。尾てい骨(根のチャクラ)からこれほどのエネルギーが突き上げるとは‥‥。その日一日、たいへんなエネルギーを感じ続けひたすら座っていました。もしかしたら中途半端ではない本当の意味のクンダリーニの上昇が起きていたのかもしれません。
 参加された何人もの方たちからも、
 「まったく身体が疲れていません。」
 「はじめて神戸〜富士まで往復運転したのに、全然疲れていないのです。どうしたのでしょう。」「元気で元気でどうしたのかと思うほどです。」という電話がはいってきました。
 そうでしょう。きっとプラスのエネルギーに囲まれて何かが起こっていたのでしょう。そうお返事をしました。きっと、これからは知らず知らずの内に、人々の心や身体の何かが変わっていくのだと思います。プラスもマイナスも陰陽が並び揃って、新しい世紀に向かっていくのだと思います。
合掌   刑部恵都子


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