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茨城県結城市市・結城市役所周辺(2007年11月に撮影)

かなり熟成された感のある理髪店 読みにくいですが、ケンシ整髪チェーンで、高萩と千葉の佐原で同じ物を見かけました。波板ガラスもいまや希少。
こちらは現役の理髪店。昭和のたたづまいを色濃く残しています。  昭和後期テイスト漂う煙草店。「ご進物にたばこ」もいまや死語に。
サザエさんに出てきそうなお宅。 結城は超高級織物である結城紬の産地であることから、商用客も多かったのでしょう。
右側の物置は、おそらく昔の自動車用車庫。
壁面の文字が特徴的な石塚洋品店。 勉強の店、というロゴも、書体もいい。吉見屋洋品店。
増田書店(明治20年建築)。現在は古道具屋のようです。蓄音機部は右手。 増田書店にはかつて、蓄音機部があったようです。当時は高価でハイカラなものであったに違いなく、結城紬で財を成したお得意先が多かったのでしょう。
お茶やさん。 路地裏の中華料理店。青空と蔵と路地が映えます。
角の塔屋が印象的な渡辺菓子店。西洋のお城をイメージしたのでしょう。 渡辺菓子店のはす向かいにあるカンバン群。
カンバンのついてる建物もカンバン以上年季が入っています。 ちょっと昭和テイストのあるペンダントライト風味な街灯。光っているところがみたい。
おそらく建物を途中で切断したと思われますが、昔の建物はそれでも全然丈夫。 タイル張りのショウケースがイイ。伊勢屋呉服店。
ヘアーサロンヨシノ。赤い屋根とと古風な扉が印象的。よく手入れされているようで美しい。 お隣には神社と参道もあり、実にいい雰囲気を醸し出しています。
増田書店と同じ通りにある写真館跡。右書きなので戦前のものか。 赤い屋根が印象的なお宅(この写真は2007年1月撮影)
2008年1月に再訪したときはすっかり取り壊されて空き地になっていました。
別の角度から(この写真も2007年1月撮影) 紬で栄えた町らしく、寺社も多いが贅や趣向を凝らした建物が多い。
紬の大店である奥順が運営する紬の資料館(入場は無料。資料館のみ有料) 資料館は、紬の作成過程がわかりやす再現されている。
紬とはどのようにつくっているのか全く知識がなかったが、いかに手間と時間と緻密さを要するものかということがわかったのは収穫。
 また、家族で分業があり、子供からお年寄りまでそれぞれの特性や能力に応じて役割が分かれているのが印象的であり感慨深い。機織りは奥さんの役目で、微妙な力の加減で織物の質が決まるため、奥さんの機嫌を損ねないよう気分良く仕事をしてもらうのも旦那の大切な役目であったそうだ(笑)

 友禅のように織ってから色を塗るのではなく、色を染めた糸を織って模様を再現するため、糸のどの位置に染めるかは非常に重要な作業。
 方眼紙状の用紙に染める位置を決めて設計するのは非常に重要な役割であるので(ここで間違えると織ったときに綺麗な模様にならない)一家の主人の役割だそうだ。
館内では紬の体験もできるそうだ。
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