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環境問題はなぜウソがまかり通るか3

書名:環境問題はなぜウソがまかり通るか3
著者:武田邦彦
出版社:洋泉社
発行年月日:2008/10/17
価格:952円+税
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環境問題の歪みはどうして生まれたか?
手段であるべきリサイクルが目的化した構造からCO2を主犯と見なす性急な温暖化対策の愚まで
なぜウソがまかり通りづづけているのか、その本質に迫る。
崩落する氷山、海に沈むツバル、ホッキョクグマの受難
繰り返し放送されるこれらの温暖カトリック画像を真に受けてはいけない
被害を課題に見積もった科学者の一部とNHKをはじめとするマスメディアが行った誇張された報道
や誤報こそが環境問題への誤った認識を植え付けた実行犯である!
「古紙偽装」事件は起こるべくして起こった、家電リサイクルは、崩壊寸前だ!
歪んだエコロジーが地球環境をかえって悪化させている
  (本書本文より)
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「環境問題はなぜウソがまかり通るか」シリーズの完結編です。前作まではIPCCのデータ、理論等を一応認めるとした立場で反論、誤りなどを指摘していたが、今回は著者の集めたデータ(いろいろな論文、気象庁、その他)を使用して著者の意見を堂々と論じている。またこれからの食糧問題、人口問題などを考えると「地球温暖化は歓迎すべき」。地球温暖化=悪いことなぜなってしまったのか。日本は札幌平均9℃、沖縄平均24℃の国、そこの平均気温が2℃上がっても対したことではなく
北の方で作物が育つ、全世界で考えても豊作になる。地球の歴史を見てもゲルマン民族が移動したのは寒冷化が進んだとき、日本で飢饉が起こったのも寒冷化の時代。なぜ温暖化は悪いの?まずここから考えてみないと全体が見えてこないのかな?
みんなが悪いと言っているから悪いと思っている人多いのでは?個人、家庭が節約するとエネルギーは増大する?なぜ?
考えてみよう。個人家庭的には節約することは善、でも節約できたお金で旅行したり他のものを買う。また貯金をする。するとそのお金が旅行で使われたり、銀行が企業に貸し出して結果エネルギーを使うことになる。(自己満足だけになってしまう空しさ)何となく可笑しいと感じている家電のリサイクル(以前は500円でテレビが捨てられた)今は4000円位8倍になっている。でもブラウン管式のテレビは日本では作っていないので中古品として海外(ゴミを輸出)へとすると、テレビのリサイクル料を払った人から金をとり、中古品として金を取る。二重取りになりますね。これってメーカーは止められないですよね。昔松下幸之助の精神、「水道哲学」世のため人のためはどこへいったのか?みんなに強制してペットボトルを集めてリサイクル(実は焼却)、若しくは外国に売る。集める費用が400円(皆さんの手間暇が掛かっている)。それを外国に40円に売る。(役所では利益が出たと言っている)税金を使って集めた費用は無料。こんなおかしな事がまかり通っている。またその事実が知らされていないこと一番問題。民は奴隷のごとく使う者だとでもおもっているのか?この本を読むとちょっと血圧が上がりますので、ご注意を!

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