東急沿線新聞に紹介


 インターネットの講座

 成果を世界に公開    横浜市

 パソコンやインターネットのニュースが連日テレビや新聞をにぎわせている。 「二十一世紀はパソコンを使える人間と使えない人間に二分され、後者は確実に 時代に取り残される」などと過激な発言をする人もいる。そんな中、横浜市緑区 役所では市内初のインターネットを使った「緑区オンライン生涯学級・国際化に 向けたまちづくり講座」を昨年11月から2月まで開講し、成果をこのほど市企 画局情報化推進室のホームページに発表し、世界に公開した。

 パソコン通信を利用した講座は都合のよい時間に電子メールで参加できるとあ って、平日時間が取りにくい会社員や子育て中の主婦など女性を含む25名が受 講した。中にコロラド州出身のアメリカ人男性が日本語ソフトを買って参加する という思いがけない出会いもあり「これぞインターネットのおもしろさと興奮し ました」と講座を企画した生涯学習係の飯牟礼成則さんは語っている。

 講座は受講者各自のパソコンや電話回線を接続したワープロを使い、市のホス トコンピューターのインタネットを通して電子メールで学習し、自由に発表する という方法だ。

 意見や研究は1.高齢社会とパソコン通信、2.公共施設の見直し、3.情報 発信基地「田園みどり共和国」構想に分類され、市のホームページに入力されて いる。

 四ヶ月の講座期間に受講生が顔を合わせたのは開、閉講式と中盤の三回のみ。 拘束されずに好きな時間に自由に学習でき郵便やファックスより低コストで速い 。新形式の講座が今後どう展開するか期待されている。

 なお修了生の中からオンライン講座の利用に向けて、ワープロに電話回線を接 続する方法やパソコン通信の基礎講座をボランティアで開講しょうとの意見も出 ている。

お問い合わせ先緑区学級運営委員会へ。

 

 (東急沿線新聞社 1996.4.1 より)(東急沿線新聞社の許可を得 て掲載しています)

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生活にパソコン利用

 ホームページを開く 内容は明るいシニアライフ

 パソコン通信、インターネット、ホームページ、電子メールとコンピューター を媒体にした通信が花盛りだ。とはいえパソコンを仕事外で日常的に使用する人 はまだ多くはなく、特に中、高年の女性にとっては皆無に等しいというのが一般 的な常識である。ところがこの定説をくつがえす54歳のパソコンおばさんが現 れた。

 その人は徳田容子さん(横浜市緑区鴨居4ー41ー8)で、昨年秋にホームペ ージ「シニアライフ通信」を開き、「展望の見えない老後、せめて手を取りあっ て明るいシニアライフを過ごしましょう」と呼びかけている。

 徳田さんは夫が通信機器企業に勤務している関係で、12、3年前からコンピ ューターに興味を持ちプログラムを作って楽しんだり、テレビ番組に参加し特別 賞を受賞したりした。

 ホームページを開くきっかけになったのは、父親を在宅で看取ったこと、長女 が福祉施設に介護福祉士として働き始めたことに加え、徳田さんが「高齢化社会 をよくする虹の仲間」の会員になったことで情報を共有し人とのつながりを深め たいと考えたからだ。

 手紙、電話、ファックスと通信手段はいろいろあるが、すべて1対1のもの。 コンピューターのホームページなら大勢の人に簡単に早く伝えることが出来て便 利だ。外国へも市内電話料金で通信でき経済的でもあるという。

 徳田さんは緑区役所の日本で初めてパソコンを使った「オンライン学級」のメ ンバーでもある。

 2月22日午後1時30分からCBサロン(JR鴨居駅から徒歩1分)でオン ライン学級の公開があり、事例発表を行う。

 参加費はコーヒー代のみ500円。申し込みは不要、直接会場へ。

 なお、徳田さんのホームページは

http://www2j.meshnet.or.jp/~tokuda/  

(東急沿線新聞 平成9年2月20日号より)(東急沿線新聞社の許可を得て 掲載しています)

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