第一回セミナー(当日の写真はここをクリックして下さい)



第一回セミナーの開催(敬称略)

1.日時:平成10年9月5日(土)14:00〜16:30

2.場所:十日市場地域ケアプラザ
     (JR横浜線十日市場駅下車徒歩5分)
     詳細地図は下記URLにあります。ご覧下さい。
         http://www2s.biglobe.ne.jp/~ouji/ymol0005.html

3.参加者
  佐藤重行、寺島まり、武藤喜一郎、小林伸子、石田知行、大貫勉
  城山恒子、川崎慎一、奥山充、寺田慶治、徳田容子、側島文夫
  矢田敏雄、峰松彩子、多賀和幸、伊藤一成、野水清隆、王子全主
  田中穂積(19名) 沓掛恒雄(ちょっと挨拶に)
   2次会(山田知子、野口邦夫)

3.司会:側島、王子

4.プログラム

(1)はじめに            司会
   自己紹介(簡単な名前だけ)

(2)通信環境の設定         寺田

(3)検索エンジンの使い方      寺田、王子
   (実演などを含めて)

(休憩)

(4)研究テーマについて
   ・共通テーマのすすめ方     多賀、側島
   ・個別研究テーマの進め方    野水

(5)地域のホームページをつくろう  王子
   ・進め方の提案
(6)その他             司会

5.内容(司会:前半 王子、後半側島)

(1)自己紹介
  参加していただいた皆さん一人一人に簡単な自己紹介をしていただいた。

(2)通信環境の設定
  寺田さんに第4回緑区オンライン学級の開講式のホームページに掲載して
  いる通信環境の設定について実演を交えながら説明していただいた。

(3)検索エンジンの使い方
  Goo(グー)を使って簡単な実演をしながら検索法を説明、ただしキーワー
 ド、検索の工夫などについてはこれからの課題。

(4)研究テーマについて

 
  1)共通テーマの進め方(担当 側島、多賀)
 多賀さんより共通テーマの進め方について下記資料を基に説明していただいた。

********** 緑区オンライン学級98年度共通テーマ **************

<共通テーマ>
「インターネットでコミュニケーションを考える」
−異なるグループ、コミュニティ間の相互理解と協力の可能性を求めて−

<テーマのねらい>
今学期では初めての試みとして、学級生全員のみなさんに参加して頂く共
通テーマを設定します。
 共通テーマは、「インターネットでコミュニケーションを考える」
−異なるグループ、コミュニティ間の相互理解と協力の可能性を求めて−
です。

 「男と女」、「日本人と外国人」、「若者と高齢者」、「田舎と都会」、「嫁と姑」
などが、2つのグループの例として考えられますが、これら以外の2つのグル
ープを取り上げていただくことも歓迎します。

今まで日本人は同質社会で黙っていても理解できると信じてきました。家庭
での会話は以心伝心、ふろ、めし、おちゃで十分などと言ってきました。しかし
最近離婚率の増大に見られるように、家庭内のコミュニケーションの必要性が
指摘されています。また国際化が進む社会において文化、歴史、宗教などの
違いにより価値観が異なる外国の人々とどのように付き合ってどう協力してゆ
くかは大きな課題になっています。
前回の学級で学習したように、多様化する社会をこの様な単純なカテゴリイ
で括れるかという疑問はありますが、敢えて相対的なグループ、コミュニティを
想定することで議論が深まることを狙いにしました。

 みなさんにお願いしたいご意見は、抽象的コミュニケーション論ではありませ
ん。それは、大学の先生方にお任せすることにし、もっと身近な、2つのグルー
プの間のコミュニケーションの問題です。

テーマは日常的なテーマですが、ステレオタイプの議論ではなく、いかに手垢
のついた既成の概念を洗い落として新しい認識に達するかを目標としたいと思
います。

<テーマの進め方>
緑区オンライン生涯学級のインターネットのメーリングリストは、基本的には
テキスト、つまり文章のやり取りで進められます。
  会って直接話し合うことに比べ、意志疎通にもどかしさもありますが、時と場
所を選ばず参加でき、声の大きさに左右されない、言いかえれば、小さな声で
口下手な人でも考えを伝えることができ、また、ちょっと考える時間を置けます
ので、冷静で客観的な意見の交換ができるという大きなメリットがあります。
具体的には以下のように進めて行きたいと思います。
1)共通テーマの進行担当
多賀と側島が同等な立場で担当します。 インターネットの面白さは議論が
筋書きの無い展開をすることです。進行係は議論を引っ張るつもりはありませ
ん。何処へ行き着くかは皆さんが決めることです。問題提起のコメンテータはテ
ーマの内容や進行状況により学級生にお願いすることがありますので宜しくお
願いします。
2)テーマの進行方法
一定期間に1つの話題に集中した方が、議論をしやすいと思います。テーマの
進捗により柔軟に考えますが、目安は1ヶ月で1サブテーマくらいの目安と考え
ています。毎回のサブテーマは学級生に提案頂き決めて行きたいと思います。
3)発言のタイトル
発言のタイトルの最初には「共通テーマ」を意味する「CT」という単語を入れて
いただくようにお願いします。Outlook Expressやネットスケイプ・コミュニケーター
をご使用の方はなるべく英文かローマ字(半角文字)でタイトルをつけて下さい。
4)テーマのまとめ
多賀と側島が担当しますが、協力していただける方にお手伝い頂ければと思
っています。まとめの時期に入った時点でボランティアを募集したいと思います。

どのように進み、どのような結果になるかは、みなさんのご参加の状況にかかっ
ています。積極的に、お気軽にご参加ください。

<9月のテーマ>

今月のテーマの提案をお願いします。気軽な雑談から入って頂ければと思います。
                      (担当:多賀、側島)

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2)個別研究テーマの進め方(担当:飯牟礼、野水)

個別研究テーマの進め方について野水さんより下記資料を元に説明を受けた。
(尚、詳細については野水さんより報告下記参照願います。)

//////////////////////// グループ研究募集要領 ///////////////////////

学級生のみなさん
 先日、共通テーマが発表になりました。
 これとは別にグループ研究の提案を募集します。

[グループ研究とは?]
 「グループ研究」は、研究テーマをみなさんから募集し、テーマに賛同され
るみなさんでグループを編成して行われます。
 研究したいテーマをどんどん提案してください。
 関心あるテーマが提案されたら参加を表明し、研究に加わってください。
 グループごとの研究の成果は、「研究のまとめ」としてグループで作成しま
す。

[グループ研究の進め方]
 グループ研究では、

 1 研究テーマの提案者が「進行役」となります。
 2 提案は「グループ研究企画書」を学級に送信して行います。
 3 参加表明された方々でグループを編成します。(1名でも可)
 4 研究活動は、オン及びオフラインで行います。
 5 グループ以外の方も発言可能。活発化を図ります。
 6 来年2月上旬までに研究をまとめ、閉講式で発表します。
 7 成果を緑区オンライン生涯学級のホームページに掲載します。

 まず、研究テーマを提案していただくことが先決です。
 提案は随時受付ですが、遅くなるとまとめる時間が無くなります。
 今までの意見交換の中から、あるいは、
 日頃、研究したいと思っていたテーマなど、
 ご提案をお願いいたします。

 「研究テーマの趣旨がよくわからない」、
 「こんな角度からの研究もあるのでは?」
 など、質問やアドバイスなどもご遠慮なくお願いいたします。

 なお、これまでの研究成果は、
 「緑区オンライン生涯学級の記録」に掲載されています。
  http://www.city.yokohama.jp/se/ward/midori/syougai/

(担当:野水、飯牟礼)

- - ----------ここから切取って送信してください。---------------

 (グループ研究企画書)
            ※未定の項目は空欄で結構です。

 1 研究の名称
 2 提案者
 3 研究の目的、趣旨の説明
 4 大まかな日程
 5 閉講式での発表形態(文書配布、視聴覚器材使用、など)
 6 研究施設(自宅、喫茶店、地区センター、見学施設など)
 7 参加者が負担する別途費用
 8 7がある場合は簡単な予算書(材料費内訳など)

- - -----------------グループ研究企画書終わり------------------

野水さんの報告書

[説明の内容]
 次の2枚の資料をお配りして、資料にしたがって話をさせていただきました。
いずれの資料も内容は ymol 上でご覧いただけます。

○グループ研究募集要領(上記参照)
 (ymol-digest, September 4 1998: Number 187 [ymol 475] 」)

○グループ研究企画書と記載例(上記参照)
 飯牟礼さんがアップされた研究企画書(研究テーマ:オンライン生涯学級運
 営の手引作成)と同様のもの
 (ymol-digest, September 4 1998: Number 188 [ymol 478])

[補足したこと]
1 オン、オフでの学習
  オンライン生涯学級は参加者がお互いに学びあう、相互学習の学級です。
 オンライン上でメッセージを書き、読むことで学習が進みます。
  あるテーマについて、自分でメッセージを書くと、読み方まで変わってき
 ます。
  また、飯牟礼さんの研究企画書にもあるように、オフでの研究もそれぞれ
 のグループで工夫されるとおもしろいと思います。

2 研究テーマの発表方法
  研究テーマ発表の機会は、例年2月後半に開催される閉校式(オフ)と、
 この学級のホームページとなります。
  例年、文字だけのものが多いのですが、写真、映像、音声、音楽などで表
 現することも考えられます。

3 テーマの略称(イニシャル)
  研究テーマに略称を設けてメッセージタイトル(Subject)に付けると、
 読むとき、検索するときに便利です。ただし、メーラーによっては日本語タ
 イトルが文字化けするので、半角アルファベットで略称(イニシャル)を付
 ける必要があります。

4 合同研究
  似かよったテーマは合体して合同研究とすることができます。

[意見と検討結果]
1 テーマの略称の付け方
 (意見)
   G1,G2,・・・の通し番号としては?
 (結論)
   グループでわかりやすいイニシャル(「手引書」ならマニュアルという
  意味で「MN」にするなど)を付けることにしましょう。

2 個別メールか、ダイジェスト形式か
 (意見)
   ymol からのメールの受信をダイジェスト形式(複数のメールを一つに
  まとめたメール)でなく、発信者ごとの個別メールでそのまま受け取りた
  い。そのほうが研究テーマごとのメールの分類・整理がしやすい。
 (結論)
   ダイジェストで読むと学級全体の流れ・時間の流れを把握して対応でき
  ます。また、希望される方だけダイジェストの登録からはずし、個別メー
  ル送信できるかどうかサーバ管理の問題もあります。
   ダイジェストは全員に配付し、希望される方にのみオプションとして個
  別メール送信の設定をすることはできそうですので、この方向で行きましょ
  う。なお、個別メール送信の希望集約は後日 ymol で行います。
 (付記)
   セミナーでも懇親会でも、一通のダイジェストの分量(データ量)につ
  いての意見がありました。
   ・現行の分量で良い。
   ・従来の ymol のような分量(現行の3倍程度?)が良い。
   ・4通とか、5通とか、メール数で設定しては?
   ・分量でなく、1日1通のダイジェスト(定時送信)とするのが良い。

 サーバの原理、設定に関することなどは、峰松さん、寺田さん、王子さんに
ご説明いただきました。みなさん、熱心な討論をありがとうございました。
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(5)地域のホームページをつくろう  
   ・進め方の提案

  一例として王子より、全国の、県庁、市役所、区役所、町村役場の写真を
集めて、ホームページに掲載。緑区役所との比較してみる、全国3300の写
真を一人で集めると一生かかっても出来ないけれど電子ネットワークで集めれ
ば比較的簡単に集めることが出来るのでは?
 1割の300位の写真を集めると面白い物が見えてくるのではないか?
これは緑区オンライン学級だけではなく、電縁を通じていろいろなネットで協
力を求めればなんとかなるのではないか?
 また、地域のホームページアドレスを収集して掲載する。
徳田さんの市町村へのアンケートなどを編集して掲載する。
 このあたりから進めていければと考えている。 

(6)その他(皆さんの意見)
・YMOLのメールの長さ(現在5Kバイト位、2通程度)であるが、もう少し長
 い方が良いのではないか?
・1通ごとに配信した方が良いのではないか?

 という意見があり、YMOLのダイジェストについてはもう少し長くできるかど
 うか調査することになった。
 また1通ごとに配信して欲しい人にはオプションとして個別配信も出来るよ
 うにする。(ただしダイジェスト版も配信する)
 
 ということで試行していこうということにしました。
詳細については今後アナウンスします。

                            以上

2次会は十日市場駅近くの居酒屋で15名参加して行いました。
このために?山田さん、野口さんがわざわざ参加していただきました。

3次会は新潟から参加していただいた野水さんの時間の許す限りということで
新横浜駅構内の喫茶店(待合室?)で行いました。
 伊藤、奥山、山田、野口、野水、王子(6名)

8:54発にて野水さんは新潟へ、新横浜にて流れ解散。