熊癖(ゆうへき):前躯を左右にゆする癖・フナユスリ
この癖は熊が檻の中でやる様に前肢を開いて、前躯を左右に振り動かす癖である。この癖は肢勢を悪くしたり蹄形を悪くする。これもさく癖と同様退屈や見真似で覚えるのであるから矯正するにも馬を退屈にさせないように配慮することが第一である。また馬房前に平板を張り首を房外に出さないように(戸を閉める)したり下図のように足枷(そっか)を利用して矯正する。(日本中央競馬会「馬学」上巻より)