競馬騎手

収入★★★★★
華やかさ★★★★★
危険度★★★★★
就職難易度★★★★★

 実際競馬で馬に乗る騎手。体格などの資格も厳しいが、それをパスしても騎手になるのは大変困難である。ただし騎手になった後の華やかさや収入は高い。しかし危険度も高いことに注意しておくことが必要である。
 中央競馬の場合、騎手になるにはJRA競馬学校騎手課程を卒業するのが普通であり、それ以外のルートから騎手になった事例は近年ほとんどない。
 競馬学校を卒業して騎手試験に合格した新人騎手は、まず厩舎に所属して調教師に雇われることになる。そこで調教師とは師弟関係になる。
 厩舎に所属した騎手は騎手はレースの他に、厩舎の仕事もこなさなければならない。が、一定の給料がでる。ある程度人気騎手になると、厩舎を離れフリーとなる騎手も多い。この場合よっぽどの人気騎手でない限り、自分からレースでの騎乗馬や調教などの仕事を探さないと、収入はなくなってしまう。

競馬騎手になるには

 JRA(日本中央競馬会)の騎手になるには毎年JRAがおこなっている騎手試験に合格しなければならない。だが、この騎手試験を合格できるのは競馬学校騎手課程の卒業者に限られているといっても過言ではない。だから、競馬学校騎手課程に入学する必要がある。


JRA(日本中央競馬会)
競馬学校騎手課程

 騎手として第一歩を踏み出すための資質を養うわけなので、卒業までの毎日は、早朝から厳格な規律のもとに厳しい訓練を受けることになる。3年間で基礎訓練から厩舎実習、実践的訓練を段階的に学ぶ。特に、体重を規定内に保つための食事制限などは、育ち盛りの若者にとってはとても辛いこと。しかし、その厳しさの中から、生徒間の強い友情や社会人としての自己規制、自主独立の精神が培われていく。

募集名称平成13年度競馬学校騎手課程生徒募集
募集人員15名以内
場所千葉県印旛郡白井町
費用無料
受講資格年齢:平成13年3月中学校卒業見込の者および中学卒業以上の学歴を有する者で、平成13年4月1日現在満20歳未満の者
体重:43.0Kg以下
身長:おおむね160cm以下
視力:裸眼(メガネ、コンタクトレンズ使用不可)で左右とも0.8以上で強度の乱視でない者
色別力:色盲でない者
聴力:難聴でない者
その他:精神的・身体的障害のない者
応募方法所定の受験願書に必要事項を記入の上、必要書類を添えて競馬学校に郵送または持参する
願書受付期間平成12年7月10日(月)午前9時から平成12年9月11日(月)午後5時まで
選考方法<1次試験>
受験資格審査(体重測定)、筆記試験(国語、数学、社会)、簡単なスピーチ(ビデオ撮影を実施)、身体計測、運動機能検査(平衡性(片足つま先立ち)・敏捷性(サイドステップ)・筋力(懸垂)ほか)
<2次試験>
受験資格審査(体重測定)、健康診断、運動機能検査・体操、器具を使用しての運動ほか、性格適性検査、本人面接(ビデオ撮影を実施)、保護者面接
問い合わせ先JRA日本中央競馬会競馬学校
千葉県印旛郡白井町根835−1
рO474−91−0333
テレフォンサービス 0474−91−5522

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