収入 | ★★★★ |
華やかさ | ★★ |
危険度 | ★★☆ |
就職難易度 | ★★★ |
競走馬や乗馬の伸びてくる蹄をだいたい月に一度くらいの間隔で削蹄(蹄を削る)したり、その馬の蹄に合った形に蹄鉄を整えて、釘で蹄鉄を打ち付けたりする職業が装蹄師である。
削蹄や装蹄の技術には、馬の蹄や肢、歩様を見抜く事が重要で、その馬の状態にあった仕事をしなければならない。「どうにか形になるまで10年かかる。そのとき親方や先輩から盗んだ技術や見て聞いたことを、自分のものにできるかどうか」だそうである。
装蹄師になるだけなら案外簡単かもしれないが、独立するまでには苦労するかもしれない。しかし技術を身につけ独立開業すれば高収入が可能。競走馬の蹄は重要で、装蹄師によって屈腱炎になりやすくなったり、なりにくくなったりもする。評判が悪くなると「他の装蹄師に頼んでみるか」と仕事が減ることも。
装蹄師になるには
日本装蹄師会の装蹄教育センターで装蹄師認定講習を1年間受講し、修了後に2級装蹄師認定試験を受ける。卒業後は競馬関係施設や牧場などに就職する。平成9年の認定講習の倍率は3.4倍。平成10年度の倍率は4.3倍。認定講習でちゃんと勉強した者はほとんどが装蹄師認定試験で合格している。
日本装蹄師会装蹄教育センター
装蹄師認定講習
装蹄道具の修理から始まり、蹄鉄制作、削蹄技術、装蹄技術からなる実技、馬の運動学、解剖学、歩様検査といった馬についての学科、馬に慣れるための乗馬訓練など装蹄に必要な知識を、1年間で総合的に学んでいく。またトレセンや育成牧場などの研修も積極的に行い、関係者との交流もはかっている。講習修了後は認定装蹄師試験を受験。合格すると2級装蹄師資格が与えられる。卒業後は競馬関係施設、牧場などに就職。
募集名称 | 装蹄師認定講習 |
募集人員 | 16名 |
講習期間 | 平成11年4月−12年3月(1年間) |
場所 | 栃木県宇都宮市 |
費用 | 総額約150万円(?) |
受講資格 | 高等学校卒業以上の学歴を有する者またこれと同等以上の学力を有すると認められる者
18歳以上の者 |
応募方法 | 所定の願書に必要書類を添えて、センターに提出 |
願書受付期間 | 平成10年12月1日から12月18日まで(必着) |
選考方法 | 一般教養試験、作文および面接 |
問い合わせ先 | (社)日本装蹄師会装蹄教育センター
栃木県宇都宮市鶴田町1829−2 TEL028−648−0007 |
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