■週間日記「今週のW.A.T」■

 

OUT★EX社製クリアチューブレスKITの施工です

 

 

モタード界では定評あるOUT★EX社のチューブレスKIT。
今回は、最近ラインナップされたビジネス車用のKITを施工です。
ビジネス車にとって、チューブレス化のメリットは「パンクの心配が減る」こと。
空気が完全に抜けるまで時間があることや、ガソリンスタンドで修理できることなど。
パンクの確率そのものに変化はないのですが、パンク後の猶予が増えるのです。
スペアタイヤを持たない二輪車にとって、パンクの問題は深刻。
実用車だからこそ、リスクは回避したいのです。

 

 

 

左、右写真: まずは、取り外したリムの段差や錆を綺麗に取り除きます。
中古リムの場合は必ず錆があり、綺麗に除去しておく必要があります。

 

 

 

左、右写真: 「貼りもの」であるチューブレスKITは下地が命。
当社では、「足付け」のために全周研磨を行います。
研磨後は流水とアルカリで完全に脱脂。
下地の仕上がりが悪いと、施工不良につながります。

 

 

 

左写真: 乾燥後の下地。綺麗に研磨されています。
右写真: ついでですので、リムの振れを調整しておきます。
無転倒でも経年でスポークが緩み、振れている場合があります。

 

 

 

左写真: 今回施工するチューブレスKIT。
OUT★EX社から、ビジネス車用として販売されています。
右写真: 施工はヒーターで全面を暖めながら行います。
初期接着力とシートの追従性が向上し、作業性が向上します。

 

 

 

左写真: 素材が新開発のものに変更され、施工がずいぶんと簡単になりました。
右写真: 施工直後はこのような状態。
若干の気泡が目につきますが、組み立て後は空気圧で密着します。

 

 

 

左、右写真: チューブレスタイヤを組み付け、タイヤウォーマーで焼付けます。
この工程は必須ではないのですが、当社では初期馴染みを向上させるために実施しています。
素材に熱を入れ、空気圧で押し付けることで完全に密着させることができるのです。

 

 

 

左写真: 冷却後、水バケツで空気漏れを確認。
簡単ですが、一番確実な検査方法です。
右写真: フロントも同様に施工、車体に組み付けて完成です。

 

 

写真: タイヤウォーマーで焼付け後の状態。
「クリアチューブレスKIT」の名のとおり、透明に綺麗に施工できています。
チューブレスKITの施工は下地と脱脂、予熱が命。
これらを忘れず、正しく実施すれば失敗はまずありません。
タイヤウォーマーは補助的なもので、数日で同じように密着するのです。
この商品、施工に特別なものは必要なく、ご自宅でも施工可能。

でも、ご不安な方は正規施工代理店の当社までご相談ください。