◆和歌山県箕島/地の島

                         1992.04.05

岸和田MAXでマムシ6000円とボケ500円(二人分)購入し6時過ぎに松林渡船着。

二番船で出航 地の島・沖の島へと次々に下ろしてゆき、最後まで残ってた俺らと船頭の助手・パンチパーマ氏と巨大カレイのポイント探し。

昨日からの風雨で本命[カクノクビ]は波がきつく、一番船で渡っていたチヌ釣り師も入っていたので海水浴場へ向かった。

誰も竿出ししていないと思ったが、すでに数人、思い思いポイントに釣り人が入っている。潮位はちょうど満潮で、北の風が冷たい。

岸本さんがシモリ周辺でイソベラを2匹あげるがオイラの竿はピクリともしない。

捨て竿にボケをつけ、目視できる砂とシモリの境目に10mのちょい投げ。何投目かにアタリらしきものがあった。

すると9時30分頃、クーラーに掛けていたバッタ竿3.6mの捨て竿にアタリ!!

ガツンとあわせ、重量感を感じると強い引き。

カレイじゃない。姿が見えた。チヌだっ!強引にリールを巻く。

足元の磯でバタッバタッ。42cmのシルバーメタリックの乗っ込みチヌ。

座布団カレイじゃないがチヌでも無問題。

それでもメインはあくまでカレイ。アタリのないマムシで沖を狙うも音沙汰なし。

11時頃、赤腹のボケがまたアタリ!しかしエサをかじられただけ。チヌがまだ居るな…

再び、チヌ狙い。いま当った赤ボケを刺してシモリ向こうへ軽くキャスト。

ものの数分でアタリ!! 

今度のヤツは最初のチヌよりよく引く。サオでためてシモリをかわし、オモリが見えるともう少し。
やはりシルバーメタのチヌ。

ゆっくり楽しみながらゴボー抜き。と言うよりは重いので磯へずり上げる。

エサのボケも残り2匹。それも白いのんしかないけどマァええわと仕掛けもそのままで同じポイントへほり込む。

竿をクーラーのホルダーに立てていたら、クーラーがバタンと倒れ、ロッドホルダーから竿がぶっ飛んだ。

すかさず竿をキャッチしてチヌを確認!今度も大きい。竿が鞭のように曲がりリールも巻きにくいがコレも頂戴しましょう。チヌの姿を見たらやはりデカイ!

潮がだいぶ引いたので右側の砂地へ引きずり上げる。またまた40オーバー。もう十分。そのチヌも絞め磯はチヌの血だらけ。

ちょうどボケも無くなったしこれにて終了。

松林渡船にもどると「投げで?」「海水浴場で?」「エサは?」と大騒ぎ。

磯釣り師の皆さんはのっこみのチヌを狙っていたのに、何でカレイ狙いの投げのオイラにのっこみのチヌが…釣りってわからんモンだ。

魚拓取らせてくれと3匹を検寸してスポーツ紙にファックスを送っていた。

翌日の報知新聞とサンスポに【チヌ42cm〜48cm 釣り人 オイラ】と掲載されていた。