◆和歌山県熊野/箱島
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97年11月を迎えたら40になっていた。 今年はずっと役っぽい年回りだったが11月を迎えたその日から日本代表は敵地ソウルで韓国を破るわ、コンピューターの方も出来上がってくるわ、これやったら釣りもエエかもと、岸本さんをカルディナに乗っけてイザ熊野へ。 エサは今日Tポートで仕入れた新鮮なマムシにコウジ。 天気も最高やし、国道もブンブン飛ばして七里御浜に着いたのは日付が変わり3日になっていた。 岸本さんを車に寝やしといて、まず獅子岩に竿を2本持ってキャスト。 すぐさまコンコンと1本目の竿にアタリ!引きはキスっぽい。波打ち際に上がってきたのはやっぱりキス。 40歳最初のトトがキスとは幸先がいい。海は凪だが後ろからの風がけっこうある。 そんな風に乗っけて20号重り&カレイ13号の仕掛けをフルキャスト。 底もしっかり取れてかけあがりっぽい所に仕掛けを止める。すぐさま2投目の竿にもアタリが、いい引きだか今度はアナゴっぽい。 途中でスッポと海面を割りアナゴが登場した。 その後キスのようなアタリはあるが空バリが続き上がってくるのはアナゴのみ。 90分ほどで車に引き返し「まるせい」の駐車場で休むことにする。 しかし気分が高まっているのか岸本さんのいびきがうるさいのかなかなか眠れない。 拓郎のCDを聞きながら眠りについたようなつかなかったようなウトト状態でいたとき車のマドをトントン叩くまるせいのオヤジ 「今日はどこにあがる?」 「ムニャムニャ・・・箱島で投げ」 「マブリカ・箱島は2番船やから6時前になるのぉ」と半分寝ながら聞いている。 CDはまだ拓郎がかかっているから1時間寝たかどうだか。 でも時間は4時半である。食堂でいつもの朝メシを食べ、ゆっくり着替えをして2番船に乗り込む。 ヤゲン・ゲンゴローと懐かしい響のする船内での釣り人の会話。 つぎつぎに釣り人をポイント降ろしていって、最後に箱島に着く。 予想通り箱島は2人の独占状態。 潮は引きに入っていてポイントも広い。でもやっぱり風がきつい。 竿を3本出して三脚に立てるが、小一時間アタリ無し。 1本手持ちで風に乗せてキャストして風裏になる所でゆっくりさびいてくる。 この作戦があたったのか、かけあがりに来るとアタリが出だした。 イソベラ・ガシラ・オハグロ・トラギスと、ろくなモノはあがらないが、何投目かに当たったようなアタリがなったような小さな引きに白っぽい魚が付いてくる。 磯の上に取り込んだのは巨ベラ。 キューセンの30cm! まるでイガミのようである。 大台ヶ原で出会ったキツネに感謝。キスより貴重な30cmであるが、やっぱりキスの方がいいナ。 そして今度は竿をひっぱてゆく元気なアタリがでた。海面を割ったのはフエフキダイ。 一瞬メイチかと思ったが・・・ その後アタリも遠のき岸本さんの釣りを見ていたら竿を曲げている。イイ引きであがってきたのは今日は登場せえへんなと思っていたハゲ。 それを見てからなんとなくAポイントにキャストして三脚に竿を掛けたら即アタリ! いい引きであがってきたのはハゲ。 ハゲはかたまって居ると続けて同じポイントへキャスト、手持ちでさびいてくるとアタリ!27cmのハゲが海面をキュンキュン走る。 その後も連でハゲ。 岸本さんにもポイントに入ってもらい2人で手際よくハゲポイントを攻め13匹のハゲをキープ。 同じポイントでハゲばかりも飽きがきて、風の収まったところで再びフルキャストを試みてみるが、やっぱり遠投ではアタリが来ない。 近投のコウジ3点仕掛けにはアタリが出るがエサのコウジをかじられるだけ、この大きなコウジをバックッと飲み込むイシモノを期待するがあきまへん。 それからは天気のよさと、海の青・山の緑の美しさをたっぷりと満喫しながら弁当をほうばり、2時の船まで(ほんまは1時に向かえが来ると思っていた)のんびり竿をさびいて、初モノの小さなイラをキャッチ&リリース。 11月のこの時季、熊野の箱島はやっぱり良いところであった。 食卓を飾ったハゲの刺し身にキモ醤油でペロリ。 一口目こんな美味なものは無い!ちゅう感じ。 40を迎え、良いことがこれからも続きます様にと思っていたが、今、コンピューターと釣りで右肩がバンバンに凝って大変ですわ。 |
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