◆三重県熊野/七里御浜
                     2007.09.12
                           

降水確率が70%→50%→30%→10% どんどん下がってくる!

前回同様、前日にフィッシングMAX武庫川でユムシ15匹を確保。

14時10分自宅発、16時半頃に「日の本」着。オヤジから「先週の台風で底がかき回され一気にコロが釣れだしたでぇ。昨日も一昨日も上がってるわ。ポイントは緑橋までやな。志原川のオークワ辺りがエエんちゃうか。」相変わらず調子のエエおやじやで。

話し半分8割引きで向かった場所は市木カルバートの手前。
波の高さが他と違うポイントに三脚を立て、第一投したのはちょうど満潮の18時。

天気は上々なれど、前回より波が高い。砂利に噛まれて高切れもする。ユムシオンリーでキャストする事一時間。アタリもなくフグが上がってきた。やっぱり水潮かなぁ・・・。

日がとっぷり暮れてた19時半。エサ換えにリールを巻くと何やら重い。オモリの先に輝くメタリック。30cm程のイシモチの登場である。ユムシを飲み込みグウグウ鳴いている。

続けて別のユムシ竿に小さなアタリ。同サイズのイシモチがお出ましだ。今日はイシモチに用は無い。

ポイント移動だ。次に向かったのは「日の本」のオヤジが云っていた志原川。オヤジのエエかげんな情報がその後の幸運を呼ぶとは・・・

先々週は川の北側で綺麗なキジハタと投げでは珍しいグレ(共に28cm)を釣っている。今回はカルバートの左に釣座を決める。ここの波打際の足元は海面が一気に落ちている。

釣れそうな雰囲気ってあるものだ。サオを2本に減らして集中。

23時前、2つのケミホタルを綺麗に並べていたが、右側のサオが10cmほどズレている・・・

ん?・・・・・・波か?サオを手に持って聞いてみると、漆黒の海底から魚のシグナルが伝わって来た。

それはそれ程大きくなく、左へグ〜ッと進んでいる。大あわせを入れることもなく、魚の動きを聞いていると突然ドスンと重みがかかって来た。これはひょっとすると・・・

ラインは少々不安な5号。高切れが多いのでマメにキズはチェックしているけど大丈夫か・・・。イヤイヤ弱気は厳禁!不安は禁物である。サメかエイやと思って気楽に行くか!

引かれるとサオでため、緩むと強引にリールを巻く。それを2〜3度繰り返す。

もうだいぶ近くまで来ている。ライトで白波を確認。 波が打ち寄せる時に必死でリールを巻く。

波に乗せて引き揚げたつもりだったが、暗くて魚が見えない。ラインは…あれ?海に続いてる。

ってコトはヤツはまだ海の中。再び超高速でリールを巻く。波が引いた。もうリールが巻けない!ってコトは、今度は引き上げたはずや!

波打ち際をライトで照らす。どこや!どこにおんねん?おっ?おった!波打ち際を駆け下りる。
白い魚体を横たえたソレは…顔にはオレンジの斑点。狙いのコロダイやっ!それも軽く50オーバー。


ここで逃がしたら一生悔やむ。波にさらわれないようコロを抱きかかえるが大き過ぎる!重過ぎる!何とか安全な位置までコロを移動させ「やったぞ〜」っと雄叫びイッパツ!

ふと気づくと右手から血が。背びれが刺さったんでしょう。でも、そんなの関係ない!問題はクーラーに入らん大きさである。

      
自宅に帰ってスケールで測る。な・なんと!       
65cm・4kgの怪物!