◆三重県熊野二木島

                     平成24年3月27日

当日はワクワク感からか3時間半の睡眠で12時42分に出撃!いつもより早い出発だったからか渋滞もあって15時33分日の本に到着。

甫母の地磯に着いたら沖向きのポイントに先客が居てる・・・ で、波止側に釣り座を構えた。

16時48分1号サオで第1投。16時55分3号サオで第2投。潮で右に大きく流されてゆく。さぁ夕間詰めやで。さぁ来い!

潮が満ちてきていい感じはするのだが、全く雰囲気がない。

19時過ぎ場所移動を決断。サオを手にしてアジを回収しようとすると… 引いている! 来た!!

ゆっくりゆっくり赤ちゃんの手を引くように手前に寄せる。
そしてヤエンを投下。ラインを張ったり緩めたり。ググググッ〜。OK乗ってる。

ヘッドライトに照らされて姿が見えた。

ん?グネグネしてる。 え〜〜っ、ごっついアナゴやんけ!




次の二木島漁港に着いたのは満潮前の20時頃。

幸い貸切状態。前回と同じ右側に三脚を構える。

1号竿でヤエン。3号にウキ仕掛けをセットして来る時を待つ。が、なんの雰囲気も無い。

前回と逆で潮が左へ流される。ヤエン仕掛けを手にしたらウキが動いた。絡んでいる・・・

もつれたウキ仕掛けをチマチマ解いていたら1号のサオ先が大きく動きドラグが鳴った。

来た!その時が来た。

サオを手にするとアジだけの感触じゃない重みが感じ取られる。で、たまにグググッとサオを持ってゆく。間違いない前回と同じ感触や!

ゆっくりとゆっくりと身体を左に回しながら竿を左に倒してゆく。

「ドクドク・ドクドク」俺の心臓が喜んでいる。

ヤツが引っぱたら糸を送り、おとなしくなったら気付かれないように身体を回して糸を巻く。

目印にしていた赤色20mに来た。

穂先を海に出して竿を地面に置く。

ヤエンを装着。投下。

ヤエンがヤツに近づいたかなと感じサオを立て、ゆる〜く合わす。

ググッーーー 乗った!

これがヤエンに掛かった瞬間だろう。

あとは引きを楽しみながら寄せてくる。

海面に白い姿。

海面が靄った。ヤツが墨を吐いた!

その墨の海面を大きな白い足が広がってこっちに向かってくる。大きい!!

慎重に。慎重に。グッっと引いたら竿を送り、抵抗がなくなったらこっちに寄せる。

よしよしええ子やええ子や。タモ入れはこうして先に海中に入れて・・・エンペラの方から・・・ほら簡単に入った。

重もっ!


冷静な文面だが「やった〜〜!!」と一人護岸の上で狂喜乱舞。久々の快感と興奮!ついにゲットしたでキロオーバー!こんな大きんや〜。



21時50分 次に当ったのは左の3号竿。

サオを手にするとさっきより重い!5分は待ちたいが、この重みを感じてしまうと我慢できない。

これまた身体を回転させながらヤツを近寄せる。

こっちのリールはナイロンの糸付き800円のバッタリール。ラインは巻き癖が付いていてクルクルしているし目印も入れていない。

ちょっと遠目だがヤエンを早めに入れて沖掛けでアオリの遭遇を期待。

ヤエンLを装着し、滑りを確認して投下!

サオをゆっくり大きくあおると強烈な引き。

ん?もうヤエンに掛かったん?

腹に竿尻をあててリールを巻く。

けっこう手前まで来ていたんだ。大きな白いアオリが姿を見せた!

さっきのより大きい!

タモを用意して海へ。ただ網が上にひろがっている。アオリの近くでタモ入れに失敗。あれ?逃がした?大丈夫まだ居る!再びアオリのうしろにタモを構え竿先を下げアオリをタモに導く。

入った?入った!!重い!!そのアオリがこれだ!


これまた間違いなくキロアップ!スカリの中に大きなアオリが2杯。快感〜

それからすぐ1台の車が入ってきた。若い兄ちゃんが二人、エギングのようだ。右半分オイラが使っているので左端で準備を始めた。

22時20分 またもロープ止めの上の3号が動いたような・・・ 手にするとアジだけのような、アオリもいてるような・・・ゆっくりと近づけてくる。

「グググッ」来た!アオリだ。ヤエンを用意してクルクルナイロンラインに装着投入。

近づいて来たら軽くなった。

そのまま巻いてくるとギラリと光る餌のアジだけ。

残念・・・ちょっと待て!そのうしろに白くぼやけているのはアオリ?

リールを巻く手を止めるとアオリが近づいてアジをまた抱いた!

リールをフリーにしてヤエンを用意。待つ事なく即ヤエンL投入!

ググググググッ

乗った!今度はちょっと小さい

隣の若者が「タモ入れしましょうか?」

せっかくなので「たのんます」とタモを渡し取り込んでもらったのは小ぶりな700gのメス。

この30分に1回の釣果。我ながら凄いやん。

残りアジは2匹。釣りも気になるが寒いし釣り上げたスカリの3杯のアオリも気になる。もう十分。帰ろう。

PEラインカッターで胴の部分を切ってアオリを〆る。

帰り仕度していると若者達がまた来た。「遠くから来たかいがあるってもんですね。」と云ってくれる。

「写真撮ってもらえるなか?」「いいですよ」と気持ちよく撮ってもらったのがこれ。
 
























23時50分二木島漁港を後にする。