◆大阪府八尾生駒山中

                        平成25年6月10日

朝4時半に目覚め車のエンジンをかけた。

タナゴ釣りの延長戦だ。

どこ行くアテはない。さて・・・生駒の池を適当に回ってみよう。

自宅より車で2〜30分。

十三峠を越えた大阪側の駐車場に着いた。スマホmapを立上げ最寄りの池を探す。

生駒山側に以前行っていない池がある。

よし。ここだ。レガシィのハッチを開く。オ〜マイゴッド!!
先週使っていた竿が無い。

置いてきてもた!! しかし予備の竿210cmがまだある。でもウキが無い・・・

どうする?取りに戻る?それもと釣りやめる? 

う〜ん・・・ それこそ萱をウキにして釣りを楽しんでいたという前項を偲び、そこいらにある枝をウキ代わりにするか。

てなことで信貴ドライブウェイをトボトボ歩いてmapに示されている池に向かった。

徒歩7〜8分ってところか。

池の中からウシガエルの「モーッモーッ」という鳴声が聞こえ、森からはカッコーをはじめとする野鳥たちの鳴声。彼らの競い合う歌声だけが山に響く。

今朝、ヤゴから羽化したばかりのトンボが目の前にいる。
  

目を池に向けるとアメンボが集まって朝礼をしている。

その中に赤虫を刺した仕掛けを落とし込んだ。
ウキは足元にあった小枝。にぎりバサミで鋭角的にカットしてウキ止めゴムに挿し込んだ。

ちょっと長くて水面に横たわったままだが、その小枝がツッと動いた!

竿を上げてみるが素針。赤虫もそのまま付いているので、同じポイントに仕掛けを投じた。

今度は小枝がツ〜ゥと流れた。手首を返すとハッキリと魚信が!

あがって来たのは小さいけれどまぎれもなくタナゴである。

何年も捜し求めていたタナゴである。
     

その後ウキの小枝を少し折り、爪楊枝ぐらいの長さにして落とし込むとちょうど水面に頭を出す位置で小枝が立った。

こりゃ感度が良い。ただし良過ぎる。何十回とアタリが出て取り込めたのが3匹のみ。

でも、やっとタナゴの居る池を見つけた喜びは格別だ。

3匹のタナゴたちは今日から家の水槽でメダカたちと暮らし始めました。