◆大阪府八尾生駒山中

                      平成26615

梅雨に入った6月1日、大阪側から信貴山に登り、去年タナゴを釣った池に向かった。

結果はボーズ。敗因はチューブの練り餌。アタリは有るのだが合わせられない。

1時間半やって諦め、釣具を片付け道路に出るとパンをくわえたおっさんが立っていた。

「タナゴですか?」
向こうから「タナゴ」と言う単語が出てきた。

「ええそうです」と答えると

「私もタナゴはココ一本なんです」と語り出した。

やっぱりこの池はタナゴ池なんだ。
よしっ!改めて赤虫持って釣りに来よう。

しかし、その赤虫が手に入らない。赤虫を売っていた近所の釣具店が潰れ、大阪の釣具屋を回るも奈良市内の大型釣具店に立ち寄るも赤虫を置いていない。

昨日やっとフィッシングエイトで赤虫をゲット。なんと売っていたのは餌コーナーではなく3階の売場。1パック200円也。ついでに来週の中禅寺湖用のランディングネットも購入。

ワールドカップ真っ盛りの今日、信貴山に向かった。
峠の駐車場に止まっている車が結構あったので、ひょっとしたら釣り人かも…と心配したが、めざす池に釣り人はなし。

釣り座は先週パンを食ってたオヤジがいつも釣ると言っていたポイント。足場が良い。

市販のタナゴ仕掛けを2.7mの竿にセットし、赤虫を刺して投入。一投目から浮きが入った。

やっぱり赤虫である。1円玉サイズのタナゴを手にする。

赤虫1匹でタナゴが3匹。そんな感じで釣れ続く。

ウシガエルやウグイスの鳴き声を聞きながら、のんびりと浮きを見ている。

こんな長閑な釣りってホント久々だ。と言うより初めてかもしれない。

ゆったりとした時間が新緑の中で流れてゆく。

釣り座の左に木の杭が水中に見える。やっぱりその周辺でアタリが頻発する。

ウキを空中に浮かせ5段の糸ウキで浅く探る。

タナゴが銀色の身体を反らしギラリと光る。結構浅いタナに居る。

またほんの足元に仕掛けを持ってくると、多くのタナゴが我先にと赤虫に集まってくる。

練り餌でも挑戦してみるがやっぱりウキがピョコピョコ動くだけで合わせられない。

1時間ほどの実釣で20匹ぐらい。2匹だけキープして、あとはリリース。

今、昨年ゲットした2匹と水槽で仲良くタナゴが泳いでおります。