◆奈良県大和郡山用水路
平成26年6月28日
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あおによし奈良の都の魚と言えば…そう金魚。
いつものようにネトウヨしていて【奈良 タナゴ釣り】とググっていると金魚の街・大和郡山でキンギョを釣っている、さらにポイを持って金魚すくいに挑戦しているブログに遭遇。
その大和郡山の金魚養殖池が集中するエリアを先日下見に行った。
池に入って養殖作業をされている老夫婦がいる。

その角の用水路を眺めると小魚が群れをなしてスピーディーに泳いでいる。
「この泳いでいる魚はタナゴですかね?」と尋ねると
「そうタナゴやで」と言いながら白くなって浮かんでいる小さな和金の死骸をすくい用水路に放った。
その中に元気で真っ赤な金魚も混じる。
なるほど。こうして放流されたキンギョが外に出て、側溝で泳いでいるだ。もちろん雨で増水した池からも溢れてくる金魚。
金魚が泳ぐ小川があるのは日本中探してもこの大和郡山だけだよな。
金魚選別をしていたお爺ちゃんの網に何やら大きな魚が入った。タウナギだ!
「水を汲む水車でたまに池に入ってくるんや」と言いながら外に出した。

ウナギと言うよりアナゴっぽい弾力のある身体を掴んでオイラが用水路に放ってやったら泥幕を立てて泥の底に潜っていった。
しばらくして大阪ナンバーの派手な車でヤンキーカップルがやって来て用水路を覗き込み、虫網を突っ込んだ。
「これフナですか?」と聞いてくるので「タナゴやで」と教えてあげる。
彼の目はカワイイ少年の目になっていた。
彼女の声援もあって10分ぐらいの間に数匹をバケツにキープした。
確認するとまさにタナゴだ。
「大切に飼ってあげてや」
と言うとヤンキーらしからぬ態度で礼をしながら「ハイ」っと元気よく二人の返事が返ってきた。
そんな下見のあとタナゴ釣り仕掛けと赤虫を持って大和郡山に向かった。
カップルがタナゴをすくっていた用水路角を覗いてびっくり!
雨後で川の流れが激流やないの?タナゴの姿なんか見えない。
ではキンギョを狙おう。用水路と田んぼの脇を歩いて東に向かった。
水の流れは速いが用水路の壁杭、流れが淀んでいる場所に数匹の金魚が泳いでいる。
タナを浅くして、そっと落とし込む。
2投目。ウキが斜めにしっかり沈んだ。
出たっ!
キンギョだっ!ただのキンギョだけどなぜか嬉しい!
写真を撮ろうとしたが前から人が歩いて来て「金魚釣りですか?趣きがありますね」とか言ってくれるからキンギョ釣って写真撮るなんて恥ずかしくってちょっと出来ません。
続けて流心に泳ぐキンギョを狙って仕掛けを流すと2匹目ゲット!
写真を撮りまくるが元気が良過ぎて空中を跳ね回る。
水槽で飼うのにもってこいのサイズで元気のいい和金だ。

周辺の雑草が邪魔。道糸を短くし攻め続けるとウキがしっかり入った。
手ごたえがあった。
竿を返す。水面を割ったのは銀色に輝くサカナ。おっと!バレた。
たぶんタナゴだ。もうキンギョは要らん。
赤虫を付けた仕掛けを止水域に投げ込む。「ツン・ツン」とウキが叩かれ「ツー」っと入った。
ありゃ~釣れた。いとも簡単に婚姻色の鮮やかなバラタナゴが釣れた。

素早くカメラに収め、やさしく針を外しバケツに入れる。
さらに狙うがそう簡単に釣れない。微妙なアタリは有るのだが針に乗らない。
ポイント移動だ。
手前に流れが緩やかなエリアがある。流水上に仕掛けを入れ流してゆく。
「ツーン」とウキが入った!
やった~!2匹目も婚姻色鮮やかなタイバラくん。
ここのポイントは良いぞと続けていたら雑草に仕掛けが引っかかった。グイッと引っ張る。
「あれ?」針は?ウキは?仕掛けは?農道をくまなく探すが見当たらない。
あんな派手な蛍光色のウキに糸ウキの付いた仕掛けが見当たらない。これにて終了。
キンギョ2匹とタイバラ2匹。これで十分だ。ついでに網でメダカを数匹すくい満願終了。 |
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