◆奈良県大和郡山用水路

 平成27年6月29日

窓際の水槽。中には、金魚とタナゴそしてドジョウが2匹 地味に泳いでいる。暖かくなったらタナゴを釣りに行き、仲間を増やしてやろうと思っていた。今朝は梅雨の晴れ間。

道中、林の中からは蝉の声が聞こえ、道路脇の草むらからもキリギリスの鳴き声がする。

季節はすっかり初夏である。

去年見つけた用水路の溜まりで竿を出す。

竿は手作りで納屋に眠っていたのべ竿の先端部90cmを抜き、発泡コイルに刺し込んだ。最後にバスロッドの竿尻部を突っ込んで完成。うん。持ちやすい!

現地で仕掛けをセットするのだがこれが面倒この上ない。糸は細く、ウキもサルカンも何もかも極小。いつも何らかのトラブルが発生し、何かを無くす。

なんとかセッティングが出来て一投目。

ウキがツンと水中に引き込まれた。のっけからタイバラだ。予め水を汲んでおいたバケツに放流。

アカムシを刺し代えて第二投。またもツンとウキが入り、手もとに小さな漁信が伝わってきた。抜きあげに失敗するも調子が良い。

今日はどれだけ釣れるんや?と釣り人はいつも思う。そして思えばいつも釣れなくなる。

日射しが強く汗がシャツにまとわりつく。でも気持ちが良い。

何しろこんな時間に釣りをする事が今まで無かったのだから。

日中に汗をかく。人間らしい一日だ。

1時間経過してやっと2匹目のバラタナゴをゲットするが後が全く続かない。

金魚池の横に場所を移動。ここは流れが強すぎてエサより先にウキが流される。

そこでウキを外し、大きめのオモリを付け、水底を支点底からアカムシを漂わせる作戦に切り換えた。

するとこんなモロコや、


こんな小フナが釣れてくる。


見たところタナゴもちゃんと泳いでいるのだがタナゴは釣れない。

再び溜まりに向かい仕掛けを投入するが全くアタリがない。

そもそも底が見える水質になっていて魚影が見えない。

駐車場に戻りながらアミでメダカを10数匹すくい持ち帰る事とした。

水槽にタナゴとメダカを放つと、うちの金魚がメダカを追い回しパクリ。金魚ってフィッシュイーターなんだ!