◆和歌山県煙樹ケ浜〜紀ノ川

 平成27年12月14日

前回に続きツバメコノシロを求め、さ迷った。

当初は紀の川河口に的を絞っていたのだが、先週ツバメコノシロの爆釣が煙樹ケ浜の砂浜側であったと中島氏から最新情報が入った。

てな事で前回に続き煙樹ケ浜へ向かった。

今回は延長されている京奈和道で橿原から和歌山に向かう。

確かに7割は高速移動できるようになっている。

ただ24号線沿い五条や橋本の昔の得意先が見られないのが寂しい。

こうして高速道路が出来ると、幹線道と共存していた古くからの街が空洞化してゆく。


さて、時間もある。
前回たどり着けなかった日高港の護岸を再確認しに行った。

まずはテトラ側で数投。
雰囲気はあるが底に障害物があり投げのポイントではなさそう。

次は地元のおいやん達がたむろしている岸壁だが、全く釣れそうな雰囲気がない。

こんな港内でコロダイやらコショウダイ・ツバメコノシロが本当に釣れるのか?

さっさと移動しよう。

本命ポイントの煙樹ケ浜南詰に向かう。

黒い細かな砂地が海底まで続いていて、隆起やエグレがない。そして情報で釣れたという白波の立つポイントも見当たらない。

少しは荒れている方がよいのだが、油をそそいだようなおとなしい海の相。

すぐにピンギスぐらい釣れるだろうと思っていたが何ら生命反応がない。

まいった…悪いパターンの煙樹ケ浜だ。

小一時間ほどして諦め、地元集会所の空き地で車を止めシートを倒した。

目覚めたのは16時半、この時期、日が沈むのも早い。急ぎ後半戦に突入。

4本のサオにそれぞれイソメを刺してキャスト。早くも日が沈んでゆく。さぁ時合いだと気合を入れるがサオはピクリともしない。

あかん。やっぱり悪いパターンの煙樹…

19時前に見切りをつけて当初の目的地である紀の川右岸に向かう。

むかし海釣り公園のゲートがあったというポイントからさらに少し下ったところに「ここで釣って下さい」と言うポイント発見。

歩道の縁石に上って車の止め、フェンスを越えて4本のサオを投げ分けた。

キスやキビレ、セイゴぐらいは簡単に釣れるだろうと思っていたが、やっぱりここも沈黙の漁場。

煙樹ケ浜と同じくトロ〜っとした海面で風も無く釣れる雰囲気がない。

ホント今日はあきまへん。

そんな事を予想してか今回なぜかパソコンを持って来ていて車内で穂先ライトを見ながらゴソゴソ。

合間をみてリールを巻く、するとアタリもないのに20pのハゼどんがぶら下がってきた。

同じポイントに再投入してまたパソコンいじり。数分後リールを巻くと再びハゼどんが釣れた。

あぁ こんなんじゃない。