◆三重県南伊勢神前浦

 平成28年4月11日

三角白波が立ち、風走る!

椅子飛ばされ、三脚倒る!

身体はもちろん。逃げ込んだ車をも揺れ動かす爆風。

そして、背後の山の木々が風に煽られ、あたかも山が動いているように見える。

恐い。どれだけの爆風なんだ?

宇和島で釣れなかったアマヨリ狙いのリベンジでやって来たのはここ神前浦。

アマダイの実績はないが、イトヨリは上がっている。

サイズは30㎝前後だがボートで、投げ釣りでイトヨリが夏に向かって結構釣れている。…らしい

ターゲットが決まっているのでポイント移動はかなわない。だから爆風の中、ここで釣るしかない。

不規則な大きさのゴロタ浜、トレッキングシューズが本領発揮。こりゃ歩きやすい。ここではコイツが必須アイテム!

風が少しでも弱いゴロタ石の少ない場所に釣座を構え対岸に向かってフルキャスト。

2投目でチャリコが来た。トラギスも上がってくる。ただアタリは取っていない。

風のアタリと魚のアタリは違うのだが今日はさっぱりわかんない。だからキャストして10分ほどしたら機械的にリールを巻く。そんな感じの釣りになってしまう。

水深があって手前は駆け上がりなっているが底は砂地のようで根掛かりは全くない。
30号フルキャストでなんら問題なく仕掛けもオモリロスもゼロ。

ロケーション抜群で釣れそうな雰囲気はプンプン。
これで風がなかったら最高なのに…


北西の寒風に体力を奪われてゆく。
最近暖かかったので寒さが堪える。
そして睡眠不足で眠い。

揺れる車にもどりシートを倒した。
2時間は眠っただろうか目覚めると外は真っ暗。
そして更なる強風。もう無理。

ここから紀東放浪のドライブが始まる。

引本はごっつい強風で(×) 
古江にはアマイト実績がないので(×) 
石切場を覗くとイカ釣り人がいて(×)
甫母、二木島、新鹿へまわるがどこもエギンガーさんが居て(×)

疲れた…。

高速高架下で30分の睡眠。少しリフレッシュしたので再び引本に戻った。

あれほど猛威を振るっていた風はおさまり油を注いだ海になっている。

午前2時リスタート。

2投目の竿が揺れた。糸をおくると持って行った。

細マムシを刺した12号に久々の赤い眼をした夜ギスが登場。

その後なんどか弱いアタリがあるが乗らない。

小一時間したらまた眠くなって来た。
次に目覚めたのは夜明け前。

ここにきて毛虫とヒトデが頻繁に上がってくる。


微妙なアタリをとってこれはイトヨリ?と信じてリールを巻くと途中で海面を割ってフグが出る。


午前7時にも微妙な魚信を捉えイトヨリ?と信じてリールを巻くと今度はガシラ。


小物釣りに終始し、これにて撤収。

この引本でもイトヨリが釣れるのだがWebで掲載されていたポイントは漁港の別角(引本トンネル出た所)だと判明。次回はそっちで勝負だ!

もちろん神前浦が先決だけどね。