◆京都府伊根町平田

 平成28年7月27日

午後1時 予定通り中々コンビが自宅に来て一路丹後へ。
京滋バイパス、京都縦断道を通り宮津天橋立ICで降りた。

降りてすぐのフィッシングナカジマでイソメ1000円と餌アジを釣るためのアミエビを購入。

舟屋が並ぶ狭い道路に入り、突き当たった所が亀岩。

伊根の一級ポイントである亀岩の赤灯に釣り人が居ない。
竿を出してみたいがここに訪れた目的は別にある。

冬のアマダイ狙いで青島へ渡るため、ボート出廷場所の下見でここまで来たのだ。

で、釣行はその つ・い・で

ちなみにその下見結果は、海流がきついと中尾キャプテンが言うので冬の青島渡航は棚上げ。

安全第一 無理することはない。

もう数ヶ月したら渡船が復活してるかもしれないし、そもそも伊根に再訪出来るかの確証もない。



てなことで夏の伊根アコウ釣りのはじまりはじまり。

竿出しポイントは平田埋立地。
平日だったからか駐車場は閉まっていてゲート手前に車を止め右側の波止に入っていった。

護岸コーナーを覗くと見たことのない小指ほどの小さな魚を発見!
4号サビキ仕掛けにイソメを小さく刺して壁際に沿って沈める。

スズメダイにベラが群がってくるが小さな目的魚は知らん顔。釣れてくるのはチャリコにイソベラ。
そしていつの間にか珍魚は居なくなっていた。

そんな事してるよりアコウの餌アジを釣らなければ。

サビキかごにアミエビを詰め足元へ落としてゆく。

着底して少し持ち上げるとアジなんかじゃないヘビーな魚信と重み!

海面を割ったのはなんと目的魚のアコウ。
サイズは20cm超。
のっけから釣れてしまった。
それもサビキで…


ただアジは陽がまだ高いからか波止周辺には回っておらず全くダメ。

時間の経過とともに中尾氏の飛ばしサビキでは豆アジが少しづつではあるが釣れだした。

餌のアジ釣りを中尾氏に任せオイラはイソメで護岸を探ってアコウ釣り。
しかし釣れるのはベラ・チャリコ。

停泊船の側で上がったのは写真未撮影のアナハゼ。プチ嬉しいひさびさの雑魚です。


そんな他愛ない探り釣りをしている傍らで自慢の塩イワシを投げていた中島さんが竿を曲げた。

ご本人はエイかサメかもと言っているが上がってきたのは30cm超のアオハタ。

伊根ではけっこう釣れるらしい。


日中35度もあった気温も陽が傾くと落ち着き、風がそよぐと心地良い。さて私も[A]に異動して本格的に釣り開始。

ここで足元にサビキを落とすとブルッと餌にする豆アジ登場。

さっそく4号ハリス40cmに環付チヌ針4号を付けた三点仕掛けに、この豆アジを背がけにしてアンダーキャストで10m先にやさしくポチャン。

そしてイソメ餌の投げ釣りは浮き桟橋側にフルキャスト。

20号遊動天秤はカウント12で海底に到着。
底は砂地で根はなく小さな起伏が存在する。

そんな情報をかき集めながら底を探っていた一投目にブルブルッ!

キープサイズの日本海キスが現れた。

さらに三脚に立て掛けると段をつけた大きなアタリ!

リールを巻くと軽くなったり重くなったり。

上がってきたのは50cm程のエソ。
コイツも写真が無かったのでパチリ。


アジ餌竿も気になり煽ってみたらこちらは根掛かり。
竿を寝かし引っこ抜くと外れた。
そして魚信

なんと、これまた一投目から目的魚のアコウ!

ただサビキで釣った最初のアコウと活アジで釣った2匹目のアコウが同サイズってどうよ?


陽が完全に沈み闇が釣り場を囲うとアタリがなくなった。

単発に上がってくるのは手のひらチャリコ。
あとはヒトデとケムシ。
1匹キープサイズのチャリコと投げ釣りでは珍しい良型アジをクーラーイン。

中々コンビも良型アジにメバル、それなりの釣果なるが目的のアコウが釣れない。

こうなると異動だ。



むかし宮津海洋高校裏でキスの外道としてアコウを4、5匹釣り上げた実績ポイントへ向う。

 
 
      
 2009年9月釣行時記録より
     

23時閉店間際のマクドで小腹を満たしポイントに到着。

中々コンビは車を止めた正面に釣り座を定め、私は100mほど奥の桟橋に釣り座を構えた。

風があるので25号遊動天秤で仕掛けを桟橋と桟橋の間30mに軽くキャスト。

2本目の竿は正面にフル遠投。

三点仕掛けに活アジをとバケツを覗くと全員お陀仏。
マクドでバーガー食ってるうちに死んじまったようだ。

仕方なく1本だけ死にアジを付けぶっこみ、ついでに2本のイソメ竿を手前に手繰り寄せ三脚に立て掛けた。

すると最初に投げた左の竿がスコンとお辞儀!

来た来た。リールを巻くと簡単に寄ってくる。

アコウのようではない。

真っ暗な海面、ヘッドライトに映る白い大きな魚体はキスやがな!

それもデカイがな!

不安定な桟橋の板場を駆けぬけ道路に駆け戻る。

30アップかと思える大きさにビックリ‼

中島氏のスケールで測ると28cm。
さすが30はなかったが久々のビッグワンで満足満足。

再び穂先ライトを集中して見ていたら今度は正面に投げていたもう一本の竿がスコンと入った。

これまた堂々の26cmキス。
そして続けて25cm。

小一時間の間に萎れたアオイソメで20~28cmのキスが6匹!

前回キス狙いでアコウが5・6匹釣れた実績ポイントでアコウを狙うと今度は大型キス連発…まぁ釣りってそういうモノですね。


ちなみに中々コンビに釣果は無かった模様。

午前2時に納竿。
帰路は私が運転。午前4時台にあっという間に帰宅。

アコウの煮付けはともかくキスの天ぷらやアジの塩焼きってこんなに美味かったけ?

いつも感じることだけど日本海の魚は太平洋側の魚より断然美味しいね。